JPH04241021A - コンピュータ・システムの操作方法 - Google Patents

コンピュータ・システムの操作方法

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JPH04241021A
JPH04241021A JP3171998A JP17199891A JPH04241021A JP H04241021 A JPH04241021 A JP H04241021A JP 3171998 A JP3171998 A JP 3171998A JP 17199891 A JP17199891 A JP 17199891A JP H04241021 A JPH04241021 A JP H04241021A
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ロバート・ミツシエル・アブラム
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    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/44Arrangements for executing specific programs
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般的には、コンピ
ュータ操作システムのインタフェース・メカニズムに指
向されるものである。より詳細には、この発明は、オペ
レーティング・システムに対するコンピュータ・コンソ
ールを同定し、更に、関連する適切なコマンドおよび該
コマンドに対して後から発生されるレスポンスおよびメ
ッセージを同定して、それらのコマンドが適切なユーザ
・コンソールに向けられるようにするためのメカニズム
に指向されるものである。このために、隔離した態様お
よび独立した態様においてコマンドおよびそれらの関連
したレスポンスの非同期的な取り扱いが許容されるよう
に、オペレーティング・システムの構成にプログラマブ
ルなインタフェースを設けるための手段が、マルチユー
ザによるコンピュータ操作システムの環境において設け
られる。
【0002】
【従来の技術】コンピューティング・システムおよびそ
れらをコントロールするオペレーティング・システムで
設けられた環境においては、物理的なコンソール・デバ
イスが静的な態様におけるオペレーティング・システム
に対して同定されている。オペレータ・コンソール、マ
スタ・コンソール、または、その他のオペレーティング
・コントロール・ポイントに関連するコンソールとして
、ある種のコンソールが予め定められている。これらの
コンソールは特別な目的のものが多くて、安全な領域に
収められている。しかしながら、利用性における重要な
トレンドとして、大規模なコンピュータ・システムの操
作およびその維持においては、遠隔操作の能力を用意す
る必要性が指示されている。更に、コンピュータ・シス
テムの環境においてランするユーザ・アプリケーション
において特に必要とされることは、システム・オペレー
タおよびその他のユーザとの間で、遥かにフレキシブル
な態様をもって通信ができるようにすることである。 しかしながら、これらの目標を果たそうとするときに必
要なことは、システムの完全性を維持すると同時に、ア
クセスに対してフレキシビリティを付与することおよび
プログラマブルであることを達成するための基本(プラ
ットフォーム)に対する強い希望を認識することであり
、従って、コンピュータ操作システムの設備にダイナミ
ックなインタフェースを入れ込むことに対する強い希望
を認識することである。更に望まれることは、これらの
能力が単一のコンピュータ・システムを含むコンピュー
ティング操作環境に存在するだけではなく、複数個の分
離したコンピュータ・システムを有しており、その各々
の内部には恐らく複数個の処理要素が含まれているよう
な、コンピュータ・システムのコンプレックス(複合体
)を含む環境にも存在することである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、この発明の目
的は、コンピュータの操作環境に対してコンソールをダ
イナミックに同定可能にすることにある。
【0004】また、この発明の目的は、ダイナミックな
態様においてコンソール属性の特定をコントロールする
ことを可能にすることにある。
【0005】この発明の更に別の目的は、複数個のサー
ビス環境において操作可能な、コンピュータ・オペレー
タ・アプリケーションの構築のために望ましい基本的な
操作を提供することにある。
【0006】この発明の更に別の目的は、順序付けられ
ており、優先順位が付された態様をもって、コマンドと
該コマンドに対するメッセージ・レスポンスとを関連さ
せるための手段を提供することにある。
【0007】また、この発明の目的は、分離したデータ
空間において隔離されたメッセージを付与することにあ
る。
【0008】この発明の更に別の目的は、独立したメッ
セージの処理およびその表示をすることにあり、このた
めに、全体的なコンピュータ・コンプレックスを介して
メッセージを処理するための責任が賦課されるような、
オペレーティング・システムのセグメントによって通常
は実行される操作からフリーにされる。
【0009】この発明の更に別の目的は、請求コマンド
のレスポンスに加えて、非請求メッセージの受け入れを
許容するようにされる。
【0010】また、この発明の目的は、ある1個のコン
ピュータ操作システムの環境に対して規定できるコンソ
ールの個数を増大することにある。
【0011】最後に、これに限定されるものではないが
、この発明の目的は、よりダイナミックかつフレキシブ
ルな態様でコントロール可能なコンピュータ・システム
およびコンピュータ・システム・コンプレックスの、更
なる遠隔操作能力についてである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の好適な実施例
によれば、プログラムおよびデータを蓄積するための多
