JPH0422181Y2 - - Google Patents

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JPH0422181Y2
JPH0422181Y2 JP1987009792U JP979287U JPH0422181Y2 JP H0422181 Y2 JPH0422181 Y2 JP H0422181Y2 JP 1987009792 U JP1987009792 U JP 1987009792U JP 979287 U JP979287 U JP 979287U JP H0422181 Y2 JPH0422181 Y2 JP H0422181Y2
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は天井埋込形空気調和装置、詳しくは、
熱交換器と室内フアン及び全熱交換器と吸排気フ
アンとを備え、室内吸気口から取入れる室内空気
を前記熱交換器を通して室内吹出口から室内に吹
出すと共に、室内排気口から取入れて室外排気口
から排出する排気と、室外吸気口から取入れる外
気とを熱交換させるようにした外気処理機能をも
つ天井埋込形空気調和装置に関する。
(従来の技術) 従来、熱交換器と共に室内から排気する排気と
外気とを全熱交換器とを備えた外気処理機能をも
つ天井埋込形空気調和装置は、例えば実開昭61−
13223号公報に見られるようにすでに知られてい
る。
この従来の空気調和装置は、第5図及び第6図
に示した通り、吸気路Aと排気路Bとをクロス状
に設けたケーシングCの交差部に、排気と外気と
を、熱交換させる全熱交換器Dを設け、吸気路A
における前記全熱交換器Dの上流側に室外吸気口
EとフイルタFを、下流側に室内フアンGと熱交
換器H及び吹出口Iとを設けると共に、前記排気
路Bにおける前記全熱交換器Dの上流側に室内吸
気口JとフイルタKとを、下流側に排気フアンL
と排気口Mを配設したものであつて、定期的に保
守の必要のある前記全熱交換器D及びフイルタ
F,Kとを点検パネルPに取付けて、このパネル
Pを前記ケーシングCの一側に枢着し、保守点検
時には、第6図点線の如く揺動させて前記熱交換
器Dなどの保守、点検を行なうようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) 所が、前記した従来例においては、前記点検パ
ネルPを開閉可能に枢着する構造としているか
ら、構造が複雑となると共に、天井には前記点検
パネルPを開閉できるための大きな開口部を設け
る必要があつて、工事費が嵩むし、また、前記点
検パネルPは、前記開口部を介して室内に露出す
るため化粧を施す必要があつて、それだけコスト
高にもなる問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、前記した問題点を解決するために、
第1図及び第2図に示したように、本体ケーシン
グ1に仕切壁6,7を介して、熱交換室8、室内
フアン室10及び全熱交換室12を直列に配置す
ると共に、前記室内フアン室10の下方ほゞ全面
を開口して、吸気通路21を形成する一方、この
吸気通路21の開口部に設ける化粧グリル22及
び前記室内フアン室10と全熱交換室12とを区
画する仕切壁7を着脱自在としたのである。
(作用) 前記全熱交換器11を保持する場合には、前記
吸気通路21に設ける化粧グリル22及び仕切壁
7を取外して、前記室内フアン室10と全熱交換
室12の一部とを室内に対し前記吸気通路21を
介して開口させ、前記室内フアン室10に配設す
る室内フアン9を取外すことにより、前記全熱交
換器11を室内側に取出して行なうのである。
従つて、前記全熱交換器11の保守は容易に行
なえると共に、この全熱交換器11の保守を行な
うとき、室内フアン9の点検、保守及びフイルタ
などの付属部品の保守も行なえるのである。
(実施例) 第1,2図に示した実施例は、横長とした本体
ケーシング1の長さ方向一側に室内吹出口2を設
けて、この吹出口2の内側に熱交換器3を配置す
ると共に、前記吹出口2にダクト4を接続し、こ
のダクト2に接続する吹出ユニツト5を介して室
内に空調空気を吹出すようにしている。
そして、本体ケーシング1には、フアン吹出口
6aをもつた仕切壁6と連通口7aをもつた仕切
壁7を設けて、前記熱交換器3を設ける熱交換室
8と、室内フアン9を内装する室内フアン室10
及び全熱交換器11を内装する全熱交換室12を
直列に配置し、また、前記全熱交換器11の幅方
