JPH04227698A - 液体洗剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、液体洗剤組成物に関す
るものである。詳細には、本発明は、濃縮された液体洗
剤組成物に関するものである。

【０００２】

【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】濃縮さ
れた液体洗剤組成物を処方しかつ使用する場合、しばし
ば粘度の問題および／または分散性の問題および／また
は発泡の問題が観察される。

【０００３】陰イオン型洗浄性表面活性剤をエトキシル
化された非イオン型洗浄性表面活性剤と組合せて含む濃
縮された液体洗剤組成物を処方することがＧＢ１，５４
２，６９７　号公報から知られている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、（ａ）　　１
０〜３０重量％の水； （ｂ）　　１種もしくはそれ以上の非イオン型表面活性
物質を必要に応じ１種もしくはそれ以上の陰イオン型表
面活性物質と組合せて含み、非イオン型表面活性物質と
陰イオン型表面活性物質（存在する場合）との重量比が
２：１より大である、５５〜８５重量％の洗剤活性物質
；及び （ｃ）　　０．１〜１０重量％のポリエチレングリコー
ルを含む液体洗剤組成物を提供する。

【０００５】本発明の組成物に使用するのに適した非イ
オン型表面活性剤として、特に疎水性基と反応性水素原
子とを有する化合物（たとえば脂肪族アルコール、酸、
アミドもしくはアルキルフェノール）と酸化アルキレン
（特に酸化エチレン単独或いは酸化プロピレンと酸化エ
チレンの組み合わせ）との反応生成物が挙げられる。特
定の非イオン型洗剤化合物はアルキル（Ｃ６　−Ｃ１８
）第一級もしくは第二級線状もしくは分枝鎖アルコール
と、酸化エチレン、並びに酸化プロピレンとエチレンジ
アミンの反応生成物と酸化エチレンとの縮合による生成
物との反応生成物である。他のいわゆる非イオン型洗剤
化合物として長鎖の第三アミン酸化物、長鎖の第三ホス
フィン酸化物およびジアルキルスルホキシドが挙げられ
る。

【０００６】好ましくは非イオン型表面活性物質の量は
組成物に対し３０〜８５重量％、より好ましくは４０〜
８０％、特に好ましくは好ましくは５０〜６５％である
。

【０００７】非イオン型表面活性物質の他に、本発明に
よる組成物は、陰イオン型、陽イオン型、双性イオン型
および両性イオン型のもの、並びに（互いに相容性であ
れば）その混合物から選択される１種もしくはそれ以上
の他の洗剤活性物質を含むこともできる。たとえば、こ
れらはＳｃｈｗａｒｔｚ　＆　Ｐｅｒｒｙによる「Ｓｕ
ｒｆａｃｅ　Ａｃｔｉｖｅ　Ａｇｅｎｔｓ　」第Ｉ巻、
Ｉｎｔｅｒｓｃｉｅｎｃｅ社（１９４９）およびＳｃｈ
ｗａｒｔｚ，　Ｐｅｒｒｙ　＆　Ｂｅｒｃｈ　による「
Ｓｕｒｆａｃｅ　Ａｃｔｉｖｅ　Ａｇｅｎｔｓ　」第Ｉ
Ｉ巻（Ｉｎｔｅｒｓｃｉｅｎｃｅ社　１９５８）に、或
いはＭｃＣｕｔｃｈｅｏｎ　ｄｉｖｉｓｉｏｎ　ｏｆ　
Ｍａｎｕｆａｃｔｕｒｉｎｇ　Ｃｏｎｆｅｃｔｉｏｎｅ
ｒｓ　Ｃｏｍｐａｎｙにより出版された「ＭｃＣｕｔｃ
ｈｅｏｎ′ｓ　　Ｅｍｕｌｓｉｆｉｅｒｓ　＆　Ｄｅｔ
ｅｒｇｅｎｔｓ　」の最新版に、或いは「Ｔｅｎｓｉｄ
−Ｔａｓｃｈｅｎｂｕｒｃｈ　」，　Ｈ．　Ｓｔａｃｈ
ｅ，第２版、Ｃａｒｌ　Ｈａｎｓｅｒ　Ｖｅｒｌａｇ出
版、　Ｍｕｎｃｈｅｎ　＆　Ｗｉｅｎ，（１９８１）　
に記載された各種、各亜種および特定の物質から選択す
ることができる。

