JPH024801A - 新規なスフィンゴ糖脂質関連化合物及びその製造法 - Google Patents

新規なスフィンゴ糖脂質関連化合物及びその製造法

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JPH024801A
JPH024801A JP15587888A JP15587888A JPH024801A JP H024801 A JPH024801 A JP H024801A JP 15587888 A JP15587888 A JP 15587888A JP 15587888 A JP15587888 A JP 15587888A JP H024801 A JPH024801 A JP H024801A
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acetyl
galactopyranosyl
benzyl
reaction
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JP15587888A
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Tomoya Ogawa
智也 小川
Yukinari Ito
幸成 伊藤
Susumu Sato
進 佐藤
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Sankyo Co Ltd
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規なフコース置換ラクト系列スフィンゴ糖
脂質関連化合物及びその製造法に関する。
〔従来の技術〕
分化抗原の1つである5SEA−1抗原(Stage−
specific Embryonic Antige
n)は、1978年、ツルター(Solter)とノウ
ルズ(Knowles)等(デイ−・ツルクー及びビー
・ビー・ノウルズ: Proc。
Natl、Acad、Sci、 [JSA、+ 75.
5565〜5569.1978)が、マウスのテラトカ
ルチノーマ細胞F9を同系マウスに免疫して得たモノク
ローナル抗体が認識する抗原である。その構造は非還元
末端に抗原決定基としてLeX構造を有したフコース置
換ラクト系列スフィンゴ糖脂質であることが、1982
年、箱守等〔アールーカンナギ、イー・ターデルマン、
ニス・ビー・レベツー及びニス・ハコモリ (R,Ka
nnagi、 E、 Nudelman、S、B、Le
veryand  S、  Hakomori)  :
   J、  Biol、  Cheml   2 5
 7 .14865〜14874.1982; アール・カンナギ、イー・ターデルマン及びニス−ハコ
モリ(R,Kannagi、 E、 Nudelman
、 andS、 Hakcmori) :  Proc
、 Natl、 Acad、 Sci、 tlsA、。
T9:3470〜3474.1982)により、明らか
にされた。
これらは当初考えられていた、単一な抗原分子ではなく
、そのN−アセチルラクトサミン構造の活発な延長と、
フコシル化の程度により、多種多様な糖鎖群を形成し、
各種ガン組織から、ガン関連糖脂質として単離されて来
た。〔エッチ・ジェイ・ヤング及びニス・ハコモリ(1
,J、 Yang andS、 Hakomori) 
:  J、Biol、Chem、、 246.1192
.1971:ニス・ハコモリ、イー・ターデルマン、ニ
ス・ビー・レベツー及びアール・カンナギ(S。
Hakomori、 E、 Nudelman、 S、
 B、 Levery and R。
Kannagi) :  J、 Biol、 Chem
、+ 259.4672.1982、ワイ・フクシ、ニ
ス・ハコモリ、イー・ターデルマン及びエヌ・ニー・コ
チラン(Y。
Fukushi、 S、 Hakomori、 E、 
Nudelman and N、 A。
Cochran) : 259.4681〜4685.
1984゜〕 本発明者らはこうした5SEA−1抗原群の基本構造と
もいえる5娠残基からなる Galβ1→4 G 1 c N A cβ1−=3Galβ1−4G1
cβ 1−=CerFucαl→3 の合成に成功している。
〔発明が解決しようとする課題〕
さらに、高次にガン化と密接に関連していると思われる
、Lexをくり返し構造として有した11塘残基からな
る糖脂質 なスフィンゴ糖脂質関連化合物及びその製造法を提供す
ることである。
〔課題を解決するための手段〕
i)生里星上二主ユ 本願第1の発明は、次の一般式で表されるスフィンゴ糖
脂質関連化合物(1〕を提供するものである。
の精密合成は、これら、ガン関連糖鎖の生化学的役割の
解明を有機化学的見地から、推進する上で必要不可欠で
あり、またこれらの糖脂質は将来的には、診断、治療等
への応用が期待されるなど、意義のあるものである。
本発明の目的は、この11糖残基からなる新規〔但し式
中、R1は−Ac又は水素原子であり、R2は−Bn又
は−Acであり、R3は−N Ph th又は−NHA
cであり、R4は−A C%  B n %H 一αCCC1゜ である。〕 ii )木皿玉l■発所 また本願第2の発明は、下記の(a)〜(e)の少なく
とも1つの工程を含むことを特徴とする請求項(1)記
載のスフィンゴ糖脂質関連化合物H)の製造法を提供す
るものである。
(a)  化合物(’137)に化合物(126)を反
応せしめて化合物(13B)を製造する工程。
011” q≧ [bl  化合物(138)をヒドラジン処理して脱フ
タロイル化し、次いでアセチル化して、化合物(139
)を製造する工程。
(C) 化合物(139) を脱ベンジル化し、 次いでアセ チル化して化合物(140) を製造する工程。
tdl  化合物(140)をヘミアセクール化した後
、ハロゲン化アセトニトリルで処理してイミデート化し
、化合物(141)を製造する工程。
化合物(141) にセラミド化合物(39)を反応 させて、 化合物(142) を製造する工程。
111)脇」プ憂丸哩 本明細書中で使用される記号及び略号の意味するものは
、次の通りである。
−Me   ・・・メチル基 −Et   ・・・エチル基 ph   ・・・フェニル基 ph th  ・・・フタロイル基 −Bn   ・・・ベンジル基 −・   ・・・O−ベンジル基 Ac   ・・・アセチル基 Bu   ・・・ブチル基 −’Bu   ・・・ターシャリ−ブチル基THF  
 ・・・テトラヒドロフランTMSOTf  ・・・ト
リメチルシリルトリフレート4−t)MAP  ・・・
4−ジメチルアミノピリジンDMSO・・・ジメチルス
ルホキシド DBU    ・・・ジアザビシクロウンデセン1v)
FIの工の 心 ′ 以下、本発明の(a)〜(elの各工程において用いる
ことのできる反応条件について、各工程毎に例示列挙す
る。
工程(al 反応例 :化合物(137) + (126)−(13
8)。
反応剤 :化合物(126)。
?容 媒 :クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロ
エタン、トルエン、THF等。
触媒: B F *・EtzO2TMSOTf等。
反応温度ニー20〜60°C0 反応時間:5分間〜1日間。
工程Cb) 反応例 :化合物(138) −(139)。
イ)脱フタロイル化 反応剤 :ヒドラジン等。
溶 媒 :メタノール、エタノール等の低級アルコ−J
し。
反応温度ニ〇〜120℃。
反応時間25分間〜2日間。
口)アセチル化 反応剤 :無水酢酸。
溶 媒 ;クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエ
タン、ピリジン、THF等。
触 媒 :ピリジン、4−DMAP等。
反応温度ニー10〜80℃。
反応時間:30分間〜2′8間。
工程(C) 反応例 :化合物(139)−(140) 。
イ)脱ベンジル化 反応剤 :水素による接触還元。
溶 媒 :メタノール、エタノール、酢酸等。
触媒=10%Pd−C,5%Pd−Ba5O−15%p
t−c等。
反応温度:0〜100℃。
反応時間:1時間〜3日間。
口)アセチル化 反応剤 :無水酢酸。
溶 媒 :クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエ
タン、ピリジン、”l’ )(F等。
触 媒 :ビリジン、4−DMAP等。
反応温度ニー10〜80℃。
反応時間:30分間〜2日間。
