JPH04239944A - キャッシュロック方式 - Google Patents

キャッシュロック方式

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JPH04239944A
JPH04239944A JP3006658A JP665891A JPH04239944A JP H04239944 A JPH04239944 A JP H04239944A JP 3006658 A JP3006658 A JP 3006658A JP 665891 A JP665891 A JP 665891A JP H04239944 A JPH04239944 A JP H04239944A
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哲也 田中
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャッシュメモリを有
する情報処理装置におけるキャッシュロック方式に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】キャッシュメモリはCPUと主記憶の間
にあり、CPUが主記憶からデータを読みだしたり主記
憶に書き込むときの処理を高速化するのに用いられる。 しかし、一般にキャッシュメモリは主記憶より容量が小
さいため、主記憶のデータをすべてキャッシュメモリに
格納することはできない。そのため、必ずしもCPUの
要求したデータがキャッシュメモリに存在するとは限ら
ないので、必ずしも高速に供給できるとは限らない。
【0003】リアルタイム処理は要求された処理を一定
時間内に終了することを保証しなければならない。キャ
ッシュメモリを有する情報処理装置でリアルタイム処理
を行なう場合、要求された処理で使用するデータが必ず
しもキャッシュメモリに存在しており、高速に供給でき
るとは限らないので、そのデータがキャッシュメモリに
存在していることを前提にすることはできない。
【0004】また、キャッシュメモリの容量は主記憶よ
り小さいので、キャッシュメモリに存在している使用頻
度の多いデータが使用頻度の少ないデータで置き換わっ
てしまうことがある。使用頻度の多いデータは再びキャ
ッシュメモリに格納されるので、主記憶からキャッシュ
メモリへのデータの転送の頻度が増加することがある。
【0005】上記したことを解決するために高速に供給
されるべきデータや使用頻度の多いデータがキャッシュ
メモリに存在するときにキャッシュメモリの内容の更新
が行なわれないようにするキャッシュロック方式がある
【0006】従来のキャッシュロック方式を用いた情報
処理装置の構成概略図を図5に示す。図5において、1
はCPU、2は各エントリに有効ビットとタグ情報と物
理アドレスの上位部に持つアドレス変換装置、3は各エ
ントリに有効ビットとタグ情報とデータを持つキャッシ
ュメモリ、4は主記憶、10は比較回路、20は制御回
路、30,31,32はゲート回路、40はセレクタ回
路、50はキャッシュロックビットを持つコントロール
レジスタである。
【0007】この従来の回路はコントロールレジスタ5
0のキャッシュロックビットをセットすると、キャッシ
ュメモリ3の各エントリの更新が行なわれなくなる。つ
まり、キャッシュメモリ3に高速に供給されるべきデー
タや使用頻度の多いデータがキャッシュメモリ3に存在
している時点でコントロールレジスタ50のキャッシュ
ロックビットをセットすることにより、キャッシュメモ
リ3に存在する必要のあるデータをキャッシュメモリ3
に存在させ続けることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のキャ
ッシュロック方式を用いた情報処理装置はキャッシュメ
モリ3に存在する必要のあるデータと存在しなくてよい
データが主記憶4に混在する場合、キャッシュメモリ3
に存在する必要のあるデータのみがキャッシュメモリ3
に存在することを保証する手段がない。すなわち、キャ
ッシュメモリ3に存在しなくてもよいデータがキャッシ
ュメモリ3に格納してされている場合やキャッシュメモ
リ3に存在する必要のあるデータがまだキャッシュメモ
リ3に格納されていない場合にキャッシュロックビット
をセットすると、キャッシュロック方式の効率が悪い。
【0009】また、キャッシュロック状態のとき、キャ
