JPH04239836A - 多重通信ネットワークシステム - Google Patents

多重通信ネットワークシステム

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Publication number
JPH04239836A
JPH04239836A JP3007076A JP707691A JPH04239836A JP H04239836 A JPH04239836 A JP H04239836A JP 3007076 A JP3007076 A JP 3007076A JP 707691 A JP707691 A JP 707691A JP H04239836 A JPH04239836 A JP H04239836A
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JP
Japan
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data
node
control unit
slave
address
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Pending
Application number
JP3007076A
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English (en)
Inventor
Toru Uramoto
徹 浦本
Masao Katsuyama
勝山 正男
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to DE19924201642 priority patent/DE4201642C2/de
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    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08CTRANSMISSION SYSTEMS FOR MEASURED VALUES, CONTROL OR SIMILAR SIGNALS
    • G08C15/00Arrangements characterised by the use of multiplexing for the transmission of a plurality of signals over a common path
    • G08C15/06Arrangements characterised by the use of multiplexing for the transmission of a plurality of signals over a common path successively, i.e. using time division

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  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として車両等に搭載
される各種の電装品を制御する場合に使用される多重通
信ネットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のエレクトロニクス化が
進むにつれて、ワイヤーハーネスやコネクタの数が増大
しており、これに伴い、重量増加、ワイヤーハーネスの
屈曲性の悪化による組み立て作業性の低下、コネクタの
極数の増加によるチェック、故障探索の作業効率の低下
等の問題が生じている。
【0003】このような不都合を改善するため、近年は
、ランプ、リレー等の各種の電装品の制御を行う信号を
より少ないハーネス数で伝送する多重通信ネットワーク
システムが提案されている。
【0004】従来、この種の多重通信ネットワークシス
テムには、集中制御型のものと分散制御型のものとがあ
る。
【0005】前者の集中制御型のものは、単一のマスタ
ー・ノードを備え、このマスター・ノードに複数のスレ
ーブ・ノードがそれぞれ通信回線を介して接続されてお
り、各スレーブ・ノードには、スイッチ、ランプ、リレ
ー等の各種の電装品が接続される。そして、通信制御は
、いわゆるポーリング・セレクティング方式が採用され
、マスター・ノードが送信権を順番に割り当ててスレー
ブ・ノードとの間でデータ伝送を実行する。
【0006】すなわち、マスター・ノードは、順番に各
スレーブ・ノードとリンク確立を行うとともに、各スレ
ーブ・ノードから送られてくるデータを解釈して、制御
