JPH0421A - ビスカスカップリング - Google Patents

ビスカスカップリング

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JPH0421A
JPH0421A JP9629190A JP9629190A JPH0421A JP H0421 A JPH0421 A JP H0421A JP 9629190 A JP9629190 A JP 9629190A JP 9629190 A JP9629190 A JP 9629190A JP H0421 A JPH0421 A JP H0421A
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JP
Japan
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plate
operating member
torque
transmission
housing
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Application number
JP9629190A
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English (en)
Inventor
Makoto Hagiwara
誠 萩原
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Viscodrive Japan Ltd
Original Assignee
Viscodrive Japan Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0421A publication Critical patent/JPH0421A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D35/00Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion
    • F16D35/005Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with multiple lamellae

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、粘性流体を介してトルク伝達を行うビスカス
カシブリングに関する。
〔従来の技術〕
−gに、例えば四輪駆動車の前後両車軸間の動力伝達系
に差動装置として使用するビスカスカップリングは、相
対回転自在に配置された第1及び第2の伝達部材と、二
組のプレート組と、粘性流体が封入された作動室とを備
えており、第1のプレート組が第1の伝達部材の回転軸
線方向に摺動可能であって且つ該第1の伝達部材と共に
回転可能に配置され、第2のプレート組が第2の伝達部
材の回転軸線方向に摺動可能であって且つ該第2の伝達
部材と共に回転可能に配置されており、前記第1及び第
2のプレート組の各プレートは前記作動室内で交互に配
置されていて、少なくとも−方のプレートaのプレート
は互いに間隔を保たれている。
このようなビスカスカップリングにおいては、トルク伝
達特性が第3図のグラフ85のように、前記第1及び第
2のプレート組の相対運動に伴う回転数差(ΔN)にほ
ぼ比例して伝達トルクが変化するので、高回転数差域に
おいて充分な伝達トルクが得られるように該ビスカスカ
ップリングを設定すると低回転数差域における駆動トル
クも大きくなってしまい、例えばタイトコーナーブレー
キング現象の発生といった不具合が生しる。そこで、低
回転数差域における伝達トルクが小さくなるように前記
ビスカスカンブリングを設定すると、今度は高回転数差
域において充分な駆動トルクが得られず、悪路走破性が
低下してしまう。
また、このようなビスカスカップリングは、回転方向に
係わらず前記第1及び第2のプレート組の相対運動に伴
う回転数差によって伝達トルクが生しる。そこで、例え
ば車が制動されて前輪がロックされると、後輪は前輪よ
りも高速で回転し、この状態において前記第1及び第2
のプレート紐間に相対運動に伴う回転数差が生しるので
、該ビスカスカップリングには前輪を駆動するように作
用する回転トルクが生してしまう。
従って、従来はこの様な不具合を防止するため、例えば
上記第1及び第2の伝達部材の回転数差及び回転方向に
伴って、第1及び第2のプレート組の各プレート間隔や
