JPH04218687A - 固体酸化物による電気化学的酸素発生装置 - Google Patents

固体酸化物による電気化学的酸素発生装置

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JPH04218687A
JPH04218687A JP3033657A JP3365791A JPH04218687A JP H04218687 A JPH04218687 A JP H04218687A JP 3033657 A JP3033657 A JP 3033657A JP 3365791 A JP3365791 A JP 3365791A JP H04218687 A JPH04218687 A JP H04218687A
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electrode
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JP3033657A
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William Feduska
ウイリアム・フェダスカ
Arnold O Isenberg
アーノルド・オットー・アイゼンバーグ
Jack T Brown
ジャック・テオドール・ブラウン
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    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、緻密な固体酸化物電解
質、多孔性酸素電極、多孔性空気電極および緻密なセル
間相互接続体より成る直列に接続したセルを有し、極め
て高純度の酸素を製造できる酸素発生装置に関する。こ
の酸素発生装置は、酸素濃縮装置として特に有用である
【0002】
【従来の技術および課題】小型酸素濃縮装置は、通常、
圧力変動式、窒素吸着系を用いて、周囲の空気から酸素
を濃縮して、約95%のO2を毎分約3lの割合で送り
出す。米国特許第4,449,990号(テツドフオー
ド)はそのような一装置を記載している。
【0003】これらの圧力変動吸着ユニツトは、極めて
信頼できるものではあるが、いくつかの短所をもつ。そ
れらユニツトは、次の吸着サイクルに先立つて、残留窒
素を除去し、反応床を回復させるために、窒素吸着剤の
待機タンクをバツクパージすることにより、製造された
酸素の半量以上を付随的に消費してしまう。それらユニ
ツトは、2つの窒素吸着タンク間において交互に、所定
時間間隔で圧力変動をひき起こすために、計時およびス
イツチ切換えを行う副次的システムを必要とする。また
、窒素吸着剤は、注入空気からの過剰の水分に曝露され
ると、効果を失う可能性がある。しかも、O2の純度は
ほぼ95%が限度である。
【0004】多孔性電極−固体電解質界面でのO2の酸
素イオンへの解離によつて空気から酸素を除去すること
を、米国特許第4,725,346号(ジヨシ)明細書
が教示している。そこでは、電流が酸素イオンと共に、
固体の酸化ジルコニウム、酸化ハフニウム、酸化セリウ
ムまたは酸化ビスマスから選ばれた非多孔性、管状の薄
い電解質を通つて流れる。電解質表面に付着させた外側
の多孔性電極は、銀または銀の合金であるか若しくは銀
と導電性セラミツク酸化物との混合物である。セルの運
転は、密封容器の中で500℃以上の温度で行われる。 医療用酸素発生装置の場合、純度約80%のO2が製造
される。
【0005】固体酸化物電解質セル(電池)およびそれ
らの構成は周知であり、米国特許第4,728,584
号(アイセンバーグ)明細書中に教示されている。そこ
では、環状の相互接続要素がセルを隔てており、1つの
セルの外側電極は、隣接するセルの内側電極から、電子
的および物理的に区分されている。末端キヤツプも利用
される。帯状の、直列接続積重ねセル式の固体酸化物燃
料電池の構成も周知であり、たとえば米国特許第3,4
60,991号(ホワイト)明細書および米国特許第3
,525,646号(タンネンバーガーら)明細書で教
示されている。ホワイトは、重なり合う両電極が多孔性
であるために、気体不透過性ではない複雑なセル間構造
を教示している。タンネンバーガーらは、材料および物
理的、化学的特性を異にする最低6〜7のセル構成成分
の複雑な配列を教示しているが、その配列は、とくに気
密性の点で、装置の製造および信頼しうる運転を極めて
困難にするものである。
【0006】薄膜技術を利用する系により、現水準の酸
素発生装置の短所を克服し、高純度(99.9%)の酸
素が製造でき、コスト的にも競合できる他の技術による
酸素発生装置が求められている。本発明の主たる目的は
、かかる薄膜酸素発生装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】従つて、本発明の要旨は
、それぞれ多孔性の内側酸素電極を含む複数の隣り合う
