JPH04219576A - 流量制御弁 - Google Patents

流量制御弁

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JPH04219576A
JPH04219576A JP2410785A JP41078590A JPH04219576A JP H04219576 A JPH04219576 A JP H04219576A JP 2410785 A JP2410785 A JP 2410785A JP 41078590 A JP41078590 A JP 41078590A JP H04219576 A JPH04219576 A JP H04219576A
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JP
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spool
spool valve
chamber
pressure chamber
drain port
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JP2410785A
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Masao Yasuda
安田 正夫
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Atsugi Unisia Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車用パワー
ステアリング装置等の液圧源として使用されるベーンポ
ンプ等に用いられ、作動油の流量を適正に調整して操舵
性等を向上できるようにした流量制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用パワーステアリング装
置は、車両停止時及び低速走行時には操舵力を助勢し、
高速走行時には操舵力を助勢することなく操舵安定性を
向上させるものであるから、エンジンの回転速度の上昇
に応じて増大するポンプの吐出流量を制御しなければな
らない。そこで、このような用途の液体ポンプには流量
制御弁が設けられている。この種の流量制御弁は、ポン
プ吐出流量が所定値以上になった場合、吐出流体の一部
をポンプ吸入側に逃がして吐出流量を調整するために、
ポンプ吐出側に連通するスプール室にポンプ吐出側流量
に応動するスプール弁を収容し、このスプール弁により
スプール室とポンプ吸入側とを連通するドレーンポート
の開口面積を調整するようになっている。
【0003】図2および図3は、上記のような従来のベ
ーンポンプの流量制御弁の一例を示した断面図である。 図において、図示しない油圧ポンプのハウジング1には
筒体状のスプール室2が形成されていて、スプール室2
の一端は、閉塞2aされており、他端は開口端2bとな
っており、開口端2bはコネクタ23が螺着されている
。コネクタ23には中央孔24が形成され、この中央孔
24は、オリフィス26が設けられると共に、図示しな
いパワーステアリング装置に連通する吐出通路25の一
部を構成する。
【0004】スプール室2には、油圧ポンプから送られ
てくる高圧流体である作動油を内部に供給する吐出ポー
ト3と、前記作動油を必要量だけコネクタ23の中央孔
24に導くために、作動油の一部を外部に排出するドレ
ーンポート4とが接続されている。
【0005】一方、スプール室2内には、その内周面に
摺接して軸方向の移動可能な弁体であるスプール弁6が
設けられており、スプール弁6の軸方向の移動によりそ
の外周がドレーンポート4の入口を閉塞する面積を調整
するようになっている。さらに、スプール弁6と閉塞端
2aとの間にスプリング7が張架されており、スプール
弁6をコネクタ23側に付勢している。スプール弁6と
閉塞端2aとの間のスプール室2に形成される背圧室8
とは、図示しない連通路で連通されている。そして、オ
リフィス26とスプール室2との間のスプール室2に形
成される高圧室10内の流体圧と、背圧室8の流体圧に
スプリング7の付勢力を加えた圧力とが釣り合うように
、スプール弁6によりドレーンポート4の入口の開口面
積を調整する。
【0006】また、スプール室2の内周のドレーンポー
ト4に対向する位置には、スプール室2の入口部と同形
状の凹部11が設けられており、またスプール弁6の側
壁には、環状の通孔6aと貫通孔6bとからなる通孔6
cを設け、これら凹部11と通孔6cとによってバラン
ス通路20を形成しており(図2参照)、これによって
、高圧室10より高圧流体をドレーンポート4に導く際
、高圧室10より直接ドレーンポート4内に導く通路と
