JPH0422461A - 塗装用マスキング治具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は塗装される物品の非塗装箇所に設けられて該非
塗装箇所に塗料が付着しないようにマスキングする塗装
用マスキング治具に関する。

（従来の技術） 従来、塗装される物品の非塗装箇所をマスキングするに
は、一般にいわゆるテープマスキングが行われていた。

これは、粘着テープを非塗装箇所に張り付け、その箇所
に塗料が付着しないようにするものである。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、テープマスキングでは、粘着テープを張
り付けるマスキング作業、塗装後に粘着テープを剥がす
マスキング除去作業に手間ががかり、作業性に劣る。ま
た、粘着テープは使い捨てであるため、マスキングコス
トが高くなる。

そこで、本発明の目的は、マスキング処理作業およびマ
スキング除去作業を簡単に行うことができ、また繰り返
し使用することができる塗装用マスキング治具を提供す
るにある。

［発明の構成コ （課題を解決するための手段） 本発明の塗装用マスキング治具は、少なくとも一部が磁
性材により形成され塗装される物品の非塗装箇所にセッ
トされるマスキング治具本体を設け、非塗装箇所の裏側
にセットされマスキング治具本体の磁性材部分を吸着し
て該マスキング治具本体を非塗装箇所に保持する磁石を
設けたものである。

（作用） マスキング治具本体を塗装される物品の非塗装箇所にセ
ットし、そして磁石を非塗装箇所の裏側にセットする。

すると、磁石がマスキング治具本体の磁性材部分を吸着
するので、マスキング治具本体は非塗装箇所に固定され
た状態となる。塗装後、磁石を非塗装箇所の裏側から取
り外せば、マスキング治具本体の吸着が解かれるので、
マスキング治具本体を非塗装箇所から簡単に外すことが
できる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を、電子レンジの加熱室を構成
する内箱を塗装する場合に適用して図面を参照しながら
説明する。

まず、第１図に示すように、電子レンジの鉄板製内箱１
の底部中央には矩形状突部２が膨出して形成されている
。この矩形状突部２の中心部には円形凹部３が形成きれ
、この円形凹部３の中心にバーリング加工により孔４が
形成されている。この孔４にはターンテーブルを駆動す
るモータのシャフトが通されるようになっている。そし
て、内箱１の内面は、矩形状突部２を除きその全体が塗
装されている。

この内箱１内面の塗装時において非塗装箇所である矩形
状突部２はマスキングされる。このとき使用するマスキ
ング治具は第１図に示すように、マスキング治具本体５
と、永久磁石６とからなる。

上記マスキング治具本体５は、例えばステンレス（非磁
性材）製のもので、内箱１の矩形状突部２に嵌合できる
ように浅底の矩形容器状に形成されている。そて、この
マスキング治具本体５の内側中央部には、内箱１の円形
凹部３に嵌合する円形突部５ａが設けられていると共に
、この円形突部５ａの中心部に内箱１の孔４に挿入され
る磁性材例えば鋼材製の軸部５ｂが取り付けられている
。

一方、永久磁石６は棒状に形成され、ｍ製の断面コ字状
をなすヨーク７に取り付けられている。なお、永久磁石
６０表面には孔４の周壁部分を逃げるだめに四部６ａが
形成されている。

さて、内箱】の内面を塗装する際、その非塗装箇所であ
る矩形状突部２をマスキングするには、まず第３図に示
すように、マスキング治具本体５を、その軸部５ｂを孔
４に挿入するように且つ円形突部５ａを円形凹部３に嵌
合するようにして矩形状突部２に嵌合状態にセットする
と共に、永久磁石６を、凹部６ａを孔４の周壁部分に嵌
合するようにして矩形状突部２の円形凹部３の裏側にセ
ットする。すると、永久磁石６は自身の磁気力により円
形凹部３の裏面に吸着すると共に、マスキング治具本体
５は磁性材製の軸部５ｂが永久磁石６側に吸引されるこ
とにより矩形状突部２を覆った状態に保持される。そし
て、このマスキング状態で内箱１内面の塗装が行われる
。この塗装は、内箱１を第２図に示すように、上下方向
が左右方向となるように横倒しした状態にして行われる
がマスキング治具本体５は上述のように永久磁石６によ
り吸着保持されているので、矩形状突部２から外れ落ち
るおそれ゛はない。そして、この塗装時においで、孔４
は永久磁石６により裏側がら塞がれた状態になっている
ので、霧状の塗料が孔４内に侵入して当該孔４の内面に
付着するおそれはない。