電気化学セルが電気的に直列に接続されており;各セル
は内側多孔性酸素電極;一部分が該内側電極上に、一部
分が隣り合うセル同志の内側電極の間に配置され、酸素
イオンを運搬できる緻密な固体酸化物電解質;該電解質
上に配置された多孔性の外側空気電極;および隣り合う
セル同志の間に配置され、1つのセルの外側空気電極を
隣接するセルの内側酸素電極に電気的かつ物理的に相互
接続する相互接続材料からなる独立の緻密な電子伝導性
セグメントを有し、隣り合うセルの内側電極同志の間に
電解質および相互接続材料からなる気体不透過性の緻密
な接触セグメントを有することを特徴とし、電流を通じ
るとき、空気から酸素を発生できる電気化学装置にある
【0008】この気体不透過性装置にあつては、電流を
セルに送り込み、それらを通過させることができ、空気
が外側電極および電解質とは接触できるが、電解質およ
び相互接続材料からなる緻密な接触セグメントを透過す
ることはできず、空気からの酸素がイオンの形で電解質
を横切つて運搬されることができ、それにより装置内に
酸素ガスが生じる。該発生装置は、管状に設計されてい
ることが好ましく、2つの末端部を含み、それらの少な
くとも一方は酸素を送り出す。
【0009】この装置においては、第一のセルの内側酸
素電極と、隣接するセルの内側酸素電極とが、互いに隔
てられていて、共に多孔性支持体上に配置されており;
相互接続材料が、隣接セルの酸素電極に接する支持体の
被覆されていない部分の一部と接触し、該酸素電極の一
部に重なつており、第一のセルの固体電解質が、第一の
セルの酸素電極の末端を越えて、支持体の残りの被覆さ
れていない部分まで延び、相互接続の一部に重なつてい
ることが好ましい。すなわち、電解質および相互接続材
料の双方が隣り合うセルの内側電極の間に配置されてい
る。これは本設計において気体の漏れ防止のために必須
である。
【0010】最も好ましくは、内側の酸素電極が多孔性
の焼結酸化物、たとえばドープされた亜マンガン酸ラン
タンを含み、電解質が緻密な安定化ジルコニアを含み、
外側の空気電極が、白金−ジルコニア、パラジウム−ジ
ルコニアおよび銀−パラジウム−ジルコニアよりなる群
から選ばれた多孔性の金属−セラミツク(サーメツト)
材料またはドープされた亜マンガン酸ランタンおよびド
ープされた亜クロム酸ランタンよりなる群から選ばれた
多孔性の焼結酸化物から構成されており、相互接続材料
が、白金−ジルコニア、パラジウム−ジルコニア、銀−
パラジウム−ジルコニア、パラジウム、白金、パラジウ
ム、銀、ドープされた亜マンガン酸ランタンおよびドー
プされた亜クロム酸ランタンよりなる群から選ばれた、
好ましくはドープされた亜マンガン酸ランタンの緻密な
層を含む。
【0011】本明細書でいう「管状」とは、閉じた断面
を有し、軸方向にのびた任意の構造形態を包含するもの
とする。「空気電極」とは、発生装置の外側で周囲の空
気と接触し、空気中の酸素からの酸素イオンの形成を可
能ならしめる電極を意味する。「酸素電極」とは、酸素
イオンからの酸素ガスの形成を可能ならしめ、発生装置
内部への酸素ガスの通過を可能ならしめる電極を意味し
、「緻密」とは、理論密度の少なくとも95%を意味す
る。
【0012】本発明の要旨はさらに、(1) 管状の多
孔性支持管を用意し、(2) 該多孔性支持管に、帯状
の多孔性材料の不連続層として、少なくとも第一の内側
酸素電極および第二の隣接する内側酸素電極を設け、第
一の酸素電極と隣接する酸素電極とは互いに間隔をあけ
ておくようにし、(3) 間隔をおいた酸素電極帯間の
支持管の被覆されていない部分の一部を覆い、第二の酸
素電極に及びその酸素電極の一部に重なる電子伝導性相
互接続材料からなる緻密な独立セグメントを設け、(4
) 第一の内側酸素電極の一部を覆い、第一の酸素電極
を越えて延び、間隔をおいた酸素電極間の支持体の被覆
されていない部分に接触してこれを被覆し、第二の酸素
電極に接触する相互接続材料の一部に重なるが、第二の
酸素電極とは接触しない、酸素イオンを運搬できる緻密
な固体酸化物電解質の独立層を設け、(5) 電解質帯
の一部を覆う帯状の多孔性空気電極材料の独立層を、電
解質帯の第一の末端から所定の距離をおいたところから
始めて電解質を越えつづけ、第二の酸素電極に接触して
電気的に接続された複数のセルをもつ装置を成形する相
互接続材料セグメントに接触するように設け、(6) 
装置の両末端に、電気端子および2つの末端部を設け、
該末端部の少なくとも1つを酸素を送り出すためのもの
とし、それらセルは電気的に直列に接続されており、装
置が電解質および相互接続材料のセグメントからなる緻
密な気体不透過性接触帯を有するようにする諸工程を特
徴とする、電流を通じたときに空気から酸素を発生でき
る電気化学装置の製造法にもある。  直流電源によつ
て駆動を行い、予熱空気を用いて650〜1,100℃
にて運転する場合、この発生装置は、加圧することなく
流入空気から99%もの高純度のO2を、たとえば0.