作動室内の粘性流体の圧力を可変としてトルク伝達特性
を変えたり、該ビスカスカップリングに直列に配置した
多板クラッチ等の切り換えクラッチの締結力を調整し、
装置全体としてトルク伝達特性を変えることができるよ
うに構成している。
〔発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記の如くビスカスカップリングにおけ
る第1及び第2のプレート組の各プレート間隔や作動室
内の粘性流体の圧力を変えてトルク伝達特性を変えよう
としても効果が少なく、応答性も良くなかった。また、
上記の如き切り換えクラッチによりトルク伝達特性を変
える場合、補足構成部材である該切り換えクラッチを別
個に設けなければ成らないから、装置全体が大型で重(
、構造が複雑になってしまう。
そこで、本発明の目的は上記課題を解消することにあり
、トルク伝達特性の調節機能を有し、構造が簡単で、小
型軽量なビスカスカップリングを擢供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の上記目的は、相対回転自在に配置された第1及
び第2の伝達部材と、粘性流体が封入された作動室と、
第1の伝達部材と回転方向に係合した第1のプレート組
と、該第1のプレート組と前記作動室内で交互に配置さ
れると共に第2の伝達部材と回転方向に保合したクラッ
チプレート組によって挟装される第2のプレート組と、
前記クラッチプレート組を回転軸方向に押圧して第2の
プレート組をクラッチプレート組に摩擦挟持させる操作
部材とを有するビスカスカップリングであって、付勢部
材により予めクラッチプレート組に対する押圧方向と反
対方向に付勢される前記操作部材は前記第1の伝達部材
との間に互いの回転数差に比例して伝達トルクが変化す
るトルク伝達手段を有すると共に、該操作部材はカム機
構により前記第2の伝達部材との間に回転数差が生じる
と前記付勢部材の付勢力に抗してクラッチプレート組の
押圧方向に従動されるように構成されていることを特徴
とするビスカスカップリングにより達成される。
〔作用〕
前記操作部材と前記第1の伝達部材との間の回転数差が
小さい場合には、前記操作部材が付勢部材によってフラ
ンチプレート組に対する押圧方向と反対方向に付勢され
ているので、第2のプレート組は第2の伝達部材に対し
て回転自在となり、前記第1の伝達部材と前記第2の伝
達部材との間では回転トルクの伝達がほとんど行われな
い。また、前記操作部材と前記第1の伝達部材との間の
回転数差が大きくなると、前記操作部材には前記トルク
伝達手段によって該操作部材が前記第2の伝達部材との
間に回転数差を生しるような回転トルクを作用させられ
るので、カム機構によって該操作部材がクラッチプレー
ト組に対する押圧方向に従動させられる。そして、クラ
ッチプレート組によって挟持された第2のプレート組は
第2の伝達部材に対して回転方向に係合し、前記第1の
伝達部材と前記第2の伝達部材との間では粘性流体の剪
断抵抗により回転数差に比例したトルクの伝達が行われ
る。
従って、前記トルク伝達手段のトルク伝達特性、前記付
勢部材の付勢力及びカム機構のカムプロフィールを適宜
調節することにより、ビスカスカップリングのトルク伝
達特性を変えることができる。
〔実施態様〕
以下、添付の第1図乃至第4図に基づいて本発明の一実
施態様を詳細に説明する。
まず、第4図により本発明の一実施態様を用いた4WD
車の動力系の構成を説明する。この動力系は、エンジン
1.トランスミッション3、フロントデフ5(前輪側の
デファレンシャル装置)、左右の前輪7.9、トランス
ファ11、本実施態様のビスカスカップリング13、プ
ロペラシャフト15、リヤデフ17(後輪側のデファレ
ンシャル装置)、左右の後輪19.21などから構成さ
れている。
次に、第1図によりビスカスカップリング13の構成を
説明する。ハウジング23(第1の伝達部材)とハブ2
5(第2の伝達部材)は相対回転自在に配置されている
。ハブ25は伝達軸27にスプライン嵌合し、ハウジン
グ23とこの伝達軸27との間にはベアリング29が配
置されている。該ヘアリング29を軸方向に固定するた
めに、伝達軸27にはワッシャ31とロックナツト33
が装着され、ハウジング23にはとめ輪35が装着され
ている。ハウジング23はボルト穴37に螺着されるボ
ルトによりトランスファ11側にフランジ連結され、伝
達軸27はプロペラシャフト15側に連結されている。
ハウジング23の内周と伝達軸27の外周との間には操
