JPH04240611A - 光ビーム走査記録装置 - Google Patents

光ビーム走査記録装置

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Publication number
JPH04240611A
JPH04240611A JP3025380A JP2538091A JPH04240611A JP H04240611 A JPH04240611 A JP H04240611A JP 3025380 A JP3025380 A JP 3025380A JP 2538091 A JP2538091 A JP 2538091A JP H04240611 A JPH04240611 A JP H04240611A
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JP
Japan
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light beam
light
amount
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scanning direction
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JP3025380A
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English (en)
Inventor
Yukihiko Inagaki
幸彦 稲垣
Yoshihiro Kishida
岸田 吉弘
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光源から照射された光
ビームで感光材料を露光し、画像等の情報を走査記録す
る光ビーム走査記録装置(例えば、レーザ記録装置など
)に係り、特には、光ビームの焦点ズレに起因した走査
方向の焼き付け線幅の変化をなくすための技術に関する
【0002】
【従来の技術】光ビーム走査記録装置を用いて画像の記
録を行う場合、画質の点から、光ビームの合焦点位置に
おけるビーム径(以下、焦点径という)に等しい一定の
線幅で記録するのが最も良い。そのためには、主走査方
向の各点で光ビームが焦点を結んでいる必要がある。そ
こで、通常の光ビーム走査記録装置では、実際の走査記
録に入る前に、走査面に感光用フィルムをセットしてこ
れを光ビームで走査して焼き付け、焼き付けられた走査
線幅を熟練者が観察する。そして、走査線幅が光ビーム
の焦点径に等しいものになっているかを判断し、ズレが
ある場合には光学系などを調整して焦点ズレを修正して
いた。このような手法によれば、光ビームの焦点を調整
するたびに、フィルムを現像したり、現像結果を熟練者
の観察に頼るなどしなければならず、多工程化に伴う高
コスト化を招くばかりか、効率も悪い。そこで、走査面
における光ビームの合焦点を自動検出する機構を付加し
た光ビーム走査装置が提案されている。本発明に近いも
のとして、特公昭60−9243号公報に記載の装置を
従来例として挙げ、以下に説明する。
【0003】図9は特公昭60−9243号公報に開示
されている走査装置の概略構成を示した図である。この
装置は、レーザ光源51から発射した光ビームを、光変
調器52, ビームエキスパンダー53を通して回転多
面鏡54(ポリゴンミラーとも呼ばれる)に導き、さら
に走査レンズ55(fθレンズ)で集束して走査面56
に照射する。そして、回転多面鏡54を回転させること
により、走査面56を光ビームで走査する。この走査面
56上での光ビーム径を検出するのに、走査面56の走
査線の延長線上にホトディテクター57を設置し、ホト
ディテクター57の検出面の前に直線状のナイフエッジ
58を配している。
【0004】ナイフエッジ58を横切って、ホトディテ
クター57に入光する光ビームの光量を検出すると、そ
れは光ビームの径に応じた信号になる。すなわち、光ビ
ームの径が大きいとナイフエッジ58を介してホトディ
テクター57に入光する光量は徐々に増加する。また、
光ビームの径が小さい場合には、ホトディテクター57
に入光する光量は急激に増加する。このように、光ビー
ムの径の大きさに応じたホトディテクター57の検出信