工程fd+ 反応例 :化合物(140) −(141)。
イ)ヘミアセクール化 反応剤 :ヒドラジン・酢酸。
溶 媒 : DMF、DMSOlTHF、ジオキサン等
反応温度ニー10〜100℃。
反応時間:5分間〜1日間。
口)イミデート化 反応剤 ニトリクロロアセトニトリル等。
溶 媒 :クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエ
タン、トルエン、THF等。
触媒:DBU等。
反応温度ニー20〜60℃。
反応時間:5分間〜1日間。
工程(e) 反応例 :化合物(141) +(39) −(142
) 。
反応剤 :化合物(39)。
溶 媒 :クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエ
タン、トルエン、THF等。
触媒:BF3・Etz OlTMSOTf等。
反応温度ニー20〜60°C6 反応時間:5分間〜1日間。
■) ましい  ピ・の11 次に本発明に用いる原料化合物(126)及び(137
)を公知化合物〔2〕から合成する経路と本発明の合成
経路の好ましい実施態様の1例を、順にスキーム1〜ス
キーム8に示して説明する。
尚、併せて8tJ!糖鎖のセラミド化の経路についても
示す。
イ)8糖糖鎖の合成とセラミド化 まず、逆合成分析法(スキーム1)に従って、糖脂質〔
9〕を糖鎖部分〔10〕とセラミドシントン〔5〕とに
切断し、8P!残基〔10〕は、更に、Le”ターミナ
ルシントン〔1〕と5糖性受容体〔11〕とに分解した
。5糖性受容体〔11〕は、Le”インターナルシント
ン〔2〕とラクトースシントン〔4〕との反応により達
成されるものと考えられた。
糖受容体としてのラクトース誘導体としては、a;2位
ベンジルラクトースHA 4体(19)b;2位ピバロ
イルラクトース誘導体(105)各々を用い、併行して
反応を進めることにより、セラミドとのカップリング反
応における2位ピバロイル基の効果を明確に比較検討す
ることができるものと考えられた。
そこで、LeXインク−ナルシントン〔2〕としては、
イミデート供与体(96)を用い、ラクトース誘導体(
19)及び(105)との反応は、ジクロロエタン中、
三フッ化ホウ素エチルエーテル錯体(BFi、EhO)
を触媒として行われ、5糖性誘導体(124)  (a
 ; 51.1%、b;52.8%)を得ることができ
る。収率に関しては全く差異は認められない、ラクトー
ス誘導体はその反応点周辺の立体環境から反応性の低い
ことが予想され、この際、イミデートが1.2−脱離し
たデヒドロ体(125)がいずれの場合にも副生じてく
る(a;17.5%、b;13.0%)、このものの構
造は、’H−NMRにおいて、H−1aシグナルがδ□
;6.714にジグレフトとして観測され、また、”C
−NMRにおいて、C−2aシグナルがδ。
;107.655と低磁場シフトしており、通常観測さ
れるδ。;55.0付近にシグナルが見られないことに
より決定される。
続いて、5糖性受容体(126)a、 bとLeXター
ミナルシントン〔1〕であるイミデート(17)との反
応を説明する。
3.4−ジオール誘渾体に対するLeX供与体の3位選
択性は、既に、いくつかの例で確立されている。
反応は、ジクロロエタン中、三フフ化ホウ素エチルエー
テル錯体(B F x、 Etz O)を触媒として行
われ、8糖性誘導体(127)  (a ; 77.8
%、b;61.3%)を得ることができる。精製はいず
れも最初に、ゲル濾過法(Bio−beads 5−X
2、ベンゼン 展開)を用いて行われ、8糖区分として
得られた分画からは、(127)のみが得られ、異性体
は全く検出されない。また、同時に、デヒドロ体(12
8) (12,0%)が単離される。このものの構造も
、’H−NMRにおいて、H−4aシグナルがδイ ;
6.686にシングレットとして観測されることにより
確認される。
(127)  aSbの構造は、脱フタロイル化後、ア
セチル化して得られる(129)  (1; 86.3
%、b;76.5%)の’H−NMRにおいて明らかで
ある。即ち、(129a)では、δs  ;5.447
  (H−4d、 J−3,3[(z)及びδy  ;
5.278 (84g−J=3.0Hz)に、また、(
129b)では、δHi 5.446(H−4d、 J
=3.3Hz)及びδ*i5.275(H−4g、 J
=3.3Hz)にガラクトース4位の特徴的なシグナル
が各々ダブレットとして観測されることにより決定され
る。
以後、糖供与体へと変換後、セラミドとのカンプリング
反応を説明する。
スキーム4 (129)  a、 bは、水素ガス雰囲気下、10%
パラジウム−炭素を触媒として脱ベンジル化後、無水酢
酸/ピリジン/4−ジメチルアミノピリジンにより完全
アセチル体(130)  (a ; 78.0%、b;
84.0%)へと変換する。(130)  a、 bは
、常法(ヒドラジン酢酸塩)により、ヘミアセタールと
した後、トリクロロアセトニトリル/DBU処理により
、イミデート(131)  (a ; 72.5%、b
、 79.1%)へと導くことができる。
ここまでの操作で、aSb両シリーズにおいて、反応は
同等に進行し、収率に著しい差異は認められず、ピバロ
イル基はベンジル基同様、恒久的保護基の如く用いられ
ることが示される。
イミデート(131)  a、 bとシリルセラミド(
39)との反応は、ジクロロエタン中、三フフ化ホウ素
エチルエーテル錯体(BFi・Et20 )を触媒とし
て行われ、8糟糠脂質誘導体(132)を各々a;4.
8% b;31.7%の収率で得ることができる。
明らかに、2位ピバロイル基がグリコジル化反応におい
て有効に作用していることが示される。
(132b)の脱シリル化は、THF中、過剰のテトラ
n−プチルアンモニウムフルオリド(LMTHF溶液)
を用いて行われる。
合成される5SEA−18糖(ジLe″) IN脂質(
133)の’H−NMRは、天然より得られた物のそれ
と良い一致が見られる。
口)11F’tJg鎖の合成とセラミド化11糖!鎖の
合成戦略としては、各シントンを還元末端から逐次積み
重ねて行く段階的合成よりも、収率的に効率のよい収斂
的合成を採択することができる。
供与体   受容体 (6)  +  (5) まず、逆合成分析法(スキーム5)に従って、糖脂質〔
12〕を糖鎖部分〔13〕と脂質部分〔5〕とに切断し
、11糖残基は、更に、6糖性供与体〔14〕と5糖性
受容体〔10〕とに分解した。5糖性受容体〔lO〕は
、既に、8糟糠脂質合成において記述したものである。
6糖性供与体〔14〕はLexターミナルシントン〔1
〕とLeXインターナルシントン〔2〕との反応により
達成されるものと考えられた。
LeX供与体としては、イミデー1−(17)を用い、
Le×受容体としては3,4−ジオール体(92)を用
いることができる。反応は、ジクロロエタン中、三フッ
化ホウ素エチルエーテル錯体(B F 5Et20)を
触媒として行われ、6糖性誘導体(134)を60.4
%の収率で得る。精製は最初、ゲル濾過法(Bio b
eads 5−X2、ベンゼン 展開)を用いて行われ
、6糖区分として得られた分画からは、(134)のみ
が得られ、異性体は全く検出されない。
ここにおいても、LeX供与体の3位選択性が実証され
るわけである。
(134)の構造は、アセチル化して得られた(135
)(91,5%)の’H−NMRにおいて、ガラクトー
ス4位プロトンの特徴的なシグナルがδ□ ;5.40
9  (J=3.6Hz)及びδo;5.262(J=
 3.3 Hz)に観測されることにより確認すること
ができる。
(135)は次に、糖供与体へと変換すべく、脱アリル
化される。
まず、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム ク
ロリド/1,4−ジアザビシクロ(2,2゜2〕オクタ
ン(Dabco)により異性化し、続いて、含水アセト
ン中、塩化水銀/酸化水銀により加水分解して、ヘミア
セクール(136) (84,4%)へと変換する。こ
のものは、トリクロロアセトニトリル/DBUで処理し
、6糖性供与体である。イミデート(137)  (8
1,4%)へと導かれる。
6糖残基を供与体としたグリコジル化反応では、その3
次元構造における複雑化、巨大化による反応点の遮蔽等
、反応性の低下が予想される。
6糖性供与体であるイミデー) (137)と5糖性受
容体であるジオール(126)との反応は、ジクロロエ
タン中、三フッ化ホウ素エチルエーテル錯体(BF、・
