JPH04223366A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH04223366A
JPH04223366A JP2414456A JP41445690A JPH04223366A JP H04223366 A JPH04223366 A JP H04223366A JP 2414456 A JP2414456 A JP 2414456A JP 41445690 A JP41445690 A JP 41445690A JP H04223366 A JPH04223366 A JP H04223366A
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JP
Japan
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film
capacitor
polycrystalline silicon
silicon
oxide film
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JP2414456A
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Yoshio Hayashide
吉生 林出
Kazuyoshi Maekawa
和義 前川
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体装置に関し、特
に、素子の高集積化に適したキャパシタの構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置にはMOSFETとキャ
パシタの直列回路でその記憶素子が構成されるものがあ
る。以下、この種の半導体記憶装置を記憶保持動作の必
要なメモリ、略してダイナミックランダムアクセスメモ
リ(Dynamic Random Access M
emory) と呼ぶ。図2に従来用いられてきたダイ
ナミックランダムアクセスメモリの構造の一例を示す。 この図ではp型シリコン基板1上に第1の多結晶シリコ
ン膜5、その下に設けられた第1のゲート誘電体膜4、
上記シリコン基板上に形成されたN+ 拡散層3,13
でMOSFETを形成している。さらにこのMOSFE
TのN+ 拡散層13とこの上に設けられた第2のゲー
ト誘電体膜14とこの上に形成された第2の多結晶シリ
コン膜15でキャパシタが形成される。
【0003】近年、半導体装置の高集積化にともないこ
の種のダイナミックランダムアクセスメモリにおいても
、個々の素子を微細化していく必要に迫られている。 図2に示すような構造の半導体装置において、キャパシ
タの部分を微細化し、かつその静電容量を確保するため
には第2のゲート絶縁膜14を薄くしなければならない
が、例えば1Mビットの集積度を持つダイナミックラン
ダムアクセスメモリにおいて、この第2のゲート絶縁膜
14はシリコン基板を酸素または水蒸気雰囲気中におい
て800℃から1000℃程度の温度で熱酸化すること
で得られ、その膜厚は10nm程度であり、集積度がさ
らに上がった場合にこれにともなうシリコン酸化膜の薄
膜化は困難である。
【0004】キャパシタの面積を大きく取るために、図
2に示すようにN型拡散層13と第2の多結晶シリコン
膜15を電極としてキャパシタを構成するのではなく、
図3にその例を示すように第2の多結晶シリコン膜15
と第3の多結晶シリコン膜25を電極としてMOSFE
Tの上にもキャパシタを構成する方法が提案されている
。図3ではp型シリコン基板1上に第1の多結晶シリコ
ン膜5、その下に設けられた第1のゲート誘電体膜4、
上記シリコン基板上に形成されたN型拡散層3,13で
MOSFETを形成している。このMOSFET上には
第1の層間絶縁膜6が設けられ、この上に第2の多結晶
シリコン膜15と第3の多結晶シリコン膜25ならびに
その間に挟まれた第2のゲート誘電体膜14でキャパシ
タが構成され、上記N型拡散層13を通じて上記MOS
FETに接続されている。ここで第2のゲート誘電体膜
14は減圧気相成長法などを用いて形成されたシリコン
窒化膜を熱酸化して得られる酸化膜窒化膜構造が用いら
れている。上記キャパシタ上に第2の層間絶縁膜16を
介してタングステンシリサイドなどを材質とする第1の
導電層7が設けられ、この第1の導電層は上記MOSF
ETのN型拡散層3にコンタクトホール18で接続され
ている。この第1の導電層7の上には第3の層間絶縁膜
26を介してアルミシリコン合金などからなる第2の導
電層17が設けられている。この構造を用いると半導体
