JPH04225247A - 材料物性測定方法及び装置 - Google Patents

材料物性測定方法及び装置

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JPH04225247A
JPH04225247A JP3042186A JP4218691A JPH04225247A JP H04225247 A JPH04225247 A JP H04225247A JP 3042186 A JP3042186 A JP 3042186A JP 4218691 A JP4218691 A JP 4218691A JP H04225247 A JPH04225247 A JP H04225247A
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広義には顕微鏡走査に
より材料物性を測定する方法及び装置に関し、より詳し
くはキャパシタンス−電圧技術を用いてドーパント・プ
ロファイルを含む材料物性を測定する方法及び装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】今日の超大規模集積回路(VLSI)技
術は、個別の半導体素子に注入された活性不純物ドーパ
ントの3次元(3D)における区間的な拡がりに関する
正確な認識を必要とする。これらのデバイスは、主とし
てバイポーラまたは金属酸化物半導体電界効果トランジ
スタ(MOSFET)、ダイオード、またはコンデンサ
よりなる。典型的なデバイスの占有面積は10μm2 
のオーダーである。この種のデバイスで大半の電流が流
れる活性領域は、1015乃至1020cm−3の濃度
範囲の例えばヒ素、ホウ素、あるいはリンのようなドー
パントを注入することにより形成される。高い製造歩留
まりと実地使用における回路の信頼性を確保するために
は、不純物ドーパントのばらつき、あるいはプロファイ
ルを100nm 以下にコントロールする必要がある。 他方、不純物ドーパントの注入に関連する精度が不十分
であると、製造プロセスの後工程において好ましくない
欠陥が多発したり、またはデバイスの性能が適切でなか
ったり、あるいはこれらの不都合が併存したり、さらに
はデバイスの故障を招くことがある。顕微鏡的スケール
におけるドーパント・プロファイルの特性決定において
このような高精度を確保することは、効率的なデバイス
設計のために明らかに極めて望ましいことである。デバ
イス挙動の予測可能性を達成するためには、ドーパント
・プロファイルを正確に測定すると共に、その情報を設
計サイクルにフィードバックすることができなければな
らない。しかしながら、従来は、サブミクロン・スケー
ルのVLSI素子の設計段階においても、製造段階にお
いても、1次元(1D)の場合を除き、このような高精
度を達成することは不可能であった。
【0003】ドーパント・プロファイルの定量的測定の
ための最新技術は、もっぱら1次元のみにおいて高分解
能を得ると言う技術に限定されている。このような技術
としては、2時イオン質量分析法(SIMS)、拡がり
抵抗法(SR)、及び巨視的なキャパシタンス−電圧(
C−V) 法などがある。これらの技術に関しては、例
えば、S.M. Sze著の「VLSI技術(VLSI
 Technology) 」(McGraw−Hil
l Book Co., New York、 198
3 年刊、例えば第5章及び第10章)を参照のこと。 これら以外にも、非定量的方法があり、例えば、S.T
. Ahn及びW.A. Tiller による日本電
気化学会(J. Electrochem. Soc.
)の第135 号、2370号(1988年)の論文、
及びM.C. Roberts、K.J. Yallu
p、 G.R. Booker等による物理学会会議シ
リーズNo.76 及びNo.11 (Institu
te of Physics, London, 19
85 年)に記載されている。定量的方法における1次
元(1D)について上記の3つの基準を満たし得るのは
C−V 法だけである。しかしながら、データは上述し
たように1つの次元についてしか得られず、しかも広い
面積に渡る。
【0004】例えば、図2には半導体材料10の一部の
断面が描かれており、図示の半導体材料は酸化物層12
及びドーピング領域14を有し、破線16は半導体材料
10内のドーピング領域の境界を示している。酸化物層
12には、容量性プレート18が結合されており、この
容量性プレート18には電極20が接続されている。ま
た、半導体材料10は第2の電極24により接地されて
いる。
【0005】電極20及び24のポートA 及びB は
C−V メータに接続されている。C−V 測定は、例
えば「MOS の物理と技術(MOS Physics
 and Technology)」(Wiley, 
New York,1982年)の183 ページに記
載されているNicollian 及び Brewsの
方法により行われ、容量性プレート18の下方における
平均ドーパント・レベルが導出される。この種の測定に
おける各次元の典型的な寸法は、酸化物層12の厚さ約
20nm、容量性プレート18の厚さ約500nm、 
 半導体材料10の厚さ約1mmであり、ドーパント領
域(ドーピング領域)14の平均深さは約1000nm
である。容量性プレート横幅は、通常、ほぼミリメート
ルのオーダーである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術の限界
は一見して明らかである。図2の破線はドーパント領域
14の深さにばらつきがあることを示している。このド
ーパント領域は、例えば集積回路内の半導体デバイス間
の境界によって定まる異なる深さを有する。上記の方法
により得られる測定値は垂直方向のドーパント濃度につ
いての総平均情報を与えるのみで、垂直方向に直角な横
方向のドーパント・プロファイルについては何ら情報が
得られない。
【0007】さらに、デバイス設計において、ドーパン
トの横方向の拡がりは、ドーパントの深さ方向の拡がり
と同等に重要であるにもかかわらず、従来は、巧緻な実
験や1Dの測定の外挿によって推測することしか出来な
かった。この点に関しては、例えば、P. M. Fa
hey、 P. B. Griffin及びJ. D.
