JPH04237588A - レーザビーム干渉縞除去方法 - Google Patents

レーザビーム干渉縞除去方法

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JPH04237588A
JPH04237588A JP3015933A JP1593391A JPH04237588A JP H04237588 A JPH04237588 A JP H04237588A JP 3015933 A JP3015933 A JP 3015933A JP 1593391 A JP1593391 A JP 1593391A JP H04237588 A JPH04237588 A JP H04237588A
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JP
Japan
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laser beam
interference fringe
laser
transmission
beam interference
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Application number
JP3015933A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Nakada
中田 嘉教
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
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Publication of JPH04237588A publication Critical patent/JPH04237588A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属材料の切断に使用さ
れるレーザ加工装置におけるレーザビーム干渉縞除去方
法に関し、特にレーザ発振器から出射されたレーザビー
ムの拡散分が遮光ダクト等に反射することにより生じる
レーザビームの干渉縞を除去するレーザビーム干渉縞の
除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、レーザビームが発振器出口から
外部に照射された時、有効なビームは所定の拡散角を有
しており、従ってビーム径は発振器出口からの距離に応
じて異なる。
【0003】一方、実際のレーザビームは、本来有効で
あるビームの外側に伝送時の回折作用等が原因で生じる
ビームの拡散部分をかなり広範囲に有している場合があ
る。このビームの拡散部分は、エネルギー的には極めて
低レベルのものではあるが、コヒーレントなレーザ光線
に変わりはないため、これが遮光ダクトとの間で多重に
干渉を生じ、レーザ加工装置の加工に有効であるビーム
にも干渉を生ぜせしめ、加工に悪影響を及ぼすというこ
とが生じていた。
【0004】そのため従来、発振器から出力されたレー
ザビームの伝送中の適当な位置に、金属製の母材から成
るレーザビーム用のアパーチャを設置し、これによりレ
ーザビームの拡散部分を反射したり吸収したりして、レ
ーザ加工装置の加工に有効であるビームのみを取り出す
という試みが行われてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のように
ビーム径は発振器出口からの距離に応じて異なるという
点から、このアパーチャの開口穴径を実際のビームの有
効径に正確に一致させることは事実上、不可能であり、
またアパーチャの開口中心をビーム中心に正確に一致さ
せるということも事実上、不可能である。
【0006】そのため、このレーザビームに精度良く合
致させることが不可能なアパーチャの設置によってかえ
って、レーザ加工装置の加工に有効であるレーザビーム
に多くの干渉縞を発生させたり、エネルギの減少を生じ
させたりするという問題点があった。
【0007】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、実際に発振器から出射されたレーザビームに
よりビーム伝送途中にアパーチャを形成して、レーザビ
ーム伝送途中に発生する干渉縞をなくすことを図ったレ
ーザビーム干渉縞除去方法を提供することを目的とする
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、レーザビームを照射してワークを切断加
工するレーザ加工装置におけるレーザビーム干渉縞を除
去するレーザビーム干渉縞除去方法において、前記レー
ザビームの照射により燃焼蒸発する一方前記レーザビー
ムの拡散分の照射によっては燃焼蒸発しない材質から成
り、前記レーザビームの伝送途中に前記レーザビームの
伝送を遮断するように配置されたレーザビーム干渉縞除
去手段を、前記レーザビームの照射前に前記レーザビー
ムの伝送途中に配置し、ワークの切断加工時に前記レー
ザビームの照射により燃焼蒸発させることを特徴とする
