JPH04220648A - マスク落下防止マスクカセット - Google Patents

マスク落下防止マスクカセット

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JPH04220648A
JPH04220648A JP2412724A JP41272490A JPH04220648A JP H04220648 A JPH04220648 A JP H04220648A JP 2412724 A JP2412724 A JP 2412724A JP 41272490 A JP41272490 A JP 41272490A JP H04220648 A JPH04220648 A JP H04220648A
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cassette
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Kazuyuki Harumi
和之 春見
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Packaging Frangible Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、露光装置に用いられる
、マスクの保持を吸着によって行なうマスクカセットに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マスクの保持に磁気吸着を利用し
たマスクカセットが、特開平2−100311号公報に
開示されている。
【0003】以下、前記マスクカセットの構成について
図7を用いて説明する。
【0004】マスクカセットはカセット本体701とカ
セットカバー702で構成され、カセット本体701と
カセットカバー702を結合することによりマスクカセ
ット内は密閉され、外部のゴミなどがマスクに付着する
のを防止する。マスク703のマスクカセットへの保持
は、カセット本体701内に放射状に配置されている複
数個のマスクステージ704に縦置に行なわれるが、各
マスクステージ704のマスク703の吸着面にそれぞ
れ複数個ずつ埋め込まれている磁石705によって磁気
吸着される。磁気吸着の解除は、カセット本体701の
内部または外部に設けた不図示の電源で磁気回路を駆動
し、磁石705の磁界を打ち消すような磁界を発生させ
ることで行なわれる。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来のマスクカセットにおいては、マスクはマスク面
に対して垂直方向の力のみで磁気吸着されているだけな
ので、マスクカセット運搬時などにマスクカセットをぶ
つけるなどしてマスクカセットに外部より衝撃が加わる
と、マスクカセットは剛性が高いため外部からの衝撃が
そのままマスク収納部に伝わり、マスクがマスクステー
ジからずれたり落下するおそれがあった。マスクがマス
クステージからずれたり落下すると、マスクカセットを
露光装置に設置し露光を行なう際、マスクを露光ステー
ジまで正常に搬送できなくなったり、マスクに機械的な
傷、変形、破損が発生し、マスクが使用できなくなると
いう問題点があった。
【0006】本発明の目的は、マスクカセット運搬時等
にマスクカセットに外部から衝撃が加わっても、マスク
がマスクステージからずれたり落下しにくいマスクカセ
ットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のマスク落下防止マスクカセットは、それぞれ吸
着手段を有する複数のマスクステージを備えた、マスク
を縦置に保持するマスクカセットにおいて、前記各マス
クステージにそれぞれ対向して配設されたマスク押えハ
ンドと、該各マスク押えハンドを前記各マスクステージ
に押圧するように常時付勢する付勢手段と、カセット本
体の内部で上下動自在に設けられた上下可動部材と、該
上下可動部材が上方へ移動することで、前記付勢手段の
付勢力に抗して前記各マスク押えハンドによる前記各マ
スクステージへの押圧を解除させる手段とを有すること
を特徴とする。
【0008】また、各マスク押えハンドはそれぞれ弾性
体を介して支持されたものでもよいし、主にマスクフレ
ーム部の下半分を押圧するための押圧部を有するもので
もよい。
【0009】さらに、付勢手段をカセット本体の内部に
設けたものでもよい。
【0010】
