JPH04217453A - ワイドベルトサンダー機 - Google Patents

ワイドベルトサンダー機

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JPH04217453A
JPH04217453A JP41094990A JP41094990A JPH04217453A JP H04217453 A JPH04217453 A JP H04217453A JP 41094990 A JP41094990 A JP 41094990A JP 41094990 A JP41094990 A JP 41094990A JP H04217453 A JPH04217453 A JP H04217453A
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treading
pressure
tread
pressure regulating
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Keiichi Kondo
敬一 近藤
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木材表面を研削研磨す
るワイドベルトサンダー機に関し、詳しくはその踏圧パ
ッド装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】サンディングフレームに設けたベルト駆
動機構に無端サンディングベルトを掛渡し、送材通路側
に踏圧装置を配置して、その踏圧面を前記ベルトの内面
に接触させてなる一〜複数個の研削ヘッドを、送材通路
を介して送材装置に対設して成るワイドベルトサンダー
機は周知である。この踏圧装置の従来の一般的構成は踏
圧フレームに送材通路側を開口した装着溝を設け、該装
着溝に内圧を制御される空気袋を装着し、さらに空気袋
の下面に整圧材を介して踏圧パッドを配設し、装着溝の
踏圧パッドの下面を可撓性被覆材で覆ってなる。ところ
で、このような単一の踏圧装置により、加工材wをその
全幅に渡ってサンディングベルトを圧接すると、第17
図に示すように、加工材wの端縁eでは、該端縁eを覆
うようにベルトbが圧接し、角が落ちて端だれを生ずる
【0003】そこで前記欠点を解消すべく、エアーシリ
ンダーのロッドを夫々連結してなる複数個の踏圧部材を
幅方向に渡って列設してなる踏圧装置を備え、加工材w
の幅に対応して所要の踏圧部材のみを作動させて、その
踏圧力を加工材w上面に及ぼすようにしたものが提案さ
れた。たとえば、特公平1ー159165号によれば、
踏圧装置に、送材通路の幅方向に渡って列設された多数
の踏圧部材と、各踏圧部材にシリンダーロッドを連結す
る多数のエアーシリンダーとを設け、前記踏圧装置の前
方において、各押圧部材に対応する幅間隔内に二個以上
の加工検出子が配備されるように、多数の加工材検出子
を列設し、エアーシリンダーの空気圧を変換する構成と
なっている。
【0004】しかしながら、これらの踏圧装置において
も、踏圧部材の幅を一単位とするものであり、このため
踏圧部材の幅以下のより細分化された踏圧制御を施すこ
とができないという限界があった。本発明は、かかる問
題点に鑑みてなされたものであって、加工材の端だれを
防ぐとともに、複雑な形状の加工材に対しても適応可能
なワイドベルトサンダー機を提案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ベルト駆動機
構に無端サンディングベルトを掛渡し、送材通路側に踏
圧装置を配置して、その踏圧面を前記ベルトの内面に接
触させてなる一〜複数個の研削ヘッドを送材通路を介し
て対設してなるワイドベルトサンダー機において、前記
踏圧装置を、送材通路側に開口する装着溝を備えた踏圧
フレームの、その装着溝内に順次配設した空気袋と可撓
性被覆材との間に送材方向に沿って差し渡した整圧ピン
を幅方向に沿って多数列設し、踏圧フレームに各整圧ピ
ンの端部に駆動軸を夫々連係する複数の往復駆動装置を
配設し、往復駆動装置の駆動変換により整圧ピンを傾動
して、可撓性被覆材を圧縮させる位置と、開放位置とに
夫々変換制御するようにしたものである。
【0006】他の手段としては、前記踏圧装置を、送材
通路側に開口する装着溝を備えた踏圧フレームの、その
装着溝内に順次配設した空気袋と可撓性被覆材との間に