ッシュメモリ3を完全に更新できないようにすると、一
連のアクセスで選択されたキャッシュメモリ3のエント
リにおいて、そのエントリに格納されているデータより
優先的にキャッシュメモリ3に存在する必要のあるデー
タを同じエントリに格納するとき、後者のデータはキャ
ッシュメモリに格納されないので不都合である。
【0010】本発明は上記したような問題を解決するも
のであり、キャッシュメモリに存在する必要のあるデー
タのみをキャッシュメモリに格納することを保証するキ
ャッシュロック方式を提供することを目的とするもので
ある。
【0011】また、本発明はキャッシュロック状態でも
キャッシュメモリに存在する必要性の高いものを優先的
にキャッシュメモリに格納できるキャッシュロック方式
を提供することを目的とするものである。
【0012】また、本発明はこれらのことを効率よく実
現するためのキャッシュロック方式を提供することを目
的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のキャッシュロック方式は、キャッシュロッ
ク属性を各エントリに持つキャッシュメモリを備え、前
記キャッシュロック属性により前記キャッシュメモリの
各エントリの更新を制御するようにしたものである。
【0014】また、本発明のキャッシュロック方式は、
優先順位ビットを各エントリに持つキャッシュメモリと
優先順位ビットを各エントリに持つアドレス変換装置を
備え、一連のアクセスで選択されている前記キャッシュ
メモリのエントリの優先順位ビットの値と前記アクセス
で選択されている前記アドレス変換装置のエントリの優
先順位ビットの値とを比較し、その結果で前記キャッシ
ュメモリの前記エントリの更新を制御するようにしたも
のである。
【0015】また、本発明のキャッシュロック方式は、
キャッシュロック属性を各エントリに持つキャッシュメ
モリとキャッシュロック属性を各エントリに持つアドレ
ス変換装置を備え、一連のアクセスで選択されている前
記キャッシュメモリのエントリが更新されるとき、前記
アクセスにより選択されている前記アドレス変換装置の
エントリのキャッシュロック属性を前記キャッシュメモ
リのエントリの前記キャッシュロック属性に転記するよ
うにしたものである。
【0016】また、本発明のキャッシュロック方式は、
キャッシュロック制御ビットを持つコントロールレジス
タとキャッシュロック属性を各エントリに持つキャッシ
ュメモリを備え、前記キャッシュロック属性による前記
キャッシュメモリの各エントリの更新の制御の有無を前
記コントロールレジスタのキャッシュロック制御ビット
により制御するようにしたものである。
【0017】さらに、本発明のキャッシュロック方式は
、キャッシュロック属性を各エントリに持つキャッシュ
メモリを備え、一連のアクセスにより前記キャッシュメ
モリの更新するエントリを選択するとき、各エントリの
前記キャッシュロック属性を用いて選択するようにした
ものである。
【0018】
【作用】上記構成により、アクセスの要求があるとキャ
ッシュメモリの各エントリの中から適切なエントリが選
択される。このとき、キャッシュメモリの選択されてい
るエントリのデータが要求されたデータでない場合は要
求されたデータを主記憶から読み出す。そして、キャッ
シュメモリの選択されているエントリのキャッシュロッ
ク属性によりそのエントリのデータを、主記憶から読み
出したデータで置き換えるかどうかを制御する。
【0019】このようにキャッシュメモリの各エントリ
にキャッシュロック属性を設け、そのキャッシュロック
属性によりエントリの置き換えを制御することにより、
エントリ毎にキャッシュロックの制御ができ、キャッシ
ュメモリに存在する必要のあるデータのみをキャッシュ
メモリに存在させ続けることを保証することができる。
【0020】また、上記構成により、アクセスの要求が
あるとアドレス変換装置の各エントリの中から変換に使
用するエントリが選択され、キャッシュメモリの各エン
トリの中から適切なエントリが選択される。このとき、
キャッシュメモリの選択されているエントリのデータが
要求されたデータでない場合は要求されたデータを主記
憶から読み出す。そして、キャッシュメモリの選択され
ているエントリの優先順位ビットの値とアドレス変換装
置の選択されているエントリの優先順位ビットの値を比
較し、その結果でキャッシュメモリの選択されているエ
ントリのデータを、主記憶から読み出したデータで置き
