JPH0423386Y2 - - Google Patents

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JPH0423386Y2
JPH0423386Y2 JP1987126557U JP12655787U JPH0423386Y2 JP H0423386 Y2 JPH0423386 Y2 JP H0423386Y2 JP 1987126557 U JP1987126557 U JP 1987126557U JP 12655787 U JP12655787 U JP 12655787U JP H0423386 Y2 JPH0423386 Y2 JP H0423386Y2
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JP1987126557U
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  • Safety Devices And Accessories For Harvesting Machines (AREA)
  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Combines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、農用トラクタにおける音声発生装置
の取付け構造に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点] 一般に、この種農用トラクタにおいては、乗用
車等の車両と異なり運転席部がキヤビンで覆われ
ていないものがある。ところで今日、これら農用
トラクタにおいても機能の高度化が進んでおり、
そしてエンジン始動時や様々な作業時においてそ
の安全性と確実性を期するため、必要に応じて適
切なメツセージ音を発する音声発生手段を設ける
ことが提唱されている。しかるに音声発生手段
は、スピーカが外部に露出する状態で設けた場合
には泥水に弱いうえ、信頼性の確保および聞き取
りやすい音声を発生するためにはフレーム構造体
に伝わる機体振動からも有効に保護する必要が有
る。しかしながら前述したような非キヤビン型の
ものにおいては、音声発生手段をキヤビンに設け
ることができない。このため従来、音声発生手段
を設ける場合、非キヤビン型のものにおいては、
泥水からの防水対策を別途考慮しつつ、フレーム
構造体からの振動に対しても充分な配慮をしなけ
ればならず、そのため取付けスペースの確保と共
に取付け構造がどうしても複雑化してしまうなど
の欠点が有つて問題となる。
[問題を解決する手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠
点を一掃することができる農用トラクタにおける
音声発生装置の取付け構造を提供することを目的
として創案したものであつて、農用トラクタにメ
ツセージ音を発する音声発生手段を設けるに、該
農用トラクタは、トランスミツシヨンケース等の
部材で構成されるフレーム構造体に、座席ブラケ
ツト等の部材で構成され、かつフレーム構造体を
覆うようにして上方に間隙を存して配設されるカ
バー部材は、フレーム構造体とのあいだに防振材
を介して取付け支持されたものとし、前記音声発
生手段を、上記フレーム構造体によつて下方およ
び後方が、フレーム構造体に防振取付けされたカ
バー部材によつて上方および前方が、そして左右
フエンダーによつて左右両側方がそれぞれ囲繞形
成される座席下方の空間内に配設し、さらに該空
間内に配設される音声発生手段を、前記カバー部
材に一体的に取付けてフレーム構造体に対して防
振的に支持したことを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、別途手段
を講じることなく音声発生手段を泥水や機体振動
から有効に保護することができるようにしたもの
である。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。図面において、1は農用トラクタの走行機
体であつて、該走行機体1の運転座席2は、左右
のフエンダー3に挾まれるようにして配されてい
るが、該フエンダー3の下部に音声発生器(音声
発生手段)が設けられている。つまり走行機体1
のフレーム構造体を構成するトランスミツシヨン
ケース4およびその後部に段差状に設けられる油
圧ケース5の上方には、これらを間隙を存する状
態で覆うべくステツプ板6、座席ブラケツト7お
よび両者間に設けられる塞ぎ板8等によつて一体
的に形成されたカバー部材が配設されるが、該カ
バー部材は、防振材9,9aを介してフレーム構
造体に弾性的に取付け支持されており、この座席
ブラケツト7の上面にさらに運転座席2が組付け
られている。そして運転座席2の下方には、前記
カバー部材によつて前方および上方が、またフレ
ーム構造体とによつて後方および下方が、また左
右両側方はフエンダー3によつてそれぞれ囲繞さ
