JPH04221690A - 感熱転写記録用受像シート - Google Patents

感熱転写記録用受像シート

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JPH04221690A
JPH04221690A JP2406110A JP40611090A JPH04221690A JP H04221690 A JPH04221690 A JP H04221690A JP 2406110 A JP2406110 A JP 2406110A JP 40611090 A JP40611090 A JP 40611090A JP H04221690 A JPH04221690 A JP H04221690A
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国博 腰塚
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厚志 仲島
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱転写記録用受像シー
トに関し、さらに詳しくは、画像の耐熱保存性および耐
光保存性に優れるとともに、保管中の黄ばみを防止する
ことのできる感熱転写記録用受像シートに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】近年、カ
ラーハードコピーを得る方式として、インクジェット、
電子写真、感熱転写等によるカラー記録技術が検討され
ている。
【0003】これらのうち、特に感熱転写記録方式は、
操作や保守が容易であること、装置を小型にすることが
できること、低コスト化が可能なこと等の数々の利点を
有している。
【0004】この感熱転写方式には、支持体上に溶融性
インク層を有する転写シートを、レーザーあるいは感熱
ヘッドによりイメージワイズに加熱することにより、前
記溶融性インク層を被転写シート上に溶融転写する方式
と、熱拡散性色素(たとえば昇華性色素)を含有するイ
ンク層を支持体上に有する転写シートを用いて被転写シ
ートに前記熱拡散性色素のみを拡散転写する熱拡散転写
方式(昇華転写方式)との2種類がある。
【0005】後者の熱拡散転写方式は、感熱ヘッドの熱
的エネルギーの変化に応じて、熱拡散性色素の転写量を
変化させることにより、画像の階調をコントロールする
ことができる。
【0006】したがって、シアン、マゼンタ、イエロー
の重ね記録を行うことにより、色の濃淡に連続的な変化
を有するカラー画像を転写記録することができる方式と
して、この熱拡散転写方式は近年注目されている。
【0007】ポリエステル系樹脂および塩化ビニル系樹
脂が受像シート用受像層として一般的に良く知られてい
るが、ポリエステル系樹脂は塩化ビニル系樹脂に比べて
感度が比較的高いもののその反面として転写色素の耐変
色性が問題点であった。
【0008】これを解決するため特開昭62−2446
96号公報、同63−7971号公報のような手法が提
案されており、耐変色性が改善さているもののまだ十分
とは言えなかった。
【0009】また特開昭60−24996号公報、およ
び同63−42892号公報では塩化ビニルをメインモ
ノマーとする塩化ビニル系樹脂の提案がなされている。 しかし塩化ビニル系樹脂にて感度の改善を図ると耐熱保
存および耐光保存時の色素の耐変色性が劣化するという
ことが本発明者らの実験の結果明らかとなった。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
ある。◇本発明の目的は、画像の耐熱保存性および耐光
保存性に優れるとともに、保管中の黄ばみを防止するこ
とのできる感熱転写記録用受像シートを提供することに
ある。
【0011】
【前記課題を解決するための手段】前記目的を達成する
ための本発明は、塩化ビニル系樹脂と耐熱性樹脂とを含
む受像層を有することを特徴とする感熱転写記録用受像
シートである。
【0012】以下、本発明を詳細に説明する。
【0013】[1.]感熱転写記録用受像シート本発明
の感熱転写記録用受像シートは、支持体とその上に形成
された受像層とで構成することができる。
【0014】また、場合によっては自己支持性の受像層
で感熱転写記録用受像シートを形成することもできる。
【0015】この自己支持性の受像層からなる感熱転写
記録用受像シートにおいては、特に支持体を使用するこ
とがないので、部品点数および工程の低減を図ることが
できる。
【0016】−支持体− 感熱転写記録用受像シートの支持体としては、たとえば
紙、コート紙、合成紙(ポリプロピレン、ポリスチレン
もしくは、それらを紙とはり合せた複合材料)、白色の
ポリエチレンテレフタレートベースフィルム、透明ポリ
エチレンテレフタレートベースフィルム、透明ポリエチ
レンナフタレートベースフィルム、ポリオレフィン被覆
紙等を挙げることができる。
