JPH07301393A - 耐火二層管の接合部構造 - Google Patents

耐火二層管の接合部構造

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JPH07301393A
JPH07301393A JP9220094A JP9220094A JPH07301393A JP H07301393 A JPH07301393 A JP H07301393A JP 9220094 A JP9220094 A JP 9220094A JP 9220094 A JP9220094 A JP 9220094A JP H07301393 A JPH07301393 A JP H07301393A
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武 西脇
Yoshimichi Maeda
圭通 前田
Akio Sekiguchi
昭夫 関口
Tsutomu Sakamaki
勉 坂巻
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定した目地処理機能の確保が図れ、作業の
簡素化、工期の短縮が得られ、更に施工経費の大幅な軽
減が期待できる耐火二層管の接合部構造を提供する。 【構成】 互に連結すべき耐火二層管1、1の断熱性を
有する外管4、4の開口端縁4b、4bと、この開口端
縁4b、4bに対向する管継手5の外管8の開口端縁8
b、8bとの間に、結合した内管2、2を包囲する不燃
性を有する無機質断熱繊維からなる環状パッキン9を圧
縮状態で介装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内管及び内管を被服す
る耐火性外管からなる耐火二層管の接合部構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に硬質塩化ビニル等の合成樹脂から
なる内管を耐火性外管、例えば繊維強化モルタル被覆管
で被覆した耐火二層管は、内管が合成樹脂製であること
から、内周面が滑らかで耐薬品性、耐水性に優れ、かつ
外管によって被覆されて耐火性及び断熱性に優れること
から建造物の給水管、排水管、換気用の通気管及び配電
管等に広く使用されている。
【0003】この耐火二層管を連結する接合部構造につ
いて図4及び図5によって説明する。
【0004】図4は一対の耐火二層管21、21を管継
手24によって互に連結する接合部を示す断面図であ
る。
【0005】耐火二層管21、21は、合成樹脂、例え
ば硬質塩化ビニル製の内管22、22と、この内管2
2、22を被覆する繊維強化モルタル被覆管等の耐火
性、断熱性を具備する外管23、23とを有し、管継手
24も硬質塩化ビニル等の合成樹脂からなる内管25と
内管25を被覆する繊維強化モルタル等からなる耐火性
及び断熱性を具備する外管26を有し、管継手24の内
管25の内径は耐火二層管21、21の内管22、22
の端部22a、22aが嵌入可能な寸法であって、その
内周面の中央部には嵌入された耐火二層管21、21の
内管22、22の開口端縁22b、22bが当接して嵌
入深さ位置を決定するための環状突起25bが設けられ
ている。
【0006】耐火二層管21、21を連結するには、連
結すべき耐火二層管21、21の各外管23、23の開
口端縁23b、23bから外方へ突出した内管22、2
2の端部22a、22aに接着剤を予め塗布し、これら
端部22a、22aを管継手24の内管25の開口端縁
25a、25aから各々挿入嵌合して耐火二層管21、
21の外管23、23の開口端縁23b、23bを管継
手24の外管26の開口端縁26b、26bに当接させ
ることにより連結する。
【0007】次に耐火二層管21、21の外管23、2
3の開口端縁23b、23bと管継手24の外管26の
開口端縁26b、26bとの当接部には耐火二層管2
1、21の外管23、23を切断する際の加工精度等に
起因する若干の隙間が生じ、また外管23、23と外管
26、26とが不連続であることから珪酸ソーダまたは
セメントを主原料とする乾燥硬化性目地剤27を紐状に
伸ばし、耐火二層管21、21の外管23、23の開口
端縁23b、23bと管継手24の外管26の開口端縁
26b、26bとの当接部へ巻つけるようにして被覆す
る湿式目地工法による目地処理が施されている。
