JPH0422072Y2 - - Google Patents

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JPH0422072Y2
JPH0422072Y2 JP14364986U JP14364986U JPH0422072Y2 JP H0422072 Y2 JPH0422072 Y2 JP H0422072Y2 JP 14364986 U JP14364986 U JP 14364986U JP 14364986 U JP14364986 U JP 14364986U JP H0422072 Y2 JPH0422072 Y2 JP H0422072Y2
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valve
air
compressor
chamber
discharge
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、アンロード時の音の発生を防止する
ようにした圧縮機の起動負荷軽減装置に関する。
(従来の技術) この種圧縮機の起動負荷軽減装置としては、例
えば吐出弁とガスタンクとの間に逆止弁を設け、
アンロード時にアンローダバルブを開いて上記吐
出弁と逆止弁との間の室(吐出室)内の圧縮ガス
を大気中に放出することによつて起動時の負荷を
軽減するようにしたものが知られている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来の起動負荷軽減装置に
あつては、アンロード時に吐出室内の圧縮ガスを
直接そのまま大気中に放出していたため、放出ガ
スの破裂音が発生したり、起動後一定時間(アン
ロード時間)にガスの漏れ音が発生する等の問題
があつた。
本考案は上記従来の問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、起動負荷を変えること
なく、アンロート時の音の発生を防止することが
できる圧縮機の起動負荷軽減装置を提供するにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成すべく本考案は、吐出弁とガス
タンクとの間に逆止弁を設け、アンロード時にア
ンローダバルブを開いて上記吐出弁と逆止弁との
間に形成される吐出室を大気に開放するようにし
た圧縮機の起動負荷軽減装置において、アンロー
ド時に前記吐出室をクランク室に連通せしめ、該
吐出室をクランク室を介して大気に開放するよう
構成した。
(作用) 而して、アンロード時にはシリンダ室内の圧縮
ガスは直接そのまま大気に吐出されず、一旦クラ
ンク室内に入り、ここで放出音が減衰されるた
め、従来発生していた破裂音、ガスの漏れ音等を
効果的に無くすことができる。又、圧縮ガスをク
ランク室を介して大気に放出しても、クランク室
内での圧縮ガスの流動抵抗は無視し得る程小さい
ため、起動負荷がこの流動抵抗によつて影響を受
けるようなことはない。
(実施例) 以下に本考案の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1図は本考案に係る起動負荷軽減装置の構成
を示す回路図、第2図は圧縮機シリンダ部の縦断
面図、第3図は第2図の−線断面図、第4図
は第3図の−線断面図である。
第1図において1は往復式の空気圧縮機であつ
て、これの構成の詳細は第2図に示される。即
ち、第2図において2はシリンダブロツクであつ
て、これの内部にはピストン3が上下摺動自在に
嵌装されており、同シリンダブロツク2の上部は
シリンダヘツド4にて閉塞されている。又、上記
ピストン3はピストンピン5を介してコンロツド
6の上端部に連結されており、コンロツド6の下
端部はクランクシヤフト7(第1図参照)に連結
されている。そして、このクランクシヤフト7に
は第1図に示す電動機8が直結されており、該ク
ランクシヤフト7はこの電動機8によつて回転駆
動される。
而して、上記シリンダブロツク2内にはピスト
ン3とシリンダヘツド4にて区画される圧縮室S1
が形成され、シリンダヘツド4内には吐出室S2
形成されている。
ところで、ピストン3の上端外周部には吸入弁
10が、シリンダブロツク2の上端外周部には吐
出弁20がそれぞれ設けられている。尚、吸入弁
10はピストン3の上端外周部にその全周に亘つ
て形成されたV溝11に着座するゴムリングバル
ブ12にて構成され、同様に吐出弁20もシリン
ダブロツク2の上端部外周に形成されたV溝21
に着座するゴムリングバルブ22にて構成されて
いる。そして、ピストン3、シリンダブロツク2
の周壁には前記V溝11,21にそれぞれ開口す
る複数の通孔13……,23……が穿設されてい
る。尚、シリンダブロツク2の下部を構成するク
ランクケース9内に形成されるクランク室S3は、
図示しないフイルタを介して大気に連通してい
る。
一方、前記吐出室S2は第1図に示す如く吐出ガ
スラインaを介して空気タンク30に連通してお
り、上記吐出ガスラインaの中間には圧縮空気の
空気タンク30側への流れのみを許容する逆止弁
40が介設されている。
ところで、第1図において50は電動機8の駆
動源たる電源であつて、この電源50と電動機8
を結ぶ電気ラインbの中間には圧力スイツチ60