換えるかどうかを制御する。
【0021】このようにすることによりエントリ毎にデ
ータの置き換えを制御でき、キャッシュメモリに存在す
る必要性の高いデータのみをキャッシュメモリに存在さ
せ続けることを保証することができる。
【0022】また、上記構成により、アクセスの要求が
あるとアドレス変換装置の各エントリの中から変換に使
用するエントリが選択され、キャッシュメモリの各エン
トリの中から適切なエントリが選択される。このとき、
アクセスで得られたデータがキャッシュメモリの選択さ
れているエントリに登録されるとき、アドレス変換装置
でアドレスの変換に使用したエントリのキャッシュロッ
ク属性がキャッシュメモリの選択されているエントリに
転記される。これにより、アドレス変換装置の各エント
リはソフトウェアで制御できるので、キャッシュメモリ
の各エントリのキャッシュロック属性をソフトウェアで
制御することができる。
【0023】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。本発明のキャッシュロック方式を用いた情報処理
装置の第1の実施例の構成概略図を図1に示す。図1に
おいて、1はCPU、12は各エントリにキャッシュロ
ックビットと有効ビットと論理アドレスの上位部と物理
アドレスの上位部を持つアドレス変換装置、13は各エ
ントリにキャッシュロックビットと有効ビットと物理ア
ドレスの上位部とデータを持つキャッシュメモリ、4は
主記憶、10は比較回路、20は制御回路、30,31
,32,33はゲート回路、40はセレクタ回路である
。次に上記構成による動作を説明するが、説明の簡単化
のためCPU1が書き込み動作をする場合について説明
する。図2はその書き込み動作の例を示すフローチャー
トであり、以下の説明の各項目は図2の各処理に対応し
ている。
【0024】a)CPU1が論理アドレスとデータを出
力する。論理アドレスの上位部はアドレス変換装置に入
力され、論理アドレスの下位部はキャッシュメモリ13
とゲート回路31に入力される。また、データはゲート
回路33に入力される。キャッシュメモリ13は論理ア
ドレスの下位部を用いてキャッシュメモリ13のエント
リを1つ選択する。
【0025】b)アドレス変換装置12は各エントリの
論理アドレスの上位部とCPU1が出力している論理ア
ドレスの上位部を比較し、一致するエントリを選択する
。 アドレス変換装置12は選択したエントリのキャッシュ
ロックビットをキャッシュメモリ13に出力し、物理ア
ドレスの上位部をキャッシュメモリ13と比較回路10
とゲート回路31に出力する。
【0026】c)キャッシュメモリ13はCPU1が出
力した論理アドレスの下位部により選択されているエン
トリの物理アドレスの上位部を比較回路10とセレクタ
回路40に出力し、キャッシュロックビットと有効ビッ
トを制御回路20に出力する。比較回路10ではキャッ
シュメモリ13が出力している物理アドレスの上位部と
アドレス変換装置12が出力している物理アドレスの上
位部を比較する。比較回路10で比較した結果が一致し
た場合は制御回路20に出力しているヒット信号をハイ
にし、不一致の場合はヒット信号をローにする。
【0027】d)制御回路20に入力されている有効ビ
ットがハイのときはe)からの処理を行い、有効ビット
がローのときはi)からの処理を行う。 e)制御回路20に入力されているヒット信号がハイの
ときはj)からの処理を行い、ヒット信号がローのとき
はf)からの処理を行う。
【0028】f)制御回路20に入力されているキャッ
シュロックビットがハイのときはg)の処理から行い、
キャッシュロックビットがローのときはh)からの処理
を行う。
【0029】g)制御回路20はゲート回路31,32
,33をオンにし、ゲート回路30をオフにし、セレク
タ回路40を制御してゲート回路31の出力を主記憶4
へ出力できるようにする。そこで、CPU1が出力した
論理アドレスの下位部とアドレス変換装置12が出力し
た物理アドレスの上位部がゲート回路31で合成されて
物理アドレスとして出力され、セレクタ回路40はゲー
ト回路31の出力である物理アドレスを主記憶4へ出力
する。また、同時にCPU1から出力されたデータはゲ
ート回路33およびゲート回路32を通り主記憶4へ出
力される。主記憶4はセレクタ回路40の出力である物
理アドレスで指定されたアドレスにゲート回路32の出
