JPH04226743A - 高さ調整可能な椅子支柱のためのプラスチック製案内ブシュに設けられる滑動面の製造方法 - Google Patents

高さ調整可能な椅子支柱のためのプラスチック製案内ブシュに設けられる滑動面の製造方法

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JPH04226743A
JPH04226743A JP3182539A JP18253991A JPH04226743A JP H04226743 A JPH04226743 A JP H04226743A JP 3182539 A JP3182539 A JP 3182539A JP 18253991 A JP18253991 A JP 18253991A JP H04226743 A JPH04226743 A JP H04226743A
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guide
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Hans-Juergen Bauer
ハンス　ユルゲン　バウアー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、案内ブシュを備えた案
内管と案内管の滑動面にて円筒状のケーシングにより案
内されるガススプリングとを有している高さ調整可能な
椅子支柱のためのプラスチック製案内ブシュに設けられ
る滑動面の製造方法であって、案内ブシュと共通の中心
縦軸線との加工前の間隔がケーシングの半径よりも小さ
く且つ案内ブシュと共通の中心縦軸線との加工後の間隔
がケーシングの半径と等しいかわずかに大きいような案
内ブシュの内面を切削加工することにより前記滑動面を
形成させるための前記製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の案内ブシュの滑動面を製造する
際の基本的な問題は、射出成形の際に案内ブシュの内面
がガススプリングのケーシングに対してアンダーサイズ
で形成されることにある。この場合、所望の寸法を得る
ために滑動ブシュは穴ぐりされる。経験によれば、この
場合の精度は満足のいくものでないことが往々にしてあ
り、ガススプリングのケーシングと案内ブシュの間の案
内特性及び滑動特性も満足なものにならない。椅子の場
合、椅子支柱に作用する横方向の力が比較的大きいので
、製造精度が悪く公差が大きすぎると、案内特性及び滑
動特性に不具合が生じる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ガス
スプリングのケーシングに対する滑動面の寸法精度を高
くすることができ、且つ高品質の表面、即ち粗さが少な
い表面を得ることができるようなこの種の製造方法を提
供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、切削加工前の内面に、中心縦軸線までの間
隔が滑動面と中心縦軸線との間隔よりも大きいようなへ
こみ部を備えさせること、切削加工をブローチ加工によ
り行うことを特徴とするものである。
【０００５】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付の図面を用いて
説明する。
【０００６】案内ブシュ１は、高さ調整可能な椅子支柱
の案内管２のなかに設けられている。この種の椅子支柱
は例えば欧州特許公開第０３２５７２６号公報（米国特
許第４８９９９６９号公報）から知られている。
【０００７】案内ブシュ１は滑動ブシュ３を有している
。滑動ブシュ３の外面には、中心縦軸線４に対して半径
方向外側へ突出するリブプレート５が一体成形されてい
る。このリブプレート５により案内ブシュ１は半径方向
にて案内管２の内壁６で支持されている。上部リングフ
ランジ７は、案内ブシュ１を軸方向にて案内管２に対し
て位置固定させている。案内ブシュ１は他の部分におい
てプレスばめにより案内管２のなかに挿入されている。
【０００８】滑動ブシュ３の内面８には、ガススプリン
グ１０のケーシング９が中心縦軸線４の方向へ移動可能
に案内されている。ガススプリング１０は案内管２及び
