JPH04223517A - カード型情報処理機用位置入力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、従来のマウスと称され
る位置入力装置に代わるカード型情報処理機用位置入力
装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、初心者でも比較的簡単に入力でき
る位置入力装置に対応したソフトウェアで稼働するコン
ピュータが増えてきている。

【０００３】特にＣＡＤ（図面作成用コンピュータ）に
とっては、この位置入力装置は必須の構成装置である。

【０００４】従来、この位置入力装置は、いわゆるマウ
スと称されるものが使用されている。

【０００５】このマウスは、底面部にトラックボールを
付設したもので、平坦な机の上に載置し、手でマウスを
押さえて机上を滑らすことによりこのトラックボールが
回動し、このトラックボールの回転方向並びに回転速度
を検出して本体であるコンピュータ（情報処理機）に位
置移動信号を出力し、例えば情報処理機の画面上のカー
ソルや矢印などの移動対象を簡単に移動させることがで
きるものである。

【０００６】また、マウスの他に特殊なものとして、ト
ラックボールを手のひらや指で直接回転させる構造のも
の（単にトラックボールと称されている）もある。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
位置入力装置はトラックボールを内蔵しているため、薄
く形成することができず、また、トラックボールは安定
した位置移動信号を出力せしめるためにある程度の重量
が必要であり、そのため位置入力装置が重いものとなる
など小型化に適しない欠点があった。

【０００８】また、一方近年持ち運びが可能で、電車や
車などの移動途中でも操作ができるコンピュータが普及
しているが、従来のマウスタイプでは、必ず机の一角な
どの平らなある程度の使用スペースを必要とするため、
このような持ち運び可能型のコンピュータには接続して
も利用価値がないという欠点があった。

【０００９】本発明は、このような欠点を解決したもの
で、小型で薄型に形成し、トラックボールを使用せず、
従来のマウスタイプのように平坦な使用スペースも全く
不要で、持ち運び可能型のコンピュータにも適用できる
カード型情報処理機用位置入力装置を提供するものであ
る。

【００１０】

【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。

【００１１】本体１の略上面に指接触操作部２を設け、
この指接触操作部２に位置検出マトリックス回路３を配
設し、指接触操作部２表面上を指でなぞることにより前
記位置検出マトリックス回路３から情報処理機４にカー
ソルなどの移動対象を所定の方向に移動せしめる位置移
動信号５を出力するように構成し、この指接触操作部２
表面上を指でなぞるスピードに応じて情報処理機４のカ
ーソルなどの移動対象の移動量を変化せしめる位置移動
信号５を出力するように構成したことを特徴とするカー
ド型情報処理機用位置入力装置に係るものである。

【００１２】

【作用】情報処理機４に接続した本体１上面の指接続操
作部２表面上を指でなぞる（例えば情報処理機４の画面
上の移動対象の動かしたい方向に指をこする）と、指接
触操作部２に配設した位置検出マトリックス回路３がこ
の指の移動を検出してこの指の移動に応じた位置移動信
号５を情報処理機４に出力し、所望する方向に移動対象
を移動せしめる。

【００１３】指で操作する移動スピードを高めると、こ
の移動スピードを位置検出マトリックス回路３が検出し
て位置移動信号５を情報処理機４に出力し、指の移動ス
ピードに応じた移動量で移動対象を移動せしめることと
なる。

【００１４】

【実施例】第１図は本発明の概略斜視図を示しており、
本実施例は、手のひらに乗るカード型サイズの本体１の
略上面いっぱいに方形状の指接触操作部２を設け、この
指接触操作部２に交差点３’に指で触れることにより作
動する位置検出マトリックス回路３を配設している。

【００１５】本実施例では本体１を平板状に形成してい
るが、指接触操作部２の表面が指で操作しやすい平面状
（平曲面状でも良い）に形成されればどのような形状で
も良い。

【００１６】図中符号８は情報処理機４に接続するコネ
クタ、９は実行ボタン、１０は解除ボタン、１１は本体
の周側部に形成した収納溝であり、この収納溝１１にコ
ード１２を巻回して収納する。

【００１７】指接触操作部２は、位置検出マトリックス
回路３の交差点３’上に検出ＰＡＤシートを付設して構
成している。

【００１８】本実施例の操作例として、例えば所望する
移動対象の移動量が多い場合、その方向に向かって指を
このシート上に素早く必要回数こすり、所望の方向にこ
するスピードに比例した速いスピードで移動対象を動か
し、目的の付近まできたらゆっくり指をこすって移動対
象を所望位置にゆっくり正確に移動させる。

【００１９】尚、さらに精密な移動が要求される場合は
、指を押したままの状態で動かせば任意の精密位置に移
動対象を移動できる。

【００２０】この位置検出マトリックス回路３の感度（
指の移動量に応じた移動対象の移動量の度合）について
は適宜設計し得る。

【００２１】第２図は本体１内に設けた制御回路６と位
置検出マトリックス回路３と情報処理機４のコネクタ部
７との接続を図示しているが、本実施例の位置検出マト
リックス回路３は縦軸Ｙｎに夫々電圧を印加し、横軸Ｘ
１，Ｘ２，・・・と順次電圧を印加して行き、常時指が
接触されている交差点３’を検出しており、制御回路６
によりこの指が接触されている交差点３’を感知して、
指の動いた方向並びに時間差から検出される指の動いた
スピードを情報処理機４へ位置移動信号５として出力す
るように構成している。

【００２２】尚、本実施例では位置検出マトリックス回
路３が接触点として検出している範囲、（│Ｘｍａｘ−
Ｘｍｉｎ│あるいは│Ｙｍａｘ−Ｙｍｉｎ│）がある所
定範囲より大きい場合には、指接触操作部２に接触され
ているものが指ではないと判断して情報処理機４へ位置
移動信号５を出力しないように構成している。

【００２３】

【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、ト
ラックボールが不要となるため、薄型小型軽量に構成で
き、構成も制御回路部とマトリックス回路とで簡単に構
成でき量産性に秀れたカード型情報処理機用位置入力装
置を提供できる。

【００２４】また、指で指接触操作部表面上を指でなぞ
るだけで位置移動信号を出力できるから、従来のマウス
タイプのように机などの一角の平らな使用スペースを全
く必要としないため、近年普及されている持ち運びタイ
プのコンピュータにも適用できる秀れた効果を発揮する
。

【図面の簡単な説明】

【図１】概略構成斜視図である。

【図２】概略構成配線図である。

【符号の説明】

１　　本体 ２　　指接触操作部 ３　　位置検出マトリックス回路 ４　　情報処理機 ５　　位置移動信号

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　本体の略上面に指接触操作部を設け、
   この指接触操作部に位置検出マトリックス回路を配設し
   、指接触操作部表面上を指でなぞることにより前記位置
   検出マトリックス回路から情報処理機にカーソルなどの
   移動対象を所定の方向に移動せしめる位置移動信号を出
   力するように構成し、この指接触操作部表面上を指でな
   ぞるスピードに応じて情報処理機のカーソルなどの移動
   対象の移動量を変化せしめる位置移動信号を出力するよ
   うに構成したことを特徴とするカード型情報処理機用位
   置入力装置。