【0008】また他の目地処理としては図5に示す乾式
目地工法が施されている。この目地工法は図5に図4と
対応する部分に同一符号を付することで詳細な説明は省
略するが、耐火二層管21の外管23の外周面と管継手
24の外管26の外周面との段差に相当する折り曲げ部
31aを有する断面略階段状に折曲して両側に耐火二層
管21の外管23の外周面及び管継手24の外管26の
外周面に接する圧接面31b及び31cを有する帯状の
金属製目地カバー31を耐火二層管21の外管23の外
周面と管継手24の外管26の外周面との間に架け渡し
て巻回し、その両端部間をビス及びナット等により締め
つけ装着するものである。
【0009】更に他の目地処理としては、同図に示すよ
うに平板帯状の金属製目地カバー32をその一方の側縁
32aが耐火二層管21の外管端部23aを覆うように
管継手24の外管26の端部26aに巻回して取付け、
耐火二層管21の外管23の端部23aと金属製目地カ
バー32との間に生じる隙間に乾燥硬化性目地材あるい
は他の不燃材からなる目地充填材33を充填する等の方
策がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記した前者湿式目地
工法による目地処理にあっては、耐火二層管と管継手と
の当接部に施す目地材が経時硬化するに従って収縮し、
亀裂及び剥離が発生して目地材の脱落を誘発することが
ある。また炭酸化による劣化を招き、長期に亙って安定
した目地処理としての機能を確保するのが困難である等
の不具合を生じることがある。
【0011】一方後者、金属製目地カバーを用いる目地
処理にあっては、目地カバーの寸法形状が予め設定され
ることから、耐火二層管の製造上の寸法精度の誤差等に
基づく形状変形、例えば断面形状が楕円形状等に変形し
た場合、その取り付け作業に困難を来たし、かつ目地カ
バーが金属製であることから、特に給水管等に使用した
場合充分な断熱性能が得られず結露して目地カバーを腐
食させ、かつ目地充填材に結露すると目地充填材を溶解
してこの充填材が流出する等長期に亙って安定した目地
処理機能の確保が困難である等の不具合を生じることが
ある。
【0012】更にこれら目地処理は建造物への配管作業
が完了した後、行うことからその作業空間が制限され、
作業が煩わしく均一な目地処理機能の確保が得がたく、
また目地処理個所を見落とす虞れがある。更に工期の長
期化を招き、施工経費の増大を誘発し、かつ地震、建造
物の振動及び湿潤、温水や火災による温度変化に起因す
る耐火二層管の長さ変化等による耐火二層管と管継手と
の間の相対変位に伴う耐火二層管の破損を誘発する虞れ
がある。
【0013】従って本発明の目的は長期に亙って安定し
た高品質の目地処理機能の確保が図れ、作業の簡素化及
び工期の短縮が得られ、更に施工経費の大幅な軽減が期
待できる耐火二層管の接合部構造を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明による耐火二層管の接合部構造は、内管及びこ
の内管を被覆する耐火性及び断熱性を有する外管からな
る耐火二層管と、内管及びこの内管を被覆する耐火性及
び断熱性を有する外管からなる管継手とを連結する耐火
二層管の接合部構造において、互に連結すべき耐火二層
管の内管端部と管継手の内管端部とを嵌合結合するとと
もに、耐火二層管の外管の開口端縁と、この開口端縁に
対向する管継手の外管の開口端縁との間に、前記結合し
た内管を包囲する不燃性を有する無機質断熱繊維からな
る環状パッキンを圧縮状態に介装したことを特徴とする
ものである。
【0015】
【実施例】以下、本発明における耐火二層管の接合部構
造の一実施例を図面によって説明する。
【0016】図1は一対の耐火二層管1、1を管継手5
を介して互に連結する接合部を示す断面図であって、耐
火二層管1、1は硬質塩化ビニル等の合成樹脂製の内管
2、2と、この内管2、2を空間部3、3、即ち断熱層
となり且つ内管の熱膨張を吸収する空気層を介して被覆
する耐火性及び耐熱性を有する断熱管、例えば繊維強化
モルタル被覆管等の外管4、4とを有する。
【0017】これら耐火二層管1、1を互に連結する管
継手5も耐火二層管1、1同様硬質塩化ビニル等の合成
樹脂製の内管6と、この内管6を空間部7を介して被覆
する繊維強化モルタル被覆管等の外管8を有し、内管6
