JPH04228117A - 光ディスクドライブ装置ゾーンアクセス方法 - Google Patents

光ディスクドライブ装置ゾーンアクセス方法

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JPH04228117A
JPH04228117A JP12754091A JP12754091A JPH04228117A JP H04228117 A JPH04228117 A JP H04228117A JP 12754091 A JP12754091 A JP 12754091A JP 12754091 A JP12754091 A JP 12754091A JP H04228117 A JPH04228117 A JP H04228117A
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JP
Japan
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zone
optical disk
track
disk drive
head
Prior art date
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Pending
Application number
JP12754091A
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English (en)
Inventor
Masaaki Yasukawa
昌昭 安川
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Priority to EP19910114108 priority patent/EP0474052B1/en
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】  本発明は、データ記録周波数
の異なる複数のゾーンに分割したメディアを使用した光
ディスクドライブ装置において、シーク中に発生したゾ
ーンミス時の基準同期周波数決定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】  今日光ディスクドライブ装置、及び
光磁気ディスクドライブ装置の記録容量を向上させる手
段として、磁気ディスクドライブ装置で採用されつつあ
る方法、即ちメディアを同心円状のいくつかのゾーン領
域に分割しそれぞれのゾーンに於いて記録データの記録
周波数を変化させ、記録データ線密度をメディア全面で
均一にする、Modified  Constant 
 Angular  Velocity方式(以下MC
AV方式と呼ぶ)が採用されつつある。同方式は周波数
同期回路(以下PLL回路と呼ぶ)の基準同期周波数を
記録再生を行うトラックの属するゾーンのデータ記録周
波数に切り換えるだけで容易に高容量化が達成できる利
点がある。
【0003】一方光ディスクドライブ装置ではトラック
密度が磁気ディスクドライブ装置に比較して約10倍も
高いため、通常1回のシークでヘッドを対象トラックに
移動させる事は難しい。そのためゾーン記録方式を採用
した光ディスクドライブ装置では先ず対象トラックの近
傍にヘッドを移動する粗シークと、最終的にヘッドを対
象トラックに位置させる精密シークの2段階方式を採用
して、次のような手順を踏んでいる。
【0004】(1)ディスクドライブ装置のメモリー領
域にある変換テーブルを参照して対象トラックの属する
対象ゾーンを見つける。
【0005】(2)現在ヘッドの位置するトラック番地
を読み出し、対象トラックとの移動距離を計算する。
【0006】(3)ディスクドライブ装置回路の基準同
期周波数をその対象ゾーンのデータ記録周波数に設定す
る。
【0007】(4)粗シークによりヘッドを対象トラッ
クの近傍に移動する。
【0008】(5)粗シーク後ヘッドが位置するトラッ
ク番地を読み出して対象トラックとのトラック誤差量を
計算する。
【0009】(6)上記トラック誤差量に応じた精密シ
ークを行う。
【0010】光ディスクドライブ装置では上記の粗シー
クの精度は概ね数トラックから数十トラックである。ま
たトラックはスパイラル状に形成されているから、もし
対象トラックがゾーン境界の近傍にある場合、粗シーク
後ヘッドが対象ゾーンではなく、それと隣接するゾーン
に移動してしまう現象、即ちゾーンミス現象が発生する
場合がある。この場合、上記(3)で設定された基準同
期周波数と粗シーク後ヘッドが実際位置するゾーンのデ
ータ記録周波数が異なるため、上記(5)で光ディスク
ドライブ回路は同期が取れず、そのトラックのトラック
番地を読み出せない。さらに光ディスクドライブ回路は
、現在のトラック番地を読み出せないため、今ヘッドが
どのゾーンにいるのか解らない。従って光ディスクドラ
イブ回路の基準同期周波数をどのデータ記録周波数に一
致させれば良いか知る手段がなかった。
【0011】このため、従来ゾーンミスが発生したとき
は次のような非効率的なゾーンアクセス処理を行なって
いた。
【0012】(1)ディスクドライブ装置回路の設定ゾ
ーン番地を現在の設定番地から1つ増やす。(または減
らす。) (2)基準同期周波数を、新たに設定されたゾーン番地
のデータ記録周波数に切り替える。
【0013】(3)再度トラック番地読みだしを行う。
【0014】(4)トラック番地が読み出せない場合は
、(1)、(2)、(3)を繰り返す。
【0015】(5)ディスクドライブ装置回路の設定ゾ
ーン番地がそのメディアの最大ゾーン番地(または0番
地)に達したら、新た設定ゾーン番地を0番地(または
最大ゾーン番地)に移行して(2)に戻る。
【0016】上記の従来のゾーンアクセス方法のフロー
チャート図を、図19に示す。同図に於いて、1900
でホストコンピュータから送られてきた命令のシーク対
象セクター位置の論理番地をその光ディスクドライブ装
置固有の物理番地に変換処理を行う。1901は前記物
