JPH04237584A - 高炭素鋼板の突き合わせレーザ溶接法 - Google Patents
高炭素鋼板の突き合わせレーザ溶接法Info
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- JPH04237584A JPH04237584A JP3002889A JP288991A JPH04237584A JP H04237584 A JPH04237584 A JP H04237584A JP 3002889 A JP3002889 A JP 3002889A JP 288991 A JP288991 A JP 288991A JP H04237584 A JPH04237584 A JP H04237584A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K2103/00—Materials to be soldered, welded or cut
- B23K2103/02—Iron or ferrous alloys
- B23K2103/04—Steel or steel alloys
Landscapes
- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧延後の高炭素ストリッ
プ鋼板を連続化するための突き合わせレーザ溶接方法に
関する。
プ鋼板を連続化するための突き合わせレーザ溶接方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、突き合わせ溶接に際しての突
き合わせ面の精度を得るため、ストリップ鋼板端部の切
断にはギロチンシャー等の機械的切断法が採用されてき
た。ところが、被溶接材の板厚が厚くなると正確で効率
的な切断面を得るためには、シャーの機械剛性を増大す
る必要があり、そのため設備は大型化する。
き合わせ面の精度を得るため、ストリップ鋼板端部の切
断にはギロチンシャー等の機械的切断法が採用されてき
た。ところが、被溶接材の板厚が厚くなると正確で効率
的な切断面を得るためには、シャーの機械剛性を増大す
る必要があり、そのため設備は大型化する。
【0003】そこで、機械的な切断手段によらない、例
えばレーザ照射による切断も試みられているが、該レー
ザー照射では切断面に酸化膜が発生する。
えばレーザ照射による切断も試みられているが、該レー
ザー照射では切断面に酸化膜が発生する。
【0004】厚い酸化膜を付けた状態で溶接を行うと酸
化膜より生じた酸素と鋼中の炭素が化合して炭酸ガスを
生じ、溶着金属中にブロホールとなって残留し、機械強
度を低下させる。とくに、被溶接材がC量が0.5重量
%以上の高炭素鋼板においてはその傾向が強く、溶接不
合となる場合もある。
化膜より生じた酸素と鋼中の炭素が化合して炭酸ガスを
生じ、溶着金属中にブロホールとなって残留し、機械強
度を低下させる。とくに、被溶接材がC量が0.5重量
%以上の高炭素鋼板においてはその傾向が強く、溶接不
合となる場合もある。
【0005】従来、かかる高炭素鋼のレーザ溶接に際し
て、溶融帯における脱炭を防止し溶接部の強度低下やク
ラック発生を防ぐために溶接部にTi,Zr,Nb,H
f,Ta等の炭化物形成材を供給することが特開平1−
27790号公報に記載されている。
て、溶融帯における脱炭を防止し溶接部の強度低下やク
ラック発生を防ぐために溶接部にTi,Zr,Nb,H
f,Ta等の炭化物形成材を供給することが特開平1−
27790号公報に記載されている。
【0006】また、特開昭62−124095号公報に
は、アーク溶接する際、ブローホールの発生を防ぐため
に、Siを0.5〜2.5%,Zr,Ti,Alの1種
または2種以上を合計で0.5〜1.0%含有させたフ
ィラワイヤーを用いることが記載されている。これでは
それなりの作用効果があるが、かかる溶接フィラワイヤ
ーを本発明が対象とする高炭素鋼をレーザ切断し、次い
でレーザ溶接する場合には、ブロホールの発生を防ぐこ
とができない。それは被溶接材およびレーザ溶接の特有
性にあると考えられる。
は、アーク溶接する際、ブローホールの発生を防ぐため
に、Siを0.5〜2.5%,Zr,Ti,Alの1種
または2種以上を合計で0.5〜1.0%含有させたフ
ィラワイヤーを用いることが記載されている。これでは
それなりの作用効果があるが、かかる溶接フィラワイヤ
ーを本発明が対象とする高炭素鋼をレーザ切断し、次い
でレーザ溶接する場合には、ブロホールの発生を防ぐこ
とができない。それは被溶接材およびレーザ溶接の特有
性にあると考えられる。
【0007】ところが、高炭素ストリップ鋼板の突き合
わせ溶接に際してのレーザ溶接にそれ自体が切断能力と
切断精度に優れたレーザ切断を組み合わせるに際して、
形成酸化膜による問題の解消手段を開示したものはない
。
わせ溶接に際してのレーザ溶接にそれ自体が切断能力と
切断精度に優れたレーザ切断を組み合わせるに際して、
形成酸化膜による問題の解消手段を開示したものはない
。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明において解決す
べき課題は、ストリップ鋼板とくに高炭素ストリップ鋼
板のレーザによる突き合わせ溶接に際しての酸化膜によ
るブロホール等の溶接欠陥発生の問題を解消し、レーザ
切断とレーザ溶接との連続組み合わせ工程の実現を可能
とすることにある。
べき課題は、ストリップ鋼板とくに高炭素ストリップ鋼
板のレーザによる突き合わせ溶接に際しての酸化膜によ
るブロホール等の溶接欠陥発生の問題を解消し、レーザ
切断とレーザ溶接との連続組み合わせ工程の実現を可能
とすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、レーザ切断さ
れた高炭素鋼板端面を突き合わせてレーザ溶接するにあ
たり、Alを0.3〜10重量%含有するフィラーワイ
ヤーを溶接部に送給しつつレーザ溶接することによって
その課題を達成した。
れた高炭素鋼板端面を突き合わせてレーザ溶接するにあ
たり、Alを0.3〜10重量%含有するフィラーワイ
ヤーを溶接部に送給しつつレーザ溶接することによって
その課題を達成した。
【0010】
【作用】かかるAlを0.3〜10重量%、好ましくは
1.0超〜5重量%含有するフィラーワイヤーを使用し
て、レーザ溶接すると、レーザ切断によりCが0.5%
以上の高炭素鋼板の切断面に特に不可避的に生成する酸
化膜より生じる酸素が酸化物となって固定される。この
酸化物はレーザによるきわめて高温下の溶接加熱におい
ても気泡化することがなく、ブロホール等の溶接欠陥を
生じることがない。しかし、Alの量が0.3重量%未
満ではブロホールが発生し、また溶接部の強度が低下す
る。また、10重量%を超えると溶接組織が異常を呈す
ることがある。このため、フィラーワイヤー中に含有す
