JPH04227127A - データ放送受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はデータ放送受信装置に関
し、例えば自動車等の移動体に搭載されるナビゲーシヨ
ンシステムに適用して好適なものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、自動車に搭載されるナビゲーシヨ
ンシステムにおいては、例えばジヤイロ装置や衛星によ
る位置検出装置を用いて自車の位置を検出し、この結果
得られる位置情報を表示画面上に映出された道路地図に
重ねて表示するようになされている。

【０００３】実際上道路地図はＣＤ−ＲＯＭ等でなる大
容量記憶手段に記憶されており、検出された位置情報に
応じて現在位置近傍の道路地図を読み出すことにより、
時々刻々変化する位置情報を最適な道路地図上に重ねて
表示し得るようになされている。

【０００４】なおこのようなナビゲーシヨンシステムで
は、予めＣＤ−ＲＯＭに記憶された道路地図を読み出す
ため、新しく開通した道路や追加変更された交通規制等
を現在位置近傍の道路地図として表示することができな
い難点があつた。

【０００５】ここで近来、例えばＰＳＫ（ｐｈａｓｅ　
ｓｈｉｆｔ　ｋｅｙｉｎｇ）　変調したデイジタルデー
タを独立搬送波でＦＭラジオ放送に多重化するデータ放
送方式があり、このデイジタルデータとして予め連続的
に区画化された道路地図及びその道路地図を表す地図番
号や地名等の地図情報と、地図内の道路交通情報とを１
情報単位として、順次各区画の道路交通情報を放送する
ようになされた道路交通情報システムが提案されている
。

【０００６】従つてナビゲーシヨンシステムにおいても
、上述のようなデータ放送を受信し得るようになされた
データ放送受信装置を内蔵し、ＣＤ−ＲＯＭに記憶され
た道路地図に加えて、データ放送を受信して得られる道
路地図を利用するようにすれば、道路交通情報に加えて
最新の道路地図上に位置情報を重ねて表示することがで
き、ユーザの使い勝手を格段的に向上し得ると考えられ
る。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】ところで上述のような
データ放送を受信するデータ放送受信装置１は、図３に
示すように構成されており、ＦＭラジオ放送に多重化さ
れて放送されてなるデータ放送がアンテナ２で受信され
ＦＭ放送信号Ｓ１としてチユーナ回路３に入力される。

【０００８】このデータ放送としては道路地図及びそん
道路地図を表す地図情報でなるデイジタルデータがＰＳ
Ｋ変調され、独立搬送波を有するデイジタル信号として
ＦＭラジオ放送に多重化されて放送されている。

【０００９】このチユーナ回路３にはユーザが操作パネ
ル４を操作して指定したチヤンネル番号信号Ｃ１が、シ
ステム制御回路５を通じて選局情報Ｃ２として入力され
、これによりチユーナ回路３はユーザが指定したチヤン
ネル番号Ｃ１のＦＭラジオ放送を選局し、この結果得ら
れる選局放送信号Ｓ２が復調回路６に入力される。

【００１０】復調回路６はバンドパスフイルタやＰＳＫ
復調器を含んで構成されており、選局放送信号Ｓ２に含
まれるＰＳＫ変調されたデイジタル信号成分を抽出する
と共に、このデイジタル信号成分をＰＳＫ復調して道路
地図でなるデイジタルデータＤ１を得これをメモリ７に
書き込む。

【００１１】このデータ放送受信装置１の場合、ユーザ
がメモリ７に記憶した道路地図でなるデイジタルデータ
Ｄ１を表示するか否かを、道路地図に応じた地図情報を
用いて操作パネル４の操作で指定し得るようになされ、
この結果得られるデータ制御信号Ｃ３がシステム制御回
路５を通じてメモリ制御回路８に入力される。

【００１２】メモリ制御回路８は、データ制御信号Ｃ３
に基づいてメモリ制御信号Ｃ４を発生し、これによりメ
モリ７に記憶された道路地図でなるデイジタルデータＤ
１の読み出しがユーザの指定に応じて制御される。なお
このメモリ制御回路８はメモリ７に対する制御結果を応
答信号としてシステム制御回路５に返送する。

【００１３】実際上ユーザの操作に応動してメモリ７か
ら読み出された道路地図でなるデイジタルデータＤ２は
、システム制御回路５から入力される表示制御信号Ｃ５
によつて制御される出力処理回路９を通じてデイスプレ
イ装置１０に送出され、このようにしてデータ放送とし
て受信した道路地図でなるデイジタルデータＤ１がデイ
スプレイ装置１０の表示画面上に表示される。