すべきスレーブ・ノードを決定し、当該スレーブ・ノー
ドとのリンク確立がなされた際に、そのスレーブ・ノー
ドに対してデータを送信する。一方、スレーブ・ノード
は、これに接続された電装品の状態に応じたデータを作
成してこれをマスター・ノードに送信し、また、マスタ
ー・ノードから送られてくるデータのアドレスを照合し
て自己のアドレスに一致していたならば、そのデータを
取り込む。
【0007】たとえば、図6および図7に示すように、
車両用として、各スレーブ・ノードB〜Dには、リア・
デフォガ用の操作スイッチb、リア・ヒータc、報知用
のランプdがそれぞれ個別に接続されているものとする
【0008】この場合、マスター・ノードAがこのスレ
ーブ・ノードBにデータ“1”を送信してリンクが確立
された際、この操作スイッチbがオンになっていると、
スレーブ・ノードBは、操作スイッチbがオン状態であ
ることを示すデータ“2”をマスター・ノードAに送信
する。マスター・ノードAは、このデータ“2”を受信
するとリア・デフォガ用の指令であると解釈し、リア・
ヒータ通電用のデータ“3”とランプ点灯用のデータ“
5”とをそれぞれ作成する。そして、スレーブ・ノード
Cとのリンクが確立された際に、リア・ヒータ通電用の
データ“3”をこのノードCに送信する。スレーブ・ノ
ードCは、このデータ“3”を受信すると、これに付加
されているアドレスが自己のアドレスと一致するか否か
を照合し、一致していたならばデータ“3”を取り込ん
でこれに基づく制御信号をリア・ヒータcに出力する。 これによりリア・ヒータcが通電加熱される。同様に、
マスター・ノードAは、スレーブ・ノードDとのリンク
が確立した際に、ランプ点灯用のデータ“5”をこのノ
ードDに送信する。スレーブ・ノードDは、このデータ
“5”を受信すると、これに付加されているアドレスが
自己のアドレスと一致するか否かを照合し、一致してい
たならばデータ“5”を取り込んでこれに基づく制御信
号をランプdに出力するので、これによりランプdが点
灯する。
【0009】一方、後者の分散制御型のものは、互いに
対等な関係をもつ複数のノードを通信回線を介して互い
に接続して構成されており、各ノードにスイッチ、ラン
プ、リレー等の各電装品が接続される。そして、通信制
御は、いわゆるCSMA/CD方式が採用され、送信権
は各ノードが分担して互いにデータ伝送を実行する。
【0010】すなわち、各ノードは、これに接続された
電装品の状態に応じたデータを作成し、これを全てのノ
ードに向けて送信する。このデータは全ノードにほぼ同
時に受信されるので、各ノードは、受信したデータに含
まれる制御アドレスを照合し、自己の制御アドレスに一
致していたならば、そのデータを取り込む。ポーリング
・セレクティング方式のような送信権の順次割り当ては
行われないので、複数のノードから同時にデータが送信
されることがあり、このときは、データバス上でデータ
の衝突が生じるが、この場合には、各ノードは、優先順
位に従って調停(アービトレーション)を行い、優先度
の高いデータが優勢となって送信される。優先度の低い
ノードは、このデータの送信後にデータを再送する。
【0011】たとえば、図8および図9に示すように、
各ノードB〜Dには、リア・デフォガ用の操作スイッチ
b、リア・ヒータc、報知用のランプdがそれぞれ個別
に接続されているものとする。
【0012】この場合、操作スイッチbがオンになると
、このノードBからは操作スイッチbがオン状態である
ことを示すデータ“1”が他の全てのノードA,C,D
に送信される。各ノードA,C,Dは、このデータ“1
”を受信すると、このデータに付加されている制御アド
レスと自己の制御アドレスと一致するか否かをテーブル
を参照して照合する。データ“1”に付加された制御ア
ドレスがノードCにおいて予め設定した制御アドレスと
一致していたならば、ノードCは、そのデータ“1”を
取り込んで、これに基づく制御信号をリア・ヒータcに
出力する。これによりリア・ヒータcが通電加熱される
。同時に、データ“1”に付加されている制御アドレス
がノードDにおいて予め設定した制御アドレスと一致し
ていたならば、ノードDはそのデータ“1”を取り込ん
でこれに基づく制御信号をランプdに出力するので、こ
れによりランプdが点灯する。また、ノードCとノード
Aとからデータ“3”,“4”が同時に送信されて衝突
が発生した場合に、ノードCの優先度が予め高く設定さ
れておれば、ノードCからデータ“3”を送信した後、
所定の待ち時間を経て次にノードAからデータ“4”が
送信される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の集中
