JPH08117639A - 電気集塵装置 - Google Patents

電気集塵装置

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JPH08117639A
JPH08117639A JP27836194A JP27836194A JPH08117639A JP H08117639 A JPH08117639 A JP H08117639A JP 27836194 A JP27836194 A JP 27836194A JP 27836194 A JP27836194 A JP 27836194A JP H08117639 A JPH08117639 A JP H08117639A
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勇志 中尾
Takeshi Murayama
剛 村山
Shinichiro Katsumura
眞一郎 勝村
Masaji Ataka
正路 安宅
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 集塵部における絶縁不良、スパーク、着火を
防止する。 【構成】 高圧電極板33は半絶縁性樹脂材から成形
し、その捕集部26aにスぺーサ部33bを一体的に設
ける。パイプ状カバー34は電極板33と同等の材料か
ら成形する。給電用シャフト35を挿通したパイプ状カ
バー34にシールボス36を嵌合する。シャフト35に
給電する高圧供給碍子28を隔壁40により含塵ガスの
流通部から隔離する。給電用シャフト35をパイプ状カ
バー34と電極板33により覆っているため、電極板3
3の電荷の移動が半絶縁性樹脂材の抵抗により制限さ
れ、スパークが発生が抑制され電流の増加もないので、
高圧電源部から供給する電力は粉塵に着火することのな
い電力に制限することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コロナ放電を利用して
含塵ガス中の粉塵に電荷を与え、この荷電された粉塵を
電気力によって捕集する電気集塵装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気集塵装置は含塵ガス
中の粉塵を除去するために、工場等において環境改善機
器として広く使用されており、含塵ガス中の粉塵に電荷
を与える荷電部と、この荷電された粉塵つまり荷電粉塵
をクーロン力による電気力によって捕集する集塵部と、
これらの荷電部と集塵部に高電圧を供給する高圧電源部
とから構成されている。
【0003】荷電部にはコロナ放電用のイオン化線及び
接地電極が設けられ、集塵部には荷電粉塵捕集用の高圧
電極板及び接地電極板が設けられている。集塵部の高圧
電極板及び接地電極板としては、アルミニウム材から成
る平行平板型が広く用いられ、高圧電源部は高電圧を出
力するように制御されている。
【0004】荷電部や集塵部に流入する含塵ガスには、
通常の粉塵に加えて水分や導電性粉塵が含まれている場
合がある。また、溶接環境における含塵ガスには、ワー
クから飛散したスラッグ、金属粒等のスパッタ、或いは
ワークから蒸発した切削油、防錆油、洗浄油等の可燃性
物質が混入されている場合が多い。水分や導電性粉塵は
スパークの要因になり、可燃性物質は着火の要因になる
ため、集塵部では静電容量を低く抑えてスパークや着火
を防止する必要がある。このため、集塵部では高圧電極
板や接地電極板を分割したり、高圧電極板に電気抵抗を
介在したりしている。
【0005】例えば、図12の概略構成図に示すよう
に、高圧電極板1と接地電極板2は2枚ずつに分割され
て、スパークによる電圧の低下がスパーク発生部の電極
間だけに抑制されている。また、高圧電極板1は高電気
抵抗3を介して高圧電源部4に接続され、スパークによ
る電流が制限され、高圧電極板1への印加電圧の低下が
防止している。そして、高圧電源部4は図13に示すよ
うに、例えば6.5KVの供給電圧と300μA以内の
供給電流の負荷特性を有するものが使用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来例では、集塵部において次のような問題点がある。