理トラック番地と光ディスクドライブ装置のメモリー領
域に予め記録されているゾーンパラメーターテーブルを
参照する等の手段でその物理トラックの属する対象ゾー
ン番地を求める。1902では粗シーク予備段階として
現在ヘッドが位置するトラックのトラック番地を読み出
す。この読み出されたトラック番地と前段階で算出され
た移動先の物理トラック番地の差を計算し、後の粗シー
クに必要なヘッド移動距離を求める。1903はディス
クドライブ装置回路の設定ゾーン番地を上記の対象ゾー
ン番地にし、1904で同回路の基準同期周波数を19
01で求めた対象ゾーンのデータ記録周波数に設定する
。1905は1902で計算された移動距離に従ってヘ
ッドを対象トラック近傍に粗シークする。1906は粗
シーク後にヘッドの位置するトラック番地を読み出す。 1907では1906のトラック番地読み出し動作の成
否を判断する。もし成功であると判別されれば1909
、1910で光ディスクドライブ回路の基準同期周波数
を再度対象ゾーンのデータ記録周波数に設定し、191
1の精密シークに移る。もし1907で失敗と判別され
た場合、1908で現在の光ディスクドライブ回路の設
定ゾーンがそのメディアの有する最大ゾーン番地である
かを判別する。もしそうであった場合、1913で光デ
ィスクドライブ回路の新たな設定ゾーン番地を0番地に
する。もし1908で最大ゾーン番地でなかった場合は
1912で新たな設定ゾーン番地を現在の光ディスクド
ライブ回路設定ゾーン番地よりも1つ大きい値にする。 1914で上記の新たな光ディスクドライブ回路設定ゾ
ーン番地がゾーンアクセス処理開始時のゾーン番地に戻
ったかを判断する。もし戻った場合には1916でメデ
ィアエラー発生通告処理を行う。もし戻っていない場合
には1915で光ディスクドライブ回路の基準同期周波
数を1912または1913で新たに設定されたゾーン
のデータ記録周波数に設定し、再び1906のトラック
番地読み取り動作に戻る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】  しかし従来のゾー
ンアクセス処理は単純なアルゴリズムで達成できるが、
ゾーンミス発生の状況を考慮せず、常に光ディスクドラ
イブ回路の基準同期周波数を一方向に切り替えている。 従ってゾーンミスによりヘッドが隣接ゾーンにいても、
ゾーン切り替え方向が逆であれば、トラック番地読みだ
しには非常に時間がかかり、ホストコンピュータに対す
る処理速度は著しく低下してしまう。
【0018】またその他のゾーンミス現象防止手段とし
て、各ゾーンの境界部に新たなゾーンを設け、この新ゾ
ーンにトラック番地をその両側のゾーンに対応した2種
類のデータ記録周波数で予め書き込んでおく方法(特許
公開平02ー189769、同02ー189742)や
、各ゾーンをデータ領域とその両側にシーク誤差よりも
充分大きなバッファー領域に分ける方法(同02ー18
3475)が提案されている。これらの方法はシーク誤
差が比較的小さく、限定されている場合には有効である
。しかし予めメディアにトラック位置情報を2種類の周
波数で記録しておかなければならないため、マスタリン
グが困難になり、コストアップにつながる。また光ディ
スクドライブ装置のPLL回路が複雑になりこちらもコ
ストアップは避けられない。さらに既に市場で販売され
ているMCAVメディアとは互換性がなく、逆に光ディ
スクドライブ市場の妨げになってしまうという大きな欠
点がある。一方各ゾーンをデータ範囲とその両側に粗シ
ーク誤差よりも充分大きなバッファー範囲に区分けして
ゾーンミス発生を防ぐ方法では、上記同様現在市場にあ
るMCAVメディアと互換性がない。さらに同方式の最
大の欠点はメディアのデータ記録面積がこのバッファー
領域のために減少し、メディア1枚当たりの記録容量が
少なくなり、MCAV方式の特徴が充分生かせない事で
ある。
【0019】そこで本発明は従来のこのような問題を解
決するものでその目的とする事は、すでに市場で発売さ
れているMCAVメディアを使用でき、MCAVメディ
アの記録容量を犠牲にする事無く、迅速にゾーンミス現
象から復帰するゾーンアクセス手段を提供する事である
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明による光ディスク
ドライブ装置ゾーンアクセス方法は、 (1)  光作用、または光磁気作用による記録再生を
行うメディアを同心円状の複数のゾーンに分割し、前記
ゾーンの各々でデータ記録再生時のデータ記録周波数を
変化させる光ディスクドライブ装置に於いて、ヘッドを
シーク対象トラックに移動するシーク中に、ヘッドが対
象ゾーン内に位置しなかった場合、光ディスクドライブ
回路の基準同期周波数を、 a)前記対象ゾーンに隣接する複数の隣接ゾーンで前記
シーク対象トラックにより近い距離にある隣接ゾーンの
データ記録周波数、 b)前記対象ゾーンに隣接する複数の隣接ゾーンで前記
シーク対象トラックにより近くない距離にある隣接ゾー
ンのデータ記録周波数、の順序で切り換える事を特徴と
する。
【0021】(2)  光作用、または光磁気作用によ
る記録再生を行うメディアを同心円状の複数のゾーンに
分割し、前記ゾーンの各々でデータ記録再生時のデータ
記録周波数を変化させる光ディスクドライブ装置に於い
て、 a)光ディスクドライブ回路の一部にゾーンミス現象履
歴情報を記憶するメモリー領域を設け、b)ヘッドをシ
ーク対象トラックに移動するシーク中に前記ヘッドが前
記ゾーンミス現象を発生した場合、前記メモリー領域内
部に記録されている前記ゾーンミス現象履歴情報を参照
して、今回発生したゾーンミス現象発生後に前記ヘッド
が位置するゾーンを推測し、前記光ディスクドライブ回
路の基準同期周波数の設定を前記の推定ゾーンのデータ
記録周波数に切り換え、c)今回のゾーンミス現象情報
で前記メモリー領域内の前記ゾーンミス現象履歴情報を
更新する事を特徴とする。
【0022】(3)  光作用、または光磁気作用によ
る記録再生を行うメディアを同心円状の複数のゾーンに
分割し、前記ゾーンの各々でデータ記録再生時のデータ