送材通路の幅方向に沿って上下方向にあらかじめ湾曲変
形させた多数の板バネを列設し、踏圧フレームに各板バ
ネの端部に駆動軸を夫々連係する複数の往復駆動装置を
配設し、往復駆動装置の駆動変換により前記板バネを湾
曲位置と水平位置とに湾動変換して、可撓性被覆材を圧
縮させる位置と、開放位置とに夫々変換制御するように
した構成である。
【0007】
【作用】本発明は、前記踏圧装置内の前記空気袋と可撓
性被覆材の間に送材通路の幅方向に沿って多数の整圧ピ
ンを列設し、各整圧ピンに前記往復駆動装置を連係した
構成となっており、前記往復駆動装置の駆動変換により
、前記整圧ピンの端部がその他端を支点として上方に傾
動することになる。この操作によって、前記空気袋より
加工材に加わる押圧力を減少させることができる。また
、前記往復駆動装置の駆動軸を他方向へ変換させて、前
記状態の整圧ピンの端部を下方向に傾動させることによ
って、加工材に加わる押圧力を増加させることとなる。
【0008】上述の動作を夫々の整圧ピンにおいて前記
加工材の有無に応じて可変的に行なうことができるため
、より細分化させた押圧が可能である。
【0009】また、本発明の他の構成においては、前記
踏圧装置内に順次配設された空気袋と可撓性被覆材との
間に送材通路の幅方向に沿って上下方向に予め湾曲変形
させた多数の板バネを列設し、その板バネの端部に前記
往復駆動装置を連結してある。このため前記板バネが上
方向に湾曲可能な構造となっている場合には、前記往復
駆動装置の駆動変換によって前記駆動軸を介して、前記
板バネは上方向に湾曲する。この湾曲にともなって、加
工材に加わる押圧力が減少する。これに続く前記往復駆
動装置の駆動変換によって、前記駆動軸を作動させると
前記板バネは下方向へ動作し、加工材に加わる押圧力を
増加させることになる。そしてこのように上述の動作を
加工材の状態に対応して夫々の板バネで行なうことによ
って、より細分化された押圧が可能となる。
【0010】
【実施例】本発明のワイドベルトサンダー機の概略図を
図1に示して説明する。下部フレーム1の後部に縦フレ
ーム2を立設し、該下部フレーム1の前部に、ハンドル
4によって連動回転する昇降螺子3、3で送材フレーム
5を支持する。前記送材フレーム5には、駆動ローラ6
と従動ローラ7とを支持して該ローラ6、7に送材ベル
ト8を掛渡してなる送材装置Fを前記ハンドル4の回動
によって昇降可能に設けられる。
【0011】前記縦フレーム2には、サンディングフレ
ーム10を前記送材装置F上に送材通路を置いて設け、
該サンディングフレーム10の上部にテンションローラ
11を昇降可能に上下方向へ設ける。さらに、サンディ
ングフレーム10の下部には、供給側に駆動ローラ12
を、排出側に従動ローラ13を夫々設けると共に、駆動
ローラ12、従動ローラ13間に踏圧装置Pを設け、前
記テンションローラ11、駆動ローラ12および従動ロ
ーラ13から構成されるベルト駆動機構にサンディング
ベルト14を掛渡して、前記踏圧装置Pにより加工材w
が直下に来ると、送材通路Tに供給された加工材wに前
記サンディングベルト14を圧接するようにしている

0012】前記ワイドベルトサンダー機の中央部に配置
されている踏圧装置Pに関する本発明の実施例を以下に
詳述する。
【0013】本発明の第1実施例を図2〜図5に示す。 本実施例の踏圧装置Pにおいては、サンディングフレー
ム10の駆動ローラ12、従動ローラ13の間に幅方向
への装脱を自在とした踏圧フレーム20が装着され、該
踏圧フレーム20に形成された送材通路T側に開口して
いる装着溝21内には空気袋22が装着されている。前
記空気袋22の下面には、移送方向に差渡して左右に複
数個並列した整圧ピン24と、その下面にスポンジ、ゴ
ム、フェルト等からなる可撓性被覆材25が順次配置さ
れている。また、前記可撓性被覆材25は装着溝21の
開口21aから下方へ突出していてその下面を布等の滑
りのよい耐摩耗性被覆材28によって覆われている。
【0014】各整圧ピン24の一端は前記サンディング
フレーム10の側面に設けられた傾動窓15を挿通し、
その他端は前記装着溝21の内部に設けられた係止溝2
3によって支持され、係止溝23の係止端を中心として
傾動可能としている。
【0015】サンディングフレーム10の側面には各整
圧ピン24に対応して図4に示すように本発明の往復駆