制御型では、マスター・ノードは、送信権の割り当てや
、スレーブ・ノードからのデータを解釈したり、格納し
たりする機能が必要で、回路構成が複雑であるが、その
分、スレーブ・ノードの機能を省略でき、衝突発生もな
く通信制御が容易であるため、システム全体としては分
散制御型のものよりも低コストで実現できる利点がある
【0014】しかし、各ノードは、いつでもデータを送
信できるものではなく、送信権が確保されたノードにし
かデータを送れないので、リンク確立の順番がくるまで
に時間がかかり、応答性が不十分である。
【0015】一方、分散制御型では、各ノードは互いに
対等な関係にあり、各ノードはいつでも必要なときにデ
ータを送信することができるために、応答性に優れ、し
かも、システムの拡張も当該ノードの変更だけで対応で
きる。さらに、一つのノードの故障が他のノードに影響
しないので、信頼性にも優れる等の利点がある。
【0016】しかし、各ノードごとに他のノードからの
データの衝突回避や、データを解釈したり、格納したり
する機能を備えることが必要で、システム全体としては
回路構成が複雑になるとともに、コストアップが避けら
れないという不具合がある。
【0017】このように、集中制御型、分散制御型のい
ずれにも一長一短があり、応答性、コストの面でいずれ
も満足できるネットワークは、従来のものでは存在しな
かった。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来のこのよ
うな課題を解決するためになされたものであって、応答
性、コストのいずれの面でも満足できるネットワークを
構築できるようにするものである。
【0019】そのため、本発明の多重通信ネットワーク
システムでは、単一のマスター・ノードに対して複数の
スレーブ・ノードが共通の通信回線を介して互いに接続
されており、前記マスター・ノードは、CPUと通信用
回路とを備え、このCPUは、各スレーブ・ノードから
送られてくるデータを解釈して、制御すべき特定のスレ
ーブ・ノードを決定して電装品制御用のデータを作成す
るものであり、また、通信用回路は、各スレーブ・ノー
ドからのデータに含まれるアドレスを照合して自己のア
ドレスと一致した場合にそのデータを取り込む受信制御
部と、CPUからの電装品制御用のデータに制御対象と
なる特定のスレーブ・ノードのアドレスを付加して全て
のスレーブ・ノードに向けて送信する送信制御部と、通
信回線上のデータの衝突発生を検出するとともに、前記
送信制御部の動作を制御して調停と再送信処理を行う通
信制御部とを含む一方、前記各スレーブ・ノードは通信
用回路を有し、この通信用回路は、マスター・ノードあ
るいは他のスレーブ・ノードから送られてくるデータに
含まれるアドレスを照合して自己のアドレスと一致した
場合にそのデータを取り込む受信制御部と、電装品制御
用のデータにマスター・ノードのアドレスを付加して他
の全てのノードに向けて送信する送信制御部と、通信回
線上のデータの衝突発生を検出するとともに、前記送信
制御部の動作を制御して調停と再送信処理を行う通信制
御部と、前記受信制御部で得られたデータに基づく制御
信号を電装品に出力し、また、電装品からの出力信号を
送信制御部に転送するインターフェイス部とを含んで構
成されている。
【0020】
【作用】上記構成において、マスター・ノードを構成す
る通信用回路の受信制御部は、各スレーブ・ノードから
のデータに含まれるアドレスを照合して自己のアドレス
と一致した場合にそのデータを取り込み、そのデータを
CPUに転送する。CPUは、各スレーブ・ノードから
送られてきたデータを解釈し、制御すべき特定のスレー
ブ・ノードを決定して電装品制御用のデータを作成する
。そして、このデータは送信制御部に送られるので、送
信制御部はCPUからの電装品制御用のデータに制御対
象となる特定のスレーブ・ノードのアドレスを付加して
全てのスレーブ・ノードに向けて送信する。
【0021】一方、各スレーブ・ノードを構成する通信
用回路の受信制御部は、各マスター・ノードあるいは他
のスレーブ・ノードから送られてくるデータを全て受信
するが、他のスレーブ・ノードからのデータには全てマ
スター・ノードのアドレスしか付加されていないので、
実際には、マスター・ノードから送られてくるデータの
みがスレーブ・ノードに取り込まれることになる。そし
て、このデータは、インターフェイス部に転送されてこ
のデータに基づく制御信号を電装品に出力する。また、
電装品からの出力信号は、インターフェイス部を介して
送信制御部に転送されるので、送信制御部は、電装品制
御用のデータにマスター・ノードのアドレスを付加して
他の全てのノードに向けて送信する。