基板上に占めるキャパシタの面積が節減できるので、図
2に示すようにシリコン基板上にキャパシタを設ける形
の半導体記憶装置より集積度の高い半導体記憶装置を製
造することができる。
【0005】しかしながら16Mbit/チップ以上の
集積度を得る場合には、図3に示す構造を用いてもキャ
パシタに十分な静電容量が得られない。キャパシタの静
電容量を増やすためにはその電極面積を広くすること以
外に電極の間に入れられる誘電体膜を薄くしたりまたこ
の誘電体膜の材質としてより誘電率の高い物を用いる方
法がある。従来誘電体膜として用いられていた酸化膜と
窒化膜からなる誘電体膜はその膜厚を酸化膜換算で6n
m程度までしか薄膜化できないことが知られている。こ
れに対し誘電率が窒化膜の9に対して10−20と高い
5酸化タンタル(Ta2 O5 )を用いることで静電
容量を大きくすることができる。この5酸化タンタルは
金属タンタルをスパッタ法などで電極上に被着し、後に
これを500℃程度の低温で酸化する方法、酸素中でタ
ンタルをスパッタするリアクティブスパッタ法を用いて
被着する方法、5塩化タンタル等タンタル化合物と酸素
等酸化性ガスを反応させる気相成長法を用いて形成する
方法がある。
【0006】これらの手法のうちその膜質、段差被覆性
に優れた気相成長法について説明する。図4に気相成長
法で用いられる減圧気相成長装置の一例を示す。半導体
ウェハ107は通常石英ガラスまたは炭化硅素からなる
ボート106に載せられ、同様の材質からなる反応管1
08の中に置かれ、反応管108は同様の材質からなる
圧力容器102の中に置かれる。圧力容器の下にはフラ
ンジ103があり、1本または複数の原料ガス供給管1
04と真空排気装置105が排気配管115を介して接
続されている。圧力容器の外側にはヒーター101が置
かれ反応管内を加熱できるようになっている。ボート1
06はボート保持具110を用いて反応管へ出し入れさ
れる。5酸化タンタル膜の原料121は通常常温では液
体で供給されるため原料タンク120内に貯蔵され、原
料タンク120は保温ヒーター111により50℃から
300℃程度の温度に保たれている。キャリアガス供給
管114から窒素ガスなどのキャリアガスが原料ガスタ
ンクに供給されると、原料ガス供給管104には一定濃
度の原料ガスを含んだキャリアガスが流れる。
【0007】次にこの減圧気相成長装置を用いて5酸化
タンタル膜を形成する方法について説明する。まずウェ
ハ107はフランジ103から炉内に挿入される。炉内
に挿入されたウェハはその温度が安定するまで窒素ガス
など不活性ガスを流しながら通常10Torr以下の減
圧状態で保持された後、原料ガスタンク120に蓄えら
れた、例えば5酸化タンタルがフランジ103に設けら
れた原料ガス導入管104から圧力容器内に導入される
。同時に酸化材として酸素などが原料ガス供給管124
から反応管108内に供給される。所望の膜厚を得られ
るだけの時間、上記原料ガスを反応管108内に流し、
ウェハ107上に5酸化タンタル膜を形成する。
【0008】図5〜7に5酸化タンタル膜をキャパシタ
誘電体膜として利用した半導体記憶装置の製造方法につ
いて説明する。図5(a) に示すように、まず素子分
離の酸化膜2を半導体基板1上に形成する。図5(b)
 に示すように第1のゲート絶縁膜4上に減圧気相成長
法により第1の多結晶シリコン膜5を形成する。さらに
この第1の多結晶シリコン膜5を整形し、この上からイ
オン注入法などで自己整合的にN型拡散層3,13が形
成される。第1の多結晶シリコン膜5,N型拡散層3,
13と第1のゲート誘電体膜4からなるMOSFETの
上から第1の層間絶縁膜6を形成する。さらにこの第1
の層間絶縁膜6上にフォトリソグラフィにより開口部を
定義し、反応性イオンエッチング法などにより開口部8
を設ける(図5(c) )。次に図5(d) に示すよ
うに、この第1の層間絶縁膜6の上に減圧気相成長法に
より第2の多結晶シリコン膜15を形成し、リンや砒素
のイオン注入またはホスフィンなどを用いたリンデポジ
ションによりN型不純物原子を添加する。この第2の多
結晶シリコン膜15もフォトリソグラフィと反応性イオ
ンエッチングなどを用いて整形される(図6(a) )
。すでに説明した減圧気相成長法により5酸化タンタル
膜等が第2のゲート誘電体膜14として形成される(図
6(b) )。5酸化タンタルは多結晶シリコン膜の間
に置かれ、かつ800℃以上の熱処理を受けると電極の
多結晶シリコンと反応しタンタルシリサイドが形成され
てしまい、絶縁性を失ってしまう。このためキャパシタ
の上部電極25としては気相成長法などによりタングス
