JPH04215884A - 浄水器用水抜弁 - Google Patents

浄水器用水抜弁

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Publication number
JPH04215884A
JPH04215884A JP3313291A JP3313291A JPH04215884A JP H04215884 A JPH04215884 A JP H04215884A JP 3313291 A JP3313291 A JP 3313291A JP 3313291 A JP3313291 A JP 3313291A JP H04215884 A JPH04215884 A JP H04215884A
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JP
Japan
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water
valve
water pressure
drain valve
spring
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Application number
JP3313291A
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English (en)
Inventor
Motoyoshi Nakano
中野 源喜
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浄水器における内部の滞
留水の排出を行う水抜弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】浄水器において、その浄水の吐出部が原
水の流入部より上方に位置していると、内部に常時水が
滞留することになり、これが嫌気性菌の繁殖を促すこと
になるために、この種の浄水器では水抜弁を設けること
が行われている。そして、この水抜弁としては、常時は
解放状態にあり、浄水を吐出するするために原水を供給
した時、水圧によって閉じられてしまうようにしておく
と、水抜きが自動的になされることになり、水抜き操作
を行う必要がなくなって好都合であるために、従来から
、コイルばねのようなばねを備えて、このばねによる付
勢で解放状態を保つとともに水圧がかかった時のばねに
抗した弁体の移動で閉じてしまう水抜弁が使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記水抜弁で
はばねが別部材であったために、その組み付け時にばね
も同時に組み付けなくてはならないものであり、しかも
ばねの寸法にばらつきがあると、閉鎖動作水圧もばらつ
いてしまい、良好な動作を得られなくなってしまう。
【0004】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは部品数が少なくて済む
上に閉鎖動作水圧も安定している浄水器用水抜弁を提供
するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、ばね
による付勢で解放状態を保つとともに水圧によるばねに
抗した弁体の移動で閉鎖状態となる水抜弁であって、弁
体が弾性体で形成されているとともに、ばねは弁体から
一体に突設された弾性片で形成されていることに特徴を
有している。
【0006】本発明によれば、ばねが弁体と一体の弾性
体として形成されていることから部品数が少なくてすむ
とともに、寸法も一定するために閉鎖動作水圧も安定す
る。
【0007】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、この浄水器は浄化ユニットAと、切換ユニットB
とから構成されたものとなっている。水路の切換を行う
切換ユニットBは、第9図及び第10図に示すように、
合成樹脂により上下に開口する円筒状に形成されている
本体1と、本体1の上部に取り付けられる取付ナット5
0、本体1の側面に取り付けられるレバー2、本体1の
下面に取り付けられる放水板4、そして本体1内に収納
される円筒状のロータリー弁3とから構成されている。 そして、本体1の上端は水道の蛇口(図示せず)への取
付用の取付部とされている。
【0008】上記本体1は、その上面に蛇口と連通する
ことになる流入口11が設けられているとともに、この
流入口11を囲む筒51が立設されていて、筒51の内
部には蛇口取付用のパッキン53と止水用のパッキン5
