JPH0422145B2 - - Google Patents

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JPH0422145B2
JPH0422145B2 JP60038077A JP3807785A JPH0422145B2 JP H0422145 B2 JPH0422145 B2 JP H0422145B2 JP 60038077 A JP60038077 A JP 60038077A JP 3807785 A JP3807785 A JP 3807785A JP H0422145 B2 JPH0422145 B2 JP H0422145B2
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JP
Japan
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inspection
printed matter
positional relationship
marks
printed
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JP60038077A
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English (en)
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JPS61195845A (ja
Inventor
Seiji Mitsui
Toshuki Sugie
Masayasu Hatsuta
Masayuki Ui
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Uchida Yoko Co Ltd
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Uchida Yoko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd, Uchida Yoko Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP60038077A priority Critical patent/JPS61195845A/ja
Publication of JPS61195845A publication Critical patent/JPS61195845A/ja
Publication of JPH0422145B2 publication Critical patent/JPH0422145B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F33/00Indicating, counting, warning, control or safety devices
    • B41F33/0036Devices for scanning or checking the printed matter for quality control

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Inspection Of Paper Currency And Valuable Securities (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は印刷物の印刷状態を検査し、脱刷、印
刷ずれ等の不良を確実に検出することができる装
置に関する。
[従来の技術] 従来、多色刷の印刷物の脱刷、印刷ずれ等を検
査するには、検査員がこの印刷物を1枚ずつめく
りながら目視で検査をおこなつていた。このた
め、この検査作業に多くの労力を必要とし、その
能率が低い不具合があつた。
このような不具合を解消するため、この検査を
自動的におこなう装置が開発されている。従来の
この種の装置は、印刷物の隅部に各印刷色の色マ
ークを所定の位置関係となるように配置した検査
マークを印刷しておき、これらの印刷物を計数機
で計数する際、めくられた印刷物の隅部の検査マ
ークを検出し、上記の色マークの位置関係を所定
の基準値と比較し、脱刷、印刷ずれ等を判定する
ように構成されている。
しかし、これらの検査マークは印刷物の種類が
相違する場合にはその色マークの基準となるべき
位置関係が相違する。また同一種類の印刷物であ
つてもそのロツトが相違するとこれら色マークの
形状等に微妙な変化が生じる。ところで、有価証
券や紙幣等は精密さが要求されるため、その印刷
