JPH04229774A - 偏向波形補正信号発生器 - Google Patents

偏向波形補正信号発生器

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JPH04229774A
JPH04229774A JP3125346A JP12534691A JPH04229774A JP H04229774 A JPH04229774 A JP H04229774A JP 3125346 A JP3125346 A JP 3125346A JP 12534691 A JP12534691 A JP 12534691A JP H04229774 A JPH04229774 A JP H04229774A
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signal
vertical
parabolic
circuit
frequency
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JP3125346A
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Ronald E Fernsler
ロナルド ユウジン フアーンスラ
Enrique Rodriguez-Cavazos
エンリケ ロドリゲス−カバゾス
Nancy D Graves
ナンシイ ダウン グレーブス
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Thomson Consumer Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】この発明は、テレビジョンにおけるラス
ター表示の歪みを補正するのに用いる放物線信号発生回
路に関し、特に或る種の垂直偏向回路の動作によって生
じる垂直周波数の乱れに対する高い不感性と、チャンネ
ルの切り替えにおける歪みに対する高い不感性を示すパ
ラボラ波形発生器に関する。
【0002】テレビジョン装置において理論的に正しい
走査ラスター表示は、ラスターの全ての水平線が直線で
かつ平行な、正確な矩形状である。勿論、単一方向のラ
スター走査では、走査線はごく僅か下向きに傾斜してい
る。幾つかの異なった種類の歪みが、垂直または水平ビ
ーム偏向信号を生成する回路のいずれかを原因として、
または投射型テレビジョン装置の幾何学形状を原因とし
て生じる。ピンクッション歪みは、ラスターが内側へ湾
曲するのが特徴である。ピンクッション歪みは、直視型
セット及び投射型セットの双方において問題である。台
形歪みは、複数の投射管を全て同じ投射軸に一致させる
ことができないことにより、主に投射型セットで問題と
なる。集中歪みは、投射型セットの投射管が生成した各
ラスターの対応する点がずれるのを特徴とする。
【0003】ピンクッション歪みの1つの形態が、しば
しば北−南(上−下)ピンクッション歪みと称される。 表示の最上部及び最下部の水平ラスター線が、最上部及
び最下部で表示の中心側に向かって内側に最大に湾曲し
、垂直方向の中心に近づくに従って表示の中心側に向か
って内側に少なく湾曲する。ピンクッション歪みの他の
形態は、東−西(左右)またはサイドピンクッション歪
みと称され、かつ水平ラスター線の幅が最上部及び最下
部よりもラスターの垂直方向の中心で小さくなるように
、各水平ラスター線の両端部の位置が左右方向に変化す
ることを特徴としている。
【0004】投射型テレビジョン装置では、3原色に対
するモノクローム陰極線管(CRT)からの3つの別々
のラスターを異なった位置から投射し、かつこれら3つ
のラスターを観察スクリーンに投射したとき3つのラス
ターを重ね合わせることによって、カラー表示をしてい
る。ピンクッション、台形及び集中歪みは、各投射管で
個別に補正されなければならない。ピンクッション歪み
は、不所望なスポット劣化のため、多くの直視型セット
とは異なり、主水平及び垂直偏向ヨークを駆動する主偏
向信号を修正するだけでは、補正できないことが多い。 投射管では、集中歪みだけでなく、ピンクッション及び
台形歪みのような幾何学的な形状寸法の歪みを補正する
ために、補助水平及び垂直偏向ヨークを設けている。各
種の歪みに対する補正信号は、補助ヨークを駆動するた
めに、複合補正信号に合成される。従って、各補正信号
のうちいずれか1つに乱れがあると、他の歪みの補正ま
でも乱してしまう。
【0005】上下ピンクッション補正信号は、放物線信
号を生成するように、水平周波数のランプ信号を積分し
、この結果生じた放物線信号を垂直周波数で変調するこ
とによって得ることができる。この補正信号は、ラスタ
ーの最上部で各走査線に対しては最大振幅の放物線を呈
し、ラスターの中心では補正を行わず、最下部では上記
と逆極性の最大振幅の放物線を呈する信号である。左右
ピンクッション補正信号は、放物線信号を生成するよう
に、垂直周波数ランプ信号を積分し、この放物線信号を
