JPH0423820Y2 - - Google Patents

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JPH0423820Y2
JPH0423820Y2 JP1986198438U JP19843886U JPH0423820Y2 JP H0423820 Y2 JPH0423820 Y2 JP H0423820Y2 JP 1986198438 U JP1986198438 U JP 1986198438U JP 19843886 U JP19843886 U JP 19843886U JP H0423820 Y2 JPH0423820 Y2 JP H0423820Y2
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JP
Japan
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dropper
cap
push button
compression means
bottle
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JP1986198438U
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JPS63102663U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は壜とスポイトを組み込んだキヤツプと
よりなるスポイト容器に係り、特にスポイト内に
吸引した液体を完全に注出することを可能とした
スポイト容器に関するものである。
<従来の技術> 従来のこの種のスポイト容器としては本件出願
人が開発した例えば実公昭55−13262号公報に示
す技術が公知である。
又最近になつて、第7図及び第8図に示す如き
スポイト容器も実用化されている。
<考案が解決しようとする問題点> 前述の第7図及び第8図に示す如きスポイト容
器に於いては吸引量を一定にするために、押し込
みのストロークを一定に制限している。このこと
から吸引量と注出量とは同量となり、吸引した液
状化粧料は、ボタンを押せばスポイト内から完全
に注出されるはずであるが、しかし、実際には、
ボタンを押しきつて液を注出しても、第8図に示
す如く、その直後にスポイト内壁に付着した液が
遅れぎみに流れ落ちてきて、管の先端内部に溜ま
つてしまい、完全に注出することが出来ない。
この状態からボタンを戻すと、管内に急激に空
気が吸い込まれるため、残液と混じり合つて、泡
が発生し、この泡は見た目にきたなく、不潔な印
象を与える問題があつた。更にこの現象は、液の
粘度が高いほど顕著に現れる恐れがあつた。
本考案に係る技術は従来のこれ等の問題点に鑑
み開発された全く新規な技術に関するものであ
る。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、壜、該壜の開口部に螺合し得るキヤ
ツプ、該キヤツプに嵌着されたスポイト、キヤツ
プの天井の穴に昇降自在に取り付けられた押しボ
タン等よりなるスポイト容器に於いて、押しボタ
ンの押圧によつて作動する第1圧縮手段と第2圧
縮手段とをキヤツプ内に設けたことを特徴とした
スポイト容器である。
<作用> 本考案に於いては、上述の如く、キヤツプ内に
スプリングよりなる第1圧縮手段の他に中空突起
或いはクツシヨン片よりなる第2圧縮手段を設け
たので、第1圧縮手段を利用することによつてス
ポイト内の液体の殆どを排出し、最後に第2圧縮
手段を利用することによつてスポイト管の先端内
部に溜まつた残液を完全に排出することが出来
る。
<実施例> 図により本考案に係るスポイトの一実施例を具
体的に説明すると、第1図及び第2図に於いて、
1は壜であり、その開口部にはキヤツプ2が螺合
されている。このキヤツプ2は外筒2aと断面H
状の内筒2bより構成され、かつ内筒2bの中央
部には上下に貫通した小径中空筒状の筒体2cが
一体的に取り付けられている。この筒体2cの下
部外周には管状のスポイト3が嵌着され、又スポ
イト3の上縁外周部下面にはパツキン4が取り付
けられ、このパツキン4によつてキヤツプ2と壜
1の開口部とを密着し得るように構成されてい
る。5はキヤツプ2の天井部に穿孔された孔に昇
降自在に挿入された押しボタンであり、その内部
にはキヤツプ2の内部を気密に保つことが出来る
弾性シーラー6が嵌着れさている。この弾性シー
ラー6は図に明らかな如く、その下部外周にはキ
ヤツプ2の内周壁に密着して摺動し得る摺動片6
aを有し、かつ天井部にはキヤツプ2の筒体2c
の上縁に当接し得る中空突条リング6bが突設れ
さている。7はキヤツプ2内に挿入されたスプリ
ングであつて、前記弾性シーラー6と押しボタン
5とを常に押し上げている。
本考案に係る容器の使用に当たつては第2図に
示す如く、押しボタン5を押圧することによつて
第1圧縮手段であるスプリング7を収縮させてス
ポイト3内の空気を排出し、この状態で手を離す
ことによつて壜1内の液体を吸引し、次に第3図
に示す如く、押しボタン5を再び押圧することに
よつてスポイト3内の液体のほとんど全部を排出
