JPH04217691A - 糖脂質の合成中間体 - Google Patents

糖脂質の合成中間体

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JPH04217691A
JPH04217691A JP2403244A JP40324490A JPH04217691A JP H04217691 A JPH04217691 A JP H04217691A JP 2403244 A JP2403244 A JP 2403244A JP 40324490 A JP40324490 A JP 40324490A JP H04217691 A JPH04217691 A JP H04217691A
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JP
Japan
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hydroxyl group
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protected
mmol
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JP2403244A
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English (en)
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Tadao Kondo
忠雄 近藤
Toshio Goto
俊夫 後藤
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Mect Corp
Original Assignee
Mect Corp
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Publication date
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Publication of JPH04217691A publication Critical patent/JPH04217691A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Saccharide Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、糖脂質合成中間体に関
するものである。 【0002】 【従来の技術】ガングリオシドは細胞膜に存在し、細胞
の分化・   発ガン・免疫などその生理機能への関与
は多岐にわたる。これらの機能解明に、ガングリオシド
の化学合成の確立が切望されて来た。従来からオリゴ糖
鎖と脂質のセラミドとの高収率かつ立体選択的なグリコ
シル化は重要な課題の一つである。従来用いられてきた
イミデート法  (R.R. Schmidt, R.
 Kager, Angew. Chemie,.  
 Int. Ed.Engl. 24巻,65頁,19
85年)、フッソ化糖法(T. Mukaiyama 
et al. Chem. Lett, 431頁,1
981年)は、いずれも反応収率が低く、反応段階が多
いといった問題点があり、高収率かつ高立体選択的な反
応の開発が望まれていた。 【0003】本発明者は、活性化を行なわない場合にお
いては酸性、塩基性の両条件下に比較的安定なチオグリ
コシドをグリコシド供与体として用いると、適切な活性
化によりアルキルチオール基が極めて好適な脱離基とし
て作用し、高収率かつ高選択的にグリコシル化反応が進
行することを見出し、三糖類と脂質のセラミドとの高収
率かつ立体選択的なグリコシル化に成功した(特願平1
−112626号)。 【0004】しかるに、上記グリコシル化反応を用いて
四糖類と脂質のセラミドから糖脂質を製造することは行
なわれておらず、またこの反応の合成中間体である四糖
類のチオグリコシドも製造されていない。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は上記
グリコシル反応を用いて合成される四糖類の糖脂質の合
成中間体を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意努力し
た結果、下記の式(I) 【化5】 (式中、R1はアルキル基を示し、R2及びR4は各々
独立に保護基で保護された水酸基又は遊離の水酸基を示
し、R4及びR5は独立に保護基で保護された水酸基又
は遊離の水酸基を示すか、両者は合して酸素原子ととも
