JPH04232508A - ロボットの制御装置 - Google Patents

ロボットの制御装置

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Publication number
JPH04232508A
JPH04232508A JP40863990A JP40863990A JPH04232508A JP H04232508 A JPH04232508 A JP H04232508A JP 40863990 A JP40863990 A JP 40863990A JP 40863990 A JP40863990 A JP 40863990A JP H04232508 A JPH04232508 A JP H04232508A
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JP
Japan
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position data
work
robot
data
coordinate system
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Pending
Application number
JP40863990A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Yagisawa
八 木 澤  正 史
Masaaki Yasueda
安 枝  政 昭
Katsuya Osanai
長 内  克 也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Seiko Co Ltd
Original Assignee
Nitto Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロボットの制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のロボットの制御装置においては、
ワークをある位置に置いて作業ポイントをティーチング
した後にワークの位置を変えようとすると、最初からテ
ィーチングし直さなければならないものが多く、作業能
率が悪かった。そこで、オフセット付の移動命令を備え
、ワークを置く位置を変えた量だけのオフセットを移動
命令に付けてロボットを作動させることによりワークの
位置の変更に対応するものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のロボットの制御
装置では、ワークを平行移動させた場合にのみ対応可能
であり、回転を伴った移動には対応できない。またワー
クの位置を変更した場合にはプログラムを書き直さなけ
ればならない。またワーク上の作業ポイントが複数個あ
り、対応する移動命令がプログラム上の複数箇所にある
場合には、対応する全ての移動命令のオフセットを書き
直さなければならず、非常に煩雑であり、オフセットを
直し忘れる場合もあった。
【0004】本発明はかかる事情に鑑みて成されたもの
であり、ワークの位置や姿勢の変更に容易に対応できる
ロボットの制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ロボ
ットの可動範囲内の3次元空間上の任意の作業ポイント
に対してロボットの先端部を位置決めするための3つ以
上の自由度を持ち、ロボットに対して固定されたXYZ
座標系を用いて表現された位置データに基づいて位置決
めを行うロボットにおいて、ティーチング時に作業位置
入力指令が入力されると、その時のロボットの先端部の
位置データを前記XYZ座標系を用いて表現された位置
データの形で読み込み、その位置データを、ワークに対
して固定されたワーク座標系の前記XYZ座標系に対す
る位置および姿勢を示す予め記憶されている基準位置デ
ータに基づいてワーク座標系に座標変換して記憶する構
成としたことを特徴としている。
【0006】請求項2の発明は、ロボットの可動範囲内
の3次元空間上の任意の作業ポイントに対してロボット
の先端部を位置決めするための3つ以上の自由度を持ち
、ワークに対して固定されたXYZ座標系を用いて表現
された位置データが予め記憶されている作業ポイントを
目標位置とする位置決め時に、x,y,zの各成分デー
タと角度データとを要素として持ちかつ前記ワークに対
して固定されたXYZ座標系とロボットに対して固定さ