動装置を構成するエアーシリンダー27が多数配設され
、各エアーシリンダー27のシリンダーロッド26が、
図5に示すように対応する前記整圧ピン24の扁平端2
4aにその下端に形成した二股連係片26aを外嵌して
連係ピン26bを挿通することにより枢支されている。 一方、前記踏圧装置Pの前方には、各エアーシリンダー
27ごとに対応して多数の加工材検出子S(図1参照)
が幅方向に渡って設けられ、この各検出子Sによって加
工材wの状態が感知され、その信号に基づいてこれに対
応するエアーシリンダー27の駆動変換制御が施される
。尚、例えば、エアーシリンダー1個に対して2個以上
の検出子Sを対応させても良く、逆に複数単位のエアー
シリンダ27を単一の検出子Sに対応させるようにして
も良い。
【0016】前記エアーシリンダー27は、加工材wの
供給がなされていない間にあっては、図3に示すように
、そのシリンダーロッド26が収縮し、整圧ピン24が
係止溝23で支持された端部を支点として上方へ傾動し
、空気袋22の下面を下方から押付けて、その押圧力を
減少させる位置に保持されている。そして送材通路Tに
加工材wを供給すると、その前端が前記加工材検出子S
により検知される。そして、この加工材検知に伴って、
前記加工材wの先端が踏圧装置Pの直下に到来するのと
同期して、エアーシリンダ−27が駆動し、前記シリン
ダーロッド26を伸張し、図2の位置に変換される。こ
の変換駆動により、前記整圧ピン24はほぼ水平位置に
下方傾動し、これにより、下方の可撓性被覆材25を押
付けて押圧力が発生する。このため、前記加工材wはそ
の上方から作用する押圧力によりサンディングベルト1
4が圧接して、その走行に伴って所要の研削研磨が施さ
れる。
【0017】さらに加工材wが走行して、その後端の通
過が前記加工材検出子Sにより検知されると、該後端が
踏圧装置直下を通過するのに伴って、前記エアーシリン
ダー27が駆動変換され、前記シリンダーロッド26は
収縮して踏圧作用が解除され、図3位置に復動すること
となる。
【0018】かかる構成にあって、前記整圧ピン24及
び加工材検出子Sは幅方向に複数設けられており、この
ため、前記加工材検出子Sは加工材wの幅に対応した幅
領域のもののみがオン作動をし、而して、該加工材wは
前記整圧ピン24の下方傾動に伴って、該加工材wの幅
内の面部のみが踏圧力を付与されて、研削研磨が施され
ることとなり、該加工材wの側方からの踏圧力の発生に
伴う端だれを防止されることとなる。尚、内方に孔部の
あるものや凹部を有する加工材wを適用した場合にあっ
ても効果的な踏圧作用を生じ、このため種々の形状の加
工材wを適用した場合に、その端だれが防止されること
となる。
【0019】前記制御を行なうための他の実施例を以下
に説明する。本発明の第2の実施例として以下にその構
成を詳述する。
【0020】図6に示すように、踏圧フレーム20の送
材挿入側の下端に、上面に凹部33を備えた腕部30を
加工材wの供給方向へ水平に延成するとともに、前記整
圧ピン24の端縁上部に送材挿入方向へ突出する受圧片
31を設ける。またエアーシリンダー27のシリンダー
ロッド26には横杆32の外端が傾動自在に枢支される
。この横杆32は、その中央部下面に隆成した凸部34
を、内端には上方凸部35を夫々形成している。前記横
杆32は、その下方凸部34を腕部30の凹部33に嵌
入することによって踏圧フレーム20の腕部30上に設
置され、さらに前記上方凸部35は前記受圧片31の下
面に当接することとなる。そして後述するようにシリン
ダーロッド26の伸出に伴い該凸部34を中心に先端が
上方へのみ傾動する作動を生じさせている。
【0021】本構成によれば、前記加工材検出子Sから
の検出信号により前記エアーシリンダー27を駆動させ
ることによって前記シリンダーロッド26は下方に伸長
する。この操作によって前記横杆32は前記下方凸部3
4を支点として傾動し、他端の上方凸部35は揚上し、
受圧片31は上方へ押し上げられ、これに伴い前記整圧
ピン24は前記係止溝23に嵌入された一端を支点とし
て上方傾動し、空気袋22の内圧に抗して該空気袋22
の下面を押上げ、可撓性被覆材25を開放状態とするこ
ととなる。また、これに続く前記加工材検出子Sからの
信号により前記シリンダーロッド26を収縮させること
によって前記横杆32は前記下方凸部34を支点として
傾動し、他端の上方凸部35は下降し、前記受圧片31