重アドレス空間を支援するオペレーティング・システム
を含み、また、データ・アクセスのための分離したデー
タ空間をも支援するコンピュータ・システムを操作する
ための方法が提供される。特に、コンソールの属性を記
述することを含み、また、該記述をユーザ・アプリケー
ションに対するアドレスと関連させるようなやり方で、
オペレーティング・システムに対するコンピュータ・コ
ンソールの同定がなされる。これらの属性およびある1
個のコンソール識別子がある1個のトークン値と関連し
て用いられて、コンソールの操作について増大したフレ
キシビリティに対する通信プロトコルの設定がなされる
。一旦ある1個のコンソールがオペレーティング・シス
テムに対して同定されると、該オペレーティング・シス
テムによって支援される多重の仮想アドレス空間の一つ
でランするコンソール支援プログラムによって、それか
らコンピュータ操作システムに向けてコマンドが伝送さ
れる。該コマンドはユーザによって明かにされるトーク
ン値と関連している。これい次いでコマンドの処理がな
され、レスポンスおよびメッセージがトークン値と関連
付けられて、適切なコンソールに対するその対応の仮想
アドレス空間とリンクしているデータ空間におけるキュ
ー内に配置される。これらのメッセージおよびレスポン
スは、これに続けて指向し直されて、該トークン値およ
びコンソール属性によって決定されるようにコンソール
の選択がなされる。かくして、ある1個のデータ空間が
、コンソールの独立性を維持すると同時に全体的なシス
テムの完全性およびメッセージ処理の効率性を保持する
ように、オペレータ・コンソールとのメッセージ交換の
ための固有のメカニズムとして設けられる。更に、コン
ピュータ・システム上をランしているユーザによって規
定されるアプリケーションは、ここでコマンドを発生さ
せて、この発生したコマンドに基づいてメッセージを受
け入れることを完全に予測することができる。このやり
方において、オペレーティング・システムのサービスを
アクセスするための、フレキシブルであり、プログラマ
ブルであり、また、ダイナミックである基本(プラット
フォーム)が付与される。特に注意されることは、コン
ソール属性がダイナミックなことであり、このために、
コンピュータ・ユーザおよび/またはコンピュータ・シ
ステム上でランするそれらのアプリケーションに対する
遥かに顕著な程度のフレキシビリティが付与される。
【0013】
【実施例】図1にブロック図の形式で例示されているも
のは、この発明によって提供されるメッセージ伝達イン
タフェースである。特に、1個または複数個の能動的な
多重コンソール支援(MCS)コンソール・セッション
を処理するアドレス空間10は、メッセージ・データ空
間20と関連付けられている。データ空間20において
は、ユーザに対して予め定められているメッセージが分
離した位置に隔離されることが許容されており、このた
めに、より良好なメッセージの完全性が許容され、また
、コンピュータ・システムまたはコンプレックス内の他
の通信サービスに関するストレインが回避される。請求
(solicited)メッセージおよび非請求メッセ
ージの双方が”伸長した(extended)”オペレ
ータに対するキューア11によってキューにされること
を目標としているために、それらはデータ空間20内に
配置される。より詳細に後述されるマクロ・コマンド 
MCSOPMSG によれば、ユーザがメッセージ・デ
ータ空間20からシステム・メッセージを検索して、請
求メッセージを非請求メッセージから区別することが許
容され、また、コマンドおよびレスポンスのトークン(
CART)値の使用を通して更に別のメッセージのフィ
ルタ操作をすることが許容される。
【0014】この構造でユーザ・ルーチン30に許容さ
れることは、代表的には、コンソール・アドレス空間1
0においてランしている伝達ルーチン15に対して M
CSOPMSG マクロを呼び込むために、異なるアド
レス空間において実行されることである。伝達ルーチン
15に含まれている2個のステップの中の”メッセージ
探索”ステップ16では、メッセージ・データ空間20
から適切なメッセージの検索がなされる。この伝達ルー
チン15には、コンソール・アドレス空間に対してコン
トロールを戻すためのメッセージ32を有するユーザ・
ルーチン30の該当の部位において必要とされるリター
ン・アドレスも含まれている。
【0015】メッセージ伝達サービスは以下のように操
作される。MCSコンソール・インタフェースは、”伸
長した”MCSコンソールとして機能するように権限を
付されたアプリケーションが許容される。伸長したMC
Sコンソールは、オペレータがコマンドを発生し、また
、メッセージを受け入れることができるロジカル・コン
ソールである。権限を付されたユーザは、例えば、伸長
したMCSコンソール・セッションを設定するための 
TSO/E CONSOLE コマンドを発生し、また
、オペレータのコマンドをシステムに誘導することがで
きる。この機能が実施されるのは、コンソールの記述お
よびその属性を規定するためのアプリケーションを許容
する MCSOPER マクロを呼び込むことによって
である。このMCSOPER マクロは、3個の異なる
呼び込みパラメータによって例示されるような3個の機
能を有している。例えば、ACTIVATE に等しい
 REQUEST パラメータ・セットをもって MC
SOPER が呼び込まれたとすると、コンピュータ・
システムに対する伸長したMCSコンソールを規定し、
能動化する処理が開始される。パラメータのリストに”
REQUEST”=”DEACTIVATE”なる記述
があるときには、伸長したMCSコンソールは非能動で
あるとして同定されて、そのセッションは終了する。最
後に、より詳細に後述されるような移送識別子の解放を
もたらすような、パラメータ・リストの部分として記述
される”REQUEST”=”RELEASE”をもつ
 MCSOPER サ−ビスを呼び込むことができる。
【0016】MCSOPMSG サ−ビスは MCSO
PER 処理とともに用いられて、コンソールのアドレ