【0007】(a) 電界強度及び集塵効率の点から供給電
圧を下げることができないため、スパークの発生を抑制
することができない。
【0008】(b) 電圧及び電流を図13に示す着火領域
R内で使用することがあるため、可燃性物質が電極板に
付着すると、粉塵に着火し発煙することがある。特に、
含塵ガスに可燃性物資が混入している場合には、スパー
クやスパッタにより、堆積した粉塵に着火し易く、この
場合には集塵装置を停止して対処しなければならない。
【0009】(c) 水分、導電性粉塵、可燃性粉塵が絶縁
部に付着した場合には、絶縁不良が発生して集塵効率が
低下する。
【0010】(d) 高圧電極板1及び接地電極2を分割し
たり、高電気抵抗3を設ける必要があるため、スペース
や部品点数が増大して、装置が大型化しコスト高にな
る。
【0011】本発明の目的は、上述した問題点を解消
し、含塵ガスの中に水分、導電性粉塵及び可燃性物質が
含有され場合でも、スパーク、絶縁不良及び着火を防止
して集塵効率を良好に保持する電気集塵装置を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1発明に係る電気集塵装置は、含塵ガス中の粉塵に
電荷を与える荷電部と、該荷電部の下流に高圧電極板・
接地電極板を所定の間隔で交互に並設し前記荷電された
粉塵を電気力により捕集する集塵部とを有する電気集塵
装置において、前記高圧電極板は半絶縁性樹脂材から成
形し、前記高圧電極板に供給する高圧電源部の電力は前
記電極板に付着した前記粉塵が着火することのない大き
さに制限したことを特徴とする。
【0013】また、第2発明に係る電気集塵装置は、含
塵ガス中の粉塵に電荷を与える荷電部と、該荷電部の下
流に設置し前記荷電された粉塵を電気力により捕集する
集塵部とを有する電気集塵装置において、前記含塵ガス
中に含有される固形物を除去するための衝突板を、前記
荷電部の上流側に設置したことを特徴とする。
【0014】
【作用】上述の構成を有する第1発明の電気集塵装置で
は、集塵部の高圧電極板を半絶縁性樹脂材から成形した
ため、半絶縁性樹脂材の抵抗が高圧電極板の電荷の移動
を制限し、スパークの発生を防止するので、高圧電源部
は過大な電力を供給する必要がなく、捕集した粉塵が着
火することのない程度の電力を供給する高圧電源部を使
用できる。
【0015】また、第2発明の電気集塵装置では、衝突
板を荷電部、集塵部の上流に設置したので、固形物が荷
電部、集塵部に流入することがなくなり、固形物が燃焼
物である場合でも、集塵部に堆積している可燃性粉塵に
着火することはない。
【0016】
【実施例】本発明を図1〜図11に図示の実施例に基づ
いて詳細に説明する。図1は本実施例の斜視図であり、
主チャンバ11は荷電部、集塵部等を収容するものであ
り、この主チャンバ11の後部には荷電部、集塵部等を
制御するための制御部12が連結され、主チャンバ11
の前部には衝突板を収容するための前チャンバ13が連
結されている。
【0017】主チャンバ11では、図2に示すようにチ
ャンバ本体21の前チャンバ13側は、含塵ガスが方向
Aから流入する流入口21aとされ、一側面は取付口2
1bとされ、上面には清浄ガスが方向Bに流出する流出
口21cが設けられている。このようなチャンバ本体2
1内には、取付口21bを介して流入口21a側から順
にフィルタ22、荷電ユニット23、2個の集塵ユニッ
ト24、フィルタ25、そして図示しない吸引ファンが
設置されている。ここで、荷電ユニット23はイオン化
線及び接地電極を有して流入した含塵ガスの粉塵を荷電
するものであり、集塵ユニット24は後述する高圧電極
板及び接地電極板を有し、荷電された粉塵をクーロン力
による電気力によって捕集するものである。
【0018】取付口21bにはドア26が開閉自在に取
り付けられ、ドア26の内側には荷電ユニット23に高
圧電源部から高電圧を供給するための高圧供給碍子27
と、集塵ユニット24に高電圧を供給するための高圧供
給碍子28とが設けられている。また、流出口21cに
はフィルタ29が設けられている。そして、制御部12
は起動や停止を制御し、高圧電源部を制御し、更には異