れるようにして空間Sが形成されている。この空
間S内にスピーカ10aおよびその音声制御部1
0bが一つのユニツトとなつて構成される音声発
生器10が配されているが、該配設される音声発
生器10は、座席ブラケツト7側の底面に取付け
ブラケツト10cを介して一体的に取付け固定さ
れており、これによつてフレーム構造体からの振
動が直接伝達されないように配慮されている。
前記音声発生器10の制御は、同じく空間Sに
おいて音声発生機10の近傍に収容したマイクロ
コンピユータを内装する制御部11によつて成さ
れるが、その手順は次のように設定されている。
つまり制御部11にはポジシヨンレバー12a
(作業部高さ調節レバー)のレバー位置を検知す
るポジシヨンセンサ12、作業部高さをリアトア
ーム13の傾斜角度によつて検知するリフトアー
ムセンサ14、耕耘深さ制御やドラフト制御(対
地作業深さ)の設定をする制御設定器15、作業
部の左右傾斜制御の設定をする傾斜設定器16、
耕深自動制御に切換える耕深自動切換えスイツチ
17、ドラフト自動制御に切換えるドラフト自動
切換えスイツチ18、傾斜自動制御に切換える傾
斜自動切換えスイツチ19等のセンサ、スイツチ
類からの信号が入力するようになつている。そし
て制御部11は、これら入力した信号に基づいて
必要な制御指令を出力するようになつているが、
さらに次のような手順で音声発生制御を行うよう
になつている。つまりキースイツチのON操作に
基づいてシステムがスタートするとまずデータリ
ードが成される。そしてポジシヨンセンサ12の
検知値とリフトアームセンサ14の検知値とが等
しいか否かの判断が成され、等しくないとして
NOの判断が成された場合には、報知器(例えば
ブザーによつて代表されるもの)20に対して警
報発信指令(例えば間欠的なブザー音となる指
令)を出力すると共に、音声発生器10に対して
モード1(例えば「ポジシヨンレバーをセツトし
てください。」の如きメツセージ音に設定されて
いるモード)を選択して制御指令を発し、これに
よつて音声発生器10からはモード1のメツセー
ジ音が警報音と共に発せられることになる。一
方、ポジシヨンレバー12aのセツト操作によつ
て、あるいは始めから両入力値が一致している場
合には、前記判断はYESと判断されることにな
り、これによつて報知器20に対して一致してい
ることを意味する指令(例えば前記間欠的なブザ
ー音とは区別できる連続音を数秒間だけ発する指
令)を出力すると共に、音声発生器10に対して
モード2(例えば「耕深自動切換えスイツチを確
認してください。」の如きメツセージ音を発する
モード)を選択して制御指令を出し、音声発生器
10からモード2のメツセージ音を発するように
なつている。次いで耕深自動スイツチ17がON
側に切換えられているか否かが判断され、切換え
られていない場合、つまり手動耕深制御の場合に
はそのまま本制御となるルーチンに移行し、切換
えられている場合にはさらに報知器20に対して
確認音(例えば前述したものと同じ連続音を数秒
間だけ発するもの)を発する制御指令を出すと共
に、制御盤21に設けた耕深自動用のモニタラン
プに対して点灯制御指令をだし、そして音声発生
器10に対してモード3(例えば「耕深自動制御
にセツトされました。」の如きメツセージ音を発
するモード)を選択して制御指令が出され、しか
る後、耕深制御のルーチンに移行するようになつ
ている。
叙述の如く構成された本考案の実施例におい
て、前述したように、音声発生器10によつて適
当なときに適切なメツセージ音が発せられること
になるが、この音声発生器10は、防水および防
振が成された状態で取付られている。即ち音声発
生器10は、機体のフレーム構造体と座席ブラケ
ツト7等のカバー部材とによつて上下および前後
が、またフエンダー3によつて左右が囲繞されて
いることによつて防水区画となつた空間S内に収
容配設される状態で、さらに機体振動が伝わるフ
レーム構造体に対して防振的に支持される座席ブ
ラケツト7に固定されている。この結果、音声発
生器10は、仮令運転座席部がキヤビン状となつ
ていない農用トラクタに設けられたものであつて
も、防水性と防振性が確実に対策され状態で組付
けられたものとなる。従つて、音声発生器10は
泥水や機体振動から有効に保護されて、長期に亘
つて安定した音質で聞き取りやすいメツセージ音
を発することとなる。
しかも防水性については、左右のフエンダー
3、フレーム構造体、並びにフレーム構造体を覆
うために必要なカバー部材によつて囲繞形成され
る運転座席下方の空間Sを有効に利用して確保さ
れ、また防振性については、フレーム構造体の機
体振動が運転座席に直接伝わらないようフレーム
構造体に対して防振的に取付け支持されるカバー
部材をそのまま有効に利用して確保されており、
従つて防水性、防振性を付与するため特別な配設
スペースを確保したり、防振部材を用意すること
が全く不用になつて、構造が徒に複雑化してしま
うことがない。
しかもこのものは、音声発生器10から適時発