【０００８】好適な陰イオン型表面活性剤は、一般に約
８〜約２２個の炭素原子を有するアルキル基を持った、
アルカリ金属の水溶性有機サルフェートおよびスルホネ
ートであり、「アルキル」という用語は高級アシル基の
アルキル部分を含むものとして使用される。適する合成
陰イオン型洗剤化合物の例はナトリウムおよびカリウム
のアルキルサルフェート、特にたとえば牛脂油もしくは
ココ椰子油から生成される高級（Ｃ８　〜Ｃ１８）アル
コールを硫酸化して得られたもの；ナトリウムおよびカ
リウムのアルキル（Ｃ９　〜Ｃ２０）ベンゼンスルホネ
ート、特にナトリウムの線状第二級アルキル（Ｃ１０　
〜Ｃ１５）ベンゼンスルホネート；ナトリウムのアルキ
ルグリセリルエーテルサルフェート、特に牛脂油もしく
はココ椰子油から得られた高級アルコールおよび石油か
ら得られた合成アルコールのエーテル類；ナトリウムの
椰子油脂肪モノグリセリドサルフェートおよびスルホネ
ート；高級（Ｃ８　〜Ｃ１８）脂肪族アルコール−酸化
アルキレン（特に酸化エチレン）反応生成物である硫酸
エステルのナトリウムおよびカリウム塩；イセチオン酸
でエステル化されかつ水酸化ナトリウムで中和された、
たとえばココ椰子脂肪酸のような脂肪酸の反応生成物；
メチルタウリンの脂肪酸アミドのナトリウムおよびカリ
ウム塩；α−オレフィン（Ｃ８　〜Ｃ２０）を重亜硫酸
ナトリウムと反応させて得られるものおよびパラフィン
をＳＯ２　およびＣｌ２　と反応させ、次いで塩基によ
り加水分解してランダムスルホネートを生成させて得ら
れるものなどのアルカンモノスルホネート；並びにオレ
フィンスルホネート（この用語はオレフィン、特にＣ１
０〜Ｃ２０α−オレフィンをＳＯ３　と反応させ、次い
で中和すると共に反応生成物を加水分解して作成された
物質を記載するため使用される）である。（Ｃ１１〜Ｃ
１５）アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム及び（Ｃ
１６〜Ｃ１８）アルキル硫酸ナトリウムが好ましい陰イ
オン型洗剤化合物である。

【０００９】さらに、しばしば好適であるが、脂肪酸の
アルカリ金属石鹸、特に８〜１８個の炭素原子を有する
酸（たとえばオレイン酸、リシノレイン酸、並びにヒマ
シ油、菜種油、落花生油、ココ椰子油、パーム核油もし
くはその混合物から得られる脂肪酸）の石鹸も挙げられ
る。これら酸のナトリウムもしくはカリウム石鹸を好適
に使用することができる。

【００１０】好適な陰イオン型表面活性物質はアルコキ
シル化されたアルキル（Ｃ６　〜１８、１〜１０ＥＯ）
サルフェート、たとえばラウリルエーテル（３ＥＯ）サ
ルフェートである。陰イオン型表面活性物質の好適な量
は組成物に対し２〜２０重量％、より好ましくは５〜１
５％である。

【００１１】好ましくは、非イオン型表面活性物質と陰
イオン型表面活性物質との重量比は２：１より大、より
好ましくは４：１より大、特に好ましくは５：１〜１０
：１の範囲である。

【００１２】本発明の組成物は０．１〜１０重量％のポ
リエチレングリコール、より好ましくは０．５〜５％、
特に好ましくは１〜３％のポリエチレングリコールを含
む。好適なポリエチレングリコールは　１００〜１０，
０００、より好ましくは　５００〜５，０００　、特に
好ましくは　１，０００〜２，５００　の分子量を有す
る。

【００１３】本発明による好ましい組成物は０．５〜１
５重量％、より好ましくは２〜１０％、特に好ましくは
３〜８％の水混和性溶剤を含む。水混和性溶剤の例は低
級脂肪族モノアルコール、ジエチレングリコールおよび
低級モノ脂肪族モノアルコールのエーテル、並びにその
混合物である。好ましい水混和性溶剤はエタノールであ
る。

【００１４】他の好適な溶剤はたとえば２−ブトキシエ
タノール、ブチルカルビトール、ジエチレングリコール
、エチレングリコール、２−エトキシエタノール、ヘキ
シレングリコール、イソプロピルアルコールおよびプロ
ピレングリコールである。

【００１５】一般に、本発明による組成物の粘度は２１
ｓ−１にて好ましくは２，０００　ｍＰａ．ｓ　未満、
より好ましくは１，０００　ｍＰａ．ｓ　未満、特に好
ましくは１０〜５００　ｍＰａ．ｓ、最も好ましくは２
０〜３００　ｍＰａ．ｓの範囲である。 好ましくは、本発明による組成物のｐＨは４〜１２、よ
り好ましくは５〜１１、特に好ましくは６〜１０の範囲
である。

