JPH04236353A - 抗体の測定方法 - Google Patents

抗体の測定方法

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JPH04236353A
JPH04236353A JP406191A JP406191A JPH04236353A JP H04236353 A JPH04236353 A JP H04236353A JP 406191 A JP406191 A JP 406191A JP 406191 A JP406191 A JP 406191A JP H04236353 A JPH04236353 A JP H04236353A
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JP
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biotin
antigen
carrier
antibody
antibodies
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JP406191A
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Yoshiko Kumagai
熊谷佳子
Yuko Shimizu
清水由布子
Takeshi Hachiman
八幡健
Shinya Kiyama
木山晋哉
Toru Chiba
千葉徹
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不均質イムノアッセイ
(免疫測定法)の原理により免疫学的に検出することが
可能な物質の検出により、抗体を測定する方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】抗原が生体に侵入した場合、この抗原に
対する抗体が生体によって産生される。抗原は一般に蛋
白質及びペプチドであり、また抗体はこれらの分子の存
在に応答して生体によって生合成される。これは免疫応
答と呼ばれる特異的な抗原抗体反応であり、多種の抗原
に対してそれに対応する多様な抗体が作り出されること
で特徴づけられる。
【0003】抗原には抗体と特異的に結合するエピトー
プ(抗原決定基)と呼ばれる小さな部位があり、これが
特異的な抗原抗体反応に関与している。各々の抗体は、
対応する抗原上のエピトープを他の部分と見分けること
ができる。エピトープは蛋白質の立体構造を含む極めて
狭い領域であり、アミノ酸5〜7個ほどから成る。これ
は多様性が高いアミノ酸配列のみではなく糖鎖、糖脂質
などにも基づいて成っている。
【0004】抗原及び抗体の測定方法はイムノアッセイ
と呼ばれ、抗原抗体反応の高い特異性を利用したもので
ある。イムノアッセイとしては、例えば免疫比濁法、ラ
ジオイムノアッセイ(RIA、放射線免疫測定法)、エ
ンザイムイムノアッセイ(EIA、酵素免疫測定法)が
ある。これらのイムノアッセイでは、担体を用いる方法
がよく行われている。
【0005】不均質なイムノアッセイは、生体を維持機
能するために重要な物質であるペプチドホルモンを測定
する内分泌系疾患の診断、ウイルス感染の診断及びワク
チン製造のためのエピトープの探索、蛋白質及びペプチ
ドに対する抗体を得るためのエピトープの決定方法(及
びそのキット)に利用できる。
【0006】前記エンザイムイムノアッセイのうち、E
LISA法(Enzyme−linked  Immu
nosorbent  Assay)は従来より広く行
われている。ELISA法による特異抗体測定では担体
を用いて固相とし、この担体上に抗原を不溶化(固定)
して被検液中の抗原特異イムノグロブリン(抗体)をト
ラップし、これを二次抗体トレーサーである標識抗イム
ノグロブリン抗体を用いて測定する。この方法は、被検
液中に通常多量の非特異イムノグロブリンが含まれてお
り、反応後、固相と液相を分離し十分に洗浄しないと、
非特異イムノグロブリンが固相に非特異的に残存吸着し
、測定のバックグランドを高め、測定感度が悪くなると
いう欠点がある。
【0007】特異抗体測定方法として、試料中の抗原を
担体上に不溶化して標識抗体で検出する方法もあるが、
バックグランドが高く、希釈度に影響されるため、狭い
