JPH04220673A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH04220673A
JPH04220673A JP40508990A JP40508990A JPH04220673A JP H04220673 A JPH04220673 A JP H04220673A JP 40508990 A JP40508990 A JP 40508990A JP 40508990 A JP40508990 A JP 40508990A JP H04220673 A JPH04220673 A JP H04220673A
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JP
Japan
Prior art keywords
pressure roller
fixing belt
heating
temperature
fixing
Prior art date
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Pending
Application number
JP40508990A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoi Kato
加藤基
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真装置の定着装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真装置の定着装置において
、最も一般的に熱ローラ方式が用いられてきた。この熱
ローラ方式は、基本的には、加熱ローラと、それに圧接
する加圧ローラの1対の構成により、両者間に未定着画
像を通過させて定着を行なうものであり、現像剤と該加
熱ローラとの離型性を高めるために、ローラ表面にふっ
素樹脂の離型層を設けたり、オイル塗布をする等の、い
わゆる、オフセット現象の防止対策が必要である。
【0003】しかし、この熱ローラ方式では、加熱され
て溶融状態の現像剤が固体ローラ表面と分離する過程で
、現像剤は凝集破壊を起しやすく、ぬれ現象としてのオ
フセットが発生することは、原理的に必然であった。
【0004】そこで、最近において、新しい定着方式と
して、たとえば、特開昭63−313182号公報に記
載されているように、フィルムシートまたはベルトを介
して加熱体を用紙に圧接して定着を行なう定着方式が開
発されているが、この定着方式によれば、数10μの厚
さの熱容量の小さいベルトは、加熱体を通過後、直ちに
放熱による冷却がなされるため、固体状態の現像剤と離
型性のよいPFA,PTFE等の固体ベルト表面で界面
破壊による分離を行なうことにより、原理的には、オフ
セットを防止することが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た新しい定着方式においては、現像剤が完全に固体状態
となるまで冷却される以前に溶融もしくは半溶融状態で
フィルムベルトと用紙との密着性が悪くなり、剥がれが
起きた場合には、オフセットが発生してしまうという問
題点があった。最も顕著であるのは、連続通紙時で加圧
ローラの表面が加熱された場合である。
【0006】これは、温まったローラが用紙のカールを
引きおこすためと、ローラが用紙に熱を与えるため、通
常の加熱体の放熱量が多めになり、現像剤(トナー)の
流動性が高まることで、フィルムベルトと用紙の密着力
が低下することによる。
【0007】このとき、たとえば、連続通紙時に、ある
枚数を越えるか、ローラ表面温度の上昇が検知された場
合に、加熱体の温度設定を僅かに低めにとることで、定
着性をそこなわずに剥がれを改善することが可能である
が、充分に防止することは困難であった。
【0008】本発明は、上記のような問題点を解決しよ
うとするものである。すなわち、本発明は、加圧ローラ
の表面の過昇温を防止して、紙カールによる剥がれのオ
フセットをなくするとともに、定着条件を安定化して高
画質でむらのない良好な定着画像を得ることができる定
着装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、定着ベルトと、該定着ベルトを搬送する
搬送機構と、紙搬送上流部で該定着ベルトを外面側から
押圧して該定着ベルトの内面側を加熱体に圧接させる加
圧ローラと、紙搬送下流部で該定着ベルトを冷却する冷
却機構とを有する定着装置において、該定着ベルトを介
して対向する前記加熱体と加圧ローラとの対が2段に並
置されていて、かつ、前記各加圧ローラの表面温度に基
づいて上流側の加熱体と下流側の加熱体の加熱制御を交
互に行なう制御手段を有するものとした。
【0010】
【作用】本発明によれば、加熱体と加圧ローラの対を2
段に備えているので、定着は通常、片側の段のみの加熱
により行なうが、その加圧ローラの表面温度がある限度
を越える前に、他方の段による加熱によるように切換え
制御することで、剥がれによるオフセットの発生を防止
することができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を示した側面図で
ある。図1において、1aは第1の加熱体、1bは第2
の加熱体、2aは該加熱体1aに設けられた第1のサー
ミスタ、2bは該加熱体1bに設けられた第2のサーミ