【００１６】本発明の組成物は好ましくは等方性であり
、すなわち全成分が系中に実質的に可溶化されているか
或いはミセルの形態で存在する。さらに、好ましくは、
本発明の組成物は透明もしくは半透明である。

【００１７】本発明の組成物には、好ましくは組成物に
対し０〜２８重量％の量でビルダーを存在させることも
できる。

【００１８】存在させる場合、燐含有の無機洗剤ビルダ
ーの例は水溶性の塩、特にアルカリ金属のピロ燐酸塩、
オルト燐酸塩、ポリ燐酸塩およびホスホン酸塩である。 無機燐酸ビルダーの特定例はナトリウムおよびカリウム
のトリポリ燐酸塩、燐酸塩およびヘキサメタ燐酸塩であ
る。ホスホン酸金属封鎖性ビルダーも使用することがで
きる。

【００１９】燐を含有しない無機洗剤ビルダーの例は、
存在させる場合、水溶性アルカリ金属の炭酸塩、重炭酸
塩、珪酸塩、並びに結晶質および非晶質アルミノシリケ
ートである。特定例は炭酸ナトリウム（方解石種晶を伴
う或いは伴わない）、炭酸カリウム、ナトリウムおよび
カリウムの重炭酸、シリケート、並びにゼオライトであ
る。

【００２０】有機洗剤ビルダーの例は、存在させる場合
、アルカリ金属、アンモニウムおよび置換アンモニウム
のポリアセテート、カルボキシレート、ポリカルボキシ
レート、ポリアセチルカルボキシレートおよびポリヒド
ロキシスルホネートである。特定例はエチレンジアミン
テトラ酢酸、ニトリロ三酢酸、オキシジコハク酸、メリ
チン酸、ベンゼンポリカルボン酸およびクエン酸のナト
リウム、カリウム、リチウム、アンモニウムおよび置換
アンモニウム塩である。

【００２１】好ましくは水溶性ビルダー、特に好ましく
はクエン酸ビルダーが使用される。ビルダー物質の量は
好ましくは０〜２５％、より好ましくは１〜１０％、特
に好ましくは２〜８％である。

【００２２】上記成分の他に多くの適宜の成分も存在さ
せることができ、たとえばアルカノールアミド（特にパ
ーム核脂肪酸およびココ椰子脂肪酸から誘導されるモノ
エタノールアミド）のような起泡促進剤、たとえば粘土
、アミンおよびアミン酸化物のような布柔軟剤、漂白剤
、漂白先駆体、起泡抑制剤、たとえば硫酸ナトリウムの
ような無機塩、並びに一般に極めて少量で存在させる蛍
光剤、香料、酵素、たとえばプロテアーゼ、アミラーゼ
およびリパーゼ［リポラーゼ（商標）、ノボ社を包含す
る］、殺菌剤および着色料である。

【００２３】本発明の組成物は、液体洗剤組成物の製造
に適する混合技術のどれによっても作成することができ
る。或る種の用途では、ポリエチレングリコールの添加
前に混合物を加熱して調製することが有効である。好ま
しくは、ポリエチレングリコールを３０〜６０℃、特に
好ましくは３５〜５０℃の温度で添加する。好適な添加
順序は次の通りである：非イオン型表面活性剤、陰イオ
ン型表面活性剤（存在させる場合）、蛍光剤（存在させ
る場合）、次いで約４０℃の温度まで加熱、次いでポリ
エチレングリコールの添加、次いでこの成分の融点まで
さらに加熱、次いで混合物を３０℃未満の温度まで冷却
、次いでエタノールおよび香料（存在させる場合）の添
加、次いで水および酵素のプレミックス（存在させる場
合）の添加。

【００２４】使用に際し、本発明の組成物を水で希釈し
て、衣類を洗濯するための洗濯液を形成することができ
る。好ましくは、洗濯液は０．１〜５重量％の本発明に
よる液体洗剤組成物を含有する。本発明による組成物は
特に、一般に冷水洗濯の諸国で使用されるトップ・ロー
ディング洗濯機で使用するのに適している。

【００２５】

【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明する
。

【００２６】上記のように好ましい順序で示した成分を
混合することにより、次の混合物を作成した。ポリエチ
レングリコールの添加前に、混合物を４０〜５０℃の温
度まで加熱した。

