JPH0423544Y2 - - Google Patents

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JPH0423544Y2
JPH0423544Y2 JP1988084305U JP8430588U JPH0423544Y2 JP H0423544 Y2 JPH0423544 Y2 JP H0423544Y2 JP 1988084305 U JP1988084305 U JP 1988084305U JP 8430588 U JP8430588 U JP 8430588U JP H0423544 Y2 JPH0423544 Y2 JP H0423544Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 『産業上の利用分野』 本考案は外反拇趾の予防をも兼ねた矯正装具に
関し、特に、矯正装具の要部である開趾体の構造
を改良したものに関する。
『従来の技術』 足趾の変形症候を呈する外反拇趾は、第1趾た
る拇趾が第2趾側へ屈曲し、はなはだしくは、重
なり合い、中足趾関節に疼痛がともなう。
近年、我国でも生活様式や環境の変化にともな
い、外反拇趾が増加の傾向にあることが指摘され
ている。
外反拇趾による変形が著明な場合、外科的療法
を必要とするが、軽症の場合は、一般に、副子を
装用して局所を安静に固定する保存的療法がとら
れ、外反拇趾を予防する場合も、同様に副子が装
用されている。
しかし、副子を主体にした保存的療法は、これ
の装用が面倒である。
その対策として、第1趾と第2趾との間に中空
開趾体を介在させる簡易な外反拇趾矯正装具が提
供されている。
外反拇趾矯正装具に関する公知文献の一つとし
て、実公昭55−28248号公報をあげることができ
る。
この公知例の外反拇趾矯正装具は、開趾体が前
後方向にわたる一つの貫通孔と両側方向にわたる
複数の貫通孔とを備えている。
これらの貫通孔は、開趾体を柔げ、発汗などを
抑制する上で望ましく、特に、前後方向にわたる
貫通孔は、開趾体の硬さ、幅などを調整する際の
拡幅物の挿入にも活用することができる。
その他、水虫の予防具ないし治療具にも、この
公知例の外反拇趾矯正装具に類した構造のものが
みられる。
『考案が解決しようとする問題点』 上述した公知例の外反拇趾矯正装具は、前後方
向にわたる貫通孔内に拡幅物を挿入したとき、第
1趾、第2趾間の趾股に充填物が突き当たり、装
用中に痛みを与える虞があり、その上、拡幅物に
より各貫通孔が閉塞されるので、発汗の抑制が妨
げられる。
他にも、上記公知例のものは、外反拇趾矯正装
具のサイズを装用者に合わせて調整するのが困難
である。
本考案は上述した問題点に鑑み、外反拇趾の矯
正機能、予防機能を有するだけでなく、装用に際
して疼痛、発汗をともなわず、サイズの調整が簡
易に行える外反拇趾矯正装具を提供しようとする
ものである。
『問題点を解決するための手段』 本考案は所期の目的を達成するため、上板と下
板とが上下間隔を保持して互いに対面していると
ともに、その上板下面と下板上面との間には、第
1趾と第2趾との間に介在させるための中空開趾
体が、これら上板、下板と一体に形成されている
弾性材製の外反拇趾矯正装具において、上記中空
開趾体が、後部支柱と中間部両側壁と前端部両側
壁とを備えてなり、後部支柱と中間部両側壁との
間には、上板下面と下板上面とにわたる広幅の開
口部が形成されているとともに、中間部両側壁と
前端部両側壁との間には、上板下面と下板上面と
にわたるスリツト状の開口部が形成されており、
かつ、上記中空開趾体の前端面が開放されている
ことを特徴とする。
『作用』 本考案に係る外反拇趾矯正装具は、第1趾と第
2趾との間に中空開趾体を介在させつつ、上板と
下板との間に第1趾、第2趾を挿入する。
かくて、第1趾は、中空開趾体を介して第2趾
から離反するように保持され、他の四趾に対する
捻転位、対向位の抑制とともに、その外反が矯正
ないし予防される。
上記において、中空開趾体の硬さ、幅などを調
整するとき、その中空開趾体内に拡幅物を挿入す
る。
この装用態様のとき、拡幅物が第1趾、第2趾
間の趾股に突き当たるのを後部支柱が阻止するの
で、当該装用中、拡幅物により痛みを受けること
がない。
拡幅物を中空開趾体内に挿入したとき、中空開
趾体内の上下に残存空間が生じ、この残存空間と
広幅開口部、スリツト状開口部とが互いに連通す
るので、これら空間、開口にわたる通気性の確保
により発汗が抑制される。
その他、本考案に係る外反拇趾矯正装具は、ス
リツト状の開口部を基準にしてその一部を切除す
ることにより、サイズを装用者に合わせることが
できる。
『実施例』 本考案に係る外反拇趾矯正装具は、第1図〜第
4図に例示するように、上下間隔を保持して互い
に対面する上板11、下板12の対向面にわた
り、第1趾と第2趾との間に介在させるための中
空開趾体13が設けられたものである。
上記において、上板11、下板21には、通気
性を確保するために、多数の小孔22がそれぞれ
形成されている(ただし、小孔22の一部が図示
省略されている)。
上記において、中空開趾体31は、後部支柱3
2と中間部両側壁33,34と前端部両側壁3
5,36とを備えている。
後部支柱32と中間部両側壁33,34との間
には、上板11下面と下板21上面とにわたる広
幅の開口部37が形成されており、中間部両側壁
33,34と前端部両側壁35,36との間に
は、上板11下面と下板21上面とにわたるスリ
ツト状の開口部38が形成されている。
中空開趾体31は、これの前端面が開放されて
いる。
中空開趾体31は、ほぼ一定幅の場合もある
が、図示例のごとく、後端部(指の付根側)から
先端部(指先側)へ向かうにしたがい、その幅が
大きくなるのが望ましい。
中空開趾体31は、下板21上において75°〜
80°の起立角度で後傾している。
上述した上板11,下板21、中空開趾体31