れたXYZ座標系との関係を表す基準位置データが位置
決め指令により指定され、前記目標位置の位置データを
前記ワークに対して固定されたXYZ座標系の原点回り
に前記基準位置データの角度データに等しい角度だけ回
転変換し、さらにその回転変換された位置データのx,
y,z各成分に前記基準位置データのx,y,z各成分
を加算した位置データを位置決め用の位置データとして
用いて位置決めするロボットの制御装置において、制御
対象とするロボットは先端部に手首の回転軸を持つロボ
ットであり、前記作業ポイントの位置データには前記ワ
ークに対して固定されたXYZ座標系におけるx,y,
zの各成分データに加えて前記手首の回転角度データが
含まれており、かつ前記作業ポイントの位置データは作
業ポイント番号によって作業ポイントと対応付けられて
おり、前記位置決め指令には目標ポイント番号と基準ポ
イント番号とが含まれており、前記目標ポイント番号に
等しい前記作業ポイント番号に対応した作業ポイントを
前記目標位置とし、前記基準ポイント番号に等しい前記
作業ポイント番号に対応した作業ポイントの位置データ
を前記基準位置データとする構成としたことを特徴とし
ている。
【0007】請求項3の発明は、ロボットの可動範囲内
の3次元空間上の任意の作業ポイントに対してロボット
の先端部を位置決めするための3つ以上の自由度を持ち
、ワークに対して固定されたXYZ座標系を用いて表現
された位置データが予め記憶されている作業ポイントを
目標位置とする位置決め時に、x,y,zの各成分デー
タと角度データとを要素として持ちかつ前記ワークに対
して固定されたXYZ座標系とロボットに対して固定さ
れたXYZ座標系との関係を表す基準位置データが位置
決め指令により指定され、前記目標位置の位置データを
前記ワークに対して固定されたXYZ座標系の原点回り
に前記基準位置データの角度データに等しい角度だけ回
転変換し、さらにその回転変換された位置データのx,
y,z各成分に前記基準位置データのx,y,z各成分
を加算した位置データを位置決め用の位置データとして
用いて位置決めするロボットの制御装置において、前記
作業ポイントの位置データは作業ポイント番号によって
作業ポイントと対応付けられており、任意数の前記作業
ポイント番号を順番に並べた作業ポイント番号群を複数
個記憶し、位置決め時に作業ポイント番号群の番号とそ
の作業ポイント番号群内の何番目の作業ポイント番号で
あるかとが指定されることにより、指定された作業ポイ
ントに位置決めする構成としたことを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1の発明においては、ティーチング時に
作業位置入力指令が入力されると、その時のロボットの
先端部の位置データをXYZ座標系を用いて表現された
位置データの形で読み込み、その位置データを、ワーク
に対して固定されたワーク座標系のXYZ座標系に対す
る位置および姿勢を示す予め記憶されている基準位置デ
ータに基づいてワーク座標系に座標変換して記憶する。
【0009】請求項2の発明においては、作業ポイント
の位置データにはワークに対して固定されたXYZ座標
系におけるx,y,zの各成分データに加えて手首の回
転角度データが含まれており、かつ作業ポイントの位置
データは作業ポイント番号によって作業ポイントと対応
付けられており、位置決め指令には目標ポイント番号と
基準ポイント番号とが含まれており、目標ポイント番号
に等しい作業ポイント番号に対応した作業ポイントを目
標位置とし、基準ポイント番号に等しい作業ポイント番
号に対応した作業ポイントの位置データを基準位置デー
タとする。
【0010】請求項3の発明においては、作業ポイント
の位置データは作業ポイント番号によって作業ポイント
と対応付けられており、任意数の作業ポイント番号を順
番に並べた作業ポイント番号群を複数個記憶し、位置決
め時に作業ポイント番号群の番号とその作業ポイント番
号群内の何番目の作業ポイント番号であるかとが指定さ
れることにより、指定された作業ポイントに位置決めす
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。 (実施例1)図2は本発明の一実施例におけるロボット
の制御装置の構成図で、命令の処理等の各種の演算処理
を行うCPU1には、電源バックアップされた半導体メ
モリ等からなる記憶装置2と、CPU1への信号の入出
力のためのI/Oインターフェイス3とが接続されてお
り、I/Oインターフェイス3には、ロボットを駆動す