ずれ等に対する基準が厳しい。このため印刷物の
種類やロツト等の相違による色マークの僅かの変
化も不良として判定されてしまうことがある。こ
のため従来は印刷物の種類やロツト等が変わる度
にこの検査装置の検査基準値を再度設定してい
た。このため、検査作業が非能率的となるばかり
でなく、この検査装置の操作員がこの検査基準の
設定ができるように熟練していなければならず、
この検査装置の操作員が限定されてしまう不具合
があつた。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は以上の事情に基づいてなされたもの
で、操作に熟練を必要とすることがなく、また検
査を能率的におこなうことができる印刷状態検査
装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段とその作用] すなわち本発明は、印刷物の隅部に印刷され、
互いに所定の位置に印刷された各印刷色毎の色マ
ークから構成された検査マークと、これらの印刷
物を1枚ずつめくりその枚数を計数する計数機構
と、この計数機構によつてめくられた印刷物の隅
部に光を照射する光源機構と、上記検査マークか
らの反射光を検出する光検出機構と、この光検出
機構からの信号荷よつて上記の色マークの位置関
係を算出し、この印刷物の印刷の良否を判定する
信号処理回路とを備えている。この信号処理回路
は、上記の色マークの位置の関係を基準位置関係
と比較し、これら色マークの位置関係のずれが許
容誤差内にあるか否かを判定して印刷の良否を判
定する検査モードを遂行する検査モード手段を備
えている。また、この信号処理回路には、上記の
計数機構に装荷された複数のサンプル印刷物の検
査マークを検出し、それらの色マークの位置関係
を算出するとともに、これら算出した位置関係の
平均値を算出し、この位置関係の平均値を上記の
検査モードの際の基準位置関係として設定する学
習モードを遂行する学習モード手段とを備えてい
る。
このような装置は、たとえば検査すべき印刷物
のロツトの中から、従来と同様な目視による検査
によつて良品と判定された複数のサンプル印刷物
を選び出し、このサンプル印刷物を上記の計数機
構に装荷し、上記の信号処理回路を学習モードに
してこれらサンプル印刷物の検査マークを検出さ
せる。これによつて、これらの検査マークの色マ
ークの位置関係が算出され、この位置関係の平均
値が算出され、この平均値が検査モードの際の基
準位置関係として自動的に設定される。次に、こ
の信号処理回路を検査モードに切り替え、ロツト
分の印刷物を検査する。この場合、この検査モー
ドにおける基準位置関係はこの印刷物のロツトか
ら選定した良品の印刷物の検査マークの色マーク
の位置関係の平均値であるから、ロツトごとの印
刷の状態の微妙な相違の影響を排除して、この印
刷物の検査を正確におこなうことができる。ま
た、この装置は、この検査モードの基準位置関係
を設定するには、目視で複数の良品のサンプル印
刷物を選定し、このサンプル印刷物を計数機構に
装荷して信号処理回路を学習モードに切り替えて
装置を作動させるだけでよく、この基準位置関係
の設定が容易であり、かつ熟練を要しない。
[実施例] 以下図を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図にはこの装置の全体を概略的に示す、この
装置は大きく計数検査機構部1と信号処理部2と
に分けられる。
上記の計数検査機構部1は印刷物の隅部を1枚
ずつめくり、その隅部に印刷された検査マークを
光学的に検出するものである。また上記の信号処
理部2は検出された信号を処理し、その印刷物の
印刷状態を判定するものである。
まず、上記の計数検査機構部1の構成を説明す
る。第2図はこの計数検査機構部1のカバーを取
外したは状態の側面図である。図中の11はフレ
ームであつて、このフレームは型材を溶接して枠
状に構成されている。そして、このフレーム11
の前面部にはテーブル3が設けられ、検査すべき
印刷物Pはこのテーブル3上にこの計数検査機構
部1の中心線に対して45゜の角度をなすように載
置される。このフレーム11の上部の前面にはこ
の計数検査機構部1の制御をなす制御盤5および
制御回路12が設けられている。
また、このフレーム11の前部には紙押え機構
4が設けられている。この紙押え機構は押え板1
4を備え、この押え板14は案内棒19に沿つて
上下に昇降自在に案内されている。この押え板1
4は一対のスプロケツト16間に掛け渡されたチ
エン15の走行によつて上下に移動する。このチ
エン15は減速機17を介してモータ18によつ
て駆動される。この押え板14は上記のテーブル
