JPH04232464A - アミン富化タンパク質 - Google Patents

アミン富化タンパク質

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JPH04232464A
JPH04232464A JP3144821A JP14482191A JPH04232464A JP H04232464 A JPH04232464 A JP H04232464A JP 3144821 A JP3144821 A JP 3144821A JP 14482191 A JP14482191 A JP 14482191A JP H04232464 A JPH04232464 A JP H04232464A
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polyamine
enriched
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    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は臨床化学に関する。 【0002】 【従来の技術】天然の免疫学的反応を利用するイムノア
ッセイは、臨床化学における分析技術として広範な用途
が見出されている。反応の特異性のために、イムノアッ
セイは例えば抗体、治療薬、麻酔薬、酵素、ホルモン、
タンパク質等を包含する生物学的分析物(本明細書中で
はリガンドと呼称する)を定量する上で特に有利である
。 【0003】競合結合アッセイにおいては、標識された
リガンド類似体(本明細書中ではしばしばリガンド類似
体と呼称する)が、固定量の適当な結合剤(本明細書中
ではレセプターと呼称する)との反応を目当てにした未
標識のリガンドとの競争状態に置かれる。結合したリガ
ンド類似体または未結合の(即ち遊離の)リガンド類似
体のいずれかの測定シグナルからリガンドの未知の濃度
を決定することができる。反応は次のように進行する:
【化1】 【0004】有用な標識としては、タンパク質、例えば
西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)を含むペルオキ
シダーゼである。HRPは、例えば、エンザイムイムノ
アッセイにおける使用に望ましい酵素にする多数の特性
、例えば低濃度における検出可能性、良好な抗原−抗体
結合と両立できる最適pH、長期安定性、低費用および
患者の試料中に内因性活性がないこと、を有する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】リガンドをタンパク質
に結合する多数の方法は、タンパク質上における反応性
アミノ基の利用可能性を必要とする。問題は、天然に存
在するHRPのようなタンパク質がごく少数しか反応性
アミノ基を含まないことである。報告された数は、使用
する精製方法に依存して0〜7の間で異なる。アミノ基
を介してHRPのような酵素をリガンドにカップリング
せしめる方法は、相当な割合の未反応酵素を生じる。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、アミン富化タ
ンパク質、例えば酵素(例えば西洋ワサビペルオキシダ
ーゼ)、例えば西洋ワサビペルオキシダーゼ(以後しば
しばアミン富化HRPと称する)のようなペルオキシダ
ーゼを提供する。 【0007】 【作用】本発明者らは、ポリアミンの存在下でのHRP
とアミド結合形成試薬との反応がHRPの遊離カルボキ
シル基の幾つかをポリアミンのモノアミドへ転化せしめ
、それによってHRP中に追加のアミノ基を導入するこ
とを発見した。 【0008】有用なポリアミンは2以上のアミノ基を有
し、そのようなものとしてエチレンジアミン、N−メチ
ルエチレンジアミン、N,N′−ジメチルエチレンジア
ミン、ジエチレントリアミン、ピペラジン、N−(2−
アミノエチル)ピペラジン、ヘキサンジアミン、リジン
、リジルリジン、スペルミジン、および少なくとも2つ
のアミンを含むペプチドが挙げられる。好ましくは、ア
ミンは塩として、より好ましくはHClまたはHBrか
ら誘導されるハロゲン化水素塩として反応混合物中に添
加される。例えば、エチレンジアミンは二塩酸塩 HC
l・NH2−CH2−CH2−NH2 ・HCl とし