【作用】各マスクステージにそれぞれ対向して配設され
たマスク押えハンドと、該マスク押えハンドを前記各マ
スクステージに押圧するように常時付勢する付勢手段と
、カセット本体の内部で上下動自在に設けられた上下可
動部材と、該上下可動部材が上方へ移動することで、前
記付勢手段の付勢力に抗して前記各マスク押えハンドに
よる前記各マスクステージへの押圧を解除させる手段を
有することで、マスクカセットまたはカセット本体を少
なくとも上下可動部材の底面で支持するような凸部を持
つ台上に置いたときには、上下可動部材は前記台の凸部
により上方へ移動し、各マスク押えハンドの各マスクス
テージへの押圧は解除されるため、吸着手段によって各
マスクステージ上へのマスクの着脱が行なえる。マスク
カセットまたはカセット本体を運搬中など、カセット本
体を上下可動部材の底面で支持しない場合は、上下可動
部材には上向きの力が働かないため、付勢手段の付勢力
によって自動的に各マスク押えハンドは各マスクステー
ジ上のマスクを押圧する。したがって、吸着手段による
吸着のみの場合に比べて各マスクはより強固に各マスク
ステージ上に保持され、マスクカセットまたはカセット
本体に外部から衝撃が加わっても各マスクステージ上の
マスクがずれたり落下しにくくなる。
【0011】また、各マスク押えハンドをそれぞれ弾性
体を介して支持することで、部品寸法や取付寸法のばら
つき等によって、各マスク押えハンドと、各マスク押え
ハンドに対向しているマスクとの間隔が異なり、あるマ
スクが押圧されているのに他のマスクが押圧されないよ
うな場合でも、付勢手段の付勢力で弾性体が弾性変形す
るため全てのマスクが均一に押圧される。
【0012】さらに、各マスク押えハンドが、主にマス
クフレーム部の下半分を押圧するための押圧部を有する
ことで、各マスク押えハンドをマスクに押圧した瞬間に
マスク押えハンドとマスク被押圧部との摩擦等によって
マスク押圧部にゴミ等が発生し、それが落下してもマス
ク面には付着しにくくなる。
【0013】付勢手段をカセット本体の内部に設けるこ
とで、付勢手段の動きによって発生するゴミ等はカセッ
ト本体の内部でのみ発生するため、カセット本体外部の
マスク収納部でのゴミ等の発生が少なくなる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0015】第1実施例 図1は本発明のマスクカセットの第1実施例の一部を破
断した側面図、図2はその一部を破断した斜視図、図3
はその一部を破断した平面図である。
【0016】まず、図1によって本実施例の主な構成を
説明する。マスクカセットは、カセット本体1とカセッ
トカバー2から構成されている。カセット本体1は、2
枚の円板である上フランジ1Bと下フランジ1Cとの間
に挟持されて放射状に複数個配置されているマスクステ
ージ4と、上フランジ1B下面中央部に固設された上円
筒体1A’および下フランジ1C上面中央部に固設され
た下円筒体1Aとから構成される。各マスクステージ4
のマスク吸着面には、マスク3を縦置に磁気吸着するた
めの複数個の磁石5がそれぞれ埋め込まれている。マス
ク3の磁気吸着の解除は、カセット本体1の内部または
外部に設けられた不図示の電源で磁気回路を駆動し、前
記磁石5の磁界を打ち消すような磁界を発生させること
で行なう。
【0017】次に、図2および図3によってカセット本
体1について詳細に説明する。下円筒体1A上面の円周
上および上円筒体1A’下面の円周上にはそれぞれ溝で
ある回転ガイド1Fが形成され、各回転ガイド1Fに筒
状の回転体7が回転自在に嵌合している。回転体7の外
面には、各マスクステージ4と同数のマスク押えハンド
9が各マスクステージ4とそれぞれ同じ位置関係で対向
し、弾性体10を介して放射状に固設されている。各マ
スク押えハンド9は、回転体7の回転により、各マスク
ステージ4上にそれぞれ磁気吸着されているマスク3を
同時に押圧したり、押圧を解除するためのもので、その
形状はマスク3を押圧する際にマスク3のフレーム部を
押圧するような半円弧状で、弧の中央部を弾性体10で
支持されている。各マスク押えハンド9と回転体7との
間に弾性体10を介在させることで、各マスク押えハン
ド9と、それぞれに対向するマスク3との間隔が、部品
寸法や取付寸法のばらつき等によりそれぞれ異なり、あ
るマスク3が押圧されているのに他のマスク3が押圧さ
れていないような場合でも、弾性体10が弾性変形する
ので回転体7をさらに回転させることができるため、全