るための複数の電動機等を備えたロボット駆動部4と、
ティーチングを行うためのティーチングペンダント5と
が接続されている。ロボット駆動部4は、CPU1から
の位置データに応じて、ロボットの作業部である先端部
を、ロボットに対して固定されたXYZ座標系の任意の
位置に移動させると共に、Z軸に平行な手首軸の回りに
回転させる。なお、ロボット自体あるいはロボット駆動
部4の構成は周知であるので説明を省略する。
【0012】記憶装置2には、図1のように、作業位置
データ記憶領域8と、基準位置データ記憶領域9と、作
業位置データレジスタ10と、基準位置データレジスタ
11と、位置決め位置データレジスタ12と、ポイント
番号レジスタ13と、基準位置番号レジスタ14とが設
けられている。作業位置データ記憶領域8はアドレスA
pから始まる32×Npバイトのメモリ領域で、XYZ
座標系のx,y,zの各成分データと手首軸回りの回転
角度データ1軸分とを各8バイトづつ合計32バイトの
データを1つの作業ポイントの位置データとして、その
位置データを最大Np個記憶する。基準位置データ記憶
領域9はアドレスAbから始まる32×Nbバイトのメ
モリ領域で、x,y,zの各成分データとZ軸回りの回
転角度データとを各8バイトづつ合計32バイトのデー
タを1つの基準位置データとして、その基準位置データ
を最大Nb個記憶する。作業位置データレジスタ10と
基準位置データレジスタ11と位置決め位置データレジ
スタ12とは各々32バイトのメモリ領域であり、ポイ
ント番号レジスタ13と基準位置番号レジスタ14とは
各々2バイトのメモリ領域である。
【0013】次に動作を説明する。ワーク上の作業位置
データのティーチング時には、先ずティーチングペンダ
ント5から基準位置番号がCPU1に供給される。CP
U1はこの基準位置番号を受け取り、その値に32を乗
じてAbを加えた値のアドレスから始まる基準位置デー
タ記憶領域9のメモリから基準位置データを読み出して
基準位置データレジスタ11に格納する。この基準位置
データレジスタ11に格納された基準位置データのx,
y,z各成分データが、ロボットに対して固定されたX
YZ座標系におけるワーク座標の原点の位置を表し、角
度成分データがワーク座標系の姿勢を表しており、基準
位置データはワークの位置および姿勢に応じて予めティ
ーチング等により求められて基準位置データ記憶領域9
に格納されている。この基準位置データは、ワークの位
置および姿勢が変わらない限り、同一ワーク上の全ての
作業位置に共通であるので、同一ワーク上の作業位置を
続けて入力する場合には1度選択するだけでよい。次に
ティーチングペンダント5からCPU1に作業位置番号
が供給され、CPU1はこの作業位置番号をポイント番
号レジスタ13に格納する。次にティーチングペンダン
ト5からCPU1に作業位置入力指令が供給されると、
CPU1はその時のロボットの先端部の位置データを作
業位置データとして作業位置データレジスタ10に格納
する。このとき、ロボットの先端部を所定の作業ポイン
ト上に位置させておくことは勿論である。さらにCPU
1は、作業位置データレジスタ10に記憶された作業位
置データのx,y,zの各成分データをXp,Yp,Z
pとし、手首軸回りの回転角度データをθpとし、基準
位置データレジスタ11に記憶された基準位置データの
x,y,zの各成分データをxb,yb,zbとし、Z
座標軸回りの回転角度データをθbとすると、下記数1
の減算を行う。
【0014】
【数1】
【0015】このXa,Ya,Za,θaがワーク座標
系の原点位置に原点を有し、ロボットに対して固定され
たXYZ座標系に対して回転を伴わない座標系で表現し
た作業位置データのx,y,zおよび回転角度の各成分
となる。さらにCPU1は、下記数2の回転変換を行い
、このx,y,z,θをワーク座標系にて表現した作業
位置データとする。
【0016】
【数2】
【0017】さらにCPU1は、ポイント番号レジスタ
13の内容を読み出し、その値に32を乗じてApを加
えた値のアドレスから始まる作業位置データ記憶領域8
のメモリにワーク座標にて表現した作業位置データを書
き込む。ティーチングの終了後移動時には、CPU1は
指定された作業ポイントの番号をポイント番号レジスタ
13に格納し、基準位置の番号を基準位置番号レジスタ
14に格納する。次にCPU1は、ポイント番号レジス
タ13の内容を読み出し、その値に32を乗じてApを
加えた値のアドレスから始まる作業位置データ記憶領域
8のメモリから位置データを読み出して作業ポイントの