は耐火二層管1、1の内管2、2の端部2a、2aが嵌
入可能な内径を有し、かつ内周面の中央部には嵌入する
耐火二層管1、1の内管2、2の開口端縁2b、2bが
当接して内管2、2の嵌入深さ位置を決定するための環
状突起6bが形成されている。
【0018】連結すべき耐火二層管1、1を管継手5を
介して互に連結するには、耐火二層管1、1の各外管4
から予め定められた長さが突出する内管2、2の端部2
a、2aに、その外周を包囲するように不燃性を有する
無機質断熱繊維及び微量のバインダからなる図2に傾斜
図を示す環状パッキン9を装着し、かつ内管2、2の端
部2a、2aの外周面に接着剤を塗布し、これら端部2
a、2aを管継手5の内管6の両開口端縁6a、6aか
ら挿入嵌合して開口端縁2b、2bを環状突起6bに当
接せしめて内管2、2及び6の一体化を図り、かつ前記
環状パッキン9を管継手5の外管8の両開口端縁8b、
8bと耐火二層管1、1の外管4、4の各々の開口端縁
4b、4bとの間に圧縮した状態で介装することにより
耐火二層管1、1を管継手5によって一体的に連結す
る。
【0019】管継手5の外管8の両開口端縁8b、8b
と連結する耐火二層管1、1の外管4、4の各開口端縁
4b、4bとの間に介装される環状パッキン9の材質
は、セラミック繊維であって、一般の建造物用の給水、
排水用耐火二層管等に使用するものにおいては、非装着
状態における環状パッキン9の密度は80〜350Kg
/m3でかつ厚さが2mm以上あれば耐火性能、防露性
能及び施工性において充分に対応し得るが、耐火試験、
防露試験並びに施工実験より密度220〜250Kg/
3、厚さt(図2)が6〜10mm程度が望ましく、
また防水処理が施されていることが望ましい。
【0020】このような環状パッキン9は、管継手5の
外管8及び耐火二層管1、1の外管4、4の各開口端縁
8a、8a及び4a、4a間に介装され取付けた状態に
おいて、1〜3mm程度押し潰された圧縮状態が好まし
い。
【0021】更に耐火二層管1、1の外管4、4の開口
端縁8a、8aと環状パッキン9との当接部に耐火塗料
を塗布することにより、より一層の耐火性能等を確保す
ることも可能であり、特に耐火二層管1、1を切断する
ことによって外管4、4の開口端縁8a、8aの平滑性
が損われた場合には、間隙に環状パッキンの細片を充填
し、更に耐火塗料を塗布すると効果的である。
【0022】また施工後、環状パッキン9の外周等の部
分に耐火塗料のような耐火性を有する材料を塗布するこ
とにより環状パッキン9等の固形性乃至固着性を高め、
かつ環状パッキン9自体に耐水性を持たせる必要をなく
すことにより、環状パッキン9の密度を例えば80Kg
/m3以下に下げることを可能にして、その価格を下げ
ることも可能である。
【0023】また環状パッキン9の材質としては、上記
セラミック繊維の他に、ロックウール繊維、ガラス繊
維、シリカ繊維及びその他の不燃性を有する無機質断熱
繊維を用いることが可能であり、ロックウール繊維を用
いる場合は、その密度が40〜240Kg/m3、望ま
しくは80〜130Kg/m3程度、ガラス繊維及びシ
リカ繊維を用いる場合には、その密度が30〜120K
g/m3程度、特に60〜100Kg/m3が好ましい。
【0024】このような環状パッキン9を製造するに
は、セラミック繊維、ロックウール繊維、ガラス繊維、
シリカ繊維等不燃性を有する無機質断熱繊維からなる平
板状材を打ち抜くことにより、または円筒状材を環状に
切断することにより容易に、しかも安価に得ることが可
能である。
【0025】また環状パッキン9は、円弧状に分割され
た2個、または3個以上に分割された円弧状のパッキン
部材によって構成することも、また寸法調整のためのす
り割りを有する環状に形成することも可能である。更に
不燃性を有する無機質断熱繊維からなる紐状体を環状に
巻回して形成することも可能である。
【0026】更にこのようにして形成された環状パッキ
ン9を綱状体、望ましくは不燃性を有する無機質断熱繊
維からなる綱状体によって被覆して保管及び取付時にお
ける環状パッキンの変形を防止するように構成してもよ
い。
【0027】また環状パッキンは、セラミック繊維、ロ
ックウール繊維、ガラス繊維、シリカ繊維等の複数種類
の不燃性を有する無機質断熱繊維を適宜混合して形成す
ることも可能である。
【0028】図3は本発明における耐火二層管の接合部