号の変化の度合いから光ビームの焦点ズレを検出し、光
ビームの焦点位置と走査面位置との調整を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来装置の場合には、次のような問題
がある。
【0006】すなわち、従来装置は、走査線の延長線上
における一点でのみ光ビームの合焦点を検出するもので
、光ビームの走査幅全域にわたって合焦点を検出するも
のではない。ところが、走査レンズ(fθレンズ)や回
転多面鏡(ポリゴンミラー)などの光学系部品に生じる
歪みや設置位置のズレなどによって、同一の走査線上に
おける各点での光ビーム径が異なることがある。したが
って、従来装置のように、ただの一点だけで光ビームの
合焦点を検出するのでは不十分である。このため、検出
点以外の走査線上で光ビームが焦点を結んでいない場合
に、これを検出することができず、主走査方向の各点の
焼き付け線幅が一定でないまま画像の走査記録が行われ
、画質の低下を招くという問題がある。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、主走査方向全域にわたって光ビームの
焦点ズレの検出を行うとともに、その検出結果を利用し
て光ビームの光量を調整し、その結果として主走査方向
の各点の焼き付け線幅を焦点径と同じ大きさにすること
のできる光ビーム走査記録装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわち
、この発明に係る光ビーム走査装置は、光ビームの走査
記録面に対して光学的に等価な面上の主走査方向に配さ
れ、光ビームの合焦点位置におけるビーム径と略同じ幅
の複数個の透光部を有する格子板と、前記格子板の透光
部を通過した光ビームの光量を検出する光量検出手段と
、前記光量検出手段の検出信号値に基づいて主走査方向
の各点における光ビームの焦点ズレ量を導出する焦点ズ
レ導出手段と、前記導出された焦点ズレ量に基づいて光
ビームの光量を調節して主走査方向の各点の焼き付け線
幅を一定にする光量調節手段と、を備えたことを特徴と
している。
【0009】
【作用】本発明の光ビーム走査記録装置の構成による走
査記録は以下のようにして行われる。まず、実際の走査
記録に移る前に、格子板を光ビームで走査する。光量検
出手段は、格子板の透光部を通過した光ビームの光量を
検出して、光ビーム径に応じた検出信号を出力する。す
なわち、光ビームが格子板位置に焦点を結んでいれば、
格子板の透光部を光ビームの全光量が通過して検出信号
値は最大値となり、焦点を結んでいないと(光ビーム径
が焦点径よりも大きいと)、光ビームの一部光量は格子
板の遮光部によって遮られ、検出信号値は最大値よりも
小さな値になる。このように、光量検出手段の出力値と
光ビームの焦点のズレ量との間には相関関係があるので
、焦点ズレ導出手段は、格子板の各透光部を通過した検
出信号値に基づき、主走査方向の各点における光ビーム
の焦点ズレ量を導出する。そして、実際に走査記録を行
うときに、光量調整手段が前記算出された焦点ズレ量に
基づいて、光ビームの光量を調整し、主走査方向の各点
の焼き付け線幅を一定にする。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1はこの実施例に係る光ビーム走査記録装置
の概略構成を示した斜視図である。
【0011】感光性シート1を載置する可動テーブル2
が、一対のガイドレール3a,3bによって移動可能に
支持されている。可動テーブル2の下側には、ネジ棒4
が取りつけられており、ネジ棒4の先端に固定されたギ
ア5は、モータ6の出力ギア7に噛み合わさっている。 モータ6の回転により、ネジ棒4が回転し、これに伴っ
て可動テーブル2がガイドレール3a,3bに案内され
てX軸方向に移動する。このX軸方向が感光性シート1
に照射される光ビームの副走査方向である。
【0012】その照射用光ビームは、レーザ光源8から
発射されて、AOM9(acousto −optic
 modulator で、音響光学効果を利用した光
変調器) で光量変調され、ビームエキスパンダー10
で幅広の平行光線に変換される。その後、ロータリーエ
ンコーダ31が内蔵されたモータ12で駆動されてZ軸
周りに回転する回転多面鏡11(ポリゴンミラー11)