て反応液に添加することができる。 【0009】本発明において使用されるアミド形成剤と
しては、例えば、Erich Schmidt, Fr
itz Hitzles, Eberhard Lah
de, Berichte der Deutsche
n Chemischen Gesellshaft 
, Vol.71 II, p.1933 (1938
)  およびBull. Soc. Chem. Fr
ance ,p.1360 (1956)において報告
されたようなカルボジイミド;ドイツ国特許出願(OL
S) 第2,322,317 号に記載されたジヒドロ
キノン化合物;ドイツ国特許出願(OLS) 第2,2
25,230 号、第2,317,677 号および第
2,439,551 号に記載されたカルバモイルピリ
ジニウム化合物;ドイツ国特許出願(OLS) 第2,
408,814 号に記載されたカルバモイルオキシピ
リジニウム化合物;並びに米国特許第4,877,72
4 号に記載されたジカチオンエーテルを挙げることが
できる。 【0010】そのような化合物は、米国特許第4,86
3,841 号に記載および例示されており、特に第1
1段落63行目から第21段落42行目までを参照のこ
と。米国特許第4,863,841 号(前掲)中のそ
のような物質に関係する記載は、あたかも以後に完全に
記載されたかのように本明細書中に参考として組み込ま
れる。それらの剤の中で或る種のものが好ましい。好ま
しいアミド形成剤のクラスは、下式(I) を有する: 【0011】 【化2】 【0012】上式中、R1 およびR2 (これらは同
一であっても異なっていてもよい)は各々、  1〜1
0個の炭素原子を有するアルキル基(例えばメチル基、
エチル基、2−エチルヘキシル基等)、6〜15個の炭
素原子を有するアリール基(例えばフェニル基、ナフチ
ル基等)、または7〜15個の炭素原子を有するアラル
キル基(例えばベンジル基、フェネチル基等)を表す。 前記R1 およびR2 が互いに一緒になって窒素原子
と共に複素環を形成することも好ましい。環を形成する
ものの例は、ピロリジン環、ピペラジン環、モルホリン
環等である。 【0013】式(I) 中のR3 は、水素原子、ハロ
ゲン原子、カルバモイル基、スルホ基、ウレイド基、1
〜10個の炭素原子を有するアルコキシ基、1〜10個
の炭素原子を有するアルキル基等といった置換基を表す
。R3 がアルコキシ基またはアルキル基である時、そ
れらの基はハロゲン原子、カルバモイル基、スルホ基ま
たはウレイド基のような置換基により置換されることが
ある。 【0014】式(I) 中のX− はアニオンを表し、
そしてN−カルバモイルピリジニウムカチオンの対イオ
ンになる。式(I) のアミド形成剤が分子内塩を形成
する時、前記X− は不要である。X− により表され
るアニオンの例は、ハロゲン化物イオン、硫酸イオン、
スルホン酸イオン、ClO4 − 、BF4− 、PF
6 − 等である。使用することができるアミド結合形
成剤の別のクラスは、次の式(II)を有する: 【0015】 【化3】 上式中、R1 ,R2 ,R3 およびX− は、式(
I) について定義したものと同じ意味を有する。 【0016】本発明において使用することができるアミ
ド結合形成剤の別のクラスは、次の式を有する:【00
17】 【化4】 【0018】R1 は水素、1〜20個の炭素原子を有
するアルキル、7〜20個の炭素原子を有するアラルキ
ル、6〜20個の炭素原子を有するアリール、−YR7
 、式: 【化5】 により表される基、または式: 【化6】 により表される基を表し、ここでYは硫黄または酸素を
表し、そしてR7 ,R8 ,R9 ,R10およびR
11は各々独立して、1〜20個の炭素原子を有するア
ルキル、7〜20個の炭素原子を有するアラルキル、6
〜20個の炭素原子を有するアリール、もしくは2〜2
0個の炭素原子を有するアルケニルを表し、またはR8
 とR9 が一緒になって複素環を形成し、またはR1
0とR11は各々独立して水素であるかもしくは一緒に
なって環構造を形成し、またはR1 が  R2 もし
くはR3 と一緒になって複素環を形成し、R2 およ
びR3 は各々独立して、1〜20個の炭素原子を有す
るアルキル、7〜20個の炭素原子を有するアラルキル
、6〜20個の炭素原子を有するアリール、もしくは2
〜20個の炭素原子を有するアルケニルを表し、または