ス空間のプログラムで蓄積したメッセージの検索と、メ
ッセージのキュー操作が留保されているときに、 MC
SOPER サ−ビスによって同定される伸長したMC
Sコンソールに対するメッセージのキュー操作の再開と
がなされる。
【0017】この発明の局面の一つは、コンピュータ・
システムの環境に対するコンソールの同定をすることで
ある。そこで、伸長したMCSコンソールの能動化につ
いての検討をする。上述されたように、ACTIVAT
E に等しいパラメータであるREQUEST のセッ
トをもつ MCSOPER サ−ビスによって、システ
ムに対する伸長したMCSコンソールの規定および能動
化をする。このパラメータが明確にされると、メッセー
ジの伝達パラメータ(MCSOPER の呼び込みの間
は NONE であるMSGDLVRY)も明確にされ
ない限りは、システムはメッセージを蓄積する領域を生
成させる。MCSOPMSG によるメッセージ検索の
やり方をも明確にすることができる。
【0018】MCSOPER においては、RACF 
(システムのセキュリティ製品)のような資源割り当て
コントロール設備からの OPERPARM パラメー
タ・リストを取得する試行をして、コンソールに対する
属性のようなシステム設置で規定されるオペレータ情報
を、 MCSOPER で取得できるようにされる。R
ACF が能動的ではないとき、または、RACF に
おいて規定されたユーザ・セグメントが存在しないとき
には、マクロの OPERPARM オプションからの
 OPERPARM パラメータ・リストのアドレスが
 MCSOPER によって取得される。RACF ま
たは OPERPARM オプションのいずれかからの
 OPERPARM パラメータ・リストもMCSOP
ER によって取得できないときには、それはゼロのデ
フォルト値にされる。このゼロにされることにより、他
のデフォルト・リストからのオペレータ情報を MCS
OPER で取得する同定が付与される。
【0019】次のテーブルには、OPERPARM パ
ラメータ・リストにおいて用いられるキー・ワードが要
約されている。このパラメータ・リストに含まれたフィ
ールドには、伸長したMCSコンソールに対するコンソ
ール属性をコントロールする値が付与されている。これ
らについては以下に詳述される。 テーブル 1     OPERPARM           機能
    キーワード     AUTH                 
 コマンドの権限    ROUTCODE     
     ルーティング・コード    LEVEL 
               メッセージのレベル 
   MFORM                表
示のためのメッセージ・フォーマット    MSCO
PE              シスプレックス(s
ysplex)における              
                  システム・メッ
セージ・スコープ    CMDSYS       
       シスプレックス(sysplex)にお
ける                       
         コマンド・スコープ    MON
ITOR            表示のためのジョブ
・ネイムおよびTSO情              
                  報    LO
GCMDRESP      コマンド・レスポンスの
ロギング操作    MIGID          
      コンソールが1バイトの移送IDを受け入
れる                       
       かどうか    STORAGE   
         メッセージのキュー操作に用いられ
るメガバイ                    
          ト(MB)での蓄積限度    
DOM                    コン
ソールがオペレータ・メッセージの削除要      
                        求
(DOM)を受け入れるかどうか    KEY   
                 伸長したMCSコ
ンソールを同定するために             
                 DISPLAY 
C コマンドで用いられる1〜           
                    8バイトの
ネイム    UD                
      伝達されないメッセージをコンソールで表
示す                       
       るかどうか    ALTGRP   
           異常な事態が生じたときに、代
替コンソールの                  
            ネイム・リストを記述する 
   AUTO                  
操作を自動化する他のルーティングによる処理    
                         
 のために付加的なルーティング特性を付与する   
 SUPPRESS          抑制されたメ
ッセージがまだコンソールに対し          
                    て送られて
いるかどうかを指示する
【0020】AUTH パラメ
ータの変数は、コンソールに対するコマンドの権限の 
LEVEL を特定するものである。そのオペレーティ
ング・システムにおいては、次のように定義されるコマ
ンド・グループによってコマンドの権限が規定される。 即ち、情報コマンド、システム・コントロール・コマン
ド、I/Oコントロール・コマンド、コンソール・コン
トロール・コマンド、および、マスタ・コンソール・オ
ンリー・コマンドによってコマンドの権限が規定される
。AUTH コマンドの付加的なグループには、マスタ
・コンソール・オンリー・コマンドに対するものを除く
上部レベルの全てが含まれている。コマンドおよびグル
ープの権限により、好適には、より高い権限を有するグ
ループからのコマンドも権限が付与されて、より低い権
限を有するグループにおけるコマンドを発生するように