【0022】マスター・ノードとスレーブ・ノード間、
あるいは、スレーブ・ノード相互間でデータ衝突が発生
した場合には、各ノードの通信制御部は、このデータ衝
突発生を検出して送信制御部を制御し調停と再送信処理
を行う。
【0023】このように、本発明では、データアクセス
方式は、集中制御型と同様に、マスター・ノードとスレ
ーブ・ノードとの間でのみデータをアクセスして、スレ
ーブ・ノード相互間でのアクセスは行わないので、スレ
ーブ・ノードの通信制御の機能を簡素化でき、システム
全体のコストダウンが図れる。また、送信の割り当てと
決定は、マスター・ノードにのみ任せるのではなくて、
分散制御型と同様に、スレーブ・ノードを含む各ノード
がそれぞれ分担するので、いずれのノードも任意のタイ
ミングでデータを送信でき、そのため、応答性の悪さが
改善される。
【0024】
【実施例】図1は本発明の多重通信ネットワークシステ
ムの全体構成図である。この実施例のネットワークシス
テムは、単一のマスター・ノードAに対して複数のスレ
ーブ・ノードB〜Dが共通の通信回線Lを介して互いに
接続されており、各スレーブ・ノードB〜Dには各電装
品b〜dが装備されている。本例では、車両用として、
各スレーブ・ノードB〜Dにリア・デフォガ用の操作ス
イッチb、リア・ヒータc、報知用のランプdがそれぞ
れ個別に接続されている。
【0025】図2はマスター・ノードAのブロック図で
ある。同図において、1は各スレーブ・ノードB〜Dか
ら送られてくるデータを解釈し、制御すべき特定のスレ
ーブ・ノードを決定して電装品制御用のデータを作成す
るCPU、2は電装品が接続されるインターフェイス部
、3はCPU1の制御プログラムが格納されたROM、
4は送受信データを格納するRAM、5は通信用回路で
ある。
【0026】また、通信用回路5は、図3に示すように
、各スレーブ・ノードB〜Dから通信回線Lを介して送
られてくるシリアルのデータをパラレルに変換するS/
P変換部11と、このS/P変換部11から出力される
データに含まれるアドレスを照合して自己のアドレスと
一致した場合にそのデータをエラーチェックして取り込
む受信制御部12と、CPU1からの電装品制御用のデ
ータに制御対象となる特定のスレーブ・ノードのアドレ
スを付加して全てのスレーブ・ノードB〜Dに向けて送
信する送信制御部13と、この送信制御部13で得られ
るパラレルのデータをシリアルに変換するP/S変換部
14と、通信回線L上のデータの衝突発生を検出すると
ともに、前記送信制御部13の動作を制御して調停と再
送信処理を行う通信制御部15と、送受信データを一時
的に格納するデータバッファ16とを含む。
【0027】一方、各々のスレーブ・ノードB〜Dは、
図4に示すように、通信用回路20を有し、この通信用
回路20は、マスター・ノードAあるいは他のスレーブ
・ノードから通信回線Lを介して送られてくるシリアル
のデータをパラレルに変換するS/P変換部11と、こ
のS/P変換部11から出力されるデータに含まれるア
ドレスを照合して自己のアドレスと一致した場合にその
データをエラーチェックして取り込む受信制御部22と
、電装品制御用のデータに対してマスター・ノードAの
アドレスを付加して他の全てのノードに向けて送信する
送信制御部23と、この送信制御部23で得られるパラ
レルのデータをシリアルに変換するP/S変換部24と
、通信回線L上のデータの衝突発生を検出するとともに
、前記送信制御部23の動作を制御して調停と再送信処
理を行う通信制御部25と、受信制御部22で得られた
データに基づく制御信号を電装品に出力し、また、電装
品からの出力信号を送信制御部に転送するインターフェ
イス部26とを含む。
【0028】次に、上記構成を有する多重通信ネットワ
ークシステムの通信制御動作について説明する。
【0029】マスター・ノードAについてはCPU1か
ら、また、各スレーブ・ノードB〜Dについては外部ピ
ン等により、それぞれ予め自己の固有のアドレスが受信
制御部12,22に設定される。さらに、各ノードA〜
Dの通信制御部15,25には、データの衝突発生時の
調停のための優先順位が設定されている。本例では、B
→D→A→Cの各ノードの順に優先順位が設定されてい
るものとする。
【0030】この状態で、たとえば、図5に示すように
、スレーブ・ノードBに接続された操作スイッチbがオ
ンになると、この操作スイッチbのオン状態を示すデー
タがインターフェイス部26を介してP/S変換部24
に送られる。このタイミングに合わせて、送信制御部2
3は、マスター・ノードAのアドレスデータをP/S変
換部24に送出するので、P/S変換部24からは、操
作スイッチbのオン状態を示すデータ“1”にマスター