1〜10l/分の割合で取り出すことができる。
【0013】本発明をより理解しやすくするため、以下
に添付の図面を参照しながら好ましい具体例について記
載するが、かかる記載、図面は本発明を限定するもので
はない。
【0014】図1には、酸素発生装置として有用な高温
電気化学装置10が示されており、該装置は閉じた断面
、好ましくは管状形態を有し、複数の隣り合う電気化学
セルからなり、それらの有効長さは、端と端とをつきあ
わせた形に配置された第一のセル12および隣接セル1
2’として表される。これらのセルは、互いに間隔を置
いた連続固体酸化物電解質帯(バンド)またはセグメン
ト14、互いに間隔を置いた連続空気電極帯16、互い
に間隔を置いた連続相互接続セグメント18および互い
に間隔を置いた連続酸素電極帯20を介して、電気的に
直列接続されている。
【0015】図示のごとく、好ましくは気孔率20〜4
0%(理論密度の80〜60%)の多孔性の支持体22
が通常は任意に使用され、酸素電極20およびその他の
構造を支える。緻密な固体電解質14は内側の酸素電極
20上に配置され、各酸素電極の第一の末端20’から
所定長さのところより始まる。外側の多孔性空気電極1
6は電解質14の一部分の上に配置され、発生装置本体
10をとりかこむ空気23と接触する。
【0016】セル同志の電気的接続は、積重ね配置によ
つて行われ、セル12’の酸素電極20に接する支持体
22の被覆されていない部分の一部分の上に、緻密な好
ましくは100%緻密な、気体不透過性の電子伝導性相
互接続体18が配置されて該一部分に接触し、かつ該酸
素電極の一部分を覆っている。第一のセル12の緻密な
気体不透過性のイオン伝導性固体電解質14は、セル1
2の内側酸素電極20の一部分上に配置され、該酸素電
極の末端21を越えて、支持体22の残りの未被覆部分
にまで延び、セル12’に隣接する相互接続材料18に
重なつているが、セル12’の隣接酸素電極帯20には
接触していない。電解質と相互接続材料との組合わせに
より、下層の支持体および酸素電極の多孔性が遮断され
る。電解質および相互接続材料の両者は、隣り合うセル
の内側電極間に配置され、これは、この装置における、
気体の漏れ防止に重要である。
【0017】図1に示した具体例では、緻密な電解質1
4がセル12および12’間の緻密な相互接続材料18
に重なり、かつ正端子26の近くの緻密な相互接続材料
18に重なつている。後者の相互接続材料は、装置の緻
密な末端部を形成するものである。この重なりにより、
装置の外側と内側との間に気体不透過性のバリヤーが生
じる。
【0018】セル12の空気電極16は、セル12の電
解質14上に配置され、セル12とセル12’との間の
相互接続材料18に接触するまで連続している。セル間
の電気的短絡を防止するために、セル12の空気電極1
6とセル12’の電解質14との間に、ギヤツプ領域が
維持されている。これら材料の被覆は、電気化学的蒸着
、スパツタリング、粉末焼結、プラズマアークスプレイ
などの好適な塗装−マスキング手法であればいずれによ
っても施すことができる。電気化学的蒸着法は、電解質
および相互接続材料を析出、沈着させるのに好ましい方
法であり、このプロセスの詳細については、米国特許第
4,609,562号(アイセンバーグら)明細書を参
照すればよい。
【0019】本発明の発生装置は電流を通じると、空気
から酸素ガスを発生することができる。直流電源(図示
せず)からの電気が端子24(負端子)、好ましくは延
長された母線(bus)接触域をもつ円形ワツシヤー形
式のものに供給される。電子はセル12’の空気電極1
6を通過し、ここで空気23中の酸素は加圧せずに、好
ましくは外部および/または内部加熱装置によつて65
0〜1,100℃に加熱された発生装置の運転温度にて
還元され、酸素イオンO=を生じる。これらは、イオン
伝導性で電子非伝導性(e−を通過させない)の固体酸
化物電解質14の中を通過する。酸素イオンは、酸素電
極20で再結合して純O2ガスを形成し、多孔性支持体
22を通り抜けて中央の室25へ入る。この反応は次の
通りである。: I  空気電極:O2(空気中)+4e−→2(O=)
II  酸素電極:2(O=)→O2+4e−  II
I  セル全体:O2(空気中)→O2  図1に示す
ごとく、セル12’の酸素電極20で遊離された電子は
、セル12と12’との間の相互接続材料18を通り、
セル12の空気電極16へ入る。ここでも同じ電極反応
が起こり、セル12の酸素電極20で生じた電子は、隣
接する相互接続材料18および空気電極16を通つて、
最終的に端子24と同様の形状の端子26(正端子)へ
と移行し、直流電源へもどる。