【００２７】 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　組成物３　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　ｍＷ　　　Ｔｉｎｏ
ｐａｌ　　　　　重量％　　　　　　ＮＩ１　　　ＡＩ
２　　　ＥｔＯＨ　　ＰＥＧ　　ＰＥＧ　　ＣＢＳ　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１　　
　　　　　６１．５　　　　７．５　　　　　　　４．
４　　　　　　−　　　　　　−　　　　　０．１５　
　　　　　　　　２　　　　　　　６１．５　　　　７
．５　　　　　　　４．４　　　　　１．５　　　　　
　４００　　　　０．１５　　　　　　　　　３　　　
　　　　６１．４　　　　７．５　　　　　　　４．４
　　　　　１．４　　　　　１５００　　　　０．１５
　　　　　　　　　４　　　　　　　６１．３　　　　
７．５　　　　　　　４．３　　　　　１．４　　　　
　４０００　　　　０．１５　　　　　　　　　５　　
　　　　　５９．８　　　　７．３　　　　　　　４．
２　　　　　　−　　　　　　−　　　　　０．１５　
　　　　　　　　６　　　　　　　６０．０　　　　７
．４　　　　　　　４．２　　　　　１．８　　　　　
　４００　　　　０．１５　　　　　　　　　７　　　
　　　　５９．９　　　　７．３　　　　　　　４．４
　　　　　１．８　　　　　１５００　　　　０．１５
　　　　　　　　　８　　　　　　　６０．０　　　　
７．４　　　　　　　４．２　　　　　１．８　　　　
　４０００　　　　０．１５　　　　　　　　　９　　
　　　　　５８．６　　　　７．２　　　　　　　４．
１　　　　　　−　　　　　　−　　　　　０．１５　
　　　　　　１０　　　　　　　５８．７　　　　７．
２　　　　　　　４．１　　　　　２．２　　　　　　
４００　　　　０．１５　　　　　　　１１　　　　　
　　５８．７　　　　７．２　　　　　　　４．１　　
　　　２．１　　　　　１５００　　　　０．１５　　
　　　　　１２　　　　　　　５８．７　　　　７．２
　　　　　　　４．２　　　　　２．１　　　　　４０
００　　　　０．１５　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　註　　（１）　　非イオン型ソフタノール（Ｓｏｆ
ｔａｎｏｌ）７０、ジャパン・キャタリチック社。

【００２８】（２）　　ドバノール（Ｄｏｂａｎｏｌ　
）２５−３Ｓ、１００％、シェル社。

【００２９】（３）　　組成物の残部は水である。

【００３０】得られた組成物は次の外観と冷水における
分散性とを有した。

【００３１】 　　　　　　　　組　　成　　物　　　　　　　　外　
　観　　　　　　　　分　　散　　性　　　　　　　　
　　　　１　　　　　　　　　　　　透明液　　　　　
　　　　　不　　良　　　　　　　　　　　　２　　　
　　　　　　　　　透明液　　　　　　　　　　若干不
良　　　　　　　　　　　　３　　　　　　　　　　　
　粘　　性　　　　　　　　　　　　可　　　　　　　
　　　　　４　　　　　　　　　　　　粘　　性　　　
　　　　　　　良　　好　　　　　　　　　　　　５　
　　　　　　　　　　　粘　　性　　　　　　　　　　
極めて不良　　　　　　　　　　　　６　　　　　　　
　　　　　透明液　　　　　　　　　　若干不良　　　
　　　　　　　　　７　　　　　　　　　　　　透明液
　　　　　　　　　　良　　好　　　　　　　　　　　
　８　　　　　　　　　　　　粘　　性　　　　　　　
　　　良　　好　　　　　　　　　　　　９　　　　　
　　　　　　　ゲ　　ル　　　　　　　　　　極めて不
良　　　　　　　　　　１０　　　　　　　　　　　　
透明液　　　　　　　　　　若干不良　　　　　　　　
　　１１　　　　　　　　　　　　透明液　　　　　　
　　　　良　　好　　　　　　　　　　１２　　　　　
　　　　　　　粘　　性　　　　　　　　　　良　　好
この例は、ポリエチレングリコールを含まない組成物は
一般に分散性が不良であることを示し（組成物１、５、
９）、さらにしばしば透明でも液体でもないことを示し
ている。ポリエチレングリコールを混入することにより
、一般に分散性の向上を観察することができる。良好な
外観と良好な分散性とを有する最良の組合せは、　１，
０００〜２，５００　の分子量を有するポリエチレング
リコールを用いて得られる（組成物３、７および１１）
。

【００３２】組成物２〜４、６〜８および１０〜１２は
、冷水と共にトップ・ローディング洗濯機で使用する際
に良好な洗浄性を示すが、過度に発泡しない。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　（ａ）　　１０〜３０重量％の水；（
   ｂ）　　１種もしくはそれ以上の非イオン型表面活性物
   質を必要に応じ１種もしくはそれ以上の陰イオン型表面
   活性物質と組合せて含み、非イオン型表面活性物質と陰
   イオン型表面活性物質（存在する場合）との重量比が２
   ：１より大である、５５〜８５重量％の洗剤活性物質；
   及び （ｃ）　　０．１〜１０重量％のポリエチレングリコー
   ルを含む液体洗剤組成物。