【0017】支持体の厚みは通常20〜300μm、好
ましくは30〜300μmである。
【0018】−受像層− 前記受像層は、バインダーと各種の添加剤とで形成する
ことができる。
【0019】なお、場合によってはバインダーのみから
形成することもできる。
【0020】1.バインダー 本発明では、受像層用のバインダーとして、少なくとも
塩化ビニル系樹脂と耐熱性樹脂とを含むことが必須であ
る。
【0021】前記塩化ビニル系樹脂としては、ポリ塩化
ビニル樹脂と塩化ビニル共重合体とを挙げることができ
る。
【0022】この塩化ビニル共重合体としては、塩化ビ
ニルをモノマーユニットとして50モル%以上の割合で
含有する塩化ビニルと他のコモノマーとの共重合体を挙
げることができる。
【0023】前記他のコモノマーとしては、たとえば酢
酸ビニル、プロピレン酸ビニル、やし酸ビニル、牛脂酸
ビニルなどの脂肪酸のビニルエステル類、アクリル酸、
メタクリル酸、アクリル酸メチル、メタアクリル酸エチ
ル、アクリル酸ブチル、メタアクリル酸−2−ヒドロキ
シエチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル等のアクリ
ル酸もしくはメタアクリル酸およびそのアルキルエステ
ル類、マレイン酸、マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジ
ブチル、マレイン酸ジオクチルなどのマレイン酸および
そのアルキルアルキルエステル類、メチルビニルエーテ
ル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、ラウリルビニ
ルエーテル、パルミチルビニルエーテル、ステアリルビ
ニルエーテルなどのアルキルビニルエーテル等を挙げる
ことができる。さらに、前記コモノマーとして、エチレ
ン、プロピレン、アクリロニトリル、メタアクリロニト
リル、スチレン、クロロスチレン、イタコン酸およびそ
のアルキルエステル類、クロトン酸およびそのアルキル
エステル類、ジクロロエチレン、トリフロロエチレンな
どの他ハロゲン化オレフィン類、シクロペンテン等のシ
クロオレフィン類、アコニット酸エステル類、ビニルベ
ンゾエート、ベンゾイルビニルエーテル等を挙げること
ができる。
【0024】塩化ビニル共重合体は、ブロック共重合体
、グラフト共重合体、交互共重合体、ランダム共重合体
の何れであっても良い。
【0025】次に、前記耐熱性樹脂としては耐熱性がよ
く、極度に軟化点あるいはガラス転移点(Tg)の低い
樹脂でなく、前記塩化ビニル系樹脂と適度に相溶し、実
質的に無色であればその範囲を問わない。ここで言う「
耐熱性」とは耐熱保存した場合に樹脂そのものが黄変な
どの着色を起こさず、物理的強度が極端に劣化しないこ
とを指す。
【0026】前記耐熱性樹脂は軟化点が50〜200℃
、特にTgが80〜150℃であるのが好ましい。
【0027】軟化点が50℃未満であると、色素の転写
を行う際、インクシートと融着を起こし好ましくない。
【0028】軟化点が200℃を越えると受像層の感度
が低下し好ましくない。
【0029】上記条件を満たす耐熱性樹脂としてはフェ
ノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、ケトン樹脂な
どがあげられるが、中でも尿素アルデヒド樹脂、ケトン
樹脂が特に好ましい。
【0030】尿素アルデヒド樹脂は尿素とアルデヒド類
(主としてホルムアルデヒド)との縮合により得られる
ものであり、ケトン樹脂はケトンとホルムアルデヒドと
の縮合反応によって得られる。原料ケトンにより種々の
樹脂が知られているが、本発明ではそれらのいずれも用
いることができる。
【0031】上記原料ケトンとしては、たとえばメチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン、アセトフェノ
ン、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサノンなどが
ある。
【0032】容易に入手することのできる尿素アルデヒ
ド樹脂を挙げると、たとえばラロパールA81、ラロパ
ールA101(BASF社製)などが、ケトン樹脂とし
てはラロパールK80(BASF社製)などがある。
【0033】上記耐熱性樹脂の分子量は特に規制をうけ
ない。
【0034】本発明においては、受像層のバインダーの
必須成分である塩化ビニル系樹脂、耐熱性樹脂をそれぞ
れ複数種併用することも可能である。
【0035】また上記必須バインダー以外のバインダー
も本特許の目的を損なわない程度に添加しても良い。
【0036】2. 添加剤 受像層には、剥離剤、酸化防止剤、UV吸収剤、光安定
剤、フィラー(無機微粒子、有機樹脂粒子)、顔料を添
加しても良い。また増感剤として可塑剤、熱溶剤などを
を添加しても良い。
【0037】剥離剤は、感熱転写記録用インクシートと
感熱転写記録用受像シートとの剥離性を向上させること
ができる。