Et20 )を触媒として行われ、11糖性誘導体(1
38)を36.1%と低収率ながら単離することができ
る。精製はデフ1/濾過法及びカラムクロマトグラフィ
ーにより丹念に行われ、この際、異性体は検出されない
。(138)の構造は、脱フタロイル化後、アセチル化
して得られる(139) (76,0りの’H−NMR
において、6M  ;5.452 (J=3.3Hz)
 、5.357 (J=3.3)1z)及び5.280
(J=3.3Hz)にガラクトース4位プロトンの特徴
的なシグナルが観測されることにより確認することがで
きる。
(139)は、水素ガス雰囲気下、10%パラジウム−
炭素を触媒として脱ベンジル化後、無水酢酸/ピリジン
/4−ジメチルアミノピリジンにより、完全アセチル体
(140)  (54,6%)へと変換することができ
る。続いて、(140)は常法(ヒドラジン酢酸塩)に
より、ヘミアセタールとした後、トリクロロアセトニト
リル/DBU処理により、イミデート(141)  (
71,8%)へと導くことができる。
イミデー) (141) とシリルセラミド(39)と
の反応は、ジクロロエタン中、三フッ化ホウ素エチルエ
ーテル錯体(BF、・Et20)を触媒として行うこと
ができる。反応が極小スケールであり、糖供与体がxl
F[鎖と巨大であるが目的とする11糖糖脂質誘導体(
142)を6%の収率で単離することができる。
〔発明の効果〕
本発明のスフィンゴ糖脂質関連化合物は、ガン関連糖鎖
の生化学的役割の解明を有機化学的見地から推進するた
めに必要不可欠なものであり、将来的には、診断、治療
等への応用が期待される。
また本発明のスフィンゴ糖脂質関連化合物の製造方法に
よって、スフィンゴ糖脂質関連化合物を収率よく製造す
ることができる。
〔実施例〕
次に参考例及び実施例によって本発明を更に具体的に説
明する。
参考例1 化合物(127) a、すなわち、 ベンジル O−(2,3,4,6−チトラー〇−アセチ
ルーβ−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−0−
((2,3,4−MJ−0−Cンジルーα−L−フコピ
ラノシル)−(1−3))−O−(6−0−ベンジル−
2−デオキシ−2−フタルイミトーβ−D−グルコピラ
ノシル)−(1→3)−0−(2,6−ジーO−ベンジ
ル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1−4) −〇
−((2,3,4−)ソー0−ベンジルーα−L−フコ
ピラノシル)−(1−3))−0−(6−0−ベンジル
−2−デオキシ−2−フタルイミド−β−D−グルコピ
ラノシル)−(1→3)−〇−(2,4,6−)ジ−0
−ベンジルーβ−D−ガラクトピラノシル)−(1→4
)−2,3,6−トリー〇−ベンジルーβ−D−グルコ
ピラノシドの合成。
アルゴンガス雰囲気下、化合物(126) a 211
mg (0,10mM)及び化合物(17) 182m
g (0,14mM)をジクロロエタン7IIllに溶
解し、事前に十分乾燥したモレキュラーシーブ(AW、
300)500mgの入った褐色二種フラスコに注入し
た。
水冷下、これに、BF、・Et、0 30μ!・(0,
25mM)を注入し、1時間攪拌した。トリエチルアミ
ンを加え反応終了後、不溶物をセライトより濾去し、濾
液を水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、硫酸
マグネシウムにて乾燥し、溶媒を留去した。残渣をゲル
濾過法(Bio−beads S −X 2、ベンゼン
 展開)及びシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ト
ルエン/酢酸エチル=4/1 展開)にて精製し化合物
(127) a  252mg (Y。
77.8%)及び化合物(128)  20.0mg 
(Y、 12.0%)を得、化合物(126)a  1
4mg (Y、 6.6%)を回収したつ Rf=0.72()ルエン/酢酸エチル=2/1)〔α
)o  27.4° (C=0.92、CHCj!3)
元素分析値 C17,旧28Nt04.・H2O=32
59.707理論値 C;70.38  H;6.18
  N;0.86実測値 C、70,07H; 6.0
9  N 、 0.96’ HN M R(CD Cl
 3)δ;7.41〜6.79 (m、  93 H,
芳香族H)5.316 (d、  LH,H−1f、 
 J=8.31(z)5.236 (d、  IH,H
−4h、  J=2.7Hz)5.148 (d、  
IH,H−1c、  J=8.3)1z)5.008 
(dd、IH,H−2h、J=8.3゜10.3Hz)
  1.999. 1.982. 1.947゜1.8
24 (4s、12H,^c)  1.194(d、3
H,H−6g、J=6.4Hz)0.999 (d、3
H,H−6e、J=6.4Hz)H3ONMR(CDC
J a)δ: 169.851.169.634.168.446.1
67.849 (C=O)  102.402、101
.643、99.961、99.584.98.934
.97.469(C−1)   57.106.56.
510  (C−2c、  f)   21.347.
20.371  (COCH,)   16.687 
 (C6e、g) 参考例2 化合物(127) b、すなわち、 ベンジル O−(2,3,4,6−チトラー〇−アセチ
ルーβ−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−0−
((2,3,4−)ツー0−ベンジルーα−L−フコピ
ラノシル)−(1→3)〕−O−(6−0−ベンジル−
2−デオキシ−2−フタルイミド−β−D−グルコピラ
ノシル)−(1−3)−0−(2,6−ジー0−ベンジ
ル−β−D−ガラクトピラノシル)−(1−4)−0−
((2,3,4−)ソー0−ベンジルーα−L−フコピ
ラノシル) −(1−3) ) −0−(60−ベンジ
ル−2−デオキシ−2−フタルイミド−β−D−グルコ
ピラノシル)−(1→3)−〇−(2,4,6−トリー
〇−ベンジルーβ−D−ガラクトピラノシル)−(1→
4)−3,6−ジー0−ベンジル−2−0−ピバロイル
−β−り一グルコビラノシドの合成。
アルゴンガス雰囲気下、化合物(126) b 780
mg (0,37mM)及び化合物(17) 577 
mg (0,447mM)をジクロロエタン20mj!
に溶解し、事前に十分乾燥したモレキュラーシーブ(A
W、300)3gの入った褐色二径フラスコに注入した
。水冷下、これに、BFz・EtzO30pH(0,2
5mM)を注入し、1時間攪拌した。トリエチルアミン
を加え反応終了後、不溶物をセライトより濾去し、濾液
を水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、硫酸マ
グネシウムにて乾燥し、溶媒を留去した。残渣をゲル濾
過法(Bio−beads S −X 2、ベンゼン 
展開)及びシリカゲルカラムクロマトグラフィー(トル
エン/酢酸エチル= 4 / 1  展開)にて精製し
、化合物(127) b  734mg (Y。
61.3%)を得化合物(126) b  166mg
 (Y。
21.2%)を回収した。
Rr =0.37 ()ルエン/酢酸エチ、nz=4/
1)〔α)、−28,0° (C=0.82、CHCj
l’、)元素分析値 C+aqHz。。N2O2,=3
235.685理論値 C; 70.16  H、6,
23N ; 0.86実測値 C; 70.20  H
; 6.20  N ; 0.83’HNMR(CDC
j2z)δ ; 7.39〜6.80 (m、  88 H,芳香族H)
5.316  (d、  IH,H−1f、  J=8
.5Hz)5.233  (d、  L H,H−4g
、  J=3.3Hz)5.140  (d、  LH
,H−1c、  J=8.2Hz)1.999.1.9
81,1.948.  1.819(4s、  12H
,Ac)   1.194  (d、  3H。
H−6h、  J =6.4Hz)   0.994 
 (d、  3H。
H−6e、  J=6.1Hz)   1.089  
(s、  9H。
CH3ピバロイル) 皿’C−NMR(CD(/!、)  δ :176、1
97.169.634.169.478.168.28
2.167.632.167.311(C=O)   
102.454.101.426.99、476.98
..770.97.361 (C−1)56、998.
