JPH0422317Y2 - - Google Patents

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JPH0422317Y2
JPH0422317Y2 JP1985202493U JP20249385U JPH0422317Y2 JP H0422317 Y2 JPH0422317 Y2 JP H0422317Y2 JP 1985202493 U JP1985202493 U JP 1985202493U JP 20249385 U JP20249385 U JP 20249385U JP H0422317 Y2 JPH0422317 Y2 JP H0422317Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、スリツト検出回路に関し、さらに
詳しく言うと、駆動モータに取り付けられると共
に発光素子と受光素子との間に介在したスリツト
板のスリツトを正確に検出する改良されたスリツ
ト検出回路に関する。このスリツト検出回路は、
たとえば、自動化学分析装置、腎臓透析装置など
に装着されるポンプ駆動装置におけるポンプ駆動
モータの回転を正確に制御するために好適に利用
されるものである。
[従来の技術およびその問題点] たとえば、自動化学分析装置や透析装置には、
体液、血液、試薬などの液体を正確に吸引吐出す
るためのポンプ駆動装置がセツトされている。
この種のポンプ駆動装置は、液体の吸引吐出を
行なうポンプと、このポンプを駆動するACサー
ボモータと、このACサーボモータの回転数を制
御して液体の吸引吐出量を制御する制御部とを備
えている。このように、ACサーボモータを使用
するのは、トルクが良好で、コストが低廉である
からである。このACサーボモータの回転数の検
出は、円周上に、ラジアル方向にスリツトを設け
たスリツト板を、ホツトインタラプタなどの光伝
達素子をセンサとする発光部および受光部の間に
介在させて、発光部から発する光がスリツトを通
過して受光部で見地されることにより、1個のス
リツトを検出し、回転するスリツテ板のスリツト
数を係数することにより、スリツト板に連動する
ポンプ駆動モータであるACサーボモータの回転
数を制御するようになつている。
しかしながら、このACサーボモータでは低速
の回転数では回転精度が悪い。これは、ACサー
ボモータは、通常位相制御方式により、その回転
数が制御されているからである。
この為、近年では、少量の液体を吸引吐出する
ポンプを起動するためのモータとして、パルス制
御方式のパルスモータ(ステツピングモータ)が
使用されて来ている。パルスモータの特長とし
て、低速回転数であつても非常に制度良く回転す
ることができると共に、回転トルクが大きくて、
デジタル信号(パルス信号)で制御することがで
きるなどの優れた利点を有している。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、スリツト板を回転させて、発光
素子と受光素子との間の光を断続するスリツトの
数で液量を制御する場合、パルスモータの回転数
の制御に誤差を生じることが多々有つた。
これは、パルスモータがパルス制御方式であ
り、所定角度毎に歩進回動し、1回動毎に1回の
歩進停止を行なうために生じる。すなわち、パル
スモータの歩進停止時において、パルスモータ自
体のバツクラツシユや、スリツト板自体のバツク
ラツシユが有り、このバツクラツシユが、発光素
子から受光素子に投光している連続光を断続させ
てしまい、これによつて、1個のスリツトである
のに複数個のスリツトが通過したかのように受光
素子が連続光を検出することとなるので、パルス
モータの回転数の検出に誤差を生じるのである。
[考案の目的] この考案は前記問題点を解決することを目的と
するものである。
すなわち、パルスモータに連動して回転するス
リツト板のスリツトを通過する光を検出する事に
より、スリツトを検出するスリツト検出回路にお
いて、パルスモータやスリツト板などのバツクラ
ツシユがあつても正確にスリツトを計数すること
ができるスリツト検出回路を提供することであ
る。
この考案の他の目的は、スリツト板のスリツト
を正確に計数することにより、このスリツト板に
連動するパルスモータの回転を正確に制御し、パ
ルスモータの正確な制御によりポンプによる液体
の吸引吐出量を正確に制御することができるよう
な、スリツト検出回路を提供することにある。
この考案のさらに他の目的は、自動化学分析装
置、腎臓透析装置などにおける各種の液体を正確
に吸引吐出することができるポンプ駆動装置に組
込まれるスリツト検出回路を提供することであ
る。
[前記問題点を解決するための手段] 前記問題点を解決するためにこの考案の要旨
は、円周上にラジアル方向にスリツトを形成した
液体ポンプ駆動用のパルスモータにより駆動され
る回転円板を発光素子と受光素子との間に介装
し、前記受光素子から発し、前記スリツトを通過
する光を前記受光素子で受光することにより、前