4とが配され、筒51の外周面には取付ナット50と螺
合する雄ねじが切られている。本体1から外した取付ナ
ット50を一旦水道の蛇口に挿通した後、補助取付具5
2を蛇口の先端部に係止させ、この状態で筒51内に水
道の蛇口先端を差し込んで取付ナット50を筒51にね
じ込んで締め付けると、本体1が蛇口に取り付けられる
と同時に、蛇口の先端面が上記パッキン53に押し付け
られる。
【0009】本体1内の中央は、一側方に開口する縦断
面円形の弁室13として形成されている。この弁室13
は上記ロータリー弁3が収納される部分であって、前記
流入口11を通じて上方に開口しているとともに、第9
図に示すように、下方に第1流出口14が、斜め下方に
第2流出口15が夫々形成され、また、第1流出口14
を囲む筒部18が垂下形成されている。
【0010】そして本体1のレバー2が配される側面と
反対側の側面に、一端が弁室13の奥部に開口する接続
プラグ17が設けられている。本体1の下面に取り付け
られる放水板4は、その中央に整流金網44が配された
放水口41を、周部にシャワー状に放水するための多数
の小孔42を有するものであり、本体1に形成された雄
ねじに螺合させることで本体1に取り付けた時、筒部1
8下端に超音波溶着等の手段で固着される隔壁部材45
と嵌合する。
【0011】筒部18と放水板4との間に位置すること
になるリング状の上記隔壁部材45は、その中央部に複
数本のリブを介して緩衝片46と整流リブ47とを備え
て、上記第1流出口14から放水口41に至る流路を本
体1内における弁室13及び筒部18の外部空間から仕
切っている。上記弁室13に収納されるロータリー弁3
は、軸とこれに一体に形成されている円筒部とからなる
もので、前記止水用パッキン54から流入口11に沿っ
て垂下されている薄肉の筒状垂下片55の下端が弾性的
に接触する円筒部の周面には、大きい第1導入口33と
、小さい第2導入口34と、排出口36の3つが開口し
ている。上記第1導入口33と排出口36とは、円筒部
の内部でつながっているものの、これら2つに対して第
2導入口34は、第10図から明らかなように、仕切り
壁で区画されて前記接続プラグ17に連なる弁室13の
奥部側の周面に連通している。第10図中の48,49
はロータリー弁3の端面に取り付けられた流路形成用回
転体である。
【0012】更にロータリー弁3の円筒部の端部周面に
は、周方向に並ぶ複数個の凹部39が設けられている。 この凹部39は、ばね58で付勢されて弁室13内に突
出するボール59が係合することで、ロータリー弁3の
回転に対してクリックを与え、後述する4つの状態の夫
々についてロータリー弁3の各位置決めを行なうもので
ある。
【0013】ロータリー弁3の本体1への取り付けは押
え板57によってなされている。ロータリー弁3の軸3
1が貫通する押え板57は、弁室13の本体1側面に開
口する開口部内周面に形成されている雌ねじに螺合させ
ることにより本体1に取り付けられてロータリー弁3が
弁室13より抜け出ることを防ぐ。レバー2は押え板5
7を貫通して外部に突出するロータリー弁3の軸31の
非円形とされている先端部との嵌合部を有しているもの
で、この嵌合と軸31先端面にねじ込まれるビスとによ
りロータリー弁3に固着される。
【0014】今、レバー2操作によって第9図及び第1
0図に示すように、ロータリー弁3における第2導入口
34が流入口11に連通するようにしたならば、蛇口か
ら供給される水は、ロータリー弁3と、流路形成用回転
体48,49との間に形成された流路を経て接続プラグ
17へと送られる。またレバー2の操作によってロータ
リー弁3における第1導入口33が流入口11と相対す
るとともに、排出口36が第2流出口15と連通する状
態としたならば、流入口11からの水は第1導入口33
と排出口36及び第2流出口15を経てリング状隔壁部
材45の周部上面に当たって散乱し、この後、放水板4
の小孔42からシャワー状の流れとなって放出される。
【0015】更に流入口11とロータリー弁3の第1導
入口33とが連通し且つ排出口36と第1流出口14と
が連通する状態とした時には、流入口11からの水は第
1流出口14へと流れるものであり、隔壁部材45の緩
衝片46に当たって流速が弱められた後、整流リブ47
及び整流用金網44により整流されて放水口41より放
出される。そしてロータリー弁3の円筒部の外周面が筒
状垂下片55に接して流入口11を閉じる時、蛇口から
の水はここで止められる。
【0016】一方、浄化ユニットAは、第2図及び第3
図に示すように、ケース6と、このケース6内に収納さ