範囲でしか測定することができない。また、クラス捕獲
法に汎用されている測定方法がある。これは抗イムノグ
ロブリン抗体を不溶化した担体上に被検液中の抗体をト
ラップし、これを標識抗原を用いて測定する方法である
。この方法も抗イムノグロブリン抗体不溶化固相のイム
ノグロブリンをトラップする能力に限界があり、担体の
吸着能力を大きくすればバックグラウンドが大きくなる
ので高感度化が困難である。
【0008】免疫反応体である抗原、抗体を担体上に不
溶化する方法としては、物理吸着法、化学結合法、スペ
ーサーを介する結合方法がよく使用されている。
【0009】物理吸着法は、免疫反応体を物理吸着によ
って担体に吸着させる方法である。物理吸着法で不溶化
するためには多量の抗原、抗体が必要であり、担体とし
てプラスチックを用いたときには単位面積あたりの吸着
量が少ない。その他、物理吸着法では以下に記すような
問題がある。
【0010】測定する免疫反応体は、抗原抗体反応を生
じる際にまず固相へ拡散しなければならないので反応速
度が遅く、固相に不溶化した免疫反応体は不溶化されて
いない溶液中での反応性に比べて低下することが知られ
ている(Parsons, G.H.,Jr.(198
1) Methods Enzymol. 73,22
4) 。
【0011】物理吸着により不溶化した蛋白質抗原の6
0%までもが分析操作中に脱離ロスするケースがあると
いう報告(Lehtonen, O.−P. and 
Viljanen, M.K.(1980) J.Im
munol. Methods 34,61.)もあり
、これは抗原がより小さいペプチドであればそれ以上に
生じる可能性がある。しかしこの問題は抗原不溶化後、
または分析操作中での徹底洗浄によりその欠点を最小限
にすることも可能であるという報告(Lehtonen
, O.−P. and Viljanen, M.K
.(1980) J. Immunol. Metho
ds 34,61.)もあるが、物理吸着しにくい疎水
性の低い抗原については固定されずに分析され、正確な
測定が達成されない可能性が高い。
【0012】化学結合法は、架橋剤と免疫反応体を共有
結合させ、架橋剤を介して担体に免疫反応体を固定する
方法である。この方法では、担体への免疫反応体の結合
量は増加するが、免疫反応体への架橋剤の結合が反応体
分子上のエピトープを破壊することがあるので、測定感
度がよくなるとは限らない。また、固相に固定された免
疫反応体のエピトープが固相から離れて、溶液中の結合
成分(抗体)に配向するように配慮する必要がある。
【0013】スペーサーを介する結合方法では、免疫反
応体をスペーサーを介して担体に吸着させる方法である
。スペーサーと免疫反応体を化学的に結合させる場合は
、前記と同様に反応体分子上のエピトープを破壊するこ
とがある。スペーサーと免疫反応体を物理吸着させる場
合も前記の物理吸着法と同様な問題を生じる。
【0014】前記の化学結合法とスペーサーを介する結
合方法では、多種類の免疫反応体を担体に固定する際に
、それぞれの特異的結合性を保持できる担体が必要であ
る。従って、種々の免疫反応体を測定するために各々違
った担体を製造しなければならないので大変な時間と費
用がかかる。これらの理由から免疫反応体を担体に固定
する方法は、前記のような問題はあるが物理吸着法が汎
用されてきた。
【0015】特開平2−24559号公報には、アビジ
ンを物理吸着によって担体に固定し、アビジンを介して
ビオチン免疫反応体を固定する方法が開示されている。 この方法は、多くの異なる免疫反応体の測定に好適であ
るが、物理吸着により固定されたアビジンは洗浄で脱離
しやすく、単位面積あたりの吸着量もプレートにより問
題がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の課題を
解決するためなされたもので、多種類の免疫反応体に利
用できる高感度な抗体の測定方法を提供することを目的
とする。
【0017】前記ELISA法による抗体測定で、抗原
としてエピトープの部分構造を含んだ低分子のペプチド
をマイクロプレート(担体)に物理吸着法で固定する際
には、従来の蛋白質抗原固定方法がそのまま代用されて
いる。しかし、低分子のペプチドは多種類のアミノ酸配