てのマスク3を均一に押圧することができる。弾性体1
0の材料としては、ステンレスなどがよい。マスク押え
ハンド9の材料は、マスク3を押圧する際マスク3に傷
を付けないようにするため、マスク3の材料より軟かい
材料が適している。例えば、マスク3の材料にチタンを
用いた場合、マスク押えハンド9の材料にはアルミニウ
ム等が適している。
【0018】また、下円筒体1A外周の任意の弾性体1
0の近傍には支持部材1Gが設けられ、支持部材1Gと
その近傍の弾性体10との間には、各マスク押えハンド
9を各マスクステージ4に押圧するように常時付勢する
付勢手段としてのばね11が張架されている。ばね11
及び支持部材1Gは1組に限らず、複数組設けてもよい
が、その場合は回転体7がスムーズに回転するようにバ
ランスよく配置するのが望ましい。
【0019】下円筒体1A内の下部には、縦断面が逆凸
形のカップ状の上下可動部材6が取り付けられており、
上下可動部材6の大径部が下円筒体1A内を図示上下方
向に摺動するようになっている。ここで、下フランジ1
Cの穴径は上下可動部材6の大径部の外径より小さく、
かつ、小径部の外径より大きいため、下フランジ1Cが
上下可動部材6の下方向のストッパとなり、上下可動部
材6がカセット本体1から落下しないようになっている
。また、下円筒体1A内面の円周に沿って、上下可動部
材6が所定の位置まで上昇した際に上下可動部材6の上
面が突き当るストッパ1Dが凸状に形成されている。 さらに、下円筒体1Aの内面に、鉛直方向の溝であるロ
ッドガイド1Eを形成し、該ロッドガイド1Eに、上下
可動部材6に固設した後述するカム駆動ロッド8を摺動
自在に嵌合することで、上下方向だけの動きとなる。こ
れら下フランジ1C、ストッパ1D、およびロッドガイ
ド1Eによって、上下可動部材6の動きは所定の範囲の
上下運動に限定される。
【0020】上下可動部材6の上部には、図示上方へ延
び、前述のロッドガイド1Eに上下動自在に嵌合するカ
ム駆動ロッド8が固設されており、カム駆動ロッド8の
上端部は回転体7の内面の一部に凸状に形成されたカム
12の端面と接している。カム12の形状は、回転体7
の内部から見てカム駆動ロッド8との接触部が右下がり
の傾斜になっている。
【0021】したがって、上下可動部材6に図示上方向
きの力が加わった場合、すなわちカセット本体1または
マスクカセットを少なくとも上下可動部材6の底面で支
持する台上に置いた場合等には、上下可動部材6は可動
範囲の最上部まで上昇し、同時にカム駆動ロッド8の上
端部がカム12の端面を上方に押し付けるため、回転体
7及びマスク押えハンド9はばね11のばね力に抗して
図示矢印B方向に回転し、各マスク押えハンド9と、そ
れぞれが押圧しているマスク3との間に空間ができる(
第3図破線部参照)。このときマスク3の着脱が可能と
なる。露光を行なう際は、露光装置内にあり、カセット
本体1をマスクローディング可能な所望の位置まで上方
に持ち上げる不図示のマスクエレベータ上面を、カセッ
ト本体1を少なくとも上下可動部材6の底面で支持する
ような形状にすることで、マスクエレベータの上昇で上
下可動部材6は可動範囲の最上部まで上昇し、マスク3
はマスク押えハンド9の押圧から解除されるため、マス
ク3を露光ステージへ搬送する不図示のマスクハンドが
マスク3とマスク押えハンド9との間の空間に進入し、
マスク3を搬送できる。
【0022】逆に、上下可動部材6に図示上方向きの力
が加わらない場合、すなわちマスクカセットまたはカセ
ット本体1を上下可動部材6以外の部位を支持して持ち
上げている場合等には、上下可動部材6は可動範囲の最
下部まで下がり、同時にカム駆動ロッド8も下がる。そ
のため、カム12にカム駆動ロッド8の力が働かず、ば
ね11のばね力により各マスク押えハンド9および回転
体7は図示矢印A方向に回転し、各マスク押えハンド9
がマスク3のフレーム部を押圧してマスク3をマスクス
テージ4上に強固に保持する。このとき、磁気吸着も行
なわれているので従来の磁気吸着のみによる保持に比べ
、各マスク3の保持がより強固になり、マスクカセット
またはカセット本体1をぶつけるなどしてマスクカセッ
トまたはカセット本体1に外部から衝撃が加わっても、
各マスク3は、それぞれが保持されているマスクステー
ジ4からずれたり、落下しにくくなる。マスク3を保持
する力は、従来の磁気吸着の場合でマスク面に垂直方向
に1kgである。したがって、マスク押えハンド9によ
る押圧力を1kgにすると、磁気吸着のみの場合に比べ