記録周波数を変化させる光ディスクドライブ装置に於い
て、 a)光ディスクドライブ回路の一部にゾーンミス現象履
歴情報をそのゾーンミス現象発生時のヘッドシーク方向
別に区分して記憶するメモリー領域を設け、b)ヘッド
をシーク対象トラックに移動するシーク中に前記ヘッド
が前記ゾーンミス現象を発生した場合、前記メモリー領
域内部に記録されている情報のうち、今回のゾーンミス
現象発生時のヘッドシーク方向と一致する前記ゾーンミ
ス現象履歴情報を参照して、今回発生したゾーンミス現
象後に前記ヘッドが位置するゾーンを推測し、前記光デ
ィスクドライブ回路の基準同期周波数を前記推定ゾーン
のデータ記録周波数に切り替え、c)今回のゾーンミス
現象情報で前記メモリー領域内の前記ゾーンミス現象履
歴情報を更新する事を特徴とする。
【0023】(4)  光作用、または光磁気作用によ
る記録再生を行うメディアを同心円状の複数のゾーンに
分割し、前記ゾーンの各々でデータ記録再生時のデータ
記録周波数を変化させる光ディスクドライブ装置に於い
て、ヘッドをシーク対象トラックに移動するシーク中に
ゾーンミス現象が発生した時、前記メディアの現在前記
ヘッドが位置するトラックに配置されたミラーマークの
個数を計測し、その個数に基づいて前記光ディスクドラ
イブ装置の基準同期周波数を切り換える事を特徴とする
【0024】(5)  光作用、または光磁気作用によ
る記録再生を行うメディアを同心円状の複数のゾーンに
分割し、前記ゾーンの各々でデータ記録再生時のデータ
記録周波数を変化させる光ディスクドライブ装置に於い
て、ヘッドをシーク対象トラックに移動するシーク中に
ゾーンミス現象が発生した時、前記メディアの現在前記
ヘッドが位置するトラックに配置されたミラーマークの
発生周期を測定し、その周期に基づいて前記光ディスク
ドライブ装置の基準同期周波数を切り換える事を特徴と
する。
【0025】
【実施例】(実施例1)図1に本発明請求項第1項記載
のゾーンアクセス方法の一実施例フローチャート図を示
す。同図に於いて、100でホストコンピュータから送
られてきた命令のシーク対象セクターの論理番地をその
光ディスクドライブ装置固有の物理番地に変換処理を行
う。この物理番地は一般に光ディスクドライブ装置の持
つヘッド数、トラック当たりのセクター数及び、メディ
アの欠陥セクター数で算出され、物理トラック番地、物
理セクター番地で構成される。101は前記物理トラッ
ク番地が属する対象ゾーン番地を決定する。これは例え
ば光ディスクドライブ装置のメモリー領域に予め記録さ
れているゾーンパラメーターテーブルを参照する事で可
能である。102は101で求められた対象ゾーン番地
に隣接する外隣接ゾーンと内隣接ゾーンの2つの隣接ゾ
ーンのゾーンアクセス優先順序を後述の手段で決定する
。103ではシークの予備段階として現在ヘッドが位置
するトラックのトラック番地を読み出す。この読み出さ
れたトラック番地と前段階で算出された移動先の物理ト
ラック番地の差を計算し、シークに必要な移動距離を求
める。104は光ディスクドライブ回路のゾーン番地を
上記対象ゾーン番地に設定し、105で同回路の基準同
期周波数を104で設定したゾーン番地のデータ記録周
波数に切り替える。106は103で計算された移動距
離に従ってヘッドを対象トラック近傍に粗シークする。 107は粗シーク後にヘッドが位置するトラック番地を
読み出す。ここでは予め決められた時間内にそのトラッ
ク番地のデータ記録周波数と光ディスクドライブ回路の
基準同期周波数を同期させ、セクターマークとアドレス
マークを検出し,有効なトラック番地を読み出す必要が
ある。粗シーク後、ヘッドが位置するトラック(以下仮
対象トラックと呼ぶ)は通常対象トラックと数トラック
から数十トラックの誤差がある。もし仮対象トラックが
対象トラックと同一ゾーン内であれば、105で設定し
た光ディスクドライブ回路の基準同期周波数で仮対象ト
ラックのデータ記録周波数に同期してトラック番地を読
み取る事が出来る。しかし仮対象トラックがゾーン境界
近傍の場合、仮対象トラックが対象トラックの属するゾ
ーンと一致せず、それに隣接するゾーンの可能性がある
。この隣接ゾーンのデータ記録周波数は105で設定さ
れた光ディスクドライブ回路の基準同期周波数と異なる
ため、一定時間内に同期できず、そのトラック番地を読
み出す事が出来ない。108は107のトラック番地読
み出し動作の成否を判別する。もし成功の場合、109
で仮対象トラック番地と対象トラック番地との位置誤差
を計算して補正シーク即ち精密シークを行う。もし10
8で失敗と判別された場合、110以下のゾーンアクセ
ス処理を行う。110で光ディスクドライブ回路のゾー
ン番地を102で決められたゾーンアクセス優先順番に
従って隣接ゾーン第1番地にし、111で同回路の基準
同期周波数を同ゾーンのデータ記録周波数に設定する。 112、113では107、108同様再度トラック番
地読みだしを行い、その成否を判別する。もし成功であ
ればゾーンアクセス処理を終え、119、120で再度
光ディスクドライブ回路の設定ゾーンを当初の対象ゾー
ンとし、同回路の基準同期周波数をどうゾーンのデータ
記録周波数に設定して、109の精密シークに移る。も
し113で失敗と判別された時は114で光ディスクド
ライブ回路の設定ゾーンを102で決められた隣接ゾー
ン第2番地にし、115で同回路の基準同期周波数をそ
れに対応させる。116、117では107、108同
様再度トラック番地読みだしを行い、その成否を判別す
る。もし成功であればゾーンアクセス処理を終え、11
9、120で再度光ディスクドライブ回路の設定ゾーン
を対象ゾーンとし、同回路の基準同期周波数を対象ゾー
ンのデータ記録周波数に設定して、109の精密シーク
に移る。
【0026】通常ゾーン当たりのトラック数は数百トラ
ックあり、粗シークでヘッドが隣接ゾーンを更に外れて
しまう事は殆ど無いが、117でも失敗と判断された場
合には、118で上記対象ゾーン、及び2つの隣接ゾー
ン以外のゾーンアクセス処理を行い119、120を経