案内ブシュ１とともに、前記の高さ調整可能な椅子支柱
を形成している。ガススプリング１０のケーシング９は
ガススプリング１０の直接のケーシングであってもよい
が、前記欧州特許公開第０３２５７２６号公報（米国特
許第４８９９９６９号公報）から知られているように、
ガススプリング１０を取り囲む付加的な担持管であって
もよい。
【０００９】案内ブシュ１はプラスチックから成り、例
えばポリアセタールから成るのが有利であり、射出成形
により一体的に成形されている。内面８は、射出成形後
ガススプリング１０の円筒状のケーシング９に対してア
ンダーサイズに構成されている。このアンダーサイズが
必要なのは、切削過程において、案内ブシュ１の滑動ブ
シュ３がケーシング９のための案内面として用いられる
非常に正確に寸法取りされた内面８を備えることができ
るようにするためである。
【００１０】図２と図３からわかるように、案内ブシュ
１の内面８は前記切削過程の前に多角形に形成されてい
る。即ち正多角形に形成されており、その中心軸線は中
心縦軸線４と一致する。例えば正１２角形の形状に形成
されている。即ち隅角部が中心縦軸線４に関してへこみ
部１２を形成するような面１１によって形成される。従
って、中心縦軸線４と各へこみ部１２との間隔Ｒ１２は
中心縦軸線４と面１１との最小間隔Ｒ１１よりも大きい
。この場合最小間隔Ｒ１１は２個の隅角部、即ち２個の
へこみ部１２の間の中央にある。円筒状のケーシング９
の半径Ｒ９に比較するとＲ１２＞Ｒ９＞Ｒ１１である。
【００１１】前述のように構成される滑動ブシュ３の内
面８は、切削寸法取りの範囲内でブローチ加工方法によ
り加工される。即ち全周にわたって延び円形の歯を備え
たブローチ歯を有しているブローチにより加工される。 この場合、図４に示すように（図４ではかなり拡大して
示した）、面１１に、中心縦軸線４に関して対称に配置
される部分円筒面１３がブローチ加工される。部分円筒
面１３の半径はＲ１３である。ここでＲ１２＞Ｒ１３≧
Ｒ９である。この場合Ｒ１３はたかだか数百分の一ミリ
メートルで、例えば五百分の一ミリメートル以下で、Ｒ
９よりも大きい。このブローチ加工では、面１１から部
分領域が取り去られる。これらの、部分円筒面１３によ
って形成される部分領域は、それぞれその間にあるへこ
み部１２によって互いに分割されている。従って、それ
ぞれの面１１から取り除かれる削り屑の最大幅は、部分
円筒面１３の最大幅ａに相当している。隣接する面１１
から取り除かれた削り屑は、面１１の間にあるへこみ部
１２の領域で堰き止められる。このように部分円筒面１
３をブローチ加工することにより、部分円筒面１３を非
常に滑らかに高品質の表面を備えるようにブローチ加工
させることができる。なぜなら、ブローチ加工の際に生
じるプラスチックの削り屑の排出が良好になるからであ
る。プラスチックの削り屑がブローチ工具の切削歯と滑
動ブシュ３の内面８との間にひっかかって、滑動ブシュ
３の表面を損傷させる危険はない。部分円筒面１３全体
は、ガススプリング１０のケーシング９に対する滑動ブ
シュの本来の案内面を形成する。
【００１２】残っている溝状のへこみ部１２は潤滑溝と
して、即ち潤滑油の備蓄空間として使用することができ
る。これは非常に簡単に可能になり、例えば滑動ブシュ
３の、リングフランジ７とは逆の側の下部領域に、内側
へ突出する縁１５を成形し、その内径をブローチ加工後
同様にＲ１３にすればよい。この縁１５は、潤滑溝また
は潤滑ポケットとして用いられるへこみ部１２を下部で
密封し、従って潤滑油１４が下方へ排出されることがな
い。
【００１３】次に、本発明の実施態様を列記しておく。
【００１４】（１）ブローチ加工のために、円形の刃を
備えたブローチ工具を使用することを特徴とする、請求
項１に記載の製造方法。
【００１５】（２）切削加工前の内面（８）の横断面が
多角形列に対応していることを特徴とする、請求項１に
記載の製造方法。
【００１６】（３）切削加工前の内面（８）が、中心縦
軸線（４）に関して対称な規則的な多数の隅角部の横断
面を有していることを特徴とする、上記第２項に記載の
製造方法。
【００１７】（４）へこみ部（１２）の間に、中心縦軸
線（４）に関し円対称に配置される部分円筒面（１３）
をブローチ加工により形成させることを特徴とする、請