水平周波数で変調することによって得ることができる。 この補正信号は、ラスターの垂直方向の中心で最大振幅
で、かつ各走査線の両側に対して逆極性を呈する放物線
信号である。水平及び垂直リトレースパルス、即ちフラ
イバックパルスは、そのパルス幅と周波数(そして結果
的には各期間)が実質的に一定なら、水平及び垂直周波
数信号のタイミングをとるのに使用することができる。 リトレースパルスのパルス幅及び(または)周波数にお
ける偏移によって、正確な放物線信号、特に上下ピンク
ッション補正に用いる放物線信号の発生が乱される。
【0006】ラスター歪みを補正するために水平及び垂
直放物線信号を発生する回路は、投射型テレビジョンの
各CRTの主偏向ヨークに供給される偏向信号を生成す
る水平及び垂直偏向回路に、この補正回路を同期させる
ために、例えば高電圧変成器を介して上記水平及び垂直
偏向回路に結合される。この変成器は、水平及び垂直リ
トレースパルス源である。しかし、この垂直偏向回路が
動作すると、この偏向回路が負荷されて、リトレース信
号に或る種の問題を生じさせる。
【0007】理想的な状況下では、水平リトレースパル
スの幅及び周波数(そして結果的には期間)は一定であ
る。しかし、垂直偏向回路の動作によって生じた位相ま
たはタイミングまたはこれら双方の乱れを特徴とするよ
うな或る種の乱れが、水平リトレースパルスの幅および
周波数を一定なものでなくする。垂直周波数におけるタ
イミングの乱れは、一体化された高電圧変成器の2次捲
線を介して供給される。このタイミングの乱れは、パル
ス幅または周波数を変化させるという形で、水平リトレ
ースパルスを変調する。この水平リトレースパルスは、
パラボラ発生器のランプ発生部を水平周波数でリセット
するのに使用される。上記の変調は、垂直周波数または
その高調波で行われる。多くの垂直偏向回路では、位相
またはタイミングの乱れは充分に許容できるほどに小さ
い。一般には、特別な補償回路は不要である。
【0008】幾つかの垂直偏向回路、例えばスイッチモ
ード垂直偏向回路では、そのスイッチモード動作によっ
て、一体化された高電圧変成器の全2次捲線に大きな位
相の乱れが生じる。この位相の乱れは、垂直リトレース
の切替えを行うための切替え素子、例えばSCRを流れ
る電流が最大となる、垂直リトレースの最終部分におい
て、最も顕著となる。この電流が負荷されたことによっ
て、水平リトレースパルスが変調され、走査線ごとにパ
ルスの幅若しくは周波数またはこれらの双方が変化する
。このパルス幅または周波数(そして結果的には期間)
の変化は、水平リトレースパルスにタイミングを依存し
ている信号発生器において生成される水平周波数の信号
、例えば放物線波形発生器の水平周波数の信号を変化さ
せるような方法で処理される。例えば放物線波形発生器
のランプ信号は一定周波数とならず、かつ異なった最大
振幅を持つようになる。水平周波数ランプ信号は、上下
ピンクッション補正用の水平周波数放物線信号を生成す
るように積分されるか、または左右ピンクッション補正
用の変調信号として使用される。ランプ信号の開始点、
ランプ信号の期間及びランプ信号の最大振幅の変化は、
放物線信号に、またはこれで変調された信号の包絡線に
悪影響を与える。水平リトレースパルスの変化の結果と
して、水平周波数放物線信号及び(または)変調信号は
、垂直周波数の変動で振幅が変化する。
【0009】
【発明の概要】典型的には、例えば放物線波形発生器で
生成されたランプ信号は積分器に交流結合される。交流
結合作用をするキャパシタは、積分する前にランプ信号
の歪みを防止するために、充分に長い時定数を有してい
なければならない。この長い時定数によって、例えば6
0Hzまたはその高調波である垂直周波数の乱れも、交
流結合キャパシタを介して積分器に供給される。これに
よってピークからピークまでの電圧が変化し、平均電圧
が変化する。この平均電圧の変化は、この変化に応じて
正または負の直流オフセット電圧として、積分器によっ
て処理される。この平均電圧の変化によって生じた誤差
を消滅させるには、積分器の時定数が長いので、垂直期
間数個分の期間を必要とする。一度だけ充分大きな変化
があっても、放物線信号は、平均電圧が零に戻るまでの
数個の垂直期間に渡って異なった振幅を有する。集中補
正が正確に行われていないことが短時間認められること
はあるが、この問題は、容易に知覚できず、間欠的でか
つ自己補正されるなら、許容される。しかし、スイッチ
モード垂直偏向回路を有する装置において生じるように
、上記の変化が持続するなら、各一連の水平走査線の誤
差が積分器で累積される。その結果として、放物線信号
は、おそらくラスターを補正する代わりに、ラスターを
さらに歪ませる点までも徐々に歪む。或る場合には、反
復する放物線信号の振幅包絡線は、上記の誤差の累積に
よって、例えば図7に示すように、非線形の垂直周波数
歪みを呈することがある。この歪みは、垂直リトレース
期間において特に鋭いものとなる。この問題は、この発
