JPH04226512A - 水性懸濁液中におけるテトラフルオロエチレンポリマーの製法 - Google Patents

水性懸濁液中におけるテトラフルオロエチレンポリマーの製法

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JPH04226512A
JPH04226512A JP3171260A JP17126091A JPH04226512A JP H04226512 A JPH04226512 A JP H04226512A JP 3171260 A JP3171260 A JP 3171260A JP 17126091 A JP17126091 A JP 17126091A JP H04226512 A JPH04226512 A JP H04226512A
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F14/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen
    • C08F14/18Monomers containing fluorine
    • C08F14/26Tetrafluoroethene

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、テトラフルオロエチレンおよび
0−0.6mol%の改質用コモノマーを水相で遊離基
形成性開始剤の存在下に懸濁重合させることにより、溶
融物から加工し得ないグラニュール状テトラフルオロエ
チレンポリマーを製造する方法において、重合開始前に
テトラフルオロエチレンおよび不活性ガスの混合物を加
圧下に装填することを特徴とする方法に関する。
【0002】テトラフルオロエチレン(TFE)の水相
における懸濁重合は以前から知られている(米国特許第
2,393,967号明細書)。それは水溶性開始剤、
たとえば過硫酸、過炭酸、過リン酸もしくは過ホウ酸の
アルカリ金属塩もしくはアンモニウム塩、または水溶性
レドックス開始剤の存在下に行われる。緩衝剤および沈
殿剤も重合に際して通常添加される。反応器の残存ガス
空間中の空気を慎重に排除してTFEが装填され、重合
圧力は4−30バールが可能である。重合開始後に、通
常は生成ポリマー量に対応するガス状TFEが供給され
、その際重合圧力は一定に維持される。
【0003】この方法で懸濁重合により得られたTFE
ポリマーは通常グラニュール状PTFEと表示される。 それらはコモノマーをいわゆる改質剤として、すなわち
TFEポリマーがPTFEホモポリマーのもつ、溶融物
からは加工し得ない(″非−溶融加工適性″)という特
性を保持する程度の少量含有するにすぎない。
【0004】グラニュール状PTFEは、のちに凝固す
る水性コロイド分散液を与える、フッ素化された乳化剤
の存在下での重合により得られた第2の種類のPTFE
粉末、いわゆる微粉とは、その結晶粒組織、比表面積、
その粉末特性、ならびに加工性およびその利用性に関し
て原理的に異なる。
【0005】本発明はグラニュール状PTFEの製造お
よび加工に関するものである。一般法により重合反応器
から直接得られるTFE懸濁ポリマーが繊維状の不規則
な粒子の形で製造され、大部分の加工用として粗粒すぎ
ることは、当業者に知られている。この種の粗製ポリマ
ー粉末は、それらが流動性に乏しく、嵩密度が低く、か
つ平均粒径が大きすぎる−−一般に1500μmを越え
る−−ため、著しい困難を伴って初めて後続加工しうる
にすぎない。大部分の場合、この種の粗製ポリマーは平
均粒径<200μmにまで粉砕され、その結果それから
製造される造形品の機械的および電気的特性が改良され
る。
【0006】特に今日一般に行われているように、いわ
ゆる圧縮/焼結法による、またはラム押出し法による一
般的なグラニュール状PTFE後続加工法に自動計量装
置を採用する場合、粗製ポリマー粉末について支障のな