に環状ジエーテルを形成してもよい。Phはフェニル基
を示し、Acはアセチル基を示し、X1はハロゲン原子
を示す)、【0007】下記の式(II) 【化6】 (式中、R11は各々独立にアルキル基を示し、  R
12は各々独立に保護基で保護された水酸基又は遊離の
水酸基を示し、X2はハロゲン原子を示す)、【000
8】下記の式(III) 【化7】 (式中、R21は各々独立にアルキル基を示し、R22
 は各々独立に保護基で保護された水酸基又は遊離の水
酸基を示し、X3はハロゲン原子を示す)、 【0009】下記の式 (IV)  【化8】 (式中、R31は各々独立に保護基で保護された水酸基
又は遊離の水酸基を示し、R32は各々独立にアルキル
基を示し、R33は各々独立に保護基で保護された水酸
基又は遊離の水酸基を示す)で示される糖脂質合成中間
体を製造し、本発明を完成するに至った。 【0010】アルキル基としてはメチル基、エチル基、
n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、  
 sec−ブチル基、tert−ブチル基等の低級アル
キル基を例示できる。 【0011】保護基は当業者に周知な保護基はいかなる
ものを用いてもよいが、例えば水酸基の保護基としては
アセチル基、トリフェニルメチル基、ピバロイル基等を
例示できる。 【0012】R4及びR5が合して形成される環状ジエ
ーテルとしてはアルキル基で置換されていてもよい5〜
7員の環状ジエーテル、例えば2,2−ジメチル−1,
3−ジオキソラン等を例示できる。 【0013】X1、X2及びX3としては、好ましくは
フッ素、塩素を例示することができる。 【0014】以下に本発明の合成の一例をスキームに示
す。本発明の範囲は、以下の反応スキームに限定されな
い。尚、スキーム中Meはメチル基、Acはアセチル基
、Phはフェニル基、Piv はピバロイル基、Etは
エチル基を示し、1の化合物は特開平2−76892号
公報に記載されている公知化合物である。 【0015】 【化9】 【0016】 【化10】 【0017】 【化11】 【0018】 【化12】 【0019】 【化13】 【0020】上記の反応スキームにおいて、好適に使用
できる試薬、反応条件等を以下に記す。 【0021】1.  1→2への変換 (1) 1段階 試薬:水、無水リン酸2ナトリウム、トリフルオロメタ
ンスルホン酸 溶媒:アセトニトリル 温度:50℃ 時間:20時間 2段階 試薬:ジエチルアミノサルフィトリフルオリド溶媒:塩
化メチレン 温度:−78℃ 時間:2時間 (2) 試薬:フッ化銀過塩素酸銀 溶媒:アセトニトリルまたはトルエンまたはベンゼン温
度:室温 (3) 試薬:銀テトラフルオロホウ素溶媒:トルエン
、アセトニトリル 温度:0℃ 時間:1時間 【0022】2.  2→3への変換 (1) 試薬:カリウムt−ブトキシド溶媒:メタノー
ル 温度:室温 時間:3時間 (2) 試薬:ナトリウムメトキシド 溶媒:メタノール 温度:−30℃〜室温 時間:3時間 (3) 試薬:ナトリウム 溶媒:メタノール 温度:−30℃〜室温 時間:3時間 (4) 1段目 試薬:トリエチルアミン 溶媒:水−エタノール 温度:室温 時間:5時間 2段目 試薬:ジアゾメタン 溶媒:水、酢酸 温度:−30℃〜室温 時間:1時間 【0023】3.  3→4への変換 (1) 試薬:ダウエックス50W×8、H型溶媒:ア
セトン 温度:40℃ 時間:2時間 (2) 試薬:ジメトキシプロパン、アセトン、P−ト
ルエンスルホン酸、強酸性イオン交換樹脂 溶媒:アセトン、アセトニトリル 温度:室温 時間:1時間 【0024】4.  4→5への変換 (1) 試薬:無水酢酸 溶媒:ピリジン 温度:室温 時間:1〜5時間 (2) 試薬:塩化アセチル 溶媒:ピリジン 温度:室温 時間:1〜5時間 【0025】5.  5→6への変換 (1) 試薬、溶媒:80%酢酸水溶液温度:50℃ 時間:3時間 (2) 試薬、溶媒:酢酸水溶液 温度:室温〜70℃ 時間:3時間 (3) 試薬:トリフルオロ酢酸 溶媒:塩化メチレン 温度:室温 時間:4時間 【0026】6.  6→7への変換 試薬:塩化アセチル 溶媒:ピリジン 温度:−20℃ 時間:30分間 【0027】7.  3→8への変換 (1) 一段目 試薬:トリチルクロリド 溶媒:ピリジン 温度:60℃ 時間:2.5時間 二段目 試薬:無水酢酸 溶媒:ピリジン 温度:室温 時間:3時間 (2) 試薬:トリチルブロミド 溶媒:ピリジン 温度:50℃ 時間:1.5時間 (3) 試薬、溶媒:無水酢酸または塩化アセチル温度
:室温 時間:1〜4時間 【0028】8.  8→9への変換 (1) 試薬:90%酢酸水溶液 溶媒: 温度:60℃ 時間:1.5時間 (2) 試薬:トリフルオロ酢酸 溶媒:アセトニトリルまたは2塩化メチレン温度:60