るAlの量は0.3〜10重量%に規定される。溶接欠
陥の完全防止、および溶接部強度確保の点からは1.0
超〜5重量%が好ましい。また、被溶接材のC含有量が
多いものは、その量に応じてフィラーワイヤ中のAl含
有を高めることが好ましい。
1.0超〜5重量%含有するフィラーワイヤーを使用し
て、レーザ溶接すると、レーザ切断によりCが0.5%
以上の高炭素鋼板の切断面に特に不可避的に生成する酸
化膜より生じる酸素が酸化物となって固定される。この
酸化物はレーザによるきわめて高温下の溶接加熱におい
ても気泡化することがなく、ブロホール等の溶接欠陥を
生じることがない。しかし、Alの量が0.3重量%未
満ではブロホールが発生し、また溶接部の強度が低下す
る。また、10重量%を超えると溶接組織が異常を呈す
ることがある。このため、フィラーワイヤー中に含有す
るAlの量は0.3〜10重量%に規定される。溶接欠
陥の完全防止、および溶接部強度確保の点からは1.0
超〜5重量%が好ましい。また、被溶接材のC含有量が
多いものは、その量に応じてフィラーワイヤ中のAl含
有を高めることが好ましい。
【0011】
【実施例】以下実施例によって具体的に本発明の効果を
説明する。
説明する。
【0012】C含有量が0.70%,0.85%,1.
20%の高炭素鋼板をレーザ切断し、次いで、突き合わ
せレーザ溶接を行った。この際に用いたフィラワイヤー
のAl含有量は1.7%,2.2%,3.3%である。 比較例としては、C含有量が1.20%の高炭素鋼板を
フィラワイヤーのAl含有量が0.05%のものでレー
ザ溶接した後、繰返し曲げ試験により溶接部の機械的強
度と、ブローホール有無検査を行った。その結果を表1
に示す。
20%の高炭素鋼板をレーザ切断し、次いで、突き合わ
せレーザ溶接を行った。この際に用いたフィラワイヤー
のAl含有量は1.7%,2.2%,3.3%である。 比較例としては、C含有量が1.20%の高炭素鋼板を
フィラワイヤーのAl含有量が0.05%のものでレー
ザ溶接した後、繰返し曲げ試験により溶接部の機械的強
度と、ブローホール有無検査を行った。その結果を表1
に示す。
【0013】
【表1】
【0014】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏すること
ができる。
ができる。
【0015】(1)レーザー切断とレーザー溶接を連設
できるのでストリップ鋼板の連続化の効率が上がる。
できるのでストリップ鋼板の連続化の効率が上がる。
【0016】(2)ギロチンシャー等の機械的切断機を
廃止できるので、溶接のための付属設備を小型化・低コ
スト化ができる。
廃止できるので、溶接のための付属設備を小型化・低コ
スト化ができる。
【0017】(3)溶接部強度が向上するので、溶接部
分のライン通板が可能となる。
分のライン通板が可能となる。
Claims (1)
- 【請求項1】 レーザ切断された高炭素鋼板端面を突
き合わせてレーザ溶接するにあたり、Alを0.3〜1
0重量%含有するフィラーワイヤーを溶接部に送給しつ
つレーザ溶接することを特徴とする高炭素鋼板の突き合
わせレーザ溶接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3002889A JP2834587B2 (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | 高炭素鋼板の突き合わせレーザ溶接法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3002889A JP2834587B2 (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | 高炭素鋼板の突き合わせレーザ溶接法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04237584A true JPH04237584A (ja) | 1992-08-26 |
JP2834587B2 JP2834587B2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=11541927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3002889A Expired - Fee Related JP2834587B2 (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | 高炭素鋼板の突き合わせレーザ溶接法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2834587B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997032675A1 (en) * | 1996-03-04 | 1997-09-12 | Nippon Steel Corporation | Continuous hot rolling method |
KR100711453B1 (ko) * | 2005-12-26 | 2007-04-24 | 주식회사 포스코 | 연속압연을 위한 고탄소강의 용접방법 |
-
1991
- 1991-01-14 JP JP3002889A patent/JP2834587B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997032675A1 (en) * | 1996-03-04 | 1997-09-12 | Nippon Steel Corporation | Continuous hot rolling method |
AU689053B2 (en) * | 1996-03-04 | 1998-03-19 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | Continuous hot rolling method |
US6068177A (en) * | 1996-03-04 | 2000-05-30 | Nippon Steel Corporation | Continuous hot rolling method |
KR100711453B1 (ko) * | 2005-12-26 | 2007-04-24 | 주식회사 포스코 | 연속압연을 위한 고탄소강의 용접방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2834587B2 (ja) | 1998-12-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980828 |
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