い計量を行うことは不可能である。流動性に乏しいため
計量装置が材料の流れに際してしばしば閉塞し、嵩密度
が低すぎるため作業サイクル当たり導入される材料の量
があまりにも少ないので、装置容量の適切な利用が妨げ
られる。著しく粗大な結晶粒は、それから製造される造
形品の表面を著しく高い多孔度および不適切な平滑性の
ものにする。
【0007】従って、撹拌された液体媒質中で機械力の
作用下でのいわゆる凝集法によりこの種の成形用グラニ
ュール状PTFE粉末の加工性を改良することが、以前
から知られていた。報告されているこの種の凝集用液体
媒質は水、PTFEを湿潤させうる有機液体、アミノ置
換および/またはヒドロキシ置換アルカン、あるいは水
および実質的に水不溶性の有機液体の混合物である。こ
の種の凝集法に必要なことは、得られた粗製ポリマーを
平均粒径<200μmにまで予備粉砕することである。 たとえば米国特許第2,936,301号明細書に記載
されている一般法においては、この種の粉砕はガスジェ
ットミル中で有利に行われるが、これにより得られる流
動性は自動計量には不適当である。粉砕処理前に洗浄お
よび乾燥処理を行う必要があり、取り扱い適性に乏しい
ためこれが著しく妨げられる。このため、グラニュール
状TFE粗製ポリマーの乾燥および微粉砕の前に切削装
置による湿式粉砕を行うのが一般的となり、その過程で
粗製ポリマーの洗浄および重合助剤の除去が同時に行わ
れる。しかしこの湿式粉砕工程は時間がかかり、問題を
生じやすい処置であり、これを省くことが好ましいと思
われる。本発明の目的は、粗製ポリマーに改良された結
晶粒組織を付与することによりこれを可能にすることで
ある。
【0008】この目的は、冒頭に挙げた種類の方法にお
いて、装填混合物の全圧が5−50バールであり、この
混合物中のテトラフルオロエチレンの濃度が30−70
mol%であり、重合に際してテトラフルオロエチレン
を適宜供給することにより該濃度をこの範囲内に維持す
ることよりなる方法によって達成される。
【0009】本発明方法による懸濁重合は水相で撹拌し
ながら、他の点は通常の条件下で実施される。既知の遊
離基形成性および水溶性開始剤、特に過硫酸および過炭
酸のアルカリ金属塩およびアンモニウム塩、ならびに水
溶性過酸化物、アシルペルオキシドまたは過マンガン酸
アルカリ金属塩が用いられる。上記過酸化物のいずれか
、特に過硫酸塩を酸化性成分として含有し、還元性成分
、たとえばビスルフィット、ヒドラジン、ジチオニット
、またはジイミンを与える水溶性窒素化合物、たとえば
アゾジカルボン酸およびそれらの塩類もしくはアゾジカ
ルボキシアミドを含有するレドックス系も使用しうる。 重合はわずかに酸性の媒質中、またはわずかにアルカリ
性の媒質中で実施しうる。過マンガン酸塩を用いる場合
は酸性媒質を用いることが有利であり;他のすべての開
始剤の場合はアルカリ性媒質を用いることが有利である
。所望により少量の緩衝物質、たとえば特にアンモニウ
ム塩、たとえばカルバミン酸アンモニウム、炭酸アンモ
ニウムおよびシュウ酸アンモニウムの存在下で重合を行
うこともできる。適宜、既知の沈殿剤、たとえばホウ砂
または無機の水溶性ホスフェートが存在してもよい。レ
ドックス系の初期分解を促進するために、少量の重金属
塩が液全量に対し1×10−5−40×10−5重量%
の濃度で、たとえば2価の銅、2価もしくは3価の鉄、
または3価のクロムの塩の形で適宜存在してもよい。
【0010】TFEの重合は純粋な単独重合として実施
するか、または重合に際して改質用コモノマーが少量、
すなわちガス空間内のTFEに対し0−0.6mol%
、好ましくは0−0.4mol%、存在する場合は特に
0.05−0.4mol%存在してもよい。従って、ポ
リマーに取り込まれるこの種の改質用コモノマーの量は
、PTFEの特性、すなわち溶融物から造形することが
できないという特性が維持されるのに十分なほど少量と
なる。改質用コモノマーはペルフルオル化オレフィンお