が介設されている。そして、この圧力スイツチ6
0にはガスラインcを介して空気タンク30内の
圧力が常時入力されており、該圧力スイツチ60
はこの入力される圧力、即ち空気タンク30内の
圧力が規定値に達するとOFF状態となつて電動
機8への電力の供給を遮断して該電動機8及び圧
縮機1の駆動を停止し、空気タンク30内の圧力
が規定値以下に下がるとON状態となつて電動機
8へ電力を供給し、該電動機8及び圧縮機1を起
動するものである。従つてこの圧力スイツチ60
の作用によつて空気タンク30内の圧力は一定値
に保たれる。尚、図中、70はリリーフバルブで
ある。
又、空気タンク30からは制御ガスラインdが
導出しており、該制御ガスラインdは絞り部を経
てアンローダバルブ機構100に接続されてい
る。そして、この制御ガスラインdの中間部には
切換部A,Bを有する電磁弁80が介設されてお
り、該電磁弁80は電気ラインeを介して前記電
気ラインbに接続されており、これは前記圧力ス
イツチ60がON状態のとき、つまり圧縮機1の
運転時にはB側に切り換えられてアンローダバル
ブ機構100への制御ガス(圧縮空気)の供給を
遮断し、圧力スイツチ60がOFF状態のとき、
つまり圧縮機1が停止されているとき(アンロー
ド時)にはA側に切り換えられて空気タンク30
内の圧縮空気をアンローダバルブ機構100に供
給するものである。尚、この電磁弁80の切換部
Bの大気放出ラインfには絞り部81が設けられ
ている。
ここで、上記アンローダバルブ機構100の構
造の詳細を第2図に基づいて説明するに、該アン
ローダバルブ機構100は図示の如くシリンダブ
ロツク2の周壁内にコンパクトに組み込まれてい
る。即ち、シリンダブロツク2の周壁内には大小
異径の円孔2a,2b,2c,2dが上下方向に
貫設されており、円孔2a内にはアンローダバル
ブ102が設けられており、該アンローダバルブ
102はスプリング103にて常時下方に付勢さ
れており、圧縮機1の運転時には図示の如く弁座
104に着座して閉状態にある。そして、このア
ンローダバルブ102からはロツド105が下方
へ延出しており、該ロツド105は円孔2c及び
2dに上下摺動自在に嵌装されたピストン106
の上端部中央に係合している。又、円孔2dのピ
ストン106下方には有底筒状のスリーブ107
が固設されており、該スリーブ107の下部側壁
には前記絞り部(絞り孔)101が形成されてい
る。而して、スリーブ107の内部はエアチヤン
バーS4を構成しており、該エアチヤンバーS4は上
記絞り部101を経てプラグ108に接続される
制御ガスラインdに連通している。
一方、前記円孔2aは第3図及び第4図に示す
如くシリンダブロツク2に形成された通気孔2
e,2fを介してクランクケース9内のクランク
室S3内に連通している。又、前記円孔2aは第2
図に示す如く吐出室S2に連通している。
次に本起動負荷軽減装置の作用を説明する。
空気タンク30内の圧力が規定値以下に下が
り、圧力スイツチ60がON状態にあれば、電動
機8は電源50から電力の供給を受け、空気圧縮
機1を駆動する。この空気圧縮機1においては、
ピストン3が下動する吸入行程で圧縮機S1内に発
生する負圧によつて吸入弁10のゴムリングバル
ブ12が押し開けられ、この吸入弁10を通つて
新気が圧縮室S1内に流入する。そして、この流入
した新気は圧縮行程におけるピストン3の上動に
よつて圧縮、昇圧され、その圧力が一定値以上に
なると吐出弁20のゴムリングバルブ22を押し
開け、吐出室S2内に流出する。尚、この空気圧縮
機1の作動中においては、電磁弁80は切換部B
に切り換えられており、空気タンク30からアン
ローダバルブ機構100への制御ガス(圧縮空
気)の供給はなされず、該アンローダバルブ機構
100は作動せず、これのアンローダバルブ10
2は第2図に示す如くスプリング103の弾発力
及び吐出室S2内の圧縮空気圧を受けて閉じられて
いる。
従つて、吐出室S2に吐出された圧縮空気は逆止
弁40を経て空気タンク30内に充填される。
斯くて、空気タンク30内の圧力が徐々に高ま
り、その圧力が規定値に達すると、圧力スイツチ
60はこれを検知してOFF状態となり、電源5
0から電動機8への電力の供給を遮断して空気圧
縮機1の運転を停止させる。これと同時に電磁弁
80は図示の如く切換部Aに切り換えられ、空気
タンク30内の圧縮空気を制御ガスラインdを経
てアンローダバルブ機構100へ導き、該アンロ
ーダバルブ機構100を駆動する。即ち、第2図
において、絞り部101を経て圧縮空気がエアチ
ヤンバーS4内に流入すると、ピストン106は下
面に圧力を受けて上動し、ロツド105を介して
アンローダバルブ102をスプリング103の弾
発力に抗して押し開ける(第3図参照)。すると、
吐出室S2はアンローダバルブ102と弁座104
との間の隙間、円孔2a、通気孔2a,2f、ク
ランク室S3を経て大気に連通する。
然る後、圧縮空気の消費によつて空気タンク3
0内の圧力が再び規定値以下に下がれば、圧力ス
イツチ60はこれを検知して再びON状態とな
り、前記同様に空気圧縮機1を再起動する。これ
と同時に、電磁弁80は切換部Bに再び切り換え
られる。
ところで、空気圧縮機1の再起動時において
は、アンローダバルブ102が開いて吐出室S2