【0038】このような剥離剤としては、シリコーンオ
イル(シリコーン樹脂と称されるものも含む。);ポリ
エチレンワックス、アミドワックス、テフロンパウダー
等の固型ワックス類;弗素系、燐酸エステル系の界面活
性剤等が挙げられ、中でもシリコーンオイルが好ましい
【0039】このシリコーンオイルは、単に添加するタ
イプ(単純添加型)と、硬化もしくは反応させるタイプ
(硬化反応型)とがある。
【0040】単純添加型の場合には、バインダーとの相
溶性を向上させるために、変性シリコーンオイルを使用
するのが好ましい。
【0041】変性シリコーンオイルとしては、ポリエス
テル変性シリコン樹脂(もしくは、シリコン変性ポリエ
ステル樹脂)、アクリル変性シリコン樹脂(もしくは、
シリコン変性アクリル樹脂)、ウレタン変性シリコン樹
脂(もしくは、シリコン変性ウレタン樹脂)、セルロー
ス変性シリコン樹脂(もしくは、シリコン変性セルロー
ス樹脂)、アルキッド変性シリコン樹脂(もしくは、シ
リコン変性アルキッド樹脂)、エポキシ変性シリコン樹
脂(もしくは、シリコン変性エポキシ樹脂)などを挙げ
ることができる。
【0042】すなわち、主鎖中にポリシロキサン樹脂を
含有し、ブロック状にポリエステルを共重合せしめてな
るポリエステル変性シリコン樹脂、ポリエステル主鎖に
結合する側鎖としてジメチルポリシロキサン部分を有す
るシリコン変性ポリエステル樹脂、ジメチルポリシロキ
サンとポリエステルとのブロック共重合体、交互共重合
体、グラフト共重合体、ランダム共重合体等も、変性シ
リコーンオイルまたは樹脂として使用することができる
【0043】特に、本発明においては、ポリエステル変
性シリコン樹脂を添加することが好ましい。
【0044】代表的なポリエステル変性シリコン樹脂と
しては、たとえばジオールと二塩基酸との共重合体もし
くはカプロラクトンの開環重合体であるポリエステルと
ジメチルポリシロキサンとのブロック共重合体(ジメチ
ルポリシロキサンの両末端または片末端が上記ポリエス
テル部分でブロックされている、あるいは逆に上記ポリ
エステルがジメチルポリシロキサンでブロックされてい
る共重合体を含む。)、あるいは上記ポリエステルを主
鎖として側鎖に(ジメチル)ポリシロキサンを結合せし
めてなる共重合体を挙げることができる。
【0045】これらの単純添加型のシリコーンオイルの
添加量は、その種類に応じて様々に変化することがある
から一律に決定することができないが、一般的にいうと
、通常、受像層用バインダーに対して0.5〜50重量
%であり、好ましくは1〜20重量%である。
【0046】硬化反応型のシリコーンオイルとしては、
反応硬化型、光硬化型、触媒硬化型等が挙げられる。
【0047】反応硬化型シリコーンオイルとしては、ア
ミノ変性シリコーンオイルとエポキシ変性シリコーンオ
イルとを反応硬化させたものがある。
【0048】また、触媒硬化型あるいは光硬化型シリコ
ーンオイルとしてはKS−705F−PS、KS−70
5F−PS−1、KS−770 −PL−3[いずれも
触媒硬化型シリコーンオイル:信越化学工業(株)製]
、KS−720、KS−774−PL−3[いずれも光
硬化型シリコーンオイル:信越化学工業(株)製]等が
挙げられる。
【0049】これら硬化型シリコーンオイルの添加量は
受像層用バインダーの0.5〜30重量%が好ましい。
【0050】なお、受像層の表面の一部に、上記剥離剤
を適当な溶媒に溶解あるいは分散させて塗布した後、乾
燥させる等によって剥離剤層を設けることもできる。
【0051】次に前記酸化防止剤としては、特開昭59
−182785、同60−130735、特開平1−1
27387等に記載の酸化防止剤、および写真その他の
画像記録材料における画像耐久性を改善するものとして
公知の化合物を挙げることができる。
【0052】前記UV吸収剤および光安定剤としては、
特開昭59−158287号、同63−74686号、
同63−145089号、同59−196292号、同
62−229594号、63−122596号、同61
−283595号、特開平1−204788号などの公
報に記載の化合物、および写真その他の画像記録材料に
おける画像耐久性を改善するものとして公知の化合物を
挙げることができる。
【0053】前記フィラーとしては、無機微粒子や有機
樹脂粒子を挙げることができる。この無機微粒子として
はシリカゲル、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸性白土
、活性白土、アルミナ等を挙げることができ、有機微粒
子としてはフッ素樹脂粒子、グアナミン樹脂粒子、アク
リル樹脂粒子、シリコン樹脂粒子等の樹脂粒子を挙げる
ことができる。これらの無機・有機樹脂粒子は比重によ
り異なるが、0.1〜70重量%の添加が好ましい。
【0054】前記顔料としては、代表例としてチタンホ
ワイト、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、硫酸バリウム、シ