常状態を検出かつ判断して制御信号を出力するものとさ
れている。
【0019】集塵ユニット24では、図3の部分拡大斜
視図、図4の部分拡大断面図に示すように、フレーム3
1の上部にガイド溝31aが設けられており、内部には
平板状の多数の接地電極板32及び高圧電極板33が交
互に入り込んで対向するように所定の間隔で並設されて
いる。接地電極板32は高導電性を有する鉄、アルミニ
ウム、ステンレス鋼等の金属材料から成形され、例えば
荷電ユニット23において含塵ガスに正の電荷が与えら
れる場合には、高圧電源部の負極側に接地されている。
【0020】ここで、接地電極板32の電気抵抗が高い
場合には、荷電された粉塵の電荷が接地電極板32に蓄
積して接地電極板32と高圧電極板33の電界強度が低
下し、集塵効果が著しく低下することになる。このた
め、高導電性を有する導電塗料により接地電極板32の
表面を被覆するか、又は高導電性を有する合成樹脂材に
より接地電極板32を成形することにより、電界強度を
補強するようにしてもよい。
【0021】一方、高圧電極板33は半絶縁性樹脂材か
ら成り、荷電された粉塵を接地電極板32とで捕集する
ための平板形状の捕集部33aと、高圧電極板33同士
の間隔を所定に保持するために一体成形され両側に突出
したスぺーサ部33bと、後述する給電用シャフトを挿
通するための挿通孔33cとが設けられている。半絶縁
性樹脂材の抵抗は吸水率により変化するため、本実施例
では図5に示すような実験結果により得られた集塵効率
の特性を考慮して、吸水率が1%以下で体積抵抗率が例
えば1010〜1013Ω・cm程度のフェノール樹脂、エ
ポキシ樹脂、ABS樹脂等が使用されている。
【0022】なお半絶縁性樹脂材として、フェノール樹
脂にはスミライトPL(JIS−PEV)、エポキシ樹
脂にはスミライトEL(JIA−GEM、JIS−GE
F)、そしてABS樹脂にはマクスロイJSR−HN9
01等を使用できる。また、給電用シャフト35とパイ
プ状カバー34を別部材として成形しているが、これら
をインサート成形により一体成形すれば、給電用シャフ
ト35とパイプ状カバー34の間に隙間が生ずることが
なくなり、電圧をより均一に供給できるようになる。
【0023】このような高圧電極板33の挿通孔33c
には、高圧電極板33と同等の半絶縁性樹脂材から成る
パイプ状カバー34が嵌着され、このパイプ状カバー3
4内に給電用シャフト35を挿通することにより所定枚
数の高圧電極板33が組み立てられている。この場合
に、高圧電極板33の両側にはスぺーサ部33bが設け
られているため、スぺーサ部33b同士を密着すること
により、給電用シャフト35に裸部がなくなると共に、
高圧電極板33は等間隔に配置されることになる。
【0024】そして、最外側の高圧電極板33の外側に
は、フランジ36aを有するシールボス36がパイプ状
カバー34に嵌着され、嵌合部はOリング37によりシ
ールされている。給電用シャフト35の延長線上には、
給電用シャフト35に高電圧を供給するための高圧供給
碍子28がドア26に固定されている。ドア26はパッ
キン39を介して給電用シャフト35側の隔壁40に当
接されている。
【0025】また隔壁40には、中心に段付孔41a、
41bを有すると共に外周に複数のひれ41cを有する
碍子41が取り付けられ、段付孔41aにはシールボス
36が嵌合され、嵌合部は2個のOリング42、43に
よりシールされている。給電用シャフト35は碍子41
に絶縁プレート44を介して導電ねじ45により固定さ
れ、導電ねじ45及び高圧供給碍子28の間は導電ばね
46により電気的に接続されている。
【0026】このように構成された集塵ユニット24へ
の給電回路は、図6に示すように並設された各接地電極
板32の間には、各高圧電極板33が入り込み、これら
の接地電極板32は接地され、高圧電極板33は高圧電
源部47に接続されている。ここで、高圧電源部47は
高圧電極板33が半絶縁性樹脂材から成形されていて、
スパークが殆ど生じないことから、例えば図7の電圧電
流特性図に示すような電力を供給するものとされてい
る。即ち、高圧電源部47には電力が着火領域Sに入る
ことのない例えば電圧を6.5KV、電流を50μAと