て2倍の衝撃に耐えられることになる。
【0023】下フランジ1Cの下面には円筒状の脚部1
Hを設け、上下可動部材6が可動範囲の最下部にあると
き上下可動部材6の底面が脚部1Hより出ないようにし
ている。こうすることによって、上下可動部材6は常に
カセット本体1の内部にあり、上下可動部材6に外部か
らの不用意な力が加わりにくいため、誤って上下可動部
材6を上昇させ、各マスク押えハンド9のマスク3への
押圧を解除してしまうことがない。
【0024】また、上下可動部材6と下円筒体1Aとの
摺動面と、カム駆動ロッド8とカム12の接触部と、回
転体7の摺動面とを円筒体内部に設けたことによって、
円筒体外部のマスク収納部でのゴミ等の発生を少なくす
ることができ、マスク3の表面へのゴミ等の付着を少な
くすることができる。
【0025】ここで、カム駆動ロッド8およびカム12
の形状は前述の形状に限らず、カム駆動ロッド8が図示
上方向へ移動することによってカム12に、回転体7を
図示矢印B方向へ回転させる力が働くような形状であれ
ばよい。
【0026】第2実施例 図4は本発明の第2実施例のマスクカセットの一部を破
断した側面図、図5はその一部を破断した平面図である
【0027】カセット本体21内部の回転体27はカッ
プを伏せた形状であり、前記回転体27の外周に沿って
配置されたベアリング34を介して、上円筒体21A’
内面に回転自在に設けられている。回転体27はベアリ
ング34を介して上円筒体21A’内面で回転するため
、回転体27の回転によるゴミ等の発生が少なくなる。
【0028】回転体27の外周面上の下部には、各マス
クステージ24の位置に対応して各マスクステージ24
と同数の結合部27Aが放射状に形成され、該各結合部
27Aにそれぞれねじ止めされた弾性体30を介してマ
スク押えハンド29がそれぞれ各マスクステージ24に
対向して設けられている。前記各弾性体30は、各結合
部27Aおよび各マスク押えハンド29をそれぞれカセ
ット本体21の円周方向から挟持するような、2枚の弾
性変形可能な板から構成されている。各マスク押えハン
ド29は、主としてマスクフレーム部の下半分を押圧す
るための押圧部を有するように構成され、該押圧部は中
央部が支持された半円弧状で、その支持部は回転体27
方向へ延び、2枚の弾性体30に挟持されている。さら
に、マスク押えハンド29がマスク23と接触する面に
はテフロンコーティング36が施されている。マスク押
えハンド29の構成を以上のようにすることによって、
マスク押えハンド29がマスク23と接触する瞬間に生
じるずれ等によって発生するゴミ等を少なくすることが
でき、かつ、発生したゴミ等がマスク面に付着しにくく
なる。また、各マスク押えハンド29と各弾性体30を
前述のような構成とすることで、マスク押えハンド29
がマスク23に押圧している状態でさらに回転体27が
回転しても、各弾性体30は回転体27の円周方向に弾
性変形するため、各マスク押えハンド29は各マスク2
3と平行な状態を保っており、それぞれ各マスクフレー
ム部を均一に押圧することができる。
【0029】下円筒体21Aの内面には、カップ状の上
下可動部材26が上下に摺動自在に設けられている。上
下可動部材26の外面の一部には鉛直方向のガイド26
Aが凸状に形成され、下円筒体21Aの内面には、ガイ
ド26Aの長さより上下可動部材26の移動量分だけ長
いガイド受37が、ガイド26Aに嵌合するように凹状
に形成されている。このため、上下可動部材26の動き
は所定の範囲の上下方向のみの動きに制限される。
【0030】回転体27内部の底面の円周上および上下
可動部材26の上面の円周上には、それぞれくさび型の
カム33およびカム駆動ロッド28が互いに対向するよ
うに多数形成されている。各カム33および各カム駆動
ロッド28は、カセット本体21の内部から見てそれぞ
れ右下がりの斜面状の端面を有し、該端面どうしがそれ
ぞれ接する構造となっている。上円筒体21A’の内面
に形成したつば部21Jと回転体27の上面との間には
、付勢手段としてのばね31が回転体27を図示矢印A
方向に付勢するように張架されている。
【0031】ばね31をカセット本体21の円筒体内部
に設け、該円筒体外部のマスク収納部での可動部を少な
くすることで、マスク収納部でのゴミ等の発生を少なく
することができる。また、回転体27とカセット本体2
1との間の隙間の要所に、磁性流体シール等のシール部
材35を設けることによって、各部の動作によって発生