は弾性材により一体形成されている。
これらを構成している弾性材は、軟質ゴムまた
は軟質の合成樹脂からなり、具体的にはポリエチ
レン発泡体、ポリウレタン発泡体などで代表され
る通気性のある発泡合成樹脂、通気性のないシリ
コーン系のゴム、合成樹脂からなる。
上板11、下板21、中空開趾体31に通気
性、吸汗性などをもたせるとき、これらの表面が
必要な物性を有する表張材により覆われることが
ある。
中空開趾体31の内部には、たとえば、当該中
空開趾体31よりも硬質の心材が拡幅物として挿
入される。
拡幅物としては、ロール状に巻かれた麻、木綿
などの繊維材が一例として採用され、棒状に成形
された半硬質合成樹脂(軟質よりも硬く、硬質よ
りも軟らかい)が他例として採用される。
中空開趾体31内に挿入された拡幅物は、必要
に応じ、その内部に接着される。
拡幅物の断面形状としては、上記以外に、真円
断面、縦長楕円、縦長四角形などが任意に採用で
きる。
本考案に係る外反拇趾矯正装具は、既述のとお
り、第1趾と第2趾との間に中空開趾体31を介
在させつつ、上板11と下板21との間に第1
趾、第2趾を挿入して装用し、必要に応じ、中空
開趾体31内に拡幅物を挿入する。
場合により、中空開趾体31内に芳香剤、吸湿
剤などを装填することがある。
その他、患者(装用者)の足趾に対応させて、
上板11、下板21をトリミングしたり、中空開
趾体31の一部をカツテイングすることがあり、
この中空開趾体31のカツテイングに際しては、
スリツト状の開口部38が利用される。
上板11、下板21には、これら表裏面に、の
各種の寸法に応じて、カツテイング用、トリミン
グ用の切断表示線が表記されているのが望まし
く、当該切断表示線をガイドにして上板11、下
板21を切断すれば、所要の大きさの外反拇趾矯
正装具が簡易かつ正確に得られる。
『考案の効果』 本考案に係る外反拇趾矯正装具は、つぎのよう
な効果を有する。
第1趾と第2趾との間に中空開趾体を介在させ
て外反拇趾を矯正ないし予防するとき、構造面で
安定した後部支柱が鼻緒の役割をはたし、これが
所定二趾間の奥部でしつかり保持されるので、安
定した装用状態が得られる。
中空開趾体の硬さ、幅などを調整するとき、拡
幅物が後部支柱に当たるまでこれを中空開趾体内
に拡幅物を挿入することにより、拡幅物の望まし
い挿入状態が得られる。
したがつて、中空開趾体内への拡幅物の差し込
み不足、差し込み過剰がないばかりか、拡幅物の
挿入状態を是正するために煩雑な操作を要するこ
ともない。
さらに、拡幅物がずれ動き、これが第1趾、第
2趾間の趾股を突き込むのを後部支柱が阻止する
ので、装用中、拡幅物に接触することがなく、疼
痛、不快感などをともなわない。
中空開趾体には、前端面(開放面)から両側壁
の一部(広幅の開口部、スリツト状の開口部)に
わたる通気路が形成されており、しかも、両側壁
の各開口部が上板下面から下板上面にまで達して
いる。
したがつて、中空開趾体内に拡幅物が挿入され
ない場合はもちろんのこと、中空開趾体内に拡幅
物が挿入された場合でも、中空開趾体の残存空間
と各開口部とが互いに連通することとなり、各趾
の発汗が抑制される。
これは、この種の矯正装具を装用した場合にお
いて、中空開趾体の両側面(特に、高さ方向の中
央部)が第1趾、第2趾の両側面と定常的に接触
するのに対し、上板下面および下板上面と中空開
趾体両側面とのなす上下の角部が、歩行時、これ
ら両趾より遊離して、各開口部の上下両端を開放
するからである。
外反拇趾矯正装具をトリミングしてこれのサイ
ズを装用者に合わせるとき、切断のむずかしい中
空開趾体にはスリツト状の開口部がすでに形成さ
れている。
したがつて、スリツト状の開口部を目安にして
上板、下板を切断するだけで、簡単にサイズ合わ
せすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る外反拇趾矯正装具の一実
施例を示した平面図、第2図は同上の正面図、第
3図は同上の側面図、第4図は同上の中央縦断側
面図、第5図は同上の中央横断平面図である。 11……上板、21……下板、31……中空開
趾体、32……後部支柱、33,34……中間部
両側壁、35,36……前端部両側壁、37……
広幅の開口部、38……スリツト状の開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上板と下板とが上下間隔を保持して互いに対面
    しているとともに、その上板下面と下板上面との
    間には、第1趾と第2趾との間に介在させるため
    の中空開趾体が、これら上板、下板と一体に形成
    されている弾性材製の外反拇趾矯正装具におい
    て、上記中空開趾体が、後部支柱と中間部両側壁
    と前端部両側壁とを備えてなり、後部支柱と中間
    部両側壁との間には、上板下面と下板上面とにわ
    たる広幅の開口部が形成されているとともに、中
    間部両側壁と前端部両側壁との間には、上板下面
    と下板上面とにわたるスリツト状の開口部が形成
    されており、かつ、上記中空開趾体の前端面が開
    放されていることを特徴とする外反拇趾矯正装
    具。
JP1988084305U 1987-09-30 1988-06-25 Expired JPH0423544Y2 (ja)

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JP1988084305U JPH0423544Y2 (ja) 1987-09-30 1988-06-25

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JPH01112815U JPH01112815U (ja) 1989-07-28
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