JPH04241479A - ジョセフソンミキサ及びその製造方法 - Google Patents

ジョセフソンミキサ及びその製造方法

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JPH04241479A
JPH04241479A JP3003185A JP318591A JPH04241479A JP H04241479 A JPH04241479 A JP H04241479A JP 3003185 A JP3003185 A JP 3003185A JP 318591 A JP318591 A JP 318591A JP H04241479 A JPH04241479 A JP H04241479A
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JP
Japan
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less
josephson
sintered body
temperature oxide
oxide superconductor
Prior art date
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Pending
Application number
JP3003185A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Takai
穣 高井
Kazuya Futaki
一也 二木
Shuichi Yoshikawa
修一 吉川
Toshimasa Hirano
敏雅 平野
Masanobu Yoshisato
順信 善里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04241479A publication Critical patent/JPH04241479A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

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  • Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高温酸化物超電導体を用
いたジョセフソンミキサ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】超電導体特有の現象であるジョセフソン
効果を利用したジョセフソンミキサは早くから研究がな
されている。特にジョセフソン素子の研究においては、
超電導体/絶縁体/超電導体の積層構造を持つ、いわゆ
るSIS接合素子が中心になり、超電導ミキサの研究も
SIS準粒子ミキサに関するものが中心となっている(
特公昭60−3797号公報、特開昭61−73591
号公報)。
【0003】昨今の電気通信技術の発達に伴い通信衛星
等を利用した情報通信分野においては、より高い周波数
帯域の需要が大きく、それに伴いミリ波、サブミリ波帯
における受信機、すなわちジョセフソンミキサの重要性
が見直されてきている。
【0004】従来、Nb等の金属系超電導体において作
成されたジョセフソンミキサは実験室レベルにおいては
、点接触型の素子でその特性が得られている。しかし、
点接触型素子の欠点である接触部における表面酸化、ヒ
−トサイクルにおける特性の劣化、再現性が得られない
等の問題からその実用化が難しい。また、高温酸化物超
電導体を用いるとしても、Gd−Ba−Cu−O系(臨
界温度Tc≒90K)を用いて点接触素子を作製するも
のが提案されている(H.K.Olsson et.a
l;J.Appl.Phys.62(12),1987
)。しかし、この提案のものは、接触部の表面劣化によ
り臨界温度Tcは51Kと低くなり、またミキシング中
間周波数も30KHzで10dBの低下となり、更に点
接触構造自身に由来する欠点を持つ。
【0005】一方、これらの問題点が比較的少ないブリ
ッジ型に代表されるウイ−クリンク型素子に関しては、
Nb系において素子を複数個直列接続型のチップなどを
作製するものが提案されている(Z.Wang et.
at;Elec.Conf.,ISEC ’89 di
gest. P.175,1989)。しかし、この提
案のものは、検出マイクロ波の波長と検出素子面積(チ
ップ面積)、接合の個々の素子の均一性及び動作安定性
等の点で作製が容易ではなく、再現性も低い。また、高
温酸化物超電導体を用いるものにおいてもマイクロブリ
ッジを薄膜型で作製するものが提案されている(T.M
atsui et.al ; 2ndWorkshop
 on High−Tc FED,P.235,198
9)。しかし、この提案のものでは、ジョセフソンミキ
シングが確認されておらず、また作製の再現性も報告さ
れていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、点接触
型素子が有する問題点が比較的少ないウイ−クリンク型
素子においても、高温酸化物超電導体によりマイクロブ
リッジを形成するものにおいては、高温酸化物超電導体
を構成する粒子の大きさが不均一で各粒界ジョセフソン
接合がコヒ−レントに動作しなかったり、ブリッジが大
きすぎたりすると、ジョセフソン電流以外の電流が流れ
、また並列の粒界接合因子等の影響のため、電磁波検出
やミキシングの際に、ジョセフソン効果が明確に現れず
、ジョセフソン効果による高周波応答及び高感度という
本来の能力が発揮されない。
【0007】本発明はかかる点に鑑み、上述のウイーク
リンク型素子において、高温酸化物超電導体の粒界の大
きさをできるだけ均一化し、ブリッジ部(弱結合部)の