て109の精密シークを行う。
【0027】図2は図1の隣接ゾーンアクセス優先順序
決定処理の一実施例のフローチャート図である。ここで
はトラック0番地がメディアの内周側に存在し、外周に
行くほどトラック番地が増加するメディアを想定してい
る。200で対象トラックの属する対象ゾーンの先頭境
界トラック番地を取得する。201で対象トラックの前
記先頭境界トラック番地からのオフセット値を計算する
。例えば対象トラック番地がx1、ゾーン先頭トラック
番地がx2であれば、オフセット値はx1−x2で求め
られる。201では上記オフセット値とそのメディアの
ゾーン当たりのトラック数の半分の値を比較する。もし
前者が後者に等しいか小さい場合、対象トラックが対象
ゾーン内の内側に近い位置にある事を意味するので、2
04で内隣接ゾーンを隣接ゾーンアクセス優先順位1番
、外隣接ゾーンを同2番とする。もし前者が後者より大
きい場合、対象トラックが対象ゾーン内の外側に近い位
置にある事を意味するので、203で外隣接ゾーンを隣
接ゾーンアクセス優先順位1番、内隣接ゾーンを同2番
とする。もし対象ゾーン番地がメディアの最内周または
最外周に位置する場合は隣接ゾーンが一方にしか存在し
ないので、その存在する隣接ゾーンを隣接ゾーンアクセ
ス優先順位1番とする。
【0028】図3は図1に於ける隣接ゾーンアクセス優
先順序決定処理の別実施例のフローチャート図である。 同図でもメディアのトラック番地配置は図2の場合と同
様を想定する。300で対象トラックの属する対象ゾー
ンの先頭トラック番地を取得する。301で対象トラッ
クの前記先頭トラック番地からのオフセット値1を求め
る。302で対象トラックの属する対象ゾーン番地の外
側に隣接するゾーン番地の先頭トラック番地を取得する
。この隣接番地は(対象ゾーン番地+1)番地で表され
る。303で対象トラックの先頭トラック番地からのオ
フセット値2を算出する。304は前記オフセット値1
とオフセット値2を比較する。もし前者が後者に等しい
か小さい場合、306で内隣接ゾーンを隣接ゾーンアク
セス優先順位1番、外隣接ゾーンを同2番とする。もし
前者が後者より大きい場合、305で外隣接ゾーンを隣
接ゾーンアクセス優先順位1番、内隣接ゾーンを同2番
とする。もし対象ゾーン番地がメディアの最内周または
最外周の場合、隣接ゾーンは一方にしか存在しないため
、その一方の隣接ゾーンを隣接ゾーンアクセス優先順位
1番とする。
【0029】(実施例2)4図に本発明請求項第2項記
載のゾーンアクセス方法のフローチャート図を示す。同
図に於いて、400でホストコンピュータからの命令の
シーク対象セクター論理番地をその光ディスクドライブ
装置固有の物理番地に変換処理を行う。401はその物
理トラックの属する対象ゾーン番地を求める。402で
は粗シーク予備段階として現在ヘッドが位置するトラッ
クのトラック番地を読み出す。この読み出されたトラッ
ク番地と前段階で算出された移動先の物理トラック番地
の差を計算し、後の粗シークに必要なヘッド移動距離を
求める。403は対象ゾーン番地と物理トラック番地を
基に対象ゾーン番地に隣接する外隣接ゾーンと内隣接ゾ
ーンの2つの隣接ゾーンのゾーンアクセス順序を後述の
手段で決定する。404は光ディスクドライブ回路の設
定ゾーン番地を上記の対象ゾーン番地にし、405で同
回路の基準同期周波数を404で設定したゾーン番地の
データ記録周波数に切り替える。406は402で計算
された移動距離に従ってヘッドを対象トラック近傍に粗
シークする。407は粗シーク後にヘッドの位置する仮
対象トラック番地を読み出す。ここでは決められた時間
内に光ディスクドライブ回路の基準同期周波数を仮対象
トラックのデータ記録周波数に同期させ、有効なトラッ
ク番地を読み出す必要がある。もし仮対象トラックが対
象トラックと同一ゾーン内であれば、405で設定した
光ディスクドライブ回路の基準同期周波数で現トラック
のデータ記録周波数に同期してトラック番地を読み取る
事が出来る。しかし対象トラックがそれと隣接するゾー
ン内にあった場合、この隣接ゾーンのデータ記録周波数
は405で設定された光ディスクドライブ回路の基準同
期周波数と異なり、そのトラック番地を読み出す事が出
来ない。408は407のトラック番地読み出し動作の
成否を判別する。もし成功の場合、409で仮対象トラ
ック番地と対象トラック番地との位置誤差を計算して精
密シークを行う。もし408で失敗と判別された場合、
410以下のゾーンアクセス処理を行う。410で光デ
ィスクドライブ回路の設定ゾーン番地を403で決めら
れた隣接ゾーン第1番地にし、411で同回路の基準同
期周波数を同ゾーンのデータ記録周波数に設定する。4
12、413では407、408同様再度トラック番地
読みだしを行い、その成否を判別する。もし成功であれ
ばゾーンアクセス処理を終え、419、420で再度光
ディスクドライブ回路の設定ゾーンを対象ゾーンとし、
同回路の基準同期周波数を対象ゾーンのデータ記録周波
数に設定し、後述するように421で今回のゾーンアク
セス結果を基に変数を更新して、409の精密シークに
移る。もし413で失敗と判別された時は414で光デ
ィスクドライブ回路の設定ゾーンを403で決められた
隣接ゾーン第2番地にし、415で同回路の基準同期周
波数を同ゾーンのデータ記録周波数に設定する。416
、417では407、408同様再度トラック番地読み
だしを行い、その成否を判別する。もし成功であればゾ
ーンアクセス処理を終え、419、420で再度光ディ
スクドライブ回路の設定ゾーンを対象ゾーンとし、同回
路の基準同期周波数を対象ゾーンのデータ記録周波数に
設定し、421で履歴変数を更新し、409の精密シー
クに移る。万が一417でも失敗と判断された場合には
、418で上記対象ゾーン、及び2つの隣接ゾーン以外
のゾーンアクセス処理を行い419、420、421を
経て409の精密シークを行う。この場合は421での
履歴変数更新は無視される。
【0030】図5は図4の隣接ゾーンアクセス順序決定
処理の一実施例のフローチャート図である。同図におい