構造の他の実施例を示す要部断面図であって、図1と対
応する部位に同一符号を付することで詳細な説明は省略
するが、耐火二層管1と分岐管用の管継手10とを連結
するものであって、この管継手10は、硬質塩化ビニル
等の合成樹脂製の内管11と、この内管11を空間部1
2を介して被覆する耐火性及び断熱性を有する外管13
を有し、内管11は、T字状乃至Y字状に分岐した形状
であって、耐火二層管1の内管2の端部2aが嵌入可能
な内径を具備する端部11aを有し、端部11aの基端
は嵌入する耐火二層管1の内管2の開口端縁2bが当接
して内管2の嵌入深さ位置を決定するための段部11b
が形成されている。
【0029】耐火二層管1と管継手10とを連結するに
は、前記同様、耐火二層管1の外管4から所定長突出す
る内管2の端部2aに環状パッキン9を装着し、外周面
に接着剤を塗布した端部2aを管継手10の内管11内
へ挿入嵌合して両内管2及び11の一体化を図り、かつ
環状パッキン9を耐火二層管1の外管4及び管継手10
の外管13の各々の開口端縁4bと13bとの間に圧縮
した状態で介装せしめて耐火二層管1と管継手10とを
一体的に連結する。更に、必要に応じ前記実施例同様、
環状パッキン9の外周等の部分に耐火性を有する材料を
塗布する。
【0030】上記実施例では、耐火二層管1の内管4に
環状パッキン9を装着した後、耐火二層管1の外管4の
開口端縁4bと管継手5、10の外管8、13の開口端
縁8b、13bとの間に介装したが、予め工場等で耐火
二層管1または管継手5、10に環状パッキン9を装着
することにより環状パッキン9の装着見落としを回避す
ることも可能である。この無機質断熱繊維の繊維方向は
特に限定されない。しかし、長期に亙って安定した環状
パッキン9の弾発力を確保するために、無機質断熱繊維
の繊維方向を主に環状パッキン9の厚さt方向に沿って
伸びるように配列することが望ましい。
【0031】また、耐火二層管1の外管4の開口端縁4
bと、管継手5、10の外管8、13の開口端縁8b、
13bとの間に装着する環状パッキン9を、取り付け忘
れ等により、配管後装着する場合には、前記した円弧状
に分割された複数のパッキン部材、またはすり割りを有
する環状パッキンを外周から圧入、もしくは、紐状体を
環状に巻回して圧入装着することによって容易に取り付
けることが可能であり、特にこの場合には、無機質断熱
繊維の繊維方向を主に外周方向に向う放射状に配列する
こと、及び綱状体で被覆することがその作業性の確保を
図ることからも望ましい。
【0032】以上説明した耐火二層管の接合部構造によ
れば、互に連結すべき耐火二層管の外管の開口端縁と、
管継手の外管の開口端縁との間に互に結合される内管を
包囲する不燃性を有する無機質断熱繊維からなる環状パ
ッキンを介装させて目地処理を施すことから、配管と同
時に目地処理作業が完了し、従来の配管作業が終了した
後目地材の装着乃至目地カバーで被覆する目地処理作業
に比べ、作業空間の確保が容易で、かつ単に別途製作さ
れた環状パッキンを組み込むことによって目地処理が施
され、作業の簡素化が得られて、工期の大幅な短縮が図
れ、環状パッキンが安価に得られ、かつ構造が簡単なこ
とと相俟って施工経費の低減が確保できる。また無機質
断熱繊維によって環状パッキンが形成されることから充
分に断熱され、目地処理部に結露することなく、かつ炭
酸化による劣化、腐食、乾燥硬化目地材のような経時硬
化による収縮及び亀裂、剥離等の発生がなく、更に振
動、温度変化等に起因する耐火二層管及び管継手の変形
や耐火二層管と管継手との間に相対的な変位に追従して
介装された環状パッキンが変形することから長期間に亙
って目地処理機能が維持できる等の効果を有する。
【0033】また、環状パッキンが工場等で別途製作で
き、かつ耐火二層管乃至管継手に予め環状パッキンを装
着することが可能であることから、環状パッキンの取着
個所を見落とすことが回避でき、品質の管理が容易にな
り、耐火二層管の接合部に広く利用ができる等本発明特
有の効果を有する。
【0034】
【発明の効果】上記した本発明の耐火二層管の接合部構
造によれば、互に連結すべき耐火二層管と管継手の各々
の外管の開口端縁との間に不燃性を有する無機質断熱繊
維からなる環状パッキンを圧縮状態に介装して目地処理
を施すよう構成することから、配管と同時に目地処理作
業が施され、かつその作業性に優れ、作業の簡素化、工