位置データとして作業位置データレジスタ10に格納す
る。次にCPU1は基準位置番号レジスタ14の内容を
読み出し、その値に32を乗じてAbを加えた値のアド
レスから始まる基準位置データ記憶領域9のメモリから
基準位置データを読み出して基準位置データレジスタ1
1に格納する。さらにCPU1は、作業位置データレジ
スタ10に記憶された作業位置データのx,y,zの各
成分データをxp,yp,zpとし、手首軸回りの回転
角度データをθpとし、基準位置データレジスタ11に
記憶された基準位置データのx,y,zの各成分データ
をxb,yb,zbとし、手首軸回りの回転角度データ
をθbとすると、下記数3の回転変換を行い、さらに下
記数4の加算を行って、XをXYZ座標表現のx成分デ
ータ、YをXYZ座標表現のy成分データ、ZをXYZ
座標表現のz成分データ、θを手首軸回りの回転角度デ
ータとして位置決め位置データレジスタ12に格納する
【0018】
【数3】
【0019】
【数4】
【0020】さらにCPU1は、位置決め位置データレ
ジスタ12の内容を位置決めデータとしてロボット駆動
部4に供給する。ロボット駆動部4は位置決めデータに
従ってロボットの先端部を目的とするワーク上の作業ポ
イントに位置決めする。(実施例2)この実施例では、
図3のように、記憶装置2に作業位置データレジスタ1
0と基準位置データレジスタ11と位置決め位置データ
レジスタ12とポイント番号レジスタ13と位置データ
記憶領域17と基準ポイント番号記憶領域18とが設け
られている。位置データ記憶領域17はアドレスApか
ら始まる32×Npバイトのメモリ領域で、XYZ座標
系のx,y,zの各成分データと手首軸回りの回転角度
データ1軸分とを各8バイトずつ合計32バイトのデー
タを1つの作業ポイントの位置データとして、その位置
データを最大Np個記憶する。基準ポイント番号記憶領
域18はアドレスAkから始まる2×Ngバイトのメモ
リ領域で、2バイトの基準ポイント番号データを最大N
g個記憶する。その他の構成は実施例1と同様である。
【0021】次に動作を説明する。ティーチング時には
、先ずティーチングペンダント5からCPU1にティー
チングしようとするポイント番号が供給される。CPU
1はこのポイント番号をポイント番号レジスタ13に格
納する。ティーチングペンダント5から位置データとし
てXYZ座標系のx,y,zの各成分データと手首回り
の回転角度データとがCPU1に供給されると、CPU
1はそれらのデータをポイント番号レジスタ13の内容
に32を乗じてApを加えた値のアドレスから始まる位
置データ記憶領域17のメモリに32バイトのデータと
して格納する。この位置データは、ワーク座標にて表現
された位置データであり、この時の基準ポイントの位置
データは作業時のワーク座標原点の位置と姿勢である。 ティーチングペンダント5から基準ポイントの番号が供
給されると、CPU1はその値を、ポイント番号レジス
タ13の内容に2を乗じてAkを加えた値のアドレスか
ら始まる基準ポイント番号記憶領域18のメモリに2バ
イトのデータとして格納する。
【0022】ティーチングの終了後移動時には、CPU
1は指定された作業ポイント番号をポイント番号レジス
タ13に格納し、その値に32を乗じてApを加えた値
のアドレスから始まる位置データ記憶領域17のメモリ
から位置データを読み出して作業ポイントの位置データ
として作業位置データレジスタ10に格納し、ポイント
番号レジスタ13の内容に2を乗じてAkを加えた値の
アドレスから始まる基準ポイント番号記憶領域18のメ
モリから基準ポイントのポイント番号を読み出し、その
値に32を乗じてApを加えた値のアドレスから始まる
位置データ記憶領域17のメモリから位置データを読み
出して基準位置データとして基準位置データレジスタ1
1に格納する。さらにCPU1は、作業位置データレジ
スタ10に記憶されている作業位置データのx,y,z
の各成分データをxp,yp,zpとし、手首軸回りの
回転角度データをθpとし、基準位置データレジスタ1
1に記憶されている基準位置データのx,y,zの各成
分データをxb,yb,zbとし、手首軸回りの回転角
度データをθbとすると、上記数3の回転変換を行い、
さらに上記数4の加算を行って、XをXYZ座標表現の
x成分データ、YをXYZ座標表現のy成分データ、Z
をXYZ座標表現のz成分データ、θを手首軸回りの回
転角度データとして位置決め位置データレジスタ12に
格納する。さらにCPU1は、位置決め位置データレジ