R1 もしくは互いと一緒になって複素環を形成し、R
4 ,R5 およびR6 は、それぞれR1 ,R2 
およびR3 であるように定義され、そしてR1 ,R
2 またはR3と同じであるかまたは異なり、そしてX
− は、アニオンまたは分子内塩を形成する化合物のア
ニオン部分を表す。 【0019】それらの化合物は米国特許第4,877,
724 号(前掲)に記載されており、その特許の記載
は、あたかも以後に完全に記載されたように参考として
本明細書中に組み込まれる。本発明において有用なアミ
ド結合形成剤の例は次のものである: 【0020】 【化7】 1−(4−モルホリノカルボニル)−4−(2−スルホ
エチル)ピリジニウムヒドロキシド,内部塩(MSPH
)【0021】CH3CH2−N=C=N−CH2CH
2CH2N(CH3)2・HCl 1−エチル−3−(
3−ジエチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(
EDC)  【0022】 【化8】 【化9】 【0023】上式中、Tf は「トリフレート」、即ち
トリフルオロメタンスルホン酸アニオンCF3SO2O
 − を表す。 【0024】一般に、(a) HRPのようなタンパク
質、(b) ポリアミン(またはその塩)、および(c
) アミド結合形成剤の反応は、好ましくは 0.5〜
50 mg/mlのタンパク質、HRPのモルより10
〜1000倍過剰に等しい量(またはHRP中のアスパ
ラギン酸とグルタミン酸の遊離カルボキシ基の数の 0
.1〜10倍) のアミド結合形成剤、およびアミド結
合形成剤のモルの量の1.5 〜10倍に等しい量のポ
リアミンを含む水性反応媒質中で行われる。反応は好ま
しくは4 〜40℃の温度で15分〜24時間行われる
。 反応は4 〜7 のpHの適当な緩衝液中で行われるだ
ろう。 アミン富化タンパク質が形成された後、それを徹底的に
透析または濾過して過剰のアミンおよびアミド結合形成
剤を除去する。所望であれば、アミン富化タンパク質を
長期保存またはその後の反応のために多数の適当な緩衝
液のいずれかに移すことができる。生物体による分解を
防ぐために防腐剤を添加することができる。 【0025】例えば、アミン富化HRPを調製する本発
明の方法は、HRPを2−(N−モルホリノ)エタンス
ルホン酸(MES)のような緩衝液中に2 〜20 m
g/mlの濃度で 5〜6.5 のpHにおいて溶解せ
しめることにより行われる。次いでHRP溶液を同pH
の同緩衝液中のアミンの溶液(通常はHRPのモルより
約100 〜1000倍過剰)と混合する。前記2溶液
の同容量を混合することができる。 【0026】少量の同緩衝液中に溶解された調製したば
かりのアミド結合形成剤の溶液を上記溶液(通常はHR
Pのモルより約20〜500 倍過剰)に添加する。反
応液を転倒型回転により1〜24時間混合または攪拌す
る。反応終了後、適当な緩衝液に対する大規模な透析に
より、過剰のアミンおよびアミド結合形成剤を除去する
。例えば、HRPの長期貯蔵安定性のためには、3−(
N−モルホリノ)プロパンスルホン酸が好ましい。メチ
オラートまたは他の適当な防腐剤を添加することができ
る。 【0027】上記の方法に従って調製されたアミン富化
HRPは、還元型または非還元型SDS−PAGEによ
り検出可能な凝集体を全く含まない。これは、本発明の
方法が別のHRP分子のカルボキシル基と共有結合を形
成するアミン富化生成物または生来のHRP上のアミン
により引き起こされ得る架橋HRPの形成を生じないこ
とを意味する。RZ(Reinheitzahl)は吸
光度の比A403 /A280 である。この値はヘミ
ン対タンパク質含量の比の表示である。ヘミンの損失を
導く操作は低いRZ比を生じるだろう。生成物のA40
3 /A280 比は3/1で高いままであり、生来の
HRPから変わらない。これは、本発明の方法がHRP
からのヘミンの損失を導かないことを意味する。誘導化
後のHRP活性の保持率は>85%の活性保持率で高い
ままである。これは、本発明の方法がHRPの酵素活性
の不活性化または低下を導かないことを意味する。 【0028】本発明のアミン富化タンパク質を等電点電
気泳動(IEF)によって特徴づけた。等電点電気泳動
法は、pH勾配中で電気泳動的に実施される。この方法
では、タンパク質はそれらの等電点(pI)に一直線に
