JPH0424177Y2 - - Google Patents

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JPH0424177Y2
JPH0424177Y2 JP1988119096U JP11909688U JPH0424177Y2 JP H0424177 Y2 JPH0424177 Y2 JP H0424177Y2 JP 1988119096 U JP1988119096 U JP 1988119096U JP 11909688 U JP11909688 U JP 11909688U JP H0424177 Y2 JPH0424177 Y2 JP H0424177Y2
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nut
segment
bolt
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nut body
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  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はナツトに関する。
〔従来技術〕
本出願人は、先に、ナツト本体(ケーシング)
内に、ボルト挿入口と、該ボルト挿入口から先端
側に向つて拡開するテーパ孔を形成するととも
に、該テーパ孔の内面に案内爪を周方向に複数個
設け、該案内爪の相互の間隙に、内面側に雄ねじ
7を刻設したナツトセグメントを軸方向に摺動可
能に介在し、更にナツトセグメントをテーパ孔の
小径側(ボルト挿入口側)へ付勢するスプリング
と、ナツト本体の外周に回動可能に嵌装され、内
面に各ナツトセグメントに係合してこれらをスプ
リングの弾力に抗して同時に先端方向に移動させ
たり移動力を解除させることができるカム部が形
成された操作環とを有するナツトを提案した(特
公昭55−50203公報参照)。
このナツトをボルトに締着する場合は、先ずナ
ツト本体に対して操作環を相対的に回動して所定
の位置にセツトし、次にテーパ孔の狭い方のボル
ト挿入口により、ボルトに対して回動することな
くナツトを押圧的に嵌め込むと、ナツトセグメン
トが構成するねじ孔の内径が拡開されボルトが挿
通される。最後にナツトを2回乃至3回程締付方
向に回動することにより締着する。
又、このように締着したナツトを外すには、ま
ずナツトを2回乃至3回程緩める方向に回動した
後、操作環をナツト本体に対し相対的に所定の方
向へ所定の位置まで回動して操作環の目印に合致
させる。この回動で、操作環のカム部がナツトセ
グメントをテーパ孔の拡開方向に移動させるた
め、各ナツトセグメントによつて構成されるねじ
孔の内径がボルトのねじ山の外径より拡開され
る。従つてナツトを回動することなく簡単にボル
トから引き抜くことができる。
〔考案の解決しようとする課題〕 前記のナツトにおいては、ナツトにボルトを挿
入するときとか、ナツトをボルトから外す場合
に、先ずナツト本体に対して操作環を相対的に回
動して所定の位置まで回動する操作が必要であ
り、特に、ナツトをボルトから外す場合のこの回
動操作を行なうには、操作環の目印をナツト本体
の目印に合致させるように目視で確認しながら行
なうというめんどうな操作を要し、不便であつ
た。
そこで、本考案は、ナツトの取外し作業におい
ても、又、取付作業においても、ナツト本体と操
作環との相対的回動操作を要しない、操作の簡単
なナツトを提案することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は前記の問題点を解決するために、ナツ
ト本体1内に、その軸方向に対してテーパ孔2を
貫通的に形成し、該テーパ孔2内に、内周面に雌
ねじ7を刻設したナツトセグメント5を、周方向
に分割して設けると共に軸方向に摺動自在に設
け、かつ該各ナツトセグメント5を常時スプリン
グ9によりテーパ孔2の小径側に付勢し、更にナ
ツト本体1には、上記テーパ孔2の中心部を軸方
向に相対移動する筒体13bと、ナツト本体1の
外面を軸方向に摺動する操作環13aとを一体化
してなる操作部材13を設け、上記筒体13bに
は、これをテーパ孔2の大径側へ相対的に移動さ
せることにより上記ナツトセグメント5をテーパ
孔2の大径側へ押動させる係合部13dを形成し
たことを特徴とするものである。
〔実施例〕
次に図面に示すこの考案の実施例について説明
する。1はナツト本体で、基部に六角ナツト部1
aが、その前部に円筒部1bが一体形成されてい
る。ナツト本体1内には、その体内の軸方向に対
し、一端にボルト挿入口1cが形成され、該ボル
ト挿入口1cの内端部からナツト本体1の前端に
向つて前部が拡開したテーパ孔2が形成されてい
る。3は上記テーパ孔2の内面において軸方向に
対してナツト本体1と一体形成された摺動案内爪
で、周方向に対し3個等間隔に設けられている。
しかも該案内爪3の外径部の周方向の幅は内径部
の周方向の幅より長く形成され、かつこの周方向
に対する幅はボルト挿入口1c側が前側より長く
形成され、その両側面3a,3bによつて形成さ
れる間隙4が、軸方向にはテーパ孔の小径側に至
