JPH04235063A - プリンター装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は普通紙にカラープリン
トするプリンター装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図４および図５は専用受像紙へカラープ
リントするプリンター装置の転写原理を示す図である。 これら図において、１は表面に三種の色剤層１Ａ，１Ｂ
，１Ｃの塗布されたインクシート、２は多数の微小電熱
抵抗体２Ａを有したサーマルヘッド、３は予め塗布され
た受像層３Ａを有した専用受像紙、４はプラテンローラ
である。図６はインクシート１の展開図、図７は各色剤
層の転写領域寸法を示すものである。次に動作について
説明する。インクシート１には図６に示すように、イエ
ロー１Ａ、マゼンタ１Ｂ、シアン１Ｃの３種の色剤層が
順次等パターンにてコーティングされている。プラテン
ローラ４に巻きつけた専用受像紙３の受像層３Ａに前記
の色剤層を、サーマルヘッド２で圧力を加えながら、選
択的に微小電熱抵抗体２Ａを作動させて加熱して選択的
に転写する。図５は印画状態の拡大断面図であり、イン
クシート１と専用受像紙３を合わせてサーマルヘッド２
とプラテンローラ４の間を通過させ、その際にサーマル
ヘッド２の微小電熱抵抗体２Ａからの熱で色剤層１Ａ，
１Ｂ，１Ｃが昇華又は気化して、専用受像紙３の表面に
塗布された受像層３Ａに拡散し、溶解し安定化すること
により着色する。図７は、色剤層１Ａ，１Ｂ，１Ｃの専
用受像紙３への選択的転写領域寸法を示すもので、イエ
ロー１Ａ、マゼンタ１Ｂ、シアン１Ｃともに、Ａ×Ｂの
同一寸法の転写領域内で選択的に転写され、これらの色
剤層の組合わせ（減色法）でカラー画像が再現される。 なお、インクシート１は矢印Ｄの方向に一定の速度で進
行し、専用受像紙３はプラテンローラ４に担持されて三
回転される。その間の第一の回転でイエロー１Ａの色剤
層が選択的に転写され、第二の回転でマゼンタ１Ｂの色
剤層が選択的に転写され、第三の回転でシアン１Ｃの色
剤層が選択的に転写される。以上の説明のプリンター装
置では専用受像紙が必要である。そこで、図２に示すよ
うにインクシート１に三種の色剤層に加えて受像層１Ｄ
を塗布する。一方で普通紙をプラテンローラ４に四回転
させるようにする。かくして、第一の回転でインクシー
ト１から受像層１Ｄを普通紙に全面転写し、その上へ第
二の回転でイエロー１Ａの色剤層を選択的に転写し、第
三の回転でマゼンタ１Ｂの色剤層を選択的に転写し、第
四の回転でシアン１Ｃの色剤層を選択的に転写すること
により、普通紙にもカラー画像をプリントすることが出
来る。なお、従来では受像層１Ｄの普通紙への転写寸法
は図７に示される色剤層の転写領域寸法と同じＡ×Ｂで
ある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、普通紙にイ
ンクシートから受像層を転写する従来のプリンター装置
では、カラー画質が転写寸法Ａ×Ｂの四端辺部において
劣るという問題点があった。この発明は上記のような問
題点を解消するためになされたもので、インクシートに
塗布された受像層を普通紙に転写するプリンター装置に
おいて、色剤層の転写不良の発生しないプリンター装置
を得ることを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この発明に係るプリンタ
ー装置は、普通紙に転写する受像層の転写寸法を、色剤
層の転写領域寸法より大きくしたものである。

【０００５】

【作用】この発明におけるプリンター装置は普通紙に転
写する受像層の転写寸法を、色剤層の転写領域寸法より
大きくすることにより、周辺での色剤層の転写を良好に
行うことができる。

【０００６】

【実施例】以下、この発明の一実施例を図１乃至図３に
ついて説明する。図１において、１は表面に三種の色剤
層および受像層が塗布されたインクシート、２はサーマ
ルヘッド、５は普通紙、４はプラテンローラである。図
２はインクシートの展開図、図３は受像層の転写寸法と
各色剤層の転写領域寸法を示す。次に動作について説明
する。インクシート１には図２に示すように、受像層１
Ｄと、イエロー１Ａ、マゼンタ１Ｂ、シアン１Ｃの三種
の色剤層とが順次等パターンにてコーティングされてお
り、この受像層１Ｄと色剤層１Ａ，１Ｂ，１Ｃをプラテ
ンローラ４に巻付けた普通紙５にサーマルヘッド２で圧
力を加えながら加熱して転写する。まず最初にサーマル
ヘッド２の実質的にすべての電熱抵抗体２Ａからの熱で
、受像層１Ｄが普通紙５に均一に転写される。次いでイ
エロー１Ａ、マゼンタ１Ｂ、シアン１Ｃの色剤層は受像
層の転写された普通紙５上に順次転写される。図３は受
像層１Ｄの普通紙５への受像層転写寸法ＡＡ×ＢＢとそ
の受像層への各色剤層の転写領域寸法Ａ×Ｂを示すもの
で、受像層転写寸法ＡＡ×ＢＢは、ＡＡ＞Ａ、ＢＢ＞Ｂ
となっており、色剤層の転写領域寸法Ａ×Ｂより大とな
っている。

【０００７】

【発明の効果】以上のように、この発明によれば、受像
層転写寸法を色剤層の転写領域寸法より大としたため、
画像周辺でも色剤層の良好な転写が確実に行われ、高画
質の画像を得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明による一実施例のプリンター装置の動
作原理を示す図である。

【図２】本発明のプリンター装置に使用するインクシー
トの展開図である。

【図３】本発明による受像層の転写寸法と色剤層の転写
領域寸法を示す図である。

【図４】従来のプリンター装置の動作原理を示す図であ
る。

【図５】図４のプリンター装置の印画状態を拡大して示
す図である。

【図６】図４のプリンター装置に用いるインクシートの
展開図である。

【図７】図４のプリンター装置における色剤層の転写領
域寸法を示す図である。

【符号の説明】

１　　インクシート １Ａ，１Ｂ，１Ｃ　　三種の色剤層 １Ｄ　　受像層 ２　　サーマルヘッド ２Ａ　　微小電熱抵抗体 ３　　専用受像紙 ３Ａ　　受像層 ４　　プラテンローラ ５　　普通紙 ＡＡ　　受像層の転写の横寸法 ＢＢ　　受像層の転写の縦寸法 Ａ　　色剤層の転写領域の横寸法 Ｂ　　色剤層の転写領域の縦寸法

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　表面に三種の色剤層と、これら色剤層
   を受容しえる受像層を塗布したインクシートを用い、前
   記色剤層と受像層をサーマルヘッドの熱によって普通紙
   上に熱転写することにより減色法でカラー画像を得るプ
   リンター装置において、前記インクシートから普通紙へ
   の前記受像層の受像層転写寸法を、色剤層の転写領域寸
   法より大きくしたことを特徴とするプリンター装置。