れるメインカートリッジ7及びプレカートリッジ8、そ
して置き台500と外装カバー501,502とから構
成されたものとなっている。ケース6の下部がビスによ
って固定される置き台500は、第7図に示すように、
フック505が形成されており、外装カバー501はこ
のフック505によって置き台500に連結されている
。図中506は吸盤である。
【0017】ケース6は下部ケース60と上部ケース6
1、そして上部ケース61上に配設されるシリンダー部
62、シリンダー部62の上面開口を閉じる蓋63とか
らなるもので、メインカートリッジ7及びプレカートリ
ッジ8とが下部ケース60と上部ケース61とで囲まれ
る空間に収納される。また下部ケース60の底部内には
切換弁9が配設される。
【0018】この切換弁9は、下部ケース60の底板に
固着されるハウジング90と、ハウジング90の両端を
閉じるカバー94,97、ハウジング90内に回転自在
に収納されるとともに、カバー94を貫通する一端側に
レバー95が取り付けられる円柱状の弁体91とからな
るもので、第3図及び第5図(a)に示すように、ハウ
ジング90は3つのポート900,901,903を備
えるとともに、カバー97側に連続する軸方向に長い通
水路902,904を備えており、カバー97は第4図
(b)に示すように、周面に2つのポート800,80
1を、端面に接続口98を備えている。
【0019】ここで、ポート900はプレカートリッジ
8に、ポート901はL字管906と第3図に示すチュ
ーブ18とを介して前記切換ユニットBの接続プラグ1
7に接続され,ポート903はT字管905を通じて排
水チューブ907に接続され、通水路902はポート9
01とポート801とを接続し、通水路904はポート
903とポート800とを接続している。
【0020】弁体91は第5図及び第8図にも示すよう
に、上記ポート900,901,903が位置する部分
にL字形の連通孔92を具備し、ポート800,801
が位置する部分にL字形であり且つ接続口98に連通し
ている連通孔93を有している。また、弁体91には周
方向に並ぶ2つの凹部601が形成されており、両凹部
601には、第2図に示すように、ばね602で付勢さ
れて下部ケース60に設けられた筒から突出するボール
603が弁体91の回転に応じて選択的に係合し、レバ
ー95による弁体91の回転について、2位置でクリッ
クを与えて位置決めを行う。第8図中の604は、連通
孔92,93の周囲の凹所605に装着されるシール板
である。
【0021】水抜弁85は、下ケース60の底板に配設
されている。この水抜弁85は、弾性体からなる弁体8
6と、この弁体86と一体に形成されるとともに下方に
突出する複数本の柱状の弾性片87とからなるもので、
第1図(a)に示すように、上面に通水溝を備えて、弾
性片87による上方への付勢で常時は開いた状態を保つ
。 図中89は抜け止め蓋である。尚、この水抜弁85とチ
ューブ88とT字管905とを介して排水チューブ90
7に接続されている。弾性片87は第1図(b)に示す
ような板状のものであってもよい。
【0022】メインカートリッジ7は、底面開口が底蓋
74で閉じられている筒状ケース72と、この筒状ケー
ス72の上端部に固着された筒状のホルダー73、ホル
ダー73内に束の状態で装填された中空糸膜71、ホル
ダー73外面と筒状ケース72内面との間の空間部に充
填された活性炭70とからなるもので、底蓋74と筒状
ケース72との螺合による接合部分には活性炭70の漏
れ防止のための不織布75が配設され、筒状ケース72
の上面周部に形成された通過孔76の部分には、有孔プ
レート78に不織布77が超音波溶着されたものが配置
されて、通過孔76を通じた活性炭70の漏れが防がれ
ている。
【0023】そして、このメインカートリッジ7は、筒
状ケース72の上面中央より上方へと突出するホルダー
73の上端部が上ケース61の天板部に螺合連結される
ことで、ケース6内に配設される。前記切換弁9のポー
ト900の直上に配設されるプレカートリッジ8は、底
面が有孔板で形成されているケース80と、有孔の蓋8
2と、ケース80内に、上下を不織布700,700で
サンドイッチした状態で充填した活性炭のような濾過剤
83とからなるもので、濾過剤83の漏れを防ぐ上下の
不織布700のうち、上方のものは蓋82に超音波等に
よって溶着されている。
【0024】尚、これらメインカートリッジ7及びプレ
カートリッジ8は、螺合によって連結される下ケース6
0と上ケース61とを分離することで、交換することが
できるようになっている。上ケース61上に配設される