整列するまで移動する。このタンパク質特徴づけ方法は
公知である。この方法は、製造業者の教示に従って市販
のLKB Ampholine PAG プレート上で
実施した。使用したプレートは3.5 〜9.5 のp
H域を有した(カタログ番号1804−101)。 【0029】上記の本発明の方法にかけたタンパク質の
等電点は、天然のタンパク質のものよりも常に大きかっ
た。例えばそれらの試験において使用した天然のHRP
のpIは9であった。本発明の方法から得られたアミン
富化HRPのpIは常に9より大きく、通常は9.5以
上であった。異なる源から得られたHRPのような天然
のタンパク質または他のタンパク質は異なるpIを有す
ることは当業者より理解されるであろう。それにもかか
わらず、アミン富化変種は常に大きいpIを有するだろ
う。 【0030】アミン富化酵素で標識されたリガンドは、
イムノアッセイを実施するために設計された乾式分析要
素において特に有用である。そのような要素は、典型的
には、支持層、試薬区域および展開区域を含んで成る。 前記2区域は、単一層に組み合わせることができ、また
は別々の層であることができる。典型的な層の構成は次
の通りである: 【0031】A.  1)免疫試薬(抗体)を有するビ
ーズ展開区域 2)試薬(緩衝液、アミン富化HRPで標識されたリガ
ンド、等)を有するゼラチンまたはポリマー区域3)支
持体 B.  1)ビーズ展開区域 2)ビーズ−免疫試薬区域 3)ゼラチンまたはポリマー試薬区域 4)支持体 C.  1)ビーズ展開区域 2)結合した免疫試薬を有するビーズ層3)ゼラチンま
たはポリマー−酵素接合体区域(水溶性) 4)ゼラチン試薬区域 5)支持体 【0032】HRPのようなアミン富化酵素が有用であ
る幾つかのアッセイでは、1または複数の試薬は、分析
要素に含まれるよりもむしろ、分析しようとするリガン
ド試料に添加される。例えば、ジゴキシンアッセイでは
、アミン富化HRPで標識されたジゴキシンを試料と混
合する。Mauck らの下記特許出願に従って、そし
て米国特許出願第444,079 号の第8頁に明記さ
れたようにして、大小のビーズの混合物を有する要素上
に前記混合物をスポットする。一般に前記要素は、下記
のように、支持体、該支持体上にコーティングされた或
る種の試薬を有するゼラチン層、および該ゼラチン層上
にコーティングされた展開−試薬層を含んで成る。 【0033】 【表1】 【0034】試料をスポットした後、未知のジゴキシン
とアミン富化HRPで標識されたジゴキシンとが小ビー
ズ上での複合体形成および固定化を目指して競争する。 次いで前記要素を洗浄溶液で処理すると、複合体形成し
なかったジゴキシンおよびアミン富化HRPで標識され
たジゴキシンは洗浄溶液の縁に移動する。ビーズ上に固
定されたジゴキシンと標識ジゴキシンは前記要素の中心
にとどまる。アミン富化HRP標識は、試料と洗浄溶液
により湿らせた後でゼラチン層から移動するロイコ色素
および電子伝達剤である4′−ヒドロキシアセトアニリ
ドからの色素の形成を触媒する。次いで形成された色素
の密度を、好ましくは標識ジゴキシンが固定されている
要素の中心において読み取る。しかしながら、密度は洗
浄溶液により形成された半径上の他の場所においても読
むことができる。後者のタイプの読み取りは、未結合の
試薬を遠方の媒親性または固定化領域(環)に移動させ
ることを要求するかもしれない。 【0035】前記要素は、1または複数の層、例えば別
々のまたは組み合わされた試薬/展開層、および他の必
要な添加剤、カップリング酵素等を含むゼラチン緩衝液
層を含んで成ることができる。ビーズは大小両方のポリ
マービーズを含むことができ、それらは同一のまたは異
なる層でコーティングすることができる。小ビーズは大
ビーズの前に、同時にまたは後にコーティングすること
ができる。 【0036】前記要素の試薬層または展開層は、1もし
くは複数の合成もしくは天然の結合剤、例えばゼラチン
、または天然のコロイド、ホモポリマーおよびコポリマ
ー、例えばポリ(アクリルアミド)、ポリ(ビニルピロ
リドン)、ポリ(N−イソプロピルアクリルアミド)、
ポリ(アクリルアミド−co−N−ビニル−2−ピロリ
ドン)および類似のコポリマー、中に分散された1また
は複数の試薬を含有する指示薬組成物を含んで成ること
ができる。 【0037】他の任意の層、例えば下塗層、放射線遮断
