JPH04235759A - 電気集じん装置 - Google Patents

電気集じん装置

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Publication number
JPH04235759A
JPH04235759A JP350391A JP350391A JPH04235759A JP H04235759 A JPH04235759 A JP H04235759A JP 350391 A JP350391 A JP 350391A JP 350391 A JP350391 A JP 350391A JP H04235759 A JPH04235759 A JP H04235759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge electrode
dust
dust collection
electrode
electrostatic precipitator
Prior art date
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Pending
Application number
JP350391A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsutoshi Yada
矢田 勝利
Masatoshi Tamai
正俊 玉井
Shigenori Komura
小村 重徳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Priority to JP350391A priority Critical patent/JPH04235759A/ja
Publication of JPH04235759A publication Critical patent/JPH04235759A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気集じん装置に関し、
特に微粉炭燃焼ボイラ排ガス,EP例えば油焚ボイラ,
回収ボイラ排ガス用及び一般産業用EPに適用されるも
のである。
【0002】
【従来の技術】図3は、水平流乾式電気集じん装置(以
下、EPという)の主要構成要素を示す断面図である。
【0003】図3の左側よりEPに流入したガス中に含
まれるダストは、放電極1と集じん極2の間に荷電設備
(図示せず)により印加された直流高電圧によって発生
したコロナ放電により帯電し、ク−ロン力によってダス
トは集じん極2上に補集される。
【0004】これらの電極は、EPケ−シング3の中に
納められており、放電極1は硝子4によりケ−シング3
と電気的に絶縁された状態で吊り下げられた状態で取付
枠5に取り付けられている。
【0005】集じん極2へ捕習されたダストは、本図に
示していない槌打装置により間欠的に槌打され、その振
動により剥離して下部ホッパ−6内に落下し貯留で処理
される。また、放電極1にも種々の電気力等によりダス
トが付着するため、ダスト付着肥大により放電特性が低
下しないよう、本図に示していない槌打装置により連続
的に槌打しダストの払い落としが行なわれる。
【0006】図4は、図3のX−X線に沿う拡大断面図
である。集じん極2は全体の歪防止と、槌打時の振動伝
播等を良好に保つため、本図に示すように凹凸をもつ断
面に成形した帯状のものを使用する例が多く、これをガ
ス流方向に数枚組合せ1室の集じん極を構成している。 寸法例として、1枚の集じん板の幅(b)400 〜7
00 mm、凹凸の深さ(d)20〜40mm程度とな
っている。
【0007】前記集じん板は一定の間隔(ピッチ)20
0 〜400mm程度に配列されており、その中間に放
電極取付枠5が設けられ、その取付枠5に放電極1が集
じん極2の向い合った凹凸1ケ所当り通常1本づつ配置
されている。このような両電極の構成時、放電極から見
て集じん極の凹側を腹側、凸側を背側と称している。
【0008】図5は、図4のY−Y線に沿う断面図を示
すもので、具体的に1例としての詳細寸法を記入したも
のである。この例では、電極ピッチ(p)300mm 
の場合であり、従って集じん極中心線と放電極の中心線
間の寸法は300/2 =150mm となり、集じん
極は厚さ1mmの鋼板を図4のように凹凸をつけたもの
であり、その深さ(d)は34mmとなっている。一方
、放電極は厚さ1〜2mm(図示せず)の薄板を母材幅
6mmとしその両側に長さ5mmの突起を付し、丸線や
角線に比べて安定したコロナ放電が得られるように工夫
されている。しかし、このような構造,配置とした場合
、放電極突起先端と集じん極板面までの距離は、図示の
通り左側(集じん極背側)では125mm に対し、右
側(集じん極腹側)では158mmとなり、約26%の
差が生じることになる。その結果、荷電特性(荷電電圧
Vと電流密度iの関係)は図7に示すように、全体平均
としては曲線(イ)のように目標電流ia が得られた