テンなど高融点金属が第2のゲート誘電体膜14の上に
形成される。さらにフォトリソグラフィと反応性イオン
エッチングなどを用いて図6(c) に示すように整形
される。さらに、図7(a) に示すように、第2の層
間絶縁膜16を気相成長法によるシリコン酸化膜などに
より形成し、コンタクトホール18を開口し、タングス
テンシリサイドなどの第1の導電層7を形成する。第1
の導電層7上にはさらに第3の層間絶縁膜26が気相成
長法によるシリコン酸化膜などによって形成され、その
上にアルミシリコン合金などの第2の導電層17が形成
される(図7(b) )。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8(
a) に示すように、5酸化タンタル膜24形成時には
気相成長法,スパッタ法のいずれの製法を用いても多結
晶シリコン膜電極15は酸素等酸化雰囲気中に置かれる
ために、上記多結晶シリコン膜電極上15には1から4
nm程度のシリコン酸化膜34が形成されてしまう。こ
のため5酸化タンタルを用いた誘電体膜は実際は電極1
5上のシリコン酸化膜34と5酸化タンタル膜24から
なる複合膜となり、5酸化タンタル自身の膜厚も考慮す
ると全体として酸化膜換算で5nm程度までしか薄膜化
できない。H.Shinriki.Y.Nisioka
.Y.Ohiji,and K.Murai,IEEE
 Electron Devices vol.36(
1989)p.3289 に報告されているように、5
酸化タンタル膜24を形成する前に気相成長法によりシ
リコン窒化膜54を形成し(図8(b) )、その上に
5酸化タンタル膜24を形成することで5酸化タンタル
膜形成時に電極15が酸化されることを防止できる。し
かしながら連続的なシリコン窒化膜を得るためには少な
くとも2〜4nm程度の膜厚が必要であり、またシリコ
ン窒化膜を形成するため半導体ウェハを気相成長装置に
挿入する際、空気中の酸素のために1〜2nmの自然酸
化膜44がシリコン窒化膜54と下地15の間に形成さ
れてしまい、結果的に酸化膜換算の膜厚としては4nm
程度までしか薄膜化されない。このように従来技術では
高誘電率を有する金属酸化膜を誘電体膜として用いるキ
ャパシタを形成する際、その実質的な膜厚を薄くするこ
とができないという問題点があった。
【0010】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、高誘電率を有する金属酸化膜を下
部電極上に形成する際に下地の酸化を抑え、その結果キ
ャパシタ誘電体膜を実質的に薄膜化することができる半
導体装置の構造を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
は、多結晶シリコン膜より成る下部電極と、シリコン酸
化窒化膜及び金属酸化膜の2層構造より成る誘電体膜と
、タングステンなど高融点金属から成る上部電極とで構
成されて成るキャパシタを有するものである。
【0012】また本発明に係る半導体装置の製造方法は
、キャパシタの下部電極である多結晶シリコン膜を形成
し、該多結晶シリコン膜の表面部を熱またはプラズマ窒
化してシリコン酸化窒化膜を形成し、さらにその上に金
属酸化膜を形成して誘電体膜を形成するようにしたもの
である。
【0013】
【作用】本発明においては、誘電体膜として、多結晶シ
リコン膜上に形成したシリコン酸化窒化膜と該シリコン
酸化窒化膜上に形成した金属酸化膜の二層構造を備えた
構成としたから、キャパシタの実効膜厚の増加を防止で
き、蓄積容量の低下を防止できる。
【0014】また本発明においては、下部電極として多
結晶シリコンを形成した後、多結晶シリコンの表面部を
熱またはプラズマ窒化してシリコン酸化窒化膜を形成し
その上に金属酸化膜を形成したから、酸化膜を含まない
誘電体膜を得ることができ、キャパシタの膜厚の増加を
防止できる。
【0015】
【実施例】図1は本発明の一実施例による5酸化タンタ
ル膜を用いたキャパシタの形成過程を示す。第2の多結
晶シリコン膜15を形成するまでは従来例の形成過程と
同一である。この第2の多結晶シリコン膜15を形成し
たあと、上記多結晶シリコン膜上に存在する自然酸化膜
を沸化水素酸水溶液などを用いて除去する。図1(a)
 に示すように、この状態では約1nm以下程度の自然
酸化膜34が常温の大気中で形成され、多結晶シリコン
膜15上に残る。このあと図1(b) に示すように、
アンモニア雰囲気中でウェハを1000℃で1分程度急
速加熱することで、アンモニアが多結晶シリコン膜15
並びにシリコン膜の残存自然酸化膜34と反応し、0.