レーザビーム干渉縞除去方法が提供される。
【0009】
【作用】レーザビームの照射により燃焼蒸発する一方前
記レーザビームの拡散分の照射によっては燃焼蒸発しな
い材質から成るレーザビーム干渉縞除去手段を、レーザ
ビームの伝送途中に前記レーザビームの伝送を遮断する
ように配置し、レーザビームを照射することによってこ
のレーザビーム干渉縞除去手段に、レーザビームの拡散
分は通さず、切断加工に有効なレーザビーム分のみを通
す開口部を形成し、これによりレーザビーム伝送途中に
発生する干渉縞をなくすようにしている。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0011】図1は本発明のレーザビーム干渉縞除去方
法が適用されるレーザ加工装置の構成を示したブロック
図である。図において、プロセッサ1は図示されていな
いROMに格納された制御プログラムに基づいて、メモ
リ10に格納された加工プログラムを読みだし、レーザ
加工装置全体の動作を制御する。出力制御回路2は内部
にD/Aコンバータを内蔵しており、プロセッサ1から
出力された出力指令値を電流指令値に変換して出力する
。励起用電源3は商用電源を整流した後、スイッチング
動作を行って高周波の電圧を発生し、電流指令値に応じ
た高周波電流を放電管4に供給する。
【0012】放電管4の内部にはレーザガス19が循環
しており、レーザ用電源3から高周波電圧が印加される
と放電を生じてレーザガス19が励起される。リア鏡5
は反射率99.5%のゲルマニウム(Ge)製の鏡、出
力鏡6は反射率65%のジンクセレン(ZnSe)製の
鏡であり、これらはファブリペロー型共振器を構成し、
励起されたレーザガス分子から放出される10.6μm
の光を増幅して一部を出力鏡6からレーザ光7として外
部に出力する。
【0013】出力されたレーザ光(レーザビーム)7は
、後述するシャッタ23aが開いている時には、ベンダ
ミラー8で方向を変え、集光レンズ9によって0.2m
m以下のスポットに集光されてワーク17の表面に照射
される。
【0014】メモリ10は加工プログラム、各種のパラ
メータ等を格納する不揮発性メモリであり、バッテリバ
ックアップされたCMOSが使用される。なお、この他
にシステムプログラムを格納するROM、一時的にデー
タを格納するRAMがあるが、本図ではこれらを省略し
てある。
【0015】位置制御回路11はプロセッサ1の指令に
よってサーボアンプ12を介してサーボモータ13を回
転制御し、ボールスクリュー14及びナット15によっ
てテーブル16の移動を制御し、ワーク17の位置を制
御する。図では1軸のみを表示してあるが、実際には複
数の制御軸がある。表示装置18にはCRT或いは液晶
表示装置等が使用される。
【0016】送風機20にはルーツブロワが使用され、
レーザガス19を冷却器21a及び21bを通して循環
する。冷却器21aはレーザ発振を行って高温となった
レーザガス19を冷却するための冷却器であり、冷却器
21bは送風器20による圧縮熱を除去するための冷却
器である。
【0017】シャッタ制御回路22はプロセッサ1の指
令に基づいてシャッタ23aを開閉する。シャッタ23
aは表面に金メッキが施された銅板またはアルミ板で構
成されており、閉時には出力鏡6から出力されたレーザ
光7を反射してビームアブソーバ23bに吸収させる。 シャッタ23aを開くとレーザ光7がワーク17に照射
される。
【0018】パワーセンサ24は熱電あるいは光電変換
素子等で構成され、リア鏡5から一部透過して出力され
たレーザ光を入力してレーザ光7の出力パワーを測定す
る。A/D変換器25はパワーセンサ24の出力をディ
ジタル値に変換してプロセッサ1に入力する。
【0019】放電管4の出力鏡6からワーク17までの
レーザビーム7の伝送経路にはレーザビーム干渉縞除去
板26を設ける。このレーザビーム干渉縞除去板26は
、レーザビーム7の照射により燃焼蒸発する一方、レー
ザビーム7の拡散分の照射によっては燃焼蒸発しない材
質、例えばアクリル樹脂で構成され、レーザビーム7の
伝送途中、例えば出力鏡6とシャッタ23aとの間のレ
ーザビーム7の伝送経路上に、レーザビーム7の伝送を
遮断するように配置される。
【0020】またレーザビーム7の伝送経路は、図1に
示さないが、遮光ダクトによって覆われ、レーザビーム
7が外部へ漏れるのを防止している。
【0021】以上のように構成されるレーザ加工装置に
おけるレーザビーム干渉縞除去板26の動作について、
このレーザビーム干渉縞除去板26の平面図である図2
も参照しながら以下に説明する。
【0022】まずワーク17の加工の開始前に、燃焼蒸
発が一切行われていないレーザビーム干渉縞除去板26
を前述のレーザビーム7の伝送経路上に配置する。そし
てワーク17の加工を開始すると同時に、レーザビーム
7がレーザビーム干渉縞除去板26に照射される。
【0023】レーザビーム7は、ワーク17の加工に有
効なビームと、ビームの周辺に分散したこのビームの拡
散部分とを有しており、この加工に有効なビームは、レ
ーザビーム干渉縞除去板26をそのビーム径だけ正確に