層等を所望により含めることができる。該要素の全ての
層は互いに液体接触しており、これは液体並びに液体中
の試薬および複合体形成していない反応生成物が近隣の
層の重なった領域間を通過できることを意味する。下塗
層、中間層等の追加の層を使用することもできる。それ
らの層は、所望であればアッセイ用試薬を含むこともで
きる。 【0038】酵素基質は、要素中に存在するかまたは洗
浄溶液において要素に添加される。基質は液体試料より
前もしくは同時に、または結合反応の終了後に要素に添
加することができる。与えられた標識に対して適当な基
質を決定することは臨床化学に属する当業者の技術の範
囲内である。基質は、酵素標識により直接作用される物
質、または当業者に周知であるような標識の酵素反応を
伴う一連の反応に関与する物質であることができる。当
業者は、アッセイにおいて使用する酵素標識の量に対し
て適当な基質の量を調整する方法を知っているであろう
。 【0039】試薬層は、標識の反応の結果として検出可
能な分子種を提供する1または複数の試薬を含んで成る
指示薬組成物を含有する。好ましくは、指示薬組成物は
、アミン富化HRPで標識されたリガンドと基質との酵
素反応の結果として比色的に検出可能な分子種を提供す
る比色指示薬組成物である。指示薬組成物は、酵素反応
によって検出可能な色素を生成する単一の化合物である
ことができ、または色素を生成する試薬の組合せである
ことができる。例えば、該組成物は、ロイコ色素および
アミン富化HRPを含むことができる。有用なロイコ色
素は当業界において既知であり、例えば米国特許第4,
089,747 号および米国特許第4,670,38
5 号に記載されたものを包含する。比色指示薬組成物
の特定量およびそれの様々な成分は当業者の技術の範囲
内である。 【0040】要素の層は、望ましいが任意である他の様
々な成分、例えば界面活性剤、増粘剤、緩衝剤、硬化剤
、酸化防止剤、カップラー溶剤、および当業界で既知の
他の物質を含むことができる。それらの成分の量も当業
者の技術の範囲内である。イムノアッセイは手動または
自動であることができる。一般に、液体試料中の分析物
の量は、供給ロール、チップパケットまたは他の源から
要素を取り、そして展開層の有限領域を液体の試料、例
えば1〜100 μl と接触せしめることにより測定
される。接触させる有限領域は通常は100mm2以下
である。 【0041】酵素標識されたリガンドが製造中に要素中
に組み込まれない場合、要素との接触と同時にまたはそ
れより前にそれを試験試料と混合することができる。い
ずれかの態様における試料の適用後、試験結果の獲得を
速めるかまたはそうでなければ促進するのに望ましいで
あろういずれかの条件、例えばインキュベーション、加
熱等に要素を暴露する。 【0042】リガンドの量は、複合体形成したリガンド
類似体を直接検出するためにまたは酵素標識と基質との
酵素反応の結果として形成された検出可能な分子種を検
出するために適当な装置に前記要素を通過させることに
よって測定される。例えば、前記分子種は、一般に既知
である方法を使って、放射計、蛍光計または分光光度計
装置を用いて検出することができる。酵素反応において
は、生成した生成物は、例えば試験試料と接触させた有
限領域の中心における反射または透過密度を測定するこ
とにより測定される。測定される領域は、競合アッセイ
については通常直径3〜5mmである。液体試料中の分
析物の量は、有限領域の中心において測定された標識の
量に逆比例する。上述したように、好ましい態様では、
複合体形成したリガンドと複合体形成しなかったリガン
ドとを分離するために分離洗浄段階を必要とする(半径
方向洗浄)。通常、標識の測定は試料の接触および洗浄
液の適用または展開の5〜180 秒後に行われる。 【0043】 【実施例】次の実施例は、アミン富化HRPの製造方法
、それの免疫反応性およびイムノアッセイにおける利用
性を証明する。 実施例1−エチレンジアミンとMSPHを使ったHRP
のアミン富化 200mg のHRPを10mlの緩衝液に溶解せしめ
ることにより、0.1M MES緩衝液,pH=5.5
 中のHRPの溶液を調製した〔MES =2−(N−
モルホリノ)エタンスルホン酸〕。タンパク質濃度はA
403 測定(A403 /mg/ml=2.24)に
より15.1 mg/mlであると決定された。 HRP(25mg, 1.656ml) を15mlの