される。例えば、システム・コントロール・コマンドの
権限における指示により、コンソールからのシステム・
コントロール・コマンドに加えて情報コマンドを発生す
ることが許容される。 情報的な(informational)コマンドにお
ける権限のレベルは、好適には、省略するものとして選
択される。
【0021】ROUTCODE のキー・ワード値によ
って、コンソールに対するルーティング・コードが実際
に特定される。オペレーティング・システムで指向され
るメッセージは、コンソールに対して規定されたルーテ
ィング・コードを有している。また好適なこととしては
、次の機会がユーザに対して付与される。即ち、 RO
UTCODE の”値”が”ALL”であって、ルーテ
ィング・コードによって規定された全てのメッセージが
コンソールに対して伝送されること、または、ROUT
CODE が NONE であって、ルーティング・コ
ードにより規定されてコンソールに伝送されるメッセー
ジは存在しないこと(これは、好適には、デフォルト値
として選択される)を特定するための機会がユーザに対
して付与される。
【0022】LEVEL のキー・ワードによって、コ
ンソールに対するメッセージのレベルが特定される。こ
のシステムにおいては、次の態様におけるオプションと
して規定されるメッセージ・レベルの種類間での識別が
なされる。その最も重要なレベルは、即時の応答を要求
するオペレータへの応答の書き込み(write to
 operator with reply:(WTO
R))メッセージのために保留される。次に続く優先度
のメッセージは、”システム障害”および”即時動作(
immediate action)”のメッセージで
あって、重大なエラーが生じたこと、または、要求され
たオペレータの動作をタスクが待機していることを指示
するものである。これに続いて重要なレベルの事項は、
臨界的で偶発的な動作のメッセージであって、臨界的な
重要性のある偶発的な動作がオペレータの部分において
要求される。かくして、この場合においては、その重要
性が”偶発的”であることで”即時的”であることに対
抗している。次のレベルの事項である偶発的な動作のメ
ッセージにおいては、オペレータの即時の注意を必要と
しない偶発的な動作が要求される。次に優先度のある事
項は情報的なメッセージであって、一般的には、システ
ムの状態を指示するものである。大方のメッセージは大
体情報的なものである。次の優先度のレベルである”同
報通信(broadcast)”メッセージは、コンソ
ールに対して指定されたルーティング・コードに拘らず
、通常は全ての能動的なコンソールに対して伝送される
メッセージである。コンソールが同報通信メッセージを
受け入れないことを、LEVELパラメータを介して特
定することも可能である。
【0023】また、同報通信メッセージを含む全てのメ
ッセージが、システムに対して規定されるコンソール上
に現れることを許容するような、LEVEL パラメー
タを含むようにすることも好適なことである。
【0024】好適に付与されている他のパラメータは、
コンソール上に現れるメッセージに対するメッセージ・
フォーマットを規定するために用いられる。この発明に
おいて、オペレーティング・システムによって用いられ
るパラメータ MFORM は、メッセージのテキスト
がタイム・スタンプのジョブIDまたはジョブ・ネイム
なしで表示されているか否かというような、種々のフォ
ーマットを区別するためのものである。MFORM の
他の値によれば、システムにはメッセージのテキストと
ともにジョブ・ネイムまたはIDが表示される。MFO
RM のパラメータ値に対する他の選択によれば、メッ
セージを発したシステムのネイムがコンソールに表示さ
れる。MFORM 値の他の選択によれば、システムに
はメッセージとともにタイム・スタンプが表示される。 また、グローバル・プロセッサから発生するジョブ・エ
ントリ・サブシステム・メッセージに対するジョブ・ネ
イムおよびシステム・ネイムを抑制することも、MFO
RM パラメータの選択を介して可能にされる。
【0025】OPERPARM リストにおいて特定可
能な他のパラメータによれば、コンソール・スクリーン
上にある種の状態情報を表示できるように特定される。 例えば、ジョブの開始および停止のいかなる時点におい
ても、ジョブのネイムが状態表示領域内に表示されるよ
うに特定される。データ・セットがフリーにされたいか
なる時点においても、データ・セットのネイムおよびボ
リュームのシリアル・ナンバを状態表示領域内に表示す
るように特定することもできる。また、セッションの開
始および/または終了のいかなる時点においても、セッ
ション・ユーザ識別子が表示されるように特定すること
もできる。これに加えて、セッションの始まりまたはジ
ョブの開始において、タイムまたはデータのスタンプを
表示することができる。
【0026】更に、緩やかに結合されたコンプレックス
に配列された、複数個の比較的独立性の高いコンピュー
タ・システムからなるコンピュータ・コンプレックスに
おいてこの発明が操作されているときには、他の OP
ERPARM パラメータである MSCOPE (他
の場合にはコンソールに対して明白には送られることが
ないような、該コンソールに対してメッセージを伝送で
きる所定のシステムを規定することができるもの)を用
いることが望ましい。この発明においては、このパラメ
ータ値は”ALL”の省略にセットされている。これで
指示されることは、ローカル・システムからのメッセー
ジが、コンプレックスにおける全ての他のシステムと同
様に、コンソール上に現れることができるということで
ある。
【0027】この発明は、また、OPERPARM リ
ストにおけるCMDSYS パラメータの値を介して、
この特定のコンソール上に入力されたコマンドが処理の
ために伝送されているコンプレックス内のシステムを規
定することもできる。コマンドがコンソール上に入力さ
れるようにセットされている好適な省略値は、コンソー
ルが規定されるローカル・システム上で処理される。
【0028】この発明によれば、また、コンソールに指