3上に載置された印刷物Pの隅部を上方から押圧
するように構成されている。
また、このフレーム11内には一対の案内ロツ
ド33が取付けられ、これらのロツドによつて昇
降台31が上下に移動自在に案内されている。ま
た、この昇降台31にはナツト36が取付けら
れ、このナツトは螺嵌34に螺合している。この
螺嵌34はモータ35によつて回転駆動され、こ
れによつて上記のナツト36が螺進し、上記の昇
降台31が昇降する。なお、21は電源装置であ
る。
そして、この昇降台31上には上記テーブル3
の端部から突出した印刷物の隅部を下方から順次
1枚ずつめくる計数機構30と、これらめくつた
印刷物の間に目印の合紙を挿入する合紙挿入機構
32と、めくられた上記印刷物Pの隅部の検査マ
ークに光を照射する光源機構70と、この検査マ
ークからの反射光を検出する光検出機構80とが
取付けられている。
これらの機構は第3図に示す如く構成されてい
る。なお、この第3図は主要な部品のみを示す。
まず、上記の計数機構30の構成を説明する。
41は駆動軸であつて、ベルト44を介してモー
タ45によつて駆動される。この駆動軸41の両
端にはクランク板42,43が取付けられてい
る。このクランク板43にはリンク46が接続さ
れ、このリンク46の中間部にはアーム47の先
端部が枢着され、このアーム47の基端部は上記
の昇降台31に取付けられたフレーム板に枢着さ
れている。また、49はアームであつて、その基
端部は上記のフレーム板に枢着されている。そし
て、このアーム49の先端部にはサクシヨンブレ
ード取付け部材50が回転自在に取付けられてい
る。そして、この取付け部材50にはサクシヨン
ブレード52が取付けられている。このサクシヨ
ンブレード52は中空状をなし、その上面には吸
引孔53が形成されている。そして、このサクシ
ヨンブレード取付け部材50はリンク48を介し
て上記のリンク46の先端部に接続されている。
したがつて、このサクシヨンブレード52は上記
のクランク板43が回転すると上下に往復動し、
また取付け部材50の回転軸を中心として往復回
動する。またこのサクシヨンブレード52内は上
記の取付け部材50可撓性のホース51を介して
真空ポンプ22に接続され、その内部に負圧が作
用する。また、上記のクランク板42にはリンク
55が接続され、このリンク55の中間部にアー
ム56の先端部が枢着されている。そして、この
アーム56の基端部は上記のフレーム板に枢着支
持されている。また、このリンク55の先端部に
はワイパピン57が突設されている。したがつ
て、このワイパピン57は上記のクランク板42
が回転すると略楕円形の軌跡を描いて往復移動す
る。なお、このワイパピン57と上記のサクシヨ
ンブレード52とはその位相が互いに約180゜ずれ
ている。したがつて、このサクシヨンブレード5
2は第4図aに示す如くまず上昇するとともに水
平となり、一番下の印刷物Pの下面に吸着し、次
いで第4図bに示す如く下降してこの印刷物Pを
1枚だけめくる。この場合に上記のワイパピン5
7はこのサクシヨンブレード52の上側にまわり
こみ、このめくられた印刷物Pとその上の印刷物
Pとの間に進入する。次にこのワイパピン57が
サクシヨンブレード52に下方にまわりこみ、め
くられた印刷物Pの隅部をこのサクシヨンブレー
ド52の下方に移動させる。そして、このサクシ
ヨンブレードが第4図cに示す如く再び上昇して
次の印刷物Pの下面に挟着する。このような作動
を繰返してこの印刷物Pの隅部を順次1枚ずつめ
くる。なお、この作動は上記の駆動軸41に取付
けられた遮光板58と光センサ59によつて計数
され、この印刷物の枚数が計数される。なお、こ
の機構は従来の計数機構を利用したものである。
また、上記の合紙挿入機構32は、合紙テープ
61と、送りローラ64と、カツタ機構62とこ
れを駆動するソレノイド63とから構成され、印
刷物の単位枚数毎および印刷物の不良が検出され
た毎に作動し、所定の長さに切断された合紙を印
刷物の間に挿入する。
また、上記の光源機構70は以下に示す如く構
成されている。この光源機構内にはストロボラン
プ73が設けられ、このランプは第4図bに示す
如く印刷物Pの隅部がサクシヨンブレード52に
よつてめくられた場合に発光し、この印刷物の隅
部に光を照射する。またこのストロボランプ73
の前方には赤外線フイルタ72が設けられ、赤外
線を遮断し、可視光のみを照射するように構成さ
れている。またこの光源機構にはフード71が設
けられ、このストロボランプ73からの光が不必
要な部分に照射されないように構成されている。
また上記の光検出機構80は以下のように構成
されている。この光検出機構にはレンズ82が設
けられ、このレンズ82によつて上記の印刷物の
