JPH0422151Y2 - - Google Patents

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JPH0422151Y2
JPH0422151Y2 JP13436587U JP13436587U JPH0422151Y2 JP H0422151 Y2 JPH0422151 Y2 JP H0422151Y2 JP 13436587 U JP13436587 U JP 13436587U JP 13436587 U JP13436587 U JP 13436587U JP H0422151 Y2 JPH0422151 Y2 JP H0422151Y2
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JP
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pipe
fireproof
synthetic resin
joint
outer periphery
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、合成樹脂管の外周を石綿等の耐火層
で被覆した耐火パイプと、合成樹脂製継手の外周
を石綿等の耐火層で被覆した耐火継手との接続装
置に関する。
(従来技術およびその問題点) アパート等の高層住宅の配管ラインに合成樹脂
管を用いた場合には、火災の際に合成樹脂管が燃
焼して消失し、この消失した配管通路が煙突とな
つて更に上層階の火災を引き起こすということが
あつた。このため、近年高層住宅の配管ラインで
は、合成樹脂管の外周を石綿等の耐火層で被覆し
た耐火パイプが使用されるに至つている。
本件出願人は、先に実開昭60−81383号公報に
おいて、耐火パイプの接続装置を提案したが、接
続操作に若干の難点があり、また合成樹脂管の防
火が充分でないという問題があつた。
本考案は、かかる問題点を解決したものであつ
て、配管施工が簡単に行なえると共に、火災の際
にも内層の合成樹脂管が燃焼する恐れが全くない
接続装置を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案の接続装置は、合成樹脂管の外周を石綿
等の耐火層で被覆した耐火パイプと、受口を有す
る合成樹脂製継手の外周を石綿等の耐火層で被覆
した耐火継手とからなるものである。
前記耐火パイプの端部から合成樹脂管の端部を
突出させて該管端部を耐火継手の受口に嵌挿する
と共に、受口の端面と合成樹脂管の外周を覆つて
いる耐火層の端面との間に緩衝部材を介在させて
接続する。また、受口外周を覆つている耐火層の
端面に内向きに傾斜した切欠部を設けて、該切欠
部に目地材を充填すると共に緩衝部材と耐火パイ
プの端部外周を目地材で覆つたことを特徴とする
ものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき、詳細に
説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す半断面図、第
2図は他の実施例を示す半断面図であつて、図中
の符号1は耐火パイプ、2は耐火継手、3はゴ
ム、パテ等の弾性を有する緩衝部材、4は石綿、
コンクリート等の耐火性を有する目地材である。
耐火パイプ1は、塩化ビニル樹脂、ポリエチレ
ン樹脂等からなる合成樹脂管11の外周を石綿、
セメント等の耐火層12で被覆したものである。
合成樹脂管11と耐火層12との間には僅かな間
隙が設けられており、熱膨張による管の破損を未
然に防止できるようになつている。
合成樹脂管11の両端部は外層の耐火層12か
ら若干突出しており、それぞれの管端外周に装着
した緩衝部材3によつて合成樹脂管11が抜け出
さないようになつている。
一方、耐火継手2は前記パイプ1と同様に合成
樹脂製継手21の外周を石綿、セメント等の耐火
層22で被覆したものであつて、合成樹脂製継手
21の端部には前記合成樹脂管11の端部を嵌挿
できる受口210が設けられている。
この受口210の外周を覆つている耐火層22
の端面を内向きに傾斜させて切込部23を設け
る。この切込部23の形状としては、第1図に示
したように受口210の端部外周が露出するよう
に形成してもよく、第2図に示したように受口2
10の端部外周が耐火層22によつて覆われるよ
うにしてもよい。
次に、継手2にパイプ1を接続する手順を説明
する。第1図に示す如く、パイプ1の端部から突
出している合成樹脂管11の端部外周に接着剤を
塗布し、該管端部を継手2の受口210に嵌挿す
ると共に、受口210の端面と合成樹脂管11の
外周を覆つている耐火層12の端面との間に緩衝
部材3を介在さて接続する。そこで、切込部23
に目地材4を充填すると共に、緩衝部材3の外周
および前記耐火層12の端部外周を目地材4で覆
う。
かくして、パイプ1と継手2とは強固に接続
し、合成樹脂管11の外周は耐火層および目地材
によつて完全に被覆される。
(考案の作用および効果) 以上詳述した如く、本考案は合成樹脂製継手の
受口に合成樹脂管の端部を嵌挿すると共に、前記
受口端面と合成樹脂管の外周を覆つている耐火層
の端面との間に弾性を有する緩衝部材を介在させ
て接続したので、管の伸縮は緩衝部材によつて吸
収され、管が破損することがない。
また、合成樹脂製継手の外周を覆つている耐火
層の端面に内向きに傾斜した切込部を設け、該切
込部に目地材を充填すると共に、緩衝部材の外周
および合成樹脂管の外周を覆つている耐火層の端
部外周を目地材で完全に覆つたので、火災の際に
合成樹脂管が燃焼して消失することがない。
しかも、前記目地材は切込部に充填された構成
からなつているので、火災の際にも剥離する恐れ
が全くなく、上層階への火災の延焼を未然に防止
できる。
また、本考案の装置によれば、パイプと継手と
の接続が極めて簡単になえるという施工上の利点
もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す半断面図、第
2図は他の実施例を示す半断面図である。 1……耐火パイプ、11……合成樹脂管、12
……耐火層、2……耐火継手、21……合成樹脂
製継手、210……受口、22……耐火層、3…
…緩衝部材、4……目地材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂管11の外周を石綿等の耐火層12で
    被覆した耐火パイプ1と、受口210を有する合
    成樹脂製継手21の外周を石綿等の耐火層22で
    被覆した耐火継手2とからなり、耐火パイプ1の
    端部から合成樹脂管11の端部を突出させて該管
    端部を受口210に嵌挿すると共に、受口210
    の端面と耐火層12の端面との間に緩衝部材3を
    介在させて接続し、また受口210の外周を覆つ
    ている耐火層22の端面に内向きに傾斜した切欠
    部23を設けて、該切欠部23に目地材4を充填
    すると共に緩衝部材3と耐火パイプ12の端部外
    周を目地材4で覆つたことを特徴とする耐火パイ
    プの接続装置。
JP13436587U 1987-09-02 1987-09-02 Expired JPH0422151Y2 (ja)

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JP13436587U JPH0422151Y2 (ja) 1987-09-02 1987-09-02

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Publication Number Publication Date
JPS6438384U JPS6438384U (ja) 1989-03-07
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