℃ 時間:4時間 (3) 試薬:1規定塩酸 溶媒:メタノールまたはエタノール 温度:60℃ 時間:4時間 【0029】9.  1+9→10への変換試薬:トリ
フルオロメタンスルホン酸銀、モレキュラーシーブス(
3A)、無水リン酸2ナトリウム溶媒:アセトニトリル
、トルエン 温度:室温〜60℃ 時間:12時間さらに17時間 【0030】10. 1+7→11への変換試薬:トリ
フルオロメタンスルホン酸、モレキュラーシーブス(4
A)、無水リン酸2ナトリウム溶媒:塩化メチレン 温度:40℃ 時間:30時間 【0031】11. 11+12→13への変換試薬:
トリフルオロメタンスルホン酸、2塩化スズ、無水リン
酸2ナトリウムモレキュラーシーブスAW300溶媒:
アセトニトリル 温度:室温 時間:2日間 【0032】 【発明の効果】本発明により、脂質のセラミドを高収率
かつ立体選択的に四糖類でグルコシル化できる合成中間
体が得られた。 【0033】 【実施例】以下に本発明の方法を用いた糖脂質の合成の
一例を実施例として示す。本発明の範囲は、この実施例
に限定されるものではない。尚、実施例中の化合物の番
号は上記スキームの化合物の番号と一致する。実施例中
に用いた試薬、機器を以下に示す。 NMR:日本電子製(JEOL) GX−500CDC
l3 溶媒とし、ケミカルシフトは内部基準にテトラメ
チルシランを用いてδ値で示した。 薄層クロマトグラフィー:メルク社製(Kiesel 
Gel Art.60F 254) 【0034】(参考例1) 12の合成 Carbohydrate Chemistry, V
ol.2. p.212, (1963)に記載の方法
に従って合成したオクタアセチル─β─ラクトース20
を原料とし、ルイス酸として三フッ化ホウ素エーテル錯
体を用い、塩化メチレン中でエタンチオールを作用させ
ることにより、エチル1β─チオラクトシド21を90
%の収率で得た。上記エチル1β─チオラクトシド21
をメタノール中、触媒量のt BuOKで処理し、アセ
チル基の脱保護体22をほぼ定量的に得た。さらに22
をアセトン─DMF混合溶媒中、濃硫酸を触媒としてジ
メトキシプロパンと反応させ、ガラクトースの3位、4
位をイソプロピリデン基で保護したエチル1─チオラク
トシド誘導体23を62%の収率で得た。23はピリジ
ン溶媒中DMAP共存下ピバロイルクロリドと反応させ
、ガラクトース残基6位及びグルコース残基6位、2位
をピバロイル基で保護したラクトース保護体24を36
%の収率で得た。 さらに24を80%酢酸でイソプロピリデン基の脱保護
を行い、目的のラクトースユニット12を得た。以下に
、この反応のスキームを示す。 【0035】 【化14】 【0036】 【化15】 【0037】 【化16】 【0038】(例1) 1→2 特開平2−76892号公報に記載の1(500mg,
0.81mmol )、水(0.03ml)、無水リン
酸二ナトリウム(500mg)、トリフルオロメタンス
ルホン酸銀(500mg,1.9 mmol)のアセト
ニトリル(5.0ml)懸濁液を、50℃、暗所で20
時間撹拌した。反応液をセライトを用いて濾過し、酢酸
エチルで洗浄した。濾液を5%チオ硫酸ナトリウム水溶
液、5%炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和塩化ナト
リウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウム
で乾燥した後、濃縮、乾固した。残渣を塩化メチレン(
15ml)を用いて溶解し、その溶液に、−78℃で、
ジエチルアミノサルファートリフルオリドを、原料が消
失するまで滴下した。5%炭酸水素ナトリウム水溶液を
加え、室温に戻した後、水、5%飽和塩化ナトリウム水
溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し
、濃縮した。残渣を酢酸エチル−ヘキサンを用いて結晶
化し、2(360mg,0.60 mmol ,74%
)を無色針状結晶として得た。母液を、アセトン−ヘキ
サン(2:3)を溶出溶媒としてカラムクロマトグラフ
ィーに供することにより、さらに2(50mg,0.0
83 mmol, 10%)を無色粉体として得た。 【0039】2: 1H NMR (CDCl3) δ
 1.90, 2.20, 2.06, 2.08, 
2.11(s, 3H, CH3CO), 3.33(
dd, 1H, J= 10.5 & 15.5 Hz
, H−3), 3.92(s, 3H, CH3O)
, 4.05(dd, 1H, J=5.5 &12.
5 Hz, H−9), 4.22(dd, 1H, 
J=2.0 & 10.0 Hz, H−6), 4.