明の態様に従って、水平周波数で、例えば水平周波数ラ
ンプ発生器をリセットするのに用いたのと同じ水平リト
レースパルスによって、積分器もリセットすることによ
って、解決できる。これによって、或る水平走査線から
次の走査線までに、積分器で誤差が累積されることが確
実になくなる。
【0010】垂直偏向回路が新しいビデオ信号の同期信
号にロックされねばならないチャンネルの切替え期間に
、補正用波形に同様な不都合な結果をもたらす別の問題
が生じる。新しいビデオ信号に対するロックは、瞬時に
はなされず、或る期間を必要とする。チャンネルの切替
え期間に垂直同期信号が無くなる結果として、垂直リセ
ットパルス及び垂直リトレースパルスが無くなる。ラス
ターの消失を防止するため、大抵の垂直偏向回路は、垂
直周波数よりも僅かに低い周波数での自走モード機能を
持っている。これは、アナログ発振器またはディジタル
垂直カウントダウン回路によって達成される。例えば、
60Hzの垂直周波数で動作するNTSC飛び越し走査
形テレビジョンでは、垂直カウントダウン回路は、fV
 に対する2fH の比、即ち592:1に基づく所定
垂直周波数、即ち53Hzのリセットパルスを生成する
ように構成されている。チャンネルを切り替えたとき、
垂直期間が、上記の低い自走周波数即ちカウントダウン
周波数で実際上増加しているので、新しいビデオ信号か
ら有効同期信号が検出されるまで、垂直偏向ランプ信号
は通常よりも長く充電される。垂直ランプ信号のこの延
長された充電によって、積分器に交流結合されるランプ
信号の平均値が増加し、垂直同期信号が回復した後に発
生する放物線信号の波形と大きさが、実質的に直流オフ
セット電圧の影響を受ける。平均値が零に戻るには、こ
のオフセット電圧は数個の垂直フィールド期間を必要と
する。この期間中には、ピンクッション回路は、その安
定状態レベルから大幅に偏移する可能性がある。ラスタ
ーを重ね合わせ、かつ複合補正波形が補助偏向コイルを
駆動する投射型テレビジョンでは、上記の結果生じた誤
差を、チャンネル切り替えに続く集中のゆれ(boun
ce)と称する。この問題は、垂直周波数、例えば垂直
周波数ランプ発生器をリセットするのに用いているのと
同じ垂直リトレースパルスで積分器もリセットする、こ
の発明の他の態様に従って解決される。これによって、
積分器は直流オフセット電圧を伴わずに、各垂直トレー
スから確実に積分を開始する。
【0011】本発明の態様は、過渡的な垂直周波数誤差
が生じにくい放物線波形発生器を提供することである

0012】本発明の別の態様は、垂直リトレース期間に
おける高電圧変成器の負荷の影響、例えば垂直偏向回路
のスイッチモード動作によって生じる種類の影響から集
中及びピンクッション歪み補正回路を切り離すことであ
る。
【0013】本発明のさらに別の態様は、集中補正作用
の精度に対して、チャンネルの切替えと、それと同等な
過渡的作用による顕著な影響を与えることなしに、最小
時間で垂直同期信号の無い状態からピンクッション補正
回路が回復できるようにすることである。
【0014】本発明の上記及び他の態様によれば、テレ
ビジョンラスターの幾何学的補正用放物線波形発生器は
、反復性のランプ信号を発生するリセット可能な回路と
、この反復性ランプ信号から反復性放物線信号を発生す
るリセット可能な積分器とを含んでいる。走査周波数に
関連した周波数でランプ回路を初期化する第1のリセッ
ト回路が設けられている。各反復性ランプ信号を積分す
る前に、積分器を初期化する補助リセット回路が設けら
れている。この補助リセット回路は、過渡状態に基づく
ランプ信号の変動によるタイミング誤差を最小にする。 ある実施例では、走査期間は、水平走査期間であり、ラ
ンプ及び放物線波形回路は、各水平走査期間の終端部で
リセットされる。この場合、第1および補助リセット回
路は水平リトレースパルス、例えば水平リトレースパル
スの先端縁に応動する。電子走査ビーム変更回路、例え
ば補助変更コイルを有するようなものを駆動するために
、垂直走査周波数で、この周期的リセット放物線信号を
別の回路が変調する。別の実施例では、走査期間は垂直
走査期間であり、ランプ及び放物線波形回路は各垂直走
査期間の終端部でリセットされる。この場合、第1及び
補助リセット回路は垂直リトレースパルス、例えば垂直
リトレースパルスの先端縁に応動する。電子走査ビーム
偏向回路、例えば補助偏向コイルを有するものを駆動す
るために、水平走査周波数で、この周期的リセット放物
線信号を、別の回路が変調する。
【0015】より詳しく言えば、放物線波形回路は、反
復性ランプ信号を積分する積分器を含み、この積分器は
、補助リセット回路の動作によって振幅が零から始まる
波形を発生する。この積分器は、演算増幅器と積分キャ
パシタとを含んでいる。補助リセット回路は、積分キャ
パシタを放電するためのトランジスタスイッチを含んで
いる。この積分器は、ラスターのビームの偏向に動力を
与えるように動作する高電圧変成器に結合され、この変
成器を介して供給されたラスターでの誤差をリセット回