リカ、タルク、クレー、カオリン、活性白土、酸性白土
などを挙げることができる。
【0055】前記可塑剤としてはフタル酸エステル類(
例えばフタル酸ジメチル、フタル酸ジブチル、フタル酸
ジオクチル、フタル酸ジデシルなど)、トリメリット酸
エステル類(例えばトリメリット酸オクチルエステル、
トリメリット酸イソノニルエステル、トリメリット酸イ
ソデソルエステルなど)、ピロメリット酸オクチルエス
テルなどのピロメリット酸エステル類、アジピン酸エス
テル類(アジピン酸ジオクチル、アジピン酸メチルラウ
リル、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル、アジピン酸
エチルラウリルなど)、その他オレイン酸エステル類、
コハク酸エステル類、マレイン酸エステル類、セバチン
酸エステル類、クエン酸エステル類、エポキシ化大豆油
、エポキシ化アマニ油、エポキシステアリン酸エポキシ
類、さらには、リン酸トリフェニル、リン酸トリクレジ
ルなどの正リン酸エステル類、トリフェニルホスファイ
ト、トリス・トリデシルホスファイト、ジブチル・ハイ
ドロジエン・ホスファイトなどの亜燐酸エステル類、エ
チルフタリルエチルグリコレート、ブチルフタリルブチ
ルグリコレートなどのグリコールエステル類などがあげ
られる。
【0056】なお、本発明では、添加剤全体の添加量は
、通常、受像層用バインダーに対して0.1〜50重量
%の範囲である。
【0057】[2]感熱転写記録用受像シートの製造本
発明の感熱転写記録用受像シートは、受像層を形成する
成分を溶媒に分散あるいは溶解してなる受像層用塗工液
を調製し、その受像層用塗工液を支持体の表面に塗布し
、乾燥する塗工法によって製造することができる。
【0058】また、前記受像層を形成する成分を有する
混合物を溶融押出し、支持体の表面にラミネートするラ
ミネート法等によっても製造することができる。
【0059】前記塗工法に用いる溶媒としては、水、ア
ルコール、メチルエチルケトン、トルエン、ジオキサン
、シクロヘキサノンなど、従来から公知の溶媒を挙げる
ことができる。
【0060】前記ラミネート法を採用するときには、共
押出法を採用することもできる。
【0061】受像層は、支持体の表面全面に渡って形成
されていても良いし、また支持体の表面の一部に形成さ
れていても良い。
【0062】支持体の表面に形成される受像層の厚みは
、一般に2〜50μm、好ましくは3〜20μm程度で
ある。
【0063】一方、受像層が自己支持性であるが故に受
像層そのものが感熱転写記録用受像シートを形成する場
合には、受像層の厚みは60〜200μm、好ましくは
90μm〜150μm程度である。
【0064】なお、この感熱転写記録用受像シートにお
いては、感熱転写記録用インクシートのインク層との融
着防止をより効果的にするため、受像層の表面に剥離剤
(前記シリコン樹脂、変性シリコン樹脂、シリコンオイ
ル膜またはその硬化体)を含有する剥離層がさらに積層
されていても良い。
【0065】この剥離層の厚みは、通常0.03〜2.
0μmである。
【0066】また、本発明の感熱転写記録用受像シート
は、支持体と受像層との間にクッション層あるいはバリ
ヤー層を設けることもできる。
【0067】クッション層を設けると、ノイズが少なく
て、画像情報に対応した画像を再現性良く転写記録する
ことができる。
【0068】クッション層を構成する材質としては例え
ばウレタン樹脂、アクリル樹脂、エチレン系樹脂、ブタ
ジエンラバー、エポキシ樹脂等が挙げられる。
【0069】クッション層の厚さは通常、1〜50μm
、好ましくは3〜30umである。
【0070】バリヤー層を設けると色素の支持体への拡
散が防げ、支持体内での色素の滲みなどを防止できる。 バリヤー層を構成する材質としては例えばゼラチン、カ
ゼインなどの親水性バインダー、Tgの高いポリマーな
どが挙げられる。
【0071】[3]感熱転写記録用インクシート感熱転
写記録用インクシートは、支持体とその上に形成された
インク層とで構成することができる。
【0072】−インク層− 上記インク層は、基本的に熱拡散性色素とバインダーと
を含有する。
【0073】1. 熱拡散性色素 熱拡散性色素としてはシアン色素、マゼンタ色素、イエ
ロー色素を挙げることができる。
【0074】前記シアン色素としては、特開昭59−7
8896号公報、同59−227948号公報、同60
−24966号公報、同60−53563号公報、同6
0−130735号公報、同60−131292号公報
、同60−239289号公報、同61−19396号
公報、同61−22993号公報、同61−31292
号公報、同61−31467号公報、同61−3599
4号公報、同61−49893号公報、同61−148
269号公報、同62−191191号公報、同63−
91288号公報、同63−91287号公報、同63
−290793号公報などに記載されているナフトキノ