向側方には、仕切壁13を設けて、吸排気フアン
室14を設けており、このフアン室14に、室内
空気を排気するための排気フアン15と外気を取
入れる吸気フアン16とを内装している。
そして、前記本体ケーシング1の中央部に配置
する前記室内フアン室10は、前記全熱交換室1
2の長さ方向の寸法を長くするのであつて、この
室内フアン室10の下方をほゞ全面にわたつて開
口し、室内吸気口17を形成すると共に、前記吸
排気フアン室14における排気フアン15の吸入
口に連通するフアンガイド18の下方に、室内排
気口19を形成し、前記室内吸気口17から室内
排気口19にわたつて吸気筒20を取付けて吸気
通路21を形成し、前記吸気筒20を、天井10
0に対し室内に突出させて前記吸気通路21を室
内に開口させ、この開口部に化粧グリル22を着
脱自在に取付け、前記室内吸気口17にエアフイ
ルタ23を着脱自在に取付けるのである。
また、前記本体ケーシング1における全熱交換
室12には室外排気口24を設け、前記吸排気フ
アン室14には室外吸気口25を設けるのであつ
て、この室外吸気口25から前記全熱交換室12
への入口側に至る外気吸入路には、図示していな
いが外気用エアフイルタを取付けるのである。
以上の構成において、前記室内フアン9により
前記吸気通路21から室内吸気口17を介して前
記室内フアン室10に取入れられた室内空気は、
前記仕切壁6に開口するフアン吐出口6aから熱
交換室8に入り、前記熱交換器3で熱交換して室
内吹出口2から前記ダクト4及び吹出ユニツト5
を介して室内に吹出されるのであり、また、前記
排気フアン15により前記吸気通路21から室内
排気口19を経て取入れられる室内空気は、前記
全熱交換室12に入り、前記全熱交換器11を通
つて室外排気口24から室外に排出されると共
に、前記吸気フアン16により、室外吸気口25
から取入れられる外気は、前記全熱交換室12に
入り、前記全熱交換器11で、前記室内排気口1
9から取入れられる室内空気と熱交換し、熱回収
した後前記連通口7aから室内フアン室10に入
り、前記室内吸気口17から取入れる室内空気と
合流して前記熱交換器3を通り、前記した経路を
経て室内に吹出されるのである。
尚、前記室内フアン室10には、第2図に示し
たように、水平状の邪魔板30を設けて、前記フ
アン室10に吹出す外気が前記吸気通路21から
逆流しないようにしている。
しかして、第1,2図に示したものは、前記室
内フアン室10と、全熱交換室12及び吸排気フ
アン室14とを区画する前記仕切壁7を本体ケー
シング1に対し着脱自在として、前記吸気通路2
1の化粧グリル22及びエアフイルタ23を取外
すことにより、前記吸気通路21から、室内フア
ン9及び全熱交換器11を室内に取出せるように
している。
即ち、前記化粧グリル22及びエアフイルタ2
3を取外すことにより、前記室内フアン室10
は、その下方ほゞ全面が、室内に開口する前記吸
気通路21を介して室内に開放されることになる
ので、前記室内フアン9は、前記吸気通路21か
らの作業で、容易に取外すことができるのであ
り、この室内フアン9の取外しと、前記仕切壁7
の取外しとにより、前記全熱交換室12が前記室
内フアン室10及び吸気通路21を介して室内に
開放され、しかも前記室内フアン室10及び吸気
通路21は、前記全熱交換器11の大きさより充
分大きな開口面積及び通路断面積をもつているか
ら、前記全熱交換器11は、第4図に示したよう
に前記吸気通路21及び室内フアン室10から単
に引出すだけの作業で容易に取出すことができる
のである。
即ち、前記全熱交換室12の幅方向全側、換言
すると全熱交換器11の長さ方向両側には、第3
図に示したように、例えば発泡ウレタン樹脂から
成り、3角形状の承面aをもつた承体31,32
を取付けてこの承体31,32の承面aに、前記
全熱交換器11の両側における奥側2面を支承さ
せると共に手前側2面の頂部には承片33を取付
け、そして前記仕切壁7に支持片34を設けて前
記承片33を受止めることにより、前記全熱交換
器11を前記全熱交換室12に支持しているので
あつて、前記仕切壁7を取外すことにより、第4
図の如く倒れることになるから、これを引出すこ
とにより、容易に取出せるのである。
また、斯くの如く取出して前記全熱交換器11
のエレメントを点検保守した後、再び組込むに
は、第4図の状態から前記全熱交換室12に、そ
の一つの角部が前記承体31,32に接当するま
で押し込み、この状態で前記仕切壁7を下から差
入れ、前記支持片34を前記承片33に干渉させ