25(dd, 1H, J= 2.5 & 12.5 
Hz, H−9’), 4.29(q, 1H, J=
10.0 Hz, H−5), 5.2−5.3(m,
 2H, H−7 & H−8), 5.44(dd,
 1H, J=4.5 & 10.0 Hz, H−4
), 5.46(d, 1H, J=10.0 Hz,
 NH), 7.2−7.5(m, 5H, 芳香族プ
ロトン.). 【0040】(例2) 2→3 2(1.7g,2.8 mmol )、カリウムter
t−ブトキシド(68mg,0.61 mmol )の
メタノール(35ml)溶液を室温で3時間撹拌した。 ダウエックス50W−X8H型で中和し、濾過した。メ
タノールで洗浄し、濾液を濃縮した。残渣をアセトン−
エーテルにより粉体化し、無色粉体として3(1.1g
,2.5 mmol ,91%)を得た。 【0041】3; 1H NMR(D2O)δ 2.0
4(s, 3H, CH3CD), 3.42(m, 
1H, H−3), 3.53(br. d, 1H,
J=9.5 Hz, H−7), 3.58(dd, 
1H, J=6.0 & 12.0 Hz, H−9)
, 3.65(ddd, 1H, J=2.5, 6.
0 & 9.5 Hz, H−8), 3.77(dd
, 1H, J=2.5 & 12.0 Hz, H−
9’), 3.88(s,3H, CH3O), 4.
1−4.2(m, 3H, H−4, H−5 & H
−6),  7.3−7.6(m,5H, 芳香族プロ
トン.).【0042】(例3) 3→4 3(100mg,0.23 mmol )、ダウエック
ス50W−X8H型(50mg)のアセトン(5.0m
l)溶液を40℃で2時間撹拌した。反応液をセライト
を用いてろ過し、濾液を濃縮した。残渣を、アセトン−
ヘキサン(2:3)を溶出液としてカラムクロマトグラ
フィーに供し、4(84mg,0.18 mmol ,
77%)を無色不定形固体として得た。 【0043】4; 1H NMR (CDCl3) δ
 1.30, 1.34(s, 3H, CH3C),
 2.10 (s, 3H, CH3CO), 3.1
1(br.s, 1H, 4−OH), 3.24(d
d, 1H, J=10.5 & 15.0 Hz, 
H−3), 3.41(m, 1H, H−7), 3
.68(d, 1H, J=10.5 Hz, H−6
), 3.87(s, 3H, CH3O),3.97
(dd, 1H, J=5.0 & 9.0 Hz, 
H−9), 4.06(q,1H, J=10.5 H
z, H−5), 4.09(dd, 1H, J=6
.0 & 9.0 Hz, H−9’), 4.19(
ddd, 1H, J=5.0, 6.0 & 9.0
 Hz, H−8), 4.23(t, 1H, J=
10.5Hz, H−4), 4.55(d, 1H,
 J=5.0 Hz, 7−OH), 5.67(d,
 1H, J=10.5 Hz, NH), 7.2−
7.5(m, 5H,  芳香族プロトン.). 【0044】(例4) 4→5 4(770mg,1.6 mmol )、無水酢酸(8
.0ml)、ピリジン(15ml)の混合溶液を、60
℃で5時間撹拌した。反応液を濃縮し、残渣をアセトン
−ヘキサン(2:3)を溶出溶媒としてカラムクロマト
グラフィーに供し、5(870mg,  1.6 mm
ol ,96%)を無色不定形固体として得た。 【0045】5; 1H NMR (CDCl3) δ
 1.32, 1.37(s, 3H, CH3C),
 1.91, 2.09, 2.11(s, 3H, 
CH3CO), 3.34(dd, 1H, J=10
.5 & 15.0 Hz, H−3), 3.84(
dd,1H, J=7.5 & 8.5 Hz, H−
9), 3.92(s, 3H, CH3O), 3.
