JPH04221205A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

空気入りラジアルタイヤ

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JPH04221205A
JPH04221205A JP2405631A JP40563190A JPH04221205A JP H04221205 A JPH04221205 A JP H04221205A JP 2405631 A JP2405631 A JP 2405631A JP 40563190 A JP40563190 A JP 40563190A JP H04221205 A JPH04221205 A JP H04221205A
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JP
Japan
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belt layer
weight
parts
rubber
cords
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JP2405631A
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Masayoshi Oo
雅義 大尾
Shigeru Shinoda
篠田   茂
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Yokohama Rubber Co Ltd
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  • Tires In General (AREA)
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芳香族ポリアミド繊維
コードを補強繊維コードとするベルト層とスチールコー
ドを補強繊維コードとするベルト層との少なくとも2層
のベルト層を有する空気入りラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】米国デュポン社製から製造、販売されて
いる ”ケブラー” に代表される芳香族ポリアミド繊
維コード (以下、アラミド繊維コードという) は、
従来のタイヤ用の補強繊維コードに比較して著しく高強
度、高弾性率である。したがって、このアラミド繊維コ
ードを使用することにより、タイヤの性能をよりいっそ
う高性能にする可能性があるとして大きく注目され、多
くの提案がなされている。
【0003】しかしながら、このアラミド繊維コードは
、優れたタイヤ補強用としての物性を有するにもかかわ
らず、従来のタイヤ用繊維コードに比較してゴムとの接
着性が十分でないことから、その優れた物性をタイヤに
十分に反映させることが難しかった。たとえばアラミド
繊維コードは、吸湿時におけるゴムとの接着性、すなわ
ち耐水接着性が十分でないから、タイヤトレッド側のベ
ルト層に使用したときにセパレーションを生じ易いため
、繊維特性上、トレッド側ベルト層の補強用として有用
であるにもかかわらず、実用上の要求性能を満足してい
ないのが現状である。
【0004】そして、通常、アラミド繊維コードは、ス
チールコードなどの他種コードと併用され、より高度の
タイヤ性能を発揮するように設計されるが、この場合に
他種コードに対して良好な接着性を有するコートゴム 
(被覆ゴム) が同時に、アラミド繊維コードに対して
も良好な接着性またはタイヤとしてのゴム性能を有する
わけではない。それ故に、タイヤの補強用コードとして
、たとえばアラミド繊維コードとスチールコード等とを
併用する場合に、同一組成のコートゴムが使用されるこ
とはなく、それぞれのコードに対して良好な接着性を有
する2種以上のコートゴムが、通常使用される。
【0005】このような種類を異にする少なくとも2種
のコートゴムをたとえばベルト層のコートゴムとして使
用した場合に、コートゴム間の物性差 (モジュラス等
) がセパレーションなどのトラブルの原因となるとい
う問題があった。さらに、組成の相違する2種またはそ
れ以上のゴム組成物を取り扱うことは、タイヤ生産の作
業性や生産性並びにタイヤ品質の上でも好ましいことで
はなかった。
【0006】本発明者らは、アラミド繊維コードとスチ
ールコードとをそれぞれ補強コードとする少なくとも2
層のベルト層のコートゴムとして、両者のいずれに対し
ても良好な接着性を示し、前記2種のコードのコートゴ
ムとして、1種類の同一ゴム組成物を使用したラジアル
タイヤについて鋭意検討を行い、本発明を見出したもの