るに従つて狭く、直径方向に対しては軸心側が外
周側よ狭く形成されている。5はナツトセグメン
トで、その両側は前記案内爪3の側面3aに合致
するテーパ面に形成され、このナツトセグメント
5が上記間隙4に前後摺動可能に設置されてい
る。
また、該ナツトセグメント5の内周面には雌ね
じ7が刻設されていると共にその雌ねじ7は、該
ナツトセグメント5が両案内爪3間に接触して嵌
合した状態において、案内爪3の内周面より突出
する径に形成されている。
また、ナツト本体1におけるボルト挿入口1c
の直径は使用するボルト12の直径より大径に形
成されている。9は押圧ばねで、3個のナツトセ
グメント5に共通に当接したワツシヤー8とナツ
ト本体1のテーパ孔の大径側に取り付けた蓋10
との間に介在され、3個のナツトセグメント5を
常時テーパ孔の狭い方(後方)に押圧している。
蓋10の中心部にはボルトの挿入口11が開口さ
れている。13は操作部材で、その前部に、ナツ
ト本体1の外面に摺動可能に嵌合する操作環13
aを有すると共にその中心部に前記ボルト12が
挿通される筒体13bを備え且つ該筒体には、ナ
ツトセグメントの嵌合する切欠部13cと、前記
ナツトセグメント5の後端面に係合する係合部1
3dが形成されている。
そして、上記筒体13bを、上記蓋10、スプ
リング9、ワツシヤ8を貫通してナツト本体1内
に挿通し、その切欠部13c内にナツトセグメン
ト5を嵌合し、また操作環13aをナツト本体1
における筒部1bの外周に嵌合し、更に、操作環
13aにピン13eを螺植してその内端を、ナツ
ト本体における筒部1bの外面に形成した軸方向
の溝1dに嵌合して、操作部材13の外脱と回転
を阻止する。
次に操作について説明する。
第1図に示すように、組付けられたナツト本体
1を、そのボルト挿入口1cからボルト12に挿
通すると、挿入されたボルト12の雄ねじ部がナ
ツトセグメント5の雌ねじ7に係合し、そのナツ
トセグメント5は、スプリング9に抗してテーパ
孔2の大径側へ押し移動され、各ナツトセグメン
ト5の雌ねじ7はボルト12の雄ねじより離間す
る。そのため、ナツト本体1を回転することなく
ボルト12に挿通できる。そして、ナツト本体1
を所定量挿通した後に停止すると、スプリング9
の荷重により各ナツトセグメント5は、テーパ孔
2の小径側へ押圧され、その雌ねじ7がボルト1
2の雄ねじに噛合する。この状態でナツト本体1
を回転して最終的に締付ける。
次に、ナツト本体1をボルト12より取外すに
は、第1図の状態から、先ずナツトを2回乃至3
回程緩める方向に回動した後、操作環13aをナ
ツト本体1と相対的に図示方向へ手操作で摺動さ
せる。これによりナツトセグメント5は係合部1
3dによつて、押圧ばね9に抗してテーパ孔2の
大径側へ移動させられて拡開し、ボルト12の雄
ねじから離間する。そしてこの状態により、その
ナツト本体1を回転することなくボルト12より
速やかにかつ楽に取外すことができる。
〔考案の効果〕 以上のようであるから、本考案によれば、ボル
トの先端からナツトを締着する位置までが特に長
い場合において、そのナツトをナツト締着位置ま
で挿通したり、逆に締着位置から外す作業がその
ナツトを2乃至3回転するだけであとはほとんど
抜き差し的に行なえ、従来の如く、ナツトを締着
及び取外すときの操作環のめんどうな回動操作が
余分に必要なものに比べ、その操作が極めて速や
かにかつ容易に行なえる特徴がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
側断面図、第2図は第1図におけるA−A線断面
図、第3図は部品の1部切断した分解斜視図であ
る。 1……ナツト本体、2……テーパ孔、5……ナ
ツトセグメント、7……雌ねじ、9……スプリン
グ、13……操作部材、13a……操作環、13
b……筒体、13d……係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ナツト本体1内に、その軸方向に対してテーパ
    孔2を貫通的に形成し、該テーパ孔2内に、内周
    面に雌ねじ7を刻設したナツトセグメント5を、
    周方向に分割して設けると共に軸方向に摺動自在
    に設け、かつ該各ナツトセグメント5を常時スプ
    リング9によりテーパ孔2の小径側に付勢し、更
    にナツト本体1には、上記テーパ孔2の中心部を
    軸方向に相対移動する筒体13bと、ナツト本体
    1の外面を軸方向に摺動する操作環13aとを一
    体化してなる操作部材13を設け、上記筒体13
    bには、これをテーパ孔2の大径側へ相対的に移
    動させることにより上記ナツトセグメント5をテ
    ーパ孔2の大径側へ押動させる係合部13dを形
    成したことを特徴とするナツト。
JP1988119096U 1988-09-09 1988-09-09 Expired JPH0424177Y2 (ja)

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JPH0240113U JPH0240113U (ja) 1990-03-19
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