・ノードAのアドレスが付加されて通信回線Lに送出さ
れる。
【0031】このスレーブ・ノードBからのデータ“1
”は、他の全てのノードA,C,Dに受信されるが、こ
のデータ“1”には、マスター・ノードAのアドレスし
か付加されていないので、実際には、マスター・ノード
Aにおいてのみデータ“1”が取り込まれることになる
。すなわち、マスター・ノードAにおいては、データ“
1”が通信用回路5のS/P変換部11でシリアル化さ
れ、このデータがデータバッファ16に転送されるとと
もに、受信制御部12に入力される。
【0032】受信制御部12は、スレーブ・ノードBか
らのデータ“1”に付加されたアドレスを自己のアドレ
スと照合し、両者が一致した場合にデータバッファ16
に一致信号を出力するので、データバッファ16は、こ
の一致信号を受けてデータ“1”を格納する。また、受
信制御部12からの一致信号は、通信制御部15にも与
えられるで、通信制御部15は、CPU1に対してデー
タ“1”の受信を通知する。CPU1は、この受信通知
を受けると、データバッファ16に格納されたデータ“
1”を読み出してこれを解釈し、制御すべき他のスレー
ブ・ノードC、Dを決定してリア・ヒータ通電用とラン
プ点灯用の各データ“2”,“3”を作成し、これらの
データ“2”,“3”をRAM4に格納する。
【0033】そして、CPU1は、所定のタイミングで
、RAM4からたとえばリア・ヒータ通電用のデータ“
2”を読み出してこれを通信用回路5のデータバッファ
16に転送する。さらに、CPU1は、通信制御部15
に送信要求の指令を与えると、通信制御部15は、この
要求を送信制御部13に伝えるので、送信制御部13は
、データバッファ16のデータ“2”をP/S変換部1
4に転送するとともに、スレーブ・ノードDのアドレス
データをP/S変換部24に送出するので、P/S変換
部24からは、リア・ヒータ通電用のデータ“2”にス
レーブ・ノードCのアドレスが付加されて通信回線Lに
送出される。
【0034】このマスター・ノードAからのデータ“2
”は、全てのスレーブ・ノードB〜Dに受信されるが、
このデータ“2”には、スレーブ・ノードCのアドレス
しか付加されていないので、実際には、スレーブ・ノー
ドCにおいてのみデータ“2”が取り込まれることにな
る。すなわち、スレーブ・ノードCにおいては、データ
“2”が通信用回路5のS/P変換部11でシリアル化
され、このデータがインターフェイス部26に転送され
るとともに、受信制御部22に入力される。
【0035】受信制御部22は、受信したデータ“2”
に付加されたアドレスを照合し、両者が一致した場合に
インターフェイス部26に一致信号を出力するので、イ
ンターフェイス部26は、この一致信号を受けてデータ
“2”をリア・ヒータcの駆動回路(図示省略)に出力
する。これにより、リア・ヒータcが通電加熱される。
【0036】上記と同様に、マスター・ノードAのCP
U1は、所定のタイミングで、RAM4からランプ点灯
用のデータ“3”を読み出すので、その通信用回路5か
らはランプ点灯用のデータ“3”にスレーブ・ノードD
のアドレスが付加されて通信回線Lに送出される。
【0037】このマスター・ノードAからのデータ“3
”は、全てのスレーブ・ノードB〜Dに受信されるが、
このデータ“3”には、スレーブ・ノードDのアドレス
しか付加されていないので、実際には、スレーブ・ノー
ドDにおいてのみデータ“3”が取り込まれ、これによ
ってインターフェイス部26は、この一致信号を受けて
データ“3”をランプdの駆動回路(図示省略)に出力
する。これにより、ランプdが点灯される。
【0038】各ノードA、B〜Dの通信制御部15,2
5は、S/P変換部11,21への入力データとP/S
変換部14,24からの出力データとを常に比較してお
り、両データが一致している場合には、信号衝突の発生
が無いと見なして送信制御部13,23に対して送信許
可の信号を与える。両データが不一致の場合には、デー
タ衝突が発生したものと見なして調停処理を行う。すな
わち、通信制御部15,25は、予め設定された各ノー
ド固有の優先順位に従って送信制御部13,23に対し
て送信許可あるいは送信中止の信号を与える。たとえば
、マスター・ノードAからのデータ“5”と、スレーブ
・ノードDとからのデータ“4”とが衝突した場合、本
例では、スレーブ・ノードDの優先順位が高いから、こ
のノードDが優勢となりデータ“4”が送信される。 そして、このデータ“4”の送信後に、マスター・ノー
ドAからのデータ“5”が送信されることになる。
【0039】なお、この実施例では、マスター・ノード
Aに対して3つのスレーブ・ノードB〜Dを設けている