力であるデータを書き込む。この処理はここで終了する
【0030】h)制御回路20はゲート回路30,32
をオンにし、ゲート回路31,33をオフにし、セレク
タ回路40を制御してキャッシュメモリ13の物理アド
レスの上位部を主記憶4へ出力できるようにする。キャ
ッシュメモリ13は選択されているエントリの物理アド
レスの上位部をセレクタ回路40へ出力し、セレクタ回
路40はこれを主記憶4へ出力する。また、同時にキャ
ッシュメモリ13の選択されているエントリのデータが
ゲート回路30およびゲート回路32を通り主記憶4へ
出力される。主記憶4はセレクタ回路40の出力の物理
アドレスの上位部で指定したアドレスにゲート回路32
の出力であるデータを書き込む。
【0031】i)制御回路20はゲート回路30,31
,32をオンにし、ゲート回路33をオフにし、セレク
タ回路40を制御してゲート回路31の出力を主記憶4
へ出力できるようにする。そこで、ゲート回路31はC
PU1が出力している論理アドレスの下位部とアドレス
変換装置12が出力している物理アドレスの上位部を合
成して物理アドレスとしてセレクタ回路40へ出力し、
セレクタ回路40はこれを主記憶4へ出力する。主記憶
4はセレクタ回路40が出力している物理アドレスが指
定するアドレスからデータを読みだし、そのデータはゲ
ート回路32およびゲート回路30を通りキャッシュメ
モリ13へ出力される。キャッシュメモリ13はアドレ
ス変換装置12が出力している物理アドレスの上位部と
キャッシュロックビットとゲート回路30が出力してい
るデータを選択されているエントリに書き込み、有効ビ
ットをセットする。
【0032】そのあと、制御回路20はゲート回路30
,33をオンにし、ゲート回路31,32をオフにする
。そして、CPU1が出力したデータがゲート回路33
およびゲート回路30を通りキャッシュメモリ13に出
力され、キャッシュメモリ13は選択されているエント
リにそのデータを書き込む。この処理はここで終了する
【0033】j)制御回路20はゲート回路30,33
をオンにし、ゲート回路31,32をオフにする。そし
て、CPU1が出力したデータはゲート回路33および
ゲート回路30を通りキャッシュメモリ13に出力され
る。そこで、キャッシュメモリ13はゲート回路30が
出力しているデータとアドレス変換装置12が出力して
いる物理アドレスの上位部とキャッシュロックビットを
選択されているエントリに書き込む。この処理はここで
終了する。
【0034】上記したようにアドレス変換装置12の適
当なエントリのキャッシュロックビットをセットすると
、そのエントリの物理アドレスで指定されるデータが一
旦キャッシュメモリ13に格納されたとき、そのデータ
はキャッシュメモリ13において他のデータで置き換え
られることがなくなるので、キャッシュメモリ13に存
在し続けられる。つまり、キャッシュメモリ13に存在
する必要のあるデータはその論理アドレスと物理アドレ
スをアドレス変換装置12に登録するときキャッシュロ
ックビットをセットしておき、キャッシュメモリ13に
存在しなくてもよいデータはその論理アドレスと物理ア
ドレスをアドレス変換装置12に登録するときキャッシ
ュロックビットをリセットしておく。このような操作で
キャッシュメモリ13に存在する必要のあるデータのみ
をキャッシュメモリ13に存在し続けさせることができ
る。以上のことはアドレス変換装置12の各エントリの
キャッシュロックビットを制御するだけで実現できる。
【0035】なお、キャッシュメモリ13の各エントリ
のキャッシュロックビットは他の情報を用いて生成して
もよく、キャッシュメモリ13のエントリを選択する方
法は各エントリのキャッシュロックビットを見てキャッ
シュロックビットのセットされてないエントリを他の方
法で選択しても同様の効果が得られる。
【0036】また、本実施例では物理キャッシュメモリ
でフルアソシエイティブの構成にしたが、論理キャッシ
ュメモリやダイレクトマップ、セットアソシエイティブ
などの他の構成でもよく、キャッシュメモリの方式もラ
イトバック方式ではなくライトスルー方式を用いても同
様の効果が得られる。
【0037】次に、本発明のキャッシュロック方式を用
いた情報処理装置の第2の実施例の構成概略図を図3に
示す。図3において、1はCPUであり、22は各エン
トリに優先順位ビットと有効ビットと論理アドレスの上