ン系色素、アントラキノン系色素、アゾメチン系色素等
が挙げられる。
【0075】前記マゼンタ色素としては、特開昭59−
78896号公報、特開昭60−30392号公報、特
開昭60−30394号公報、特開昭60−25359
5号公報、特開昭61−262190号公報、特開昭6
3−5992号公報、特開昭63−205288号公報
、特開昭64−159号、特開昭64−63194号公
報等の各公報に記載されているアントラキノン系色素、
アゾ色素、アゾメチン系色素等が挙げられる。
【0076】イエロー色素としては、特開昭59−78
896号公報、特開昭60−27594号公報、特開昭
60−31560号公報、特開昭60−53565号公
報、特開昭61−12394号公報、特開昭63−12
2594号公報等の各公報に記載されているメチン系色
素、アゾ系色素、キノフタロン系色素、アントライソチ
アゾール系色素が挙げられる。
【0077】また、熱拡散性色素として特に好ましいの
は、開鎖型または閉鎖型の活性メチレン基を有する化合
物をp−フェニレンジアミン誘導体の酸化体またはp−
アミノフェノール誘導体の酸化体とのカップリング反応
により得られるアゾメチン色素およびフェノールまたは
ナフトール誘導体またはp−フェニレンジアミン誘導体
の酸化体またはp−アミノフェノール誘導体の酸化体の
とのカップリング反応により得られるインドアニリン色
素である。
【0078】インク層に含有される熱拡散性色素は、形
成しようとする画像が単色であるならば、イエロー色素
、マゼンタ色素、およびシアン色素の何れであっても良
い。また、形成しようとする画像の色調によっては、前
記三種の色素のいずれか二種以上もしくは他の熱拡散性
色素を含んでいても良い。
【0079】前記熱拡散性色素の使用量は、通常、支持
体1m2 当たり0.1〜20g、好ましくは0.2〜
5gである。
【0080】2. バインダ− インク層用のバインダーとしてはエチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセル
ロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース等のセルロ
ース系樹脂;ポリビニルアルコール、ポリビニルホルマ
ール、ポリビニルブチラール、ポリビニルピロリドン、
ポリエステル、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリルアミド、
ポリビニルアセトアセタール、スチレン樹脂、スチレン
共重合体樹脂、ポリアクリル酸エステル、ポリアクリル
酸、アクリル酸共重合体などのビニル系樹脂、ゴム系樹
脂、アイオノマー樹脂、オレフィン系樹脂等が挙げられ
る。
【0081】これらの樹脂のうちでも耐酸性の優れたポ
リビニルブチラール、ポリビニルアセトアセタールある
いはセルロース系樹脂が好ましい。
【0082】前記各種のバインダーは、その一種を単独
で使用することもできるし、またその二種以上を併用す
ることもできる。
【0083】バインダーと前記熱拡散性色素との重量比
は、1:10〜10:1が好ましく、2:8〜8:2の
範囲が特に好ましい。
【0084】3. その他の任意成分 さらに前記インク層には、本発明の目的を阻害しない範
囲で、各種の添加剤を添加することができる。
【0085】その添加剤としては、シリコン樹脂、シリ
コンオイル(反応硬化タイプも可)、シリコン変性樹脂
、フッ素樹脂、界面活性剤、およびワックス類等の剥離
性化合物、金属微粉末、シリカゲル、金属酸化物、カー
ボンブラック、および樹脂微粉末等のフィラー、バイン
ダー成分と反応可能な硬化剤(たとえばイソシアネート
類やアクリル類やエポキシ類等の放射線活性化合物)な
どを挙げることができる。
【0086】さらにまた、添加剤として転写を促進する
ための熱溶融性物質、たとえばワックスや高級脂肪酸エ
ステルなどの、特開昭59−106997号公報に記載
の化合物を挙げることができる。
【0087】−支持体− 感熱転写記録用インクシートの支持体としては、寸法安
定性がよく、感熱ヘッドでの記録の際の熱に耐えるもの
ならば、何でもよいが、コンデンサー紙、グラシン紙の
ような薄葉紙、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチ
レンナフタレート、ポリアミド、ポリカーボネート、ポ
リサルフォン、ポリビニルアルコールセロファン、ポリ
スチレンのような耐熱性のプラスチックフィルムを用い
ることができる。
【0088】支持体の厚さは、2〜10μmが好ましく
、また支持体にはバインダーとの接着性の改良や色素の
支持体側への転写、染着を防止する目的で下引層を有し
ていてもよい。
【0089】さらに支持体の裏面(インク層と反対側)
には、ヘッドが支持体に融着やスティッキング、シワの
発生するのを防止する目的でスティッキング防止層を設
けてもよい。
【0090】このスティッキング防止層の厚みは通常、
0.1〜1μmである。