【0020】このように、セル間の相互接続材料製の管
状セグメントによつて、最初のセル12’の外側空気電
極から、同一装置すなわち同一の管上の直列配列の第二
のセル12の内側酸素電極への電気的連続性が得られる
(電子の流れが可能になる)。また、電解質帯またはセ
グメント14および相互接続セグメント18からなる連
続した緻密な、好ましくは100%緻密なバリヤーによ
つて、空気23が中央の室25へ直接入り込むのが防止
される。緻密な電解質の帯またはセグメント14は、緻
密な相互接続セグメント18に部分的に重なつて、これ
をシールする。この発生装置本体の空気不透過性は、中
央の室に高純度のすなわち約95%を越える純度のO2
をもたらすのに必須である。長さ12および長さ12’
は、図1および図2に示した2つのセルの「有効」長さ
を規定しているが、その有効長を越えてのびている図面
の電極および電解質構成要素は、その特定のセル「から
の」有効部分であると考えられる。流入空気23は大気
圧を越えている必要はなく酸素供給系として大きな長所
を有するが、発生装置の空気電極16との接触に先立つ
て、システム全体の設計に合わせた予熱を行ってもよい
【0021】図示した装置には、種々の、好ましくは緻
密な末端キヤツプまたは末端部が使用できる。図1では
、正端子近くで緻密な相互接続部18’が、負端子近く
で緻密な電解質部分14’が、装置の末端に重なり、図
に示したように装置の軸長を横切つて配置されて、末端
キヤツプを形成している。耐高温金属、たとえばインコ
ネル(ニツケル−クロム合金)製で両端にねじ山を有す
る中心の軸方向の棒、管など30を金属端板28および
28’と組合わせて用いて、それらの板と緻密な相互接
続部および電解質部を圧縮状態にて固定することができ
る。図示のごとく、該棒の一端を、板28’の内側に機
械で加工したかみ合いねじ山にねじ込み、他端は、有効
なばね手段(図示せず)によつて絶縁リング32にまで
ねじ締めで押しつけ、端板に軸方向圧力を加えると、平
坦な金属端子24および26に対する気密な適合が保証
されよう。
【0022】複数の貫通する通気孔または孔36を有す
る適当な耐高温性金属、またはセラミツクのスリーブ3
4を端板28に適当に気密固定しておくことにより、O
2の矢印で示したように、末端キヤツプ18’を通して
酸素を送り出すことができる。スリーブ34としては、
インコネルおよびアルミナがともに好適であろう。場合
によつては、両端から酸素を送り出すのが望ましいこと
もあろう。また、末端キヤツプ18’、末端空気電極1
6、端子26、セラミツクリング32および端板28に
さらに孔をあけ、図2の38のように、管をそこへ挿入
して酸素を送り出すようにしてもよい。図1の設計は、
セラミツク製構成要素と接触する金属部材(ハードウエ
ア)を相当量用いている。そこでは、正負の端子が、装
置の各末端で空気電極材料と接触している。図2の設計
は、端子接続がより複雑であるが、主としてオールセラ
ミツクの装置を提供でき、選択された金属とセラミツク
との間の熱膨張率の差からくるいくつかの起こりうる問
題が排除される。
【0023】図2において、セル構造およびセル間相互
接続は本質的には図1の装置と同じであり、同じ材料お
よび実質的に同じセル接続構造を用いている。しかし、
図1の末端重なり接続材料18’および末端重なり電解
質14’のデザインにかえて、セラミツクの末端部また
はキヤツプ40および42を用いている。この使用には
、末端部またはキヤツプ40および42とセラミツク製
支持体22との間に、極めて微細なセラミツク粒子(図
示せず)を包含する焼結シールが必要である。該セラミ
ツク末端部は、気体不透過性である程度にまで緻密であ
るのが好ましく、また支持管と同じ材料からなるのが好
ましい。両具体例において、セラミツク製支持管22は
、ジルコニア材料、たとえば安定化ジルコニアからなる
のが好ましく、カルシア安定化ジルコニア、たとえば(
ZrO2)0.85(CaO)0.15からなるのが特
に好ましい。この材料は、圧縮し高度に緻密化した状態
で、図2におけるセラミツク末端部またはキヤツプ40
および42として用いるのにも好ましい。  シール(
末端部またはキヤツプと支持管との)は、末端部または
キヤツプを挿入したときに、極微粒子のカルシア安定化
ジルコニアをあらかじめ調製したペーストを隙間領域に
押し込んで行うのが好ましい。セラミツク末端シール部
一式をつぎに乾燥し、そこで焼結して製造を完了する。 継目の隙間の狭いこと、行路が長く湾曲していることお
よび装置運転中大気圧に近いことがいずれも中心室25
への空気の入り込みを極小とするのに寄与し、この結果