路が補正する。
【0016】積分器の動作によってだけ波形を最小レベ
ルとするよりは、即ち積分キャパシタ上の電荷を制御し
ないで消失させるよりは、タイミング信号に応動して波
形をリセットする方が、ピンクッション補正の精度を改
善する。
【0017】
【推奨実施例の詳細な説明】
図1に示すラスター40は、等しい長さで、かつ互いに
平行な多数の直線状走査線42で形成された正確なビデ
オ表示である。各走査線の端部44は、個々の走査線4
2に対して直角な、上記ラスター表示の左右側にある、
垂線に沿って存在している。ラスターの歪みは、偏向回
路、観察面の湾曲または投射装置の幾何学形状によって
生成される歪みが原因で生じ得る。直視型セット及び投
射型セットにおける歪みには、図2に示すような北−南
(上−下)ピンクッション歪みと、図3に示すような東
−西(左−右)ピンクッション歪みとの2種類の歪みが
ある。台形及び集中歪みは、図示されていないが、投射
型セットでは、これらが生じることも予想される。
【0018】ラスター46の上下ピンクッション歪みで
は、ラスター表示の個々の走査線42は、内側に湾曲し
ており、その湾曲の量はラスターの最上部及び最下部で
最大で、垂線の中央に近づくにつれて少なくなる。この
歪みを補正するために、走査電子ビームの垂直偏向を、
水平走査周波数の放物線波形の補正信号によって調整す
る。この放物線補正信号が、ラスターの最上部において
最大正(上向き)振幅を、(歪みの生じていない)垂直
線の中心の走査線において零振幅を、最下部の走査線に
おいて最大負(下向き)振幅を有するように、この放物
線補正信号は、垂直周波数のランプ信号によって変調さ
れている。
【0019】ラスター48の左右歪みでは、最上部及び
最下部における走査線42は、垂直方向中心位置に在る
走査線よりも長く、各走査線の両端に相当するラスター
の左右両側における線44を内側へ湾曲させている。こ
の歪みも、走査ビームの水平偏向を修正するように供給
される放物線補正信号によって補正される。但し、この
場合、この放物線補正信号は、垂直周波数を有し、変調
は、水平周波数のランプ信号によって行われる。
【0020】投射型テレビジョン装置では、走査偏向の
相違と、投射軸と投射面またはスクリーンの軸中心(曲
率の中心)との間の投射角の相違とに基づいて、3原色
CRTのラスターの歪みが異なることがある。互いに重
ねて投射される3つのラスターの対応する点が正確に一
致していないと、集中誤差が生じる。
【0021】図4に本発明の特徴に従って放物線補正信
号を生成する回路をブロック図で示す。周期的にリセッ
トされるランプ波形発生器84の鋸歯状波出力信号62
は、直列キャパシタ76を介して能動積分器70に交流
結合されている。この積分器70は、演算増幅器72と
帰還キャパシタ74とを含み、図示のように放物線出力
60を生成する。
【0022】ランプ波形発生器84は、キャパシタを充
電して、上昇ランプ電圧を生成するための定電流源と、
上記キャパシタを急速に放電させ、垂直または水平期間
の終了時に上記ランプ電圧をドロップオフさせるトラン
ジスタのような第1リセッティング手段86とを、含ん
でいる。交流結合されたランプ信号を積分することによ
って、ピンクッション歪みを補正するのに用いる各放物
線信号が発生させられる。しかし、積分器70によって
生成された放物線信号には、ランプ信号に生じる周期的
及び(または)過渡的変動に起因して変動が生じている
。これら周期的または過渡的変動は、例えば垂直偏向装
置から供給された垂直周波数の乱れから生じ、かつチャ
ンネルの切替えの間の垂直同期信号の喪失から生じる。 どちらの場合にも、このタイミングの乱れは、ランプ信
号の歪みを阻止するために長い時定数を有しているキャ
パシタ76を介して積分器70に供給される。このタイ
ミングの誤差は、積分器70の入力に対する平均電圧レ
ベルを変化させる。平均電圧レベルの相違は、直流オフ
セットとして積分器によって処理され、この直流オフセ
ットは放物線信号の安定状態波形を乱す。積分器の時定
数が長いので、平均電圧誤差を消失させるのに、数個の
垂直期間が必要である。もし、このタイミングの妨害が
周期的に繰り返されるなら、積分器において平均電圧レ
ベル誤差を消失させる機会はない。その代わりに、誤差
が累積され、放物線信号の歪みを増加させる。この発明
の態様によれば、積分器70の演算増幅器72の帰還路
を形成しているキャパシタ74が、トランジスタスイッ
チのような補助リセッティング手段80に結合され、こ
の手段80はリセットパルス64が存在している間に、
キャパシタ74を放電させるように動作する。この周期
的な初期化によって、誤差のいかなる累積も確実に阻止
され、発生した各放物線信号は、確実に零平均電圧レベ
ルでスタートする、即ち意図しない直流オフセットを伴
わない。本発明の態様によるこのような回路は、ランプ
信号62の変動に実質的に不感である。
【0023】別々の形態の周期的及び(または)過渡的
変動がランプ信号、ひいては放物線信号の発生に影響を