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、アラ
ミド繊維コードに対してのみならず、スチールコードに
対しても同様の優れた接着性、耐水性を有するゴム組成
物を両者のコートゴムとして適用することによりアラミ
ド繊維コードの優れた繊維物性をタイヤ性能により有効
に反映させると共に、アラミド繊維コードからなるベル
ト層のセパレーションの発生を防止し、さらにタイヤ生
産性を向上させた空気入りラジアルタイヤ(以下、単に
タイヤという) を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の空気入りラジア
ルタイヤは、芳香族ポリアミド繊維コードからなるベル
ト層とスチールコードからなるベルト層との少なくとも
2層のベルト層を有するタイヤであって、これらのベル
ト層のコートゴムとして、原料ゴム100重量部に対し
ヘキサメチロールメラミンペンタメチルエーテルの部分
縮合物を1.0〜5重量部、クレゾール樹脂を0.5〜
5重量部、イオウを4〜7重量部、および有機酸コバル
ト塩をコバルト元素として0.1〜0.8重量部配合し
たゴム組成物を使用したことを特徴とする。
【0009】以下、図を参照して本発明の構成につき詳
しく説明する。図1は、本発明のタイヤの一例の半断面
斜視説明図である。図1において、トレッド1に接する
外側ベルト層2をアラミド繊維コード、内側ベルト層3
をスチールコードで構成し、これらのベルト層のコード
を被覆するコートゴムには特定組成のゴム組成物が使用
される。なお、図1において、4はカーカス層、5はラ
イナー層、EE′はタイヤ周方向である。
【0010】また、図2、図3、図4、および図5はそ
れぞれ、本発明におけるアラミド繊維コードからなるベ
ルト層とスチールコードからなるベルト層との積層構造
の一例を示す模式断面説明図であり、これらの図におい
て、外側ベルト層2にはアラミド繊維コードを使用し、
内側ベルト層3にはスチールコードを使用するのが好ま
しい。
【0011】本発明においてベルト層のコートゴムとし
て使用するゴム組成物は、原料ゴム100重量部に対し
ヘキサメチロールメラミンペンタメチルエーテルの部分
縮合物を1.0〜5重量部、クレゾール樹脂を0.5〜
5重量部、イオウを4〜7重量部、および有機酸コバル
ト塩をコバルト元素として0.1〜0.8重量部配合し
てなる。
【0012】■  原料ゴム。 例えば、天然ゴム (NR) 、ポリイソプレンゴム 
(IR) 、ポリブタジエンゴム (BR) 、ブチル
ゴム、アクリロニトリル・ブタジエン共重合ゴム (N
BR) 、スチレン・ブタジエン共重合ゴム (SBR
) およびそれらの混合物などを挙げることができる。 好ましくは天然ゴムまたはポリイソプレンゴムを50%
以上含有するものを原料ゴムとして使用するとよい。
【0013】■  ヘキサメチロールメラミンペンタメ
チルエーテルの部分縮合物。 ヘキサメチロールメラミンペンタメチルエーテルの部分
縮合物とは、下記式を有する化合物である。
【0014】
【0015】ヘキサメチロールメラミンペンタメチルエ
ーテルの部分縮合物としては、一般の市販品を用いるこ
とができる。例えば、住友化学社製のスミカノール50
7 (ヘキサメチロールメラミンペンタメチルエーテル
の部分縮合物50%含有) がある。なお、他のポリメ
トキシメチルメラミン、例えば、ヘキサメトキシメチル
メラミンを用いても本発明の目的を達成することはでき
ない。
【0016】ヘキサメチロールメラミンペンタメチルエ
ーテルの部分縮合物の使用量は、上記原料ゴム100重
量部に対し、1.0〜5重量部である。1.0重量部未
満では硬度向上の効果が不十分となり、一方、5重量部
を超えると破断特性の低下がみられる。 ■  クレゾール樹脂。
【0017】一般の市販品でよい。クレゾール樹脂とし
ては、主としてメタクレゾール樹脂が用いられる。その
使用量は、上記原料ゴム100重量部に対し、0.5〜
5重量部である。0.5重量部未満では、硬度向上の効
果が少ない。5重量部を超えると破断特性の低下、加硫
ゴムの発熱性が高くなり、好ましくない。 ■  イオウ。
【0018】イオウの使用量は、上記原料ゴム100重
量部に対し、4〜7重量部である。4重量部未満では添
加効果が少なく、また、7重量部を超えると未加硫ゴム
表面にイオウがブルームして加工上の障害となるからで
ある。 ■  有機酸コバルト塩。 例えば、ナフテン酸コバルト、ステアリン酸コバルト、
オクチル酸コバルト、オレイン酸コバルトなどの炭素数
5〜20の直鎖状もしくは分岐のモノカルボン酸等のコ
バルト塩、ホウ酸−有機酸コバルトコンプレックス (
例えば、マンケム社製の ”マノボンド680C”) 
等である。
【0019】有機酸コバルト塩の使用量は、コバルト元
素として上記原料ゴム100重量部に対し0.1〜0.