隅部に印刷された検査マーク90の像をイメージ
センサ86上に結ぶように構成されている。この
イメージセンサは例えば半導体光検出素子を多数
直線状に配列したもので、上記検査マーク90の
像を電気的に直線的に走査できるものである。こ
の実施例の場合、このイメージセンサ86の素子
すなわち画素の数は256で1画素当りのの寸法は
約0.08mmである。そして、この光検出機構はウオ
ームホイル83、ウオーム84、およびモータ8
5によつて上下に回動されるように構成され、上
記の走査位置を調整できるように構成されてい
る。
次にこの印刷物Pの隅部に印刷される検査マー
ク90を第5図を参照して説明する。第5図aに
示すものは、その第1の態様である。このものは
黒、赤、青、緑の4色の多色刷の場合のものであ
つて、これらの色のうち最もコントラストの大き
い黒を基準色とし、この黒の2個の基準色マーク
91,92が印刷されている。一方の基準色マー
ク91は三角形をなし、また他方の基準色マーク
92は帯状をなしている。そして、これらのマー
ク91,92は走査方向Sすなわちこの印刷物P
の辺と45゜の方向に互いに離間して配列されてい
る。そして、これらの基準色マーク91,92の
間にはそれぞれ帯状をなす赤、青、緑の各色マー
ク94,95,96が所定の間隔に配置されてい
る。そしてこれらのマークの寸法、およびこれら
のマークの間の間隔は各色が正規に印刷された場
合には所定の間隔になるように設定されている。
また、上記の基準色マーク91,92と印刷物の
緑との間の距離も所定の間隔となるように設定さ
れている。また、これら基準色マーク91,92
は互いに接続部93で連続されている。この接続
部93はこれらのマーク91,92が同一の原版
で印刷された基準色マークであることが一見して
判明できるようにするためのものである。
また、第5図bはこの検査マーク90の第2の
態様である。このものは、黒の基準色マーク9
1′,92′が互いに隣接して配置され、この後ろ
に赤、青、緑の色マーク94′,95′,96′が
配列されているもので、この他の上記の第1の態
様のものと同様である。なお、この実施例では上
記の第1の態様の検査マーク90について説明し
てある。
次に、前記の信号処理部2の構成を第1図およ
び第6図を参照して説明する。第1図の10はキ
ヤビネツトであつて、この内部にはキーボード
6、CRT7、プリンタ8等が収容されている。
そして、この信号処理部2内には第6図に示す回
路が設けられている。すなわち101はビデオア
ンプであつて、前記光検出機構80のイメージセ
ンサ86からの信号が入力する。そして、このビ
デオアンプ101で増幅された信号はA/D変換
器102に送られ、後の信号処理回路での演算の
ためデジタル信号に変換される。そして、この信
号は一旦信号メモリ103に記憶され、信号処理
回路104に送られる。そして、この信号処理回
路104によつてこの信号が処理され、印刷物の
印刷の状態が判定される。この信号処理回路10
4はこの演算結果に基づいて、印刷物Pの印刷状
態が不良の場合には上記の計数機構の制御回路1
2に信号を送り、合紙挿入機構32を作動させて
合紙を挿入し、その不良の印刷物の目的とする。
また、この演算結果は表等にまとめられ、上記の
CRT7に表示され、またプリンタ8からプリン
トアウトされる。また、この信号処理回路104
は上記の光源機構70のストロボ制御回路75を
制御し、ストロボランプ73の発光を制御する。
この信号処理回路104は上記の検査マーク9
0の各基準色マーク91,92および各色マーク
94,95,96の位置関係を算出し、これを基
準の位置関係と比較して脱刷、印刷ずれ等を判定
するものであるが、上記の位置関係の基準値等は
キーボードによつて操作員が任意に設定すること
ができるとともに、所定の印刷物のサンプルにつ
いてその検査マークの測定結果から平均値を算出
し、これに所定の許容範囲を自動的に設定して検
査の合否の基準を自動的に設定する学習機能が与
えられている。
以下、この信号処理回路104およびその他の
回路の機能、作用を第7図ないし第9図を参照し
て説明する。すなわち、この検査マーク90に照
射された光は各基準色マーク91,92および各
色マーク94,95,96の部分で吸収されるの
で、上記のビデオアンプ101からの出力信号は
第7図に示す如くこの印刷物Pの紙の縁および各
マークの縁の位置a〜lの対応して急激に立上が
り、また立ち下がる。なお、この場合の印刷物P
の隅部の背景には前記のサクシヨンブレード52
があり、このサクシヨンブレード52はステンレ
ス鋼製でその表面には平滑に仕上げられていお
り、光を反射する。しかし、上記の光源機構70