56.294  (C−2c、g)26.873(CH
,ピバロイル)   20.209(COCHz)  
  16.525  (C−6e、  h)参考例3 化合物(129) aすなわち、 ヘンシルO−(2,3,4,6−テトラ−0−アセチル
ーβ−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−0−(
(2,3,4−)ツー0−ベンジルーα−L−フコピラ
ノシル)−(1−3))−〇−(2−アセトアミド−6
−〇−ベンジルー2−デオキシーβ−D−グルコピラノ
シル)−(1→3)−0−(4−0−アセチル−2,6
−ジー0−ヘンシル−β−D−ガラクトピラノシル)−
(1→4)−0−((2,3,4−)リー〇−ベンジル
ーα−L−フコピラノシル)−(1−3))−O−(2
−アセトアミド−6−〇−ベンジルー2−デオキシーβ
−D−グルコピラノシル)(1−3)−0−(2,4,
6−ト’)−0−ベアジル−β−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1→4)−2,3,6−トリー〇−ベンジルー
β−D−グルコピラノシドの合成。
化合物(127) a 252mg (0,077mM
)を2%ヒドラジン−エタノール溶液20m1に溶解し
、終夜還流攪拌した。溶媒を留去し、残渣を無水酢酸/
ピリジン/ 4−DMAP (2m172 m1/触媒
ff1)に溶解し、室温にて6時間攪拌した。反応終了
後、反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和重曹水、
希塩酸、飽和食塩水にて順次洗浄後、硫酸マグネシウム
にて乾燥し、溶媒を留去した。残渣をカラムクロマトグ
ラフィー(トルエン/酢酸エチル=1/1 展開)にて
精製し、化合物(129)a  208mg(Y、86
.3%)を得た。
Rf=0.43()ルエン/酢酸エチル= 1/1)〔
α〕。−30,9° (C=1.10、CHCj!s)
元素分析値 C+s+ll+qsNz04a・H,O=
3123.597理論値 C; 69.60  H: 
g、45  N ; 0.89実測値 C; 69.2
7  H、6,43N ; 0.84’H−NMR(C
DCP、)δ; 7.42〜7.06 (m、  85 H,芳香族H)
5.501  (d、LH,NH)  5.447 (
d。
IH,H−4d、J=3.3)1z)  5.419 
(d。
LH,NH,)   5.278  (d、  LH,
H−4h、  J=3.O[lz)   2.019.
 1.947゜1.934. 1.862. 1.83
2. 1.469゜1.266  (7s、  21H
,Ac)   1.170(d、  3H,H−6e、
  or  h、  J=6.4112)1.1 1 
4  (d、  3H,1l−6h、  or  e、
  J=6.4Hz) 13C−NMR(CDCβ3)δ : 169゜747、169.366、168.828、(
C=O)   102.454、101.102.99
、745.97.469.96.8 19  (C−1
)59.111、 56.889  (C−2c、  
f)22、972、21.401、20.859.20
.534(COCH:l)   17.121゜16.
741  (C−6e、  h)参考例4 化合物(129) bすなわち、 ヘンジ/L/  O−(2,3,4,6−テトラ−0−
アセチルーβ−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)
−0−[(2,3,4−トリー〇−ベンジルーα−L−
フコピラノシル)−(1→3)〕−O−(2−アセトア
ミド−6−〇−ベンジルー2−デオキシーβ−D−グル
コピラノシル)=(1→3)−0−(4−0−アセチル
−2,6−ジー0−ベンジル−β−D−ガラクトピラノ
シル)−(1−4)−0−((2,3,4−トリー〇−
ベンジルーα−L−フコピラノシル)−(1−3)ニー
O−(2−アセトアミド−6−0−ベンジル−2−デオ
キシ−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−0−
(2,4,6−1−ツー0−ベンジルーβ−D−ガラク
トピラノシル)−(1−4)−3,6−ジーO−ベンジ
ル−2−〇−ピバロイルーβ−D−グルコピラノシドの
合成。
化合物(127)b 711mg (0,219mM)
を2%ヒドラジン−エタノール溶液20II11に溶解
し、終夜還流攪拌した。溶媒を留去し、残渣を無水酢酸
/ピリジン/4−DMAP (4mj2/4 mll/
触媒量)に溶解し、室温にて4時間攪拌した。反応終了
後、反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和重曹水、
希塩酸、飽和食塩水にて順次洗浄後、硫酸マグネシウム
にて乾燥し、溶媒を留去した。
残渣をカラムクロマトグラフィー(トルエン/酢酸エチ
ル=1/1 展開)にて精製し、化合物(129)b 
 520mg (Y、  76.5%)を得た。
Rf=0.40()ルエン/酢酸エチル=1/1)〔α
) o  41.0”  (C=0.50、CHCl3
)元素分析値 C+ tJ2゜tNto4s =310
1.59理論値 C; 69.32  H; 6.56
  N ; 0.90実測値 C、69,15H、6,
57N 、 0.94’HNMR(CDCj2z)δ; 7.41〜6.99 (m、  80H,芳香族11)
5.481  (d、  IH,NH,J=7.9)1
z)5.446 (d、IH,H−4d、J=3.3H
z)5.397 (d、  LH,NH,J=7.6H
z)5.275 (d、IH,H−4g、J−3,3H
z)2、022.1.947.1.933. 1.85
1゜1.841. 1.621.1.458 (7s、
21H。
八c)     1.166   (d、   3H,
H−6h、   J=6.4Hz)  1.119  
(s、9H,CHsピバロイル)1.111  (d、
  3H,H−6e、  J=6.711z)参考例5 化合物(130) aすなわち、 0− (2,3,4,6−テトラ−0−アセチルβ−D
−ガラクトピラノシル’)−(1−4)−0−((2,
3,4−トリー〇−アセチルーαL−フコピラノシル)
−(1→3)) −0−(2アセトアミド−6−0−ア
セチル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−
(l→3)−〇−(2,4,6−)ソー0−アセチルー
β−D−ガラクトビラノシルル’)  −(1−4)−
0−((2,3,4−1−り一〇−アセチルーα−Lフ
コピラノシル)−(1→3))−0−(2−アセトアミ
ド−6−0−アセチル−2−デオキシβ−D−グルコピ
ラノシル)−(1→3)−〇(2,4,6−)ソー0−
アセチルーβ−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)
−2,3,6トリー〇−アセチル−D−グルコピラノシ
ルアセテートの合成。
水素ガス雰囲気下、化合物(129) a  203m
g(0,065mM)及び10%パラジウム−炭素5゜
mgのメタノール/酢酸溶液(3mj!/3 nu)を
室温にて終夜攪拌した。反応終了後、触媒を濾去し溶媒
を留去した。残渣を無水酢酸/ピリジン/4− D M
 A P (2m l / 2 m j! /触媒量)
に溶解し、室温にて5時間攪拌した。反応終了後、反応
溶液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和重曹水、希塩酸、
飽和食塩水にて順次洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥
し、溶媒を留去した。残渣をカラムクロマトグラフィー
(トルエン/アセトン=1/1 展開)にて精製し、化
合物(130)a  117mg(Y、78.0%)を
得た。
Rf=0.63(トルエン/アセトン=1/2)元素分
析値 C9J11□NtOb I= 2290.098
理論値 C、50,35H、5,81N ; 1.22
実測値 C、49,98H、5,75N ; 1.28
’HNMR(CDCj!x)δ; 6.254 (d、0.5H,H−1aα、J=3.7
Hz)  2゜191〜1.966 (m、  72H
,Ac)1.203,1.156 (d、6H,H−6
e、h。
J”6.4  Hz) 参考例6 化合物(130) bすなわち、 0− (2,3,4,6−テトラ−0−アセチルーβ−
D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−〇−((2,
3,4−)リーO−アセチルーα−L−フコピラノシル
1)−(1→3)) −〇−(2−アセトアミド−6−
0−アセチル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシ
ル)−(1→3)−〇−(2,4,6−トリー〇−アセ
チルーβ−D−ガラクトピラノシル)−(1−4) −
〇−((2,3,4−)ジ−0−アセチルーα−Lフコ
ピラノシル)−(1−3))−〇−(2−アセトアミド
−6−0−アセチル−2−デオキシ−β−D−グルコピ
ラノシル)−(1→3)−0−(2,4,6−)リーO
−アセチルーβ−D−ガラクトピラノシル)−(1→4
)−3,6−ジー0−アセチル−2−0−ピバロイル−
D−グルコピラノシルアセテートの合成。
水素ガス雰囲気下、化合物(129) b  402m
g(0,129mM)及び10%パラジウム−炭素20
0−gのメタノール/酢酸溶液(10m1/ 10 m
It)を室温にて終夜攪拌した。反応終了後、触媒を濾
去し溶媒を留去した。残渣を無水酢酸/ピリジン/4 
 DMAP (2m172 ml/触媒量)に溶解し、
室温にて5時間攪拌した。反応終了後、反応溶液を酢酸
エチルで希釈し、水、飽和重曹水、希塩酸、飽和食塩水
にて順次洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥し、溶媒を
留去した。残渣をカラムクロマトグラフィー(トルエン
/アセトン=372 展開)にて精製し、化合物(13
0) b  252m1g(Y、  84.0%)を得
た。
Rf=0.45()ルエン/アセトン=1/1)元素分
析値 CqqH13sNzOb+ m2332.098
理論値 C、50,99H; 5.96  N ; 1
.20実測値 C、51,34H; 6.01  N 
; 1.15’HNMR(CDCji!z)δ; 8.654 (s、LH,NH)  6.504 (d
0.5H,H−1a、J−3,6Hz)  5.575
(t、 L H,H−3a、  J=9.7Hz) 4
.612(d、  L H,H−1,J=7.9Hz)
 4.447(d、  LH,H−1,J=8.2Hz
)   4.380(d、  LH,H−1□ J=7
.911z)   4.269(d、  IH,H−1
,J=8.2Hz)   2.192〜1.903  
(m、  66H,22Ac)   1.203゜1.