位部と物理アドレスの上位部を持つアドレス変換装置、
23は各エントリに優先順位ビットと有効ビットと物理
アドレスの上位部とデータを持つキャッシュメモリ、4
は主記憶、10,11は比較回路、20は制御回路、3
0,31,32,33はゲート回路、40はセレクタ回
路である。
【0038】次に上記構成による動作を説明するが、説
明の簡単化のためCPU1が書き込み動作をする場合に
ついて説明する。図4はその書き込み動作の例を示すフ
ローチャートであり、以下の説明の各項目は図4の各処
理に対応している。
【0039】a)CPU1が論理アドレスとデータを出
力する。論理アドレスの上位部はアドレス変換装置22
に入力され、論理アドレスの下位部はキャッシュメモリ
23とゲート回路31に入力される。また、データはゲ
ート回路33に入力される。キャッシュメモリ23は論
理アドレスの下位部を用いてキャッシュメモリ23のエ
ントリを1つ選択する。
【0040】b)アドレス変換装置22は各エントリの
論理アドレスの上位部とCPU1が出力している論理ア
ドレスの上位部を比較し、一致するエントリを選択する
。 アドレス変換装置22は選択したエントリの優先順位ビ
ットをキャッシュメモリ23と比較回路11に出力し、
物理アドレスの上位部をキャッシュメモリ23と比較回
路10とゲート回路31に出力する。
【0041】c)キャッシュメモリ23はCPU1が出
力した論理アドレスの下位部により選択されているエン
トリの物理アドレスの上位部を比較回路10とセレクタ
回路40に出力し、優先順位ビットを比較回路11に出
力し、有効ビットを制御回路20に出力する。比較回路
10ではキャッシュメモリ23が出力している物理アド
レスの上位部とアドレス変換装置22が出力している物
理アドレスの上位部を比較する。比較回路10で比較し
た結果が一致した場合は制御回路20に出力しているヒ
ット信号をハイにし、不一致の場合はヒット信号をロー
にする。また、比較回路11ではアドレス変換装置22
が出力する優先順位ビットの値とキャッシュメモリ23
が出力する優先順位ビットの値を比較し、アドレス変換
装置22の値の方が大きいときは制御回路20にハイを
出力し、それ以外のときはローを出力する。
【0042】d)制御回路20に入力されている有効ビ
ットがハイのときはe)からの処理を行い、有効ビット
がローのときはi)からの処理を行う。 e)制御回路20に入力されているヒット信号がハイの
ときはj)からの処理を行い、ヒット信号がローのとき
はf)からの処理を行う。
【0043】f)制御回路20に入力されている比較回
路11の出力がハイのときはh)の処理から行い、比較
回路11がローのときはg)からの処理を行う。 g)制御回路20はゲート回路31,32,33をオン
にし、ゲート回路30をオフにし、セレクタ回路40を
制御してゲート回路31の出力を主記憶4へ出力できる
ようにする。そこで、CPU1が出力した論理アドレス
の下位部とアドレス変換装置22が出力した物理アドレ
スの上位部がゲート回路31で合成されて物理アドレス
として出力され、セレクタ回路40はゲート回路31の
出力である物理アドレスを主記憶4へ出力する。また、
同時にCPU1から出力されたデータはゲート回路33
およびゲート回路32を通り主記憶4へ出力される。主
記憶4はセレクタ回路40の出力である物理アドレスで
指定されたアドレスにゲート回路32の出力であるデー
タを書き込む。この処理はここで終了する。
【0044】h)制御回路20はゲート回路30,32
をオンにし、ゲート回路31,33をオフにし、セレク
タ回路40を制御してキャッシュメモリ23の物理アド
レスの上位部を主記憶4へ出力できるようにする。キャ
ッシュメモリ23は選択されているエントリの物理アド
レスの上位部をセレクタ回路40へ出力し、セレクタ回
路40はこれを主記憶4へ出力する。また、同時にキャ
ッシュメモリ23の選択されているエントリのデータが
ゲート回路30およびゲート回路32を通り主記憶4へ
出力される。主記憶4はセレクタ回路40の出力の物理
アドレスの上位部で指定したアドレスにゲート回路32
の出力であるデータを書き込む。
【0045】i)制御回路20はゲート回路30,31
,32をオンにし、ゲート回路33をオフにし、セレク
タ回路40を制御してゲート回路31の出力を主記憶4
へ出力できるようにする。そこで、ゲート回路31はC
PU1が出力している論理アドレスの下位部とアドレス