によってY軸方向に走査され、走査レンズ13(fθレ
ンズ13)で集束される。このY軸方向が光ビームの主
走査方向である。
【0013】fθレンズ13で集束された光ビームは、
全反射ミラー14で直角に光路変換されて、感光性シー
ト1上(走査面上)に照射される。その走査面の延長面
上、すなわち、走査面と同一面位置となる可動テーブル
2の端部に沿って( すなわち、主走査方向に) セン
サー部15が取りつけられている。
【0014】図2は、センサー部15を拡大した斜視図
である。センサー部15は、スリット状の透光部19と
遮光部20とを交互に形成してなるグレーティングガラ
ス16と、フォトダイオード17を水平方向に多数取り
付けたセンサー台18とを一体化したものである。透光
部19の幅は光ビームの焦点径とほぼ等しい大きさに形
成され、フォトダイオード17はグレーティングガラス
16の全域に対して設けられている。グレーティングガ
ラス16が本発明でいう格子板に相当し、フォトダイオ
ード17が光量検出手段に相当している。このような構
成の光ビーム走査記録装置で画像記録を行う場合、(1
)可動テーブル2を移動させてその端部に取りつけられ
たセンサー部15を光路位置に置き、これを光ビームで
走査する。そして、フォトダイオード17の出力電圧値
に基づいて光ビームの焦点ズレ量を導出する(以下導出
モードという)。(2)画像の走査記録を行うにあたり
、前記導出された主走査方向の各点の焦点ズレ量に基づ
いて光ビームの光量を調節することにより、主走査方向
の各点の焼き付け線幅を一定にする(以下記録モードと
いう)。上記導出モードと記録モードは、オペレータが
指示する事によって、そのモードが選択的に切り換えら
れる。上記(1)導出モードと(2)記録モードの動作
について以下に詳しく説明する。
【0015】(1)まず、光ビームの焦点ズレ量の導出
について図3と図4を参照しながら説明する。図3と図
4は、センサー部15に入射される光ビームの径と、フ
ォトダイオード17の出力電圧値との関係をそれぞれ示
している。図3に示すように、全反射ミラー14で光路
変換されセンサー部15に入射した光ビームB1の径φ
d1が、透光部19の幅dよりも大きいとき(φd1>
d)、フォトダイオード17の出力電圧値はV1であっ
たとする。これに対し、図4に示すように、光ビームB
2の径φd2が透光部19の幅dと略一致しているとき
(φd2≒d)、フォトダイオード17の出力電圧値は
V1よりも高いV2となる(V2>V1)。すなわち、
光ビーム径が透光部19の幅dよりも大きいと、遮光部
20によってその一部光量が遮断され、フォトダイオー
ド17の出力電圧値は最大値よりも低くなるが、光ビー
ム径が透光部19の幅にほぼ等しい大きさである(最小
の焦点の大きさである)と、光ビームの全光量がフォト
ダイオード17に入光し、フォトダイオード17の出力
電圧値は最大値となる。 このように、フォトダイオード17の出力電圧値は、光
ビーム径に応じて変化する。
【0016】そのフォトダイオード17の出力電圧値か
ら、光ビームの焦点ズレ量の求め方について、図5のロ
ジック回路図と、図6の信号波形図とを参照しながら説
明する。オペレータが入力部32において、導出モード
を選択すると、その情報は入力信号KINとして、CP
U23に出力され、CPU23は、モードに応じた信号
をモード信号MODEとしてクロック制御器33、アド
レス制御器34、アナログスイッチ36、画像信号発生
器25に出力する。導出モードが選択された場合、アナ
ログスイッチ36は、2入力A,Bのうち、基準電圧発
生器35の出力端子に接続されている入力Bを選択し、
入力Bに入力された信号、すなわち、基準電圧発生器3
5の出力信号REF1と同じ信号を出力する。また、画
像信号発生器25は、一定の基準濃度信号REF2を出
力する。出力信号REF1は、増幅器OP2で増幅され
た後、乗算機能を持った重畳回路26に出力される。重
畳回路26の一方には、画像信号発生器25から、一定
の基準濃度信号REF2が入力されている。従って、重
畳回路26は、入力される2つの信号は共に一定である
ので、この出力信号は一定となり、AOM駆動回路27
の出力信号も一定となり、AOM9によって変調される
光ビームの光量も一定となる。この状態において、回転
多面鏡11を回転させて、光ビームでグレーティングガ