向されたコマンドに対するレスポンスであるメッセージ
がハード・コピーのログにロギング操作されるかどうか
をコントロールするための、OPERPARM におけ
る LOGCMDRESP パラメータに対する値を特
定する能力も付与される。
【0029】OPERPARM パラメータの MIG
ID によれば、コンソールに対して指定される1バイ
ト長の移送識別フィールドが特定される。移送識別子に
よってコマンド・プロセッサに許容されることは、コマ
ンドのレスポンスをコンソールに向けるために1バイト
・コンソール識別子を用いることである。MIGID 
パラメータの一つの値によって特定されることは、コン
ソールに対する移送識別子をシステムで指定することで
ある。パラメータの他の値で指示されることは、コンソ
ールにおいて移送識別子を必要としないことであり、こ
れは省略値として用いられる。
【0030】STORAGE パラメータは、OPER
PARM リストを介して MCSOPER サービス
・マクロに対して特定可能な他のパラメータである。こ
れで特定されることは、メッセージのキュー操作のため
に用いられる、メガバイトでの蓄積の限界である。コン
ソールが能動化したときには、システムはその限界にセ
ットされる。他の OPERPARMパラメータである
 DOM によれば、コンソールが削除・オペレータ・
メッセージ(delete−operator mes
sages)を受け入れるかどうかの特定がなされる。 このパラメータ・リストの項目に対する”NORMAL
”値によって指示されることは、コンソールに対する全
ての適切な削除・オペレータ・メッセージをキュー状態
にすることをシステムで試行し、そして、これを省略状
態にすることである。このパラメータに対する他のセッ
ト操作で付与されることは、コンプレックスにおける全
てのシステムが、コンソールに対する削除・オペレータ
・メッセージをキュー状態にすることである。コンソー
ルを能動化するアプリケーション・プログラムは、DO
M 信号で特定されるいかなるメッセージ削除でも処理
せねばならない。
【0031】OPERPARM パラメータ KEY 
で特定される1〜8バイトのキャラクタ・ネイムであっ
て、その一つである1個の KEY を規定するものは
、システムまたはコンプレックス内の全ての伸長した 
MCS コンソールに関する情報を表示するために、コ
ンピュータ・オペレータによって使用されることができ
る。
【0032】最後に、OPERPARM パラメータ 
UD で特定されることは、システムでは表示すること
ができなかった動作メッセージおよび WTOR メッ
セージを、コンソールが受け入れるかどうかということ
である。
【0033】これに加えて、この発明によれば、検索の
ための所望の方法に依存して、メッセージを受け入れる
ための異なるやり方が付与される。例えば、MCSOP
ERマクロに対して MSGDLVRY = ”FIF
O”に特定されると、先入れ先出し(FIFO)に基づ
いて、メッセージがその蓄積領域から抽出される。これ
に代えて、MCSOPER に対して”MSGDLVR
Y = SEARCH”に特定されると、探索引数(s
earch arguments)CMDRESP,C
ART および MASK が MCSOPMSG マ
クロによって用いられて、この MCSOPMSG に
対する REQUEST パラメータが GETMSG
 に等しくセットされたときには、メッセージの検索が
なされる。 同様にして、MCSOPER マクロに対して”MSG
DLVRY = NONE”に特定されると、メッセー
ジ蓄積領域が生じることはない。この後者の特定で必要
とされることは、オペレータ書き込みマクロ(writ
e to operator macro)(WTO)
のサブシステム・インタフェース、または、メッセージ
処理設備の出力部(exit)のいずれかからのメッセ
ージを検索することである。この設備は主としてメッセ
ージの処理に対する先行のメカニズムを支援するために
設けられている。
【0034】この発明においては、伸長した MCS 
コンソールに対して蓄積されるメッセージの個数を特定
することもできる。これは MCSOPER マクロに
対するQLIMIT キー・ワード内に設けられている
。これで許容されることは、このようなコンソールに対
してキュー操作できるメッセージの最大数を規定するこ
とである。メッセージ蓄積部内のメッセージの個数が特
定のキュー限界値を越えたときには、蓄積領域に対する
キュー操作が停止する。これに加えて、この発明におい
て、伸長した MCS コンソールが能動化したときに
特定できることは、キュー操作できるメッセージの最大
数が超過してキュー操作が停止した場合に、使用される
メッセージ蓄積の量がQLIMIT キー・ワードによ
って規定されるようなメッセージ容量のある特定の比率
まで到達したときにキュー操作を再開できるということ
である。他のパラメータである QRESUME で特
定されることは、データ空間に対するキュー操作が再開
されるときに、ユーザによって規定することができる、
キュー状態にあるメッセージの比率である。
【0035】ここで、REQUEST が GETMS
G に等しくセットされた MCSOPMSG マクロ
を用いることにより、メッセージ蓄積領域からのメッセ
ージを検索することに含まれるメカニズムに向けて注意
を払うことにする。これでなされることは、メッセージ
蓄積のデータ空間からのメッセージを検索することだけ
ではなく、新規なメッセージのために蓄積部をフリーに
することもなされる。メッセージの検索は、メッセージ
の所定の特性を特定することでなされる。特に、MCS
OPMSG マクロの CMDRESP オプションで
許容されることは、コマンドのレスポンスであるメッセ
ージ(YES に等しくセットされた CMDRESP
)、または、非請求メッセージ(NO に等しくセット
された CMDRESP)を検索することである。コマ
ンドのレスポンスを検索する選択がなされたときには、
コマンドに対するレスポンスに関連している、メッセー