154  (2d、  6H,H−6e、  h、  
J=6.4Hz)  1.129  (s、9H,CH
zピバロイル) 参考例7 化合物(131) aすなわち、 0− (2,3,4,6−テトラ−0−アセチルーβ−
D−ガラクトピラノシル)−(1→4)0− ((2,
3,4−)シー0−アセチルーα−L−フコピラノシル
)−(1→3))−0−(2=アセトアミド−6−0−
アセチル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)
−(1−3)−0−(2,4,6−トリー〇−アセチル
ーβ−D−ガラクトピラノシル”)−(1−4)−0−
((2,3,4−トリーO−アセチルーα−L−フコピ
ラノシル)−(1→3))−0−(2−アセトアミド−
6−0−アセチル−2−デオキシ−β−D−グルコピラ
ノシル)−(1−3)  −〇(2,4,6−)ソー0
−アセチルーβ−D−ガラクトピラノシル)−(1−4
)−2,3,6−トリー〇−アセチルーα−D−グルコ
ピラノシルトリクロロアセトイミデートの合成。
化合物(130)a  103mg(0,045mM)
をDMF2mj2に溶解し、これにヒドラジン酢酸塩9
.2mg (0,1mM)を加え、室温にて1時間攪拌
した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水洗後、硫酸マ
グネシウムで乾燥し溶媒を留去した。残渣及びトリクロ
ロアセトニトリル72mg (0,5mM)をジクロロ
エタン1 mlに溶解し、これに水冷下、DBU  7
μm (0,045mM)を注入し、1時間攪拌した。
反応溶液を直接カラムクロマトグラフィー(トルエン/
アセトン=1/1 展開)にて精製し、化合物(131
) a  78mg (Y、  72.5%)を得た。
Rf=0.50()ルエン/アセトン=2/3)〔α)
a−25,0° (C=1.0O1CHCj2t)電H
−NMR(CDCj!!1)  δ ;8.651  
(s、  LH,C=NH)   6.482(d、 
 LH,H−1a、  J=3.7Hz)2.1 89
〜1.90 1  (m、  69H,Ac)1.20
0. 1.153  (d、、6H,H6e、  g。
J=6.6Hz) 参考例8 化合物(131) b、すなわち、 0− (2,3,4,6−チトラーO−アセチルーβ−
D−ガラクトピラノシル)−(1−4)−0−((2,
3,4−)リーO−アセチルーα−L−フコピラノシル
)−(1−3))−〇−(2−アセトアミド−6−〇〜
ルアセチル−2−デオキシ−β−−グルコピラノシル)
−(1−3)−0−(2,4,6−トリー〇−アセチル
ーβ−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−〇((
2,3,4−)リーO−アセチルーα−L−フコピラノ
シル)−(1→3))−0−(2−アセトアミド−6−
〇−アセチルー2−デオキシーβ−D−グルコピラノシ
ル)−(1−3)−0−(2,4,6−1−ソー0−ア
セチルーβ−D−ガラクトピラノシル)−(l→4)−
3,6−シーO=アセチル−2−0−ピバロイル−α−
D−グルコピラノシルトリクロロアセトイミデートの合
成。
化合物(130) b  234mg (0,10mM
)をDMF  2t*lに溶解し、これにヒドラジン酢
酸塩28.0mg (0,3mM)を加え、室温にて2
時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水洗後
、硫酸マグネシウムで乾燥し溶媒を留去した。残渣及び
トリクロロアセトニトリル72mg (0,5mM)を
ジクロロエタン2 mlに溶解し、これに水冷下、DB
o  15μ!(0,1mM)を注入し、40分間攪拌
した。反応溶液を直接カラムクロマトグラフィー(トル
エン/アセトン=3/2 展開)にて精製し、化合物(
131)b  192mg (Y、  82.0%)を
得た。
Rf=0.41()ルエン/アセトン−1/l)[α)
o  24.6° (C=0.43、CHC/:+)’
HNMR(CDCnz)δ: 8.654 (s、IH,C=NH)  6.504(
d、  I H,H−1a、  J=3.6Hz)4.
6 L 2  (d、  LH,H−1,J=7.9)
1z)4.447  (d、  L H,H−1,J 
=8.211z)4.380  (d、  LH,H−
1,J=7.9Hz)4.269  (d、  IH,
H−1,J=8.211z)2.192〜1.903 
 (m、  66H,Ac)1.203. 1.154
  (d、  6H,H−6e、  g+J=6.6.
 6.711z)   1.129  (s、  9H
CH3ピバロイル) 参考例9 化合物(132) a、すなわち、 0− (2,3,4,6−テトラ−0−アセチルーβ−
D−ガラクトピラノシル)−(1−4)0− ((2,
3,4−4リ−0−アセチル−α−L−フコピラノシル
)−(i−3) )−0−(2−アセトアミド−6−0
−アセチル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル
’)−(1−3)−0−(2,4,6−1−リーO−ア
セチルーβ−D−ガラクトビラノシル)−(1→4)−
0−((2,3,4−)ソー0−アセチルーα−L−フ
コピラノシル”)−(1−3) 〕−0−(2−アセト
アミド−6−〇−アセチルー2−デオキシーβ−〇−グ
ルコピラノシル)−(1−3)−0(2,4,6−トリ
ー〇−アセチルーβ−D−ガラクトピラノシル)−(1
−4)−0−(2,36−トリー〇−アセチルーβ−D
−グルコピラノシル)−(1→1)−3−0−ターシャ
リイブチルフェニルシリル−2−N−テトラコサノイル
−2S、3R,4E−スフィンゲニンの合成。
アルゴンガス雰囲気下、事前に十分乾燥したモレキュラ
ーシーブス(AW、  300)  300mgの入っ
た褐色二径フラスコに、化合物(13i) a24、0
mg (10μM)及び化合物(39) 9.0 mg
 (10μM)をクロロホルム2mlに溶解して加えた
−23℃(四塩化炭素/ドライアイス)下、BF、t・
Etzo  2μl (15μM)を注入し、1時間攪
拌した。トリエチルアミンを加え反応を終了後、クロロ
ホルムで希釈し不溶物をセライトより濾去した。濾液を
飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄し、硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をカラムクロマト
グラフィー(トルエン/アセトン=3/1 展開)及び
ゲル濾過法(Bio−beads 5−X2、ベンゼン
展開)にて精製し、化合物(132) 2 1.5mg
 (Y、 4.8%)及びエチル O−<2. 3. 