て、履歴変数が正であるほど仮対象トラックが対象ゾー
ンの外隣接ゾーン内に入っている傾向が強い事を示し、
負であるほど対象ゾーンの内隣接ゾーン内に入っている
傾向が強い事を示す。500で履歴変数を0と比較し、
過去のゾーンアクセス処理の傾向を判断する。500で
正と判断されたときは、501で隣接ゾーン第1を外隣
接ゾーン、隣接ゾーン第2を内隣接ゾーンと設定する。 また、500で負と判断されたときは、502で隣接ゾ
ーン第1を内隣接ゾーン、隣接ゾーン第2を外隣接ゾー
ンと設定する。
【0031】図6は図4の隣接ゾーンアクセス順序決定
処理の別実施例のフローチャート図である。同図に於い
て、履歴変数1は仮対象トラックが対象ゾーンの外隣接
ゾーンにあった回数を表し、履歴変数2は同じく内隣接
ゾーンにあった回数を表す。600に於いて履歴変数1
と履歴変数2を比較する。もし前者が後者よりも大きけ
れば、601で外隣接ゾーンを隣接ゾーン第1、内隣接
ゾーンを隣接ゾーン第2と設定する。もし600で履歴
変数1が履歴変数2に等しいか小さいときには、602
で内隣接ゾーンを隣接ゾーン第1、外隣接ゾーンを隣接
ゾーン第2と設定する。
【0032】(実施例3)図7は図4の隣接ゾーンアク
セス順序決定処理を本発明請求項第3項に基づいた実施
例のフローチャート図である。同図に於いて、履歴変数
1、2はそれぞれ内周方向シーク後の仮対象トラックが
対象ゾーンの内隣接ゾーンにいた回数、外隣接ゾーンに
いた回数を表し、履歴変数3、4は同じく外周方向シー
ク後に仮対象トラックが対象ゾーンの内隣接ゾーンにい
た回数、外隣接ゾーンにいた回数を表す。700に於い
てそのシークがメディアの内周から外周方向への移動で
あったか、メディアの外周から内周方向への移動であっ
たかを判断する。これは現在のトラック番地と対象トラ
ックの番地を比較すればよい。もし700で内周シーク
と判断されたときは、701で内周シーク用履歴変数テ
ーブルを参照し、702で履歴変数1と履歴変数2を比
較する。もし前者が後者よりも大きければ、703で外
隣接ゾーンを隣接ゾーン第1、内隣接ゾーンを隣接ゾー
ン第2と設定する。もし702で履歴変数1が履歴変数
2に等しいか小さいときには、706で内隣接ゾーンを
隣接ゾーン第1、外隣接ゾーンを隣接ゾーン第2と設定
する。
【0033】もし700で外周シークと判断されたとき
は、704で外周シーク用履歴変数テーブルを参照し、
705で履歴変数3と履歴変数4を比較する。もし前者
が後者よりも大きければ、703で外隣接ゾーンを隣接
ゾーン第1、内隣接ゾーンを隣接ゾーン第2と設定する
。もし705で履歴変数1が履歴変数2に等しいか小さ
いときには、706で内隣接ゾーンを隣接ゾーン第1、
外隣接ゾーンを隣接ゾーン第2と設定する。
【0034】図8に図4における履歴変数更新処理の一
実施例のフローチャート図を示す。これは隣接ゾーンア
クセス順位決定処理として図5に示したフローチャート
を採用した場合の履歴変数更新処理である。同図におい
て、800は今回のゾーンアクセス処理で光ディスクド
ライブ回路の基準同期周波数を外隣接ゾーンのデータ記
録周波数に一致させた時にトラック番地読みだしに成功
したかを判断する。もし800で成功と判別したときは
801で履歴変数に1を加える。もし800で失敗と判
断したときは、802で今回のゾーンアクセス処理で光
ディスクドライブ回路の基準同期周波数を内隣接ゾーン
のデータ記録周波数に一致させた時にトラック番地読み
だしに成功したかを判断する。もし802で成功と判別
したときは803で履歴変数に1を引く。もし802で
も失敗と判断したときは仮対象トラックが外隣接ゾーン
、内隣接ゾーンの何れにもなかった事を意味するので履
歴変数の更新は行わない。
【0035】(実施例4)図9に本発明請求項第4項記
載のゾーンアクセス方法を採用した光ディスクドライブ
装置のヘッドシークフローチャート図を示す。同図に於
いて、900でホストコンピュータから送られてきたシ
ーク対象セクター論理番地をその光ディスクドライブ固
有の物理番地に変換処理を行う。901は前記物理トラ
ック番地から、その物理トラックの属する対象ゾーン番
地を求める。902ではシーク予備段階として現在ヘッ
ドが位置するトラックのトラック番地を読み出し、90
3でその読みだし動作の成否を判断する。もし成功であ
れば905においてシークに必要なヘッド移動距離を求
める。もし903で読みだし失敗と判断されたときには
904で後述のトラック検索処理を行う。この失敗の原
因は光ディスクドライブ装置に振動衝撃等の外部要因が
加わり、ヘッドが不用意に他ゾーンまで移動し、その時
のゾーンのデータ記録周波数とドライブ回路の基準同期
周波数が一致しない事等が考えられる。904では後述
する方法で現在のヘッドが位置するトラックの属するゾ
ーンを見つけだし、それに応じてドライブ回路の基準同
期周波数を変更し、トラック番地を読み出す処理を行う
。906では901の決定に従いドライブ回路の基準同
期周波数を対象ゾーンのデータ記録周波数に設定する。 907で実際にヘッドを移動させ、908でシーク後の
ヘッドの位置するトラック番地を読み出し、909で読
みだし動作の成否を判断する。もし、シーク後にヘッド
が対象ゾーンではなく隣接ゾーンに入った場合、隣接ゾ
ーンのデータ記録周波数は906で設定された基準同期
周波数と異なるため、そのトラック番地を読み出す事が
出来ない。もし909で成功と判断した場合、911で
仮対象トラック番地と対象トラック番地を比較し、一致
していれば912の終了へ、また一致していない場合は
再度905に戻り位置誤差を計算してシークを繰り返す
。もし909で失敗と判別された場合、910で904
同様にトラック検索処理を行ないトラック番地を読み出
し、911に行く。
【0036】図10は図9の904で述べたトラック検
索処理のフローチャート図である。同図に於いて、10
00は後述するゾーンアクセス処理、1001は上記処
理結果に基づいてドライブ回路の基準同期周波数を設定
し、1002でトラック番地の読み出し動作を行う。
【0037】図11は図10の1000ゾーンアクセス