95(dd, 1H, J=7.5 & 8.5 Hz
, H−9’), 4.12(dd, 1H, J=2
.0 & 10.5 Hz, H−6), 4.19(
q, 1H, J=7.5Hz, H−8), 4.3
1(q, 1H, J=10.5Hz, H−5), 
5.10(td, 1H, J=2.0 & 7.5 
Hz, H−7), 5.42(d, 1H, J=1
0.5 Hz, NH), 5.52(t, 1H, 
J=10.5 Hz, H−4), 7.2−7.5(
m, 5H,芳香族プロトン.).【0046】(例5
) 5→6 5(870mg,1.6 mmol )を80%酢酸水
溶液(20ml)に溶解し50℃で3時間撹拌した。反
応液を濃縮し、残渣を、アセトン−ヘキサン  (1:
1)を溶出液としてカラムクロマトグラフィーに供し、
6(660mg,1.3 mmol ,82%)を無色
不定形固体として得た。 【0047】6; 1H NMR (CDCl3) δ
 1.91, 2.09, 2.17(s,  3H,
 CH3CO), 3.35(dd, 1H, J=1
0.5 & 15.0 Hz, H−3), 3.47
(dd, 1H, J=2.5 & 12.5, H−
9), 3.63(m, 1H, H−9’),3.8
1(m, 1H, H−8), 3.94(s, 3H
, CH30), 4.27(dd, 1H, J=2
.0 & 10.5 Hz, H−6), 4.38(
q, 1H, J= 10.5 Hz, H−5), 
4.78(td, 1H, J=2.0& 9.5 H
z, H−7), 5.52(t, 1H, J=10
.5 Hz, H−4), 5.55(d, 1H, 
J=10.5 Hz, NH), 7.2−7.5(m
, 5H,芳香族プロトン.).【0048】(例6) 6→7 7(660mg,1.3 mmol )のピリジン(7
.0ml)溶液に、−20℃で、アセチルクロリド(0
.12ml,1.7 mmol )を滴下し、30分間
撹拌した。反応液を濃縮し、残渣を酢酸エチル水で溶解
し、その溶液を、水、飽和塩化ナトリウム水溶液を用い
て洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、
濃縮した。残渣をアセトン−ベンゼン(1:2)を溶出
液としてカラムクロマトグラフィーに供し、7(500
mg,0.89 mmol,70%)を無色不定形固体
として得た。 【0049】7; 1H NMR (CDCl3) δ
 1.91, 2.09, 2.09, 2.12(s
, 3H, CH3CO), 2.92(br. s,
1H, OH), 3.37(dd, 1H, J=1
0.5 & 15.0 Hz, H−3), 3.93
(s, 3H, CH3O), 4.0−4.15(m
, 3H, H−8, H−9 & H−9’), 4
.32(dd, 1H, J=2.0 & 10.5 
Hz, H−6), 4.35(q, 1H, J=1
0.5 Hz, H−5), 5.06(br.d, 
1H, J=9.0 Hz, H−7), 5.51(
t, 1H, J=10.5 Hz, H−4), 5
.88(d, 1H, J= 10.5 Hz, NH
), 7.2−7.5(m,5H,芳香族プロトン.)
. 【0050】(例7) 3→8 3(30mg,0.069  mmol )のピリジン
(0.30ml)溶液にトリチルクロリド(25mg,
0.090mmol)を加え、60℃で撹拌した。2.
5時間後に無水酢酸を加え、60℃で2時間撹拌した。 反応液を濃縮し、残渣を酢酸エチルに溶解し、5%炭酸
水素ナトリウム水溶液、水、飽和塩化ナトリウム水溶液
で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後
、濃縮した。残渣をアセトン−ヘキサン(1:2)を溶
出溶媒としてカラムクロマトグラフィーに供し、8(4
0mg,0.050 mmol, 73%)を無色油状
物質として得た。 【0051】8; 1H NMR(CDCl3) δ 
1.92, 2.09, 2.10, 2.19 (s
, 3H, CH3CO), 2.82(br.s, 
1H, OH), 3.33(dd, 1H, J=1
1.0 & 15.5 Hz, H−3), 3.50
(br.d, 1H, J=12.5 Hz, H−9
), 3.75(m, 1H, H−9’), 3.9
1(s, 3H, CH3O), 4.21(dd, 
1H, J=1.5 & 11.0 Hz, H−6)
, 4.37(q, 1H, J=11.0 Hz, 
H−5), 5.04(td, 1H,J=2.5 &
 10.0 Hz, H−8),5.13(td,1H
, J=1.5 & 10.0 Hz, H−7), 
5.45(t, 1H, J=11.0 Hz, H−
4), 5.58(d,1H, J=11.0 Hz,
 NH), 7.2−7.5(m, 5H,芳香族プロ
トン.).【0052】(例8) 8→9 8(35mg,0.044  mmol )を90%酢
酸水溶液(3.5ml)に溶解し、60℃で1.5時間
撹拌した。反応液を濃縮し、残渣を、アセトン−ヘキサ
ン(1:1)を展開溶媒として薄層クロマトグラフィー
に供し、9(17mg,0.030  mmol ,7
0%)を無色油状物質として得た。 【0053】9; 1H NMR(CDCl3) δ 
1.82, 1.88, 2.06, 2.12 (s
, 3H, CH3CO), 3.09(dd, 1H
, J=6.0 & 11.0 Hz, H−9), 
3.12(dd, 1H, J=3.0 & 11.0
 Hz, H−9’), 3.30(dd, 1H, 
J=10.5 & 15.5 Hz, H−3), 3
.91(s, 3H, CH3O), 4.18(q,
 1H, J=10.5 Hz, H−5), 4.2
7(dd, 1H, J=1.5 & 10.5 Hz
, H−6), 5.27(td, 1H, J=1.