バランス通路20を経由して高圧流体をドレーンポート
4に導く通路とを構成する。これによって高圧室10か
らスプール弁6の下方を通ってドレーンポート4の流路
通路と共に、バランス通路20がダブルドレーンを構成
することになる。このことは、高圧流体の流路抵抗を考
えたとき、高圧流体が高圧室10からドレーンポート4
に流入するときに発生するスプール弁6の下方に生ずる
サイドホースと、スプール弁6の上方に加わるサイドホ
ースをバランスさせ、このサイドホースによるスプール
弁6の偏摩耗等を防止使用している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2に
示すようなバランス通路20は、車両の中速走行時まで
のスプール弁6が背圧室側に最大に後退していない中間
地点では、ドレーンポート4に開通してスプール弁にか
かる両サイドホースを相殺してバランスさせる機能を発
揮しているが、車両の高速走行時においては、図3に示
すように、スプール弁6がさらにスプリング7に抗して
図中右に移動して、最大後退時に至る間において、この
スプール弁6によって閉塞されてしまう。この結果、高
圧室10からスプール弁6の下方を通ってドレーンポー
ト4に至る所謂シングルドレーンとなり、スプール弁6
には、その曲げ方向に再びアンバランス荷重が加わるこ
ととなり、スプール弁6やスプール室2の内壁には、偏
摩耗を起こす虞が生じることとなる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の流量制御弁は、
スプール室内壁またはスプール弁のランド部に、スプー
ル弁の背圧側最大後退時にもバランス通路を連通させる
ための溝部を形成したことを特徴とする。
【0009】
【作用】以上のように構成された流量制御弁においては
、スプール弁の背圧側最大後退時にも、スプール室内壁
またはスプール弁のランド部に形成した溝部により、バ
ランス通路が連通してダブルドレーンを形成することに
なり、スプール弁には常にバランスした荷重がかかるこ
ととなり、スプール弁やスプール室の内壁に、偏摩耗を
起こすことを防止できる。
【0010】
【実施例】以下、図1(A)により本発明の実施例につ
いて説明する。
【0011】図1は、本発明の実施例を採用した流量制
御弁の縦断面図で、スプール弁の最大後退時を示してお
り、図示しない油圧ポンプのハウジング30には筒体状
のスプール室32が形成されていて、スプール室32の
一端は、閉塞32aされており、他端は開口端32bで
あり、開口端32bはコネクタ33が螺着されている。 コネクタ33には中央孔34が形成され、この中央孔3
4は、オリフィス36が設けられると共に、図示しない
パワーステアリング装置に連通する吐出通路35の一部
を構成している。
【0012】スプール室32には、油圧ポンプから送ら
れてくる高圧流体である作動油を内部に供給する吐出ポ
ート37と、前記作動油を必要量だけ開口端32bに導
くために、作動油の一部を外部に排出するドレーンポー
ト38とが接続されている。
【0013】一方、スプール室32内には、その内周面
に摺接して軸方向の移動可能な弁体であるスプール弁3
9が設けられており、スプール弁39の軸方向の移動に
よりその外周がドレーンポート38の入口を閉塞する面
積を調整するようになっている。さらに、スプール弁3
9と閉塞端32aとの間にスプリング40が張架されて
おり、スプール弁39をコネクタ33側に付勢している
。スプール弁39は、スプール室32を区画し、コネク
タ33側の高圧室41と閉塞端32a側の背圧室42を
形成している。またコネクタ33は、前記背圧室42と
、図示しない連通路で連通されている。前記高圧室41
内の流体圧と背圧室42の流体圧にスプリング40の付
勢力を加えた圧力とが釣り合うように、スプール弁39
によりドレーンポート38の入口の開口面積を調整する
【0014】また、スプール室32の内周のドレーンポ
ー38に対向する位置には、スプール室32と同形状の
凹部43が設けられており、またスプール弁39の側壁
には、通孔44aと貫通孔44bとで構成する通孔44
を設け、これら凹部43と通孔44とによってバランス
通路50が形成されており、これによって、高圧室41
より高圧流体をドレーンポート38に導く際、高圧室4
1より直接ドレーンポート38内に導く通路とバランス
通路50を経由して高圧流体をドレーンポート38に導
く通路とを構成する。これによって高圧室41からスプ
ール弁39の下方を通ってドレーンポート38の流路通
路と共に、バランス通路50がダブルドレーンを構成す
ることになる。
【0015】さらに、前記凹部43の背圧室42側の隅
部は、テーパー状の溝部43aが形成されており、図示