するメツセージ音によつて適切な指示が得られる
ことになるが、この場合に、報知器20による報
知信号も並行的に発せられ、特に始動的において
は、ポジシヨンレバー14が作業部高さにセツト
されていないときは、モード1のメツセージ音と
報知器20による報知とがレバーセツトされるま
で発し続けられ、作業者に注意を促すとともに、
セツトされたときは報知器20によつてそれが報
知せしめられることになり、従つて操作判断が確
実になると共に、安全性が著しく向上することに
なる。なお、実施例ではドラフト自動制御、傾斜
自動制御等の場合、あるいは異常時のメツセージ
音の発生手順については省略してあるが、これら
についても同様の手順で的確なメツセージ音が発
せられるようになつていることは勿論である。
またこのものにおいて、制御部11からの入出
力用の配線を例えば音声発生制御の如く各制御ユ
ニツト毎に分けて取り出し、それぞれを対応する
制御部側のカプラと接続するようにしておけば、
必要な配線を個別的に行うことができ、オプシヨ
ンとして機能付加するような場合に、既設のハー
ネスをわざわざ交換する必要がないうえに、対応
するカプラを接続する作業のみで制御部11との
配線接続作業ができ、著しい作業性の向上が計れ
て都合が良い。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成された
ものであるから、適時期において必要なメツセー
ジ音を発する音声発生手段を設けたもので有りな
がら、この音声発生手段は、フレーム構造体、該
フレーム構造体に間隙を存して防振的に取付け支
持されるカバー部材、並びにフエンダーによつて
上下および前後左右が囲繞される座席下方の空間
内に配されて防水性が確保され、しかもカバー部
材に組付けて防振性も確保されている。従つて運
転席部がキヤビン状になつていないものであつて
も、泥水から保護されると同時に機体振動からも
保護されることとなつて、長期に亘つて高音質の
聞きやすいメツセージ音を発することになる。
しかも防水性については、左右のフエンダー、
フレーム構造体、並びにフレーム構造体を覆うた
めに必要なカバー部材によつて囲繞形成される運
転座席下方の空間を有効に利用して確保され、ま
た防振性については、フレーム構造体の機体振動
が運転座席に直接伝わらないようフレーム構造体
に対して防振的に取付け支持されるカバー部材を
そのまま有効に利用して確保されており、従つて
防水性、防振性を付与するため特別な配設スペー
スを確保したり、防振部材を用意することが全く
不用になつて、構造が徒に複雑化してしまうこと
がない。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る農用トラクタにおける音
声発生装置の取付け構造の実施例を示したもので
あつて、第1図は農用トラクタの側面図、第2図
は同上平面図、第3図は運転席部の要部断面側面
図、第4図は音声発生器の取付け状態を示す一部
切欠き側面図、第5図はカバー部材の一部を切欠
いた要部平面図、第6図は制御システムのブロツ
ク回路図、第7図は制御システムのフローチヤー
ト図である。 図中、2は運転座席、3はフエンダー、4はト
ランスミツシヨンケース、5は油圧ケース、7は
座席ブラケツト、9は防振材、10は音声発生
器、Sは空間である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 農用トラクタにメツセージ音を発する音声発生
    手段を設けるに、該農用トラクタは、トランスミ
    ツシヨンケース等の部材で構成されるフレーム構
    造体に、座席ブラケツト等の部材で構成され、か
    つフレーム構造体を覆うようにして上方に間隙を
    存して配設されるカバー部材は、フレーム構造体
    とのあいだに防振材を介して取付け支持されたも
    のとし、前記音声発生手段を、上記フレーム構造
    体によつて下方および後方が、フレーム構造体に
    防振取付けされたカバー部材によつて上方および
    前方が、そして左右フエンダーによつて左右両側
    方がそれぞれ囲繞形成される座席下方の空間内に
    配設し、さらに該空間内に配設される音声発生手
    段を、前記カバー部材に一体的に取付けてフレー
    ム構造体に対して防振的に支持したことを特徴と
    する農用トラクタにおける音声発生装置の取付け
    構造。
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JPS6431482U JPS6431482U (ja) 1989-02-27
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JP5886124B2 (ja) * 2012-04-27 2016-03-16 小橋工業株式会社 リモコンホルダ
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