与える。或る乱れ、例えば垂直偏向回路の動作に起因す
る、位相歪み、またはタイミング歪みまたはこれら双方
によって特徴付けられる乱れによって、水平リトレース
パルスの幅と周波数が一定でなくなる。垂直周波数及び
その高調波におけるタイミングの乱れは、一体化された
高電圧変成器の二次捲線を介して供給される。このタイ
ミングの乱れは、パルス幅若しくは周波数またはその双
方を変更する形で、水平リトレースパルスを変調する。 このリトレースパルスは、放物線波形発生器のランプ発
生部分を水平周波数でリセットするのに用いられる。幾
つかの垂直偏向装置では、例えばスイッチモード垂直偏
向装置では、スイッチモードの動作に起因して、一体化
した高電圧変圧器の全二次捲線において、大きな位相歪
みを生じることがある。この位相の歪みは、垂直リトレ
ースを切り替えるためのスイッチ素子、例えばSCRを
流れる電流が最大のとき、即ち垂直リトレースの最終部
分において、最も顕著となる。この電流が負荷されるこ
とによって、水平リトレースパルスが変調され、各走査
線ごとにパルス幅、周波数またはその双方が偏移する。 結果として、例えば放物線波形発生器におけるランプ信
号は周波数が一定とならず、かつこのランプ信号の最大
振幅は異なったものとなる。水平周波数ランプ信号は、
上下ピンクッション補正用水平周波数ランプ信号、また
は左右ピンクッション補正用の変調信号として使用する
水平周波数放物線信号を生成するように積分される。こ
れらランプ信号のスタート時点、ランプ信号の期間及び
ランプ信号の最大振幅の変動は、放物線信号に、または
これによって変調された信号の包絡線に悪影響を与える
。水平リトレースパルスの変動の結果、水平周波数の放
物線信号及び(または)変調信号は垂直周波数の変動に
従って振幅が変化する。
【0024】チャンネルの切替え期間、即ち水平偏向回
路が新しいビデオ信号の同期信号にロックされねばなら
ないとき、補正用の波形に上記と同様な有害な結果を生
む別の問題が発生する。新しいビデオ信号へのロックは
、瞬時には行われず、或る時間が必要である。チャンネ
ルの切替え期間における垂直同期信号が無くなる結果、
垂直リセットパルス及び垂直リトレースパルスの喪失が
生じる。ラスターの崩れを防止するため、大抵の垂直偏
向回路は、垂直周波数よりも僅かに低い周波数での自走
モード機能を持っている。チャンネルを切り替えたとき
、垂直期間が低い自走周波数によって実際上増加させら
れるので、新しいビデオ信号の有効同期信号を検出する
まで、垂直偏向ランプ信号は通常よりも長い期間充電さ
れる。垂直ランプ信号のこの延長された充電の影響とし
て、積分器に交流結合されたランプ信号の平均値は、か
なり増加し、その結果、垂直同期信号が回復した後に発
生する放物線信号の波形と大きさは、直流オフセット電
圧に実質的に影響されている。オフセット電圧の平均値
を0に戻すには、数個の垂直フィールド期間が必要であ
る。この期間中、ピンクッション補正回路は、その安定
状態レベルから実質的に偏移している。重ね合わせた各
ラスターと、補助偏向コイルを駆動する複合補正波形と
を有する投射型テレビジョンでは、上記の結果生じた誤
差を、チャンネルの切り替えに続く集中のゆれ(bou
nce) と称する。この問題は、本発明の他の態様に
従って、垂直周波数で積分器もリセットすることによっ
て、例えば垂直周波数ランプ発生器をリセットするのに
用いるのと同じ垂直リトレースパルスで積分器もリセッ
トすることによって、解決される。これによって、各垂
直トレース後に、積分器が確実に初期化され、各一連の
垂直トレースが直流オフセット電圧を伴うことなく開始
される。
【0025】上記の各例では、放物線波形発生器の積分
器は、ランプ回路と共にリセットパルスによってリセッ
トされる。放物線信号の補助リセット機能は、各周期的
な放物線信号の発生前に、確実に積分器を初期化、即ち
零にする。これによって、垂直偏向装置において生じる
タイミングの乱れによる放物線信号の不所望な周期的な
変動を除去でき、かつ例えばチャンネルの切り替え後の
垂直同期信号の回復に続く放物線信号の歪みが防止され
る。従来の装置では、積分器によって処理された残留直
流オフセットがどのような値であれ、その値から各周期
的な放物線信号が発生し、その結果として歪んだランプ
信号が生じていた。このような回路は、特に垂直同期信
号が瞬間的に存在しない状態となるチャンネルの切替え
の間、及び特にスイッチモードで動作するような雑音の
多い垂直偏向回路と関連して使用されるときに、かなり
の歪みを受ける。この発明の態様によれば、各周期的な
放物線信号は、タイミング信号に応動する補助リセット
機能に基づいて、予め定めたレベル、例えば零直流オフ
セットに常に初期化される。
【0026】図5に本発明によって上下ピンクッション
歪みを補正するための回路を実施した回路を示す。この
回路は、PNPトランジスタQ1の形態の電流源を有す
るランプ発生器を含み、このトランジスタQ1のコレク
ターは積分キャパシタC2に接続されている。電流源ト