5nm程度のシリコン酸化窒化膜64が形成される。
【0016】図9にこの急速加熱を行う窒化装置の構造
と動作を示す。まず、下部フランジ203が反応室20
2から下がり半導体ウェハ207がウェハ搬送機(図示
せず)を用いてウェハ支持具206の上におかれる。下
部フランジ203が上に上がり反応室が密閉される。こ
の状態で反応室内は室温であるため、半導体ウェハ20
7の表面が酸化されることはない。反応室202内が窒
素など不活性ガスで置換されたあと原料ガス導入管20
4から反応室202にアンモニアガスが充填される。こ
のあと反応室外に置かれたハロゲンランプなど熱線光源
201を用いて光源窓を通じて半導体ウェハ207を1
秒間に100℃程度の速度で昇温し、所定の程度の温度
で所定の時間(通常数秒から数分程度)保つ。このあと
窒素ガスなどを反応室202内に流し、アンモニアガス
を置換するとともに半導体ウェハ207を冷却し、室温
近くまで温度が下がった時点で半導体ウェハ207は反
応室から引き出される。
【0017】次に図1(c) に示すように、多結晶シ
リコン膜15上にシリコン酸化窒化膜64が形成された
状態で図4に示すような減圧気相成長装置を用いて5酸
化タンタル膜24を形成し、さらに減圧気相成長法を用
いてタングステンなどの上部電極35を形成する。キャ
パシタ以外の形成方法は図5〜7に示した従来例と同様
である。
【0018】このように図9に示す装置を用いて半導体
ウェハを処理する本実施例の場合は、半導体ウェハは室
温ないしは室温に近い温度で装置に出し入れされるため
、多結晶シリコン膜やシリコン基板上に酸化膜が形成さ
れることがない。このため処理の結果得られるシリコン
酸化窒化膜の下にはシリコン酸化膜がほとんど成長しな
い。またシリコン酸化窒化膜は酸化材に対してマスク効
果があるため、5酸化タンタル膜形成時に酸化雰囲気の
中で熱処理を受けてもシリコン酸化窒化膜上にシリコン
酸化膜が形成されることがない。従って本発明によるキ
ャパシタ絶縁膜は、シリコン酸化窒化膜と5酸化タンタ
ル膜の2層構造となり、前記2層構造のキャパシタ絶縁
膜の膜厚はシリコン酸化膜換算で4nm以下にできる。
【0019】上記実施例では5酸化タンタル膜を形成す
る方法として、複数のウェハを同時に処理する方式の減
圧気相成長装置を用いる場合を示したが、図8の他の実
施例に示すようにウェハを1枚ずつ処理する方式の急速
加熱型減圧気相成長装置を用いてもよい。
【0020】以下に本発明の他の実施例として、図10
の急速加熱型減圧気相成長装置を用いて、連続的に工程
を進める方法について示す。図10において、図9と同
一符号は同一部分を示し、205は真空排気装置である
【0021】先ず、下部フランジ203が反応室202
から下がり、多結晶シリコン膜を形成した半導体ウエハ
207をウエハ支持具206上に置く。下部フランジ2
03が上がり、反応室が密閉される。ガス状の沸化水素
酸を原料ガス供給管204より流し、ウエハ207上の
自然酸化膜を除去する。次に、多結晶シリコン膜の窒化
を行う。この方法は、前記実施例の図9に示す装置を用
いた工程と同じである。シリコン窒化酸化膜が形成され
、反応室内が窒素等不活性ガスで置換された後、ウエハ
207を反応室202にそのままにして、続けて5酸化
タンタル膜を形成する。原料ガス導入管204から反応
室202に原料ガスである5酸化タンタル及び酸化材の
酸素が充填される。この後、反応室外に置かれたハロゲ
ンランプなど熱線光源201を用いて光源窓を通じて半
導体ウエハ207を昇温し、所定の程度の温度で所望の
膜厚が得られる時間保ち、ウエハ207上に5酸化タン
タル膜を形成する。その後、反応室202内に窒素ガス
などを流し、原料ガスを置換し、半導体ウエハを冷却し
て反応室202より取り出す。
【0022】上記実施例においては、連続的に自然酸化
膜除去,窒化,5酸化タンタル膜形成の3工程を行なう
場合を示したが、自然酸化膜を沸化水素酸水溶液で除去
した後他の2工程を連続的に行ってもよく、また、別々
の急速加熱型減圧気相成長装置を用いて窒化,5酸化タ
ンタル膜形成を行ってもよい。
【0023】なお5酸化タンタル膜を形成後、その欠陥
を修復するため酸化雰囲気中で熱処理を加えてもよい。 この場合、従来法では熱処理中に5酸化タンタル膜を貫
通した酸素がその下にある多結晶シリコン膜を酸化し絶
縁膜としての実効膜厚が厚くなってしまうという問題が
あるが、本発明によれば5酸化タンタル膜の下にあるシ
リコン酸化窒化膜が酸素のマスクになるため実効膜厚の
増大が防止できる。
【0024】また上記実施例では、多結晶シリコン膜を
窒化する手法として、急速熱窒化を用いた例を示したが
本発明はこれに限るものでなく、アンモニア雰囲気下で
温度800℃,圧力1〜3Torr,13.56MHz
程度の高周波を電圧かけた平行平板電極の間にウェハを
置いてプラズマ処理することで、多結晶シリコン膜上に