 Plummer 等によるRev. Mod. Ph
ys. Vol. 61, 289 (1989年)の
論文、及び前記のE. H. Nicollian と
J. R. Brews の論文を参照のこと。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
従来技術の問題点を解消した材料物性を測定するための
方法及び装置を提供せんとするものである。本発明によ
れば、ファイン・ティップを所定エリア内の材料の表面
に極近接させて移動させ、ファイン・ティップに材料に
関して電圧を印加する。ファイン・ティップの近傍の材
料の領域におけるキャパシタンスに相当するパラメータ
の値、例えば力をファイン・ティップの所与の位置につ
いて且つ1つまたは2つ以上の電圧レベルに関して検出
する。ファイン・ティップを上記所定エリアを横切って
移動させ、電圧とキャパシタンスのデータをエリアを横
切って移動させたファイン・ティップの多数の位置につ
いて、あるいは連続的に収集する。最後に、これらのデ
ータを所定の関係に従い関連付けて、エリア内の各ファ
イン・ティップ位置における目的の材料物性を導出する
【0009】このようにして導出したデータは、重要な
材料物性のプロファイルを生成するのに効果的に利用す
ることができる。例えば、本発明の一つの特徴によれば
、本発明を適用することにより得られるdC/dV 信
号のプロット曲線を用いて半導体材料のVLSI回路の
ある領域のドーパント・レベルのプロファイルを導出す
ることができる。本願発明者等の知る限りでは、このよ
うな技術は従来不可能であった。
【0010】他の材料物性も同様に導出することができ
る。例えば、本発明の他の特徴によれば、変調レーザ光
を半導体材料の走査中のエリアに照射するか、あるいは
その走査エリアにバイアス電圧を印加しつつ上記のデー
タを得、それからキャリヤの発生と再結合のデータを導
出することもできる。さらに、半導体材料に電荷を印加
しながらやはり上記データのプロット曲線を得、これを
用いてサブストレートの欠陥データを導出することも可
能である。これら以外にも、例えば酸化物被膜の厚さ等
、数多くの材料物性を同様の方法により導出することが
できる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例は、3次元(3D)における
ドーパント濃度プロファイル測定に関する前述の基準を
全て満たすものである。本発明の実施例によれば、非接
触型で導電式の走査型顕微鏡プローブの前視野を用いて
プローブの近傍にある半導体試料の局部領域を空乏化す
る(deplete) 。プローブの先端は非平面形状
で、10オングストローム乃至10ミクロンのオーダー
の曲率半径を有する。これにより測定される空乏層キャ
パシタンスは、局在的な活性ドーパント濃度を定量する
のに必要な情報を与える。この定量は以下に説明する逆
たたみ込み算法(deconvolution alg
orithm) を用いて行われる。プローブの寸法と
形状は、基本的に装置のサブミクロン単位の分解能を左
右する。
【0012】図1は、本発明の一実施例の基本構成要素
を示すブロック図である。金属製のファイン・ティップ
30は、半導体材料の試料32の上方に懸架されており
、コンピュータ40はファイン・ティップ30と試料3
2との間に電圧を与える。近接センサ34はファイン・
ティップ30と試料32の間の間隔を検出し、この間隔
を示す信号をフィードバック制御回路36に供給する。 フィードバック制御回路36が発生する信号は、ファイ
ン・ティップ30と試料32との相対的間隔を一定に保
つよう位置決め装置38に供給される。この信号は、コ
ンピュータ40にも供給されて、試料32の表面形状の
微細変動を示す情報を与える。 コンピュータ40は位置決め装置38にも信号を供給し
、試料32の表面を横切るファイン・ティップ30の動
作、即ちXY方向における動きを制御する。このように
して、ファイン・ティップは、例えば試料32の表面沿
いに走査することができる。
【0013】ポンプ・レーザ44は、光変調器46にレ
ーザ光出力を供給する。光変調器46の光出力は、ファ
イン・ティップ30の近傍領域の試料32の表面に照射
することができる。レーザ復調器48は、光変調器46
がポンプ・レーザ44からのレーザ光を変調した周波数
における検出キャパシタンスに相当する信号を監視し、
コンピュータ40に入力信号を供給する。キャパシタン
ス・センサ42はファイン・ティップ30、空気、試料
32の系のキャパシタンスを監視し、そのキャパシタン
スを表す出力信号をコンピュータ40に供給する。
【0014】トポグラフィ・ディスプレイ(表面形状デ
ィスプレイ)50は、走査領域における試料32の表面
の形状を表示するために具備されている。キャパシタン
ス・ディスプレイ52は、ファイン・ティップ30が選
択されたバイアス電圧で試料32の表面のある領域を横
切って走査する際に、キャパシタンス信号またはdC/
dV を切り換え表示する。上記バイアス電圧は変える
ことができ、上記のキャパシタンス信号及びdC/dV
 はそれらの異なるバイアス電圧に対して表示すること
ができる。また、異なる複数の点でキャパシタンス対電
圧の測定を行い、これをキャパシタンス・ディスプレイ
52上に表示することもできる。
【0015】図4は、先端部の曲率半径が通常50nm
のタングステン製のファイン・ティップ30が、SiO
2の薄膜層54が形成された試料32の上面に極近接さ
せてその上方に配置されている状態を示す。図示のよう
に、領域56においては試料32はドーピングが一様で
はない。本発明のこの実施例によれば、ファイン・ティ
ップに対し試料に関してバイアス電圧(直流または交流
)が印加され、この状態で、局部空乏層キャパシタンス
またはその導関数(dC/dV) が材料の表面沿いの
位置(横方向の位置)の関数として測定される。この構
成によれば、横方向走査経路沿いのバイアス電圧の関数
としてキャパシタンスまたは容量勾配dC/dV を表
す信号が作り出される。これらの信号は、高い空間分解
能を有し、逆たたみ込み算法により処理して局部活性ド
ーパント濃度の空間プロファイルを得ることができる。
【0016】図5に示すように、上記の逆たたみ込み算
法においては、互いに直列な3つの容量性要素、即ちフ
ァイン・ティップ30の近傍の空気のキャパシタンス5
8、酸化物層50のキャパシタンス60、及びファイン
・ティップ30の近傍における試料32のキャパシタン
ス62を考慮にいれる必要がある。本発明の実施例によ
る逆たたみ込み算法については、以下に詳細に説明する
【0017】図3は、本発明の一実施例の概略構成図で
ある。図示実施例では、日本応用物理学会誌Vol.6
1, 4723(1987年)に記載されているような
レーザ・ヘテロダイン力顕微鏡をここで説明するように
一部修正したものが用いられている。高純度シリコン(