ランジスタQ1は、キャパシタC2を充電し、水平走査
周波数のランプ信号即ち鋸歯状波信号を生成する。Q1
のエミッタは抵抗器R3を介して正の電源に接続されて
いる。Q1のベースのレベルは、抵抗器R1及びR2か
らなる分圧器によって固定されている。分圧器の接続点
(及びQ2のベース)が、正の電源に対してキャパシタ
C1によってデカップリングされている。後述するよう
にQ1のエミッタにR16及びC8を介して帰還路が設
けられていることを条件として、電流源Q1によって供
給される電流は、実質的に一定であり、それゆえに積分
キャパシタC2はランプ信号を得るように一定に充電さ
れる。
【0027】積分キャパシタC2は、水平リトレース期
間にスイッチングトランジスタQ2によって放電される
。トランジスタQ2のベースに、水平偏向回路106、
例えばリトレースパルスを生成するIHTVの2次捲線
からのリセット信号を、抵抗器R4及びR5を介して供
給している。Q2のベースを接地電位点に対しダイオー
ドD1がクランプしている。リトレースパルスの期間、
キャパシタC2は放電され、リトレースパルスの終了に
おいてC2は再び充電を開始し、C2での信号は、それ
ゆえに水平周波数の鋸歯状波となる。
【0028】この鋸歯状波は、エミッタが抵抗器R6を
介して正の電源に接続されているPNPトランジスタQ
3によって形成されたフォロワー増幅段に供給され、こ
のフォロワー増幅段は鋸歯状波を再出力する。この鋸歯
状波は直列キャパシタC3と抵抗器R7とを介して能動
積分器に交流結合される。この積分器は、ランプ信号が
反転入力に供給される演算増幅器U1を含んでいる。こ
の演算増幅器U1の出力と反転入力との間に、帰還キャ
パシタC4が結合されている。抵抗器R9、R10がそ
れぞれ正と負の電源に結合されている。交流結合された
水平周波数ランプ信号を積分することによって、水平周
波数の放物線出力60が演算増幅器U1の出力に得られ
る。垂直偏向回路90が垂直鋸歯状波回路92に出力を
供給し、この垂直鋸歯状波回路92は、上下ピンクッシ
ョン補正回路94に対する入力として垂直鋸歯状波信号
を生成する。垂直偏向回路90は、スイッチモード垂直
偏向回路である。スイッチモード垂直偏向回路は、当該
技術分野において公知であり、この明細書において詳細
に開示する必要はない。ただ、スイッチモード垂直偏向
回路が能動スイッチング素子、例えばSCRを含んでい
ることだけ言及する。このスイッチング素子は、特に垂
直リトレース期間及びその近傍で大きな走査電流を流す
ことができる。スイッチング素子は、垂直操作周波数及
びその高調波のかなりなノイズ源となることがあり、例
えば高電圧、即ちフライバック変成器を介して他の回路
に容易に接続されることがある。上下ピンクッション補
正回路は、上記の放物線信号を公知の態様で垂直周波数
の垂直鋸歯状波信号によって変調する。この変調された
信号は、加算回路100に供給される。この加算回路1
00への他の入力は、台形補正回路96及び収束補正回
路98によって生成される。補助垂直偏向ヨークY1を
駆動するため出力増幅器U2に複合補正信号が供給され
る。
【0029】演算増幅器U1の出力に生成された周期的
放物線信号は、テレビジョン回路のどこかで信号処理さ
れたことによって、ラスターの発生に対して幾らか位相
が進むことがある。このような状況下では、位相差を補
償するために、例えば演算増幅器の出力の後に、位相遅
延器を挿入する必要があることがある。遅延器の代わり
に、抵抗器R8が、直流バイアスをランプ信号に加え、
零電圧レベル基線に対してランプ信号レベルを上昇させ
る。これは、放物線信号が時間的に遅延しているかのよ
うに、放物線信号の中心をシフトさせる効果を有する。 この直流バイアスは、放物線信号の波形を小さな範囲で
変形するが、集中補正を乱すほどではない。
【0030】本発明によれば、帰還キャパシタC4を放
電するために、スイッチング手段が設けられている。C
4を放電することによって、演算増幅器の積分機能がフ
ォロワー増幅機能に替わり、接地されている非反転入力
のレベルに出力がセットされる。放物線信号は、ランプ
信号の積分とキャパシタの抑圧された放電時定数との関
数としてその最小値に到達した時点ではなく、リトレー
スパルスによって規定された時点で、零振幅に初期化さ
れる。これによって、ランプ発生器が一体化された高電
圧変成器(IHVT)を介してスイッチ型垂直偏向回路
に少なくとも間接的に結合され、それ故に垂直周波数で
変調されているという事実に基づく誤差であって、しか
も累積されるいかなる誤差も除去される。
【0031】キャパシタC4を放電するためのスイッチ
ング手段は、キャパシタC4に並列に、かつエミッタで
抵抗器R18に直列に接続されているスイッチングトラ
ンジスタQ5を含んでいる。トランジスタQ5のベース
には、キャパシタC9と抵抗器R17によって形成され
た微分器を介して水平偏向回路106からリトレースパ
ルスが供給されている。リトレースパルスを微分するこ