よびペルフルオロアルキルペルフルオロビニルエーテル
であり、これにはω−位においてHで置換されたもの、
好ましくはヘキサフルオロプロピレンおよびペルフルオ
ロプロピルペルフルオロビニルエーテル、ならびにクロ
ロトリフルオロエチレンが含まれる。
【0011】適宜、水性重合媒質は重合に対して不活性
な少量のペルフルオル化された乳化剤、たとえばペルフ
ルオロカルボン酸の塩類をも含有することが有利である
。しかしこの種の乳化剤の濃度は30ppmを越えるべ
きでなく、好ましくは20ppm以下である。この量は
製造されるポリマーが水性媒質中でコロイド分散液とし
て残存しないのに十分なほど少量とされる。
【0012】懸濁重合は5−90℃、好ましくは10−
40℃の温度で実施され、この温度は重合期間中、本質
的に一定に維持される。
【0013】本発明方法の重合は不活性ガスの存在下で
行われる。これに関してTFEおよび不活性ガスの装填
により形成される全圧は重合開始前に5−50バール、
好ましくは5−30バールであり、装填混合物中のTF
Eの濃度は全混合物の30−70mol%、好ましくは
30−65mol%である。一般に重合成分を含有する
水性媒質を装填する反応容器から、予め排気および窒素
によるフラッシングの交互反復によって空気または酸素
を慎重に排除する。
【0014】重合が開始すると、ガス混合物に対するT
FEの濃度が30−70mol%、好ましくは30−6
5mol%に維持される量でTFEを供給する。本発明
方法の好ましい形態においては、TFEを本質的にそれ
が生成ポリマーにより消費される量で供給し、反応容器
内の全圧は自由ガス空間の減少に伴って段階的に増大し
、ただし上記範囲内に維持され、TFE濃度は一定に維
持される。本発明方法の他の好ましい形態においては、
重合期間中に全圧が一定に維持され、この期間中TFE
濃度が低下し、ただし上記範囲内に維持されるようにT
FEの供給が調節される。
【0015】本発明方法の範囲において、不活性ガスは
TFEに対して、また存在する改質剤に対しても、TF
E重合の成分に対しても適宜不活性であり、かつ重合を
妨害しないいずれかのガス状元素または化合物である。 好ましくはこれらは貴ガス、たとえばヘリウム、アルゴ
ン、クリプトンもしくはネオン、二酸化炭素、またはペ
ルフルオロカーボン化合物、たとえばペルフルオロメタ
ンもしくはペルフルオロエタン、特に窒素である。
【0016】不活性ガスを添加した状態でのTFEの重
合が米国特許第2,394,293号明細書に記載され
ていることを留意すべきである。そこに記載されるTF
Eの懸濁重合は水相で極めて高い圧力下に行うと述べら
れている。最高で35.2バール(500lbs/平方
in)の圧力でも有効であると記載されてはいるが、実
際に用いられている圧力は実質的にこれより高く、すな
わち70−280バールである。これに関してこれらの
圧力は明らかにTFEの分圧であると解すべきであり;
添加しうる不活性ガスは圧力をさらに高めるためのもの
であると簡単に記載されているにすぎない。不活性ガス
の添加は極めて重要なものではない。上記の圧力は初期
圧力であり;重合中にTFEを供給することは考慮され
ていない。
【0017】TFEの特定の濃度を維持すべきであるこ
とに関して、または生成ポリマーに対する作用に関して
は何ら述べられていない。従って、本発明方法において
不活性ガスを特定の割合で添加することにより生成ポリ
マーの結晶粒組織が著しく有利な影響を受けるのは、極
めて意外であった。一般法により製造されたTFE懸濁
重合体は繊維様もしくはフィラメント様形状の粒子を著
しく主要な割合で含むか、またはフィラメント様付属枝
をもつ粒子であり、この種の粒子は乾燥および粉砕処理
に際して粉末の取り扱い適性の乏しさに関与する。その
結果、乾燥処理に際して乾燥機の貫流が遅滞し、従って
ガスジェットミルへの連続供給が妨げられ、そのため規
格(on−spec)粉砕に大きな問題が生じる。従っ