シリコン酸化窒化膜を形成してもよい。
【0025】さらに上記実施例では誘電体膜として5酸
化タンタル膜を用いた例を示したが、これ以外に例えば
2酸化チタン膜などの金属酸化膜を用いても構わない。 また上部電極の材質もタングステンに限定されない。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、下部電極
の多結晶シリコン膜上に形成される誘電体膜をシリコン
酸化窒化膜とその上の金属酸化膜との2層構造としたた
め、キャパシタの実効膜厚の増加を防止できる。
【0027】また本発明によれば、下部電極の多結晶シ
リコン膜の表面部を窒化して酸化材に対してマスク効果
のあるシリコン酸化窒化膜を形成し、その上に金属酸化
膜を形成するようにしたから、酸化膜を含まない誘電体
膜を得ることができる。このため、従来よりもゲート誘
電体膜の薄膜化,高信頼化を図ることができるので、キ
ャパシタの小型化ができ、集積度の高いダイナミックラ
ンダムアクセスメモリの製造が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による5酸化タンタル膜を用
いたキャパシタの形成過程を示す図である。
【図2】従来のダイナミックアクセスメモリを示す図で
ある。
【図3】従来のダイナミックアクセスメモリを示す図で
ある。
【図4】減圧気相成長装置の例を示す図である。
【図5】従来のダイナミックアクセスメモリの製造工程
の一部を示す図である。
【図6】従来のダイナミックアクセスメモリの製造工程
の一部を示す図である。
【図7】従来のダイナミックアクセスメモリの製造工程
の一部を示す図である。
【図8】従来技術によるキャパシタを示す断面図である
【図9】急速加熱型窒化装置の一例を示す図である。
【図10】本発明の他の実施例による急速加熱型減圧気
相成長装置を示す図である。
【符号の説明】
1      半導体基板 2      素子分離酸化膜 3      N型拡散層 4      第1のゲート誘電体膜 5      第1の多結晶シリコン膜6      
第1の層間絶縁膜 7      第1の導電体膜 8      第1のコンタクトホール13    N
型拡散層 14    第2のゲート誘電体膜 15    第2の多結晶シリコン膜 16    第2の層間絶縁膜 17    第2の導電体膜 18    第2のコンタクトホール 25    第3の多結晶シリコン酸化膜24    
5酸化タンタル膜 26    第3の層間絶縁膜 34    シリコン酸化膜 35    キャパシタ上部電極 44    シリコン酸化膜 64    シリコン酸化窒化膜 101  ヒーター 102  圧力容器 103  下部フランジ 104  原料ガス供給管 105  真空排気装置 106  ボート 107  半導体ウェハ 108  反応管 110  ボート保持具 111  保温ヒーター 114  原料ガス供給管 115  排気配管 120  原料タンク 121  原料 124  原料ガス供給管 201  熱線光源 202  反応室 203  下部フランジ 204  原料ガス供給管 205  真空排気装置 206  ウェハ保持具 207  半導体ウェハ 209  光線入射窓 215  排気配管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一導電型の半導体基板上に少なくとも
    一層の絶縁膜が設けられ、この絶縁膜上にあってこの絶
    縁膜に設けられた開口部を通じて前記半導体基板に電気
    的に接続されている多結晶シリコン膜とこの多結晶シリ
    コン膜上に設けられた誘電体膜とこの誘電体膜上に設け
    られた導電体膜で構成されるキャパシタをもつ半導体装
    置において、上記誘電体膜は上記多結晶シリコン膜上の
    シリコン酸化窒化膜とさらにその上に形成される金属酸
    化膜とからなるものであることを特徴とする半導体装置
  2. 【請求項2】  一導電型の半導体基板上に少なくとも
    一層の絶縁膜が設けられ、この絶縁膜上にあってこの絶
    縁膜に設けられた開口部を通じて前記半導体基板に電気
    的に接続されている多結晶シリコン膜とこの多結晶シリ
    コン膜上に設けられた誘電体膜とこの誘電体膜上に設け
    られた導電体膜で構成されるキャパシタをもつ半導体装
    置の製造方法において、前記キャパシタの下部電極とし
    て多結晶シリコン膜を形成する工程と、該多結晶シリコ
    ン膜の表面部を熱またはプラズマ窒化してシリコン酸化
    窒化膜を形成する工程と、該シリコン酸化窒化膜上に金
    属酸化膜を形成する工程とを含むことを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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