するゴミ等が円筒体外部のマスク収納部へ進入するのを
防ぐことができる。
【0032】また、本実施例においても第1実施例と同
様の磁気吸着手段を有しており、脚部21H、カセット
カバー22は第1実施例と同様のものでよいので説明は
省略する。
【0033】以上のような構成とすることで、カセット
本体21またはマスクカセットを少なくとも上下可動部
材26の底面で支持する台上に置くと上下可動部材26
は可動範囲の最上部まで上昇し、各カム駆動ロッド28
の上向きの力で各カム駆動ロッド28の端面と、それぞ
れに対向しているカム33の端面との間で滑りが発生す
るため回転体27および該回転体27に弾性体30を介
して結合している各マスク押えハンド29は、ばね31
のばね力に抗して図示矢印B方向に回転し、各マスクス
テージ24上のマスク23の押圧を解除する。本実施例
のマスクカセットを露光装置に搭載する場合は、露光装
置のマスクエレベータ38の上面を、少なくとも上下可
動部材26の底面でカセット本体21を支持するような
凸状にすることで、マスクエレベータ38の上昇によっ
て上下可動部材26も上昇し、各マスク23は各マスク
押えハンド29の押圧から解除される。そのためマスク
23を露光ステージへ搬送する不図示のマスクハンドが
マスク23とマスク押えハンド29との間の空間に進入
し、マスク23を搬送することができる。
【0034】カセット本体21またはマスクカセットを
平面上に置いた場合や、運搬時等、上下可動部材26に
図示上向きの力が加わっていない場合は、上下可動部材
26は可動範囲の最下部まで下がり、各カム33には各
カム駆動ロッド28の力が働かないため、ばね31のば
ね力により回転体27および各マスク押えハンド29は
図示矢印A方向に回転し、各マスクステージ24上のマ
スク23は各マスク押えハンド29により押圧され、強
固に保持される。
【0035】本実施例においては、カム駆動ロッド28
およびカム33を複数対設けたが、このようにすること
によって、カム駆動ロッド28およびカム33との接触
部に働く力が分散されるためカム駆動ロッド28および
カム33の耐久性が向上し、かつ、回転体27の回転が
スムーズに行なわれる。
【0036】ここで、各カム駆動ロッド28および各カ
ム33の形状は前述のくさび形に限らず、カム駆動ロッ
ド28が図示上方へ移動することによって、カム33に
、回転体27を図示矢印B方向へ回転させる力が働くよ
うな形状であればよい。
【0037】第3実施例 図6は、本発明の第3実施例のカセット本体の一部を破
断した側面図である。本実施例のカセット本体51は、
中心部に円筒体71が設けられ、該円筒体71の上端に
上フランジ51Bが形成され、前記円筒体71の下端に
は下フランジ51Cが形成されている。そして、円筒体
71の内部には、該円筒体71の内部を上下に分離する
仕切板72が形成されている。
【0038】円筒体71の下部には、円柱状の上下可動
部材56がベアリング73を介して円筒体71内部に上
下に摺動自在に設けられている。仕切板72の下方部に
は上ストッパ74が凸状に形成され、さらに、上下可動
部材56の下方部には、内径が上下可動部材56の外径
より小さい、リング状の下ストッパ75が設けられてい
る。これら上ストッパ74および下ストッパ75によっ
て、上下可動部材56の上下方向の移動量が制限される
。また、上下可動部材56の外面の一部には、上下可動
部材56の回転を防止するために、第2実施例と同様、
鉛直方向の不図示のガイドが凸状に形成され、円筒体7
1の内面には、不図示のカイド受が前記ガイドに嵌合す
るように凹状に形成されている。そして、上下可動部材
56の上面と、仕切板72の下面との間には、上下可動
部材56を図示下方へ付勢するための、付勢手段として
のばね61が設けられている。
【0039】上下可動部材56の下部には、断面が円形
の連接棒76が、各マスクステージ54の位置に対応し
て、各マスクステージ54と同数固設され、それぞれ下
フランジ51Cの下方部を通り、下フランジ51Cの外
周に向って放射状に延びている。
【0040】一方、下フランジ51Cの下面には、側面
視L字状の支持棒79の上端が、各マスクステージ54
の位置に対応して、各マスクステージ54と同数固設さ
れており、各支持棒79の水平部は、それぞれ下フラン
ジ51Cの中心方向へ延びているとともに、それぞれ一
端が図示上方に延びた側面視L字状のレバー77の水平
部に、水平方向に設けた不図示の支持孔に挿入しており