とによって、リトレースパルスの先端縁において正の方
向向きのパルスを生じ、後端縁において負の方向向きの
パルスを生じる。負の方向向きのパルスは、接地電位に
対しトランジスタQ5のベースをクランプしているダイ
オードD2によってキャンセルされる。この微分器は非
常に狭いパルスを生成し、それゆえにキャパシタC4は
リトレースパルスの先端縁に一致して急速に放電される
。キャパシタC9へのリトレース信号通路に抵抗器R3
2が直列に接続され、かつ映像管(図示せず)のアーク
に対する保護をなしている。
【0032】図5の実施例によれば、演算増幅器U1の
出力に得られる放物線信号は、電流源トランジスタQ1
に帰還され、何もしなければ定電流源であるこの電流源
を変調して積分キャパシタC2のランプ信号を図5に示
す形に変形する。この放物線信号は、トランジスタQ4
を含んでいる反転増幅段にキャパシタC6と直列抵抗器
R11を介して交流結合される。トランジスタQ4は、
抵抗器R12とR13とによってバイアスされている。 抵抗器R14とR15とがトランジスタQ4に利得を設
定する。反転された信号は、電流源トランジスタQ1の
コレクタに直列抵抗器R16とキャパシタC8とを介し
て供給される。1サイクル中においてU1の出力の放物
線出力信号が最小である期間にQ1に電流を加えること
によって、ランプ信号の開始と終了においてキャパシタ
C2の充電率がより大きくなる。その結果、中心の両側
において放物線の勾配が大きくなるように修正された放
物線波形が得られ、ラスターにおける残留かもめ形(ガ
ルウイング(鴎の翼))歪みを減少させる。この回路の
この態様は、1990年4月27に出願された米国特許
出願第515922号の明細書に詳細に開示されている
【0033】図6に示す回路は、上下ピンクッション歪
みではなく左右ピンクッション歪みを補正するように構
成されている。従って、垂直周波数をもつように生成さ
れた鋸歯状波が、水平周波数で変調され、図3に示すよ
うな左右ピンクッション歪みを補正する放物線信号を生
成するように積分される。テレビジョン装置には、双方
の形態の歪みを補正するための回路を設けるのが望まし
い。図6では、PNP電流源トランジスタQ6が、積分
キャパシタC10を充電するように一定電流を供給する
。先の実施例と同様に、R19及びR20を含む分圧器
がQ6のベースに或るレベルを設定し、Q6のベースは
キャパシタC9によって正の電源から切り離されている
。トランジスタQ6は正の電源に接続されているR21
を介して一定電流を維持し、それゆえに積分キャパシタ
C10にランプ信号を生成する。このキャパシタC10
は、垂直偏向回路における垂直リトレーストリガー手段
に結合されたスイッチング手段によって垂直周波数で放
電される。この代表実施例では、スイッチング手段は、
抵抗器R35を介して積分キャパシタC10に結合され
ているトランジスタQ7を含んでいる。このトランジス
タQ7のベースは、垂直偏向回路90にそれぞれ適当な
レベルを設定する直列及び並列抵抗器R22及びR23
を介して結合されている。
【0034】積分キャパシタC10に得られる垂直周波
数のランプ信号は、エミッタが正の電源に抵抗器R24
を介して結合され、コレクタが接地されているPNPト
ランジスタQ8を含んでいるフォロワー増幅器に結合さ
れている。この実施例におけるC10のランプ信号は、
図5のように修正されてなく、線型であるので、トラン
ジスタQ8のエミッタにおける鋸歯状波信号は、他の回
路においても使用することができる。このため、Q8の
エミッタは直列キャパシタC15を介してNPNトラン
ジスタQ11に結合されている。トランジスタQ11の
ベースは抵抗器R33及びR34によってバイアスされ
ている。
【0035】フォロワー増幅段のQ8のエミッタは直列
キャパシタC11及び抵抗器R25を介して演算増幅器
U3の反転入力に交流結合されている。キャパシタC1
2を含んでいる帰還路は、能動積分器を形成するように
演算増幅器U3の反転入力と出力とを結合している。C
12に並列に漏洩抵抗器R26が接続され、同様にスイ
ッチングトランジスタQ10も接続されている。このト
ランジスタQ10は、垂直リトレースパルスの開始点で
キャパシタC12を放電する。演算増幅器U3の非反転
入力に、抵抗器R27、R28を含んでいる分圧器によ
って固定正電圧が設定されているので、トランジスタQ
10がキャパシタC12を放電したとき、U3の出力は
、この設定電圧にセットされる。垂直リトレースパルス
の開始点で狭いパルスを形成するように、キャパシタC
13と抵抗器R31によって、垂直リトレースパルスを
微分している。この微分出力はダイオードD3によって
接地電位に対してクランプされている。C10は垂直周
波数で周期的に充電およびリセットされので、生成され
たランプ信号即ち鋸歯状波信号は、演算増幅器U3の出
力に、垂直周波数の放物線信号を生成するように積分さ
れる。
【0036】演算増幅器U3の出力における放物線信号
は、トランジスタQ9を含んでいる別の増幅段に直列キ