は下方へ下降する。これに伴って、前記整圧ピン24は
前記係止溝23に嵌入された一端を支点として下方傾動
し、前記空気袋22から前記加工材wに加わる押圧力を
増加させることになる。前記上方凸部35の下降に伴い
前記横杆32が前記加工材wと平行位置になった時点に
おいて前記空気袋22より前記加工材wに加わる押圧力
は最大となる。
【0022】また、本発明の第3の実施例として以下の
構成とすることもできる。図7に示すように、踏圧フレ
ーム20の加工材wの供給側には三角柱状のクサび片3
8が配設され、その前面の斜辺を整圧ピン24の端縁に
形成した斜縁と当接させ、後面の斜辺をエアーシリンダ
ー27のシリンダーロッド26に形成した連動駒39の
案内斜面に当接し、さらには、その底面に形成した連係
突起37を前記踏圧フレーム20の下面に形成したスプ
リング溝に挿入し、その溝内に嵌装した前後方向のスプ
リング36の他端縁に係合させている。そして、前記ス
プリング36の付勢力により、同図のようにクサビ片3
8を後退位置に保持し、かかる位置で、前記整圧ピン2
4を水平位置とし、シリンダーロッド26を収縮位置と
している。
【0023】本構成によれば、加工材wが供給されてい
ない定常状態にあっては、前記シリンダー27は連動駒
39を下方位置とする伸張位置に維持され、前記クサビ
片38が前記スプリング36の付勢力に抗して前方位置
となる。そしてこの状態にあってはクサビ片38の斜辺
の案内作用により整圧ピン24の端部が上方へ押し上げ
られ、前記係止溝23に嵌入された一端を支点として上
方傾斜位置に保持され、而して空気袋22の内圧に抗し
て該空気袋22の下面を押上げ、可撓性被覆材25を非
踏圧状態とすることとなる。
【0024】その後、加工材wの供給に伴い前記加工材
検出子Sから加工材検出信号が発生すると、該加工材w
の先端の到来と共に前記エアーシリンダー27が駆動し
て前記連動駒39が上昇し、前記スプリング36の復元
力によって前記クサビ片38は送材挿入方向へ移動し、
前記整圧ピン24の端部は下方へ移動し、踏圧位置に変
換されることとなる。
【0025】また、本発明の第4実施例においては、図
8に示すように前記クサビ片38の前面の斜辺を前記整
圧ピン24の端縁に形成した斜縁と当接させ、後面を加
工材wに対して垂直に形成している。前記エアーシリン
ダー27のシリンダーロッド26は加工材wと平行に伸
縮自在に配置され、その先端はクサビ片38の後面と当
接している。さらに、上述の第3実施例と同様に、クサ
ビ片38の下面にはスプリング36が配置されている。
【0026】本構成によれば、エアーシリンダー27の
シリンダーロッド26は、前記クサビ片38の作動方向
と同一であり、このため、上述の第3実施例のようにク
サビ片38の後面に案内面を形成する必要がなく、かつ
シリンダーロッド26の伸縮ストロークを小さくするこ
とができる。その他クサビ片38による各作動は上述の
実施例と同様であり、同一符合を付して説明を省略する
【0027】また本発明の第5実施例として、図9に示
すように前記第4実施例の構成にあって、前記シリンダ
ーロッド26の先端部を前記クサビ片38に固定するこ
とによって、前記スプリング36の復元力によるクサビ
片38の移動を、前記エアーシリンダー27の駆動力に
よって行なうこともできる。
【0028】本発明の第6の実施例として図10に示す
ような構成とすることもできる。本実施例によれば、前
記整圧ピン24の送材の排出側の端部近傍に前記エアー
シリンダー27を配置し、該エアーシリンダー27より
前記踏圧フレーム20方向に突出したシリンダーロッド
26の先端を前記整圧ピン24の端部に支軸26dによ
り枢支している。一方、踏圧フレーム20にはテーパー
面42を設けた摺動溝41が設けられ、該テーパー面4
2で前記整圧ピン24の他端に形成した傾斜端を支持し
、該テーパー面42の案内作用により前記整圧ピン24
の他端を昇降方向に案内し得るようにしている。
【0029】本構成からすれば、加工材wが供給されて
いない定常状態にあっては、前記エアーシリンダー27
のシリンダーロッド26は伸長しており、これにより前
記整圧ピン24は加工材供給側の端部が前記テーパー面
42の案内作用により上方位置に支持されて傾斜状態と
なっている。この状態にあっては、整圧ピン24は前記
空気袋22の内圧に抗して該空気袋22の下面を押し上
げ、可撓性被覆材25を非踏圧状態としている。