fine silicon)製のマイクロメカニカル・
カンチレバー29は、金属製のファイン・ティップ30
を有し、半導体材料32の上方に懸架されている。本願
発明者等は、ファイン・ティップ30として、タングス
テン線で形成されたものを用いた。タングステン・ティ
ップのエッチングは、電界放出走査型顕微鏡の技術分野
において周知である。本願発明者等は、同様のエッチン
グ技術を用いてロング・カンチレバー(100 ミクロ
ンのオーダー)を作り、その端部をまげてファイン・テ
ィップ及び力検出カンチレバーを得た。走査型電子顕微
鏡の像によれば、この技術を用いることによりファイン
・ティップの直径を50nmまでも小さくすることが可
能なことが実証されている。この力顕微鏡を本願で開示
するようなキャパシタンスの測定に用いると、ファイン
・ティップと試料との間の3×10−22F/Hz の
オーダーの容量変化を測定することができる。
【0018】ファイン・ティップ(タングステン・ティ
ップ)30のZ方向、即ち試料32に対して接近、離反
する方向の位置制御のために第1圧電クリスタル64が
設けられている。レーザ・プローブ66はレーザ・ビー
ム68を発生し、このレーザ・ビーム68は、顕微鏡の
対物レンズ70によってタングステン・ティップ30の
反射面に焦点を合わされる。レーザ・プローブ66には
センサ(図示省略)が設けられており、このセンサが入
射レーザ・ビーム68と共に反射ビームを検出して、従
来技術の方法によりタングステン・ティップの干渉計位
置情報を出力する。ロックイン増幅器82及びフィード
バック・ループ80によってZフィードバック信号が作
り出され、コンピュータ40′に供給されると共に、ス
イッチ78を介して第1圧電クリスタル64のZ方向制
御を行う増幅器(加算増幅器)72に供給される。周波
数発生器74は、当技術分野において周知のように、ギ
ャップを一定に保つために表面に垂直な振動を起こさせ
るよう、増幅器72にもう一つの信号を供給する。この
点に関しては、例えばYvesMartin、C.C 
Williams及びH.K. Wickramasi
nghe による日本応用物理学会誌Vol.61、4
723(1987年5月15日)を参照のこと。コンピ
ュータ40′は、XY走査信号を発生し、この信号は、
試料32のXY方向移動を制御してタングステン・ティ
ップ30の試料32の表面沿いの走査を行わせる第2圧
電クリスタル79へ供給される。この実施例においては
、第2圧電クリスタル79は100 ミクロンの横走査
範囲と、10ミクロンの垂直走査範囲を設定する。
【0019】図3に示すシステムは、キャパシタンス・
イメージングを通じてドーパント・濃度を測定するのに
必要な2つの機能を果たす。その第1の機能は、上に述
べたように、ファイン・ティップ30を試料32の上方
でこれらの間のギャップを一定に保ちつつ移動させるこ
とができるようにすることである。第2の機能は、試料
32の各点の局部キャパシタンスを測定することである
【0020】上記のように、ファイン・ティップ30を
試料32の表面沿いに走査する際一定のギャップに保つ
ことは周知である。簡単に説明すると、この動作はスイ
ッチ76及び78を位置1(図示位置)にセットする、
即ちファイン・ティップ30と試料32を互いに電気的
に接続すると共に、フィードバック・ループ80の出力
を加算増幅器72に供給することにより行われる。この
モードにおいては、ファイン・ティップ30を垂直方向
に周波数ω1 で振動させながら試料32に極近接させ
る。この振動振幅がファイン・ティップと試料との間の
力によって変化する。 レーザ・プローブ66及びω1 に同調されたロックイ
ン増幅器82は、この振動振幅を測定し、出力信号をフ
ィードバック・ループ80に供給することにより、振動
振幅が所望のレベルになるまでファイン・ティップ30
の垂直位置を移動させる。ファイン・ティップ30が材
料の表面沿いに移動する際、レーザ・プローブ66、ロ
ックイン増幅器82及びフィードバック・ループ80は
、上記の振動振幅を一定に保つよう作用する。振動振幅
を一定に保つと言うこの条件は、一般に、ファイン・テ
ィップ30と試料32との間を一定間隙に保つことと等
価であると言うことが明らかにされている。
【0021】キャパシタンスを測定する時は、スイッチ
76及び78は図示位置と反対側の位置2に切り換える
。このスイッチ位置においては、信号源84より試料3
2に関してファイン・ティップ30に交流電圧または直
流電圧あるいは交流と直流の両方の電圧が印加される。 また、ファイン・ティップ30の高さを制御するフィー
ドバック・ループ80は無効化され、代わってサンプル
ホールド回路86が、ファイン・ティップ30をフィー
ドバック・ループ80が無効化された瞬間の高さに保つ
。言い換えると、ファイン・ティップ30は、上記2つ
のスイッチ76と78が切り換えられた瞬間の位置に「
凍結」される。この時点で、印加電圧発生器(信号源)
84がファイン・ティップ30と試料32の間に電圧を
供給し、この電圧を用いて局部キャパシタンスがいくつ
かのモードで測定される。第1のモードは、電圧を負電
圧(例えば−10ボルト)と正電圧(例えば+10ボル
ト)の間でランプ状に変化させ、ファイン・ティップ3
0に作用する力に比例するファイン・ティップ30の変
位を測定し、これをコンピュータ40′の入力86に供
給して処理するものである。このようにして測定した変
位は、以下に述べるようにして、局部キャパシタンス対
印加電圧の関係と関連付けられる。第2のモードは、信
号源84より交流信号と直流電圧を両方とも供給するモ
ードである。一般に、この交流信号(周波数ω2)は、
ファイン・ティップ30に作用する力をω2 またはω
2 の高調波により変調させ、その変調信号がレーザ・
プローブ66により検出され、ロックイン増幅器90に
よって好ましくは2ω2 で検波され、入力88よりコ
ンピュータ40′へ供給され、コンピュータ40′で、
レーザ・プローブ66の出力信号が、以下に述べるよう
にして、電圧によるキャパシタンス変化(dC/dV)
 と関連付けられる。
【0022】上記の何方のキャパシタンス測定も、単一
の点で行うこともできれば、ファイン・ティップを試料
の表面沿いに走査しながら行うことも可能である。走査
しながら測定するには、スイッチ76及び77を位置1
に置き、ファイン・ティップ30を移動させ、次にスイ
ッチ76及び77を位置2に切り換え、ファイン・ティ
ップと試料との間に電圧を印加し、測定値を入力86及
び88からコンピュータ40′に取り込んだ後、スイッ
チ76及び78を再度位置1に戻してファイン・ティッ
プ30を移動させるという動作を繰り返す。材料表面の
表面形状の変化は、トポグラフィ・ディスプレイ50に
表示することができ、C−V 及びdC/dV の測定
値はディスプレイ52上に表示される。
【0023】レーザ・ポンプ44及び周波数ω3 で変
調する変調器46は、以下に述べるように、材料32の