スタ、3はエンドレスフィルム状の定着ベルト、4aは
紙搬送上流部で定着ベルト3を外面側から押圧して定着
ベルト3の内面側を加熱体1aに圧接させる第1の加圧
ローラ、4bは紙搬送下流部で定着ベルト3を外面側か
ら押圧して定着ベルト3の内面側を加熱体1bに圧接さ
せる第2の加圧ローラ、5は冷却機構としてのファン、
6は該定着ベルト3の駆動ローラ、7は同じく従動ロー
ラ(テンションローラ)、8は分離ローラ、9は搬送ロ
ーラそして10は紙パスラインである。
【0012】なお第1の加熱体1aと第1の加圧ローラ
4aは定着ベルト3を介して対をなして設けられ、第2
の加熱体1bと第2の加圧ローラ4bは定着ベルト3を
介して対をなして設けられている。すなわち、用紙は紙
パスライン10に沿って右方から搬送され、定着ベルト
3を介して加熱体1aもしくは加熱体1bによる加熱を
加圧ローラ4aのニップ部もしくは加圧ローラ4bのニ
ップ部で受けて定着がなされる。前記加熱体1aと加熱
体1bの温度制御は、それぞれのサーミスタ2aとサー
ミスタ2bを温度検知手段として一定の設定温度を保つ
ように発熱量を制御することでなされる。
【0013】前記加圧ローラ4aと加圧ローラ4bは、
それぞれの加熱体1a,1b、定着ベルト3、用紙間の
接触面積を増加することで、熱伝導の効率を高めている
。また加熱ニップ部通過直後には、定着ベルト3の放熱
冷却がなされるための冷却区間が分離ローラ8に至るま
で設けてある。
【0014】冷却はファン5によって通紙時に紙裏面か
ら送風して用紙および定着ベルト3を空冷することによ
り行なう。このとき、搬送ローラ9,9の働きで用紙は
冷却がなされる間は定着ベルト3に密着した状態を保つ
ようになっている。
【0015】冷却がトナーの固化により、トナーどうし
の分子間力がトナーと定着ベルト3の表面の分子間力を
上まわる温度までなされた後に分離ローラ8の働きによ
り、定着ベルト3は用紙から曲率分離される。したがっ
て、原理的には、粘性を失ったトナーと定着ベルト3の
界面で、きれいに分離が起り、オフセットは発生しない
ことになる。
【0016】しかしながら、従来の定着装置のように、
発熱体と加圧ローラが1組だけの場合は、実際には、連
続通紙時においては、図3に示すように、加熱体を一定
温度となるように加熱した場合、加圧ローラの表面温度
は時間的に増大し、ついには、加熱体温度近くのある温
度Tまで上がってしまう。すると、用紙に加圧ローラ方
向へカールがかかりやすくなり、定着ベルトからの剥が
れが起りやすくなる。また用紙に加圧ローラの表面の熱
が与えられることから加熱体の加熱量に余分な加熱が加
わることになり、トナーの溶融粘度がさらに低下して用
紙と定着ベルトの付着力がなくなり、この剥がれが起り
やすくなるという問題点があった。
【0017】図1の実施例においては、上記の問題点を
次のように解決した。すなわち、ファン5により、2本
の加圧ローラ4a,4bの表面は常に空冷されるように
なっている。そこで、図2に示すように、連続通紙時に
おいては、第1の加熱体1a(上流加熱体)と第2の加
熱体1b(下流加熱体)を一定期間ごとに交互に通電し
て加熱定着のために使用する。
【0018】この一定期間は、たとえば、1枚ごととい
うように行なってもよいし、また加圧ローラ4a,4b
の温度が剥がれの起きる温度に達する前に行なえるよう
に対応する枚数を決めて、交代使用するのもよい。つま
り、片方の加熱体と加圧ローラで定着が行なわれてロー
ラ表面温度が上昇していく間に他方の加圧ローラでは空
冷により表面温度が下がっている。このため、剥がれの
ない定着サイクルを連続して行なうことが可能である。
【0019】ここで、実験例とその結果を述べる。実験
の条件としては、トナーはシャープメルトノンマグカラ
ートナー、定着ベルトはポリイミド製で表面にふっ素樹
脂やシリコン樹脂等のコーティングを行なったもの、加
熱体は10mm幅のセラミック面状ヒータ(600W)
、加圧ローラはシリコンゴムローラ14φ,18φ、加
圧力は3〜6kg、搬送速度は秒速20〜70mm、加
熱体の設定温度は120〜180℃(室温25℃)であ
る。
【0020】まず、単一の加圧ローラの場合、空冷なし
では、連続通紙20枚時で表面温度が120℃程度にも
上がってしまい、剥がれが発生した。空冷を行なうと、
80℃近くで安定した。
【0021】冷却分離でオフセットが発生しない温度は
80℃以下であったので、連続通紙100枚を行なうた
めに15枚ごとに上流と下流の加熱体の加熱を交互に行
ない、定着を試みたところ、加圧ローラ表面温度は60
〜70℃におさまり、剥がれのない良好な定着を行なう
ことができた。
【0022】なお上記実験条件で、図1に示した定着装
置についての実験結果では、下流側に位置する第2の加
圧ローラ4bは、上流側からの熱が常に定着ベルト3に
より運ばれてくるために、その表面温度は平均して上流
側より5℃以上高かった。
【0023】図4は本発明の第2実施例を示した側面図
である。この第2実施例では、第1の加圧ローラ4aの
表面温度を直接検知するサーミスタ11aと、第2の加
圧ローラ4bの表面温を直接検知するサーミスタ11b
とを設けている。すなわち、それぞれの加圧ローラ4a
,4bの実際の表面温度をそれぞれのサーミスタ11a
,11bにより直接検知して、片方がある限界温度(8
0℃程度)に達する前(75℃程度)に、他方に切換え
(加熱体への通電切換え)を行なうようにする。