し、更にそのスポイト3内の先端部に残留した残
液8を排出することに当たつては、もう一度押し
ボタン5を強く押圧することによつて第4図に示
す如く、第2圧縮手段である中空突条リング6b
を筒体2cの上端縁で圧縮し、そのストロークに
よつて筒体2c内の空気をスポイト3の先端に送
つて前記残液8をスポイト3の先端より完全に排
出することが出来る。
上記実施例に於いては第2圧縮手段を弾性シー
ラー6の中空突条リング6bで構成したが、この
第2圧縮手段は第5図に示す如く、押しボタン5
の下端縁に収縮し得るクツシヨン片6cを設けて
構成することも可能である。図中9はシール用の
Oリングである。
上記実施例に於いては、押しボタン5の内部に
リング6bを有する弾性シーラー6を嵌着して構
成したが、この弾性シーラー6は第6図に示す如
き蛇腹状の弾性シーラー9を使用することも可能
である。この場合には弾性シーラー9の下端縁9
aをキヤツプ2の内筒2bと外筒2aとの間で挾
持して固定することが出来る。更に弾性シーラー
9の天井中央に下方に膨出した膨出部9bよりな
る第2圧縮手段を設けると共にこれに対応して前
記中空筒体2cの上部の代わりに細長い支柱2d
を中央部に起立突設し、押しボタン5を強く押圧
した際にはこの膨出部9bを支柱2dの上端で押
圧するように構成することも出来る。
上記実施例に於いては、第2圧縮手段の作動は
第1圧縮手段の作動よりも大きな力を要するよう
に構成されている。
<考案の効果> 本考案に係る容器は上述の如き構造と作用とを
有するので、スポイトに吸入された液体は押しボ
タンの第1回目の押圧によつてほぼ全体の液体を
排出し、次に第2回目の押圧によつて残液も完全
に排出することが出来、これによつて従来の欠点
とされた残液の問題を全て簡単かつ確実に解決す
ることが出来る等の特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本願容器の断面説明図、第
3図及び第4図はその使用説明図、第5図及び第
6図は夫々他例の説明図、第7図及び第8図は従
来例の説明図である。 1は壜、2はキヤツプ、2cは筒体、3はスポ
イト、5は押しボタン、6は弾性シーラー、6b
はリング、6cはクツシヨン片、8は残液であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 壜と、外筒と断面H状内筒と及び該内筒の中央
    部に起立された筒体とよりなり該壜の開口部に螺
    合し得るキヤツプと、該筒体の下部外周に嵌着さ
    れるスポイトと、該キヤツプの天井の孔に昇降自
    在に取り付けられた押しボタンと、該押しボタン
    の内部に嵌着された弾性シーラーとよりなるスポ
    イト容器に於いて、該押しボタンの押圧によつて
    作動するスプリングを押しボタンと内筒との間に
    設けた第1圧縮手段と、前記弾性シーラーの天井
    部に前記筒体の上縁に当接し得る中空突条リング
    を突設して、或いは前記押しボタンの下端縁にク
    ツシヨン片を設けて構成した第2圧縮手段とを該
    キヤツプ内に設けたことを特徴としたスポイト容
    器。
JP1986198438U 1986-12-25 1986-12-25 Expired JPH0423820Y2 (ja)

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JP1986198438U JPH0423820Y2 (ja) 1986-12-25 1986-12-25

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JPS63102663U JPS63102663U (ja) 1988-07-04
JPH0423820Y2 true JPH0423820Y2 (ja) 1992-06-03

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JP1986198438U Expired JPH0423820Y2 (ja) 1986-12-25 1986-12-25

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5910250B2 (ja) * 1980-09-25 1984-03-07 日立造船株式会社 複数種液体の同時供給方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5910250U (ja) * 1982-07-13 1984-01-23 釜屋化学工業株式会社 スポイト付き蓋

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5910250B2 (ja) * 1980-09-25 1984-03-07 日立造船株式会社 複数種液体の同時供給方法

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JPS63102663U (ja) 1988-07-04

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