、高純度のO2が提供される。接着ペーストに、また支
持管および末端キヤツプの双方に、たとえばFeOなど
の焼結助剤を少量使用することができる。他の適当なセ
ラミツク材料も、支持管および支持管22の末端に重な
る末端キヤツプ用として使用することができる。
【0024】図1の装置は、重なつた末端相互接続材料
18’、重なつた末端電解質材料14’、接触した金属
端子24または26、セラミツクスペーサー32および
金属板28および28’の間の圧力シールに主として頼
つているが、これらの構成要素間に任意の有用な高温接
着剤を用いて、中心室25への空気の侵入を極小化する
こともできる。
【0025】図1の装置での端子接続は、単純な円形ワ
ツシヤー方式のもので、圧力締付け棒30によつて確保
された長い母線接触域を有する。ここでは、端子24お
よび26は銀(融点961℃)であるのが好ましいが、
装置をその最高運転温度1100℃の近くで運転すべき
場合には、白金(融点1769℃)、パラジウム、パラ
ジウムまたは白金と銀との合金であつてもよい。
【0026】図2の装置では、端子装置は円形帯(バン
ド)方式で、装置の一端で相互接続材料の上表面と、他
端で空気電極材料とそれぞれ直接に電気的に接触し、緩
衝(クツシヨン)層を必要とする。負端子24は、好ま
しくは金属繊維製、より好ましくは銀−パラジウム繊維
製のリング44を介して、空気電極16に接触している
。金属製スプリツトリングクランプは、端子24および
26を構成しており、これらは一部が断面図として示さ
れている。端子24および26は、銀−パラジウム合金
であるのが好ましいが、中実ニツケル、好ましくは銀−
パラジウム合金で被覆されたニツケルであつてもよい。 図2の方式の端子26は、相互接続材料18と電気的に
接触するが、好ましくは銀−パラジウム製の金属繊維リ
ング46がさらに追加して用いられてもよい。また、図
2には、母線、ボルト、ナツト、ロツクワツシヤーのア
センブリー48が示されている。図2に示された中心室
25からの酸素ガスは、管38、好ましくはカルシア安
定化ジルコニアなどのセラミツクからなる管38を通し
て、あるいは他の適当な手段によつて、一端または両端
から運び出すことができる。
【0027】両方の形態の酸素発生装置にとつて有用か
つ適切な、ただし限定を意味しない寸法は、次のとおり
である。多孔性支持管:内径44mm、外径50mm、
長さ450mm;多孔性酸素電極:長さ15mm、厚さ
1mm;緻密相互接続材料:厚さ0.1〜0.5mm;
緻密電解質:長さ11mm、厚さ0.05mm;多孔性
空気電極:長さ15mm、厚さ0.1mm。ユニツトは
、各々が長さ約1.1cm、面積約18cm2の直列接
続セルを多数有する単式積重ね(シングルスタツク)と
なるであろう。簡単化のため図面は一定の比例では表し
ていない。
【0028】好ましくは厚さ4〜10mmの、有用な多
孔性支持管材料については既に先に述べた。酸素電極2
0は好ましくは厚さ0.5〜2mmであり、ドープされ
たまたはされていないペロブスカイト系の酸化物または
酸化物混合物、例えばCaMnO3、LaNiO3、L
aCoO3、LaCrO3、好ましくはLaMnO3、
あるいは一般には希土類酸化物とコバルト、ニツケル、
銅、鉄、クロムおよびマンガンの酸化物との混合物から
なる他の電子伝導性混合酸化物、またそのような酸化物
の組合わせのうちから選ばれた気孔率20〜40%の焼
結酸化物材料である。ドーパント(dopant)を使
用するときには、カルシウム、ストロンチウムおよびマ
グネシウムのうちから選ぶのが好ましく、なかでも好ま
しいドーパントはストロンチウムである。最も好ましい
酸素電極は、ストロンチウムでドープされた亜マンガン
酸ランタン、たとえばLa0.9Sr0.1MnO3で
ある。空気電極は、浸漬スラリー塗布および焼結によつ
て設けるのが好ましい。
【0029】緻密な相互接続材料18は、白金−ジルコ
ニア、パラジウム−ジルコニア、銀−パラジウム−ジル
コニア、パラジウム、白金、パラジウム−銀、ドープさ
れた亜マンガン酸ランタンおよびドープされた亜クロム
酸ランタンよりなる群から選ぶことができる。好ましい
相互接続材料は、ドープされた亜マンガン酸ランタン、
パラジウム、白金およびパラジウム−銀よりなる群から
選ばれる。亜マンガン酸ランタンまたは亜クロム酸ラン
タンに対するドーパントは、カルシウム、ストロンチウ
ムおよびマグネシウムよりなる群から選ばれ、ストロン
チウムドーパントが好ましい。最も好ましい相互接続材
料は、ドープされた亜マンガン酸ランタンである。相互
接続材料は気体不透過性であり、ほぼ100%緻密であ
る。それは周知の蒸着手法によつて施され、通常、0.