スタ12の内容を位置決めデータとしてロボット駆動部
4に供給する。ロボット駆動部4は位置決めデータに従
ってロボットの先端部を目的とするワーク上の作業ポイ
ントに位置決めする。
【0023】なお上記実施例では2バイトの基準ポイン
ト番号データを、位置データとは別個に基準ポイント番
号記憶領域18に記憶させたが、基準ポイント番号デー
タを位置データの中に含めて位置データ記憶領域17に
記憶させてもよい。即ち、位置データ記憶領域17を3
4×Npバイト確保し、この位置データ記憶領域17に
、XYZ座標系のx,y,zの各成分データと手首軸回
りの回転角度データ1軸分との各8バイトずつ合計32
バイトの位置データと、2バイトの基準ポイント番号デ
ータとの、合計34バイトのデータを1つのまとまりと
して記憶させる。移動時には、CPU1は指定された作
業ポイント番号をポイント番号レジスタ13に格納し、
その値に34を乗じてApを加えた値のアドレスから始
まる位置データ記憶領域17のメモリからXYZ座標系
のx,y,zの各成分データと手首軸回りの回転角度デ
ータとを読み出して作業ポイントの位置データとして作
業位置データレジスタ10に格納し、さらにその続きの
メモリから基準ポイントのポイント番号を読み出し、そ
の値に34を乗じてApを加えた値のアドレスから始ま
る位置データ記憶領域17のメモリから位置データを読
み出して基準位置データとして基準位置データレジスタ
11に格納するように構成してもよい。
【0024】また上記実施例では手首軸としてロボット
に対して固定されたXYZ座標系のZ軸に平行な回転軸
を有するロボットを制御対象としたが、手首軸は3軸で
あってもよく、基準位置データに含まれる角度データと
してφ,θ,ψの3つのデータを用い、その3つのデー
タの組をオイラー角とみなし、またはそれぞれロール角
、ピッチ角、ヨー角であるとみなして回転変換してもよ
い。そうすればワークを平面上で回転させた位置に置い
た場合だけでなく、傾いた位置に置いた場合にも対応が
可能である。ここで、オイラー角とみなすということは
、回転変換において先ず目標位置データをその位置デー
タの座標系のX軸回りに角度φだけ回転させ、次に回転
させた座標系のY軸回りに角度θだけ回転させ、次に回
転させた座標系のZ軸回りに角度ψだけ回転させること
である。またロール角、ピッチ角、ヨー角であるとみな
すということは、回転変換において先ず目標位置データ
をその位置データの座標系のZ軸回りに角度φだけ回転
させ、次に回転させた座標系のY軸回りに角度θだけ回
転させ、次に回転させた座標系のX軸回りに角度ψだけ
回転させることである。 (実施例3)この実施例では、図4のように、記憶装置
2に作業位置データレジスタ10と基準位置データレジ
スタ11と位置決め位置データレジスタ12とポイント
番号レジスタ13と位置データ記憶領域17と基準ポイ
ント番号記憶領域18と作業ポイント群記憶領域21と
群番号レジスタ22とステップ番号レジスタ23と基準
ポイント番号レジスタ24とが設けられている。作業ポ
イント群記憶領域21はアドレスAbから始まる2×N
b×Ngバイトのメモリ領域で、1つの作業ポイント番
号群の大きさを、2バイトの作業ポイント番号を最大N
b個(例えば100個)収めることができるように2×
Nbバイトとし、この作業ポイント番号群を最大Ng個
記憶できるように設定されている。群番号レジスタ22
とステップ番号レジスタ23と基準ポイント番号レジス
タ24とは各々2バイトのメモリ領域である。その他の
構成は実施例1,2と同様である。
【0025】次に動作を説明する。ダイレクトティーチ
ング時には、先ずティーチングペンダント5からCPU
1にティーチングしようとするポイント番号が供給され
る。CPU1はこのポイント番号をポイント番号レジス
タ13に格納する。ティーチングペンダント5からCP
U1に位置データ入力信号が供給されると、CPU1は
、その時のロボットの位置および姿勢に対応した位置デ
ータを、ポイント番号レジスタ13の内容に32を乗じ
てApを加えた値のアドレスから始まる位置データ記憶
領域17のメモリに格納する。
【0026】ワーク上の複数の作業位置をワーク上に座
標原点を持つワーク座標で表現した位置データとして入
力する相対ダイレクトティーチング時には、先ずティー
チングに先立ちティーチングペンダント5よりCPU1
に相対座標入力指令が供給され、さらに基準ポイントの
ポイント番号が供給される。CPU1は、このポイント
番号を基準ポイント番号レジスタ24に格納する。なお
、このときに使用する基準ポイントは予めティーチング