ラス16を主走査方向に走査する。
【0017】この時、基準電圧+Vで逆バイアスされた
フォトダイオード17の出力電流に比例した出力電圧値
VPDは、演算増幅器OP1によって出力電圧値VOP
(図6(A)の波形図参照)に増幅され、ローパスフィ
ルタLPF1と、比較器Cに与えられる。ローパスフィ
ルタLPF1は、出力電圧VOPの波形を平滑化し、図
6(B)に示すような、滑らかに連続したアナログ波形
に整形してA/D変換器22に出力する。
【0018】一方、比較器Cは、演算増幅器OP1から
の出力電圧値VOPと基準電圧発生器21からの基準電
圧Vshとを比較し、VOP>Vshになると「H−レ
ベル」となる信号を出力する。これにより、光ビームが
透光部19に入射している間、「H−レベル」となるパ
ルス状の信号が出力される。以下、このパルス信号をグ
レーティングクロック(グレーティングガラス16に形
成された透光部19のピッチ毎に出力されるクロックパ
ルス)といい、図6の(C)に示す。クロック制御器3
3は、信号MODEによって、2入力,D,Eのうち、
一方の入力信号を選択して出力するもので、導出モード
の場合は、入力Dを選択し、比較器Cからの出力信号す
なわち、グレーティングクロックを出力する。
【0019】アドレス制御器34は、グレーティングク
ロック数を計数し、それを基にメモリアドレスデータ(
A1〜An)を算出し、上記デジタル信号をメモリM1
に格納する。この時、メモリM1へのデータ書き込みが
可能となるように、メモリM1を制御する信号をイネー
ブル信号ENAとして同時に出力する。また、A/D変
換器22からのメモリM1へデジタル信号を出力するタ
イミングとなるクロック信号CLを出力する。導出モー
ドの場合、クロック信号CLはグレーティングクロック
と同期した信号となる。A/D変換器22は、クロック
信号CLのパルスタイミングに同期してローパスフィル
タLPF1の出力電圧をサンプリングし(図6の(B)
のS1〜Sn)、デジタル信号に変換してメモリM1に
出力する。その結果、メモリM1には1走査線分の光量
データがグレーティングガラス16の透光部19のピッ
チごとに格納される。メモリM1に格納されているデー
タを波形で示すと図6(D)のDAのようになる。この
図において、Dmax は最大光量データ値、すなわち
、光ビームがグレーティングガラス16の上で焦点を結
んだときの光量(以下、焦点光量という)のデータを示
している。
【0020】焦点ズレ導出手段に相当するCPU23は
、メモリM1から光量データを読み出して、最大光量デ
ータDmax (焦点光量データ)との引き算処理を実
行し、光量データ波形とは逆の波形となる逆特性データ
を算出する。これは、焦点光量と合致しているときに「
0」の値となり、焦点光量からズレるほど値が大きくな
るデータで、本発明でいう焦点ズレ量のデータである。 このデータ波形は図6(D)の斜線部分で示すDBのよ
うになる。算出された焦点ズレ量データDBは光量デー
タが記憶されている領域(アドレス)とは異なる領域の
メモリM1に一旦格納される。
【0021】(2)このようにして焦点ズレ量を求める
と、以下のようにして光量調整を行いながら、実際の走
査記録を行う。オペレータが入力部に32において記録
モードを選択すると、その情報は、入力信号KINとし
て、CPU23に出力され、CPU23は記録モードに
応じたモード信号を、モード信号のモードとしてクロッ
ク制御器33、アドレス制御器34、アナログスイッチ
36および画像信号発生器25に出力する。クロック制
御器33は、信号MODEによって、2入力D,Eのう
ち、入力Eを選択し、モータ12に内蔵されたロータリ
ーエンコーダ31からの出力信号を、波形整形回路37
で波形整形したパルス信号を基に、光ビームの落射位置
を表すグレーティングクロックに対応する擬似クロック
信号を発生する。アドレス制御器34は、擬似クロック
信号のクロック数を計数し、それを基にアドレスデータ
(A1〜An)を算出し、メモリM1からデータを読み
出す。この時、メモリM1からデータの読み出しが可能
となるように、メモリM1を制御するイネーブル信号E
NAを同時に出力する。アナログスイッチ36は、2入
力A,Bのうち、ローパスフィルタLPF2に接続され
ている入力Aを選択し、入力Aに入力された信号を出力