05〜2mmの厚さとする。蒸着以外にも、気相スパツ
タリング、プラズマスプレー、フレームスプレーなどを
含めた種々の方法によつて緻密化を達成できる。場合に
よつては、相互接続材料、酸素電極および空気電極が、
密度および適用方法のみを異にする同じ材料であつても
よく、相互接続材料が高密度部材となる。
【0030】緻密な、好ましくは厚さ0.02〜0.1
5mmの電解質14は、好ましくは少なくとも99%緻
密な、とくに好ましくは100%緻密なジルコニア材料
である。ジルコニアは多くの元素により安定化、すなわ
ちドープすることができる。希土類安定化ジルコニア、
特にイツトリア安定化ジルコニアは、すぐれた酸素イオ
ン移動度を可能にするので好ましい。とりわけ好ましい
組成は、(ZrO2)0.92(Y2O3)0.08で
ある。他の混合酸化物も使用できる。この材料はイオン
状酸素を伝達するのに有効でなければならない。それは
、化学蒸着、プラズマスプレー、フレームスプレーある
いは焼結の手法によつて施すことができる。
【0031】好ましくは厚さが0.05〜2mmの、多
孔性の空気電極は、白金−ジルコニア、パラジウム−ジ
ルコニアおよび銀−パラジウム−ジルコニアなどの金属
−セラミツク材料よりなる群から選ばれた20〜60%
多孔性の材料あるいはドープされた亜マンガン酸ランタ
ンおよびドープされた亜クロム酸ランタンよりなる群か
ら選ばれた多孔性の焼結酸化物であり、好ましいドーパ
ントはカルシウム、ストロンチウムおよびマグネシウム
であり、とくにストロンチウムが好ましい。パラジウム
−ジルコニアは、最も好ましい空気電極材料である。空
気電極は、空気中のO2の酸素イオンへの還元を可能な
らしめるのに有効でなければならない。
【0032】空気から所要体積のO2ガスを生じるのに
必要なセルの数は計算により得られる。面積18cm2
のセルをもつ3l/分ユニツトで、駆動電流密度2A/
cm2、セル電流36A(2A/cm2×18cm2)
の場合、セル当たりの酸素生産量は、およそ36A/セ
ル×3.48ml/A・分=125ml/分・セルとな
ろう。3l/分のO2が必要ならば、必要なセル数は、
3,000ml O2/分÷125ml O2/分・セ
ル=24セル/スタツクとなるであろう。
【0033】
【実施例】以下、実施例によつて本発明を説明する。
【0034】図1とやや類似した管状電気化学的酸素発
生装置を組立てた。
【0035】外径約50mm、壁厚み約4mmで、40
体積%多孔性のカルシア安定化ジルコニアからなる管の
上に、24セルのスタツク(積重ね)をつくり上げた。 このジルコニア管上に、ドープされた亜マンガン酸ラン
タンからなる厚さ2mmの酸素電極層を、連続層として
空気焼結した。つぎにこの電極層を機械加工してバンド
(帯状)として、図1に示されているように、それらの
電極帯が、ジルコニア管の露出しているところで、電極
なしの隙間(ギヤツプ)によつて電子的に隔離されてい
るようにした。第一の酸素電極の一部分の上ならびに第
一の酸素電極と隣接する酸素電極との間の多孔性支持管
の上に、蒸着イツトリア安定化ジルコニアからなる緻密
化固体電解質セグメントを設けた。
【0036】つぎに、パラジウム/ジルコニアサーメツ
トからなる空気電極を、該電解質の上に焼結させて、そ
れぞれ隣接するセルの酸素電極に接触するバンドを形成
させた。セル間での電気化学的短絡を防止するために、
1つのセルの空気電極と隣接するセルの電解質との間に
ギヤツプ領域を維持した。各々のセルの電気化学的に活
性な表面積は20cm2であつた。
【0037】24セルスタツクのうちの5セル分をこの
セルスタツクから切離し、図1および本明細書中に記載
したように末端部および電気的接続部をとりつけた。こ
の5セル部分をテストした。この装置を900℃、電流
密度2A/cm2にて無加圧の環境空気を5l/分で装
置に送りながら運転した。
【0038】図3および図4は、これらの運転条件下で
の該装置のすぐれた性能および耐久性を示している。装
置は供給された有効酸素に対する抽出率73%にて作動
した。これらのデータは、装置が高電流密度、高酸素抽
出率で働きうることを示している。完全な気密性を確保
するために、それぞれ第一のセルの外側電極と隣接セル
の内側電極との間に、電解質を施す前に、相互接続層を