列をもつ蛋白質抗原と異なり、固定の際ペプチド分子そ
のものの性質に大きく影響されるので、同じ固定方法を
用いることは好ましくない。従って本発明では、ペプチ
ド分子の性質に影響されることなく、少量のペプチドで
確実にプレートへ固定することができる感度の高い測定
方法を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めの本発明の抗体の測定方法は、免疫学的に検出するこ
とが可能な抗原決定基の部分構造を含む抗原を、不均質
なイムノアッセイにより測定するにあたり、表面にビオ
チンを結合させた担体を使用する。本発明の方法を実施
例に相当する図1に従って説明する。担体1(図1では
プレート)の表面にビオチン2(図1ではビオチン−N
HS)を結合させた後、ビオチン2にアビジン3を結合
して固相とする。別なビオチンを結合させた抗原4(図
1ではビオチン−hGRPである)を固相のアビジン3
にビオチンを介して結合する。次に被検液を加え、固相
に固定した抗原4と特異的に結合する抗体5(図1では
ウサギhGRP抗血清)を検出することにより、抗体を
測定する方法である。この方法は、固相がビオチン−ア
ビジン−ビオチン(Biotin−Avidin−Bi
otin)の結合を特徴としているので、BAB法と記
す。
【0019】BAB法において、担体1のビオチン2に
結合するアビジン3は、ストレプトアビジンを使用して
も同様に結合した複合体を形成させることができる。
【0020】担体の表面は、ビオチンを共有結合させる
ための官能基を有する必要がある。図2は、表面に官能
基(イミノ基)を有する担体に、市販されているビオチ
ン−N−ヒドロキシサクシミドエステル(以下、ビオチ
ン−NHSと記す)を使用し、縮合してビオチンを結合
させた場合を示している。官能基は、イミノ基の他にア
ミノ基、ヒドラジド基が挙げられ、これらのうちから選
ばれる少なくとも一つの基である。表面に官能基を有し
ていない担体は、官能基で担体を修飾して使用すればよ
い。
【0021】担体は容器形状のものとビーズ形状のもの
があり、容器形状のものとしては例えば試験管、マイク
ロタイタープレート、キュベットがあり、ビーズ形状の
ものも使用できる。これらは光透過性のものが好ましい
【0022】担体にビオチンを結合させておくのは、ビ
オチンを結合させた抗原と結合するアビジンのビオチン
結合部位が破壊されないようにするためである。担体上
のビオチンにアビジン(またはストレプトアビジン)が
結合して固定されるが、この固定は界面活性剤を含んだ
洗浄剤の添加によっても殆ど脱離することがなく良好で
ある。
【0023】ビオチンを結合させる抗原がペプチドであ
る場合は、そのN末端にビオチンを結合させて(以下、
ビオチン化ペプチドと記す)固相上のアビジンに結合さ
せることができる。
【0024】ビオチン化ペプチドは、図3に示す方法で
作成される(Hofmann,K.and Kiso,
Y.(1976) Proc. Natl. Acad
. Sci. USA 73,3516.) 。樹脂に
結合した保護ペプチドのN末端にビオチン−NHSを縮
合し、さらに1モルTMSBr−チオアニソウル(Tr
imethyl  bromosilane−thio
anisole)/TFA(Trifluoroace
tic  acid)処理により樹脂から分離し、精製
することにより作成される。
【0025】固相上のビオチン化ペプチドと抗体の特異
的結合は、通常の抗原抗体反応の条件下で行われ、形成
された複合体は固相上に固定される。
【0026】本発明の方法でアビジンまたはストレプト
アビジンに被覆された固相は、一般的なイムノアッセイ
で使用可能であり、多くのパラメーターの測定を実施す
ることができる。
【0027】本発明の方法で使用できる被検液は、例え
ば血清、血漿、髄液、唾液、尿などの体液、緩衝液が挙
げられる。測定可能な特異抗体としては、実質上、従来
の免疫学的測定法で測定できるすべての抗体が挙げられ
る。例えば抗甲状腺抗体(抗ミクロゾーム抗体、抗サイ
クログロブリン抗体、抗TSHレセプター抗体)、抗核
抗体、抗DNA抗体、抗インスリン抗体、抗インスリン
レセプター抗体、抗アセチルコリンレセプター抗体など
ウイルスや微生物に対する抗体及びホルモンなどの蛋白
製剤に対する抗体、アレルゲン抗体である。