ジのコマンド・レスポンス・トークン(CART)を更
に特定することができる。そして、このCART をも
ってマスクを特定することもできる。コマンド・レスポ
ンス・トークンで許容されることは、コマンドのメッセ
ージを検索するときの選択臨界を特定することである。 一つの例として、コマンド・レスポンス・トークン(C
ART)と比較される値としてマスクが用いられ、当該
選択臨界を広げるために論理AND命令が用いられる。 例えば、コマンド・レスポンス・トークンに対して特定
された初めの4個のキャラクタを有する任意のコマンド
・レスポンスを検索するために、MCSOPMSG を
効果的に用いることができる。CMDRESP に対す
る値の特定がなされないときに、MCSOPMSGマク
ロで検索されるものは、先入れ先出し(FIFO)に基
づく、データ空間内のキューにおける初めのメッセージ
である。 MCSOPMSG マクロにコントロールが戻ると、メ
ッセージ・データ・ブロック(MDB)内の特定のメッ
セージを指定するために、ある特定の汎用レジスタおよ
びアクセス・レジスタ(AR)が用いられる。
【0036】この発明におけるメッセージのキュー操作
の限界に対する管理は、MCSOPER マクロにおい
て特定される、上記特定の QRESUME 比率に対
する要求に合致するのに十分な個数のメッセージを検索
できるように、GETMSG に等しくセットされた 
REQUEST を有する MCSOPMSG マクロ
を特定することによってなされる。
【0037】キュー操作の停止の後で、例えば、コンピ
ュータ・システムにおいて生じる異常な終了状態の後で
、RESUME に等しくセットされた REQUES
T を有する MCSOPMSG マクロを特定するこ
とによって、メッセージ蓄積領域に対するキュー操作を
再開することができる。ただし、”REQUEST =
 RESUME”なる記述によって、システムのキュー
操作の再開を要求することができる。キュー操作が停止
したときには、先に規定されたようなUD属性を有する
コンソールに対して、他のどこでもキューにされない重
要なメッセージが MCS によって回送される。
【0038】これに加えて、メッセージの状態をチェッ
クするやり方を用意するために、ACTIVATE に
等しくセットされた REQUESTを有する MCS
OPER マクロを用いることができる。この場合にお
いて、次の事項のいずれかが真(true)であるとき
には、MCSOPER 処理操作によってイベント・コ
ントロール・ブロック(ECB)を提示することができ
る。即ち、メッセージ蓄積領域におけるメッセージの個
数が、QLIMIT において特定された個数に到達し
たとき;メッセージ蓄積領域におけるメッセージの個数
が、ALERTPCT の値によって特定された QL
IMIT での個数の比率を満たしたとき;メッセージ
蓄積部がより多くのメッセージのための空間を有してい
ないとき;または、キュー操作にエラーが生じていると
きに;前記の提示をすることができる。イベント・コン
トロール・ブロックが MCSOPER によって提示
されるときには、これらの問題のいずれがキュー操作の
機能を不可能にしているかを決定するために、MCS 
コンソール状態領域のチェックをせねばならない。これ
らはユーザによって分離して用意されるが、この発明の
部分を構成するものではない。
【0039】また、この発明によれば、伸長した MC
S コンソールを不活性化し、移送識別子を解放するた
めの能力も付与される。特に、DEACTIVATE 
に等しくセットされた REQUEST パラメータを
有する MCSOPER マクロの呼び込みにより、不
活性であるとして特定された、伸長した MCS コン
ソールの同定がなされ、そして、該当のセッションが終
了される。移送IDを解放するために、好適には、まず
、RELEASE に等しくセットされた REQUE
ST を有する MCSOPER コマンドに対する入
力として供給できるような、移送IDを表示するための
 DISPLAY CONSOLES コマンドを生成
させる。上記のように特定された移送IDは、好適には
、プログラムによって4バイトのコンソール識別子に変
換するのに先だって、ユーザ・プログラムにおいて用い
られる1バイトのコンソール識別子である。このメカニ
ズムにおいては、移送IDの個数に制限がある。ただし
、戻ってきた移送識別子を再使用することができる。D
ISPLAY コマンドに続けて、DEACTIVAT
E に等しくセットされた REQUEST を有する
 MCSOPER マクロが生成される。これに次いで
、移送IDの解放およびその戻しのために、RELEA
SE に等しくセットされた REQUEST を有す
る MCSOPER マクロが再び呼び込まれる。この
移送IDは、上述された MIGID キー・ワードで
特定される。
【0040】次に、図2に示されているような、操作お
よび交換のシーケンスに対して注意をする。特に、この
図で例示されたデータ・フローおよびコマンド・シーケ
ンスは、この発明の譲受人の MVS オペレーティン
グ・システム・プロダクツの下でランする TSO/E
 プロダクツのような、タイム・シェアリング式のオペ
レーティング・システムによって指定されるもののよう
に、コンソール・アドレス空間でランするプログラムと
、ユーザ・アドレス空間でランするプログラムとの間で
生じるものである。コンソール活性化シーケンス100
が開始されると、まず、上述された MCSOPER 
マクロを介して、ターミナル・データがコンソール・ア
ドレス空間に対して渡される(ステップ101)。ここ
で、新規に活性化したコンソールが多重コンソール支援
サービスに対して同定される(ステップ102)。これ
に続けて、コンソール・アドレス空間においてランする
プログラムにより、4バイトのコンソール識別子がユー
ザの TSO/E アドレス空間に向けて渡され(ステ
ップ103)て、4バイトのコンソール識別子として保
存される(ステップ104)。次に、スーパバイザ・コ
ール(SVC)命令(MVCオペレーティング・システ