【0030】その後、加工材wの供給に伴い前記加工材
検出子Sから加工材検出信号が発生すると、該加工材w
先端の到来とともに前記エアーシリンダー27が駆動し
て前記シリンダーロッド26を収縮し、前記整圧ピン2
4の端部は前記テーパー面42の案内作用により滑動し
て下方移動し、踏圧位置に変換することになる。
【0031】上述の第1実施例から第6実施例において
は、前記整圧ピン24による押圧による場合に、前記整
圧ピン24の下部円弧面が可撓性被覆材25に作用し、
該面に倣った踏圧力の偏在を生じ、これにより良好な研
磨面を得ることができない場合がある。
【0032】この点を解決するために、第7実施例とし
て図11,図12に示すように前記整圧ピン24と可撓
性被覆材25との間に整圧板60を接合することによっ
て、可撓性被覆材25に対して均等な踏圧力を作用させ
ることができる。またさらには、図13に示すように上
面に受圧板61を接合して、空気袋22からの圧力の影
響を均一化するようにしても良い。そしてこの整圧板6
0と受圧板61の両者の作用を整圧ピン24自体に生じ
させるために図14に示すようにその断面を角形とした
ものを用いるようにしても良い。
【0033】本発明の第8実施例においては、図15に
示すように空気袋22と可撓性被覆材25の間に上方向
に湾曲可能な多数の板バネ70を加工材wの幅方向に列
設し、夫々の一端部を前記装着溝21の内部に設けられ
た係止溝23の下面に固定している。一方、その他端の
上面は加工材wと平行に伸縮可能としたシリンダーロッ
ド26の端部下面と、前記腕部30の上面で接合され、
さらには該腕部30の上面で摺動自在となっている。
【0034】本構成によれば、加工材wが供給されてい
ない定常状態にあっては、前記エアーシリンダー27は
シリンダーロッド26を伸長させた状態とし、これによ
り、前記板バネ70は上方へ湾曲した位置に維持されて
いる。そして、空気袋22の内圧に抗して該空気袋22
の下面を押し上げ、可撓性被覆材25を非踏圧状態とし
ている。
【0035】その後、加工材wの供給に伴い前記加工材
検出子Sから加工材検出信号が発生すると、該加工材w
先端の到来とともに前記エアーシリンダー27が駆動し
て前記シリンダーロッド26は収縮し、前記板バネ70
の端部は送材挿入方向へ引張され、該板バネ70は下方
へ伸長させられ、踏圧位置に変換されることとなる。
【0036】また、本発明の第8実施例の変形例として
図16に示すような構成とすることもできる。この構成
にあっては、第8実施例と同様に多数の板バネ70を加
工材wの幅方向に列設し、その端部を前記装着溝21の
内部に設けられた前記係止溝23の下面において固定し
ている。一方、その他端は梃子状アーム50の端部と前
記腕部30の上面で枢支され、さらにこの梃子状アーム
50の他端はシリンダーロッド26の端部と枢支されて
いる。そしてこの梃子状アーム50はその中間部におい
て前記踏圧フレーム20の側面に設けられた支持片51
に軸支されている。この構成にあってはシリンダーロッ
ド26の駆動により前記軸支部を中心として支持片51
が揺動し、板バネ70に連結している下端を移動して、
第8実施例と同様に、前記板バネ70をその湾曲状態と
、水平状態とに変換させ、踏圧状態と被踏圧状態に変換
するようにしている。
【0037】かかる構成によれば、第8実施例に比べて
より小さな駆動力によって板バネ70の湾動を可能にす
るという利点がある。
【0038】尚、本発明の上述した実施例においては、
前記整圧ピン24および前記板バネ70の傾動を可能と
するために、その駆動源としてエアーシリンダー27を
用いた。
【0039】上述の各実施例にあっては、往復駆動装置
としてエアーシリンダー27を用いているが、ソレノイ
ドを用いることも可能である。
【0040】
【発明の効果】本発明の構成からすれば、空気袋と可撓
性被覆材の間に配置された多数の整圧ピンの端部を往復
駆動装置の駆動力による踏圧と非踏圧との駆動変換によ
って加工材wの形状に応じた押圧力を可変的に加える構
成となているから、従来の往復駆動装置のみによる押圧
装置に比べ、より細分化した研削加工が可能となる。
【0041】このため加工材wの有無に対応した押圧力
を変換自在とするばかりでなく、加工材wの幅に対応し
た幅領域の整圧ピンのみを作動して、該加工材wの幅内
の面部のみに踏圧力を付与させて研削研磨を施すことが