【0091】支持体の形状については特に制限がなく、
たとえば広幅のシートやフィルム、細幅のテープやカー
ドなど任意の形状がある。
【0092】[4]感熱転写記録用インクシートの製造
感熱転写記録用インクシートは、インク層を形成する前
記各種の成分を溶媒に分散ないし溶解してインク層形成
用塗工液を調製し、これを支持体の表面に塗工し、乾燥
することにより製造することができる。
【0093】なお、前記バインダーは、一種または二種
以上を溶媒に溶解もしくはラテックス状に分散させて用
いる。
【0094】前記溶媒としては、水、アルコール類(例
えばエタノール、プロパノール)、セロソルブ類(例え
ばメチルセロソルブ、エチルセロソルブ)、芳香族類(
例えばトルエン、キシレン、クロルベンゼン)、ケトン
類(例えばアセトン、メチルエチルケトン)、エステル
系溶剤(たとえば酢酸エチル、酢酸ブチルなど)、エー
テル類(例えばテトラヒドロフラン、ジオキサン)、塩
素系溶剤(例えばクロロホルム、トリクロルエチレン)
等が挙げられる。
【0095】前記塗工には、従来から公知のグラビアロ
ールによる面順次塗り別け塗布法、押し出し塗布法、ワ
イヤーバー塗布法、ロール塗布法等を採用することがで
きる。
【0096】インク層は、支持体の表面の全面あるいは
一部の表面に、単色の熱拡散性色素を含有する層として
形成されても良いし、また、バインダーとイエロー色素
とを含有するイエローインク層、バインダーとマゼンタ
色素とを含有するマゼンタインク層およびバインダーと
シアン色素とを含有するシアンインク層が、平面方向に
沿って一定の繰り返しで支持体の表面の全面あるいは一
部の表面に形成されていても良い。
【0097】かくして形成されたインク層の膜厚は、通
常、0.2〜10μmであり、好ましくは、0.3〜3
μmである。
【0098】本発明では、感熱転写記録用インクシート
に、パーフォレーションを形成したり、あるいは色相の
異なる区域の位置を検出するための検知マークなどを設
けることによって、使用時の便を図ることもできる。
【0099】なお、感熱転写記録用インクシートは、支
持体とその上に形成された感熱層とからなる構成に限ら
れず、インク層の表面にその他の層が形成されていても
良い。
【0100】例えば、感熱転写記録用受像シートとの融
着や熱拡散性色素の裏移り(ブロッキング)を防止する
目的でオーバーコート層を設けても良い。
【0101】[5]画像の形成(熱転写記録)画像を形
成するには、感熱転写記録用インクシートのインク層と
本発明の感熱転写記録用受像シートの受像層とを重ねあ
わせ、インク層と受像層の界面にイメージワイズに熱エ
ネルギーを与える。
【0102】すると、インク層中の熱拡散性色素は、与
えられた熱エネルギーに応じた量だけ気化あるいは昇華
し、受像層側に移行され受容される。
【0103】その結果、受像層に画像が形成される。
【0104】本発明の感熱転写記録用受像シートは受像
層が塩化ビニル系樹脂と耐熱性樹脂を含有するので、保
管中、画像の耐熱保存性および耐光保存性とに優れてお
り、また黄ばみの発生を防止することができる。
【0105】前記熱エネルギーを与える熱源としては、
サーマルヘッドが一般的であるが、このほかにレーザー
光、赤外線フラッシュ、熱ペンなどの公知のものを使用
することができる。
【0106】熱エネルギーを与える熱源としてサーマル
ヘッドを用いるときは、サーマルヘッドに印加する電圧
あるいはパルス巾を変調することにより、与える熱エネ
ルギーを連続的にあるいは多段階に変化させることがで
きる。
【0107】熱エネルギーを与える熱源としてレーザー
光を用いるときは、レーザー光の光量や照射面積を変化
させることにより与える熱エネルギーを変化させること
ができる。
【0108】この場合、レーザー光を吸収し易くするた
め、レーザー光吸収材料(例えば、半導体レーザーの場
合、カーボンブラックや赤外線吸収物質など)をインク
層中、もしくはインク層近傍に存在せしめるとよい。
【0109】なお、レーザー光を用いるときは感熱転写
記録用インクシートと感熱転写記録用受像シートとを充
分に密着させて行なうとよい。
【0110】音響光学素子を内蔵したドットジェネレー
ターを用いれば網点の大小に応じた熱エネルギーを与え
ることもできる。
【0111】熱エネルギーを与える熱源として赤外線フ
ラッシュランプを用いるときは、レーザー光を用いる場
合と同様に、加熱を黒色などの着色層を介して行なうと
よい。
【0112】あるいは黒色などの、画像の濃淡を連続的
に表現したパターンあるいは網点パターンを介して加熱
を行なってもよいし、また一面の黒色などの着色層と前
記のパターンのネガに相当するネガパターンを組み合わ
せて加熱を行なってもよい。
【0113】熱エネルギーの与え方としては感熱転写記
録用インクシート側から行なっても、感熱転写記録用受
像シート側から行なっても、或いは両側から行なっても
よいが、熱エネルギーの有効利用を優先させるなら、感