処理の1実施例のフローチャート図である。ここではト
ラック1周当たりのミラーマーク数を測定する事でその
トラックの属するゾーンを決定する手段を用いている。 同図において、1100はドライブ回路内部のメモリー
に確保されているミラーマークカウント変数を0に初期
化する。1101、1102で光メディアを回転してい
るスピンドルモーターから1回転に1回発生するインデ
ックスパルスの発生を待つ。同パルスの発生後、110
3、1104でヘッドから出力される全和信号でミラー
マーク発生を知り、1105でミラーマークカウント変
数に1を足す。以上1103から1105の動作を次の
インデックスパルスが発生するまで繰り返し、トラック
1周に存在するミラーマークの個数を計測する。計測終
了後、1107で上記のミラーマーク個数をドライブ回
路内部のメモリーに記録されている各ゾーンのトラック
当たりのセクター数テーブルと比較して現在ヘッドが位
置するゾーンを決定する。 (実施例5) 図12は本発明請求項第5項に記載したミラーマークの
周期時間を測定する事でその仮対象トラックの属するゾ
ーンを決定する手段を採用したゾーンアクセス方法のフ
ローチャート図である。同図に於いて、1200はドラ
イブ回路内部に存在するミラーマークタイマー変数を0
に初期化を行う。1201、1202はミラーマーク検
出回路から出力されるミラーマーク検出信号を待つ。ミ
ラーマーク発生を検出後、1203でミラーマークタイ
マーを起動し、このタイマーは1204で次のセクター
にあるミラーマークの発生を検出するまで継続する。ミ
ラーマークの検出と同時に1206に抜けてタイマーを
停止する。次に1207でタイマーの値をドライブ回路
内部のメモリーに予め記録されている各ゾーンのセクタ
ー間時間データテーブルと参照してゾーンを決定する。
【0038】図13にゾーン記録方式を採用した光メデ
ィアセクター配置図を示す。この例はメディア面を3ゾ
ーンに分割した場合を示している。同図に於いて、13
00はゾーン0、1301はゾーン1、1302はゾー
ン2、1303は1セクター単位である。ゾーン0では
1トラック当たり12個のセクターが存在し、ゾーン1
には1トラック当たり8個のセクターが、そしてゾーン
2には1トラック当たり6個のセクターが存在する。こ
の様に1トラック当たりのセクター数はゾーンにより異
なり、内側のゾーン程少なくなっている。従って1セク
ターに1つ存在するミラーマークもゾーンによりその1
トラック当たりの個数は異なる。
【0039】図14に連続溝方式の光メディアの構造図
を示す。同図に於いて、1400は1セクター長、14
01はグルーブと呼ばれる溝、1402はランド部と呼
ばれるデータ記録部、1403はセクターの番地情報等
の記録されたプリピット、1404はミラーマークであ
る。ミラーマーク1404の位置ではグルーブ部140
1が形成されていない。ここではレーザー光がグルーブ
1401の影響を受けずに反射するため、反射率がその
他の部分とは異なり、ドライブ回路はその反射光量を測
定すればミラーマーク1404を容易に識別できる。
【0040】図15は一般的なセクター構造図である。 同図において、1500はセクターの開始を示すセクタ
ーマーク、1501、1504、1506、1511は
各々VFO1、VFO2、VFO3。802はそのセク
ター番地記録領域開始を示すアドレスマーク。1503
、1505、1507はセクター番地をプリピットで記
録したID1、ID2、ID3。1508はプリアンプ
ル領域、1509はミラーマーク、1510はギャップ
、フラグそして自動レーザーパワー調整領域のALPC
、1512は同期領域、1513はデータ領域、そして
1514はバッファー領域である。この様にミラーマー
ク1509は各セクターのプリピット領域とデータ領域
の中間に1つ存在する。
【0041】図16に本発明請求項第4項、第5項記載
の光ディスクドライブ回路のブロック図を示す。同図に
於いて、1600はホストコンピュータとのインターフ
ェース、1601はインタフェース制御回路、1602
はドライブ制御回路、1603はミラーマーク検出回路
、1604はR/W信号処理回路、1605はPLL制
御回路、1606は光学ヘッド、1607はメディア、
1608は磁界発生コイル、1609はスピンドルモー
ター、1610はプリピット領域のデータ読みだしに使
用される全和信号、1611は光磁気データ領域のデー
タ読みだしに使用される差動信号、1612は光学ヘッ
ドのトラッキング、フォーカシング制御に使用されるヘ
ッド位置信号、1613はスピンドルモーターから1回
転に1回出力されるインデックス信号、1614はミラ
ーマーク信号検出回路1603が全和信号1610を観
察してミラーマークを検出時に出力するミラーマーク検
出信号、1615は光学ヘッド1606がレーザー光を
利用して読み取ったデータ信号である。全和信号161
0の様子は後述の図17に示されているようにミラーマ
ーク領域での信号レベルは他の領域と異なるため、ミラ
ーマーク検出回路1603は信号のレベル検出を行えば
よい。ミラーマーク検出回路1603はミラーマークを
検出した時にミラーマーク検出信号1614にパルスを
発生させてその検出をドライブ制御回路1602に知ら
せる。ドライブ制御回路1602はメディア1607の
1回転に1度スピンドルモーター1609から出力され
るインデックス信号1613を受け取ると、メディア1
周分のミラーマーク検出信号1614のパルスを計測し
てそのトラックのゾーンを判断する。別の方法として、
ドライブ制御回路1602はインデックス信号1613
は使用せずに、ミラーマーク検出信号1614のパルス
の周期を測る事でそのトラックのゾーンを判断してもよ
い。ドライブ制御回路1602はトラックのゾーンを判
断したら、PLL制御回路1605に基準同期周波数の
変更命令を出して、現在ヘッド1606が位置するトラ
ックの属するゾーンに対応した周波数に設定する。
【0042】図17に図16に於ける全和信号1610
の波形図を示す。図17に於いて、1700はセクター