5 & 8.0 Hz, H−7), 5.37(dd
d, 1H, J=3.0, 6.0 & 8.0 H
z, H−8), 5.39(d, 1H, J=10
.5Hz, NH), 5.48(t, J=10.5
 Hz, H−4), 7.2−7.5(m, 20H
, 芳香族プロトン.).【0054】(例9) 1+9→10 1(33mg,0.053  mmol )、9(15
mg,  0.027 mmol)、無水リン酸二ナト
リウム(40mg)、モレキュラーシーブス3A(60
mg)のアセトニトリル(0.20ml)懸濁液に、室
温で、トリフルオロメタンスルホン酸銀(27mg,0
.11mmol )のトルエン(0.20ml)溶液を
加えた後、室温で12時間、その後、60℃で17時間
撹拌した。反応液をセライトを用いて濾過し、酢酸エチ
ルで洗浄した。濾液を5%チオ硫酸ナトリウム水溶液、
5%炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和塩化ナトリウ
ム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾
燥した後、濃縮し、残渣をベンゼン−アセトン(3:1
→2:1)を溶出溶媒としてカラムクロマトグラフィー
に供し、10(14mg,0.012  mmol ,
45%)を無色油状物質として得た。 【0055】10; 1H NMR(CDCl3) δ
 1.85, 1.88, 2.03, 2.04, 
2.05, 2.06, 2.07, 2.07, 2
.07, (s, 3H, CH3CO), 3.22
(d, 1H, J=11.0 Hz, H−3), 
3.33(dd, 1H, J=11.0 & 15.
5 Hz,■−3), 3.69(dd, 1H, J
=7.0 & 11.0 Hz,■−9), 3.86
(s, 3H, CH3O), 3.87(dd, 1
H, J=3.5 & 11.0 Hz, ■−9’)
, 3.95(s, 3H, CH3O), 4.06
(dd, 1H, J=5.5& 11.5 Hz, 
H−9), 4.19(dd, 1H, J=1.5 
& 10.5 Hz,■−6), 4.19(q, 1
H, J=10.0Hz, H−5), 4.25(b
r.d, 1H, J=10.0 Hz, H−6),
 4.27(dd, 1H, J=2.5 & 11.
5 Hz,H−9’), 4.29(q, 1H, J
=10.5 Hz, ■−5), 5.06(td, 
1H, J=1.5 & 7.0 Hz, ■−7),
 5.25−5.31(m, 3H, H−7, H−
8 & ■−8), 5.31(dd, 1H, J=
10.0  & 11.0 Hz, H−4), 5.
46(dd, 1H, J=10.5  & 11.0
Hz, ■−4), 5.47(d, 1H, J=1
0.5 Hz, ■−NH), 5.65(d, 1H
, J=10.0 Hz, NH), 7.2−7.6
(m, 10H, 芳香族プロトン.). 【0056】(例10) 1+7→11 1(440mg,0.71 mmol )、7(200
mg,0.36 mmol )、無水リン酸二ナトリウ
ム(400mg)、モレキュラーシーブス4A(400
mg)の塩化メチレン(1.5ml)懸濁液に、0℃、
暗所で、トリフルオロメタンスルホン酸銀(180mg
,  0.70 mmol )のトルエン(1.0ml
)溶液を滴下し、室温で30時間撹拌した。さらにトリ
フルオロメタンスルホン酸銀(100mg,0.40 
mmol )のトルエン(0.50ml)溶液を滴下し
、40℃で20時間撹拌した。反応液をセライトを用い
て濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を、5%チオ硫
酸ナトリウム水溶液、5%炭酸水素ナトリウム水溶液、
水、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無
水硫酸ナトリウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をアセ
トン−ベンゼン(2:1→1:1)を溶出溶媒としてカ
ラムクロマトグラフィーに供し、11(200mg,0
.18 mmol ,49%)を無色不定形固体として
得た。さらに、エーテル−ヘキサンを用いて粉体化し、
無色粉体を得た(190mg,0.17 mmol ,
46%)。 【0057】11; 1H NMR(CDCl3)  
 δ 1.87, 1.88, 2.00,  2.0
0, 2.03, 2.07, 2.08, 2.10
,2.12(s, 3H, CH3CO), 3.27
(d, 1H, J=11.0 Hz, H−3), 
3.30(dd, 1H, J=11.0 & 15.