でき、該加工材wの側方からの踏圧力の発生に伴う端だ
れを防止することができる。また、加工材wの内方に孔
部のあるものや凹部を有する加工材wを適用した場合に
あっても、適正な踏圧作用を生じ、このため種々の形状
の加工材wの研削研磨に適用できる、等の優れた効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイドベルトサンダー機の一例を示す概要側面
図である。
【図2】第1実施例の縦断側面図である。
【図3】第1実施例における使用状態を示す縦断側面図
である。
【図4】第1実施例の一部切欠正面図である。
【図5】本発明に用いる整圧ピンとシリンダーロッドの
一部切欠正面図である。
【図6】第2実施例の縦断側面図である。
【図7】第3実施例の縦断側面図である。
【図8】第4実施例の縦断側面図である。
【図9】第5実施例の縦断側面図である。
【図10】第6実施例の縦断側面図である。
【図11】第7実施例の縦断側面図である。
【図12】第7実施例の整圧ピン24の縦断正面図であ
る。
【図13】上下端に板バネを接合した整圧ピン25の縦
断正面図である。
【図14】断面角形の整圧ピン24の縦断正面図である
【図15】第8実施例の縦断側面図である。
【図16】第8実施例の変形例の縦断側面図である。
【図17】従来例の欠点を示す押圧装置pの縦断正面図
である。
【符合の説明】
10  サンディングフレーム 14  サンディングベルト 20  踏圧フレーム 22  空気袋 24  整圧ピン 25  可撓性被覆材 26  シリンダーロッド 27  エアーシリンダー 30  腕部 32  横杆 36  スプリング 38  クサビ片 60  整圧板 61  受圧板 70  板バネ F  送材装置 p  踏圧装置 w  加工材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ベルト駆動機構に無端サンディングベ
    ルトを掛渡し、送材通路側に踏圧装置を配置して、その
    踏圧面を前記ベルトの内面に接触させてなる一〜複数個
    の研削ヘッドを送材通路を介して対設してなるワイドベ
    ルトサンダー機において、前記踏圧装置を、送材通路側
    に開口する装着溝を備えた踏圧フレームの、その装着溝
    内に順次配設した空気袋と可撓性被覆材との間に送材方
    向に沿って差し渡した整圧ピンを幅方向に沿って多数列
    設し、踏圧フレームに各整圧ピンの端部に駆動軸を夫々
    連係する複数の往復駆動装置を配設し、往復駆動装置の
    駆動変換により整圧ピンを傾動して、可撓性被覆材を圧
    縮させる位置と、開放位置とに夫々変換制御するように
    して構成したことを特徴とするワイドベルトサンダー機
  2. 【請求項2】  ベルト駆動機構に無端サンディングベ
    ルトを掛渡し、送材通路側に踏圧装置を配置して、その
    踏圧面を前記ベルトの内面に接触させてなる一〜複数個
    の研削ヘッドを送材通路を介して対設してなるワイドベ
    ルトサンダー機において、前記踏圧装置を、送材通路側
    に開口する装着溝を備えた踏圧フレームの、その装着溝
    内に順次配設した空気袋と可撓性被覆材との間に送材通
    路の幅方向に沿って上下方向にあらかじめ湾曲変形させ
    た多数の板バネを列設し、踏圧フレームに各板バネの端
    部に駆動軸を夫々連係する複数の往復駆動装置を配設し
    、往復駆動装置の駆動変換により前記板バネを湾曲位置
    と水平位置とに湾曲変換して、可撓性被覆材を圧縮させ
    る位置と、開放位置とに夫々変換制御するようにして構
    成したことを特徴とするワイドベルトサンダー機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115026687A (zh) * 2022-08-15 2022-09-09 南通吉帆精密科技有限公司 一种模具制造用高适应带式打磨装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115026687A (zh) * 2022-08-15 2022-09-09 南通吉帆精密科技有限公司 一种模具制造用高适应带式打磨装置
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