する。画像信号発生器25は、画像メモリ28に格納さ
れている画像データを網点画像を形成するためのアナロ
グ画像信号に変換し出力する。このアナログ信号は、網
点画像を形成するための信号で、例えば、非露光部分が
「0ボルト」、露光部分が「数ボルト」の電圧レベルを
もっている。CPU23はアドレス制御器34から出力
されるアドレスデータ(A1〜An)に対応する、算出
した焦点ズレ量データDBをメモリM1から読み出して
、D/A変換器24、ローパスフィルタLPF2に与え
、滑らかな連続したアナログ信号に変換する。この焦点
ズレ量信号は、増幅器OP2で増幅された後、乗算機能
をもった重畳回路26に出力される。重畳回路26の一
方には、画像信号発生器25からのアナログ画像信号が
入力されている。重畳回路26は、アナログ画像信号に
焦点ズレ量信号を乗算してAOM9の駆動回路27に出
力する。この駆動回路27と重畳回路26およびAOM
9が本発明の光量調節手段に相当している。重畳された
信号はアナログ画像信号が「0ボルト」のときは「0ボ
ルト」の値となるが、「数ボルト」の電圧レベルをもっ
ているときは、焦点ズレ量信号に応じてその電圧レベル
が変化する信号となる。その信号波形の一例を図6の(
E)に示す。この図において符号V0はアナログ画像信
号の一定電圧レベルを、符号VKは重畳信号の電圧レベ
ルを示している。この図から明らかなように重畳信号V
Kは、焦点ズレ量データDBが「0」のとき(光量デー
タDAが焦点光量データDmax と合致しているとき
)には電圧レベルV0そのままの値となり、焦点ズレ量
データDBがある値をもっているときは、電圧レベルV
0にその焦点ズレ量分を加算して得られた大きな電圧レ
ベルの信号となる。
【0022】前記重畳信号の電圧レベルに応じて駆動回
路27がAOM9を駆動することにより、焦点ズレ量に
応じて振幅(エネルギー強度)が変化する光ビームがA
OM9から出射される。その結果、主走査方向のある領
域で光ビームに焦点ズレが生じている場合、その光ビー
ムのエネルギー強度が高められるので、主走査方向の全
域にわたって一定の焼き付け線幅で画像が記録される。 これについて、図7を参照しながら更に説明する。
【0023】図7(A)は、上記光量データDAの波形
の一例を示しており、グレーティングクロックのパルス
数で表される主走査位置がP0のときにフォトダイオー
ド17からの出力電圧値VOPは最大値Vmax とな
り、つまり光ビームは焦点光量となっている。このとき
の走査面(感光性シート1上)における光ビームの光エ
ネルギーの分布E0 を図7の(C)に示す。この図に
おいて符号Tは感光性シート1の記録エネルギー閾値で
あり、光エネルギーがこの閾値Tを超えたときに記録が
行われる。 したがって、光ビームが焦点を結んでいるとき、焼き付
け線幅は閾値を超えた光エネルギーの分布範囲に等しい
幅d0 となる。これに対し、主走査位置がP1のとき
、フォトダイオード17からの出力電圧値VOPは最大
値Vmax よりも小さく、光ビームが焦点を結んでい
ないとする。このときの感光性シート1上における光ビ
ームの光エネルギーの分布E1 は、図7の(C)に示
すように、末広がりの分布となり、焼き付け線幅は、記
録エネルギー閾値Tを超える光エネルギーの分布範囲に
等しい幅d1 となる。このように、光ビームが焦点を
結んでいるときに比べて、焦点を結んでいないときの焼
き付け線幅は小さくなる。図7(A)のような光量デー
タを上述した逆特性データに変換し、この逆特性データ
で光ビームを振幅変調すると、光ビームの光量は図7(
D)に示すように主走査方向に変化する。したがって、
光ビームが焦点を結んでいる主走査位置P0では元の光
量値K0のままで、光エネルギー分布もE0から変化せ
ず焼き付け線幅もd0のままであるが、これに対し、光
ビームが焦点を結んでいない主走査位置P1では、光量
値が元の光量値K0より大きなK1の値になる。これに
伴って光エネルギーが強くなり、閾値Tを超える光エネ
ルギーの分布範囲は広がって焼き付け線幅もd1 から
d0 に拡大し、焦点光量のときと同じ焼き付け線幅に
なる。
【0024】なお、上述した実施例では、格子板16を
可動テーブル2の端部に設置した例を用いたが、これ以
外にも、図8に示すように走査された光ビームをハーフ
ミラー70で分岐し、分岐された一方の光ビームが焦点