作部材39が軸方向移動自在に配置されており、この操
作部材39とハウジング23との間にはベアリング41
とシール43とが配置されている。
ハウジング23とハブ25と操作部材39との間にはイ
乍を室45が形成され、この作動室45には高粘度のシ
リコンオイル(粘性流体)が封入されている。
そして、これらハウジング23とハブ25及び操作部材
39との間にはそれぞれXリング47.49  (断面
がX字状のシール)が配置され、ハブ25と操作部材3
9との間には0リング51が配置され、前記作動室45
を液密に保っている・。
第2図に拡大して示したように、この作動室45内では
アウタープレート53とインナープレート55とが交互
に配置されている。前記アウタープレート53(第1の
プレート)はハウジング23内周に軸方向移動自在にス
プライン連結されており、前記インナープレート55(
第2のプレート)はハブ25の外周に遊嵌されている。
そして、前記インナープレート55の内縁側にはクラッ
チプレート57がインナープレート55と交互に配置さ
れており、このクラッチプレート57はハブ25の外周
に軸方向移動自在にスプライン連結されている。
また、これらインナープレート55及びクラッチプレー
ト57は、ハブ25に装着された受圧リング59と前記
操j乍部材39の押圧部との間に挟装されて軸方向に位
置規制されている。そして、操作部材39の押圧部を受
圧リング59側に移動させ、前記インナープレート55
及びクラッチプレート57を軸方向に押圧すると、イン
ナープレート55はクラッチプレート57によって挟持
されて、前記ハブ25と一体に回転可能となる。尚、操
作部材39は、該操作部材39とハブ25との軸方向対
向部に挿入された皿バネ65によって予め上記押圧方向
と反対方向に付勢されている。
更に、該作動室45内には、ハウジング23内周に軸方
向移動自在にスプライン連結されたアウタープレート7
1と、操作部材39の押圧部外用に軸方向移動自在にス
プライン連結されたインナープレート73とを交互に配
置して構成されたトルク伝達手段63が配設されており
、インナープレート73は操作部材39の押圧部外用に
装着された一対の受圧リング69によって軸方向に位置
規制されている。そこで、ハウジング23が回転すると
操作部材39にはハウジング23との回転数差に比例し
た回転トルクが伝達される。
前記ハブ25に対向する側と反対の操作部材39の軸方
向端部には回転方向に沿ったカム面77が形成されてお
り、前記伝達軸27の外表面から半径方向に突設された
円形突起75と共にカム機構を構成している。即ち、操
作部材39が伝達軸27に対して図中の矢印A方向に相
対回転すると、該操作部材39は前記皿バネ65の付勢
力に抗してクラッチプレート57の押圧方向に摺動され
る。尚、第1図においては、前記カム面77は、操作部
材39の一方の相対回転方向にのみ作用するように形成
されている。
次に、ビスカスカップリング13の動作について説明す
る。
第1図中の矢印A方向に回転させられるハウジング23
と伝達軸27との回転数差がほぼ無い場合は前記操作部
材39も伝達軸27と同回転数で回転し、該操作部材3
9は伝達軸27との間に相対回転を生しないので、カム
機構が作用しない。そこで、操作部材39は前記皿バネ
65の付勢力によってクラッチプレート57の押圧方向
と反対方向に付勢されている。従っぞ、インナープレー
ト55に対してはクラ7チプレート57の挟持力が作用
せず、該インナープレート55とクラッチプレート57
間では滑りが生して回転トルクを伝達しないので、伝達
トルクはシリコンオイルの剪断抵抗によるインナープレ
ート55からクラッチプレート57へのわずかなトルク
だけになり、実質的にハウジング23とハブ25とが切
り離されトルク伝達が遮断されている。
次に、例えば前輪7.9が空転し、エンジン1からの駆
動力によるハウジング23の回転と伝達軸27の回転と
の間に所定の回転数差が生し始めると、先ずシリコンオ
イルの剪断抵抗によって、ハウジング23に係合された
トルク伝達手段63のアウタープレート71から操作部
材39に係合されたインナープレート73にトルク伝達
が行われる。すると、操作部材39はハウジング23と
同回転数で回転しようとするので、伝達軸27に対して
図中の矢印A方向に相対回転する。そして、この相対回
転力は円形突起75に係合するカム面77によって、操
作部材39を皿ハネ65の付勢力に抗してクラ、チプレ
ート57の押圧方向に摺動する押圧力に変換される。従
って、操作部材39はハウジング23と伝達軸27との