する低電流高圧電源が用いられている。なお、着火領域
Rの境界線は発明者等による実験結果で得られたもので
あり、電圧と電流の積で表される曲線となっている。
【0027】図8は前チャンバ13の分解斜視図であ
り、チャンバ本体51の前面に含塵ガスを導入する筒状
ダクト52が設けられ、チャンバ本体51の内部には、
固形物や燃焼物である例えば溶接ヒューム中のスパッタ
が、主チャンバ11に流入することを防止するための衝
突板53が設けられている。この衝突板53は把手54
を有してフレーム55に取り付けれ、チャンバ本体51
内に挿脱自在とされている。また、チャンバ本体51の
下部には、衝突板53に衝突して落下したスパッタを鎮
火させるための水Wがパレット56内に収容されてい
る。このパレット56には把手57、58が取り付けら
れ、パレット56もチャンバ本体51内に挿脱自在とさ
れている。
【0028】ここで、衝突板53には含塵ガスの流軸に
設けられスパッタが衝突する衝突部53aと、この衝突
部53aの側縁から前方へ向けて突設され、スパッタが
飛散することを防止するための側板53b〜53eとが
設けられている。これらの側板53b〜53eは、図9
に示すように衝突部53aに対して開度Eを有して外方
へ拡開されており、衝突部53aはその中心がダクト5
2の後端部から距離Fだけ隔てられると共に、上部の側
板53b側が上流方向へ垂直方向に対して傾度Dだけ傾
けられている。
【0029】このような衝突板53の開度Eを120°
とし、傾度Dを30°として、距離Fに対する圧力損失
を求めたところ、図10に示すような特性を得ることが
できた。また、衝突板53にスパッタを衝突させて距離
Fに対するスパッタの回収率を求めたところ、図11に
示すような特性を得ることができた。これらの特性か
ら、開度Eは105〜135°、傾度Dは25〜35
°、距離Fは170〜220mm程度にすることが好ま
しい。
【0030】本実施例は上述したように構成され、荷電
ユニット23には高圧供給碍子27を介して給電され、
集塵ユニット24には高圧供給碍子28を介して給電さ
れる。高圧供給碍子28からは更に、導電ばね46、導
電ねじ45、給電用シャフト35そしてパイプ状カバー
34を介して高圧電極板33に電圧が印加される。これ
により、荷電ユニット23で図示しないイオン化線及び
接地電極間にコロナ放電が生起され、集塵ユニット24
では高圧電極板33及び接地電極板32の間に電界が形
成される。
【0031】この状態で、吸引ファンが作動して含塵ガ
スが前チャンバ13のダクト52からチャンバ本体51
内に流入すると、含塵ガスが衝突板53に衝突すると共
に、衝突板53を迂回して主チャンバ21に流入する。
このとき、含塵ガスが溶接ヒュームのようにスパッタを
含む場合には、スパッタが衝突板53に衝突してパレッ
ト56内の水Wの中に落下する。これにより、含塵ガス
の中からスパッタが除去されると共に、スパッタは水W
により鎮火される。
【0032】一方、衝突板53を迂回した含塵ガスは、
主チャンバ11に流入して荷電ユニット23においてコ
ロナ放電を受け、含塵ガスの中の粉塵に電荷が与えられ
る。この荷電された粉塵は続いて集塵ユニット24の高
圧電極板33と接地電極板32の間に流入し、反対の極
性を有する接地電極板32に捕集される。そして、粉塵
が除かれた清浄ガスは流出口21cから流出する。
【0033】ここで、高圧電極板33の捕集部33a及
びスペーサ33bは、半絶縁性樹脂材から成形され、パ
イプ状カバー34も高圧電極板33と同等の材料から成
形されているため、たとえ含塵ガスがオイルミスト、水
溶性オイルミスト、溶接ヒューム等を含有して水分や導
電性粉塵を含有していても、高圧電極板33の電荷の移
動が半絶縁性樹脂材の電気抵抗により制限されるため、
高圧電極板33と接地電極板32の間にスパークが発生
し捕集された粉塵に着火することがなく、集塵効率を良
好に保持することができる。また、高圧電極板33及び
接地電極板32を分割したり、別体としての抵抗を設置
する必要も殆どないために、小型化が可能になる。
【0034】更に、含塵ガスの流通部において、給電用
シャフト35が半絶縁性樹脂材及び同等の材料からそれ