照射により生じる効果を測定することができるようにす
るために具備されている。ロックイン増幅器92は、ω
3 に同調されており、ステップ位置モードまたは走査
モードで2つ以上の電圧でサンプリングされたdC/d
I 情報を出力する。
【0024】図6は、上記の2番目のディスプレイであ
る走査同期ディスプレイ上に表示された波形の画像で、
、本発明の実施例の操作性を実証するために行われた実
験において、バイアス電圧を−5V、0V及び+5Vの
3つの電圧として、図3のファイン・ティップ30を第
1の試料上のドーパント・グレーティング沿いに操作し
つつ観測したdC/dV 値を示している。これらの実
験では、2つの試料が用いられた。それは,いずれも表
面に24nmの熱成長酸化物被膜を有するn−形シリコ
ン基板であった。ドーパント・グレーティングは、ウェ
ーハの表面に8μmの期間だけ濃いフォトレジスト組織
をマスキングし、50KeV で1015cm−2のド
ーズ量のBF2 を注入し、表面に1020cm−3の
ピークのp−形ドーパント濃度を作り出すと言うプロセ
スにより形成した。注入後、表面からフォトレジストを
除去して、24nmの熱酸化物被膜で被覆された表面形
状が平坦で、ドーパント注入量が不均等なシリコン面を
得た。第1のウェーハ試料は900 ℃で10分間加熱
アニールし、第2のウェーハ試料は、1000℃で10
分間急速加熱アニールすることにより活性化した。
【0025】これらの波形曲線から、試料中のドーパン
ト・プロファイルを効果的に観測することができる。距
離インジケータ76は、試料に注入された8μmのフォ
トレジスト・グレーティング構造に対応して、8μmの
長さを有する。C−V 解析から予測されるように、こ
の信号波形はバイアス電圧によって大きく変化する。最
大の信号は、ドーピングの軽い領域で生じるが、これは
電圧によるキャパシタンスの変化dC/dV が低ドー
パント濃度で最も大きいと言うことによるものである。
【0026】バイアス電圧0Vの波形では、不規則な信
号スパイク78が認められ、これに対応して、図6の他
の2つの波形にも不規則な変化が認められる。このよう
な不規則な変化は、図示波形のデータ操作の第4周期に
おける欠陥または不均等性の存在に対応する。そのよう
な欠陥または不均等性によって空乏層電圧がずれたこと
は明らかである。このような現象は酸化物中の電荷によ
って引き起こされる可能性がある。
【0027】図7は、第2の試料の80の断面図で、ド
ーピングの軽いn−形領域82及び高濃度ドーピングの
第1及び第2のn−形領域84、86が示されている。 データは、図7に示す点A、B、C及びDで採取した。 この試料80に関するデータは、C−V 曲線であり、
図8には図7の点A乃至Dにそれぞれ対応させて、A、
B、C及びDの符号が付されている。低ドーピング領域
の中心でプロットした曲線Dは、教科書に見られるよう
な古典的高周波のC−V 曲線と同様の外観を呈する。 図8の他の曲線は、走査点を注入領域のほうへ移動させ
つつプロットしたものであり、理想的な1D曲線とは異
なっている。実際、ファイン・ティップを低ドーピング
(1015 cm−3) のn−形領域から高ドーピン
グ(1020 cm−3) のp−形領域へ移動させた
のに伴い、曲線に漸進的な遷移が認められる。本願発明
者等は、これらの効果は表面の横方向の空乏層に起因す
るものであると考える。このように、曲線B及びCを注
入エッジから0.5μm以上離れた点でプロットしても
、やはり高密度ドーパント領域84が近いことによって
影響を受ける。低ドーピング領域における最大空乏層長
さは、計算することができ、試料80の場合は0.87
μmと算出された。曲線B及びCのデータは、この計算
の結果に合致している。
【0028】このように、プローブのティップが空乏層
深さに比べて小さいときは、幾何学的要素は平板コンデ
ンサよりはむしろ球形コンデンサのようになり、側面効
果(lateral effects) が上記の例の
ように顕著になる。 ファイン・ティップを高ドーピングのp−形領域に注入
エッジから離間させて置くと、C−V 理論で予測され
るように、C−V 曲線の傾きは逆転し、下側の場合よ
りもはるかに小さくなる。この傾きについては、測定を
行ったが、図8に示す曲線のスケールでは明確に表示す
ることができない。
【0029】ファイン・ティップが注入エッジから離間
している時は、上記のような球形空乏層の条件下におい
ても、C−V 曲線は1次元の計算により予測される曲
線に類似したものになると予測される。
【0030】図9は、実験により得られたキャパシタン
ス−電圧曲線88を理論的に求めた曲線90に重ねたも
のである。本願で述べる実験においては、+/−0.5
V と言う有限の交流測定電圧しか用いなかったことを
考えると、1D理論と実験との間の一致性はかなり良好
であると言うことができる。
【0031】図10は、図3のポートBで固定バイアス
電圧により測定したdC/dV 出力を記録した2次元
画像である。この図において、測定単位92は走査長さ
1μm に相当する。図示の像を解釈するには、図のX
軸及びY軸が試料の表面のX軸及びY軸に対応するもの
とみなす。また、図の左から右へ傾斜した傾き領域94
を有する3次元画像を表示するように画像が幾分傾斜さ
れているものとみなす。この傾斜エリアは低ドーピング
から高ドーピングへの遷移を表しており、200nm 
のスケールになっているように見える。
【0032】以下、C−V 及びdC/dV データを
逆たたみ込み算法により処理して不純物ドーパント濃度
を求める方法を説明する。以下の説明において、「装置
」と言う用語は、図4において、プローブのファイン・
ティップ30、酸化物層54、及びC−V 及びdC/
dV データが「プローブ検出」される半導体試料32
よりなる電気的系を意味するものとする。ここでは、以
下に述べる2つのたたみ込み方法を用いることが可能で
ある。(1) 装置シミュレータを用いてdC/dV 
のシミュレーション・データと測定データの比較による
反復解法。または、(2) 装置を表す解析的回路モデ
ルを用いた反復解法。この第2の方法の方がより好まし
く、以下に詳細に説明する。この第2の方法は、装置を
等価回路モデルによって適切に表すことができるものと
仮定する。第1の方法は、電荷、キャリヤ及び電界分布
について直接解くことにより2Dまたは3Dの効果を考
慮に入れるので、原理的にはより正確であるが、より長
い演算時間を要する。これに対して、第2の方法では、
計算を行うのにIBM 社のパーソナル・コンピュータ
と少なくともインテル社の80286プロセッサ、ある
いはこれと等価のものがありさえすればよく、実際、デ
ータが蓄積されるにつれて、逆たたみ込みの演算をほぼ
リアルタイムで実行することができる。
【0033】タングステン・ティップを試料表面に対し
比較的一定した近接距離に保つために加える力に相当す
る信号を監視することについては、既に図3を参照しつ
