JPH04222593A - 多糖類の抽出法 - Google Patents

多糖類の抽出法

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JPH04222593A
JPH04222593A JP2406050A JP40605090A JPH04222593A JP H04222593 A JPH04222593 A JP H04222593A JP 2406050 A JP2406050 A JP 2406050A JP 40605090 A JP40605090 A JP 40605090A JP H04222593 A JPH04222593 A JP H04222593A
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JP
Japan
Prior art keywords
polysaccharide
algae
polysaccharides
molecular weight
ethanol
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2406050A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazue Minasako
南迫 一栄
Akio Hayashi
林 彰男
Tatsuo Nakatani
中谷 龍男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority to JP2406050A priority Critical patent/JPH04222593A/ja
Publication of JPH04222593A publication Critical patent/JPH04222593A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K36/00Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
    • A61K36/02Algae

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Natural Medicines & Medicinal Plants (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Alternative & Traditional Medicine (AREA)
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  • Medicinal Chemistry (AREA)
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  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
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  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多糖類の抽出法に関し、
さらに詳しくは多糖類の分子量を低下させずに微細藻体
から多糖類を抽出することができる多糖類の抽出法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、微細藻体から多糖類を抽出する方
法として、強酸や強アルカリを使用する方法が知られて
いる(特開昭58−201993号公報)。しかしなが
ら、この方法で回収される多糖類は、強酸や強アルカリ
で加水分解を受けて分子の一部が低分子化するという問
題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術の問題を解決し、多糖類の分子量を低下させる
ことなく微細藻体から多糖類を抽出することができる多
糖類の抽出法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、藻培養液中の
湿藻体から多糖類を抽出するに際し、上記湿藻体の水溶
液をアルカリ性に調整した後、該水溶液を弱アルカリ性
または中性とし、タンパク質分解酵素および/または脂
肪酸エステル分解酵素を加えて酵素反応を行うことを特
徴とする多糖類の抽出法に関する。
【0005】本発明に用いられる微細藻体には特に制限
はないが、紅藻類に属するポルフィリジウム・クルエン
ツム(Porphyridium cruentum 
海産性) 、ポルフィルジウム・アイロギニュウム(P
orphyridium  aerugineum 淡
水性) などが多糖類を多く含むために好ましい。これ
らの微細藻体は、公知の方法で培養して用いられる。
【0006】藻培養液から多糖類を抽出するには、例え
ば次のようにして行う。まず、藻培養液を遠心分離、濾
過等の固液分離操作により上清と湿藻体に分ける。
【0007】得られた湿藻体に5〜7倍容の水を加えて
アルカリ性に調整して藻体中のタンパク質をアルカリで
変性して水溶液に溶解する。アルカリ調整は、例えば水
酸化ナトリウム、水酸化バリウム、次亜塩素酸などの添
加により行う。水溶液のpHは8〜13が好ましく、よ
り好ましくは8〜9である。
【0008】本発明においては、湿藻体水溶液をアルカ
リ性に調整する前に、加熱および/またはホモジナイザ
ー、ボールミル等により細胞破壊を行うことが好ましい
。細胞破壊の方法は藻体の状態によって適宜選択される
が、細胞内のタンパクを変性し、後述する酵素反応を容
易にするためには加熱するのが好ましい。しかし、高温
で長時間細胞破壊を行うと細胞内の多糖類が分解されて
低分子化するおそれがあるため、70〜120℃の温度
で10分〜60分間程度で行うことが好ましく、より好
ましくは120℃で10分ないしは70℃で30分加熱
を行う。また加熱の前後にホモジナイザー、ボールミル
等で充分破壊するのがさらに好ましい。
【0009】次いでアルカリ性水溶液を弱アルカリまた
は中性に調整する。アルカリで変性したタンパク質は、
酵素により消化され易くなっているが、アルカリ性のま
ま酵素反応を行うと多糖類が部分的に加水分解されて低
分子化するおそれがあるため、酵素反応を行う前に塩酸
等を加えて弱アルカリまたは中性の水溶液とする。