場合においても、集じん極背側では曲線(ロ)のように
目標値ia 以上の電流が流れ、反面腹側では曲線(ハ
)のように目標値ia に満たない結果となる。このよ
うに電流分布にアンバランスが生じた場合には、電流過
大部分では高抵抗ダスト処理時の逆電離発生による性能
低下,電流不足部分では低抵抗ダスト処理時の再飛散発
生等、EP性能上不利な結果となり易い。
【0009】このような問題に対処するため、従来実施
されている対策として図6に示すように距離の大きい集
じん極膜側の突起を少し長くしコロナ放電特性を高くす
ることにより、左右の突起先端より集じん極板面間での
距離がアンバランスな条件においても、図8の曲線(イ
),(ロ)のように両側の電流密度を略等しくなるよう
な方法がとられていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、EPでは一般
に長時間運転中、正常な槌打が行われていても集じん極
や放電極には徐々に固着ダストが生長し、その結果例え
ば図8で当初固着ダストがない場合の運転電圧V1 が
V2まで上昇する現象が認められていた。
【0011】このように、ある程度固着ダストが成長し
た状態で、前記図6の構造のEPにおいて、左右の電流
密度を調べて見たところ、図8の曲線(ハ),(ニ)の
ように突起の長い腹側はV−i特性の悪化が少ないが、
突起の短い背側の悪化が大きく、その結果固着ダスト発
生時には再び電流分布の不均等が生じている事が判明し
、図5から図6のように放電極形状を改良してもその効
果はまだ不十分であることが分かった。
【0012】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
、長時間運転により放電極へある程度ダスト固着が生成
した後も、集じん極背側と腹側の電流密度アンバランス
を防ぎつつ、所定の電流密度が確保しえる電気集じん装
置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、凹凸をもつ集
じん極と突起付き放電電極を組み合わせた電気集じん装
置において、放電電極の集じん極に対向する両側の突起
の長さを同一寸法とし、かつ各々の突起先端から集じん
極面までの距離を略等しくなるように放電極を放電極取
付枠中心よりオフセットして配置したことを特徴とする
電気集じん装置である。
【0014】図8に示す固着ダスト発生後のV−i特性
(ハ),(ニ),(ホ)は、通常の微粉炭焚ボイラ排ガ
ス用印で約半年間の連続運転後の結果を示すものである
。この時点での問題点として1つは前述の通り、集じん
極背側に比べ腹側の電流低下が大きいことであり、これ
は背側に向かっている放電線突起の長さが5mmしかな
く付着ダストにより埋もれるような状態になったためと
考えられた。
【0015】また、もう1つの問題点としてこのの時点
での運転電圧V2 がEP内で火花が発生する電圧V5
 に近接しており、さらに付着ダストが成長した場合、
平均電流としても目標はia を切る可能性が出てきた
ことである。これらの問題点を解決するため、図1に示
すような放電極サンプルを実機EPに取付け、経時変化
テストを実施した。
【0016】図1に示す放電極は、突起長さを両側共更
に15mmに延ばし、かつ突起先端から集じん極板面間
での距離が等しくなるように放電極母材の中心を放電極
取付け枠の中心より16.5mmオフセットした位置に
なるよう改良したものである。
【0017】
【作用】本発明に基づく電極組合わせを微粉炭焚ボイラ
に適用した場合、家電特性は図2に示すように、固着ダ
スト生成前では集じん極背側の特性(曲線(イ))と腹
側の特性(曲線(ロ))は略一致しており、目標電流i
a を得るのにV1 の電圧となっていた。これを連続
約1年間運転後は運転電圧はV2 まで上昇したものの
、背側の特性(曲線(ハ))と腹側の特性(曲線(ニ)
)は良くバランスが保たれており、運転電圧V2 の火
花電圧Vs に対し十分余裕をもっていることが確認で
きた。
【0018】また、微粉炭焚ボイラ排ガス用EPの放電
極への付着ダスト発生後の荷電特性の変化を種々の実機
で調査した結果、突起長さ10mm以下の場合は付着ダ
ストによい突起が埋もれ易く荷電特性の劣化が大きくな
るが、10mm以上の突起とした場合はその劣化程度が
少ないことも確認できた。
【0019】
【実施例1】図1は、本発明の一実施例に係る電気集じ
ん装置の説明図である。
【0020】図中の21は、例えば幅(W)10mmの
母材の両側に各々15mmの長さ(L)の突起21aを
もたせた放電極である。前記放電極21の両端部は丸棒
22に溶接され、この丸棒22を放電極取付枠23にさ
し込み止め溶接されている。
【0021】本発明の特徴は、丸棒22の中心と母材中
心にオフセット寸法(L1 )16.5mmをもたせて
いることで、この結果凹凸寸法(L2 )34mmをも
たせた集じん極24a,24bと150 mm間隔(L
3 )で両電極24a,24bを組み合わせた場合、放