大気に開放されているため、圧縮室S1内の圧縮ガ
スは抵抗の小さい大気側へ流れ、即ち、第3図及
び第4図中、矢印にて示す如く吐出室S2からアン
ローダバルブ102と弁座104との間の隙間、
円孔2a、通気孔2e,2f、クランク室S3及び
エアフイルタ(図示せず)を順次通つて大気側へ
流出する。従つて、この起動時における空気圧縮
機1の負荷は軽減され、該空気圧縮機1を駆動す
る電動機8は容易に立ち上がる。
一方において、ピストン106を押し上げてい
たエアチヤンバーS4内の圧縮空気は絞り部10
1、制御ガスラインd、電磁弁80の絞り部81
を通つて大気中に徐々に放出される。このため、
ピストン106は徐々に下がり、アンローダバル
ブ102はスプリング103の弾発力を受けて
徐々に閉じてゆく。そして、アンローダバルブ1
02が完全に閉じれば、吐出室S2に内に吐出され
るガスは逆止弁40を経て空気タンク30内に充
填される。尚、このときは空気圧縮機1の負荷は
通常の大きな値となるが、前述の如く電動機8は
起動時に既に立ち上がつているため、この電動機
8に無理がかかることはない。又、アンローダバ
ルブ102が閉じるまでの時間は、絞り部81,
101の口径を変えてこれらの抵抗を変えること
によつて容易に調節され得る。
以上において、空気圧縮機1の起動時に吐出室
S2の圧縮空気を直接大気中に放出するのではな
く、その前にクランク室S3内に導き、エアフイル
タを介して大気に放出するようにしたため、該圧
縮空気の放出音はクランク室S3内及びエアフイル
タを通過する際に効果的に減衰され、従来発生し
ていた破裂音、ガスの漏れ音等を無くすことがで
きる。又、圧縮空気をクランク室S3を介して大気
中に放出しても、クランク室S3内での圧縮空気の
流動抵抗は無視し得る程小さいため、起動負荷が
この流動抵抗によつて影響を受けるようなことは
ない。
尚、以上は特に取扱いガスが空気である空気圧
縮機の起動負荷軽減装置について述べたが、本考
案装置は空気以外の種々のガスを取扱いガスとす
る圧縮機、更には往復式圧縮機以外の型式の圧縮
機に対しても適用可能である。
(考案の効果) 以上の説明で明らかな如く本考案によれば、吐
出弁とガスタンクとの間に逆止弁を設け、アンロ
ード時にアンローダバルブを開いて上記吐出弁と
逆止弁との間に形成される吐出室を大気に開放す
るようにした圧縮機の起動負荷軽減装置におい
て、アンロード時に前記吐出室をクランク室に連
通せしめ、該吐出室をクランク室を介して大気に
開放するようにしたため、起動負荷を変えること
なく、アンロード時の音の発生を防止することが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る起動負荷軽減装置の構成
を示す回路図、第2図は圧縮機シリンダ部の縦断
面図、第3図は第2図の−線断面図、第4図
は第3図の−線断面図である。 符号の説明、1……空気圧縮機、9……クラン
クケース、20……吐出弁、30……空気タン
ク、40……逆止弁、100……アンローダバル
ブ機構、102……アンローダバルブ、S2……吐
出室、S3……クランク室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吐出弁とガスタンクとの間に逆止弁を設け、ア
    ンロード時にアンローダバルブを開いて上記吐出
    弁と逆止弁との間に形成される吐出室を大気に開
    放するようにした圧縮機の起動負荷軽減装置にお
    いて、アンロード時に前記吐出室をクランク室に
    連通せしめ、該吐出室をクランク室を介して大気
    に開放するよう構成したことを特徴とする圧縮機
    の起動負荷軽減装置。
JP14364986U 1986-09-19 1986-09-19 Expired JPH0422072Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14364986U JPH0422072Y2 (ja) 1986-09-19 1986-09-19

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JP14364986U JPH0422072Y2 (ja) 1986-09-19 1986-09-19

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JPS6351186U JPS6351186U (ja) 1988-04-06
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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4800757B2 (ja) * 2005-12-02 2011-10-26 株式会社日立産機システム 往復動圧縮機
JP5307982B2 (ja) * 2007-03-06 2013-10-02 帝人ファーマ株式会社 酸素濃縮装置
WO2020066626A1 (ja) * 2018-09-25 2020-04-02 日立オートモティブシステムズ株式会社 コンプレッサ装置

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