ポリプロピレン遠心管中で0.344 mlのMES 
緩衝液および50mgのエチレンジアミン二塩酸塩と混
合した。調製したばかりのアミド結合剤1−(4−モル
ホリノカルボニル)−4−(2−スルホエチル)ピリジ
ニウムヒドロキシド内部塩(調製したばかりのMES緩
衝液中の75 mg/mlの溶液 500μl)を添加
し、そして反応液を室温で6時間転倒回転せしめた。反
応液を0.02M MOPS緩衝液,pH=7.0(1
0℃, 3 リットル) 〔MOPS=3−(N−モル
ホリノ)プロパンスルホン酸〕に対して透析した。透析
緩衝液を2回交換した。等電点電気泳動実験の結果は、
反応後に残っている未反応のHRPが無いことを示した
。 【0044】アミン富化HRPで標識されたジゴキシン
活性化ハプテンは、ビーズ上に固定されたジゴキシン抗
体で処理した時、 100%免疫反応性であることがわ
かった。それは以前にMauck らにより記載された
要素を使ったEktachemラジアル洗浄イムノアッ
セイにおいて良好に機能した。更に次のポリアミンとペ
プチド結合形成剤の組合せに本発明の方法を適用するこ
とにより、アミン富化HRPを調製した。 【0045】実施例2−スペルミジンとMSPHを使っ
たHRPのアミン富化 実施例3−スペルミジンとEDCを使ったHRPのアミ
ン富化 実施例4−リジンとMSPHを使ったHRPのアミン富
化 実施例5−リジンとEDCを使ったHRPのアミン富化
実施例6−リジルリジンとMSPHを使ったHRPのア
ミン富化 実施例7−リジルリジンとEDCを使ったHRPのアミ
ン富化 【0046】本発明は、天然の西洋ワサビペルオキシダ
ーゼよりも大きいレセプターとの免疫反応性を有する標
識リガンドの調製を可能にするアミン富化西洋ワサビペ
ルオキシダーゼを提供する。本発明はまた、天然に存在
するタンパク質をポリアミンまたはその塩の存在下でア
ミド結合形成剤と反応させる段階を含んで成るアミン富
化タンパク質の製造方法を提供する。 【0047】本発明は更に、リガンドについてのイムノ
アッセイ法であって、 a)アミン富化酵素で標識されたリガンドを提供し;b
)リガンドを含む溶液をa)と混合し;c)b)からの
混合物を前記リガンドに対する既知量の抗体と反応させ
、ここで前記抗体は固体マトリックスに結合しており; d)前記マトリックスを洗浄することにより、未結合の
リガンドおよびアミン富化酵素で標識されたリガンドを
除去し;そして e)前記固体マトリックスに結合したアミン富化酵素の
量を測定することにより、前記標識されたリガンドの量
を測定する、段階を含んで成る方法を提供する。 【0048】 【発明の効果】西洋ワサビペルオキシダーゼのようなア
ミン富化タンパク質は、臨床化学における標識としての
用途のために提供される。該標識は、天然のタンパク質
よりも大きい免疫反応性を有する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  天然に存在する西洋ワサビペルオキシ
    ダーゼのものよりも大きい等電点(pI)を有する西洋
    ワサビペルオキシダーゼ。
  2. 【請求項2】  アミン富化タンパク質の製造方法であ
    って、天然に存在するタンパク質をポリアミンまたはそ
    の塩の存在下でアミド結合形成剤と反応させる段階を含
    んで成る方法。
  3. 【請求項3】  リガンドについてのイムノアッセイ法
    であって、 a)アミン富化酵素で標識されたリガンドを提供し;b
    )抗原を含む溶液をa)と混合し; c)b)からの混合物を前記抗原に対する既知量の抗体
    と反応させ、ここで前記抗体は固体マトリックスに結合
    しており; d)前記マトリックスを洗浄することにより、未結合の
    抗原およびアミン富化酵素で標識されたリガンドを除去
    し;そして e)前記固体マトリックスに結合したアミン富化酵素の
    量を測定することにより、前記標識されたリガンドの量
    を測定する、段階を含んで成る方法。
JP3144821A 1990-06-18 1991-06-17 アミン富化タンパク質 Expired - Lifetime JP2515935B2 (ja)

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