記スリツトを計数するスリツト検出回路におい
て、前記受光素子をパルス発光させる発光部と、
発光素子からのパルス発光を受光する前記受光素
子から出力される信号のエツジにより、一定期間
ハイまたはローとなる信号を出力するリトリガブ
ルワンシヨツト回路と、このリトリガブルワンシ
ヨツト回路からの信号により前記回転円板を駆動
するパルスモータの回転制御を行う制御部とを備
えたことを特徴とするスリツト検出回路である。
[実施例] 以下、この考案の何時実施例について図面を参
照しながら説明する。
第1図はこの考案の一実施例であるスリツト検
出回路を示す。
第1図において、スリツト検出回路は、所定の
クロツクを発生する発信回路を内蔵した発光部1
と、前記発信回路のクロツクと同期して点滅動作
する発光素子Lと、この発光素子Lからの光信号
を受光して電気信号を出力する受光素子PTRを
有する受光部2と、この受光部2からの電気信号
を入力すると所定期間のハイレベル又はローレベ
ルの信号を出力するリトリガブルワンシヨツト回
路4と、このリトリガブルワンシヨツト回路4か
ら出力されるワンシヨツトパルスを計数すると共
にパルスモータ5の駆動を制御する制御部6とを
備える。なお、7で示すのは、前記発光素子Lと
受光素子Pとの間に介在して配置されると共にパ
ルスモータ5に連動して回転するスリツト板であ
る。このパルスモータ5は前記制御部6により回
転制御される構成となつている。
前記発光部1における発信回路は、パルスモー
タ5の回転数およびスリツトに光が通過する時間
によつて決定される周期のクロツクパルスAを発
信する。因みに、パルスモータ5の回転数が1〜
100RPMである場合、前記クロツクパルスAの周
期は10ms〜1sとなる。このときのクロツクパル
スAの周波数は数KHz〜数10KHzが好適なもので
ある。
前記発光素子Lは、通常の安価なものを使用す
ることができる。
前記受光部2は、積分回路を構成する抵抗R、
コンデンサCおよび前記受光素子P、出力波形用
のバツフア8とから構成される。
前記受光素子Pは光信号を確実に受光して電気
信号を出力し得るものであれば特に制限がなく、
通常のものを使用することができ、発光素子Lと
受光素子PTRが一体化しているフオトインタラ
プタが好適である。なお、フオトインタラプタの
かわりに、受光素子Pと発光素子Lとが別のデイ
スクリート部品にて構成してもよい。
前記積分回路は、高周波ノイズを除去するもの
である。
前記リトリガブルワンシヨツト回路4は、内部
にリトリガブルモノステーブルマルチバイブレー
タを装備し、バツフア8を介して電気信号Bを入
力すると、この電気信号のたとえば立下がりエツ
ジによりリトリガモノマルチが起動し、所定時間
のたとえばLレベルの信号Cを出力し続ける。こ
の所定時間とは、たとえば前記クロツクパルスA
の周期にほぼ等しい時間である。
前記制御部6は、回路4から出力されるパルス
Cの立ち上がりを検出してパルスモータ5の必要
な回転数を制御する構成となつている。
次に以上構成の動作について説明する。
発光部1の発信回路は、パルスモータ5が動作
しているときに限り発信動作をしており、発光素
子Lは、発信回路から出力されるクロツクパルス
Aに同期して点滅動作する。なお、発光部1の発
信回路の動作を前述のようにしたのは、パルスモ
ータ5が動作していないのに、受光素子Pが動作
するのを防止するためである。
ここで、スリツト板7の回転によりスリツト
が、発光素子Lから受光素子Pへの光軸上にさし
かかるとき、パルスモータ5およびスリツト板7
などのバツクラツシユにより、1発のパルス光が
断続して、第2図に示すように、受光素子Pは、
周期の短いパルス光を受光することとなる。この
短い各パルス光を受光する受光素子Pは、各受光
毎に短い周期のパルス信号B1をリトリガブルワ
ンシヨツト回路4に出力する。
リトリガブルワンシヨツト回路4では、短い周
期のパルス信号B1の立下がりにより、前記クロ
ツクパルスAの周期に等しい長さのローレベルの
信号Cを出力する。この信号Cの周期は前記クロ
ツクパルスAの周期に等しく、また前記信号B1
の周期はクロツクパルスの周期よりもはるかに小
さいので、リトリガブルワンシヨツト回路4から
はローレベルの信号Cが継続して出力される。
次いで、前記バツクラツシユが始まつてスリツ
ト板7が完全に静止すると、このスリツトに発光
素子Lからのパルス光が通過し、このパルス光に
よつて受光素子PTRからはパルス光と同じ周期
のパルス信号Bが発生し、前記リトリガブルワン
シヨツト回路4に出力される。リトリガブルワン
シヨツト回路4では、次々とパルス信号Bを入力
するので依然としてローレベルの信号Cを出力し
続ける。
その後、スリツト板7が回転を開始して、スリ
ツトが前記光軸上から出て行くとき、スリツト板
およびパルスモータ5などのバツクラツシユによ
り、前記と同様にして短い周期のパルス光を受光
素子Pが受光し、この受光素子Pから短い周期の
パルス信号B2をリトリガブルワンシヨツト回路
4に出力することになる。