寸法を所定の大きさにすることにより、ジョセフソン効
果を示すジョセフソンミキサ及びその製造方法を提供す
ることを解決課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明によるジョセフソンミキサは、平均粒径が1
5μm以下のほぼ均一な粒子の焼結体からなる高温酸化
物超電導体バルクに、ブリッジ幅100μm以下、厚み
50μm以下、長さ300μm以下の形状の弱結合部を
設けてなるものである。
【0009】また、本発明によるジョセフソンミキサの
製造方法は、共沈法により超電導微粒子粉末を形成する
工程と、この粉末を大気中で830〜890℃9時間で
1次焼成する工程と、この1次焼成粉末を所定形状にプ
レス整形する工程と、この整形物を酸素中で910〜9
45℃8時間で2次焼成し、平均粒径が15μm以下の
ほぼ均一な粒子の焼結体からなる高温酸化物超電導体バ
ルクを形成する工程と、このバルクを厚み50μm以下
に研磨するとともに超音波加工によりブリッジ幅100
μm以下で長さ300μm以下の形状の弱結合部を形成
する工程とを具備してなるものである。
【0010】
【作用】本発明によるジョセフソンミキサにおいては、
高温酸化物超電導体の粒径を平均で15μm以下のほぼ
均一なものとし、このような粒子の焼結体からなる高温
酸化物超電導体バルクに、所定形状の弱結合部を形成し
てなるものであるから、この弱結合部における各粒界ジ
ョセフソン接合がそれぞれコヒ−レントな動作をし、ま
た前記弱結合部を所定形状にしたことにより電磁波に対
して良好なジョセフソン効果を有する素子とすることが
でき、ジョセフソン効果によるシャピロ(定電圧)ステ
ップが生ずる。
【0011】また、本発明によるジョセフソンミキサの
製造方法においては、共沈法により均一な超電導微粒子
粉末を形成することができ、また、上記所定の焼成によ
り平均粒径が15μm以下のほぼ均一な粒子の焼結体か
らなる高温酸化物超電導体バルクを形成することができ
る。更に研磨と超音波加工により上記所定形状の弱結合
部を形成するので、加工ダメ−ジが少なく、再現性のよ
いジョセフソンミキサを製造することができる。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基ずいて説明する
。尚、この実施例では超電導体として、Y−Ba−Cu
系酸化物超電導体を使用した。
【0013】図1は、本発明によるジョセフソンミキサ
の斜視図である。このジョセフソンミキサ1は平均で1
5μm以下のほぼ均一の超電導体の粒子の焼結体からな
り、ブリッジ部(弱結合部)2を有する。このブリッジ
部2は幅wが50μm、長さlが300μmであり、厚
みtは全体の厚みと同じく50μmであり、超音波加工
によりブリッジ部2を形成した。
【0014】ジョセフソンミキサ1を構成する超電導体
粒子の焼結体は、共沈法及びその生成物の焼成により形
成される。
【0015】即ち、硝酸イットリウムY(NO3)3・
3.5H2O、硝酸バリウムBa(N O3)2、硝酸
銅Cu(NO3)2・2H2Oをそれぞれ水に溶解し、
Y、Ba、C uがモル比で1:2:3になるように混
合する。ついで、蓚酸H2C2O4・2H2Oの水溶液
をBa元素2モルに対し7モル加えて反応させる。尚、
この際にアンモニア水NH4OHを滴下してpH調整し
てpH=4〜7、具体的にはpH=4 .6とし、Y、
Ba、Cuの組成比が1:2:3になるようにする。
【0016】この反応により生ずる沈殿物をろ過し水洗
した後、十分乾燥してほぼ0.3μmの超電導素体の粉
末を得た。
【0017】このようにして得られた粉末を、1次焼成
として、大気中において830〜890℃で9時間焼成
する。この温度範囲は、830℃より低いと酸素の取り
込みが不十分となり、又、890℃を越えるときには粉
末の粒径が大きくなることから定められている。この実
施例では870℃で9時間焼成した。この1次焼成した
粉末粒子を約2トン/cm2の圧力で、約10mm×5
mm×1mmの整形体 を形成した。
【0018】この整形体を、2次焼成として、酸素雰囲
気下において910〜945℃の温度で8時間焼成する
。この温度範囲は、粒成長と所望状態の粒界を得るため
に定められる。実施例では945℃で8時間焼成して、
平均粒径15μm以下の粒子の焼結体からなり、粒界ジ
ョセフソン接合を有する酸化物超電導焼結体バルクを得
た。このバルクをその超電導体と同程度の熱膨張係数(
140×10−7/℃)を持つ基板に取りつけることに
より、ヒ−トサイクルにおける劣化を極力抑えることが
できる。そこで、実施例ではこのバルクを結晶化ガラス
基板に低融点(〜400℃)のガラス粉末を用いて接着
した。その後、このバルクをその厚みが50μmになる
まで均一に研磨し、更に高周波(25KHz)超音波加
工によりブリッジ幅100μm以下、長さ300μm以
下の形状の弱結合部2を形成した。超音波加工は加工前
後の電流密度Jcの変化が10%以下であり、又臨界温
度Tcがほとんど変化しない点で加工ダメ−ジが少ない
ものとすることができる。またこの加工により、弱結合
部2の形状を上記寸法に精密(±5%以下)に加工する
ことができる。
【0019】このようにして得られたジョセフソンミキ
サ1は、組成、粒径、電流密度Jc、臨界温度Tcなど
の特性が均一であり、又、粒径の均一性により応力が分
散されることになるため、加工やヒ−トサイクルにも強
いものとなる。また,各粒界ジョセフソン接合のコヒ−
レント動作を均一に安定性よく再現することができるも
のとなる。
【0020】上記形状の形成後、ジョセフソンミキサ1
の両端部3,4にAuの蒸着により電極部を形成した。
【0021】このジョセフソンミキサ1のヘテロダイン
ミキシングによるミキシング特性を図2と図3に示す。 図2は周囲温度が39Kの場合、図3は周囲温度が70