【0024】図5は本発明の第3実施例を示した側面図
である。この第3実施例では、下流側に位置する第2の
加圧ローラ4bの外径が上流側に位置する第1の加圧ロ
ーラ4aの外径より大きくしている。これは、前述の図
1および図4のように、同一外径では、下流側は上流側
から熱が送られてくるために、より高温になりやすいた
めであり、下流側に位置する第2の加圧ローラ4bの外
径を大きくして、熱容量を増やすことで、同等の温度と
定着条件とすることができる。
【0025】また下流側の加圧ローラ4bの外径が上流
側の加圧ローラ4aの外径より大きいことにより、両ニ
ップ間の定着ベルト3と用紙に対してテンションが高ま
り、この間での剥がれ防止に対して、より効果が発揮さ
れる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
定着ベルトを用いた表面急速加熱方式の定着装置におい
て、定着ベルトおよび加圧ローラを冷却する冷却機構を
有し、かつ、加熱体と加圧ローラによる加熱定着部が2
組並置されており、しかも、その2組の加熱制御を交互
に行なうようになっているので、該両加圧ローラの表面
の過昇温を防止することができて、紙カールによる剥が
れのオフセットをなくするとともに、定着条件を安定化
して高画質で、むらのない良好な定着画像を得ることが
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示した側面図である。
【図2】図1の加熱制御シーケンスの説明図である。
【図3】従来の技術の作用の説明図である。
【図4】本発明の第2実施例を示した側面図である。
【図5】本発明の第3実施例を示した側面図である。
【符号の説明】
1a,1b…加熱体                
    2a,2b…サーミスタ 3…定着ベルト                  
      4a,4b…加圧ローラ 5…ファン                    
        8…分離ローラ 10…紙パスライン                
    11a,11b…サーミスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  定着ベルトと、該定着ベルトを搬送す
    る搬送機構と、紙搬送上流部で該定着ベルトを外面側か
    ら押圧して該定着ベルトの内面側を加熱体に圧接させる
    加圧ローラと、紙搬送下流部で該定着ベルトを冷却する
    冷却機構とを有する定着装置において、該定着ベルトを
    介して対向する前記加熱体と加圧ローラとの対が2段に
    並置されていて、かつ、前記各加圧ローラの表面温度に
    基づいて上流側の加熱体と下流側の加熱体の加熱制御を
    交互に行なう制御手段を有することを特徴とする定着装
    置。
JP40508990A 1990-12-21 1990-12-21 定着装置 Pending JPH04220673A (ja)

Priority Applications (1)

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JP40508990A JPH04220673A (ja) 1990-12-21 1990-12-21 定着装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP40508990A JPH04220673A (ja) 1990-12-21 1990-12-21 定着装置

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JPH04220673A true JPH04220673A (ja) 1992-08-11

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ID=18514728

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JP40508990A Pending JPH04220673A (ja) 1990-12-21 1990-12-21 定着装置

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JP (1) JPH04220673A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0899629A2 (en) * 1997-07-24 1999-03-03 Sharp Kabushiki Kaisha Fixing device in image forming device
US6040558A (en) * 1997-05-14 2000-03-21 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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EP0899629A2 (en) * 1997-07-24 1999-03-03 Sharp Kabushiki Kaisha Fixing device in image forming device
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