JPH0423716Y2 - - Google Patents

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JPH0423716Y2
JPH0423716Y2 JP1986122697U JP12269786U JPH0423716Y2 JP H0423716 Y2 JPH0423716 Y2 JP H0423716Y2 JP 1986122697 U JP1986122697 U JP 1986122697U JP 12269786 U JP12269786 U JP 12269786U JP H0423716 Y2 JPH0423716 Y2 JP H0423716Y2
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pipe
washer
reserve tank
relief orifice
washer liquid
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JP1986122697U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動車のウインドシールドガラス等
のウインドガラスのウオツシヤ装置におけるウオ
ツシヤ液の圧送パイプ系統の改良に関するもので
ある。
従来の技術 従来の自動車のウインドシールドガラスのウオ
ツシヤ装置は、旋回時における横方向の慣性力の
作用による液漏れ防止と、起動からウオツシヤ液
噴出までの時間遅れの防止とを図るため、噴射ノ
ズル近傍のパイプ系統に逆止弁が挿入されている
のが普通である。
また、実開昭57−45460号公報に示されるよう
に、非作動時における噴射ノズルからのウオツシ
ヤ液の自然流下を防止するためパイプ系統にピス
トン機構を介装し、噴射ノズルに至るパイプ内の
残留ウオツシヤ液をピストン作用でリザーブタン
ク側へ吸引するようにしたものも提案されてい
る。
考案が解決しようとする問題点 上述のように逆止弁が挿入されていると、非作
動時にも噴出ノズルから圧送ポンプに至るパイプ
内に常にウオツシヤ液が残留することとなる。そ
して、パイプがエンジンルーム内に配管されてい
るケースでは、エンジン稼動時の昇温により、パ
イプ内のウオツシヤ液が沸騰することがあり、こ
の沸騰に伴なう昇圧で逆止弁が開かれ、噴射ノズ
ルからウオツシヤ液が流出し、フードを汚す欠点
があつた。
また前述の実開昭57−45460号公報に示される
ものは、構造が複雑となるとともに、パイプ内の
流路抵抗も大きく、所望の噴射圧を得るためには
大型の圧送ポンプを使用しなければならず、装置
価格のコストアツプを免れないし、更にはエンジ
ンルーム内等の高温に曝される場所に設置される
と作動不良を生ずる欠点も有している。
このため本考案はパイプ内に残留するウオツシ
ヤ液が沸騰するような場合には、パイプ内のウオ
ツシヤ液や蒸気をリザーブタンク内へ戻し、逆止
弁が開かれるのを防止し、しかも慣性力の作用に
よる液漏れや、起動から噴出までの時間遅れをも
防止でき、かつ機構が簡単でコスト高騰も防止で
きる装置を提供することを目的としている。
問題点を解決するための手段 上述の目的を達成するため、本考案は、ウオツ
シヤ液の圧送ポンプとウインドガラスに対するウ
オツシヤ液の噴射ノズル近傍のパイプに挿入され
た逆止弁とを連結するパイプに、リリーフオリフ
イスが挿入されており、該リリーフオリフイスの
排液孔がウオツシヤ液のリザーブタンク内に連通
させられているという構成を採用している。
作 用 本考案によると、圧送ポンプとリリーフオリフ
イスとの間のパイプ内のウオツシヤ液は、リリー
フオリフイスを経てリザーブタンク内から流入す
るエアーのためリザーブタンク内へ戻り、リリー
フオリフイスと噴射ノズルとの間のパイプ内には
ウオツシヤ液が残留するが、この部分のパイプが
高温を受け、残留しているウオツシヤ液が沸騰す
ると、体積膨張したウオツシヤ液や蒸気の一部
は、リリーフオリフイスを経てリザーブタンク内
へ流出するとともに一部はリリーフオリフイスと
圧送ポンプとの間のパイプ側へも流出し、逆止弁
を開くことが無く、従つて、噴出ノズルからの不
測の流出をすることは無い。
実施例 第1図は第1の実施例を模型的に示した縦断面
図であつて、ウオツシヤ液1のリザーブタンク2
には圧送ポンプ3が付設され、該ポンプ3の液体
出口4に連通するパイプ5は、リリーフオリフイ
ス6を有する管体12を介して、噴射ノズル7,
8に連通するパイプ9に連通され、噴射ノズル
7,8の近傍のパイプ9には、逆止弁10,11
が挿入されている。
前述のリリーフオリフイス6を有する管体12
はリザーブタンク2の上壁13の取付孔14にフ
ランジ15部分で溶接あるいは螺着等の任意手段
で固着されており、オリフイス径Dは、噴射ノズ
ルの穴径と同程度の0.8mm程度に選定されており、
該リリーフオリフイス6の排液孔16はリザーブ
タンク2内に連通され、該排液孔16には、リザ
ーブタンク2内に臨んで邪魔板17が取り付けら
れている。
上述の構成であるから、例えば図に示すパイプ
系統がエンジンルーム内に配管されているとし
て、ウオツシヤ装置が作動状態となると、圧送ポ
ンプ3によつてウオツシヤ液1はパイプ5、管体
12、パイプ9を経て逆止弁10,11を開き、
噴射ノズル7,8からウインドシールドガラスに
噴射される。