て連続加工処理に際して予め湿式粉砕工程を付加するこ
とが必須である。
【0018】本発明方法により製造された生成物はこの
種のフィラメント様粒子または付属枝の含有が明らかに
少なく、それよりかなり均一な粒径をもち、従って加工
に際して明らかにいっそう扱いやすい。その結果、この
TFEポリマーを排出する際重合がまからより容易に流
出し、湿式粉砕工程を完全に省くことができ、乾燥処理
および後続のガスジェットミル中での微粉砕に際して問
題が生じることはない。
【0019】本発明方法により製造されたTFEポリマ
ーの粉砕適性も明らかに改良されている。ガスジェット
ミルを用いた同一の粉砕条件下においては、本発明方法
により製造された生成物の場合は表2から明らかなよう
に粗大材料の割合がより低い。
【0020】衝撃式ミルにおいては、たとえばアルパイ
ン製ジルコプレックス(Zirkoplex)シフター
ミルを用いた場合、ミルの同一エネルギー消費について
単位時間当たり達成しうる規格製品処理量は本発明方法
による生成物の方が顕著に高いという事実から、粉砕適
性が改良されていることが認められる。
【0021】さらに(TFE濃度の低下に伴って)全圧
を一定に維持する本発明方法の変法は、他の利点をもた
らす:生成したTFEポリマーの分子量分布がかなり広
くなり、これは周知のとおりこれから製造される造形品
の特性に好ましい影響を及ぼす。
【0022】本発明を以下の例により説明する。
【0023】例1 6gのシュウ酸アンモニウムを溶解含有する脱イオン水
100lを200lのほうろう引き重合がまに装填した
。交互に排気および再精製窒素によるフラッシングを行
うことにより重合がまから存在する酸素を除去し、温度
を15℃に調整した。次いで7バールの圧力の窒素およ
び6バールの圧力のTFE−−全圧13バールに相当−
−を順次装填した。脱泡した水100mlに溶解した1
50mgのKMnO4を1回添加することにより重合を
開始した。TFEは重合期間中連続的に、重合がま内の
ガス空間のTFE濃度−−ポリマーの生成により低下す
る−−が実質的に変化しない速度で供給された。これは
TFE圧力調整装置の目的値をガス容積の減少に伴って
段階的に高めることにより達成された。ガス容積の減少
は、重合がま内へ装入され、累積測定されたTFE量か
ら、および生成PTFEの密度(ρ〜2.3g/cm3
)から計算される。従って全圧をこれにより重合期間中
連続的に、詳細には1kgのPTFEが生成する毎に高
める。この場合、気相の組成は54mol%のN2およ
び46mol%のTFEであった。この気相の組成は重
合期間全体を通じて本質的に一定であった。装入量が4
0kgに達した時点で全圧は初期圧力の約1.2倍であ
った。この装入量40kgに達したのち、TFE弁を閉
じ、放圧することにより重合を停止させた。
【0024】重合がまをN2により数回フラッシし、こ
れによりポリマーを脱泡した。篩により懸濁液から水を
おおまかに分離した。ここで以下すべての例の場合と同
様に、粗製ポリマーを220℃で空気循環式乾燥キャビ
ネット中において乾燥させた。
【0025】例2 重合がまに例1と同様に装填し、排気および窒素による
フラッシングののち、7バールのN2および6バールの
TFEの圧力下に置き、同様に150mgのKMnO4
により重合を開始した。ただし例1と異なり、TFE供
給を制御し、圧力調整装置の目的値をこの値に調整する
ことにより、全圧13バールは重合期間全体を通じて一
定に維持された。装入量が40kgに達したのち、重合
を停止させた。
【0026】この試験において、気相は重合開始時には
54mol%のN2および46mol%のTFEからな
り、重合終了時には65mol%のN2および35mo
l%のTFEからなっていた。
【0027】例3 例1と同様に処理し、ただし不活性ガスとして窒素の代
わりに高純度二酸化炭素を用いた。
【0028】例4 例2と同様に処理し、ただし不活性ガスとして窒素の代