期の大幅な短縮及び施工経費の低減が期待でき、環状パ
ッキンによって充分に断熱されて目地処理部に結露する
ことなく、かつ炭酸化による劣化、腐食、長期の使用に
よっても亀裂、剥離等の発生がなく、更に振動、温度変
化等に起因する耐火二層管と管継手との間の相対的な変
位に対し環状パッキンが追従して変形することから長期
間に亙って安定した目地処理機能が確保できる等本発明
特有の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による耐火二層管の接合部構造の一実
施例を示す断面図である。
【図2】 本実施例に用いられる環状パッキンの斜視図
である。
【図3】 本発明による耐火二層管の接合部構造の他の
実施例を示す断面図である。
【図4】 従来の耐火二層管の接合部構造を説明する断
面図である。
【図5】 他の従来の耐火二層管の接合部構造を説明す
る断面図である。
【符号の説明】
1‥‥‥耐火二層管 2‥‥‥内管 2a‥‥端部 4‥‥‥外管 4a‥‥端部 4b‥‥開口端縁 5‥‥‥管継手 6‥‥‥内管 6a‥‥端部 8‥‥‥外管 8a‥‥端部 8b‥‥開口端縁 9‥‥‥環状パッキン 10‥‥管継手 11‥‥内管 11a‥端部 13‥‥外管 13a‥端部 13b‥開口端縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂巻 勉 東京都港区芝大門2丁目12番10号 浅野ス レート株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内管及びこの内管を被覆する耐火性及び
    断熱性を有する外管からなる耐火二層管と、内管及びこ
    の内管を被覆する耐火性及び断熱性を有する外管からな
    る管継手とを連結する耐火二層管の接合部構造におい
    て、互に連結すべき耐火二層管の内管端部と管継手の内
    管端部とを嵌合結合するとともに、耐火二層管の外管の
    開口端縁と、この開口端縁に対向する管継手の外管の開
    口端縁との間に、前記結合した内管を包囲する不燃性を
    有する無機質断熱繊維からなる環状パッキンを圧縮状態
    に介装したことを特徴とする耐火二層管の接合部構造。
  2. 【請求項2】 耐火二層管及び管継手の各々の内管が合
    成樹脂から成る管であり、かつ各々の外管が繊維強化モ
    ルタル被覆管である請求項1に記載の耐火二層管の接合
    部構造。
  3. 【請求項3】 環状パッキンが、円弧状に分割された複
    数のパッキン部材によって構成される請求項1または2
    に記載の耐火二層管の接合部構造。
  4. 【請求項4】 環状パッキンが、すり割りを具備する請
    求項1または2に記載の耐火二層管の接合部構造。
  5. 【請求項5】 環状パッキンが、不燃性を有する無機質
    断熱繊維からなる紐状体を巻回して形成される請求項1
    または2に記載の耐火二層管の接合部構造。
  6. 【請求項6】 環状パッキンが、綱状体によって被覆さ
    れている請求項1〜5の1つに記載の耐火二層管の接合
    部構造。
  7. 【請求項7】 環状パッキンが、防水処理されている請
    求項1〜6の1つに記載の耐火二層管の接合部構造。
  8. 【請求項8】 環状パッキン部分が、耐水性を有する耐
    火材料によって塗布されている請求項1〜7の1つに記
    載の耐火二層管の接合部構造。
  9. 【請求項9】 環状パッキンが、セラミック繊維からな
    る請求項1〜8の1つに記載の耐火二層管の接合部構
    造。
  10. 【請求項10】 環状パッキンが、ガラス繊維からなる
    請求項1〜8の1つに記載の耐火二層管の接合部構造。
  11. 【請求項11】 環状パッキンが、ロックウール繊維か
    らなる請求項1〜8の1つに記載の耐火二層管の接合部
    構造。
  12. 【請求項12】 環状パッキンが、シリカ繊維からなる
    請求項1〜8の1つに記載の耐火二層管の接合部構造。
  13. 【請求項13】 環状パッキンが、複数種類の不燃性を
    有する無機質断熱繊維からなる請求項1〜8の1つに記
    載の耐火二層管の接合部構造。
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