JPH04239617A - 射出成形用金型及び該金型を用いた射出成形方法 - Google Patents
射出成形用金型及び該金型を用いた射出成形方法Info
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- JPH04239617A JPH04239617A JP2410391A JP2410391A JPH04239617A JP H04239617 A JPH04239617 A JP H04239617A JP 2410391 A JP2410391 A JP 2410391A JP 2410391 A JP2410391 A JP 2410391A JP H04239617 A JPH04239617 A JP H04239617A
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims abstract description 14
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形用金型並びに
該金型を用いた射出成形方法に関する。
該金型を用いた射出成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の射出成形における金型は図3に示
すように、金型駒4と角度2〜3度の抜き勾配5aを内
側に形成した金型板5とからなるものが用いられている
。
すように、金型駒4と角度2〜3度の抜き勾配5aを内
側に形成した金型板5とからなるものが用いられている
。
【0003】そして、成形品のエジェクトに関しては、
エジェクタロッド、エアブロー、金型駒等によるエジェ
クト機構および型構造が多数提案されている。
エジェクタロッド、エアブロー、金型駒等によるエジェ
クト機構および型構造が多数提案されている。
【0004】また、射出成形方法としては、例えば特開
昭64−36421号公報に示されるように、一対の金
型を用いて高精度の樹脂成形品を得るゲートシール射出
成形方法等が知られている。
昭64−36421号公報に示されるように、一対の金
型を用いて高精度の樹脂成形品を得るゲートシール射出
成形方法等が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の射
出成形技術にあっては、成形品の取り出しに何らかのエ
ジェクト機構が必要となる。一般的には、エジェクタロ
ッドが多く利用されているが、この場合、エジェクタピ
ンの加工、また、ピンを型内に嵌め合わせる際に高精度
な加工を要求される。さらに、エジェクタプレートなど
、金型の構造が非常に複雑になる。これらのことは、エ
ジェクタロッド以外の他方式でも同様であり、型加工、
型構造の両面からコストが大きいという問題があった。
出成形技術にあっては、成形品の取り出しに何らかのエ
ジェクト機構が必要となる。一般的には、エジェクタロ
ッドが多く利用されているが、この場合、エジェクタピ
ンの加工、また、ピンを型内に嵌め合わせる際に高精度
な加工を要求される。さらに、エジェクタプレートなど
、金型の構造が非常に複雑になる。これらのことは、エ
ジェクタロッド以外の他方式でも同様であり、型加工、
型構造の両面からコストが大きいという問題があった。
【0006】他方、これらエジェクト機構を持たない場
合、成形品を取り出すためには、抜き勾配と呼ばれるテ
ーパーが金型に設けられる。実際にこの抜き勾配がない
と、通常の成形では成形品が型内に食いつき、取り出す
ことができなくなる。テーパーを設けることで成形品は
取り出し易くなるが、テーパー加工費を要し、さらに、
このテーパーの仕上げを精度よく上げないと、バリの原
因となったり、型合わせのずれが生じたりするという問
題点があった。
合、成形品を取り出すためには、抜き勾配と呼ばれるテ
ーパーが金型に設けられる。実際にこの抜き勾配がない
と、通常の成形では成形品が型内に食いつき、取り出す
ことができなくなる。テーパーを設けることで成形品は
取り出し易くなるが、テーパー加工費を要し、さらに、
このテーパーの仕上げを精度よく上げないと、バリの原
因となったり、型合わせのずれが生じたりするという問
題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の射出成形用金型においては、金型駒と抜き
勾配のない金型板とからなり、互いに当接、隣隔可能で
一対となっているものである。
に、本発明の射出成形用金型においては、金型駒と抜き
勾配のない金型板とからなり、互いに当接、隣隔可能で
一対となっているものである。
【0008】そして、射出成形方法においては、前記の
射出成形用金型を射出成形される樹脂のガラス転移点を
越えた温度に加温し、溶融された前記樹脂をキャビティ
に射出し、ゲートを閉じて射出された樹脂をキャビティ
内に閉じ込めたままで前記射出成形用金型を樹脂のガラ
ス転移点より低い温度まで徐冷し、次いでキャビティ内
の圧力が略零となった時に射出成形品を取り出すように
したことを特徴とするものである。
射出成形用金型を射出成形される樹脂のガラス転移点を
越えた温度に加温し、溶融された前記樹脂をキャビティ
に射出し、ゲートを閉じて射出された樹脂をキャビティ
内に閉じ込めたままで前記射出成形用金型を樹脂のガラ
ス転移点より低い温度まで徐冷し、次いでキャビティ内
の圧力が略零となった時に射出成形品を取り出すように
したことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明の射出成形用金型は金型駒と抜き勾配の
ない金型板とからなるので抜き勾配を形成するためのテ
ーパを加工する必要がなく、簡単な型構造となる。また
、この射出成形用金型を用いた射出成形方法は、前記の
射出成形用金型を射出成形される樹脂のガラス転移点を
超えた温度に加温し、溶融された前記樹脂をキャビティ
に射出し、ゲートを閉じて射出された樹脂をキャビティ
内に閉じ込めたままで前記射出成形用金型を樹脂のガラ
ス転移点より低い温度まで徐冷し、次いでキャビティ内
の圧力が略零となった時に射出成形品を取り出すように
したのでキャビティ内の圧力を略零とすれば成形品を取
り出せる状態が形成される。
ない金型板とからなるので抜き勾配を形成するためのテ
ーパを加工する必要がなく、簡単な型構造となる。また
、この射出成形用金型を用いた射出成形方法は、前記の
射出成形用金型を射出成形される樹脂のガラス転移点を
超えた温度に加温し、溶融された前記樹脂をキャビティ
に射出し、ゲートを閉じて射出された樹脂をキャビティ
内に閉じ込めたままで前記射出成形用金型を樹脂のガラ
ス転移点より低い温度まで徐冷し、次いでキャビティ内
の圧力が略零となった時に射出成形品を取り出すように
したのでキャビティ内の圧力を略零とすれば成形品を取