熱転写記録用インクシート側から行なうのが望ましい。
【0114】以上の熱転写記録により、感熱転写記録用
受像シートの受像層に一色の画像を記録することができ
るが、下記の方法によると、各色の掛け合せからなるカ
ラー写真調のカラー画像を得ることもできる。
【0115】たとえばイエロー、マゼンタ、シアンおよ
び必要に応じて黒色の感熱転写記録用感熱シートを順次
取り換えて、各色に応じた熱転写を行なうと、各色のか
けあわせからなるカラー写真調のカラー画像を得ること
もできる。
【0116】次の方法も有効である。すなわち、上記の
ように各色の感熱転写記録用インクシートを用いるかわ
りに、予め各色に塗り分けて形成した区域を有する感熱
転写記録用インクシートを用いるのである。
【0117】そして、まずイエローの区域を用いてイエ
ローの分色画像を熱転写し、次にマゼンタの区域を用い
てマゼンタの分色画像を熱転写し、以下、順次に繰り返
すことによりイエロー、マゼンタ、シアン、及び必要に
より黒色の分色画像と順に熱転写する方法を採る。
【0118】この方法でも、カラー写真調のカラー画像
を得ることが可能であるが、さらに好都合なことに、こ
の方法には前記のような感熱転写記録用感熱シートの交
換が不要になるという利点がある。
【0119】
【実施例】次に、実施例と比較例とを挙げて、本発明を
さらに具体的に説明する。なお、以下において「部」は
固形分の「重量部」を意味する。
【0120】(実施例1)支持体として厚み6μmのポ
リエチレンテレフタレートフィルム[東レ(株)製]の
コロナ処理された表面に、下記組成のインク層形成用塗
工液をワイヤーバーコーティング法により、乾燥後の厚
みが1μmになるように塗布、乾燥するとともに、コロ
ナ処理されていない裏面にシリコーンオイル[信越シリ
コーン(株)製、X−41、4003A、]をスポイト
で1、2滴垂らして全面に広げ、背面処理コートを行な
うことにより感熱転写記録用インクシートを得た。
【0121】         インク層形成用塗工液  分散染料・
・・・・・・・・・・・・・・4部  [日本化薬(株
)製、カヤセットブルー714  ]  ポリビニルブ
チラール・・・・・・・・・5部  [重合度1700
、積水化学工業(株)製、商品名BX−1]  メチル
エチルケトン・・・・・・・・・90部  シクロヘキ
サノン・・・・・・・・・・5部。
【0122】次に、基材として厚み100μmのホワイ
トペット[ダイアホイル(株)製、W−400  ]上
に下記組成の受像層形成用塗工液をワイヤ−バーコーテ
ィング法により塗布し、さらにドライヤーで仮乾燥した
のち、温度100℃のオーブン中で1時間乾燥して、ホ
ワイトペット上に厚み5μmの受像層を形成してなる感
熱転写記録用受像シートを得た。
【0123】                 受像層形成用塗工液
      塩化ビニル系樹脂・・・・・・・・・・・
・  8部      [リューロンQC−640、東
ソー株式会社製、塩ビ−プロピオン酸ビニ      
  ル共重合体]       耐熱性樹脂・・・・・・・・・・・・・・
    2部      [ラロパールA101、BA
SF社製製、尿素アルデヒド樹脂]      ポリエ
ステル変性シリコン樹脂・・・・・・・0.5部   
   [信越シリコン(株)製、X−24−8300¥
       メチルエチルケトン・・・・・・・・・
・・40部。
【0124】次に、前記感熱転写記録用インクシートと
上記感熱転写記録用受像シートとを、前者のインク層表
面と後者の受像層表面とが接するように重ねあわせ、感
熱転写記録用インクシートの支持体側よりサーマルヘッ
ドを用いて出力0.4W/ドット、パルス幅0.3〜1
0msec、ドット密度6ドット/mmの条件で加熱す
ることにより、画像記録を行なった。
【0125】画像記録後、感熱転写記録用インクシート
と感熱転写記録用受像シートとの融着の有無、感熱転写
記録用受像シートの受像層表面の転写濃度、画像の耐熱
保存性について、下記の基準で評価した。
【0126】結果を表1に示す。
【0127】転写濃度:光学濃度計(Xライト)でシア
ン反射濃度OD値を測定した。◇ 耐熱保存性:画像を記録した感熱転写記録用受像シート
を77℃、相対湿度80%の環境下に72時間保持して
、色素のブリードアウトの有無を調べた。また耐熱保存
後のシアン色素の残存率を求めた。◇残存率=保存前の
シアン濃度/保存後のシアン濃度。◇白地の黄ばみ:イ
エロー濃度を測定した。◇○・・・・画像を手でこすっ
ても色素が落ちにくい。◇X・・・・画像を手でこする
と色素が落ちる。◇画像の耐光保存性:画像を記録した
感熱転写記録用受像シートをキセノンフェードメーター
(70000ルクス)にて72時間保存した後、シアン
濃度の残存率を求めた。◇ 黄ばみの有無:画像を記録していない感熱転写記録用受
像シートを同様に耐熱性試験及び耐光性試験を行い、イ
エロー濃度を測定した。イエロー濃度はXライトにて反
射濃度を測定した。