しておく必要がある。ティーチングペンダント5からC
PU1にティーチングしようとするポイント番号が供給
されると、CPU1はこのポイント番号をポイント番号
レジスタ13に格納する。ティーチングペンダント5か
らCPU1に位置データ入力信号が供給されると、CP
U1はその時のロボットの先端部の位置データを作業位
置データとして作業位置データレジスタ10に格納する
。このとき、ロボットの先端部を所定の作業ポイント上
に位置させておくことは勿論である。さらにCPU1は
、作業位置データレジスタ10に記憶された作業位置デ
ータのx,y,zの各成分データをXp,Yp,Zpと
し、手首軸回りの回転角度データをθpとし、基準位置
データレジスタ11に記憶された基準位置データのx,
y,zの各成分データをxb,yb,zbとし、Z座標
軸回りの回転角度データをθbとすると、上記数1の減
算を行う。
【0027】このXa,Ya,Za,θaがワーク座標
系の原点位置に原点を有し、ロボットに対して固定され
たXYZ座標系に対して回転を伴わない座標系で表現し
た作業位置データのx,y,zおよび回転角度の各成分
となる。さらにCPU1は、上記数2の回転変換を行い
、このx,y,z,θをワーク座標系にて表現した作業
位置データとする。
【0028】作業ポイント群作成時には、先ずティーチ
ングペンダント5からCPU1に作業ポイント群の番号
が供給され、CPU1はこの番号を群番号レジスタ22
に格納する。次にティーチングペンダント5からCPU
1に、その作業ポイント群の中の何番目であるかを示す
ステップ番号が供給される。CPU1はこの番号をステ
ップ番号レジスタ23に格納する。次にティーチングペ
ンダント5からCPU1に作業ポイント番号が供給され
ると、CPU1はその作業ポイント番号を、群番号レジ
スタ22の内容に2×Nbを乗じた値にステップ番号レ
ジスタ23の内容に2を乗じた値を加えてさらにAbを
加えた値のアドレスから始まる作業ポイント群記憶領域
21のメモリに2バイトのデータとして格納する。ティ
ーチングペンダント5からCPU1に基準ポイント番号
が供給されると、CPU1はその値を、群番号レジスタ
22の内容に2を乗じてAkを加えた値のアドレスから
始まる基準ポイント番号記憶領域18のメモリに2バイ
トのデータとして格納する。
【0029】作業ポイント群番号とステップ番号とを指
定した移動時には、CPU1は指定された作業ポイント
群番号に2×Nbを乗じた値に、ステップ番号に2を乗
じた値を加え、さらにAbを加えた値のアドレスから始
まる作業ポイント群記憶領域21のメモリから作業ポイ
ント番号を読み出し、その値に32を乗じてApを加え
た値のアドレスから始まる位置データ記憶領域17のメ
モリから位置データを読み出して作業ポイントの位置デ
ータとして作業位置データレジスタ10に格納する。さ
らに、作業ポイント群番号に2を乗じてAkを加えた値
のアドレスから始まる基準ポイント番号記憶領域18の
メモリから基準ポイントのポイント番号を読み出し、そ
の値に32を乗じてApを加えた値のアドレスから始ま
る位置データ記憶領域17のメモリから位置データを読
み出して基準位置データとして基準位置データレジスタ
11に格納する。さらにCPU1は、作業位置データレ
ジスタ10に記憶されている作業位置データのx,y,
zの各成分データをxp,yp,zpとし、手首軸回り
の回転角度データをθpとし、基準位置データレジスタ
11に記憶されている基準位置データのx,y,zの各
成分データをxb,yb,zbとし、手首軸回りの回転
角度データをθbとすると、上記数3の回転変換を行い
、さらに上記数4の加算を行って、XをXYZ座標表現
のx成分データ、YをXYZ座標表現のy成分データ、
ZをXYZ座標表現のz成分データ、θを手首軸回りの
回転角度データとして位置決め位置データレジスタ12
に格納する。さらにCPU1は、位置決め位置データレ
ジスタ12の内容を位置決めデータとしてロボット駆動
部4に供給する。ロボット駆動部4は位置決めデータに
従ってロボットの先端部を目的とするワーク上の作業ポ
イントに位置決めする。
【0030】この実施例についても、実施例2の場合と
同様に、手首軸は3軸であってもよく、基準位置データ
に含まれる角度データとしてφ,θ,ψの3つのデータ
を用い、その3つのデータの組をオイラー角とみなし、
またはそれぞれロール角、ピッチ角、ヨー角であるとみ
なして回転変換してもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、テ