つ説明した。測定した力と所望の容量信号との間の直接
的な関係は、以下のようにして容易に理解することがで
きる。バイアス電圧Vが印加されたファイン・ティップ
に作用する力をFとすると、
【数3】 バイアス電圧Vを、周波数ω2 でDCオフセット電圧
V0として印加する場合、これらの関係は次式(2) 
で表される。
【数4】 ただし、V2はAC振幅である。すると、次式(3) 
のように、周波数2ω2 の力成分が存在することは明
らかである。
【数5】 この力信号の振幅はdC/dZ に正比例する。半導体
の近平面状空乏層の条件下においては、プローブ/試料
間キャパシタンスは次式(4) によって与えられる(
図5参照)。
【数6】 ここで、 Cox =εox A/T、 Cair=εair A/Z、 Cd=εsil A/D、 であり、T は酸化物層の厚さ、Z はギャップ距離、
即ちプローブと酸化物層の上面との間の距離、D は空
乏層深さであり、εox、εair 及びεsil は
それぞれ酸化物層、空気及びシリコンの誘電率である。
【0034】上記方程式(4) で定義されるCが与え
られると、Zに関するCの導関数として、ファイン・テ
ィップに作用する力とCdとの間に次式(5) の関係
が得られる。
【数7】
【0035】ここで、方程式(5) で表される導関数
dC/dZ を方程式(3) に代入すると、周波数2
ω2 でプローブに作用する容量力とプローブの近傍の
空乏層キャパシタンスCdとの間の関係が与えられる。 既に述べたように、Cdが電圧によって変化することか
ら局部ドーパント濃度を導出することができる。
【0036】次に、前記第1の方法におけるプローブ/
試料系は、以下に述べる1次回路モデルによって理解す
ることができる。ここで、この1次回路モデルは、プロ
ーブ−試料間隔が印加DCバイアス電圧の半導体中への
スクリーニング長さより短く保たれている「平行極板」
系の場合にのみ適用可能である。このスクリーニング長
さ、あるいは「空乏層深さ」は、局部ドーパント濃度に
より約200 Åから10,000Åまで変化する。従
って、プローブはこの表面からの深さの変化の程度に合
わせて制御すべきである。そうでないと、非平面スクリ
ーニング効果によって、この逆たたみ込み算法の精度が
減殺される。他方、以下に説明するように、今まで述べ
たものより複雑な等価回路モデルを適用することも可能
である。
【0037】図5に示すように、空気中のプローブ/半
導体試料系はコンデンサ・スタックを形成する。その合
計キャパシタンスは、プローブ−空気−試料間のギャッ
プによるキャパシタンスCair、酸化物キャパシタン
スCox、及びドーピングした半導体の空乏層キャパシ
タンスCdを直列合成したもの、即ち等価回路モデルの
キャパシタンスを直列合成したキャパシタンスである。 プローブ/試料間キャパシタンスC は、前出の方程式
(4) により与えられる。実際には、Cdは、バイア
ス下において2Dで不均一に変化する局部キャリヤ濃度
の関数でもある。このような「非平面」効果に関する説
明には、やはりより正確な回路モデルが必要である。
【0038】不均一にドーピングされた試料の場合、即
ち横方向(X−Y) 及び(Z) 次元においてドーパ
ント濃度に変動がある試料においては、走査型キャパシ
タンス顕微鏡により検出される有効空乏層キャパシタン
スは、所与のDCバイアスにおける空乏層の大きさに等
しい半径の半球状領域内に局在するドーパントの関数で
ある。一様なデバイス級品質(device−qual
ity)の酸化物層を有する平板状試料の場合、ドーパ
ントの空間変動のみが検出信号を変調する。閉ループ・
オペレーションにおいては、dC/dVは所与の電圧V
において横方向位置の関数として測定される。ドーパン
ト濃度が5つのオーダーにわたって変化する不均一にド
ーピングされた試料の場合、本願発明者等が行ったdC
/dV の測定の結果、信号は局部ドーパント・レベル
に極めて敏感であると言うことが明らかになっている。
【0039】Van Gelder及びNicolli
an は、日本電気化学会の第118 号、第138 
号(1971年)の論文において、dC/dV を1次
元のキャリヤ空乏層に関連付ける方法を発表している。 本発明の一実施例によるデータ逆たたみ込み算法は、こ
の方法を2次元及び3次元の空乏層マッピングが可能な
ように拡張するものである。この実施例によれば、プロ
ーブの横方向位置Xに対するdC/dV のデータが与
えられると、平板近似の場合、局部空乏層深さW(X)
は、Xにおける局部ドーパント濃度N(X)の関数であ
る。例えば、試料が長い拡散ストライプで構成されてい
る等、第3の次元におけるドーパント濃度の変動を無視
することができるならば、開ループ・モードで走査型キ
ャパシタンス顕微鏡による測定により、あるいは位置X
における多数キャリヤの蓄積層から空乏層までVの全て
の値に対してdC/dV を積分することにより求めた
Xにおける全プローブ−試料間キャパシタンスをCt(
X) として、下記の方程式を適用することができる。
【数8】 ここで、W(X)は、実際は、深さZの尺度であり、モ
ービル・キャリヤはその深さZに向けて放出されて、そ
の深さの所に濃度N(X, Z) のイオン化されたド
ーパント原子を剥き出させる。従って、下記の式が得ら
れる。
【数9】 ここで、qは電子の電荷である。このようにして、2次
元のドーパント濃度を得ることができる。本願発明者等
が実際にデータに適用した結果、Ct(X) は、無次
元のオーダー(次数)単位の一定係数を乗じなければな
らないと言うことが明らかとなった。この係数は、系の
ゲインに伴って乗じられ、試料に対向するプローブの有
効スポットサイズに関係する。
【0040】上記の逆たたみ込みの算法の背景を理解す
るために、ここで3次元におけるドーパント密度を求め
るためのdCt/dV対Xのデータの逆たたみ込み算法
を詳細に示す図11のフローチャートを参照しつつ説明
を行う。 図11に示す方法は、周知の通常のプログラミング技術
に従いコンピュータによって効果的に実施することがで
きる。その基本的な手法は、測定を行った対象の試料の
プロファイルの近似値または「推測値」である入力パラ
メータを用いてドーパント・プロファイルをシミュレー
トする。シミュレーションに対してこれらのパラメータ
をランし、dCt/dV対Xの測定データと比較し、そ
れらの差を最小2乗法により調整値として入力パラメー
タにフィードバックする。
【0041】詳しく説明すると、逆たたみ込み算法を開
始するには、2次元または3次元プロファイルの近似値
が必要である。これは、例えば、L.J. Boruc
k、 H.H. Hansen、 及びK. Vara
hramyan等の「FEDSS−A 2次元VLSI
プロセス・シミュレータ(EDSS−A 2−Dime
nsional VLSI Process Simu
lator) 」(IBM J. Res. Dev.