からの照射光の方向と、この光検出機構80へ入
射する光の方向とはこのサクシヨンブレード52
の表面の法線に対して対称にはなつておらず、し
たがつてこのサクシヨンブレード52の表面で反
射した光はこの光検出機構80には入射しない。
したがつてこの光検出機構80で撮影された像の
上では、このサクシヨンブレード52の表面に対
応する部分には反射光がなく、上述の如くこの印
刷物Pの縁の位置a,lでは信号は急激の立上が
り、また立ち下がる。なお、このサクシヨンブレ
ード52の表面で反射した光がその上の印刷物の
裏面で散乱光となり、これがこのサクシヨンブレ
ードの表面で再度反射してこの光検出機構80内
に雑音として入射するのを防止するため、このサ
クシヨンブレードの表面を黒色に塗装するか、ま
たは黒色に表面処理してもよい。
そして、このような信号は上記のA/D変換器
102によつてデジタル信号に変換され、一旦信
号メモリ103に記憶され、上記の信号処理回路
104に送られる。そして、この信号処理回路1
04ではこの信号から第8図に示すようにa点に
対応した信号レベルの変化があるか否かを判定
し、ストロボランプ73が正規に発光したか否か
を確認する。次にこの信号のうちa〜l点に対応
した信号域を選定し、その中から各a〜l点に対
応した信号レベルの急激に変化する点(この実施
例では12個の点)を選定する。そして、これらの
点から上記の各a〜l点に対応する点の位置を正
確に算出する。この算出は次のようにおこなう。
すなわち、各a〜l点に対応して信号はa′−
a″、b′−b″…l′−l″の範囲でそれぞれ急激に立上
がり、また立ち下がる。デジタル変換された後の
これら立上がりまたは立ち下がり部分の信号は第
9図に示す如く段階的に変化する。なお、この第
9図にはa、b点の場合を代表として示す。そし
て、例えばa点の真の位置はこの立上がり部の最
大値と最少値の中心値に対応した位置となる。し
たがつて、この信号処理回路104では、まずこ
の中心値を求め、この中心値より小および大でか
つこの中心値に最も近い値を有する画素の番号、
たとえばこの場合にはn+2およびn+3を選定
し、これらの値と上記の中心値から補間演算によ
り上記の点aの位置を正確に算出する。また、同
様にしてb点に対応した立ち下がり部についても
演算をおこない、b点の位置を正確に算出する。
以下、同様にして他の各点の正確な位置を算出す
る。
そして、これらの点の位置から各色マーク9
4,95,96の位置すなわちこれらの中心位置
を求め、これら色マークの位置関係を基準色マー
ク91,92と同じ側の縁の間の距離すなわち
c、k点を基準として算出する。なお、この場合
の各色マークの位置関係の基準点はc点を使用す
る。また、同時に印刷物の紙の縁からこの検査マ
ークまでの余白の距離すなわちa−b、k−l点
間の距離を算出する。
この場合、各色マーク等の位置関係の算出の基
準長さとして基準色マーク91,92の間の距離
を使用したので、この基準長さは極めて正確にな
る。なお、これら基準色マーク91,92間の距
離とは正確にはこれらマークの中心点間の距離で
あるが、この実施例では基準色マーク91が三角
形であるため、走査軌跡Sが図中の上下方向にず
れるとこの中心点の位置がずれる。したがつて、
この実施例ではこれら基準色マーク91,92の
同じ側の縁すなわちc、k点間の距離をこれらの
マークの間の距離として使用する。インクのにじ
み等によつて印刷されたマークの縁が原版のマー
クの縁の対してずれるようなことがあつても、こ
のずれは同じ方向にずれることになるので、この
ような誤差は相殺され、このc、k点間の距離を
これら基準色マーク91,92間の距離とみなし
ても支障はない。もちろん、これら基準色マーク
が両方とも一定幅の帯状のものであれば、これら
の両縁からその中心を求め、この中心間の距離を
れら基準色マーク間の距離としてもよい。
この信号処理回路104は前述したように印刷
の合否判定の基準値および許容誤差等を自動的に
設定できる学習モードと、既に設定された基準に
従つて検査をおこなう検査モードとの切換えられ
るものであるが、まずこの検査モードについて説
明する。上記の如く算出された各色マークの位置
は設定されている基準値と比較され、その誤差が
算出される。そして、この誤差が許容範囲内であ
れば合格と判定し、計数が終了している場合には
その結果をCRT7に表示し、またプリンタ8か
らプリントアウトする。また上記の誤差が許容範
囲外であれば、不合格と判定し、目印のための合
紙の挿入、警報の出力等の不良処理をおこなう。
また、上記の学習モードでは以下の如き処理を
おこなう。まず、この学習モードの場合には、あ