【0010】その後、弱アルカリまたは中性に調整され
た水溶液に、タンパク質分解酵素および/または脂肪酸
エステル分解酵素を添加して酵素反応を行う。
【0011】本発明に用いられるタンパク質分解酵素と
しては、例えば、中性または弱アルカリ性のエンド型ま
たはエキソ型プロテアーゼの混合酵素剤である、パパイ
ン、プロテアーゼN「アマノ」(天野製薬社製商品名)
などが挙げられ、また脂肪酸エステル分解酵素としては
、α位またはβ位の脂肪酸を分解するリパーゼ、パンク
レアチンなどが挙げられる。タンパク質分解酵素と脂肪
酸エステル分解酵素は単独で用いても、併用して用いて
もよい。併用する場合には別々に添加しても同時に添加
してもよい。
【0012】湿藻体100mlに対する添加量は、タン
パク質分解酵素では通常1,000〜50,000U(
ユニット)/gであり、脂肪酸エステル分解酵素では通
常1,000〜30,000U/gである。酵素反応は
、通常30〜80℃、より好ましくは40〜60℃の温
度で、攪拌または振とうを行いながら30分〜24時間
程度行う。
【0013】酵素反応終了後、水混和性有機溶媒を反応
物の2〜3倍容になるまで加え、多糖類を浮遊物として
析出させる。水混和性有機溶媒としては、エタノール、
イソプロパノール等のアルコールなどが用いられる。浮
遊物の回収は濾過等の手段により行う。浮遊物を回収し
た後、必要に応じて水への再溶解工程および水混和性有
機溶媒による浮遊物の回収工程を数回繰り返して多糖類
の精製を行う。さらに必要に応じて透析等による脱塩を
行った後、乾燥する。乾燥は、通常の真空乾燥、スプレ
ー乾燥、凍結乾燥等の方法により行う。
【0014】本発明の方法により得られる多糖類は、酸
およびアルカリを穏和な条件で用いているため、多糖類
の分子が壊されることがなく、高分子量の多糖を多く含
む。この高分子量の多糖類は、流体摩擦抵抗の低減効果
に優れ、種々の流体摩擦低減剤として有用である。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳しく説明する
。 実施例1 微細藻体(ポリフィリジウム・クルエンツム)を、培地
として人工海水培地を使用し、光源としてハロゲンラン
プを使用して5〜10klxの光を照射し、25℃にお
いて、約2週間、CO2 5%を含む空気を通気しなが
ら培養を行い、藻培養液を得た。
【0016】得られた藻培養液を遠心分離にかけ、上清
と湿藻体に分離した。湿藻体(固形分13重量%)1k
gに対し、蒸留水2リットルを加えて80℃で20分間
加熱した後、室温まで冷却し、1N−NaOHを徐々に
加えて水溶液をpH9に調整した。その後、N2 ガス
を吹き込みながら1時間室温で攪拌し、1N−HClを
加えてpH7に調整した。この水溶液にタンパク質分解
酵素であるパパイン(天野製薬社製)を13g加え、5
0℃で24時間酵素反応を行った。反応終了後、エタノ
ールを等量加え、浮遊する多糖類を濾過により回収し、
水およびエタノールを除去し、さらにエタノールで洗浄
した。得られた多糖類を再び蒸留水5リットルに溶解さ
せ、パパインを13g加え、50℃で24時間酵素反応
を行った。その後、エタノールを等量加えて浮遊する多
糖類を回収し、エタノールで充分洗浄して真空乾燥法で
乾燥した。
【0017】得られた多糖類の分子量分布を、GPC(
gel permeation chromatohr
aphy)を用いて測定し、結果を図1に示した。 比較例1 藻体を含む培養液にNaOHを加えてpH10〜12に
調整し、100℃で1〜2時間加熱した。これを室温ま
で冷却した後、HClを加えてpH2〜4に調整し、エ
タノールを2〜3倍容加え、浮遊した多糖を回収した。 回収した多糖を2MのCaCl2 を含む蒸留水に溶解
させた。その後、90℃で多糖が完全に溶解するまで攪
拌し、溶解後、35℃まで冷却し、これにさらにエタノ
ールを2〜3倍容加えて多糖類を回収し、40℃で真空
乾燥させた。
【0018】得られた多糖類の分子量分布を実施例1と
同様にして測定し、その結果を図2に示した。
【0019】図1と図2の比較から、本発明の方法で得
られた多糖類は、高分子量の多糖を多く含むことがわか
った。 実施例2 実施例1で用いた藻培養液を遠心分離にかけて上清と湿
藻体に分離した。得られた湿藻体1kgに対して蒸留水
5リットルを加え、10,000rpmで5分間ホモジ
ナイズした。次に80℃で10分間加熱した後、室温に
冷却して1N−NaOHを加え、pHを10に調整した
。この水溶液にN2 ガスを吹き込みながら40℃で4
5分間攪拌し、室温に冷却して1N−NClを加えて中
性に調整した。この水溶液にリパーゼ30gを添加し、
30℃で20時間酵素反応を行った後、エタノールを等
量加えて浮遊する多糖類を回収した。得られた多糖類を
蒸留水3リットルに溶解させた後、パパイン10gを加
えて50℃で24時間酵素反応させ、その後、エタノー
ルを等量加えて多糖類を回収し、エタノールで充分に洗
浄して乾燥した。
【0020】得られた多糖類の分子量分布を実施例1と
同様にして測定したが、この多糖類は、比較例1と比較
して高分子量の多糖を多く含むことがわかった。
【0021】
【発明の効果】本発明の抽出法によれば、酸やアルカリ
を穏和な条件で使用した後、酵素反応でタンパク質を分
解するため、酸、アルカリによる多糖類の低分子化を防
ぐことができ、高分子量の多糖類を得ることができる。 この高分子量の多糖類は流体摩擦低減効果に優れるため
、種々の流体摩擦低減剤として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた多糖類の分子量分布曲線で
ある
【図2】比較例1で得られた多糖類の分子量分布曲線で
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  藻培養液中の湿藻体から多糖類を抽出
    するに際し、上記湿藻体の水溶液をアルカリ性に調整し
    た後、該水溶液を弱アルカリ性または中性とし、タンパ
    ク質分解酵素および/または脂肪酸エステル分解酵素を
    加えて酵素反応を行うことを特徴とする多糖類の抽出法
JP2406050A 1990-12-25 1990-12-25 多糖類の抽出法 Withdrawn JPH04222593A (ja)

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