【００１４】ところがこのデータ放送受信装置１におい
ては、送られてくる全ての道路地図に対応したデイジタ
ルデータＤ１を取り込むことができる容量をメモリ７に
持たせることは実用上困難である。従つて実際には、放
送される順序でデイジタルデータＤ１をメモリ７に取り
込み、古いデイジタルデータＤ１に新しいデイジタルデ
ータＤ１を上書きするようになされている。

【００１５】この場合ユーザが必要とする道路地図でな
るデイジタルデータＤ１が新しいデイジタルデータＤ１
に上書きされてしまいメモリ７上に存在しなくなる状態
が発生し、ユーザは必要とする道路地図が再度送られて
くるまでの間待たなければならなくなり、結局ユーザの
使い勝手の点で未だ不十分であつた。

【００１６】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、従来の問題を一挙に解決して、ユーザの使い勝手を
向上し得るデータ放送受信装置を提案しようとするもの
である。

【００１７】

【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、予め連続的に区画化された道路地
図ＴＡ、ＴＢ及びその道路地図を表す地図情報でなるデ
イジタルデータＤ１を所定の変調方式で変調して放送す
るデータ放送を受信し得るようになされたデータ放送受
信装置２０において、予めユーザが必要とする道路地図
に応じた地図情報を設定入力する受信情報設定手段２２
、２３と、受信したデータ放送に含まれるデイジタルデ
ータＤ１のうち、受信情報設定手段２２、２３によつて
設定された地図情報に応じた範囲の道路地図でなるデイ
ジタルデータＤ１０を選択して記憶する記憶データ選択
手段２１とを設けるようにした。

【００１８】

【作用】受信したデータ放送に含まれるデイジタルデー
タＤ１のうち、予めユーザが設定した必要とする道路地
図に応じた地図情報に基づく道路地図でなるデイジタル
データＤ１０のみを記憶するようにしたことにより、最
小限のメモリ容量でユーザの使い勝手を格段的に向上し
得る。

【００１９】

【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。

【００２０】図３との対応部分に同一符号を付して示す
図１において、１０は全体として本発明によるデータ放
送受信装置を示し、復調回路６から得られる道路地図で
なるデイジタルデータＤ１が一旦記憶データ選択回路２
１に入力される。

【００２１】このデータ放送受信装置１０では、データ
放送として受信した道路地図でなるデイジタルデータＤ
１のうち、ユーザが必要とする道路地図を操作パネル２
２から指定し得るようになされ、これによりこの記憶デ
ータ選択回路２１においてはユーザが必要とする道路地
図及びメモリ７の余裕に応じてその周辺の道路地図でな
るデイジタルデータＤ１０を選択し、これをメモリ７に
記憶するようになされている。

【００２２】この実施例の場合、ユーザが必要とする道
路地図を操作パネル２２から指定する方法としては、図
２に示すように、現在地Ｐ１と目的地Ｐ２を表す緯度経
度情報を入力するようになされている。

【００２３】この結果システム制御回路２３は現在地Ｐ
１及び目的地Ｐ２が入力されると、この２地点間を直線
で結ぶルートが含まれる道路地図ＴＡ０、ＴＡ１、……
、ＴＡ７、ＴＡ８（図２に実線で示す）をユーザが必要
とする道路地図とみなす。

【００２４】従つてこれらの地図情報に最高の優先順位
を付加すると共に、その周辺の道路地図ＴＢ０、ＴＢ１
、……、ＴＢ１０、ＴＢ１１（図２に破線で示す）の地
図情報に周辺に行くに従つて低くなる優先順位を付加し
て記憶データ選択信号Ｃ２０を発生し、これを記憶デー
タ選択回路２１及びメモリ制御回路２４に送出する。

【００２５】これにより記憶データ選択回路２１は、デ
ータ放送として受信した道路地図でなるデイジタルデー
タＤ１のうち、入力される記憶データ選択信号Ｃ２０で
指定された道路地図でなるデイジタルデータＤ１０を選
択し、これをメモリ７に送出する。

【００２６】またメモリ制御回路２４はメモリ制御信号
Ｃ４として、優先順位が付加された地図情報をメモリ７
に送出し、これによりメモリ７はメモリの残容量を検出
しながら、まずメモリの残容量が多い場合には入力され
るデイジタルデータＤ１０の全てをメモリ７に記憶する
。