しかし、スリツトが前記光軸から完全に外れ
て、発光素子Lからのパルス光が、スリツト板7
で完全に遮断されてしまうと、前記短い周期の最
後のパルス光を前記受光素子Pが受光し、この受
光素子Pから出力される最後のパルス信号B2を
入力する回路は、ローレベルからハイレベルに立
上がる信号Cを出力する。
この信号Cの立ち上がりを制御部6が検出し、
1個のスリツトを検出することとなる。
このように、この実施例によると、パルスモー
タ5やスリツト板7の回転、停止に際してバツク
ラツシユがあつても、発光素子Lから受光素子P
に至る光軸を通過する1個のスリツトを正確に1
個と検出することができる。
バツクラツシユは、このパルスモータ5の低速
回転において顕著に生じるものであるから、微量
の液体を吸引吐出するようにポンプを駆動し、そ
のために低速回転を要求さるポンプ駆動用のパル
スモータ5を装備する自動化学分析装置、腎臓透
析装置などにこのスリツト検出回路を組込むと、
スリツトの計数を正確に行なうことができるの
で、正確な液体の吸引吐出を行なうことができ
る。なお、前記実施例において、リトリガブルワ
ンシヨツト回路4の後段にワンシヨツト回路を接
続し、リトリガブルワンシヨツト回路4より出力
される信号の立ち上りまたは立ち下がりにより、
このワンシヨツト回路からパルスを出力し、この
パルスを制御部6に入力するようにしてもよい。
[考案の効果] この考案によると、低速回転するパルスモー
タ、スリツト板のバツクラツシユがあつても、1
個のスリツトを1個と正確に検出することができ
るスリツト検出回路を提供することができる。
この考案に係るスリツト検出回路を自動化学分
析装置、腎臓透析装置などに組込むと、このスリ
ツト検出回路は、低速回転するスリツト板のスリ
ツトを正確に検出することができ、バツクラツシ
ユにより1個のスリツトを複数のスリツト通過と
誤認することがないので、パルスモータを低速回
転して正確な液体の吸引吐出量となるようにポン
プを駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す概略ブロツ
ク図および第2図は前記実施例の動作を説明する
ためのタイムチヤート図である。 1……発光部、2……受光部、4……ワンシヨ
ツト回路、7……スリツト板、L……発光素子、
P……受光素子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円周上にラジアル方向にスリツトを形成した液
    体ポンプ駆動用のパルスモータにより駆動される
    回転円板を発光素子と受光素子との間に介装し、
    前記受光素子から発し、前記スリツトを通過する
    光を前記受光素子で受光することにより、前記ス
    リツトを計数するスリツト検出回路において、前
    記受光素子をパルス発光させる発光部と、発光素
    子からのパルス発光を受光する前記受光素子から
    出力される信号のエツジにより、一定期間ハイま
    たはローとなる信号を出力するリトリガブルワン
    シヨツト回路と、このリトリガブルワンシヨツト
    回路からの信号により前記回転円板を駆動するパ
    ルスモータの回転制御を行う制御部とを備えたこ
    とを特徴とするスリツト検出回路。
JP1985202493U 1985-12-25 1985-12-25 Expired JPH0422317Y2 (ja)

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JP1985202493U JPH0422317Y2 (ja) 1985-12-25 1985-12-25

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JP1985202493U JPH0422317Y2 (ja) 1985-12-25 1985-12-25

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JPS62108892U JPS62108892U (ja) 1987-07-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5310434B2 (ja) * 2009-09-18 2013-10-09 株式会社島津製作所 ボールネジを用いた送液装置及び分析装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6010125U (ja) * 1983-06-29 1985-01-24 三菱電機株式会社 ウインド形空気調和機

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JPS6010125U (ja) * 1983-06-29 1985-01-24 三菱電機株式会社 ウインド形空気調和機

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