、 1985 年)に記載されている方法によるVLS
Iプロセス・シミュレーションによるか、または3次元
の各次元のデータの広がりまたは標準偏差を特徴とする
誤差関数プロファイル等の解析的近似法により得ること
ができる。シミュレートしたドーパント・プロファイル
を定義する入力パラメータは、解析的フォーミュレーシ
ョン102 またはプロセス・シミュレーション104
 に入力100 として与えられる。これによって、シ
ミュレートされたドーパント・プロファイル106 が
生成される。
【0042】図11のフローチャートにおける次のステ
ップは等価回路モデルを分析するステップ107 (こ
のステップの方が好ましい)か、またはプローブ/試料
/空気の系の印加された電気的バイアスに対する応答の
装置シミュレーションを行って(ステップ108)、シ
ミュレートされたdCt/dVの曲線を得るステップ1
10 である。等価回路モデルについては、既に図5を
参照しつつ説明した通りである。このような装置シミュ
レーション技術の詳細な説明は、E.M Buturl
a、 P.E. Cottrell、 B.M.Gro
ssman、  及びK.A. Salsburg 等
の「半導体デバイスの有限要素解析: ザ FIELD
AYプログラム(Finite Element An
alysis of Semiconductor D
evices: the FIELDAY Progr
am) 」(IBM J.Res. Dev.、 25
、 218 (1981年))に記載されている。
【0043】上記のプロセスは、測定により得たdCT
/dV対Xの曲線データと反復調整によりシミュレート
されたdCt/dV対Xの曲線との間の適合度(合致度
)により測定して、所望の精度が得られるまで繰り返さ
れる。このシミュレートされたドーパント・プロファイ
ルを決定する上記の点の反復調整される入力パラメータ
は、この場合、測定データを採取した実際のドーパント
・プロファイルに相当する。
【0044】以上の実施例は、半導体の不純物ドーパン
ト・プロファイルの測定との関連において説明したが、
本発明の原理は他種類の材料及び電気特性の測定にも利
用することが可能である。例えば、半導体材料において
は、キャパシタンス信号は半導体材料に入射する光の量
によって変化する。例えばシリコン形の半導体材料の場
合、1mWのレーザ・ビーム(0.633nm)の焦点
をファイン・ティップと試料に合わせると、dC/dV
 信号及び横方向空乏層エッジの見かけの位置がレーザ
光によって著しく変化する。これらの効果は、電子−正
孔対が生成され、これによって垂直方向次元及び横方向
次元共に空乏層効果が減殺されることによるものである
【0045】上記の測定は、レーザ光の強度を測定する
フラックスメータを付け加えるだけで前述の装置及び方
法によって行うことができる。レーザ光の強度の関数で
あるキャパシタンス信号は、電子−正孔対の生成速度及
び再結合速度そのものを表す。
【0046】電子−正孔対の生成及び再結合速度に関連
して上に説明した技術は、これらの速度が点欠陥及び拡
大欠陥により影響を受けるので、半導体材料の局部欠陥
密度の測定に応用することができる。
【0047】前に図6を参照しつつ説明したように、試
料中の欠陥はdC/dV のデータに顕著な特徴を生じ
させる。従って、本発明の原理は、光の照射なしで、欠
陥の有無を検出するために利用することが可能なことは
明白である。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、例えばシリコン半導体材料における横方向ド
ーパント・プロファイル測定を、周知の装置を用いて容
易に実施可能な技術により無破壊で200nm スケー
ルにより達成することができる。さらに、本発明は、半
導体材料におけるキャリヤ生成及び再結合、並びに基板
欠陥、及びこれらの材料の酸化物被膜の厚さの測定及び
表示に応用することが可能である。また、本願で説明し
た本発明の原理によれば、他の材料物性の測定並びに記
述を行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の基本的構成要素を示すブロッ
ク図である。
【図2】1次元のC−V 測定のために容量性プレート
を載置した半導体材料の断面図である。
【図3】本発明の一実施例の装置のブロック図である。
【図4】本発明の一実施例における材料とタングステン
製ファイン・ティップとの関係を示す半導体材料の断面
図である。
【図5】図4の配置関係における有効キャパシタンスを
示す等価回路図である。
【図6】本発明の一実施例により得られた走査波形図で
ある。
【図7】本発明の原理を適用した実験において用いた試
料の断面図である。
【図8】図6に示す4つの点でプロットしたキャパシタ
ンス−電圧曲線の波形図である。
【図9】本発明の一実施例の有効性を実証する実験デー
タと理論データをプロットしたグラフである。
【図10】本発明の原理を図6に示すような試料に適用
して得た走査波形図である。
【図11】本発明の一実施例により測定データに逆たた
み込み算法を適用してドーパント・プロファイル・デー
タを得るプロセスを示すブロック図である。
【符号の説明】 10・・・・半導体材料、 12・・・・酸化物層, 14・・・・ドーピング領域、 18・・・・容量性プレート、 30・・・・ファイン・ティップ、 32・・・・試料、 34・・・・近接センサ、 36・・・・フィードバック回路、 38・・・・位置決め装置、 40、 40・・・・コンピュータ、 44・・・・ポンプ・レーザ、 46・・・・光変調器、 48・・・・レーザ復調器、 50・・・・トポグラフィ・ディスプレイ、52・・・
・キャパシタンス・ディスプレイ、54・・・・薄膜層
、 56・・・・領域、 64・・・・第1圧電クリスタル、 66・・・・レーザ・プローブ、 68・・・・入射レーザ・ビーム、 70・・・・対物レンズ、 72・・・・増幅器、 76、78・・・・スイッチ、 79・・・・第2圧電クリスタル、

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】材料物性を少なくとも2次元に関して測定
    する測定方法であって、所定の走査エリア内においてフ
    ァイン・ティップを上記材料の表面に極近接させて移動
    させるステップと、上記材料に関して上記ファイン・テ
    ィップに電圧を印加するステップと、上記走査エリア内
    の複数の位置における複数の電圧レベルに対する上記フ