4. 6−チトラー〇−アセチルーβ−D−ガラクトピ
ラノシル)−(1−4)−0−((2,3,4−)リー
O−アセチルーα−L−フコピラノシル)−(1→3)
〕−0−(2−アセトアミド−6−〇−アセチルー2−
デオキシーβ−D−グルコピラノシル)−(l−3)−
0−(2,4,6−)ソー0−アセチルβ−D−ガラク
トピラノシル)−(1→4)−〇−((2,3,4−1
−ソー0−アセチルーα−L−フコピラノシル)−(1
→3))−0−(2−アセトアミド−6−〇−アセチル
−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−(1−
3)−0−(2,4,6−)ツー0−アセチルーβ−D
−ガラクトピラノシル)−(1→4)−2,3゜6−ト
リー〇−アセチルーβ−D−グルコピラノシド6.5m
g (Y、  27.1%)を得た。
Rf=0.65()ルエン/アセトン=1/1)〔α)
、−29,3° (C=0゜058、CHCβ、)’H
−NMR(CDC1,)δ ; 7.63〜7.30 (m、  10 H,芳香族H)
2.1 88〜1.900  (23s、  69H,
23Ac)1.202  (d、  3H,H−6e 
 or  h、  J=6.711z)  1.155
  (d、  3H,H−6h、  ore、  J=
6.4Hz)   1.004  (s、  9H,t
Bu)0.881  (2t、  6H,CH,”’ 
  J=5.5Hz) 参考例10 化合物(132) b、すなわち、 0− (2,3,4,6−テトラ−0−アセチルーβ−
D−ガラクトピラノシル)−(1−4)−0−((2,
3,4−)リーO−アセチルーα−L−フコピラノシル
)−(1−3))−0−(2−アセトアミド−6−0−
アセチル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)
−(1→3)−〇−(2,4,6−)ソー0−アセチル
ーβ−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−0−(
(2,3,4−トリー〇−アセチル−α−Lフコピラノ
シル)−(1→3))−0−(2−アセトアミド−6−
0−アセチル−2−デオキシβ−n−グルコピラノシル
)−(1−3)−0−(2,4,6−1−ジ−0−アセ
チルーβ−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−0
−(3,6−ジーO−アセチル−2−0−ピバロイル−
β−D−グルコピラノシル)−(1→1)−3−0−タ
ーシャリイブチルジフェニルシリル−2−N−テトラコ
サノイル−23,3R,4E−スフィンゲニンの合成。
アルゴンガス雰囲気下、事前に十分乾燥したモレキュラ
ーシーブス(AW、  300)  500mgの入っ
た褐色二径フラスコに、化合物(131) b98mg
(40HM)及び化合物(39) 40mg (45μ
M)をジクロロエタン2 mlに溶解して加えた。
−23℃(四塩化炭素/ドライアイス)下、BF、・E
t、0 6μ1(40HM)を注入し30分間攪拌した
。トリエチルアミンを加え反応を終了後、クロロホルム
で希釈し不溶物をセライトより濾去した。濾液を飽和重
曹水、飽和食塩水にて順次洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥後、溶媒を留去した。残渣をカラムクロマI・グラ
フィー(トルエン/アセトン=2/1 展開)にて精製
し、化合物(132) b  40. Omg (Y、
  31.7%)を得た。
Rf=0.55(1−ルエン/アセトン=1/1)〔α
)D−31,8° (C=0.60、CHCj!x)元
素分析値 Cl5SH2ff!1N30&□Si・H,
O=3178.684理論値 C; 58.56  H
、7,51N 、 1.32実測値 C、58,34H
、7,31N ; 1.31’ HNM R(CDCI
 :I)δ;7.68〜7.31 (m、  10 H
,芳香族H)4.612 (d、  LH,H−1,J
=7.9t(z)4.361  (d、IH,H−1,
J=8.2Hz)2.193〜1.903 (22s、
66H,22Ac)1.156 (d、3H,H−6e
 or h、J=6.4Hz)  1.122  (s
、  9 H,CH3ピバロイル 0.993  (s
、  9H,tBu)   0.879(2t、6H,
CHz”’″、  J=7.0)1z)参考例11 化合物(133)すなわち、 O−β−D−ガラクトピラノシル−(1→4)−〇−〔
α−L−フコピラノシル−(1→3)〕−O−(2−ア
セトアミド−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル
)−(l→3)−0−β−D−ガラクトピラノシル−(
1−4)  −。−〔α−L−フコピラノシル−(1→
3))−0−(2−アセトアミド−2−デオキシ−β−
D−グルコピラノシル)−(1→3)−o−β−D−ガ
ラクトピラノシル−(1−4)−0−β−D−グルコピ
ラノシル)−(1−+1)−2−N−テトラコサ/イル
−2S、3R,4E−スフィンゲニンノ合成(第1法)
化合物(132)a  1.2mg (0,38uM)
をTHFO,5IIIj2に溶解し、これにテトラn−
プチルアンモニウムフルオリド(IM THE溶液)5
μlを加え、室温にて終夜攪拌した。反応溶液を減圧下
留去した。残渣をメタノール−”HF (0,5i+j
!10.5m1)混合溶液に溶解し、これに0.2Nナ
トリウムメトキシド−メタノール溶液0.1mff1を
加え、室温にて4時間攪拌した。反応終了後、アンバー
リスト15を加え反応溶液を中和後、不溶物をセライト
より濾去した。濾液を濃縮後、残渣をゲル濾過法(セフ
ァデックス LH−20、クロロホルム/メタノール/
水=60/40/4.6)にて精製し、化合物(133
) 0.5 mgを得た。
Rf=0.43(ブタノール/エタノール/水=2/1
/1) (α) o −33’  (c=0.1、CH,OH)
’H−NMR(d−DMSO)  δ;5.544 (
td、IH,H−5Cer、J=6.1゜14.6Hz
)   5.357  (dd、  LH,H−4Ce
r。
J=7.3,15.1Hz)   4.857  (2
d、2H。
H−1e、  h、  J=3.6Hz)   4.7
16  (d。
IH,H−1f、J=7.3Hz)   4.698 
 (d。
LH,H−1f、J=6.7Hz)   4.664(
q。
I H,H−5h、  J=6.7Hz)   4.6
49  (q。
IH,H−5e、  J=5.811z)   4.3
38  (d。
IH,H−1d、J=6.7Hz)   4.298 
 (d。
IH,H−1g、  J=7.3Hz)   4.27
1  (d。
IH,H−1b、  J=7.0+1z)   4.1
70  (d。
LH,H−1a、  J=7.9Hz)   3.06
5  (t。
IH,H−2a、  J=7.8Hz)   2.02
6  (t。
2H,H−2Cer、  J=7.5Hz)   1.
907(2s、  6H,2NAc)   1.007
  (2d。
6H,H−6e、  h、  J=6.311z)  
 0.853(2t、  6H,CH3c″’  、 
 J=6.3H2)参考例12 化合物(133)の合成(第2法)。
化合物(132)b  17.2+ng(5,4,cr
M)をTHFl、5mfに溶解し、これにテトラn−プ
チルアンモニウムフルオリド(IM  THF溶液)1
00μlを加え、室温にて終夜攪拌した。反応溶液を減
圧上留去した。残渣を酢酸エチルで抽出し、飽和重曹水
、飽和食塩水にて順次洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥
し溶媒を留去した。残渣をカラムクロマトグラフィー(
トルエン/アセトン==2/1 展開)にて精製後、メ
タノール−THF (1mjl!/1II11)に溶解
し、これに0.2 Nナトリウムメトキシド−メタノー
ル溶液0.5mfを加え室温にて4時間攪拌した。反応
終了後、アンバーリスト15を加え反応溶液を中和後、
不溶物をセライトより濾去した。濾液を濃縮後、残渣を
ゲル濾過法(セファデックス LH−20、クロロホル
ム/メタノール/水=60/40/4.6)にて精製し
、化合物(133) 2.7 mgを得た。
参考例13 化合物(137)すなわち、 0− (2,3,4,6−テトラ−0−アセチルーβ−
D−ガラクトピラノシル)=(1−4)−0−((2,
3,4−)ジ−0−ベンジルーα−L−フコピラノシル
) −(1−3) ) −〇−(6−0−ベンジル−2
−デオキシ−2−フタルイミド−β−D−グルコピラノ
シル)−(1→3)−〇−(4−0−アセチル−2,6
−ジー0−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシル)−
(1−4)−O−((2,3,4−)リーO−ベンジル
ーα−L−フコピラノシル)=(1→3))−6−0−
ベンジル−2−デオキシ−2−フタルイミド−β−D−
グルコピラノシル トリクロロアセトイミデートの合成
アルゴンガス雰囲気下、化合物(136)  255m
g(0,11mM)およびトリクロロアセトニトリル8
6mg (0,6mM)をジクロロエタン3 tall
に溶解し、これに氷冷下、DBU  15μJ(0,1
wM)を注入し1時間攪拌した。反応溶液を直接カラム
クロマトグラフィー(酢酸エチル/トルエン−1/3 
展開)にて精製し、化合物(137)  220mg(
Y、81.4%)を得た。
Rf=0.60()ルエン/酢酸エチル=2/1)〔α
〕。+4,9° (C=0.57、CHC/!:+)’
H−NMR(CDI3)δ; 8.455 (s、LH,NH)  7.625〜6.