周知の手法によつて、容易に蒸着させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を最もよく図解するものであつて、本発
明の管状、段階式、積重ね式酸素発生装置の一具体例の
部分断面平面図であり、セルの構成、末端シール部、電
源への接触接続部および空気源を示す。
【図2】本発明酸素発生装置の他の具体例を示す部分断
面平面図である。
【図3】実施例の装置の電圧対電流密度の性能曲線を示
す。
【図4】実施例の装置の電圧対時間の寿命性能曲線を示
す。
【符号の説明】
14:電解質 16:空気電極 18:連結材料 20:酸素電極 22:支持体 23:空気

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】  電気的に直列に接続され、各々が多孔
    性の内側酸素電極;一部分が該内側電極上に配置され、
    一部分が隣り合うセルの内側電極の間に配置され、酸素
    イオンを運搬できる緻密な固体酸化物電解質;該電解質
    上に配置された多孔性の外側空気電極;を含む複数の隣
    り合う電気化学セル、および隣り合うセル同志の間に配
    置され、1つのセルの外側空気電極を隣接するセルの内
    側酸素電極に電気的かつ物理的に相互接続する相互接続
    材料からなる独立した緻密な電子伝導性セグメントより
    成り、隣り合うセルの内側電極同志の間に電解質および
    相互接続材料からなる気体不透過性の緻密な接触セグメ
    ントを有することを特徴とし、電流を通じると空気から
    酸素を発生することのできる電気化学装置。 【請求項2】  内側の酸素電極が多孔性の管状支持体
    上に配置されており、該管状支持体、酸素電極、電解質
    、相互接続材料および空気電極がいずれも管状の構造を
    なし、かつ該装置が二つの末端部を有し、その少なくと
    も一方が酸素を送り出すためのものであることを特徴と
    する前記請求項1記載の電気化学装置。 【請求項3】  内側酸素電極が多孔性の焼結酸化物を
    含み、電解質が緻密なジルコニア材料を含み、相互接続
    材料が緻密な電子伝導性材料を含み、空気電極が多孔性
    の金属−セラミツク材料および多孔性の焼結酸化物より
    なる群から選ばれることを特徴とする前記請求項1記載
    の電気化学装置。 【請求項4】  相互接続材料が、白金−ジルコニア、
    パラジウム−ジルコニア、銀−パラジウム−ジルコニア
    、パラジウム、白金、パラジウム−銀、ドープされた亜
    マンガン酸ランタンおよびドープされた亜クロム酸ラン
    タンよりなる群から選ばれた緻密な電子伝導材料から本
    質的になつていることを特徴とする前記請求項1記載の
    電気化学装置。 【請求項5】  空気電極が、白金−ジルコニア、パラ
    ジウム−ジルコニア、銀−パラジウム−ジルコニア、ド
    ープされた亜マンガン酸ランタンおよびドープされた亜
    クロム酸ランタンよりなる群から選ばれた多孔性材料か
    ら本質的になつていることを特徴とする前記請求項1記
    載の電気化学装置。 【請求項6】  第一のセルの内側酸素電極と、隣接す
    るセルの内側酸素電極とが、互いに隔てられていて、共
    に多孔性支持体上に配置されており;相互接続材料が、
    隣接セルの酸素電極に接する支持体の被覆されていない
    部分の一部と接触し、該酸素電極の一部に重なつており
    、第一のセルの固体電解質が、第一のセルの酸素電極の
    末端を越えて、支持体の残りの被覆されていない部分ま
    で延び、相互接続材料の一部に重なつて、装置の外側と
    内側との間に、緻密な気体不透過性のバリヤーをつくつ
    ていることを特徴とする前記請求項1記載の電気化学装
    置。   【請求項7】  該末端部が、装置の一端では緻密な相
    互接続材料の層、他端では緻密な電解質材料の層であつ
    て、装置の軸長を横切るように配置され、中心軸棒によ
    つて圧縮状態で固定されており、正負の電気的端子が装
    置の各末端で空気電極材料に接触していることを特徴と
    する前記請求項1記載の電気化学装置。    【請求
    項8】  該末端部が2個の緻密な焼結により定着させ