らかじめ目視検査で合格と判定された複数枚の印
刷物をセツトし、上記と同様にして各印刷物の色
マークの位置を算出し、これらのデータを記憶す
る。そして、これらのデータから平均値を求め、
これを基準値とする。また各データの誤差を算出
し、特に指定がない場合にはこの誤差の最大値を
許容範囲とする。なお、この平均値を算出するに
は、各データのばらつきが標準分布しているもの
としてその中央値を平均値とする。したがつて、
この学習の為のサンプルの印刷物は予め目視で検
査していないものを使用してもよく、誤差の極端
に大きいものは自動的に除外される。また、印刷
の精度のランク等に対応して許容誤差があらかじ
め設定されており、この印刷ランク等を指定する
だけでこの平均値に対する許容誤差が自動的に設
定される。なお、この許容誤差等は後に任意に修
正することができる。したがつて、このような学
習をさせることによつて印刷物のロツトや種類が
変わつた場合でも、その都度手動で基準値等を設
定する必要はなく、このような作業に熟練してい
ない作業員でもこの装置を確実に操作し、検査を
おこなうことができる。
また、この信号処理回路104はb、c点間の
距離を算出してこの検査マーク90に対する走査
軌跡Sの位置を算出することができる。そして、
これに基づいて光検出機構のモータ85を制御
し、この光検出機構80の角度を調整し、この走
査軌跡Sをこの検査マーク90の中央部に自動的
に位置決する。
また、この装置には上記の機構以外に各種に機
構を追加することができる。
たとえば、光源機構70から光検出機構80に
至る光路の途中に鏡、レンズ等を挿入し、この光
路を任意の経路にすることができる。このように
すれば、これら光源機構や光検出機構の配置を自
由に設定できる。
また、これらの光学系レンズ等に正常な空気を
吹付け、じんあい等の付着を防止するように構成
してもよく、またブラシ等でこれらレンズ等を定
期的に清掃するように構成してもよい。
また、サクシヨンブレードによつて印刷物の隅
部がめくられ、光源機構が発光する状態でこの装
置が停止できるように構成し、光源機構のストロ
ボランプを連続的に発光させ、この状態でこの検
査マークを測定し、その結果を遂次表示できるよ
うにしてもよい。このようにすれば、この表示さ
れる結果を見ながら走査軌跡の調整を手動でおこ
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示し、第1図は全体の
概略的な斜視図、第2図はカバーを外した状態の
計数検査部の側面図、第3図は計数検査部の機能
部品を示す概略的な斜視図、第4図a,b,cは
計数作動を説明する概略図、第5図aは検査マー
クの第1の態様を示す図、第5図bは同第2の態
様を示す図、第6図は信号処理部の概略図、第7
図はビデオアンプの出力信号を検査マークと関連
させて示す図、第8図は信号処理回路の作動のフ
ローチヤート、第9図は立上がり部および立ち下
がり部の信号変化の状態を示す図である。 1……計数検査部、2……信号処理部、30…
…計数機構、32……合紙挿入機構、52……サ
クシヨンブレード、57……ワイパピン、70…
…光源機構、80……光検出機構、90……検査
マーク、91,92……基準色マーク、94,9
5,96……色マーク、104……信号処理回
路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 印刷物の隅部に印刷され、互いに所定の位置
    に印刷された各印刷色毎の色マークから構成され
    た検査マークと、これらの印刷物を1枚ずつめく
    りその枚数を計数する計数機構と、この計数機構
    によつてめくられた印刷物の隅部に光を照射する
    光源機構と、上記の検査マークからの反射光を検
    出する光検出機構と、この光検出機構からの信号
    によつて上記の印刷物の印刷の良否を判定する信
    号処理回路とを備え、この信号処理回路は、上記
    の色マークの位置関係を算出し、これら色マーク
    の位置の関係を設定されている基準位置関係と比
    較してこの印刷物の印刷状態の良否を判定する検
    査モードを遂行する検査モード手段と、上記の計
    数機構に装荷された複数のサンプル印刷物の検査
    マークの色マークの位置関係を算出し、これらの
    位置関係の平均値を算出し、この算出した平均値
    を上記の検査モードの際の基準位置関係として設
    定する学習モードを遂行する学習モード手段とを
    備えていることを特徴とする印刷状態検査装置。
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