て突上げることにより、前記全熱交換器11は
45°回転し、前記した支持位置に納まるのであつ
て、斯くした後、前記した仕切壁7を、ビス3
5,36により本体ケーシング1に固定すること
により、前記全熱交換器11を前記全熱交換室1
2に内装させられるのである。
また、前記全熱交換器11の保守をする場合、
室内フアン9の点検保守が行なえると同時にエア
フイルタ23の保守もできるし、また、吸排気フ
アン室14も室内フアン室10に対し開放させら
れるので、吸排気フアン15,16及び外気用エ
アフイルタの点検、保守も行なえるのである。
以上説明した実施例は、前記室内排気口19を
室内吸気口17に隣接させ、一つの吸気通路21
に開口させたが、前記室内排気口19は、室内吸
気口17と隔離して設けてもよい。
また、前記全熱交換器11の支持は、前記承体
31,32及び承片33を用いて行なつている
が、その他承体31,32の代りに承片33の対
向位置に別の承体を設け、本体ケーシング1に前
記支持片34と同様の支持片を設けてもよい。
この場合、前記全熱交換器11を全熱交換室1
2に差入れるときのストツパーを底面に設けてお
き、このストツパーを中心に45°転回できるよう
にするのが好ましい。
(考案の効果) 本考案は、以上の如く、本体ケーシング1に仕
切壁6,7を介して、熱交換室8、室内フアン室
10及び全熱交換室12を直列に配置すると共
に、前記室内フアン室10の下方ほゞ全面を開口
して、吸気通路21を形成する一方、この吸気通
路21の開口部に設ける化粧グリル22及び前記
室内フアン室10と全熱交換室12とを区画する
仕切壁7を着脱自在としたことにより、従来例の
ように天井100に大きな開口部を設けなくとも
吸気通路21を開口させるだけで、しかも従来例
の点検パネルPを枢着させる複雑な構成としなく
とも、仕切壁7を着脱自在とするだけの簡単な構
成で、前記全熱交換器11を点検保守できるので
ある。
このように、前記吸気通路21をメンテナンス
点検口に兼用できるから、工事費を安くできると
共に、天井デザイン面でも効果があり、しかも、
前記全熱交換器11の保守時、室内フアン9及び
エアフイルタなどの点検必要部品の点検保守も行
なえるし、また、保守時には取出して行なえるか
ら、点検保守作業も楽に行なえるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の実施例を示す一部切欠斜
視図、第2図は概略縦断面図、第3図は承体の一
例を示す斜視図、第4図は保守時の取出し状態を
示す説明図、第5図は従来例を示す概略断面平面
図、第6図は同じく従来例を示す概略断面側面図
である。 1……本体ケーシング、2……室内吹出口、3
……熱交換器、6,7……仕切壁、8……熱交換
室、9……室内フアン、10……室内フアン室、
11……全熱交換器、12……全熱交換室、1
5,16……吸排気フアン、17……室内吸気
口、19……室内排気口、21……吸気通路、2
2……化粧グリル、24……室外排気口、25…
…室外吸気口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱交換器3と室内フアン9、及び全熱交換器1
    1と吸排気フアン15,16とを備え、室内吸気
    口17から取入れる室内空気を、前記熱交換器8
    を通して室内吹出口2から室内に吹出すと共に、
    室内排気口19から取入れて室外排気口24から
    排出する排気と室外吸気口25から取入れる外気
    とを熱交換させるようにした天井埋込形空気調和
    装置において、本体ケーシング1に仕切壁6,7
    を介して、熱交換室8、室内フアン室10及び全
    熱交換室12を直列に配置すると共に、前記室内
    フアン室10の下方ほゞ全面を開口して、吸気通
    路21を形成する一方、この吸気通路21の開口
    部に設ける化粧グリル22及び前記室内フアン室
    10と全熱交換室12とを区画する仕切壁7を着
    脱自在としたことを特徴とする天井埋込形空気調
    和装置。
JP1987009792U 1987-01-26 1987-01-26 Expired JPH0422181Y2 (ja)

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JPS63116824U JPS63116824U (ja) 1988-07-28
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