Kの場合であり、それぞれ約20GHzの電磁波照射(
周波数fS)に対してシャピ ロステップに対応するミ
キシング信号(IF(中間周波数)出力)が得られ、ジ
ョセフソン効果によるジョセフソンミキシングが行われ
ていることが分かる。これらの図において、fLは局部
発振波の周波数であり、又、図の縦軸(IF出力 )は
相対的なリニヤ目盛である。
【0022】また、図4にミキシング中間周波数の出力
(規格化されたIF出力)の温度依存性を示す。この図
において、実線特性は実施例のものであり、破線特性は
前述のGd−Ba−Cu−O系の点接触素子のものであ
る。これらの特性から従来の破線特性ではほぼ一定の出
力を示すのが20K以下であるに対し、実施例の実線特
性では50K以下であり、60Kまでの出力減衰は、−
10dB以内である。これらの特性を示す素子は、いず
れも臨界温度Tcが90Kの酸化物超電導体を使用して
いるが、実施例のものではそのTcの2/3の高温でも
出力劣化の少ないジョセフソンミキシングがなされてい
ることが分かる。これに対して従来の破線特性のもので
は、点接触表面の劣化により温度特性が悪くなっている
【0023】次に、本発明の実施例の比較例として、弱
結合部2の形状を幅、厚み、長さ及び弱結合部2を構成
する超電導粒子径の各一因子を変更した弱結合部2を作
製して、特性を比較した。
【0024】弱結合部2の幅だけを200μmにしたも
の及び厚みだけを100μmにしたものは、いずれも雰
囲気温度を39Kないしその弱結合部2を構成する超電
導体の臨界温度Tcにしても、明確なシャピロステップ
特性を観測することができず、ステップのだれた特性が
わずかに見られたが、ミキシング出力はノイズ中に隠れ
て確認することができなかった。また、弱結合部2の長
さだけを500μmにしたもの及び粒子径を35μmに
したものは、加工段階及び冷却ヒ−トサイクルの段階で
の破損がほぼ80%に達した。粒子径を35μmにした
ものでは破損を免れたものでもシャピロステップは観測
されなかった。尚、粒子径を35μmにしたものは、前
述の2次焼成条件を960℃、8時間にして得た。
【0025】以上の実施例においては、酸化物超電導体
として、Y−Ba−Cu系酸化物超電導体を使用したが
、他の周知の希土類系の酸化物超電導体を実施例と同条
件で使用することができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によるジョセフソンミキサにおい
ては、高温酸化物超電導体の粒径を平均で15μm以下
のほぼ均一なものとし、このような粒子の焼結体からな
る高温酸化物超電導体バルクに、所定形状の弱結合部を
形成してなるものであるから、この弱結合部における各
粒界ジョセフソン接合がそれぞれコヒ−レントな動作を
し、また前記弱結合部を所定形状にしたことにより電磁
波に対して良好なジョセフソン効果を有する素子とする
ことができ、ジョセフソン効果によるシャピロステップ
が生ずる。
【0027】また、本発明によるジョセフソンミキサの
製造方法においては、共沈法により均一な超電導微粒子
粉末を形成することができ、また、上記所定の焼成によ
り平均粒径が15μm以下のほぼ均一な粒子の焼結体か
らなる高温酸化物超電導体バルクを形成することができ
る。更に研磨と超音波加工により上記所定形状の弱結合
部を形成するので、加工ダメ−ジが少なく、再現性のよ
いジョセフソンミキサを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるジョセフソンミキサの斜視図であ
る。
【図2】周囲温度が39Kであるときのジョセフソンミ
キサのヘテロダインミキシングによるミキシング特性で
ある。
【図3】周囲温度が70Kであるときのジョセフソンミ
キサのヘテロダインミキシングによるミキシング特性で
ある。
【図4】ミキシング中間周波数の出力(IF出力)の温
度依存特性である。
【符号の説明】
1  ジョセフソンミキサ 2  ブリッジ部 3,4  両端部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  平均粒径が15μm以下のほぼ均一な
    粒子の焼結体からなる高温酸化物超電導体バルクに、ブ
    リッジ幅100μm以下、厚み50μm以下、長さ30
    0μm以下の形状の弱結合部を設けてなるジョセフソン
    ミキサ。
  2. 【請求項2】  共沈法により超電導微粒子粉末を形成
    する工程と、この粉末を大気中で830〜890℃9時
    間で1次焼成する工程と、この1次焼成粉末を所定形状
    にプレス整形する工程と、この整形物を酸素中で910
    〜945℃8時間で2次焼成し、平均粒径が15μm以
    下のほぼ均一な粒子の焼結体からなる高温酸化物超電導
    体バルクを形成する工程と、このバルクを厚み50μm
    以下に研磨するとともに超音波加工によりブリッジ幅1
    00μm以下で長さ300μm以下の形状の弱結合部を
    形成する工程とを具備してなるジョセフソンミキサの製
    造方法。
JP3003185A 1991-01-16 1991-01-16 ジョセフソンミキサ及びその製造方法 Pending JPH04241479A (ja)

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Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4830959A (ja) * 1971-08-25 1973-04-23
JPS6347615U (ja) * 1986-09-16 1988-03-31
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