、各レバー77を、それぞれ前記支持孔を中心に回動自
在に支持している。各レバー77の他端は互いに平行な
二股部を有し、該二股部の間で前記連接棒76の先端部
を、図示上下方向から回転自在に挟んでいる。
【0041】前記下フランジ51Cには、各レバー77
の一端の延長方向に対応した部位にそれぞれ孔51Dが
形成されており、各孔51Dにはそれぞれ各マスク押え
ハンド59を支持する弾性体60が遊嵌されてその先端
部が下方へ突出している。そして、各弾性体60の先端
部には各レバー77の一端部がそれぞれねじ止めされて
いる。各マスク押えハンド59はそれぞれ各マスクステ
ージ54に対向して配設されており、主としてマスクフ
レーム部の下半分を押圧するための、半円弧状の押圧部
を有しており、該円弧の中央部が弾性体60に支持され
ている。各弾性体60は、それぞれ各マスク押えハンド
59および各レバー77をカセット本体51の円周方向
から挟持するような2枚の弾性変形可能な板から構成さ
れている。
【0042】そして、各支持棒79による各レバー77
の支持位置は、上下可動部材56が可動範囲の最下部に
あるときに、各マスク押えハンド59が各マスクステー
ジ54上のマスク53を押圧するような位置に設定する
【0043】また、本実施例においても、第1実施例と
同様の磁気吸着手段を有し、脚部51Hも第1実施例と
同様のものでよいので説明は省略する。
【0044】次に、本実施例の動作について説明する。
【0045】カセット本体51またはマスクカセットを
、平面上に置いた場合や運搬時等、上下可動部材56に
図示上方向きの力が働いていない場合は、上下可動部材
56は、ばね61のばね力によって可動範囲の最下部に
あり、各連接棒76はそれぞれ各レバー77を図示下方
に押圧する。そのため、各レバー77は、それぞれ各支
持棒79の水平部を中心に図示時計方向に回動し、各マ
スク押えハンド59は各マスクステージ54上のマスク
53を押圧し、保持する。
【0046】カセット本体51またはマスクカセットを
、少なくとも上下可動部材56の底面で支持する場合、
すなわち最大幅が下ストッパ75の内径より小さく、か
つ、高さが上下可動部材56の可動量と下ストッパ75
の高さとを足した高さ以上の凸部にカセット本体51ま
たはマスクカセットを置いた場合、上下可動部材56は
、ばね61のばね力に抗して可動範囲の最上部まで上昇
する。上下可動部材56の上昇によって各連接棒76も
上昇し、各連接棒76の先端部はそれぞれ各レバー77
他端の二股部に挟まれているため、各連接棒76の上昇
によって各レバー77の他端も上昇する。そのため、各
レバー77は、それぞれ各支持棒79の水平部を中心に
図示反時計方向に回動し、各マスク押えハンド59は図
示矢印C方向に傾き、マスク53への押圧が解除される
【0047】本実施例のマスクカセットを露光装置に搭
載する場合は、露光装置のマスクエレベータ68の上面
の形状を、少なくとも上下可動部材56の底面でカセッ
ト本体51を支持するような凸状にすることで、マスク
エレベータ68の上昇によって上下可動部材56も上昇
し、各マスク53は各マスク押えハンド59の押圧から
解除される。そのため、各マスク53を露光ステージへ
搬送する不図示のマスクハンドがマスク53とマスク押
えハンド59との間の空間に進入し、マスク53を搬送
することができる、上述のように、各マスク押えハンド
59をマスク53の下方側よりマスク収納部へ出し、ば
ね61や、上下可動部材56や、各連接棒76や、各レ
バー77等の可動部を、円筒体71の内部および下フラ
ンジ51Cの下方側に設け、マスク収納部での可動部を
少なくすることで、マスク収納部でのゴミ等の発生を少
なくすることができる。
【0048】以上、各実施例で述べたマスク押えハンド
の、マスクフレーム部押圧部の形状は、半円弧状に限ら
ず、マスクフレーム部のみを押圧するような形状であれ
ばよい。
【0049】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で以下に記載する効果を奏する。
【0050】上下可動部材が上方へ移動することで、付
勢手段の付勢力に抗して各マスク押えハンドによる各マ
スクステージへの押圧を解除させる手段とを有すること
で、マスクカセットまたはカセット本体を少なくとも上
下可動部材の底面で支持するような凸部を有する台上に
置いたときには、各マスク押えハンドの各マスクステー
ジへの押圧は解除され、吸着手段による各マスクステー
ジ上のマスクの着脱が可能である。マスクカセットまた