ィーチング時に作業位置入力指令が入力されると、その
時のロボットの先端部の位置データをXYZ座標系を用
いて表現された位置データの形で読み込み、その位置デ
ータを、ワークに対して固定されたワーク座標系のXY
Z座標系に対する位置および姿勢を示す予め記憶されて
いる基準位置データに基づいてワーク座標系に座標変換
して記憶する構成としたので、ワーク上の作業位置デー
タをワーク座標系における位置データとしてティーチン
グによって入力し、記憶できる。したがってワークの位
置や姿勢を変えても再度ティーチングを行う必要がなく
、またプログラムを変更する必要も無いので、ワークの
位置や姿勢の変更に容易に対応できる。
【0032】また、制御対象とするロボットは先端部に
手首の回転軸を持つロボットであり、作業ポイントの位
置データにはワークに対して固定されたXYZ座標系に
おけるx,y,zの各成分データに加えて手首の回転角
度データが含まれており、かつ作業ポイントの位置デー
タは作業ポイント番号によって作業ポイントと対応付け
られており、位置決め指令には目標ポイント番号と基準
ポイント番号とが含まれており、目標ポイント番号に等
しい作業ポイント番号に対応した作業ポイントを目標位
置とし、基準ポイント番号に等しい作業ポイント番号に
対応した作業ポイントの位置データを基準位置データと
する構成とすることにより、ワークの位置や姿勢を変え
ても基準位置データの指定を変更するだけでよく、ワー
クの位置や姿勢の変更に容易に対応できる。また作業位
置データと基準位置データとを共に作業ポイントの位置
データとして扱っているので、基準位置データを専用の
メモリ領域に記憶させる場合のように、基準位置データ
専用のメモリ領域の容量に過不足を生じることがなく、
メモリ容量を有効に利用できる。
【0033】また、作業ポイントの位置データは作業ポ
イント番号によって作業ポイントと対応付けられており
、任意数の作業ポイント番号を順番に並べた作業ポイン
ト番号群を複数個記憶し、位置決め時に作業ポイント番
号群の番号とその作業ポイント番号群内の何番目の作業
ポイント番号であるかとが指定されることにより、指定
された作業ポイントに位置決めする構成とすることによ
り、ワークの位置や姿勢を変えても基準位置データの指
定を変更するだけでよく、ワークの位置や姿勢の変更に
容易に対応できる。またワーク上の作業ポイントが複数
個あり、対応する移動命令がプログラム上の複数箇所に
ある場合にも、作業ポイント群番号とステップ番号とを
指定した移動命令を使用していれば、位置や姿勢を変更
したワークに対応した作業ポイント群の基準位置データ
を変更するだけでよい。また作業ポイント群に対して基
準位置が決められているので、ワーク上の個々の作業ポ
イントに対して基準位置データを入力する必要が無く、
入力操作が容易で間違いも少ない。また作業ポイント群
に対して基準位置が決められているので、ワーク上の同
一の作業ポイント(即ち同一の作業ポイント番号)に対
して、その作業ポイントが含まれている作業ポイント群
毎に異なった基準位置データを対応付けることができ、
複数の同一ワークを同時に作業対象とする場合にも対応
が容易であるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるロボットの制御装置
に含まれる記憶装置の記憶内容の説明図である。
【図2】同制御装置の構成図である。
【図3】本発明の別の実施例におけるロボットの制御装
置に含まれる記憶装置の記憶内容の説明図である。
【図4】本発明のさらに別の実施例におけるロボットの
制御装置に含まれる記憶装置の記憶内容の説明図である
【符号の説明】
2    記憶装置 8    作業位置データ記憶領域 9    基準位置データ記憶領域 17    位置データ記憶領域 18    基準ポイント番号記憶領域21    作
業ポイント群記憶領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ロボットの可動範囲内の3次元空間上
    の任意の作業ポイントに対してロボットの先端部を位置
    決めするための3つ以上の自由度を持ち、ロボットに対
    して固定されたXYZ座標系を用いて表現された位置デ
    ータに基づいて位置決めを行うロボットにおいて、ティ
    ーチング時に作業位置入力指令が入力されると、その時
    のロボットの先端部の位置データを前記XYZ座標系を
    用いて表現された位置データの形で読み込み、その位置