電極突起先端から集じん極面間での距離(L4 )が両
側とも等しく129.5mm となっている。なお、d
(1mm) は放電極の薄板を示す。
【0022】本発明の主旨は、集じん極面に向う左右に
10mm以上の同一長さの突起をもたせた放電極を、集
じん極凹凸寸法,電極間寸法に応じて放電極母材の中心
を、放電極取付枠中心より一定寸法オフセットした位置
に配置し、その結果として放電極突起先端からそれに集
じん極間までの距離を略等しくすることにあり、その他
各部の寸法形状や放電極と同取付枠との固定方法等は自
由に選択できるものである。
【0023】従って、上記実施例に係る電気集じん装置
によれば、放電極へのダスト固着発生前も発生後も目標
とする電流密度が集じん極背・腹側共略均等に得られ、
その結果高抵抗ダスト処理時の逆電離現象を緩和したり
低抵抗ダスト処理時の再飛散を防止する等EPとしても
っとも高い才能を維持可能である。
【0024】なお、本発明は微粉炭焚ボイラ用EPだけ
でなく、一般産業用EP全てに対して効果が期待できる
【0025】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、長時
間運転により放電極へある程度ダスト固着が生成した後
も、集じん極背側と腹側の電流密度アンバランスを防ぎ
つつ、所定の電流密度が確保しえる電気集じん装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電気集じん装置の説明
図。
【図2】本発明でのEPでの荷電特性を示す図。
【図3】EPの主要構成要素を示す説明図。
【図4】図3のX−X線に沿う拡大断面図。
【図5】従来の電極構造の1例を示す図。
【図6】従来の電極構造の改良形の一例を示す図。
【図7】図5のEPでの荷電特性を示す図。
【図8】図6のEPでの荷電特性を示す図。
【符号の説明】
21…放電極、21a…突起、22…丸棒、23…放電
極取付枠、24a,24b…集じん極。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】    凹凸をもつ集じん極と突起付き放
    電極を組み合わせた電気集じん装置において、放電極の
    集じん極に対向する両側の突起の長さを同一寸法とし、
    かつ各々の突起先端から集じん極面までの距離を略等し
    くなるように放電極を放電極取付枠中心よりオフセット
    して配置したことを特徴とする電気集じん装置。
JP350391A 1991-01-16 1991-01-16 電気集じん装置 Pending JPH04235759A (ja)

Priority Applications (1)

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JP350391A JPH04235759A (ja) 1991-01-16 1991-01-16 電気集じん装置

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JP350391A JPH04235759A (ja) 1991-01-16 1991-01-16 電気集じん装置

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JPH04235759A true JPH04235759A (ja) 1992-08-24

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JP350391A Pending JPH04235759A (ja) 1991-01-16 1991-01-16 電気集じん装置

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JP (1) JPH04235759A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090139406A1 (en) * 2006-01-04 2009-06-04 General Electric Company Discharge electrode and method for enhancement of an electrostatic precipitator
US7767005B2 (en) * 2004-06-23 2010-08-03 Roger A Gale Tunnel fan electrostatic filter

Cited By (2)

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US7767005B2 (en) * 2004-06-23 2010-08-03 Roger A Gale Tunnel fan electrostatic filter
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980922