【0128】(実施例2)実施例1における受像層形成
用塗工液を下記の組成にしたこと以外は、実施例1と同
様に実施した。結果を表1に示す。
【0129】                 受像層形成用塗工液
      耐熱性樹脂・・・・・・・・・・・・・・
2部      [ラロパールA101、BASF社製
、尿素アルデヒド樹脂]      塩化ビニル樹脂・
・・・・・・・・・・・3部      [TK−30
0、信越化学工業(株)製、重合度300]     
 塩化ビニル系樹脂・・・・・・・・・・・4部   
   [ラロフレックスMP−25、BASF社製、塩
化ビニル−イソブチルビ        ニルエーテル
共重合体]      ポリエステル変性シリコン樹脂
・・・・・0.5部      [信越シリコン(株)
製、X−24−8300¥       メチルエチル
ケトン・・・・・・・・・40部。
【0130】(実施例3)実施例1における受像層形成
用塗工液の組成を下記の組成に代えたこと以外は実施例
1と同様に実施した。結果を表1に示す。
【0131】                 受像層形成用塗工液
        耐熱性樹脂・・・・・・・・・・・・
・・・    2  部        [ラロパール
A81、BASF社製、ケトン樹脂]        
塩化ビニル系樹脂・・・・・・・・・・・  7.5 
 部        [MR−110、日本ゼオン株式
会社社製、OH基、スルホン酸、エポ        
キシ含有塩化ビニル系樹脂]        ポリエス
テル変性シリコン樹脂・・  ・・・・0.5部   
     [信越シリコン(株)製、X−24−830
0¥         メチルエチルケトン・・・・・
・・・・・・・・40部。
【0132】(実施例4)実施例1における受像層形成
用塗工液の組成を下記の組成に代えたこと以外は実施例
1と同様に実施した。
【0133】結果を表1に示す。
【0134】                 受像層形成用塗工液
        塩化ビニル系樹脂・・・・・・・・・
・・・・・・8部        [VAGH、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体、ユニオンカーバイド社  
        製]         耐熱性樹脂・・・・・・・・・・・・
・・・・・・2部        [ラロパールA10
1、BASF社製、尿素アルデヒド樹脂]      
  塩化ビニル樹脂・・・・・・・・・・・・・・・ 
 3部        ポリエステル変性シリコン樹脂
・・・・・・・・・0.5部        [信越シ
リコン(株)製、X−24−8300¥       
 メチルエチルケトン・・・・・・・・・・・・・40
部。
【0135】(比較例1)実施例1において受像層形成
用塗工液の成分を下記のとおりにした他は、実施例1と
同様にして実施した。結果を表1に示す。
【0136】                   受像層形成用塗
工液        塩化ビニル系樹脂・・・・・・・
・・・・・・9.5部        [リューロンQ
C−640、東ソー株式会社製、塩化ビニル−プロピオ
        ン酸ビニル共重合体]       
 ポリエステル変性シリコン樹脂・・・・・・・0.5
部        [信越シリコン(株)製、X−24
−8300¥         メチルエチルケトン・
・・・・・・・・・・40部。
【0137】(比較例2)実施例1における受像層形成
用塗工液の組成を下記の組成に代えたこと以外は実施例
1と同様に実施した。結果を表1に示す。
【0138】                   受像層形成用塗
工液        耐熱性樹脂・・・・・・・・・・
・・・・・・9.5部        [ラロパールA
101、BASF社製、ケトン樹脂]        
ポリエステル変性シリコン樹脂・・・・・・・1部  
      [信越シリコン(株)製、X−24−83
00¥         メチルエチルケトン・・・・
・・・・・・・・0.5部。
【0139】
【表1】
【0140】
【発明の効果】本発明の感熱転写記録用受像シートは、
耐熱保存性と耐光保存性とに優れており、また保管中は
黄ばみの発生も防止されている。
【0141】したがって、本発明の感熱転写記録用受像
シートは長期間にわたって高画質を維持することができ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  塩化ビニル系樹脂と耐熱性樹脂とを含
    む受像層を有することを特徴とする感熱転写記録用受像
    シート。
  2. 【請求項2】  前記耐熱性樹脂が尿素アルデヒド樹脂
    および/またはケトン樹脂であることを特徴とする請求
    項1に記載の感熱転写記録用受像シート。
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