JPH0421628Y2 - - Google Patents
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- JPH0421628Y2 JPH0421628Y2 JP18640287U JP18640287U JPH0421628Y2 JP H0421628 Y2 JPH0421628 Y2 JP H0421628Y2 JP 18640287 U JP18640287 U JP 18640287U JP 18640287 U JP18640287 U JP 18640287U JP H0421628 Y2 JPH0421628 Y2 JP H0421628Y2
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- water
- cooled
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- drums
- molten metal
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- Expired
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- Continuous Casting (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は連続鋳造装置、特にツインドラム式連
続鋳造装置に関する。
続鋳造装置に関する。
従来装置の概略は第２図に示すように２本の水
冷ドラム１及び同１′とドラム端面に押し当てた
２つのサイド堰２及び２′で形成される空間に溶
融金属４を注湯し、鋳片（薄板）３を連続鋳造す
るツインドラム鋳造装置では水冷ドラム１，同
１′の表面及び側面をクリーニングするため、ブ
ラツシング装置７を水冷ドラム１，同１′の表面
及び側面に配設している。その作用の概略は以下
の通りである。即ち、水平に並設した２本の水冷
ドラム１，同１′の両端に２つのサイド堰２，同
２′が押し当てられている。
冷ドラム１及び同１′とドラム端面に押し当てた
２つのサイド堰２及び２′で形成される空間に溶
融金属４を注湯し、鋳片（薄板）３を連続鋳造す
るツインドラム鋳造装置では水冷ドラム１，同
１′の表面及び側面をクリーニングするため、ブ
ラツシング装置７を水冷ドラム１，同１′の表面
及び側面に配設している。その作用の概略は以下
の通りである。即ち、水平に並設した２本の水冷
ドラム１，同１′の両端に２つのサイド堰２，同
２′が押し当てられている。
この水冷ドラム１，同１′と２つのサイド堰２，
２′で形成される空間にタンデイツシユ５に蓄え
られていた溶融金属４がノズル６を介して注湯さ
れる。
２′で形成される空間にタンデイツシユ５に蓄え
られていた溶融金属４がノズル６を介して注湯さ
れる。
水冷ドラム１，同１′は矢印方向に回転し注湯
された溶融金属４は水冷ドラム１，同１′の表面
で凝固し、シエルが生成する。該凝固シエルは水
冷ドラム１及び同１′の中心点間で一体化され鋳
片３が生成される。
された溶融金属４は水冷ドラム１，同１′の表面
で凝固し、シエルが生成する。該凝固シエルは水
冷ドラム１及び同１′の中心点間で一体化され鋳
片３が生成される。
ブラツシング装置７は水冷ドラム１，同１′の
表面及び側面に配設されており、ブラシを電動機
等で回転することにより、水冷ドラム１，同１′
の表面及び側面をクリーニングするものである。
表面及び側面に配設されており、ブラシを電動機
等で回転することにより、水冷ドラム１，同１′
の表面及び側面をクリーニングするものである。
上記従来のブラツシング装置では次のような問
題点が生じていた。
題点が生じていた。
(1) 水冷ドラム表面に付着した溶鋼のスプラツシ
ユ域はゴミ等は除去出来るが溶鋼と反応した水
冷ドラム表面の酸化スケール（Cr酸化物、Fe
酸化物、Mn酸化物が主成分）はブラツシング
装置では除去できない。
ユ域はゴミ等は除去出来るが溶鋼と反応した水
冷ドラム表面の酸化スケール（Cr酸化物、Fe
酸化物、Mn酸化物が主成分）はブラツシング
装置では除去できない。
(2) 酸化スケールが生成されると水冷ドラムの冷
却能が悪くなる。冷却能が悪くなると、凝固シ