はカセット本体を運搬中など、カセット本体を上下可動
部材の底面で支持しない場合には、各マスクステージ上
のマスクは各マスク押えハンドにより押圧され、カセッ
ト本体またはマスクカセットを運搬中にぶつけるなどし
て、外部より衝撃が加わっても各マスクステージからマ
スクがずれたり落下しにくくなり、マスクに対する信頼
性が増す。また、各マスク押えハンドによる各マスクス
テージ上のマスクへの押圧は自動的に行なわれるため、
各マスク押えハンドによるマスクの保持を忘れることな
く確実に行なうことができる。
【0051】また、各マスク押えハンドを、それぞれ弾
性体を介して支持することで、部品寸法や取付寸法のば
らつき等によって、各マスク押えハンドと、各マスク押
えハンドに対向しているマスクとの間隔が異なっていて
も、全てのマスクを押圧することができる。
【0052】さらに、各マスク押えハンドが、主にマス
クフレーム部の下半分を押圧するための押圧部を有する
ことで、各マスク押えハンドをマスクに押圧した際に発
生するゴミ等のマスク面への付着を少なくすることがで
き、マスクを良好な状態に保てる。
【0053】加えて、付勢手段をカセット本体の内部に
設けることで、カセット本体外部のマスク収納部でのゴ
ミ等の発生を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のマスクカセットの一部を
破断した側面図である。
【図2】本発明の第1実施例のカセット本体の一部を破
断した斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例のカセット本体の一部を破
断した平面図である。
【図4】本発明の第2実施例のマスクカセットの一部を
破断した側面図である。
【図5】本発明の第2実施例のそのカセット本体の一部
を破断した平面図である。
【図6】本発明の第3実施例のカセット本体の一部を破
断した側面図である。
【図7】従来のマスクカセットの一部を破断した側面図
である
【符号の説明】
1,21,51        カセット本体1A,2
1A          下円筒体1A’,21A’ 
     上円筒体1B,21B,51B  上フラン
ジ 1C,21C,51C  下フランジ 1D                  ストッパ1
E                  ロッドガイド
1F                  回転ガイド
1G                  支持部材1
H,21H,51H  脚部 2,22              カセットカバー
3,23,53        マスク4,24,54
        マスクステージ5         
           磁石6,26,56     
   上下可動部材7,27            
  回転体8,28              カム
駆動ロッド9,29,59        マスク押え
ハンド10,30,60      弾性体 11,31,61      ばね

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  それぞれ吸着手段を有する複数のマス
    クステージを備えた、マスクを縦置に保持するマスクカ
    セットにおいて、前記各マスクステージにそれぞれ対向
    して配設されたマスク押えハンドと、該各マスク押えハ
    ンドを前記各マスクステージに押圧するように常時付勢
    する付勢手段と、カセット本体の内部で上下動自在に設
    けられた上下可動部材と、該上下可動部材が上方へ移動
    することで、前記付勢手段の付勢力に抗して前記各マス
    ク押えハンドによる前記各マスクステージへの押圧を解
    除させる手段とを有することを特徴とするマスク落下防
    止マスクカセット。
  2. 【請求項2】  各マスク押えハンドはそれぞれ弾性体
    を介して支持されている請求項1記載のマスク落下防止
    マスクカセット。
  3. 【請求項3】  各マスク押えハンドは、主にマスクフ
    レーム部の下半分を押圧するための押圧部を有する請求
    項1または2記載のマスク落下防止マスクカセット。
  4. 【請求項4】  付勢手段をカセット本体の内部に設け
    た請求項1,2または3記載のマスク落下防止マスクカ
    セット。
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