8重量部である。0.1重量部未満では少なすぎること
になり、一方、0.8重量部を超えても配合効果の向上
はみられない。 ■  上記のゴム組成物は、上記原料ゴムに対し、これ
らのヘキサメチロールメラミンペンタメチルエーテルの
部分縮合物、クレゾール樹脂、イオウ、および有機酸コ
バルト塩を配合してなるものであるが、必要に応じて他
の配合剤、例えば、カーボンブラック、加硫促進剤等を
適宜配合してもよい。
【0020】
【実施例】図1に示される構造のタイヤを作製した。こ
の場合、外側ベルト層2を1500 D/2のアラミド
繊維コードで構成し、内側ベルト層3をスチールコード
で構成した。なお、外側ベルト層2のコードを内側ベル
ト層3のコードに対しバイアスに積層させた。これらの
ベルト層のコートゴムとしては、表1に示す配合内容 
(重量部) のゴム組成物を使用した。このゴム組成物
の加硫後の抗張力、破断伸びはJIS 3号ダンベルを
打ち抜きJIS−K−6301に準拠して測定し、硬度
はJIS Aで測定した。
【0021】ついで、下記の加硫後耐水接着性試験およ
び耐セパレーション性ドラム試験を行った。この結果を
表1に示す。 加硫後耐水接着性試験: コートゴムで被覆した1500 D/2のアラミド繊維
コードを、コートゴムで被覆したスチールコードにバイ
アスにプライして積層体となし、これを160℃で20
分間加硫してテストサンプルを作成し、水 (常温) 
中に2日間浸漬した後の剥離力 (kg/インチ) 、
コードへのゴム付(耐水接着性) を測定した。
【0022】ゴム付は5点法にて指数表示した (数値
が大きいほどゴム付良) 。 耐セパレーション性ドラム試験: 上記タイヤについて、ドラム上を速度60km/h、ス
リップアングル±3°、キャンバー角2°、荷重127
%(JATMA規格) 、空気圧1.2kg/cm2 
にて6000km走行させ、その後、タイヤを解体し、
ベルト層の端部のセパレーション量を測定し、比較例1
を基準として指数表示した。数値が小さい方が良好であ
る。
【0023】
【0024】表1から明らかなように、本発明のタイヤ
はベルト層の端部でのセパレーションの防止がはかれる
から、ベルト部耐久性を向上させることが可能となる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、タイヤのベルト層がア
ラミド繊維コードとスチールベルトコードとから構成さ
れ、しかも両ベルト層のコートゴムが同一であるために
、ベルト層間に物性差を生じないから、ベルト層間のセ
パレーション防止に有効であり、また、モジュラスなど
のタイヤの物性の均一性が改良される。しかもスチール
コードとアラミド繊維コードの双方に対して優れた接着
性を有するのみならず、アラミド繊維コードに対して、
優れた耐水接着性を有するから、タイヤトレッド面側の
ベルト層、すなわち外側ベルト層として、アラミド繊維
コードからなるベルト層を使用した場合の吸湿に起因す
るセパレーションを有効に防止し、タイヤの耐久性を大
きく向上させることができる。さらに、両ベルト層のコ
ートゴムが同一であるために、従来におけるように2種
以上のコートゴムを使用しなくともよいから、タイヤ生
産性の向上をはかることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明タイヤの一例の半断面斜視説明図である
【図2】本発明におけるアラミド繊維コードからなるベ
ルト層とスチールコードからなるベルト層との積層構造
の一例を示す模式断面説明図である。
【図3】本発明におけるアラミド繊維コードからなるベ
ルト層とスチールコードからなるベルト層との積層構造
の一例を示す模式断面説明図である。
【図4】本発明におけるアラミド繊維コードからなるベ
ルト層とスチールコードからなるベルト層との積層構造
の一例を示す模式断面説明図である。
【図5】本発明におけるアラミド繊維コードからなるベ
ルト層とスチールコードからなるベルト層との積層構造
の一例を示す模式断面説明図である。
【符号の説明】
1  トレッド、  2  外側ベルト層、3  内側
ベルト層、  4  カーカス層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  芳香族ポリアミド繊維コードからなる
    ベルト層とスチールコードからなるベルト層との少なく
    とも2層のベルト層を有するタイヤであって、これらの
    ベルト層のコートゴムとして、原料ゴム100重量部に
    対しヘキサメチロールメラミンペンタメチルエーテルの
    部分縮合物を1.0〜5重量部、クレゾール樹脂を0.
    5〜5重量部、イオウを4〜7重量部、および有機酸コ
    バルト塩をコバルト元素として0.1〜0.8重量部配
    合したゴム組成物を使用した空気入りラジアルタイヤ。
  2. 【請求項2】  外側ベルト層が芳香族ポリアミド繊維
    コードから構成され、内側ベルト層がスチールコードか
    ら構成された請求項1の空気入りラジアルタイヤ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07102121A (ja) * 1993-10-06 1995-04-18 Yokohama Rubber Co Ltd:The ゴム組成物
JPH10193916A (ja) * 1997-01-10 1998-07-28 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りラジアルタイヤ
EP2098385A1 (en) * 2006-12-27 2009-09-09 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Pneumatic tire

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EP2098385A4 (en) * 2006-12-27 2010-09-22 Yokohama Rubber Co Ltd TIRE

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