【００２７】これに対してメモリの残容量が少ない場合
には入力されるデイジタルデータＤ１０のうち、優先順
位の低いものから順に廃棄し、このようにしてメモリ７
に、ユーザが必要とする道路地図及びメモリ７の余裕に
応じてその周辺の道路地図でなるデイジタルデータＤ１
０が効率良く記憶される。

【００２８】これによりユーザが必要とする道路地図が
常にメモリ７に記憶されており、ユーザが操作パネル２
３を操作して、必要な道路地図に応じた地図情報を指定
すれば、メモリ７に記憶された道路地図がデイジタルデ
ータＤ１１として読み出され、デイスプレイ装置１０の
表示画面上に表示される。

【００２９】このようにしてこの実施例のデータ放送受
信装置１０においては、受信したデイジタルデータＤ１
のうちユーザが必要とする道路地図及びメモリ７の余裕
に応じてその周辺の道路地図でなるデイジタルデータＤ
１０を記憶するようになされて、これによりメモリ容量
を増加させることなく、ユーザの使い勝手を向上し得れ
るようになされている。

【００３０】さらにこの実施例のデータ放送受信装置１
０では、現在地Ｐ１を移動に合わせて逐次更新し得るよ
うになされており、また目的地Ｐ２と現在地Ｐ１の間隔
が遠く、２地点間を直線で結ぶルートが含まれる道路地
図の全ては取り込めないような場合、２地点間を結ぶル
ート上で十分に全ての道路地図を取り込める範囲に仮目
的地Ｐ１０を設定するようになされている。

【００３１】そして現在地Ｐ１が更新される毎に仮目的
地Ｐ１０、Ｐ１１、Ｐ１２も順次更新され、このように
して必要最小限のメモリ容量でユーザの使い勝手を格段
的に向上し得るようになされている。

【００３２】以上の構成によれば、データ放送として受
信したデイジタルデータＤ１のうちユーザが必要とする
道路地図及びメモリ７の残容量に応じてその周辺の道路
地図でなるデイジタルデータＤ１０のみを記憶するよう
にしたことにより、必要最小限のメモリ容量でユーザの
使い勝手を格段的に向上し得るデータ放送受信装置１０
を実現できる。

【００３３】なお上述の実施例においては、ユーザが必
要とする道路地図をユーザが入力した現在地及び目的地
に応じて自動的に判断する場合について述べたが、これ
に限らずユーザが直接必要とする道路地図の地図情報を
入力するようにしても良い。

【００３４】また上述の実施例においては、本発明をナ
ビゲーシヨンシステムに適用した場合について述べたが
、本発明はこれに限らず、要はテレビジヨン信号に多重
化されたものやフアクシミリ放送によるもの等種々のデ
ータ放送のデータ放送受信装置に広く適用して好適なも
のである。

【００３５】

【発明の効果】上述のように本発明によれば、受信した
データ放送に含まれるデイジタルデータのうち、予めユ
ーザが設定した必要とする道路地図に応じた範囲の道路
地図でなるデイジタルデータのみを記憶するようにした
ことにより、最小限のメモリ容量でユーザの使い勝手を
格段的に向上し得るデータ放送受信装置を実現できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例によるデータ放送受信装置を
示すブロツク図である。

【図２】ユーザが必要とする道路地図の設定方法の説明
に供する略線図である。

【図３】従来のデータ放送受信装置を示すブロツク図で
ある。

【符号の説明】

１、２０……データ放送受信装置、２……アンテナ、３
……チユーナ回路、４、２２……操作パネル、５、２３
……システム制御回路、６……復調回路、７……メモリ
、８、２４……メモリ制御回路、９……出力処理回路、
１０……デイスプレイ装置、２１……記憶データ選択回
路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】予め連続的に区画化された道路地図及び当
   該道路地図を表す地図情報でなるデイジタルデータを所
   定の変調方式で変調して放送するデータ放送を受信し得
   るようになされたデータ放送受信装置において、予めユ
   ーザが必要とする上記道路地図に応じた上記地図情報を
   設定入力する受信情報設定手段と、受信した上記データ
   放送に含まれる上記デイジタルデータのうち、上記受信
   情報設定手段によつて設定された上記地図情報に応じた
   範囲の上記道路地図でなる上記デイジタルデータを選択
   して記憶する記憶データ選択手段とを具えることを特徴
   とするデータ放送受信装置。