り出せる状態が形成される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例である射出成形用金型の
部分断面図である。内側に抜き勾配のない金型板2に金
型駒1を設けて射出成形用金型3を製作する。この射出
成形用金型3同志を互いに当接して隣隔可能な一対とし
、この一対の金型を成形品原料であるポリカーボネート
樹脂のガラス転移点140℃より高い170℃に加温す
る。次に、この一対の金型内の空間であるキャビティに
溶融状態のポリカーボネート樹脂を射出し、ゲートを閉
じて射出されたポリカーボネート樹脂をキャビティ内に
閉じたままで金型を徐々に冷却し、ポリカーボネート樹
脂のガラス転移点140℃よりも低い130℃まで冷却
した。
する。図1は本発明の一実施例である射出成形用金型の
部分断面図である。内側に抜き勾配のない金型板2に金
型駒1を設けて射出成形用金型3を製作する。この射出
成形用金型3同志を互いに当接して隣隔可能な一対とし
、この一対の金型を成形品原料であるポリカーボネート
樹脂のガラス転移点140℃より高い170℃に加温す
る。次に、この一対の金型内の空間であるキャビティに
溶融状態のポリカーボネート樹脂を射出し、ゲートを閉
じて射出されたポリカーボネート樹脂をキャビティ内に
閉じたままで金型を徐々に冷却し、ポリカーボネート樹
脂のガラス転移点140℃よりも低い130℃まで冷却
した。
【0011】射出成形工程における金型のキャビティ圧
力と温度とを時間の推移と共に示したタイミングチャー
トを第2図に示す。それで、キャビティ圧力が略零の状
態になったら成形品の端部をつまんで外部に取り出して
走査光学系のfθレンズ成形品を作成した。このfθレ
ンズ成形品は成形の精度が高く、また側面に勾配が形成
されないのでレンズ自体の機器への固定位置決めが容易
なものであった。
力と温度とを時間の推移と共に示したタイミングチャー
トを第2図に示す。それで、キャビティ圧力が略零の状
態になったら成形品の端部をつまんで外部に取り出して
走査光学系のfθレンズ成形品を作成した。このfθレ
ンズ成形品は成形の精度が高く、また側面に勾配が形成
されないのでレンズ自体の機器への固定位置決めが容易
なものであった。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明の射出成形用
金型は、抜き勾配を設けない構造を有しているので高精
度を要するテーパ加工を施す必要がなく、簡単な構造と
なり、安価で高精度に加工することが可能となる。また
、この射出成形用金型を用いた前記の射出成形方法を採
用することにより、所望の成形品を安価にかつ容易に製
造することが可能となる。
金型は、抜き勾配を設けない構造を有しているので高精
度を要するテーパ加工を施す必要がなく、簡単な構造と
なり、安価で高精度に加工することが可能となる。また
、この射出成形用金型を用いた前記の射出成形方法を採
用することにより、所望の成形品を安価にかつ容易に製
造することが可能となる。
【図1】本発明の一実施例である射出成形用金型の部分
断面図である。
断面図である。
【図2】前記金型を用いた射出成形方法における金型の
キャビティ圧力と温度とを時間軸上に表したタイミング
チャートの一例を示す図である。
キャビティ圧力と温度とを時間軸上に表したタイミング
チャートの一例を示す図である。
【図3】従来の射出成形用金型の一例を示す部分断面図
である。
である。
【符合の説明】1 金型駒
2 金型板
3 射出成形用金型
Claims (2)
- 【請求項1】 金型駒と抜き勾配のない金型板とから
なり、互いに当接隣隔可能な一対の射出成形用金型。 - 【請求項2】 前記請求項1記載の射出成形用金型を
射出成形される樹脂のガラス転移点を超えた温度に加温
し、溶融された前記樹脂をキャビティに射出し、ゲート
を閉じて射出された樹脂をキャビティ内に閉じ込めたま
まで前記射出成形用金型を樹脂のガラス転移点より低い
温度まで徐冷し、次いでキャビティ内の圧力が略零とな
った時に射出成形品を取り出すようにしたことを特徴と
する射出成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03024103A JP3088765B2 (ja) | 1991-01-23 | 1991-01-23 | 射出成形用金型及び該金型を用いた射出成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03024103A JP3088765B2 (ja) | 1991-01-23 | 1991-01-23 | 射出成形用金型及び該金型を用いた射出成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04239617A true JPH04239617A (ja) | 1992-08-27 |
JP3088765B2 JP3088765B2 (ja) | 2000-09-18 |
Family
ID=12129022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03024103A Expired - Fee Related JP3088765B2 (ja) | 1991-01-23 | 1991-01-23 | 射出成形用金型及び該金型を用いた射出成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3088765B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010145084A (ja) * | 2008-12-16 | 2010-07-01 | Meidensha Corp | ドライブロボットにおけるイグニッションキー保持部材 |
-
1991
- 1991-01-23 JP JP03024103A patent/JP3088765B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010145084A (ja) * | 2008-12-16 | 2010-07-01 | Meidensha Corp | ドライブロボットにおけるイグニッションキー保持部材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3088765B2 (ja) | 2000-09-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070714 Year of fee payment: 7 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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