    ァイン・ティップの近傍にある上記材料の領域のキャパ
    シタンスに相当するパラメータ値を検出するステップと
    、上記複数の位置、上記パラメータ値及び上記電圧レベ
    ルに関する測定データを得るステップと、上記測定デー
    タを所定の関係に従い関連付けて上記複数の各位置にお
    ける上記材料物性を導出し、これによって上記走査の領
    域における少なくとも2次元に関して上記材料物性に関
    するデータを得るステップと、を含む上記の測定方法。
  2. 【請求項2】上記のファイン・ティップを移動させるス
    テップが、上記材料を圧電型運動トランスデューサに機
    械的に結合するステップと、上記トランスデューサに上
    記材料に対して所望の運動を行わせるよう、変化する電
    圧を印加するステップと、よりなることを特徴とする請
    求項1記載の測定方法。
  3. 【請求項3】上記ファイン・ティップを移動させる上記
    ステップが、上記ファイン・ティップを走査パターンに
    よ上記材料に対してり移動させることにより行われるこ
    と、及びパラメータ値を検出する上記ステップが、上記
    複数の位置が連続上の点をなすよう、上記ファイン・テ
    ィップの走査につれてパラメータ値を連続的に検出する
    ことにより行われること、を特徴とする請求項1記載の
    測定方法。
  4. 【請求項4】パラメータ値を検出する上記ステップが、
    上記材料からの離間距離を比較的一定に保つよう上記フ
    ァイン・ティップに力を作用させるステップと、上記力
    を検出するステップと、よりなることを特徴とする請求
    項1記載の測定方法。
  5. 【請求項5】上記ファイン・ティップの材料の試料表面
    に対する離間距離が極近接している時、ファイン・ティ
    ップを試料表面に対して直角な方向に振動させるステッ
    プを有することを特徴とする請求項1記載の測定方法。
  6. 【請求項6】上記ファイン・ティップを振動させるステ
    ップが1乃至106 ヘルツの周波数及び1乃至103
     オングストロームの範囲の振幅で行われることを特徴
    とする請求項5記載の測定方法。
  7. 【請求項7】上記データを関連付ける上記ステップが、
    上記複数の位置における上記物性に相当するデータより
    それらの位置における上記パラメータ値及び上記電圧レ
    ベルのデータを導出する導出手段を設けるステップと、
    上記複数の位置における予測特性値に相当する入力デー
    タを上記導出手段に供給すると共に、それらの位置につ
    いての上記パラメータ値及び上記電圧レベルに関する第
    1の予測データを導出するステップと、上記予測データ
    を上記測定データと比較するステップと、上記の比較を
    行うステップの結果に基づき上記入力データを修正して
    、上記材料の実際の物性値により厳密に相当する入力デ
    ータを導出するステップと、上記の入力データを供給す
    るステップ、比較を行うステップ及び修正を行うステッ
    プを、上記予測データと上記測定データとの差が予め選
    択された率より小さくなるまで繰り返すステップと、含
    むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】半導体材料のドーパント濃度を少なくとも
    2次元に関して測定する測定方法であって、所定の走査
    エリア内においてファイン・ティップを上記半導体材料
    の表面に極近接させて走査するステップと、上記半導体
    材料に関して上記ファイン・ティップに電圧を印加する
    ステップと、上記ファイン・ティップの走査時、上記半
    導体材料の表面との間隔を比較的一定に保つようファイ
    ン・ティップに可変力を作用させるステップと、上記走
    査エリア内の複数の位置における1つまたは2つ以上の
    電圧レベルに対する上記可変力の大きさを検出するステ
    ップと、上記複数の位置、上記可変力の大きさ及び上記
    電圧レベルに関する測定データを得るステップと、上記
    測定データを処理して上記可変力データより上記ファイ
    ン・ティップの近傍における半導体材料のキャパシタン
    ス値データを得、且つそのキャパシタンス値データを電
    圧値データとの関連において処理して各データ位置にお
    けるドーパント濃度を得、これによって上記走査の領域
    における少なくとも2次元に関してドーパント濃度に関
    するデータを得るステップと、を含む上記の測定方法。
  9. 【請求項9】材料物性を少なくとも2次元に関して測定
    する測定装置であって、所定の走査エリア内においてフ
    ァイン・ティップを上記材料の表面に極近接させて移動
    させる手段と、上記材料に関して上記ファイン・ティッ
    プに電圧を印加する手段と、上記走査エリア内の複数の
    位置における1つまたは2つ以上の電圧レベルに対する
    上記ファイン・ティップの近傍にある上記材料の領域の
    キャパシタンスに相当するパラメータ値を検出する手段
    と、上記複数の位置、上記パラメータ値及び上記電圧レ
    ベルに関する測定データを得る手段と、上記測定データ
    を所定の関係に従い関連付けて上記複数の各位値におけ
    る上記材料物性を導出し、これによって上記走査の領域
    における少なくとも2次元に関して上記材料物性に関す
    るデータを得る手段と、を含む上記の測定装置。
  10. 【請求項10】半導体材料のドーパント濃度を少なくと
    も2次元に関して測定する測定装置であって、所定の走
    査エリア内においてファイン・ティップを上記半導体材
    料の表面に極近接させて走査する手段と、上記半導体材
    料に関して上記ファイン・ティップに電圧を印加する手
    段と、上記ファイン・ティップの走査時、上記半導体材
    料の表面との間隔を比較的一定に保つようファイン・テ
    ィップに可変力を作用させる手段と、上記走査エリア内
    の複数の位置における1つまたは2つ以上の電圧レベル
    に対する上記可変力の大きさを検出する手段と、上記複
    数の位置、上記可変力の大きさ及び上記電圧レベルに関
    する測定データを得る手段と、上記測定データを処理し
    て上記可変力データより上記ファイン・ティップの近傍