が、これに限定されないのは勿論である。また、電装品
もスイッチb、ヒータc、ランプdの他に、パワーウイ
ンドウ、リモコンミラー、ワイパー等の駆動装置や、速
度感知センサに基づくエンジン制御装置等の各種のもの
が適用される。
【0040】
【発明の効果】本発明では、データアクセス方式は、集
中制御型と同様に、マスター・ノードとスレーブ・ノー
ドとの間でのみデータをアクセスして、スレーブ・ノー
ド相互間でのアクセスは行わないので、スレーブ・ノー
ドの通信制御の機能を簡素化でき、システム全体のコス
トダウンが図れる。
【0041】また、送信の割り当てと決定は、マスター
・ノードにのみ任せるのではなくて、分散制御型と同様
に、スレーブ・ノードを含む各ノードがそれぞれ分担す
るので、いずれのノードも任意のタイミングでデータを
送信でき、そのため、応答性の悪さが改善される。
【0042】したがって、従来の集中制御型と分散制御
型の各欠点を補い、応答性とコストのいずれの面でも満
足できるネットワークを構築することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多重通信ネットワークシステムの全体
構成図である。
【図2】本発明に係るマスター・ノードのブロック図で
ある。
【図3】図2のマスター・ノードを構成する通信用回路
の詳細を示すブロック図である。
【図4】本発明に係るスレーブ・ノードの通信用回路の
詳細を示すブロック図である。
【図5】本発明の多重通信ネットワークシステムのアク
セス状態を示すタイミングチャートである。
【図6】従来の集中制御型の多重通信ネットワークシス
テムの全体構成図である。
【図7】図6のシステムのアクセス状態の一例を示すタ
イミングチャートである。
【図8】従来の分散制御型の多重通信ネットワークシス
テムの全体構成図である。
【図9】図8のシステムのアクセス状態の一例を示すタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
A…マスター・ノード、B〜D…スレーブ・ノード、L
…通信回線、1…CPU、5…通信用回路、12…受信
制御部、13…送信制御部、15…通信制御部、20…
通信用回路、22…受信制御部、23…送信制御部、2
5…通信制御部、26…インターフェイス部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  単一のマスター・ノード(A)に対し
    て複数のスレーブ・ノード(B)〜(D)が共通の通信
    回線(L)を介して互いに接続されており、前記マスタ
    ー・ノード(A)は、CPU(1)と通信用回路(5)
    とを備え、このCPU(1)は、各スレーブ・ノード(
    B)〜(D)から送られてくるデータを解釈して、制御
    すべき特定のスレーブ・ノードを決定して電装品制御用
    のデータを作成するものであり、前記通信用回路(5)
    は、各スレーブ・ノード(B)〜(D)からのデータに
    含まれるアドレスを照合して自己のアドレスと一致した
    場合にそのデータを取り込む受信制御部(12)と、C
    PU(1)からの電装品制御用のデータに制御対象とな
    る特定のスレーブ・ノードのアドレスを付加して全ての
    スレーブ・ノード(B)〜(D)に向けて送信する送信
    制御部(13)と、通信回線(L)上のデータの衝突発
    生を検出するとともに、前記送信制御部(13)の動作
    を制御して調停と再送信処理を行う通信制御部(15)
    とを含む一方、前記各スレーブ・ノード(B)〜(D)
    は通信用回路(20)を有し、この通信用回路(20)
    は、マスター・ノード(A)あるいは他のスレーブ・ノ
    ードから送られてくるデータに含まれるアドレスを照合
    して自己のアドレスと一致した場合にそのデータを取り
    込む受信制御部(22)と、電装品制御用のデータにマ
    スター・ノード(A)のアドレスを付加して他の全ての
    ノードに向けて送信する送信制御部(23)と、通信回
    線(L)上のデータの衝突発生を検出するとともに、前
    記送信制御部(23)の動作を制御して調停と再送信処
    理を行う通信制御部(25)と、前記受信制御部(22
    )で得られたデータに基づく制御信号を電装品に出力し
    、また、電装品からの出力信号を送信制御部(23)に
    転送するインターフェイス部(26)とを含むことを特
    徴とする多重通信ネットワークシステム。
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