わりに高純度二酸化炭素を用いた。
【0029】例5 例1と同様に処理し、ただし不活性ガスとして窒素の代
わりにアルゴンを用いた。
【0030】例6 例1と同様に処理し、ただし不活性ガスとして窒素の代
わりにヘリウムを用いた。
【0031】例7(比較例) 重合がまに例1に記載したと同様に装填し、不活性ガス
によりガスシールした。排気してフラッシング用窒素を
除去したのち、圧力6バールのTFEを装填し、150
mgの過マンガン酸カリウムを1回添加することにより
重合を開始した。圧力は重合期間全体を通じて一定に維
持され、装入量が40kgに達したのち停止された。
【0032】例8(比較例) この試験は例1と同様に実施され、全圧が一定に維持さ
れ、ただし重合開始時には気相の組成が全圧8バールに
おいて25mol%のN2および75mol%のTFE
である点において異なっていた。反応終了時には気相の
組成は30mol%のN2および70mol%のTFE
であった。
【0033】例9 40gの(NH4)2CO3を溶解含有する脱イオン水
100lを200lの重合がまに装填し、交互に排気お
よびN2によるフラッシングを行うことによりガスシー
ルし、温度を70℃に調整した。次いで10gのPPV
Eを計量装入し、圧力5.5バールのN2および10バ
ールのTFEを装填した。脱泡した水100mlに溶解
した3gの過硫酸アンモニウムを1回添加することによ
り重合を開始した。PPVEは重合期間中、1kgのP
TFE毎に段階的に、詳細にはPTFEのkg当たり約
1.5g計量装入され、合計60gとなった。
【0034】全圧は重合期間全体を通じて一定に維持さ
れた。装入量が40kgに達したのち、TFE添加を遮
断し、放圧することにより重合を停止させた。
【0035】重合開始時には気相の組成は64.5mo
l%のTFEおよび35.5mol%のN2であり;重
合終了時にはこれは57.4mol%のTFEおよび4
2.6mol%のN2であった。
【0036】例10 例9と同様に処理し、ただし重合開始時に8バールのT
FEおよび8バールのN2を重合がま装填した点におい
て異なっていた。この場合も、全圧16バールは重合期
間全体を通じて一定に維持され、装入量が40kgに達
した時点で重合を停止させた。重合開始時の気相の組成
は50mol%のTFEおよび50mol%のN2であ
り;重合終了時にはこれは40mol%のTFEおよび
60mol%のN2であった。
【0037】例11(比較例) 重合を例9に記載したと同様に実施し、ただし窒素を装
填しなかった点において異なり、従って重合は10バー
ルの一定のTFE圧において実施された。
【0038】例12 例11と同様に処理し、ただし重合を8バールの一定の
TFE圧において実施した点において異なっていた。
【0039】乾燥した粗製ポリマーにつきASTM規定
D  1457−88に従って乾燥篩分け分析を行った
。 ハーバー・アンド・ベッカー製の篩構成、ハーバーEM
L200−89型、一組の篩3000、2000、18
00、1400、1000、800、600、400お
よび200μmを備えたものをこの分析に用いた。
【0040】結果をASTM規定D  1457−88
に従って累積形態として表1に挙げる。これらの結果か
ら、同様に示されるd50値によって極めて簡単に粒度
分布の効果を評価することができる。本発明方法により
得られたポリマーの場合、この値は粗製ポリマーにおい
て主として繊維性粒子の割合が顕著に低下した状態にあ
る。
【0041】粒度分布および粒子形状は、特定の撹拌条
件および反応容器の壁面の粗面度によってある程度影響
される可能性がある。従って、表1に挙げた試験はすべ
て同一の重合がま内で同一の撹拌条件を用いて行われた
【0042】また、乾燥した粗製ポリマーを上記の実施
例および比較例すべてにつき同一の粉砕条件下で、湿式
粉砕なしに、計量ホッパーにより計量スクリューを通し
て、アルパイン製315AS型エアジェットミルによっ