マーク領域の信号波形、1701はVFO領域の信号波
形、1702はアドレスマーク領域の全和信号波形、1
703はミラーマーク領域の信号波形である。この様に
ミラーマーク領域の信号波形は他の領域の信号波形と比
較して信号レベルが異なるため、その検出は容易である
【0043】図18にトラック1周のインデックス信号
とミラーマーク検出信号のタイミング図を示す。同図に
於いて、1800はあるトラックの1周を示す。180
1はトラックの先頭セクター、1802は最終セクター
、1803はセクター内のプリピット領域、1804は
ミラーマーク領域、1805はデータ領域、1806は
スピンドルモーターから出力されるインデックス信号、
1807はメディアの1周に1回発生するインデックス
パルス、1808はミラーマーク検出信号、1809は
ミラーマークパルスを示す。インデックス信号1806
は図16のインデックス信号1613の波形であり、ミ
ラーマーク検出信号1808は図16のミラーマーク検
出信号1614の波形である。インデックスパルス18
07の発生位置は必ずしも先頭セクター1801の開始
位置と一致するわけではない。しかしこのインデックス
パルス1807はメディアの1周に1回決まった位置で
発生するため、トラック1周のミラーマークパルス18
09を計測するには何等問題はない。同図の場合、左の
インデックスパルス1807を確認したドライブ制御回
路1602はミラーマーク検出信号1614のミラーマ
ークパルスのカウントを開始する。図18の場合、左か
ら2番目のミラーマークパルスから計測を開始し、右の
インデックスパルス1807が来るまでに計7つのミラ
ーマークパルスをカウントする事になる。
【0044】
【発明の効果】  本発明による光ディスクドライブ装
置ゾーンアクセス方法は以上の構成のために次の効果を
有する。
【0045】光ディスクドライブ装置ではトラック密度
が高いためシークにはシーク誤差が存在する。従ってシ
ーク後は現在のトラック番地を速やかに読みだして対象
トラック番地との誤差を計算し再度シークを繰り返す必
要がある。トラック番地の読みだし動作には、光ディス
クドライブ回路の基準同期周波数を現在ヘッドが位置す
るトラックの属するゾーンのデータ記録周波数と一致さ
せる必要がある。しかしゾーンミス現象が発生した場合
、この両者が一致せず、従来は図19に示したような非
常に非効率的な方法でゾーンアクセス処理を行ない、復
帰処理には非常に時間がかかっていた。これに対し、本
方法はゾーンミス現象が発生しても、その時の発生状況
情報を活用し、短時間にかつ確実に現在ヘッドが位置す
るゾーンを見つけだし光ディスクドライブ装置の基準同
期周波数を決定できる。また本発明ではドライブ装置の
ファームウェアーの変更だけで対処でき、特殊なフォー
マット処理をしたメディアやドライブ回路の大幅な変更
を必要としない。この様に本発明は簡単にかつ効率的に
ゾーンアクセス処理を行いホストコンピュータに対する
光ディスクドライブ装置の応答速度の低下を防ぎ、その
効果は絶大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明請求項第1項記載によるゾーンアクセス
方法フローチャート図。
【図2】ゾーンアクセス優先順位決定処理の1実施例フ
ローチャート図。
【図3】ゾーンアクセス優先順位決定処理の別実施例フ
ローチャート図。
【図4】本発明請求項第2項記載によるゾーンアクセス
方法フローチャート図。
【図5】隣接ゾーンアクセス順位決定処理1実施例フロ
ーチャート図。
【図6】隣接ゾーンアクセス順位決定処理別実施例フロ
ーチャート図。
【図7】本発明請求項第3項記載による隣接ゾーンアク
セス順位決定処理フローチャート図。
【図8】履歴変数更新処理フローチャート図。
【図9】本発明税休項第4項記載によるゾーンアクセス
方法フローチャート図。
【図10】トラック検索処理フローチャート図。
【図11】ゾーンアクセス処理の1実施例フローチャー
ト図。
【図12】本発明請求項第5項によるゾーンアクセス処
理フローチャート図。
【図13】ゾーン記録方式光メディアセクター配置図。
【図14】連続溝方式光メディア構造図。
【図15】セクター構造図。
【図16】本発明の光ディスクドライブ回路ブロック図
【図17】全和信号波形図。
【図18】インデックス信号、ミラーマーク検出信号タ
イミング図。
【図19】従来のゾーンアクセス方法のフローチャート
図。
【符号の説明】
1300  ゾーン0 1301  ゾーン1 1302  ゾーン2 1303  セクター 1400  1セクター 1401  グルーブ部 1402  ランド部 1403  プリピット 1404  ミラーマーク 1500  セクターマーク 1501  VFO1 1502  アドレスマーク 1503  ID1 1504  VFO2 1505  ID2 1506  VFO2 1507  ID3 1508  PA 1509  ミラーマーク 1510  ギャップ、フラグ、ALPC1511  
VFO3 1512  同期領域 1513  データ領域 1514  バッファー 1600  インターフェース 1601  インターフェース制御回路1602  ド
ライブ制御回路 1603  ミラーマーク検出回路 1604  R/W信号処理回路 1605  PLL制御回路 1606  光学ヘッド 1607  メディア 1608  磁界コイル 1609  スピンドルモーター 1610  全和信号 1611  差動信号 1612  ヘッド位置信号 1613  インデックス信号 1614  ミラーマーク検出信号 1615  ヘッド出力信号 1700  セクターマーク信号波形 1701  VFO信号波形 1702  アドレスマーク信号波形 1703  ミラーマーク信号波形 1800  トラック 1801  先頭セクター 1802  最終セクター 1803  プリピット領域 1804  ミラーマーク 1805  データ領域 1806  インデックス信号 1807  インデックスパルス 1808  ミラーマーク検出信号 1809  ミラーマークパルス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  光作用、または光磁気作用による記録