932 (m、58H,芳香族H)   6.243(
d、LH,H−1a、J=8.2Hz)  5.398
(d、IH,H−4b、J=3.9Hz)  5.25
8(d、IH,H−4e、J=3.611z)  5.
221(d、IH,H−1d、J=8.5Hz)  5
.021(dd、IH,H−2e、J−8,2,10,
0Hz)2.029. 1.997. 1.949. 
1.905゜1.829  (5s、  15H,^c
)   1.199(d。
3H,H−6f、  J=6.6Hz)   0.96
1  (d。
3H,H−6c、  J=6.6Hz)実施例1 化合物(138)すなわち、 ベンジル O−(2,3,4,6−チトラー〇−アセチ
ルーβ−D−ガラクトピラノシル)−(1−4)−0−
((2,3,4−トリー〇−ベンジルーα−L−フコピ
ラノシル)−(1→3)〕−O−(6−0−ベンジル−
2−デオキシ−2−フタルイミド−β−D−グルコピラ
ノシル)−(1→3)−0−(4−0−アセチル−2,
6−ジーO−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシル)
−(1→4)−0−((2,3,4−1−リー〇−ベン
ジルーα−L−フコピラノシル’)−(1−3))−O
−(6−0−ベンジル−2−デオキシ−2〜フタルイミ
ド−β−D−グルコピラノシル)−(l→3)−0−(
2,6−ジー0−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシ
ル)−(1−4)−〇−〔(2□ 3.4−1−ツー0
−ヘンシル−α−しフコピラノシル)−(1−3)) 
−〇−(6−0−ベンジル−2−デオキシ−2−フタル
イミド−β−D−グルコピラノシル)−(1→3)−〇
−(2,4,6−)ジ−0−ベンジル−β−り一ガラク
トピラノシル”)−(1−4)−3,6−ジO−ベンジ
ル−2−〇−ピバロイルーβ−り一グルコピラノシドの
合成。
アルゴンガス雰囲気下、事前に十分乾燥したモレキュラ
ーシーブス(AW、  300)  200mgの入っ
た褐色二径フラスコに、化合物(137)  220m
g (0,089mM)及び化合物(126)  18
9mg(0,09mM)をジクロロメタン3 mlに溶
解して加えた。これに、−23℃(四塩化炭素/ドライ
アイス)下、BFx’EttO11p l  (0,0
9mM)を注入し、40分間攪拌した。トリエチルアミ
ンを加禾反応を終了後、クロロホルムで希釈し不溶物を
セライトより濾去した。濾液を水、飽和食塩水にて順次
洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥し溶媒を留去した。
残渣をゲル濾過法(Bio−beads。
5−X2、ベンゼン 展開)並びにカラムクロマトグラ
フィー(酢酸エチル/トルエン−115展開)にて精製
し、化合物(13B)  142mg (Y。
36.1%)を得た。
Rf=0.56(トルエン/酢酸エチル=5/2)〔α
)I、−20,0° (C=0.55、CHCl!z)
元素分析値 C2S9H271N306□−4418,
028理論値 C、70,41H; 6.18  N 
; 0.95実測値 C; 70.27  H; 6.
17  N i O,95IH−NMR(CDC1,)
 δ; 7.48〜6.78 (m、  122H,芳香族H)
5.395 (d、  LH,H−4g、  J=3.
6t(z)5.255  (d、  IH,H−4j、
  J=3.、Hlz)5.218 (d、  IH,
H−1i、  J=8.2)1z)5.154,5.1
31  (2d、2H,H−1f。
c、J=8.2Hz)  2.03〜1.82<5s。
15 H9八c)     1.20   (d、  
 3H,H−6k。
J=6.61fz)  1.07(S、9H,CH3ピ
バロイル0.96.0.94 (2d、 6I(、H−
6h。
e、  J=6.6Hz) 実施例2 化合物(139)すなわち、 ベンジル O−(2,3,4,6−チトラー〇−アセチ
ルーβ−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−0−
((2,3,4−)ジ−0−ベンジルーα−L−フコピ
ラノシル)−(1→3)〕−0−(2−7セトアミドー
6−〇−ベンジル−2−デオキシーβ−D−グルコピラ
ノシル)−(1→3)−0−(4−0−アセチル−2,
6−ジー0−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシル)
−(1→4)−0−((2,3,4−1−ジ−0−ベン
ジルーα−L−フコピラノシル)−(1→3)〕−O−
(2−アセトアミド−6−〇−ベンジルー2−デオキシ
ーβ−D−グルコピラノシル)−(1−3)−0−(4
−0−アセチル−2,6−ジー0−ベンジル−β−D−
ガラクトピラノシル)−(1→4)−〇−((2,3,
4−トリー〇−ベンジルーα−L−フコピラノシル)−
(1−3))−O−(2−アセトアミド−6−0−ベン
ジル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)−(
1→3)−0−(2,4,6−)リー○−ベンジルーβ
−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−3,6−ジ
ー0−ベンジル−2−〇−ピバロイルーβ−D−グルコ
ピラノシドの合成。
化合物(13B)  128mg (0,029mM)
を2%ヒドラジン−エタノール15m1に溶解し、終夜
還流攪拌した。溶媒を留去し、残渣を酢酸エチルで希釈
し、これを水、飽和食塩水にて順次洗浄後、硫酸マグネ
シウムにて乾燥し溶媒を留去した。残渣を無水酢酸/ピ
リジン/4−ジメチルアミノピリジン(0,5mj!1
0.5 ml/触媒量)に溶解し、室温にて4時間攪拌
した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和重曹水
、希塩酸、飽和食塩水にて順次洗浄後、硫酸マグネシウ
ムにて乾燥し溶媒を留去した。残渣をカラムクロマトグ
ラフィー(酢酸エチル/トルエン=1/2 展開)にて
精製し、化合物(139) 92mg (Y、  76
.0%)を得た。
Rf=0.39(1−ルエン/酢酸エチル=5/2)〔
α)o   30.4° (C=0.50、CHCβ3
)元素分析値 CzaxI4z7JJbo−HzOm4
213.882理論値 C、69,26H、6,57N
 ; 0.99実測値 C、78,95H、6,38N
 ; 0.95’H−NMR(CDCA3)  δ ;
7.417〜7.073(m、 110 H,芳香族旧
5.482  (d、  I H,NH,、J =7.
9Hz)5.452  Cd、  IH,H−4d、 
 J−3,3Hz)5.416  (d、  LH,N
H,J=7.31(z)5.357  (d、H,H,
−4g、  J=3.31Lz)5.280  (d、
  LH,H−4L  J=3.3!1z)2.016
. 1.945. 1.929. 1.873゜1.8
45. 1.818  (6s、  18H,0Ac)
1.480. 1.356.1.271  (3s、 
 9H。
NAc)   1.169,1.137.1.110 
 (3d。
9H,H−6に、  h、  e、  J=6.4Hz
)1、116   (s、  9 H,CH3ピバロイ
ル)実施例3 化合物(140)すなわち、 0− (2,3,4,6−チトラーO−アセチルβ−D
−ガラクトピラノシル)−(1−4)−0−((2,3
,4−)ソー0−アセチルーαL−フコピラノシル)−
(1−3))−0−(2−アセトアミド−6−〇−アセ
チルー2−デオキシーβ−D−グルコピラノシル)−(
1−3)−0−(2,4,6−)ジー0−アセチルーβ
−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−〇((2,
3,4−トリー〇−アセチルーα−Lフコピラノシル)
−(1→3))−0−(2−アセトアミド−6−〇−ア
セチルー2−デオキシβ−D−グルコピラノシル)−(
1→3)−0−(2,4,6−)リーO−アセチルーβ
−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−0−((2
゜3.4−トリー〇−アセチルーα−L−フコピラノシ
ル)−(1→3))−0−(2−アセトアミド−6−〇
−7セチルー2−デオキシーβ−Dグルコピラノシル)
−(1→3)−0−(2,4゜6−トリー〇−アセチル
ーβ−D−ガラクトピラノシル)−(1→4)−3,6
−ジーO−アセチル−2−0−ピバロイル−D−グルコ
ピラノシルアセテートの合成。
水素ガス雰囲気下、化合物(139)  86mg (
20,5μM)及び10%パラジウム−炭素50mgの
メタノール−酢酸(5m175 ml)溶液を室温にて
終夜攪拌した。反応終了後1.触媒を濾去し溶媒を留去
した。残渣を無水酢酸/ピリジン/4−ジメチルアミノ
ピリジン(0,5m j! / 0.5 m it /
触媒量)に溶解し、室温にて4時間攪拌した。反応溶液
を酢酸エチルで希釈し、水、飽和重曹水、希塩酸、飽和
食塩水にて順次洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥し溶
媒を留去した。残渣をカラムクロマトグラフィー(アセ
トン/トルエン−1/1展開)にて精製し、化合物(1
40)  35mg (Y。
54.6%)を得た。
Rf=0.26(トルエン/アセトン=1/1)元素分
析値 C7xJI*5tbO1lz m3137.92
8理論値 C; 50.91  H; 5.94・・・
、・・1.34実測値 C; 51.35  H; 6
.02  N 、 1.31’H−NMR(CDlz)
  δ; 6.293  (d、o、5 H,H−1a α、J 
=3゜682)5.695  (d、0.5 H,H−
1aβ、J=8.2)1z)2.191〜1.900 
 (s、  93H,Ac)1.134. 1.120
  (2s、9 H,CHz”””νL)1.204.