    たセラミツクキヤツプであり、装置の一端で、正の端子
    が相互接続材料と電気的に接触し、装置の他端で、負の
    端子が空気電極材料と電気的に接触していることを特徴
    とする前記請求項1記載の電気化学装置。 【請求項9】  電流をセルに送り込み、それらを通過
    させることができ、空気が外側電極および電解質とは接
    触できるが、電解質および相互接続材料からなる緻密な
    接触セグメントを透過することはできず、空気からの酸
    素がイオンの形で電解質を横切つて運搬されることがで
    き、それにより装置内に酸素ガスが生じることを特徴と
    する前記請求項1記載の電気化学装置。 【請求項10】  直流電源によって駆動され、空気と
    ともに、少なくとも1つの外部または内部加熱装置によ
    って650℃〜1,100℃で作動することを特徴とす
    る前記請求項1記載の電気化学装置。 【請求項11】  1)管状の多孔性支持管を設け、2
    )該多孔性支持管上に、帯状の多孔性材料の不連続層と
    して、少なくとも第一の内側酸素電極および第二の隣接
    する内側酸素電極を設け、第一の酸素電極と隣接する酸
    素電極とは互いに間隔をあけておくようにし、3)間隔
    をおいた酸素電極帯間の支持管の被覆されていない部分
    の一部を覆い、第二の酸素電極に接すると共にその酸素
    電極の一部に重なる、電子伝導性相互接続材料からなる
    緻密な独立セグメントを設け、4)第一の内側酸素電極
    の一部を覆い、第一の酸素電極を越えて延び、間隔をお
    いた酸素電極間の支持体の被覆されていない部分に接触
    してこれを被覆し、第二の酸素電極に接触する相互接続
    材料の一部に重なるが、第二の酸素電極とは接触しない
    、酸素イオンを運搬できる緻密な固体酸化物電解質の独
    立層を設け、 5)電解質帯の一部を覆う帯状の多孔性空気電極材料の
    独立層を、電解質帯の第一の末端から所定の距離をおい
    たところから始めて、電解質を越えて延び、第二の酸素
    電極に接触して、電気的に接続された複数のセルをもつ
    装置を構成する相互接続材料セグメントに接触するよう
    に設け、 6)装置の両末端に、電気端子および2つの末端部を設
    け、該末端部の少なくとも1つを酸素を送り出すための
    ものとし、それらセルは電気的に直列に接続されており
    、装置が電解質および相互接続材料のセグメントからな
    る緻密な気体不透過性接触帯を有するようにする諸工程
    を特徴とする、電流を通じたときに空気から酸素を発生
    できる電気化学装置の製造法。 【請求項12】  内側酸素電極が多孔性のドープされ
    た亜マンガン酸ランタンを含み、電解質が緻密な安定化
    ジルコニアを含み、相互接続材料が、白金−ジルコニア
    、パラジウム−ジルコニア、銀−パラジウム−ジルコニ
    ア、パラジウム、白金、パラジウム−銀、ドープされた
    亜マンガン酸ランタンおよびドープされた亜クロム酸ラ
    ンタンよりなる群から選ばれた緻密な電子伝導性材料を
    含み、空気電極が、白金−ジルコニア、パラジウム−ジ
    ルコニア、銀−パラジウム−ジルコニア、ドープされた
    亜マンガン酸ランタンおよびドープされた亜クロム酸ラ
    ンタンよりなる群から選ばれた多孔性材料を含むことを
    特徴とする前記請求項1記載の方法。 【請求項13】  該末端部が、装置の一端では相互接
    続材料からなる緻密な層であり、他端では電解質材料か
    らなる緻密な層であり、装置の軸長を横切るように配置
    され、中心軸棒によつて圧縮状態が固定されており、正
    負の電気的端子が装置の各末端で空気電極材料に接触し
    ていることを特徴とする前記請求項11記載の方法。 【請求項14】  該末端部を2個の緻密な、焼結によ
    り定着させたセラミツクキヤツプとし、装置の一端で正
    端子を相互接続材料と電気的に接触させ、装置の他端で
    負端子を空気電極材料と電気的に接触させることを特徴
    とする前記請求項11記載の方法。
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