    における半導体材料のキャパシタンス値データを得、且
    つそのキャパシタンス値データを電圧値データとの関連
    において処理して各データ位置におけるドーパント濃度
    を得、これによって上記走査の領域における少なくとも
    2次元に関してドーパント濃度に関するデータを得る手
    段と、を含む上記の測定装置。
  11. 【請求項11】材料物性を少なくとも2次元に関して測
    定する測定方法であって、所定の走査エリア内において
    ファイン・ティップを上記材料の表面に極近接させて走
    査するステップと、上記材料に関して上記ファイン・テ
    ィップに電圧を印加するステップと、上記ファイン・テ
    ィップの近傍の材料表面を可変光度の光源により照射す
    るステップと、上記走査エリア内の複数の位置における
    複数の電圧レベル対しての1つまたは2つ以上の光度に
    対する上記ファイン・ティップの近傍にある上記材料の
    領域のキャパシタンスに相当するパラメータ値を検出す
    るステップと、上記複数の位置、上記パラメータ値、上
    記光度及び上記電圧レベルに関するデータを得るステッ
    プと、上記データを所定の関係に従い関連付けて上記複
    数の各データ位値における上記材料物性を導出し、これ
    によって上記走査の領域における少なくとも2次元に関
    して上記材料物性に関するデータを得るステップと、を
    含む上記の測定方法。
  12. 【請求項12】上記のファイン・ティップを移動させる
    ステップが、上記材料を圧電型運動トランスデューサに
    機械的に結合するステップと、上記トランスデューサに
    上記材料に対して所望の運動を行わせるよう、変化する
    電圧を印加するステップと、よりなることを特徴とする
    請求項11記載の測定方法。
  13. 【請求項13】上記ファイン・ティップを移動させる上
    記ステップが、上記ファイン・ティップを走査パターン
    によ上記材料に対してり移動させることにより行われる
    こと、及びパラメータ値を検出する上記ステップが、上
    記複数の位置が連続上の点をなすよう、上記ファイン・
    ティップの走査につれてパラメータ値を連続的に検出す
    ることにより行われること、を特徴とする請求項11記
    載の測定方法。
  14. 【請求項14】パラメータ値を検出する上記ステップが
    、上記材料からの離間距離を比較的一定に保つよう上記
    ファイン・ティップに力を作用させるステップと、上記
    力を検出するステップと、よりなることを特徴とする請
    求項11記載の測定方法。
  15. 【請求項15】上記ファイン・ティップの材料の試料表
    面に対する離間距離が極近接している時、ファイン・テ
    ィップを試料表面に対して直角な方向に振動させるステ
    ップを有することを特徴とする請求項11記載の測定方
    法。
  16. 【請求項16】上記ファイン・ティップを振動させるス
    テップが1乃至105 ヘルツの周波数及び102 乃
    至106 オングストロームの範囲の振幅で行われるこ
    とを特徴とする請求項5記載の測定方法。
  17. 【請求項17】材料物性を少なくとも2次元に関して測
    定する測定装置であって、所定の走査エリア内において
    ファイン・ティップを上記材料の表面に極近接させて走
    査する手段と、上記材料に関して上記ファイン・ティッ
    プに電圧を印加する手段と、上記ファイン・ティップの
    近傍の材料表面を可変光度の光源により照射する手段と
    、上記走査エリア内の複数の位置における複数の電圧レ
    ベル対しての1つまたは2つ以上の光度に対する上記フ
    ァイン・ティップの近傍にある上記材料の領域のキャパ
    シタンスに相当するパラメータ値を検出する手段と、上
    記複数の位置、上記パラメータ値、上記光度及び上記電
    圧レベルに関するデータを得る手段と、上記データを所
    定の関係に従い関連付けて上記複数の各データ位値にお
    ける上記材料物性を導出し、これによって上記走査の領
    域における少なくとも2次元に関して上記材料物性に関
    するデータを得る手段と、を含む上記の測定装置。
  18. 【請求項18】材料物性を少なくとも2次元に関して測
    定する測定方法であって、所定のエリア内においてファ
    イン・ティップを上記材料の表面に極近接させて走査す
    るステップと、上記材料に関して上記ファイン・ティッ
    プに電圧を印加するステップと、上記所定のエリア内の
    複数の各位置における1つまたは2つ以上の電圧レベル
    に対する上記ファイン・ティップの近傍にある上記材料
    の領域のキャパシタンスに相当するパラメータの各値を
    検出するステップと、上記各値及び電圧レベルを所定の
    関係に従い関連付けて上記複数の各位値における上記材
    料物性を導出し、これによって上記所定のエリアにおけ
    る少なくとも2次元に関して上記材料物性に関するデー
    タを得るステップと、を含む上記の測定方法。
  19. 【請求項19】上記のパラメータの各値を検出するステ
    ップが、第1の力を加えて上記ファイン・ティップを上
    記材料の表面より比較的一定の距離に保ち、且つ上記フ
    ァイン・ティップと上記材料との間に生じる第2の力を
    検出することにより行われ、上記の各値及び電圧レベル
    を関連付けるステップが、上記第2の力を下記の2つの
    式によって上記プローブの近傍における上記材料のキャ
    パシタンスと関連付けることにより行われることを特徴
    とする請求項18記載の測定方法。 【数1】 ここで、 Cox =εox A/T、 Cair=εair A/Z、 Cd=εsil A/D、 であり、T は酸化物層の厚さ、Z はプローブと酸化
    物層の上面との間の距離、D は空乏層深さであり、ε
    ox、εair 及びεsil はそれぞれ酸化物層、
    空気及びシリコンの誘電率である。 【数2】 ここで、F は上記第2の力、V は上記の印加電圧レ
    ベル、dC/dV は周囲空気を含めたファイン・ティ
    ップと材料とからなる系のキャパシタンスの変化率であ
    る。
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