【0028】抗原については、そのエピトープの検索及
び決定のために本発明の方法が好適である。抗原のエピ
トープの検索及び決定には、多種のペプチドを同条件で
測定し比較しなければならないが、本発明の方法では個
々のペプチドにそれぞれ固相を用意しなくてもよい。検
出できる抗原は、前記抗体と抗原抗体反応を生じさせる
ものであり、測定すべき抗体とエピトープの異なる抗体
や、ホルモン、ウイルス蛋白などのペプチド類が挙げら
れる。
【0029】
【作用】本発明の方法では、担体上に[ビオチン−アビ
ジン−ビオチンを結合させた抗原]の複合体が形成され
ることにより、抗原抗体反応に携わる抗原のエピトープ
が担体との結合でマスクされるのを防ぐことができ、エ
ピトープが担体から離れて抗体に配向することを促す。 また、抗原がビオチンと結合したものであればアビジン
と結合して複合体が形成され、測定が可能である。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0031】実施例1 本発明のBAB法である図1に従って、ペプチドとして
hGRP(HumanGastrin  Relesi
ng  Peptide)を担体に固定する。hGPR
はBIOLYNX4170(ファルマシアLKB社製)
の自動ペプチド合成機で標準ペプチド固相合成により作
成し、担体は表面にイミノ基を有する96ウェルプレー
ト(Nunc社製、Covalink)を使用する。ま
ず250μg/mlのビオチン−NHSを100μl/
ウェル分注し、37℃で2時間反応させた。次に10ミ
リモルのPBS(Phosphate−buffere
d  saline) で3回洗浄し、50μg/ml
(10ミリモル  PBS)のアビジンを100μl/
ウェル分注、37℃で1時間反応した。10ミリモル 
 PBSで3回洗浄し、ブロッキング剤(大日本製薬社
製のブロックエースをPBSで1/4に希釈したもの)
を300μl/ウェル加え22℃で1時間インキュベー
トし非特定蛋白結合部位をブロックし、PBST(Ph
osphate−bufferedsaline−tw
een#20)で3回洗浄した。次にビオチン化hGR
P(ビオチンをhGRPのN末端に結合したもの)を1
00μl  10ミリモルPBS(pH7.2)/ウェ
ル加え、37℃で1時間反応させてウェル上に被覆した
。ウェルをPBSTで3回洗浄し、前記のブロッキング
剤を加え22℃で1時間インキュベートし、非特定蛋白
結合部位をブロックした後、PBSTで3回以上洗浄し
た。これでhGRPは担体に固定された。
【0032】次にhGRP抗血清(ウサギ)を希釈液(
大日本製薬社製のブロックエースをPBSで1/10に
希釈したもの)で容積比1:20000に希釈して、1
00μl/ウェル加え、37℃で2時間反応させた。 ついでウェルをPBSTで6回洗浄し、非結合抗体を十
分除去した。100μlのセイヨウワサビペルオキシダ
ーゼ標識抗ウサギIgG抗体は、前記の希釈液で容積比
1:5000に希釈し、二次抗体トレーサーとして10
0μl/ウェル加え、37℃で1時間インキュベートし
た。ついでウェルをPBSTで6回洗浄し、非結合抗体
を十分除去した。0.06重量%のTMBZ(3,3’
,5,5’−tetramethylbenzidin
e) 塩酸水溶液(pH2.0)と、0.005モル 
 H2 O2 /0.1モル  リン酸−クエン酸バッ
ファ(pH4.0)の溶液とを容量比3:7に混合した
基質混合溶液を100μl/ウェル加え、37℃で10
〜30分間反応させた。この基質を用いて、着色生成物
の形成によるペルオキシダーゼラベル体の検出を行った
。反応停止は200μl/ウェルの1規定  硫酸を加
えることによって行い、着色生成物はプレートリーダー
を用いて450nmで測定した。結果は図4の容量反応
曲線に示す。
【0033】実施例2 実施例1において二次抗体トレーサーとしてβ−D−ガ
ラクトシダーゼ標識抗ウサギIgG抗体を使用し、0.
1ミリモル  4−メチルウンベリフェリル−β−D−
ガラクトシド蛍光基質溶液を200μl/ウェル加え、
37℃で30〜60分間反応させて蛍光性生成物の形成
によるβ−D−ガラクトシダーゼラベル体の検出を行っ
た他は、実施例1と同様である。反応停止は100μl
/ウェルの1モル  グリシン−NAOH(pH10.