燃焼蒸発させて開口26aを形成する。一方、ビームの
拡散部分は、エネルギが低レベルであるので、このビー
ムの拡散部分の照射によってレーザビーム干渉縞除去板
26を燃焼蒸発させることはない。即ち、ビームの拡散
部分は、レーザビーム干渉縞除去板26の上に干渉縞2
6bを僅か発生させることはあっても、レーザビーム干
渉縞除去板26を溶融させることはない。従って、レー
ザビーム7の拡散部分はレーザビーム干渉縞除去板26
を通過することはできず、レーザビーム7がレーザビー
ム干渉縞除去板26を通過後は、レーザビーム7にはビ
ームの拡散部分は含まれず、ワーク17の加工に有効な
ビームのみが存在することになる。また当然、レーザビ
ーム干渉縞除去板26の開口26aは、その開口径が、
その位置でのレーザビーム7のビーム径と正確に一致し
、開口中心もレーザビーム7の中心と正確に一致してい
るので、レーザビーム7に干渉縞を発生させることはな
い。
【0024】上記レーザビーム7の拡散部分の除去によ
り、この拡散部分が遮光ダクト等に反射してレーザビー
ム7に干渉することが防止され、加工に有効なレーザビ
ーム7のエネルギの減少を防止できる。
【0025】上記の説明では、レーザビーム干渉縞除去
板26を、出力鏡6とシャッタ23aとの間のレーザビ
ーム7の伝送経路上に設けるようにしたが、出力鏡6と
シャッタ23aとの間以外のレーザビーム7の伝送経路
上に設けてもよいし、またこの伝送経路上に複数設けて
もよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、レーザ
ビームの照射により燃焼蒸発する一方レーザビームの拡
散分の照射によっては燃焼蒸発しない材質から成り、レ
ーザビームの伝送途中にレーザビームの伝送を遮断する
ように配置されたレーザビーム干渉縞除去手段をレーザ
ビームの照射前に前記レーザビームの伝送途中に配置し
、ワークの切断加工時にレーザビームの照射により燃焼
蒸発させるようにした。このため、レーザビーム伝送途
中に発生する干渉縞を正確になくすことができ、従って
加工に有効なレーザビームのエネルギの減少を防止でき
る。
【0027】また従来、レーザビームの伝送路を覆う遮
光ダクトは、レーザビーム伝送途中にビーム拡散分の遮
光ダクトでの反射により発生する干渉縞をなくすために
、ビーム径(例えば20mmφ)に対して必要以上に大
きな内径(例えば100mmφ)のものを用意したり、
ダクト内面に特別な処理を施していたが、本発明により
、小さな内径(例えば50mmφ)の遮光ダクトが使用
できるようになり、また干渉縞をなくすための特別なダ
クト内面の処理も不必要となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーザビーム干渉縞除去方法が適用さ
れるレーザ加工装置の構成を示したブロック図である。
【図2】レーザビーム干渉縞除去板の平面図である。
【符号の説明】
4  放電管 7  レーザビーム 17  ワーク 26  レーザビーム干渉縞除去板 26b  干渉縞

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  レーザビームを照射してワークを切断
    加工するレーザ加工装置におけるレーザビーム干渉縞を
    除去するレーザビーム干渉縞除去方法において、前記レ
    ーザビームの照射により燃焼蒸発する一方前記レーザビ
    ームの拡散分の照射によっては燃焼蒸発しない材質から
    成り、前記レーザビームの伝送途中に前記レーザビーム
    の伝送を遮断するように配置されたレーザビーム干渉縞
    除去手段を、前記レーザビームの照射前に前記レーザビ
    ームの伝送途中に配置し、ワークの切断加工時に前記レ
    ーザビームの照射により燃焼蒸発させることを特徴とす
    るレーザビーム干渉縞除去方法。
  2. 【請求項2】  前記レーザビーム干渉縞除去手段はア
    クリル樹脂で構成されることを特徴とする請求項1のレ
    ーザビーム干渉縞除去方法。
JP3015933A 1991-01-16 1991-01-16 レーザビーム干渉縞除去方法 Pending JPH04237588A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5672285A (en) * 1994-02-09 1997-09-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Laser casting apparatus and method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5672285A (en) * 1994-02-09 1997-09-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Laser casting apparatus and method

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