エルの生成時間が長くなるため所望の板厚を得
るためには鋳造速度を遅くする必要があり、生
産能力が低下する。
却能が悪くなる。冷却能が悪くなると、凝固シ
エルの生成時間が長くなるため所望の板厚を得
るためには鋳造速度を遅くする必要があり、生
産能力が低下する。
(3) 水冷ドラム表面の酸化スケールの生成は水冷
ドラム表面に均一に生じる訳ではなくムラがあ
るので凝固シエルが不均一凝固し、凝固シエル
の収縮応力により凝固遅れ部に割れが入り鋳片
（薄板）の表面に割れとして残存する。
ドラム表面に均一に生じる訳ではなくムラがあ
るので凝固シエルが不均一凝固し、凝固シエル
の収縮応力により凝固遅れ部に割れが入り鋳片
（薄板）の表面に割れとして残存する。
本考案は上記従来の問題点の解決手段として所
望の間隙を保つて並設した水冷ドラムの間に溶融
金属を注入し、他端から直接板を得る連続鋳造装
置において、上記水冷ドラムの表面に、砂、金
属、ガラス、セラミツクス等の粒子を投射又は噴
射する手段を具備したことを特徴とする連続鋳造
装置を提供しようとするものである。
望の間隙を保つて並設した水冷ドラムの間に溶融
金属を注入し、他端から直接板を得る連続鋳造装
置において、上記水冷ドラムの表面に、砂、金
属、ガラス、セラミツクス等の粒子を投射又は噴
射する手段を具備したことを特徴とする連続鋳造
装置を提供しようとするものである。
本考案は上記のように構成されるので次の作用
を有する。即ち、水冷ドラム表面に砂その他を投
射又は噴射することにより酸化スケールが除去さ
れそれによつてドラム表面での溶融金属の不均一
凝固が無くなる。
を有する。即ち、水冷ドラム表面に砂その他を投
射又は噴射することにより酸化スケールが除去さ
れそれによつてドラム表面での溶融金属の不均一
凝固が無くなる。
本考案の一実施例を第１図により説明する。な
お、第２図と同様部材は同図と同一符号とし、説
明を省略する。
お、第２図と同様部材は同図と同一符号とし、説
明を省略する。
第１図において、水冷ドラム１，同１′の両横
に、砂、ガラス、金属、セラミツクス等を投射す
るブラスト装置８が設置されており、連続的に水
冷ドラム１，同１′の表面にたとえば砂を投射す
る。すると、水冷ドラム１，同１′の表面の酸化
スケールは除去され、綺麗な肌で溶融金属を冷や
し、圧するので溶融金属は均一に、かつ速く冷や
され、収縮ムラによる割れがなく、良質な鋳片を
早い速度で得ることができる。なお、噴射された
砂は、図示しない手段によつて回収、循環して連
続的に再使用される。因みに、本実施例の寸法そ
の他の諸元は以下の通りである。但し、これに限
定されるものではない。なお、本実施例はステン
レス鋼（SUS 304）の鋳造に用いた例である。
に、砂、ガラス、金属、セラミツクス等を投射す
るブラスト装置８が設置されており、連続的に水
冷ドラム１，同１′の表面にたとえば砂を投射す
る。すると、水冷ドラム１，同１′の表面の酸化
スケールは除去され、綺麗な肌で溶融金属を冷や
し、圧するので溶融金属は均一に、かつ速く冷や
され、収縮ムラによる割れがなく、良質な鋳片を
早い速度で得ることができる。なお、噴射された
砂は、図示しない手段によつて回収、循環して連
続的に再使用される。因みに、本実施例の寸法そ
の他の諸元は以下の通りである。但し、これに限
定されるものではない。なお、本実施例はステン
レス鋼（SUS 304）の鋳造に用いた例である。
(1) 水冷ドラム
銅製で表面に硬質Niメツキを施してある。内
部水冷構造で、ドラム径、1200φ、ドラム幅800
mm。鋳片寸法は、２mm厚×785mm幅であり、この
時のドラム回転速度（鋳造速度）は70ｍ／mmであ
る。
部水冷構造で、ドラム径、1200φ、ドラム幅800
mm。鋳片寸法は、２mm厚×785mm幅であり、この
時のドラム回転速度（鋳造速度）は70ｍ／mmであ
る。
(2) サイド堰
サイド堰耐火物は、ドラム面と摺動する個所は
ZrO2−Ｂのセラミツクスを用い、その他はアル
ミナグラフアイト質の材料を使用した。
ZrO2−Ｂのセラミツクスを用い、その他はアル
ミナグラフアイト質の材料を使用した。
また、サイド堰は内部を電気ヒータにより約
1250℃に加熱し鋳造中も加熱した。
1250℃に加熱し鋳造中も加熱した。