回転数差が大きくなるほど皿ハネ65の付勢力に抗する
押圧力が大きくなる。そこで、クラッチプレート57が
操作部材39の押圧部に押圧されて、インナープレート
55はクラッチプレート57の挟持力の強さに応じた強
さでハブ25に連結される。即ち、エンジン1からの駆
動力によるハウジング23の回転はシリコンオイルの剪
断抵抗によりアウタープレート53からインナープレー
ト55に伝達され、ハブ25を回転させる。この時のト
ルク伝達特性が第3図のグラフ83のようになる。尚、
第3図の回転差(ΔN)はハウジング23とハブ25間
の回転数差である。
そして、ハウジング23の回転と伝達軸27の回転との
間の回転数差が小さくなると、トルク伝達手段63のア
ウタープレート71からインナープレート73に伝達さ
れる回転トルクが小さくなり、皿ハネ65の付勢力に抗
する操作部材39の押圧力も小さくなる。そこで、操作
部材39は皿ハネ65の付勢力によってクラッチプレー
ト57の押圧方向と反対方向に付勢され、インナープレ
ート55はクラッチプレート57の挟持力から解放され
るので、実質的にハウジング23とハブ25とが切り翻
されトルク伝達が遮断される。
このように、本発明のビスカスカップリング13では、
トルク伝達手段63のトルク伝達特性及び皿バネ65の
付勢力を適宜設定することにより、低回転数差領域にお
いては伝達トルクをほぼ遮断し、高回転数差領域におい
ては伝達トルクを大きく自動的に調節できる。又、過大
トルクが入力された時はクラッチプレート57とインナ
ープレート55とが滑り、トルクリミッタとして働く。
更に、従来の如き切り換えクラッチを別個に設ける必要
がなく、構成が簡単であり小型軽量である。
次に、ビスカスカップリング13の機能を第4図の車両
の動力性能に即して説明する。
エンジン1の回転はトランスミッション3で変速されフ
ロントデフ5から左右の前輪7.9に分割出力される。
良路走行中のように前後輪間の回転差が小さく、ハウジ
ング23の回転と伝達軸27の回転との間の回転数差が
小さい状態では、上記ビスカスカップリング13の低回
転数差領域におけるトルク伝達特性により後輪19.2
1側へはほとんど駆動力が伝達されない。従って、車両
は前輪駆動の2WD状態となっており、車庫入れやUタ
ーン等のような低速急旋回に際してもタイトコーナーブ
レーキング現象が発生することはない。
そして、悪路などで前輪7,9が空転し前後輪間に回転
差が生じ、ハウジング23の回転と伝達軸27の回転と
の間の回転数差が大きい状態では、上記ビスカスカップ
リング13の高回転数差領域におけるトルク伝達特性に
より、駆動力はトランスファ11、ビスカスカップリン
グ13、プロペラシャツH5からリヤデフ17を介して
左右の後輪19.21に分割出力され、車両は4WD状
態になるので、高い走破性が得られる。
更に、上記実施態様においては、円形突起75と共にカ
ム機構を構成しているカム面77は、操作部材39が伝
達軸27に対して図中の矢印A方向に相対回転する際に
のみ該操作部材39を皿バネ65の付勢力に抗してクラ
ッチプレート57の押圧方向に摺動し、操作部材39が
伝達軸27に対して図中の矢印六方向と反対方向に相対
回転する際には該操作部材39をクラッチプレート57
の押圧方向に摺動しない。
そこで、例えば制動時のように前輪がロングして後輪が
前輪よりも高速で回転し、ハウジング23の回転と伝達
軸27の回転との間に回転数差が生した際には、操作部
材39が伝達軸27に対して図中の矢印A方向と反対方
向に相対回転するので、回転数差には関係なく、前輪側
と後輪側との駆動力伝達が自動的に遮断されて後輪側は
切離し状態のままとなる。従って、制動時における前後
輪間の制動力の干渉が防止され、アンチスキッドブレー
キシステム(ABS)の正常な機能が保護される。
尚、トルク伝達手段63はアウタープレート53及びイ
ンナープレート55と共に作動室45内に設ける必要は
なく、ハウジング23と操作部材39との間に他の作動
室を構成して配設しても良い。
また、操作部材39をクラッチプレート57の押圧方向
と反対の方向に付勢する付勢部材も上記実施!!様にお
ける皿バネ65に限らず、ウニイブワッシャー等の他の
付勢部材を用いることができる。
更に、操作部材39と伝達軸27との間に設けられるカ
ム機構も、上記実施態様における円形突起75とカム面
77の形状に限らず他の形状を採りうることは勿論であ
る。
第5図は本発明の他の実施B様に係り、操作部材39と
伝達軸27との間に設けられるカム機構を他の手段で構
成したものであり、他の部分については上記実施jI!