ャパシタC14によって交流結合されている。トランジ
スタQ9のベースは抵抗器R29及びR30によってバ
イアスされている。垂直周波数放物線信号は、トランジ
スタQ9のエミッタに出力として生じる。このエミッタ
は水平ピンクッション補正回路110に結合され、この
補正回路110では垂直周波数放物線信号が水平周波数
鋸歯状波によって変調される。この水平ピンクッション
補正回路110は、水平鋸歯状波回路108からの水平
鋸歯状波信号を受ける。この水平鋸歯状波回路108は
、水平偏向回路106に応動する。水平ピンクッション
補正回路110の出力は加算回路100に供給される。 この加算回路100への他の入力は、台形補正回路96
及び集中補正回路98が発生する。加算回路100の出
力は、補助水平偏向ヨークX1を駆動するための増幅器
U4に供給される。
【0037】先の両実施例では、放物線波形発生器の能
動積分器の帰還キャパシタが、タイミングパルスによっ
て規定された時点で、例えばリトレースパルスの先端縁
で、スイッチング手段によって確実に放電されている。 図5の実施例では、例えば垂直偏向装置のスイッチモー
ドの動作によって生じる、垂直周波数の位相及びタイミ
ングの乱れによる、水平補正放物線信号の歪みを、補助
リセット機能が阻止している。図6の実施例では、例え
ば垂直偏向装置のスイッチモードの動作によって特に垂
直リトレースの時点で生じる垂直周波数の位相とタイミ
ングの乱れによる、垂直補正放物線信号の歪みを、補助
リセット機能が阻止している。しかし、図6の実施例で
はさらに別の利点がある。通常、垂直リトレーストリガ
信号は、受信したビデオ信号から抽出する。チャンネル
の切替え期間、即ち垂直同期信号が存在していないとき
、垂直偏向回路における自走回路が、垂直周波数よりも
低い周波数であるが、内部同期パルスを与えて、ラスタ
ーが消失するのを防いでいる。垂直ランプ信号が垂直リ
トレース信号によってリセットされているので、垂直ラ
ンプ信号はチャンネルの切替えに続く過渡期間中、新し
いチャンネル用に有効同期信号が検出されるまで長く充
電される。それは内部同期期間が長いからである。補助
リセット機能は、集中の揺れ(bounce)を阻止す
るために、垂直同期信号が再設定された後に発生させら
れる垂直周波数放物線信号を安定状態の値にするように
、チャンネルを切り替えている間、垂直ランプ信号の長
い充電を阻止する。
【0038】一般に、水平及び垂直周波数放物線信号が
それらの各安定状態レベルより偏移していると、許容で
きない特性が各補正回路の時定数によって生じる。この
発明の態様によれば、タイミング信号に応動して、積分
器における補助リセット機能が、より厳密に安定状態レ
ベルが維持されるようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】直線ラスターを示す図である
【図2】ラスターの上下ピンクッション歪みを示す図で
ある。
【図3】左右ピンクッション歪みを示す図である。
【図4】本発明の1態様に従った放物線補正葉身号の発
生回路のブロック図である。
【図5】本発明による上下ピンクッション補正用の補正
信号を生成する放物線波形発生器の回路図である。
【図6】本発明の別の態様による左右ピンクッション補
正用の補正信号を生成する放物線波形発生器の回路図で
ある。
【図7】累積された誤差に基づく非線形垂直周波数歪み
を伴う放物線波形を示す図である。
【符号の説明】
70  積分器 84  ランプ発生器(リセット可能な回路)80  
補助リセット手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  反復性ランプ信号を発生するリセット
    可能な回路と、このランプ回路を走査周波数に関連した
    周波数で初期化する第1のリセット手段と、上記反復性
    ランプ信号から反復性放物線信号を発生するリセット可
    能な積分器と、上記各反復性放物線信号を積分する前に
    先の反復性放物線信号とは独立した入力状態に上記積分
    器を初期化する補助リセット手段とを、有するテレビジ
    ョンラスターの補正用放物線波形発生器。
  2. 【請求項2】  第1の走査周波数でランプ信号を反復
    して生成する手段と;上記ランプ信号が供給される入力
    と、出力と、上記入力と出力との間に結合されたキャパ
    シタとを有し、上記出力に上記ランプ信号に応動して反
    復性放物線信号を生成する増幅器と;上記第1の走査周
    波数の制御信号に一致した時間に上記キャパシタを放電
    し、先の各反復性放物線信号とは独立した入力状態に上
    記増幅器をセットする手段と、上記放物線信号を走査電
    子ビーム偏向回路を駆動する第2の走査線周波数で変調
    する手段と;を有するテレビジョンラスター用ピンクッ
    ション補正回路。
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