 1.156  (2d、  6H,H−6k。
h  or  e、  J=6.4Hz)実施例4 化合物(141)すなわち、 0− (2,3,4,6−テトラ−0−アセチルーβ−
D−ガラクトピラノシル)−(1−4)−0−((2,
3,4−)ツー0−アセチルーα−L−フコピラノシル
)−(1→3))−0−(2−アセトアミド−6−0−
アセチル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル)
−(1榊3)−〇−(2,4,6−トリー〇−アセチル
ーβ−Dガラクトピラノシル)−(1−4)−0((2
,3,4−トリー〇−アセチルーα−L−フコピラノシ
ル)−(1→3))−0−(2−アセトアミド−6−0
−アセチル−2−デオキシβ−D−グルコピラノシル)
−(1−3)−0−(2,4,6−1リーO−アセチル
−β−〇−ガラクトピラノシル)−(1−4)−0−C
(2゜3.4−1リーO−アセチル−α−L−フコピラ
ノシル)−(1→3))−0−(2−アセトアミド−6
−〇−アセチルー2−デオキシーβ−D−グルコピラノ
シル)−(1−3)−0−(2,4゜6−トリー〇−ア
セチルーβ−D−ガラクトピラノシル) −(1−4)
−3,6−ジー0−アセチル−2−0−ピバロイル−α
−D−グルコピラノシルトリクロロアセトイミデートの
合成。
化合物(140)  31mg (0,01mM)をD
MFo、7ff17!に溶解し、これにヒドラジン酢酸
塩3mg(0,03mM)を加え、室温にて1時間攪拌
した。
反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水洗後、硫酸マグネシ
ウムにて乾燥し溶媒を留去した。残渣をジクロロエタン
0.5nlに溶解し、これにトリクロロアセトニトリル
1”’4.4 mg (0,1mM)を加えた。
アルゴンガス雰囲気、水冷下、これにDBUl、4μl
 (0,01mM)を注入し1時間撹拌した。反応溶液
を直接カラムクロマトグラフィー(アセトン/トルエン
=l/1 展開)にて精製し、化合物(141)  2
3mg (Y、  71.8%)を得た。
Rf=0.52()ルエン/アセトン=2/3)〔α〕
 。−24,6° (C=0.55、CHCj2.)’
H−NMR(CDCρ、) δ ; 8.653  (s、  LH,NH)   6.50
5  (d。
LH,H−1a、  J=3.611z)   5.5
74  (t。
LH,H−2a、  J=9.411z)   2.1
 9 1〜1.900  (31s、  93H,Ac
)   1.134゜1.120  (2s、  9 
H,CHxピバロイル)1.204. 1.156  
(2d、  6H,H−6k。
h  or  e、  J=6.4Hz)実施例5 化合物(142) 、すなわち、 0− (2,3,4,6−テトラ−0−アセチルーβ−
D−ガラクトピラノシル)−(1→4)0− ((2,
3,,4−)ジ−0−アセチルーα−L−フコピラノシ
ル)−(1−3))−0−(2−アセトアミド−6−0
−アセチル−2−デオキシ−β−D−グルコピラノシル
)=(1→3)−〇−(2,4,6−)リー0−アセチ
ルーβ−D−ガラクトピラノシル)−<1−4)−0−
((2,3,4−1−ジ−0−アセチルーα−L−フコ
ビラノシル)−(1−3))−0−(2−アセトアミド
−6−〇−アセチルー2−デオキシーβ−D−グルコピ
ラノシル)−(1→3)−0−(2,4,6−)リーO
−アセチルーβ−D−ガラクトピラノシル’)−(1−
4)−0−((2゜3.4−トリー〇−アセチルーα−
L−フコピラノシル)−(1−3))−0−(2−アセ
トアミド−6−0−アセチル−2−デオキシ−β−D−
グルコピラノシル)−(1→3)−0−(2,4゜6−
トリー〇−アセチルーβ−D−ガラクトピラノシル”)
−(1−4)−(3,6−ジー0−アセチル−2−0−
ピバロイル−β−D−グルコピラノシル)−(1→1)
−3−0−ターシャリイブチルジフェニルシリル−2−
N−テトラコサノイル−23,3R,4E−スフィンゲ
ニンの合成アルゴンガス雰囲気下、事前に十分乾燥した
モレキュラーシーブス(AW、300)20mgの入っ
たマイクロチューブに、化合物(141)  14mg
(4,32μM)及び化合物(39) 10mg (1
1,2μM)をジクロロメタン0.1mgに溶解して加
えた。これに、氷冷下、BF、・Et、o  O,7μ
N(5,0aM)を注入し、2時間攪拌した。反応溶液
をクロロホルムで希釈し、水、飽和重曹水、飽和食塩水
にて順次洗浄後、硫酸マグネシウムにて乾燥し溶媒を留
去した。残渣をカラムクロマトグラフィー(アセトン/
トルエン=1/2 展開)にて精製し、化合物(142
)  1.2mg (Y、 5.8%)を得、加水分解
物4.8mg (Y、  34.3%)を回収した。
Rf=0.70(トルエン/アセトン=2/3)〔α〕
。−50”  (C=0.10、CHCβ3)’ HN
 M R(CD C13)δ;7.683〜7.305
 (m、 10 H,芳香族H)2.192〜1.96
4  (30s、   90H,AC)1、122  
(s、  9 H,CH3ピバロイル)0.995 (
s、  9H,’Bu)  0.882 (t。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)次の一般式で表されるスフィンゴ糖脂質関連化合
    物〔 I 〕。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔 I 〕 〔但し式中、R^1は−Ac又は水素原子であり、R^
    2は−Bn又は−Acであり、R^3は−NPhth又
    は−NHAcであり、R^4は−Ac、−Bn、▲数式
    、化学式、表等があります▼ 又は ▲数式、化学式、表等があります▼ である。〕 (2)下記の(a)〜(e)の少なくとも1つの工程を
    含むことを特徴とする請求項(1)記載のスフィンゴ糖
    脂質関連化合物〔 I 〕の製造法。 (a)化合物(137)に化合物(126)を反応せし
    めて化合物(138)を製造する工程。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (137) ▲数式、化学式、表等があります▼ (126) ▲数式、化学式、表等があります▼ (138) (b)化合物(138)をヒドラジン処理して脱フタロ
    イル化し、次いでアセチル化して、化合物(139)を
    製造する工程。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (139) (c)化合物(139)を脱ベンジル化し、次いでアセ
    チル化して化合物(140)を製造する工程。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (140) (d)化合物(140)をヘミアセタール化した後、ハ
    ロゲン化アセトニトリルで処理してイミデート化し、化
    合物(141)を製造する工程。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (e)化合物(141)にセラミド化合物(39)を反
    応させて、化合物(142)を製造する工程。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (39) ▲数式、化学式、表等があります▼ (142)
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997008207A1 (fr) * 1995-08-09 1997-03-06 Daikin Industries, Ltd. Derives de sialyl-lewis x fluores et produits intermediaires utilises dans leur synthese

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62273919A (ja) * 1986-05-21 1987-11-28 Takahiro Ochi 抗リウマチ剤

Patent Citations (1)

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