様のものと同じなので、説明を省略する。
ハブ25に対向する側と反対の操作部材39の軸方向端
部には、伝達軸27の回転方向に沿った外周面に設けら
れたスパイラル形状の噛み合い歯81に対応する噛み合
い歯79が形成されている。即ち、操作部材39が伝達
軸27に対して図中の矢印A方向に相対回転すると、該
操作部材39は前記皿バネ65の付勢力に抗してクラッ
チプレート57の押圧方向に摺動される。前記噛み合い
歯81及び噛み合い歯79のスパイラル形状は、伝達軸
27の回転方向に沿って同一方向に傾きを持った形状に
形成されているので、操作部材39が図中の矢印六方向
に相対回転した際にのみ該操作部材39を皿バネ65の
付勢力に抗してクラッチプレート57の押圧方向に摺動
し、操作部材39が伝達軸27に対して図中の矢印A方
向と反対方向に相対回転する際には該操作部材39をク
ラッチプレート57の押圧方向に摺動しない。
〔発明の効果〕
本発明のビスカスカップリングによれば、付勢部材によ
り予めクラッチプレート組に対する押圧方向と反対方向
に付勢される操作部材は第1の伝達部材との間に互いの
回転数差に比例して伝達トルクが変化するトルク伝達手
段を有すると共に、該操作部材はカム機構により第2の
伝達部材との間に回転数差が生じると前記付勢部材の付
勢力に抗してクラッチプレート組の押圧方向に従動され
るように構成されているので、第1の伝達部材と第2の
伝達部材との間の回転数差が低回転数差領域の場合は伝
達トルクをほぼ遮断し、高回転数差傾城の場合は伝達ト
ルクを大きく自動的に調節できる。
従って、トルク伝達特性の調節機能を有し、構造が簡単
で、小型軽量なビスカスカップリングを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施態様に基づくビスカスカップリ
ングの縦断面図、第2図は第1図に示したビスカスカッ
プリングの部分拡大図、第3図は本発明に基づくビスカ
スカップリングのトルク伝達特性を示すグラフ、第4図
は第1図に示したビスカス力、ブリングを用いた車両の
動力系を示すスケルトン機構図、第5図は本発明の他の
実施態様に基づくビスカスカップリングの縦断面図であ
る。 (図中の符号) 1・・・エンジン     3・・・トランスミッショ
ン5・・・フロントデフ   7.9・・・前輪11・
・・トランスファ   13・・・ビスカスカップリン
グ15・・・プロペラシャフト 17・・・リヤデフ1
9.21・・・後輪 23・・・ハウジング(第1の伝達部材)25・・・ハ
ブ(第2の伝達部材) 27・・・伝達軸      29・・・ベアリング3
1・・・ワッシャ     33・・・ロックナツト3
5・・・とめ輸      37・・・ボルト穴39・
・・操作部材     41・・・ベアリング43・・
・シール      45・・・作動室47.49・・
・Xリング   51・・・0リング53・・・アウタ
ープレート(第1のプレート)55・・・インナープレ
ート(第2のプレート)57・・・クラッチプレート 
59・・・受圧リング63・・・トルク伝達手段  6
5・・・皿バネ69・・・受圧リング    71・・
・アウタープレート73・・・インナープレート 75
・・・円形突起77・・・カム面      79.8
1・・・噛み合い歯。 第 第 図 図 弔 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 相対回転自在に配置された第1及び第2の伝達部材と、
    粘性流体が封入された作動室と、第1の伝達部材と回転
    方向に係合した第1のプレート組と、該第1のプレート
    組と前記作動室内で交互に配置されると共に第2の伝達
    部材と回転方向に係合したクラッチプレート組によって
    挟装される第2のプレート組と、前記クラッチプレート
    組を回転軸方向に押圧して第2のプレート組をクラッチ
    プレート組に摩擦挟持させる操作部材とを有するビスカ
    スカップリングであって、付勢部材により予めクラッチ
    プレート組に対する押圧方向と反対方向に付勢される前
    記操作部材は前記第1の伝達部材との間に互いの回転数
    差に比例して伝達トルクが変化するトルク伝達手段を有
    すると共に、該操作部材はカム機構により前記第2の伝
    達部材との間に回転数差が生じると前記付勢部材の付勢
    力に抗してクラッチプレート組の押圧方向に従動される
    ように構成されていることを特徴とするビスカスカップ
    リング。
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