サイド堰はエアーシリンダーによつてドラム端
面に押し当てている。
面に押し当てている。
(3) 溶融金属
鋳造した材料はオーステナイト系ステンレス鋼
のSUS304である。鋳造温度は1500℃である。
のSUS304である。鋳造温度は1500℃である。
(4) ブラスト装置
ブラスト装置の構造は、遠心力式投射機を用い
た。また粒子は、金属シヨツトを用い、粒子サイ
ズは0.4mmφである。
た。また粒子は、金属シヨツトを用い、粒子サイ
ズは0.4mmφである。
この金属シヨツトを50ｍ／ｓの速度でドラム表
面に投射した。
面に投射した。
以上の諸条件で鋳造したところ欠陥のない鋳片
を安定して得ることが出来た。
を安定して得ることが出来た。
本考案は上記のように構成されるので次の効果
を有する。即ち、ドラム表面へ機械的に、砂、金
属、ガラス或はラミツクス等の粒子を投射するの
で表面の酸化スケール等の被膜を強制的に除去出
来、酸化スケール等に起因するドラムの冷却能の
低下がなく、安定して鋳造できるとともに冷却ム
ラがないので鋳片に割れが発生せず、優れた品質
の板が得られる。
を有する。即ち、ドラム表面へ機械的に、砂、金
属、ガラス或はラミツクス等の粒子を投射するの
で表面の酸化スケール等の被膜を強制的に除去出
来、酸化スケール等に起因するドラムの冷却能の
低下がなく、安定して鋳造できるとともに冷却ム
ラがないので鋳片に割れが発生せず、優れた品質
の板が得られる。
第１図は本考案の一実施例の連続鋳造装置の横
断面図、第２図は第１図に対応した従来装置の横
断面図である。 １，１′……水冷ドラム、２，２′……サイド
堰、３……鋳片（薄板）、４……溶融金属、５…
…タンデイツシユ、６……ノズル、７……ブラツ
シング装置、８……ブラスト装置。
断面図、第２図は第１図に対応した従来装置の横
断面図である。 １，１′……水冷ドラム、２，２′……サイド
堰、３……鋳片（薄板）、４……溶融金属、５…
…タンデイツシユ、６……ノズル、７……ブラツ
シング装置、８……ブラスト装置。
Claims (1)
- 所望の間隙を保つて並設した水冷ドラムの間に
溶融金融を注入し、他端から直接板を得る連続鋳
造装置において、上記水冷ドラムの表面に砂、金
属、ガラス、セラミツクス等の粒子を投射又は噴
射する手段を具備したことを特徴とする連続鋳造
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18640287U JPH0421628Y2 (ja) | 1987-12-09 | 1987-12-09 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18640287U JPH0421628Y2 (ja) | 1987-12-09 | 1987-12-09 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0189842U JPH0189842U (ja) | 1989-06-13 |
| JPH0421628Y2 true JPH0421628Y2 (ja) | 1992-05-18 |
Family
ID=31477630
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18640287U Expired JPH0421628Y2 (ja) | 1987-12-09 | 1987-12-09 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0421628Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5844182B2 (ja) * | 2012-03-08 | 2016-01-13 | 中央電気工業株式会社 | 希土類磁石用合金片の製造方法 |
-
1987
- 1987-12-09 JP JP18640287U patent/JPH0421628Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0189842U (ja) | 1989-06-13 |
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