変換装置22が出力している物理アドレスの上位部を合
成して物理アドレスとしてセレクタ回路40へ出力し、
セレクタ回路40はこれを主記憶4へ出力する。主記憶
4はセレクタ回路40が出力している物理アドレスが指
定するアドレスからデータを読みだし、そのデータはゲ
ート回路32およびゲート回路30を通りキャッシュメ
モリ23に出力される。キャッシュメモリ23はアドレ
ス変換装置22が出力している物理アドレスの上位部と
優先順位ビットとゲート回路30が出力しているデータ
を選択されているエントリに書き込み、有効ビットをセ
ットする。
【0046】そのあと、制御回路20はゲート回路30
,33をオンにし、ゲート回路31,32をオフにする
。そして、CPU1が出力したデータがゲート回路33
およびゲート回路30を通りキャッシュメモリ23に出
力され、キャッシュメモリ23は選択されているエント
リにそのデータを書き込む。この処理はここで終了する
【0047】j)制御回路20はゲート回路30,33
をオンにし、ゲート回路31,32をオフにする。そし
て、CPU1が出力したデータはゲート回路33および
ゲート回路30を通りキャッシュメモリ3へ出力される
。そこで、キャッシュメモリ23はゲート回路30が出
力しているデータとアドレス変換装置22が出力してい
る物理アドレスの上位部と優先順位ビットを選択されて
いるエントリに書き込む。この処理はここで終了する。
【0048】上記したようにアドレス変換装置22の適
当なエントリの優先順位ビットに適当な値をセットして
おくと、そのエントリの物理アドレスで指定されるデー
タが一旦キャッシュメモリ23に格納されたとき、その
データはアドレス変換装置22の優先順位ビットの値が
それより小さい他のデータで置き換えられることがなく
なるので、キャッシュメモリ23に存在し続けられる。 つまり、キャッシュメモリ23に存在する必要性の高い
データはその論理アドレスと物理アドレスをアドレス変
換装置22に登録するとき優先順位ビットに大きい値を
セットしておき、キャッシュメモリ23に存在しなくて
もよいデータはその論理アドレスと物理アドレスをアド
レス変換装置22に登録するとき優先順位ビットの値に
小さい値をセットしておく。このような操作でキャッシ
ュメモリ23に存在する必要性の高いデータのみをキャ
ッシュメモリ23に存在し続けさせることができる。以
上のことはアドレス変換装置22の各エントリの優先順
位ビットを制御するだけで実現できる。
【0049】なお、キャッシュロック制御ビットを各エ
ントリに設け、それにより各エントリのキャッシュロッ
ク制御の有無を制御することや、キャッシュロック制御
ビットをコントロールレジスタに設け、それによりキャ
ッシュロック制御の有無を制御することにより、キャッ
シュロック制御を行なわないようにもでき、キャッシュ
ロックを行なう必要がない場合でもこの実施例を使用で
きるようになる。
【0050】また、キャッシュメモリ23の各エントリ
の優先順位ビットは他の情報を用いて生成してもよく、
キャッシュメモリ23のエントリを選択する方法は各エ
ントリの優先順位ビットを見てその値が小さいエントリ
を他の方法で選択しても同様の効果が得られる。
【0051】また、本実施例では物理キャッシュメモリ
でフルアソシエイティブの構成にしたが論理キャッシュ
メモリやダイレクトマップ、セットアソシエイティブな
どの他の構成でもよく、キャッシュメモリの方式もライ
トバック方式ではなくライトスルー方式を用いても同様
の効果が得られる。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、アドレ
ス変換装置の各エントリとキャッシュメモリの各エント
リにキャッシュロックビットを設け、これらを制御する
ことにより、キャッシュメモリに存在する必要のあるデ
ータのみをキャッシュメモリに存在させることができる
。したがって、キャッシュメモリに存在しなくてもよい
データが含まれていることがないため効率のよいキャッ
シュロックを行うことができる。さらに、CPUがキャ
ッシュメモリに存在する必要のあるデータを要求する場
合、そのデータはキャッシュメモリに存在するのでキャ
ッシュメモリはCPUに高速にデータを供給することが
できる。リアルタイム処理に必要なデータにキャッシュ
ロックの属性をつけておくと、処理の必要なデータが必
ずキャッシュメモリに存在することになり、高速にその