て粉砕した。粉砕条件は、室温および投入圧力5バール
である。計量率は例1−8では14.5kg/時、例9
−12では8.5kg/時である。例9−12において
より低い計量率が必要である理由は、周知のとおり改質
TFE懸濁重合物は改質剤を添加せずに製造されたポリ
マーより基本的に粉砕困難であるためである。いずれの
場合も15kgの粗製ポリマーを粉砕した。
【0043】粉砕した生成物につき上記ASTM規定に
従って湿式篩分け分析を行った。ハーバー・アンド・ベ
ッカー製の一組の篩100、75、50および33μm
を備えた装置をこの分析に用いた。
【0044】この湿式篩分けの結果を同様に累積形態と
して表1に挙げる。この表は画分<33μmが増加して
いることにより、および画分>50μmが減少している
ことにより、本発明方法による生成物の粉砕適性が改良
されたことを証明する。
【0045】
【表1】
【0046】粗製ポリマーの積分粒度分布
【0047】
【0048】
【表2】
【0049】粉砕生成物の累積粒度分布
【0050】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  テトラフルオロエチレンおよび0−0
    .6mol%の改質用コモノマーを水相で遊離基形成性
    開始剤の存在下に懸濁重合させることによる非−溶融加
    工適性グラニュール状テトラフルオロエチレンポリマー
    の製法において、重合開始前にテトラフルオロエチレン
    および不活性ガスの混合物を加圧下に装填し、その際装
    填混合物の全圧が5−50バールであり、この混合物中
    のテトラフルオロエチレンの濃度が30−70mol%
    であり、重合に際してテトラフルオロエチレンを適宜供
    給することにより該濃度をこの範囲内に維持することを
    特徴とする方法。
  2. 【請求項2】  装填混合物の全圧が5−30バールで
    ある、請求項1に記載の非−溶融加工適性グラニュール
    状テトラフルオロエチレンポリマーの製法。
  3. 【請求項3】  重合に際してテトラフルオロエチレン
    が本質的にそれの消費される量で供給される、請求項1
    および2のいずれかに記載の非−溶融加工適性グラニュ
    ール状テトラフルオロエチレンポリマーの製法。
  4. 【請求項4】  重合に際してテトラフルオロエチレン
    が全圧を本質的に一定に維持する量で供給される、請求
    項1および2のいずれかに記載の非−溶融加工適性グラ
    ニュール状テトラフルオロエチレンポリマーの製法。
  5. 【請求項5】  不活性ガスが窒素である、請求項1な
    いし4のいずれかに記載の非−溶融加工適性グラニュー
    ル状テトラフルオロエチレンポリマーの製法。
  6. 【請求項6】  テトラフルオロエチレンおよび0.0
    5−0.4mol%の改質用コモノマーを重合させる、
    請求項1ないし5のいずれかに記載の非−溶融加工適性
    グラニュール状テトラフルオロエチレンポリマーの製法
  7. 【請求項7】  用いられる改質用コモノマーがヘキサ
    フルオロプロピレン、ペルフルオロプロピルペルフルオ
    ロビニルエーテルまたはクロロトリフルオロエチレンで
    ある、請求項1ないし6のいずれかに記載の非−溶融加
    工適性グラニュール状テトラフルオロエチレンポリマー
    の製法。
JP3171260A 1990-07-13 1991-07-11 水性懸濁液中におけるテトラフルオロエチレンポリマーの製法 Expired - Fee Related JP3005325B2 (ja)

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DE4022405:8 1990-07-13

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