    再生を行う記録媒体(以下メディアと呼ぶ)を同心円状
    の複数の記録領域(以下ゾーンと呼ぶ)に分割し、前記
    ゾーンの各々でデータ記録再生時のデータ記録周波数を
    変化させる光ディスクドライブ装置に於いて、データ読
    み出し、書き込みヘッド(以下ヘッドと呼ぶ)をシーク
    対象トラックに移動するシーク中に、ヘッドが前記シー
    ク対象トラックの属するゾーン(以下対象ゾーンと呼ぶ
    )内に位置しなかった場合(以下ゾーンミス現象と呼ぶ
    )、光ディスクドライブ回路の基準同期周波数を、a)
    前記対象ゾーンに隣接する複数の隣接ゾーンで前記シー
    ク対象トラックにより近い距離にある隣接ゾーンのデー
    タ記録周波数、 b)前記対象ゾーンに隣接する複数の隣接ゾーンで前記
    シーク対象トラックにより近くない距離にある隣接ゾー
    ンのデータ記録周波数、の順序で切り換える事を特徴と
    する光ディスクドライブ装置ゾーンアクセス方法。
  2. 【請求項2】  光作用、または光磁気作用による記録
    再生を行うメディアを同心円状の複数のゾーンに分割し
    、前記ゾーンの各々でデータ記録再生時のデータ記録周
    波数を変化させる光ディスクドライブ装置に於いて、a
    )光ディスクドライブ回路の一部にゾーンミス現象履歴
    情報を記憶するメモリー領域を設け、b)ヘッドをシー
    ク対象トラックに移動するシーク中に前記ヘッドが前記
    ゾーンミス現象を発生した場合、前記メモリー領域内部
    に記録されている前記ゾーンミス現象履歴情報を参照し
    て、今回発生したゾーンミス現象発生後に前記ヘッドが
    位置するゾーンを推測し、前記光ディスクドライブ回路
    の基準同期周波数の設定を前記の推定ゾーンのデータ記
    録周波数に切り換え、c)今回のゾーンミス現象情報で
    前記メモリー領域内の前記ゾーンミス現象履歴情報を更
    新する事を特徴とする光ディスクドライブ装置ゾーンア
    クセス方法。
  3. 【請求項3】  光作用、または光磁気作用による記録
    再生を行うメディアを同心円状の複数のゾーンに分割し
    、前記ゾーンの各々でデータ記録再生時のデータ記録周
    波数を変化させる光ディスクドライブ装置に於いて、a
    )光ディスクドライブ回路の一部にゾーンミス現象履歴
    情報をそのゾーンミス現象発生時のヘッドシーク方向別
    に区分して記憶するメモリー領域を設け、b)ヘッドを
    シーク対象トラックに移動するシーク中に前記ヘッドが
    前記ゾーンミス現象を発生した場合、前記メモリー領域
    内部に記録されている情報のうち、今回のゾーンミス現
    象発生時のヘッドシーク方向と一致する前記ゾーンミス
    現象履歴情報を参照して、今回発生したゾーンミス現象
    後に前記ヘッドが位置するゾーンを推測し、前記光ディ
    スクドライブ回路の基準同期周波数を前記推定ゾーンの
    データ記録周波数に切り替え、c)今回のゾーンミス現
    象情報で前記メモリー領域内の前記ゾーンミス現象履歴
    情報を更新する事を特徴とする光ディスクドライブ装置
    ゾーンアクセス方法。
  4. 【請求項4】  光作用、または光磁気作用による記録
    再生を行うメディアを同心円状の複数のゾーンに分割し
    、前記ゾーンの各々でデータ記録再生時のデータ記録周
    波数を変化させる光ディスクドライブ装置に於いて、ヘ
    ッドをシーク対象トラックに移動するシーク中にゾーン
    ミス現象が発生した時、前記メディアの現在前記ヘッド
    が位置するトラックに配置された光量補正領域(以下ミ
    ラーマークと呼ぶ)の個数を計測し、その個数に基づい
    て前記光ディスクドライブ装置の基準同期周波数を切り
    換える事を特徴とする光ディスクドライブ装置ゾーンア
    クセス方法。
  5. 【請求項5】  光作用、または光磁気作用による記録
    再生を行うメディアを同心円状の複数のゾーンに分割し
    、前記ゾーンの各々でデータ記録再生時のデータ記録周
    波数を変化させる光ディスクドライブ装置に於いて、ヘ
    ッドをシーク対象トラックに移動するシーク中にゾーン
    ミス現象が発生した時、前記メディアの現在前記ヘッド
    が位置するトラックに配置されたミラーマークの発生周
    期を測定し、その周期に基づいて前記光ディスクドライ
    ブ装置の基準同期周波数を切り換える事を特徴とする光
    ディスクドライブ装置ゾーンアクセス方法。
JP12754091A 1990-08-22 1991-05-30 光ディスクドライブ装置ゾーンアクセス方法 Pending JPH04228117A (ja)

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EP19910114108 EP0474052B1 (en) 1990-08-22 1991-08-22 Zone access method in an optical disk drive apparatus
US08/000,520 US5245595A (en) 1990-08-22 1993-01-04 Zone miss recovery system for disk drives using a modified constant angular velocity (MCAV) method of data recording

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JP2-221940 1990-08-23
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