0 Hz, ■−3), 3.84(br.d, 1H
, J=11.0Hz, H−9), 3.90(s,
 3H, CH3O), 3.97(s, 3H, C
H3O), 3.99(dd, 1H, J=6.5 
& 12.0 Hz, ■−9), 4.06(m, 
1H, H−9’), 4.09(q, 1H, J=
10.5 Hz, H−5), 4.11(q, 1H
, J=10.5 Hz,   ■−5), 4.30
(dd, 1H, J=1.5 & 10.5 Hz,
  ■−6), 4.31(m, 1H, H−6) 
,4.56(dd, 1H, J=3.0 & 12.
0 Hz,■−9’), 4.84(ddd, 1H,
 J=3.0, 4.0 & 6.5 Hz,  ■−
8) ,5.27−5.31(m, 2H, H−7 
& H−8), 5.32(dd, 1H, J=10
.5 & 11.0 Hz, H−4),5.38−5
.44(m, 2H,■− 7 &NH), 5.53
(dd, 1H, J=10.5 & 11.0 Hz
, ■−4), 5.73(d, 1H, J=10.
5 Hz, ■−NH), 7.2−7.5(m, 1
0H,   芳香族プロトン.).   【0058】(例11) 11+12→13 トリフルオロメタンスルホン酸銀(23mg,0.08
9 mmol)、二塩化スズ(17mg,0.089 
mmol)、無水リン酸二ナトリウム(50mg)、モ
レキュラーシーブスAW300(100mg)のアセト
ニトリル懸濁液に、室温で30分攪拌した後、12(3
4mg,0.053  mmol )加え、2 時間攪
拌し、さらに、11(50mg,0.044 mmol
 )を加え、室温で2日間攪拌した。反応液を酢酸エチ
ルで希釈し、セライトを用いて濾過し、酢酸エチルで洗
浄した。 濾液を飽和硫酸ナトリウム水溶液、5%重曹水、飽和食
塩水で順次洗浄し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥
した後、濃縮した。残渣をアセトン−ヘキサン(1:1
)を展開溶媒として薄層クロマトグラフィーに供し、1
3(30mg, 39%)を無色不定形固体として得た
。 【0059】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  下記の式(I)で示される糖脂質合成
    中間体 【化1】 (式中、R1はアルキル基を示し、R2及びR3は各々
    独立に保護基で保護された水酸基又は遊離の水酸基を示
    し、R4及びR5は独立に保護基で保護された水酸基又
    は遊離の水酸基を示すか、両者は合して酸素原子ととも
    に環状ジエーテルを形成してもよい。Phはフェニル基
    を示し、Acはアセチル基を示し、X1はハロゲン原子
    を示す)。
  2. 【請求項2】  下記の式(II)で示される糖脂質合
    成中間体 【化2】 (式中、R11は各々独立にアルキル基を示し、R12
    は各々独立に保護基で保護された水酸基又は遊離の水酸
    基を示し、X2はハロゲン原子を示す)。
  3. 【請求項3】  下記の式(III)で示される糖脂質
    合成中間体 【化3】 (式中、R21は各々独立にアルキル基を示し、R22
    は各々独立に保護基で保護された水酸基又は遊離の水酸
    基を示し、X3はハロゲン原子を示す)。
  4. 【請求項4】  下記の式 (IV) で示される糖脂
    質合成中間体 【化4】 (式中、R31は各々独立に保護基で保護された水酸基
    又は遊離の水酸基を示し、R32は各々独立にアルキル
    基を示し、R33は各々独立に保護基で保護された水酸
    基又は遊離の水酸基を示す)。
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