求項１または上記第１項から第３項までのいずれか１つ
に記載の製造方法。
【００１８】（５）へこみ部（１２）を潤滑油（１４）
のための備蓄チェンバーとして使用することを特徴とす
る、請求項１または上記第１項から第４項までのいずれ
か１つに記載の製造方法。
【００１９】（６）少なくとも滑動面（面１３）の一端
にてへこみ部（１２）を密封することを特徴とする、上
記第５項に記載の製造方法。
【００２０】
【発明の効果】切削加工としてブローチ加工を採用する
ことにより極めて高い精度が得られ、しかも加工時間が
非常に短くなる。なぜならブローチ加工の場合、多数の
刃を備えたブローチ工具を１回通過させるだけで所望の
面を完全に形成させることができるからである。他方、
加工されるべき内面の構成により、それぞれ２個の隣接
するへこみ部の間にだけ削り屑が切り出される。これに
より、内面の全周にわたって丸く一貫した削り屑が削り
だされて滑動ブシュの表面または内面を押圧し、これを
損傷させることが防止される。従って、本発明による方
法によって滑動面の全体に生じるように切削される部分
円筒面は極めて高精度に且つ高品質の表面を備えるよう
にブローチ加工される。
【００２１】ブローチ加工後に残るへこみ部は異なる任
意の横断面の溝の形状を有することができ、潤滑油のチ
ェンバーとして用いることができる。従ってこれにより
付加的な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】案内管と案内ブシュとガススプリングのケーシ
ングとを備えた高さ調整可能な椅子支柱の一部分の断面
図である。
【図２】内面を加工する前の案内ブシュの縦断面図であ
る。
【図３】図２の平面図である。
【図４】切削過程後の案内ブシュの部分横断面図である
。
【符号の説明】
１　　　　　　　　　　案内ブシュ ２　　　　　　　　　　案内管 ４　　　　　　　　　　中心縦軸線 ８　　　　　　　　　　案内ブシュの内面９　　　　　
　　　　　ガススプリングのケーシング１０　　　　　
　　　ガススプリング １２　　　　　　　　へこみ部 １３　　　　　　　　部分円筒面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】　　案内ブシュ（１）を備えた案内管（２
    ）と案内管（２）の滑動面にて円筒状のケーシング（９
    ）により案内されるガススプリング（１０）とを有して
    いる高さ調整可能な椅子支柱のためのプラスチック製案
    内ブシュに設けられる滑動面の製造方法であって、案内
    ブシュ（１）と共通の中心縦軸線（４）との加工前の間
    隔（Ｒ１１）がケーシング（９）の半径（Ｒ９）よりも
    小さく且つ案内ブシュ（１）と共通の中心縦軸線（４）
    との加工後の間隔（Ｒ１３）がケーシング（９）の半径
    （Ｒ９）と等しいかわずかに大きいような案内ブシュ（
    １）の内面（８）を切削加工することにより前記滑動面
    を形成させるための前記製造方法において、切削加工前
    の内面（８）に、中心縦軸線（４）までの間隔（Ｒ１２
    ）が滑動面（１３）と中心縦軸線（４）との間隔よりも
    大きいようなへこみ部（１２）を備えさせること、切削
    加工をブローチ加工により行うこと、を特徴とする製造
    方法。
JP3182539A 1990-08-01 1991-07-23 高さ調整可能な椅子支柱のためのプラスチック製案内ブシュに設けられる滑動面の製造方法 Pending JPH04226743A (ja)

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EP (1) EP0469325B1 (ja)
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AU (1) AU646274B2 (ja)
DE (2) DE4024392A1 (ja)
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TW (1) TW206167B (ja)

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