塗装後、マスキング治具本体５を矩形状突部２から取り
外すと共に、永久磁石６を円形凹部３の裏側から取り外
す。このとき、マスキング治具本体５は軸部５ｂが永久
磁石６に吸着されているだけであるので、マスキング治
具本体５を簡単に取り外すことができる。

このように本実施例によれば、マスキング治具本体５を
永久磁石６により非塗装箇所である矩形状突部２に吸着
保持するようにしたので、例えばマスキング治具本体５
を粘着テープにより固定したり、軸部５ｂに雄ねじを突
設してナツトにより固定するように構成したりするもの
に比べ、マスキング治具本体５を矩形状突部２に装着し
たり（マスキング作業）、マスキング治具本体５を矩形
状突部２から取り外したりする（マスキング除去作業）
場合に、その作業を簡単に行うことができる。この場合
、本実施例ではマスキング治具本体５は軸部５ｂだけを
磁性材製としたことにより、その軸部５ｂだけが永久磁
石６により吸着されるので、その吸着力は比較的小さく
、塗装後にマスキング治具本体５を矩形状突部２から取
り外す場合、これをより一層簡単に行うことができる。

しかも、従来より行われているテープマスキングの場合
には、粘着テープは使い捨で再使用できないものであっ
たが、本実施例のマスキング治具本体５は繰り返し使用
できるので、マスキングコストを低く抑えることができ
る。

その上、従来のテープマスキングの場合には、粘着テー
プを矩形状突部２から内箱１内面にはみ出ないようにを
矩形状突部２だけに張り付けるには、かなりの熟練を要
するが、本実施例ではマスキング治具本体５が矩形状突
部２に嵌合する矩形容器状に形成されているので、熟練
度の低い作業者でも矩形状突部２だけを正確に覆うこと
ができる。

なお、上記実施例ではマスキング治具本体５のうち軸部
５ｂだけを磁性材製としたが、全体が磁性材で形成され
ていても良い。

その他、本発明は上記し且つ図面に示す実施例に限定さ
れるものではなく、電子レンジの内箱の矩形状突部のマ
スキングばかりでなく、非塗装箇所のマスキングに広く
適用できるものである。

［発明の効果］ 以上の説明から明らかなように本発明の塗装用マスキン
グ治具によれば、少なくとも一部が磁性材により形成さ
れ塗装される物品の非塗装箇所にセットされるマスキン
グ治具本体と、非塗装箇所の裏側にセットされマスキン
グ治具本体の磁性材部分を吸着して該マスキング治具本
体を非塗装箇所に保持する磁石とから構成したことによ
り、マスキング作業およびマスキング除去作業を簡単に
行うことができ、しかも繰り返し使用できるのでマスキ
ングコストが安くなるという実用上優れた効果を奏する
ものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は非塗装
箇所と共に示す分解斜視図、第２図は非塗装箇所にセッ
トした状態で示す斜視図、第３図は同状態での部分拡大
縦断面図である。 図面中、１は内箱（塗装される物品）、２は矩形状突部
（非塗装箇所）、３は円形凹部、４は孔、５はマスキン
グ治具本体、５ａは円形突部、５ｂは軸部、６は永久磁
石である。 出願人　　株式会社　　東　　芝

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、塗装される物品の非塗装箇所に装着されて該非塗装
   箇所に塗料が付着しないようにマスキングするものにお
   いて、少なくとも一部が磁性材により形成され前記非塗
   装箇所にセットされるマスキング治具本体と、前記非塗
   装箇所の裏側にセットされ前記マスキング治具本体の磁
   性材部分を吸着して該マスキング治具本体を非塗装箇所
   に保持する磁石とを具備してなる塗装用マスキング治具
   。