するスプール弁の背圧室42側最大後退時に、バランス
通路を連通するようになっている。
【0016】この結果、スプール弁39の背圧室側最大
後退時にも、スプール室32の内壁に形成した溝部43
aにより、バランス通路50が連通してダブルドレーン
が形成され、スプール弁39には常にバランスした荷重
がかかることとなり、スプール弁39やスプール室32
の内壁に、偏摩耗を起こすことを防止できる。
【0017】図1(B)に示すものは、本発明の他の実
施例を採用した流量制御弁の縦断面図で、スプール弁の
最大後退時を示しており、図1(A)の凹部43の背圧
室42側を面取りして形成した溝部43aの代りに、ス
プール弁39のランド部45の背圧室42側を一部切欠
いて溝部45aとしたもので、スプール弁39の背圧室
42側最大後退時にも、バランス通路を連通させるダブ
ルドレーンを形成する点は同じである。
【0018】なお、溝部44aを形成した後に残るラン
ド45の幅を、流量制御前に吐出量が確保できる最小の
約2mm程度とすると良い結果が得られた。
【0019】スプール弁39の両端については、0.2
〜0.9mmRの面取りを行なうのが望ましい。
【0020】また、溝部としては、全周に亘る環状であ
っても良い。部分的に形成しても良い。溝部の断面形状
としては矩形、テーパー状の他、円弧状等であっても良
い。
【0021】
【発明の効果】以上、詳細に説明した通り、本発明の流
量制御弁においては、スプール室内壁またはスプール弁
のランド部に、溝部を形成し、スプール弁の背圧室側へ
の最大後退時にもバランス通路を連通させているため、
スプール弁の背圧室側最大後退時にも、スプール室内壁
またはスプール弁のランド部に形成した溝部により、バ
ランス通路が連通してダブルドレーンを形成することに
なり、スプール弁には常にバランスした荷重がかかるこ
ととなり、スプール弁やスプール室の内壁に、偏摩耗を
起こすことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は車両の高速走行時スプール弁が背圧室
側に最大に後退した場合における本発明の第1の実施例
を採用した流量制御弁を示す縦断面図である。 (B)は車両の高速走行時スプール弁が背圧室側に最大
に後退した場合における本発明の第2の実施例を採用し
た流量制御弁を示す縦断面図である。
【図2】従来の流量制御弁における車両の中速走行時ま
でのスプール弁が背圧室側に最大に後退していない中間
地点を示す縦断面図である。
【図3】従来の流量制御弁における車両の高速走行時ス
プール弁が背圧室側に最大に後退した場合を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
32  スプール室 38  ドレーンポート 39  スプール弁 41  高圧室 42  背圧室 43  凹部 43a  溝部 44  通孔 44a  凹溝 44b  貫通孔 45  ランド部 45a  溝部 50  バランス通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  余剰の作動油を還流させるドレーンポ
    ートを備えたスプール室に、前記ドレーンポートの入口
    の閉塞面積を調整するランド部を有するスプール弁を摺
    動可能に収容して高圧室と背圧室とに区画し、且つ前記
    ドレーンポートに対向する前記スプール室の内周に凹部
    を設けると共に、該凹部と前記ドレーンポートを連通す
    る通孔を前記スプール弁のランド部に設け、該通孔と前
    記凹部とで構成する、該凹部側と前記ドレーンポート側
    との流体圧をバランスさせるためのバランス通路を有す
    る流量制御弁において、前記スプール室の凹部またはス
    プール弁のランド部に、スプール弁の背圧室側への最大
    後退時にもバランス通路を連通させるための溝部を形成
    したことを特徴とする流量制御弁。
JP02410785A 1990-12-14 1990-12-14 流量制御弁 Expired - Fee Related JP3109526B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113846473A (zh) * 2020-06-28 2021-12-28 苏州三星电子有限公司 冷凝喷嘴和洗衣机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113846473A (zh) * 2020-06-28 2021-12-28 苏州三星电子有限公司 冷凝喷嘴和洗衣机

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