ウオツシヤ装置の作動が停止されると、リザー
ブタンク2内の上部空間18内のエアーがリリー
フオリフイス6を経て管体12内へ流入しうるの
で、該オリフイス6と圧送ポンプ3との間のパイ
プ5内に残留しているウオツシヤ液19は、圧送
ポンプ3を経てリザーブタンク2内へ戻り、その
液面20は、リザーブタンク2内の液面21と同
一高さとなる。
他方、リリーフオリフイス6から噴射ノズル
7,8に至るパイプ9内に残留したウオツシヤ液
22は、逆止弁10,11の作用で外気の流入が
阻止されているので、そのままパイプ9系統に残
留する。
上述の状態で、エンジンの稼動によつてパイプ
系統が加熱され、パイプ9系統に残留しているウ
オツシヤ液が沸騰し、ウオツシヤ液の体積膨張、
蒸気の発生が生じ、パイプ9系統の内圧が高くな
ると、そのウオツシヤ液や蒸気の一部はリリーフ
オリフイス6を経て排液孔16から邪魔板17に
当りつつリザーブタンク2内へ流出し、一部はパ
イプ5内へ流入し、逆止弁10,11を押し開く
ことが無くなる。
第2図は、第2の実施例におけるリリーフオリ
フイス23部分のみを断面として示したものであ
り、リリーフオリフイス23を有する管体24
と、リザーブタンク25の上壁26との接合を、
該上壁26の取付孔27に嵌着したゴム製のグロ
メツト28を介して行なつたものであり、グロメ
ツト28のフランジ29が管体24のフランジ3
0と上壁26との間のパツキング的役割を果し、
管体24とリザーブタンク25との接合を容易と
している。またグロメツト28は内腔31に臨む
邪魔板32を一体に成形されており、該邪魔板3
2の上流側の側孔33,34でリザーブタンク2
5内に連通している。図中矢印Aはリリーフオリ
フイス23の作用時のウオツシヤ液の流れを示し
ている。
効 果 本考案は、以上説明した構成、作用のものであ
つて、ウオツシヤ液の圧送ポンプから噴射ノズル
に達するパイプ内にリリーフオリフイスが設けら
れているので、該パイプ内に残留しているウオツ
シヤ液が沸騰するような事態になつても、熱膨張
したウオツシヤ液や発生した蒸気は、逆止弁を押
し開くことなく、リリーフオリフイスを経てリザ
ーブタンク内へ排出され、更には、リリーフオリ
フイスと圧送ポンプとの間のパイプ内へ流入する
ので噴射ノズルからの不測のウオツシヤ液の流出
を防止できる効果を奏する。
また機構的には、パイプ内に、リザーブタンク
に連通するリリーフオリフイスを設けるのみで足
り、構造が簡単となり、コスト高騰を防止できる
効果もある。
また、リリーフオリフイスから圧送ポンプまで
のパイプ長さを短く設定しておけば、起動からウ
オツシヤ液噴射までの時間遅れを僅かにしうる
し、逆止弁は従来通り設置しうるので走行時の横
方向の慣性力の作用による液漏れも防止できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施例を模型的に示した縦断面
図、第2図は第2の実施例のリリーフオリフイス
部分のみを示す縦断面図である。 1……ウオツシヤ液、2……リザーブタンク、
3……圧送ポンプ、5,9……パイプ、6……リ
リーフオリフイス、7,8……噴射ノズル、1
0,11……逆止弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ウオツシヤ液の圧送ポンプと、ウインドガラス
    に対するウオツシヤ液の噴射ノズル近傍のパイプ
    に挿入された逆止弁とを連結するパイプに、リリ
    ーフオリフイスが挿入されており、該リリーフオ
    リフイスの排液孔がウオツシヤ液のリザーブタン
    ク内に連通させられている自動車のウインドシー
    ルドガラスウオツシヤ装置。
JP1986122697U 1986-08-08 1986-08-08 Expired JPH0423716Y2 (ja)

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JP1986122697U JPH0423716Y2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08

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JPS6328064U JPS6328064U (ja) 1988-02-24
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS617832U (ja) * 1984-06-20 1986-01-17 オムロン株式会社 密封形リレ−

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS515878Y2 (ja) * 1972-12-25 1976-02-18
JPH0320622Y2 (ja) * 1986-02-17 1991-05-02

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS617832U (ja) * 1984-06-20 1986-01-17 オムロン株式会社 密封形リレ−

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JPS6328064U (ja) 1988-02-24

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