データを得ることができ、その効果は大きい。
【0053】また、アドレス変換装置の各エントリとキ
ャッシュメモリの各エントリに優先順位ビットを設け、
これらを制御することにより、キャッシュメモリに存在
する必要性の高いデータのみをキャッシュメモリに存在
させることができる。したがって、使用頻度の多いデー
タの優先順位ビットの値を大きくして主記憶のアクセス
を少なくするなどのようにきめ細かい制御ができ、その
効果は大きい。
【0054】また、アドレス変換装置の各エントリのキ
ャッシュロック属性を設け、これをキャッシュメモリの
各エントリに転記することにより、キャッシュメモリの
各エントリのキャッシュロック属性をソフトウェアで制
御することができ、キャッシュロック方式を効率よく実
現することができる。
【0055】また、コントロールレジスタにキャッシュ
ロック制御ビットを設け、それによりキャッシュロック
制御の有無を制御することにより、キャッシュロック制
御を行う必要がない場合でもキャッシュロック方式を用
いた情報処理装置を使用できるようになる。
【0056】また、キャッシュメモリの各エントリを選
択する際、キャッシュロックの属性を見て、キャッシュ
ロックを行わないエントリやキャッシュロックの優先順
位の低いエントリを選択することにより、効率よくキャ
ッシュメモリのエントリにキャッシュメモリに存在する
必要のあるデータを格納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャッシュロック方式を用いた情報処
理装置の第1の実施例を示す構成概略図である。
【図2】本発明の第1の実施例の動作例のフローチャー
トである。
【図3】本発明のキャッシュロック方式を用いた情報処
理装置の第2の実施例を示す構成概略図である。
【図4】本発明の第2の実施例の動作例のフローチャー
トである。
【図5】従来のキャッシュロック方式を用いた情報処理
装置の構成概略図である。
【符号の説明】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  キャッシュロック属性を各エントリに
    持つキャッシュメモリを備え、前記キャッシュロック属
    性により前記キャッシュメモリの各エントリの更新を制
    御するように構成したキャッシュロック方式。
  2. 【請求項2】  優先順位ビットを各エントリに持つキ
    ャッシュメモリと優先順位ビットを各エントリに持つア
    ドレス変換装置を備え、一連のアクセスで選択されてい
    る前記キャッシュメモリのエントリの優先順位ビットの
    値と前記アクセスで選択されている前記アドレス変換装
    置のエントリの優先順位ビットの値とを比較し、その結
    果で前記キャッシュメモリの前記のエントリの更新を制
    御することを特徴とする請求項1記載のキャッシュロッ
    ク方式。
  3. 【請求項3】  キャッシュロック属性を各エントリに
    持つキャッシュメモリとキャッシュロック属性を各エン
    トリに持つアドレス変換装置を備え、一連のアクセスで
    選択されている前記キャッシュメモリのエントリが更新
    されるとき、前記アクセスにより選択されている前記ア
    ドレス変換装置のエントリのキャッシュロック属性を前
    記キャッシュメモリのエントリのキャッシュロック属性
    に転記することを特徴とする請求項1記載のキャッシュ
    ロック方式。
  4. 【請求項4】  キャッシュロック制御ビットを持つコ
    ントロールレジスタとキャッシュロック属性を各エント
    リに持つキャッシュメモリを備え、前記キャッシュロッ
    ク属性による前記キャッシュメモリの各エントリの更新
    の制御の有無を前記コントロールレジスタのキャッシュ
    ロック制御ビットにより制御することを特徴とする請求
    項1記載のキャッシュロック方式。
  5. 【請求項5】  キャッシュロック属性を各エントリに
    持つキャッシュメモリを備え、一連のアクセスにより前
    記キャッシュメモリの更新するエントリを選択するとき
    、各エントリの前記キャッシュロック属性を用いて選択
    することを特徴とする請求項1記載のキャッシュロック
    方式。
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