を結ぶ仮想走査面位置に格子板16を設置するようにし
てもよい。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の光ビーム走査記録装置は、実際の走査記録に移る前に
、格子板を走査した光ビームの光量を検出して、主走査
方向の各点における光ビームの焦点ズレ量を導出するよ
うにしたので、従来装置のようにただの一点だけでなく
、走査幅全域にわたって光ビームの焦点ズレが検出でき
、信頼性の高い焦点検出が可能になる。さらに、光量調
節手段を備えた本発明の光ビーム走査記録装置では、前
記導出した焦点ズレ量に基づいて、光ビームの光量を調
節して主走査方向の全域にわたって焼き付け線幅が一定
になるようにしたので、主走査方向のある箇所で光ビー
ムの焦点がずれていても、従来例のように光学系の調整
を行う必要がなく、作業性が向上し、しかも、高品質の
画像記録を行うことができる。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る光ビーム走査記録装置
の外観斜視図。
【図2】センサー部の拡大斜視図。
【図3】光ビーム径とフォトダイオードの出力電圧との
関係を示した図。
【図4】光ビームの焦点径とフォトダイオードの出力電
圧との関係を示した図。
【図5】焦点ズレ量算出のためのロジック回路図。
【図6】ロジック回路の各部における信号波形図。
【図7】光ビーム光量(エネルギー強度)と焼き付け線
幅との関係を説明する図。
【図8】センサー部のその他の取りつけ例を示した斜視
図。
【図9】従来装置の概略構成を示した図。
【符号の説明】 9    AOM 15  センサー部 16  グレーティングガラス 17  フォトダイオード 19  透光部 20  遮光部 23  CPU 26  重畳回路 27  駆動回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  光ビームの走査記録面に対して光学的
    に等価な面上の主走査方向に配され、光ビームの合焦点
    位置におけるビーム径と略同じ幅の複数個の透光部を有
    する格子板と、前記格子板の透光部を通過した光ビーム
    の光量を検出する光量検出手段と、前記光量検出手段の
    検出信号値に基づいて主走査方向の各点における光ビー
    ムの焦点ズレ量を導出する焦点ズレ導出手段と、前記導
    出された焦点ズレ量に基づいて光ビームの光量を調節し
    て主走査方向の各点の焼き付け線幅を一定にする光量調
    節手段と、を備えたことを特徴とする光ビーム走査記録
    装置。
JP3025380A 1991-01-09 1991-01-24 光ビーム走査記録装置 Pending JPH04240611A (ja)

Priority Applications (4)

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JP3025380A JPH04240611A (ja) 1991-01-24 1991-01-24 光ビーム走査記録装置
DE69219910T DE69219910T2 (de) 1991-01-09 1992-01-07 Lichtstrahlabtastsystem
EP92100158A EP0494645B1 (en) 1991-01-09 1992-01-07 Light beam scanning system
US07/818,512 US5200849A (en) 1991-01-09 1992-01-09 Light beam scanning system

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JP3025380A JPH04240611A (ja) 1991-01-24 1991-01-24 光ビーム走査記録装置

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JP3025380A Pending JPH04240611A (ja) 1991-01-09 1991-01-24 光ビーム走査記録装置

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