3)を加えることによって行い、蛍光性生成物はプレー
トリーダーを用いて励起波長365nm、蛍光波長45
0nmで測定した。結果は図5の容量反応曲線に示す。
【0034】実施例3 実施例1でhGRP抗血清(ウサギ)を希釈液(大日本
製薬社製のブロックエースをPBSで1/10に希釈し
たもの)で容積比1:200000に希釈し、その他は
実施例2と同じ二次抗体トレーサーとしてβ−D−ガラ
クトシダーゼ標識抗ウサギIgG抗体を使用した。結果
は図6の容量反応曲線に示す。
【0035】比較例1 実施例1で使用したhGRPを従来の物理吸着法により
担体に固定する。担体は、表面にイミノ基を有する96
ウェルプレート(Nunc社製のCovalink)と
、表面に官能基をもたない96ウェルプレート(Nun
c社製のMaxisorp)の2種類を使用した。hG
RPを100μl  10ミリモルPBS(pH7.2
)/ウェル分注し、ウェルをPBSTで3回洗浄し、ブ
ロッキング剤(大日本製薬社製のブロックエースをPB
Sで1/4に希釈したもの)を加え22℃で1時間イン
キュベートし、非特定蛋白結合部位をブロックし、PB
STで3回以上洗浄した。これでhGRPを担体に固定
した後は、実施例1と同様にした。結果は図4に示す。
【0036】比較例2 比較例1と同様にhGRPを従来の物理吸着法により担
体に固定し、その他の操作は実施例2と同様である。結
果は図5に示す。
【0037】比較例3 比較例1と同様にhGRPを従来の物理吸着法により担
体に固定し、その他の操作は実施例3と同様である。結
果は図6に示す。
【0038】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明の抗
体の測定法は、ビオチンと結合したペプチドであれば抗
体の測定ができるのでペプチド自身の性質に依存せず、
少量のペプチドで急勾配の容量反応曲線を提供できる。 抗原のエピトープ検索及び決定では、個々の抗原のため
に特別な固相を準備する必要がないので簡単に行える。 本発明の抗体の測定法は、多種類の免疫反応体を検出す
るために各々の固相を製造することなく高感度の測定が
できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の測定法の実施例を工程順に示した図で
ある。
【図2】本発明で使用する担体にビオチンが結合する状
態を説明する図である。
【図3】本発明で使用するペプチドにビオチンが結合す
る状態を説明する図である。
【図4】抗体を検出した容量反応曲線を示す図である。
【図5】抗体を検出した容量反応曲線を示す図である。
【図6】抗体を検出した容量反応曲線を示す図である。
【符号の説明】
1はプレート、2はビオチン−NHS、3はアビジン、
4はビオチン−hGRP、5はウサギhGRP抗血清、
6は標識抗ウサギIgG抗体である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  表面にビオチンを結合させた担体にア
    ビジンを結合して固相とし、免疫学的に検出することが
    可能な抗原決定基の部分構造を含む抗原を前記ビオチン
    とは別なビオチンと結合しておき、前記別なビオチンと
    結合した抗原を該固相のアビジンに結合させた後、被検
    液を加えて前記抗原と特異的に結合する抗体を検出する
    ことを特徴とする抗体の測定方法。
  2. 【請求項2】  前記アビジンがストレプトアビジンで
    あることを特徴とする請求項1に記載の抗体の測定方法
  3. 【請求項3】  前記担体はビオチンを共有結合させる
    ための官能基を表面に有することを特徴とする請求項1
    に記載の抗体の測定方法。
  4. 【請求項4】  前記共有結合させるための官能基はア
    ミノ基、イミノ基およびヒドラジド基から選ばれる少な
    くとも一の基であることを特徴とする請求項3に記載の
    抗体の測定方法。
  5. 【請求項5】  前記担体は容器形状またはビーズ形状
    であることを特徴とする請求項1に記載の抗体の測定方
    法。
  6. 【請求項6】  前記免疫学的に検出することが可能な
    抗原決定基の部分構造を含む抗原がペプチドであり、該
    ペプチドのN末端にビオチンを結合させることを特徴と
    する請求項1に記載の抗体の測定方法。
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