ムにおける34のコードをもつもの)が、コマンド・プ
ロセッサに対して加えられる(ステップ105)。ステ
ップ105で渡されるものは、システム・コマンド、4
バイトのコンソールID、および、上述されたコマンド
・レスポンス・トークン(CART)である。コマンド
・プロセッサではこれを受け入れ(ステップ106)て
、ユーザの要求を処理し、そして、書き込み・オペレー
タ(WTO)マクロを生成する(ステップ107)。こ
の WTOマクロは関連のコンソール・アドレス空間に
おいてランするプログラムによって処理される(ステッ
プ108)。受け入れたメッセージは TSO/E ア
ドレス空間に対する伝達のためにキューに配置されるが
、このことは、XMPOST マクロの呼び込みを通し
てメッセージがキューに配置されるものとして告知され
る(ステップ109)。次に、TSO/E が”生起(
wake up)”して(ステップ110)メッセージ
の処理を行い、上述された MCSOPMSG マクロ
によって、コンソール・アドレス空間ルーチンに対して
コンソール識別子を渡す(ステップ111)。XMPO
ST マクロの操作に関しては図1も参照される。次に
、コンソール・アドレス空間のプログラム操作により、
汎用レジスタ1(GPR1)にメッセージのアドレスが
配置される。また、メッセージに対するアクセス・リス
ト・エントリ・テーブル(ALET)も、アクセス・レ
ジスタ1(AR1)に配置される(ステップ112)。 これに次いで、TSO/E アドレス空間においてラン
するプログラムに対してコントロールが戻され、ここで
は TSO/E ターミナル上にメッセージを配置する
ためのサービスを呼び込み、または、例えば REXX
 実行でよいような呼び出し(calling )プロ
グラムにメッセージ・ラインを戻す(ステップ113)
ような操作がなされる。多重ラインの書き込み・オペレ
ータ・コマンドである場合には、このステップが繰り返
される(ステップ114)。最後に、後続のシステム・
コマンドが、コマンド・プロセッサに対して、上記のよ
うなスーパバイザ・コール(SVC)34を介して出力
されて(ステップ115)、このコマンドの処理がなさ
れる(ステップ116)。ここで注意されることは、次
のアドレス空間のいずれにおいてもコマンド・プロセッ
サがランできることである。即ち、TSO/E ユーザ
のアドレス空間;CONSOLE のアドレス空間;サ
ブシステムのアドレス空間(例えば、JES2 つまり
 ジョブ入力サブシステム2 または JES3 つま
り ジョブ入力サブシステム3 のアドレス空間);ま
たは、任意の MVS システムのアドレス空間のいず
れにおいてもコマンド・プロセッサのランが可能である
。後続のコントロールはCONSOLE のアドレス空
間において続行される。更に別の操作は上述されたよう
にして生成されるが、ここでの代表的なシーケンスは、
メッセージのキューおよびポスト(通知)操作(ステッ
プ117)、これに続く MCSOPMSGマクロの 
TSO/E のアドレス空間における呼び込み、および
、これに後続するコンソールのアドレス空間からのプロ
グラムのリターン(ステップ119)である。最後に、
コンソールの DEACTIVATE または LOG
OFF コマンドが TSO/E のアドレス空間にお
いて生成することが可能になり(ステップ120)、ま
た、これに続けて、MCS システムからのユーザの不
活性化でもたらされる MCSOPER マクロの呼び
込みがなされる(ステップ121)。
【0041】ここで注意が向けられる MCSOPMS
G マクロは、コマンドがメッセージを検索するために
用いられていることを特定するパラメータをもって用い
られ、または、キュー状態にあるメッセージを調べる目
的のために用いられていることの指示をもって用いられ
る。それは異なるパラメータの個数をもって特定するこ
とができる。特に、パラメータ CONSIDによれば
コンソール ID のアドレスが特定される。CONS
ID は所要のパラメータである。特定可能な他のパラ
メータとしての CMDRESP パラメータによれば
、要求されているメッセージ探索のタイプが特定される
。”NO”に等しくセットされたこの特定のパラメータ
においては、次の非請求メッセージに戻される。このパ
ラメータが”YES”に等しくセットされているときに
は、次のコマンド/レスポンス・メッセージに戻される
。このパラメータはオプションのものである。それが特
定されていないときには、この発明の好適な実施例によ
れば、キュー状態にある初めの非請求メッセージに戻さ
れる。MCSOPMSG マクロに対して特定可能な他
のパラメータは、上述されたコマンド・レスポンス・ト
ークン(CART)である。この CART で特定さ
れるものは、CART に含まれた、次に戻されるメッ
セージである。この CART パラメータはオプショ
ンのパラメータであって、CMDRESP = YES
 と特定されているときにのみ用いられる。最後に、M
CSOPMSG マクロに MASK パラメータを加
えることが好適である。この MASK パラメータで
特定されることは、要求されたものと同じ CART 
がメッセージ内に含まれているかどうかを決定するため
のテストをするのに先だって、メッセージ内の CAR
T と要求の CART とが MASK とともに論
理ANDがとられることである。この発明の好適な実施
例において、MASK はオプションのパラメータであ
る。
【0042】メッセージ伝達要求ルーチンでは、種々の
結果を指示するリターン・コードが渡される。例えば、
好結果の処理を指示することが所望される。好結果の処
理を指示することも好適ではあるが、コンソールに対し
てキュー状態にあるメッセージが現に不能にされている
という事実について適格性を認めるようにされている。 この要求ルーチンを介して、特定された探索臨界に対し
て利用可能なメッセージが存在しないことを指示するこ
ともできる。特定された探索臨界に対して利用可能なメ
ッセージは存在しないが、コンソールに対してキュー状
態にあるメッセージが現に不能であることを指示するこ