    データを、ワークに対して固定されたワーク座標系の前
    記XYZ座標系に対する位置および姿勢を示す予め記憶
    されている基準位置データに基づいてワーク座標系に座
    標変換して記憶する構成としたことを特徴とするロボッ
    トの制御装置。
  2. 【請求項2】  ロボットの可動範囲内の3次元空間上
    の任意の作業ポイントに対してロボットの先端部を位置
    決めするための3つ以上の自由度を持ち、ワークに対し
    て固定されたXYZ座標系を用いて表現された位置デー
    タが予め記憶されている作業ポイントを目標位置とする
    位置決め時に、x,y,zの各成分データと角度データ
    とを要素として持ちかつ前記ワークに対して固定された
    XYZ座標系とロボットに対して固定されたXYZ座標
    系との関係を表す基準位置データが位置決め指令により
    指定され、前記目標位置の位置データを前記ワークに対
    して固定されたXYZ座標系の原点回りに前記基準位置
    データの角度データに等しい角度だけ回転変換し、さら
    にその回転変換された位置データのx,y,z各成分に
    前記基準位置データのx,y,z各成分を加算した位置
    データを位置決め用の位置データとして用いて位置決め
    するロボットの制御装置において、制御対象とするロボ
    ットは先端部に手首の回転軸を持つロボットであり、前
    記作業ポイントの位置データには前記ワークに対して固
    定されたXYZ座標系におけるx,y,zの各成分デー
    タに加えて前記手首の回転角度データが含まれており、
    かつ前記作業ポイントの位置データは作業ポイント番号
    によって作業ポイントと対応付けられており、前記位置
    決め指令には目標ポイント番号と基準ポイント番号とが
    含まれており、前記目標ポイント番号に等しい前記作業
    ポイント番号に対応した作業ポイントを前記目標位置と
    し、前記基準ポイント番号に等しい前記作業ポイント番
    号に対応した作業ポイントの位置データを前記基準位置
    データとする構成としたことを特徴とするロボットの制
    御装置。
  3. 【請求項3】  ロボットの可動範囲内の3次元空間上
    の任意の作業ポイントに対してロボットの先端部を位置
    決めするための3つ以上の自由度を持ち、ワークに対し
    て固定されたXYZ座標系を用いて表現された位置デー
    タが予め記憶されている作業ポイントを目標位置とする
    位置決め時に、x,y,zの各成分データと角度データ
    とを要素として持ちかつ前記ワークに対して固定された
    XYZ座標系とロボットに対して固定されたXYZ座標
    系との関係を表す基準位置データが位置決め指令により
    指定され、前記目標位置の位置データを前記ワークに対
    して固定されたXYZ座標系の原点回りに前記基準位置
    データの角度データに等しい角度だけ回転変換し、さら
    にその回転変換された位置データのx,y,z各成分に
    前記基準位置データのx,y,z各成分を加算した位置
    データを位置決め用の位置データとして用いて位置決め
    するロボットの制御装置において、前記作業ポイントの
    位置データは作業ポイント番号によって作業ポイントと
    対応付けられており、任意数の前記作業ポイント番号を
    順番に並べた作業ポイント番号群を複数個記憶し、位置
    決め時に作業ポイント番号群の番号とその作業ポイント
    番号群内の何番目の作業ポイント番号であるかとが指定
    されることにより、指定された作業ポイントに位置決め
    する構成としたことを特徴とするロボットの制御装置。
JP40863990A 1990-12-28 1990-12-28 ロボットの制御装置 Pending JPH04232508A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50112969A (ja) * 1974-02-18 1975-09-04
JPS60153507A (ja) * 1984-01-23 1985-08-13 Seiko Epson Corp ロボツト制御装置

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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