ぞれ成る高圧電極板33及びパイプ状カバー34により
覆われ、かつパイプ状カバー34と碍子41がOリング
37及びOリング42、43によりシールされているた
め、水分や導電性粉塵による沿面リーク電流による大電
流が発生することがなく、スパークを経時的に安定して
予防することができ、集塵効率を良好に保持することが
できる。
【0035】また、高圧供給碍子28は隔壁40により
含塵ガスの流通部から完全に隔離されているため、高圧
供給碍子28に水分や導電性粉塵が付着することがな
く、高圧供給碍子28に絶縁不良が発生することはな
い。
【0036】更には、衝突板53により固形物等が除去
されるため、これらが集塵ユニット24に流入すること
が殆どない。
【0037】また、パレット56に水Wの高さを検出す
るための水位計を設ければ、水Wの量を常時確認するこ
とができると共に、水位計の出力を利用して水位の制
御、主チャンバ21の制御を自動的に行うことができ
る。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように第1発明に係る電気
集塵装置は、集塵部の高圧電極板を半絶縁性樹脂材によ
り成形し、半絶縁性樹脂材が電荷の移動を制限するた
め、電流の増加がなくなり、高圧電源部は粉塵に着火す
ることのない電力に制限することができて、粉塵の着火
を防止することができる。また、高圧電極板を半絶縁性
樹脂により成形したため、水分、導電性粉塵が流入して
もスパークの発生を防止することができ、集塵効率を高
く保持することができる。
【0039】また、第2発明に係る電気集塵装置は、集
塵部の上流に衝突板を設置したので、固形物が集塵部に
流入することを防止することができ、固形物が燃焼物で
ある場合は集塵部における粉塵の着火を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の斜視図である。
【図2】主チャンバの斜視図である。
【図3】集塵ユニットの部分拡大斜視図である。
【図4】集塵ユニットの部分拡大断面図である。
【図5】半絶縁性樹脂材の特性のグラフ図である。
【図6】電極板の給電回路図である。
【図7】電圧電流特性のグラフ図である。
【図8】前チャンバの分解斜視図である。
【図9】断面図である。
【図10】衝突板による圧力損失のグラフ図である。
【図11】衝突板による回収率のグラフ図である。
【図12】従来例の電極板の給電回路図である。
【図13】従来例の電圧電流特性のグラフ図である。
【符号の説明】
11 主チャンバ 12 制御部 13 前チャンバ 23 荷電ユニット 24 集塵ユニット 32 接地電極板 33 高圧電極板 47 高圧電源部 53 衝突板 56 パレット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勝村 眞一郎 東京都品川区東五反田4−4−6 (72)発明者 安宅 正路 埼玉県草加市青柳8−37−10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 含塵ガス中の粉塵に電荷を与える荷電部
    と、該荷電部の下流に高圧電極板・接地電極板を所定の
    間隔で交互に並設し前記荷電された粉塵を電気力により
    捕集する集塵部とを有する電気集塵装置において、前記
    高圧電極板は半絶縁性樹脂材から成形し、前記高圧電極
    板に供給する高圧電源部の電力は前記電極板に付着した
    前記粉塵が着火することのない大きさに制限したことを
    特徴とする電気集塵装置。
  2. 【請求項2】 含塵ガス中の粉塵に電荷を与える荷電部
    と、該荷電部の下流に設置し前記荷電された粉塵を電気
    力により捕集する集塵部とを有する電気集塵装置におい
    て、前記含塵ガス中に含有される固形物を除去するため
    の衝突板を、前記荷電部の上流側に設置したことを特徴
    とする電気集塵装置。
  3. 【請求項3】 前記衝突板は衝突した前記固形物が下方
    に落下するように傾けて配置した請求項1に記載の電気
    集塵装置。
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