ともできる。能動的ではないコンソールの指示を付与す
ること、または、MCSOPMSG が呼ばれたアドレ
ス空間によってはコンソールが活性にされていない旨の
指示を付与することも望ましい。例えば、無効のパラメ
ータ・リストを指示する可能性があること、または、呼
出し者(caller)がアクセス・レジスタ(AR)
モードにはないこと、もしくは、他の MCSOPMS
G の要求がこのコンソールに対して進行中であること
のような、所定の理由があるコードのリターンの結果と
して、不適切な MCSOPMSG の呼び(call
)がもたらされる。この後者の局面は、先入れ先出しの
伝達として特定されたコンソールだけに当てはまるもの
である。
【0043】上述されたところから認められるべきこと
は、1個のコンピュータ・システムまたは複数個のコン
ピュータ・システムのコンプレックスにおいて用いるた
めの通信メカニズムとして、仮想的なアドレス空間とデ
ータ空間の最良の特徴を本出願人が組み合わせたことに
ある。また認められるべきことは、コンピュータ・シス
テムまたはコンピュータ・コンプレックスのコントロー
ルをするコンソール・デバイスの使用を容易にする態様
をもって、該当のコマンドがレスポンスと特に合致する
ように、順序付けられており、また、慎重なやり方でコ
ンソール間でのメッセージの交換をするメカニズムを本
出願人が提供したことにある。更に認められるべきこと
は、本出願人の発明で提供されたデータ構造によれば、
システムの完全性を保持し、メッセージの伝達を容易に
するために、また、コンソールのアドレス空間と固有の
関連があるデータ空間におけるキュー状態のメッセージ
・エントリの利用を通して処理するために、フレキシブ
ルではあるが順序付けられたやり方で、コンピュータ・
システムに対するコンソール・デバイスを規定する能力
が着実に増強される。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、コンピュータの操作環
境に対してコンソールをダイナミックに同定することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明において用いられるアドレスおよびデ
ータ空間の構造についての全体的な概観を例示する機能
ブロック図である。
【図2】コンソール・アドレス空間でランするコンソー
ル支援プログラムと、そのアドレス空間でランするコン
ピュータ操作システムとの相互作用を例示するフローチ
ャートである。
【符号の説明】
10  アドレス空間 11  キューア 15  伝達ルーチン 16  メッセージ探索 17  リターン・アドレス 20  メッセージ・データ空間 30  ユーザ・ルーチン 31  MCSOPMSG 発生 32  メッセージ処理

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プログラムおよびデータに対する多重アド
    レス空間を支援するオペレーティング・システムを含む
    ととともにデータ・アクセスに対するデータ空間をも支
    援するコンピュータ・システムを操作するための方法で
    あって、前記コンピュータ・システムは前記コンピュー
    タ・システムと通信するための複数個のコンソールを含
    んでおり:コンソール属性の特定を含めて、前記コンソ
    ールの少なくとも1個を前記オペレーティング・システ
    ムに対して同定するステップ;前記同定されたコンソー
    ルの1個から前記コンピュータ・システムに対して、前
    記多重アドレス空間の一つにおいて能動的なコンソール
    支援プログラミングによって、少なくとも1個のコマン
    ドを伝送するステップ;前記コマンドをある1個のトー
    クン値と関連させるステップ;前記コマンドを処理して
    、前記トークン値と関連があるとともに前記データ空間
    の一つにおけるキュー(待ち行列)内に配置されている
    、前記のコマンドに関するレスポンスまたはメッセージ
    を発生させるステップ;および前記キューに配置された
    レスポンスまたはメッセージを指向し直して、前記トー
    クン値および前記コンソール属性で決定されるようにコ
    ンソールを選択するステップ;を含んでなる前記の方法
  2. 【請求項2】コマンド・オーソリティ、ルーティング・
    コード、レベル、ディスプレイ・フォーマット、コマン
    ド・スコープ、移送識別子および蓄積限界からなるリス
    トから選択された少なくとも1個が前記の属性に含まれ
    ている、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】前記コンピュータ・システムは、複数個の
    個別に緩やかに結合されたコンピュータで構成されてい
    る、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】前記キューにされたメッセージまたはレス
    ポンスは先入れ先出しの順序で処理される、請求項1に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】キューからのメッセージの受け入れをコン
    トロールする定義可能なコンソール属性を含んでいる、
    分離したアドレス空間においてランしているコンソール
    ・コントロール・プログラミング操作による後続の処理
    操作のために、データ空間において非同期的に発生する
    メッセージをキュー操作するステップを含んでいる、コ
    ンピュータ・システムを操作させるための方法。
  6. 【請求項6】分離したアドレス空間においてランしてい
    るプログラミング操作による後続の処理操作のために、
    データ空間において非同期的に発生するメッセージをキ
    ュー操作するステップを含んでいる、コンピュータ・シ
    ステムを操作させるための方法。
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