とともに上面開口が蓋63で閉じられたシリンダー部6
2は、上下方向中央部の側面に浄水排出口64を備えた
もので、上ケース61に対して鉛直軸まわりに回転自在
とされるとともに止め輪65によって抜け止めがなされ
ており、内部にはピストン67が配設されている。外周
面にパッキンが装着されるとともに上下動に伴って上記
浄水排出口64を開閉するピストン67は、ばね69に
よって上方に向けて付勢されており、前記レバー95で
操作される切換弁9が浄水位置にある時は、第2図に示
すように、浄水排出口64を開いている位置にある。ま
た、蓋63を貫通しているプラグ100には、一端が前
記切換弁9の接続口98に接続されたチューブ99の他
端が接続されている。尚、蓋63を貫通するとともに止
め輪68で取り付けられたプラグ100は、蓋63に対
して鉛直軸まわりに回転自在となっている。そして、上
記シリンダー部62の浄水排出口64に連結されたノズ
ル503は、外装カバー501,502の間に形成され
ている開口部504を通じて外部に突出しているのであ
るが、シリンダー部62を回転させる時、開口部504
の範囲内でノズル503の向きを変更することができる
ものであり、この時、チューブ99は下部ケース60に
設けられた第4図に示す回転止め部507によって回転
することはない。
【0025】しかしてこの浄水器の浄化ユニットAの切
換弁9は、第3図及び第5図に示すように、ポート90
1とポート900とが連通孔92で連通するとともに、
接続口98が連通孔93と通水路904とを通じてポー
ト903に連通する状態にある時に、前記切換ユニット
Bのレバー2の操作によって蛇口から供給される原水が
接続プラグ17とチューブ18とを通じて浄化ユニット
A側へと送られてきたならば、この原水はポート900
を通じてプレカートリッジ8に入り、不織布700と濾
過剤83とによって比較的大きな粒子の除去と残留塩素
が除去された後、メインカートリッジ7上部の通過孔7
6から筒状ケース72内に入り、活性炭70に接触した
後、中空糸膜71による濾過を受けてシリンダー部62
内のピストン67の下方空間である浄水貯水部αに入り
、その後、浄水排出口64とノズル503とを通じて外
部へと流出する。
【0026】この時、下ケース60に設けられた前記水
抜弁85は、水圧によって弁体86が弾性片87の弾性
に抗して下方に移動し、弁座に接触して閉じた状態とな
っている。また水道水圧が非常に高い場合や、中空糸膜
71に目詰まりが生じたりして、ケース6内の内圧が高
くなった場合には、第9図に示すところの安全弁28が
ばねに抗して後退し、放水口30から漏水させる。
【0027】上記の浄水排出状態から、レバー95を回
動させて、第11図〜第13図に示すように、切換弁9
におけるポート900とポート903とが連通し、且つ
接続口98が通水孔93と通水路902とを通じてポー
ト901に連通する状態とすれば、切換ユニットBから
送られてくる原水は、通水路902と接続口98とを通
じて、ピストン67と蓋63との間の空間βに入り、水
圧でピストン67をばね69に抗して押し下げる。
【0028】このために、ピストン67の下方空間であ
る浄水貯水部α内に溜まっている浄水は、ピストン67
の下降初期において、一部が浄水排出口64から排出さ
れるものの、ピストン67が浄水排出口64を閉じた時
点から、メインカートリッジ7内を逆方向に流れ、中空
糸膜71の外壁に付着している異物を洗い流し、プレカ
ートリッジ8内を経てポート900につながっているポ
ート903から排水チューブ907を通じて外部に排出
される。
【0029】この逆洗が終了した後、レバー95を浄水
位置に戻せば、切換弁9は第2図〜第4図に示す状態に
復帰する。この時、前記ピストン67はばね69により
(切換ユニットBが依然として浄化ユニットA側への送
水状態にある時には水圧による付勢も受けて)上方へと
復帰するものであり、このために前記空間β内の逆洗動
力として利用された水は押し戻され、接続口98から通
水路904とポート903とを経て排水チューブ907
から排出される。
【0030】また、切換ユニットB側からの送水を停止
させたならば、浄水排出口64を通じてケース6内部が
開放されるために、ケース6内に滞留している水は、も
はや水圧がかからないために開いた状態となっている水
抜弁85からチューブ88と排水チューブ907を経て
排出されるものであり、このためにケース6内の滞留水
による嫌気性菌の発生の心配がない。
【0031】第14図に他の実施例を示す。これは上記
水抜弁85の動作がより確実になされるように、つまり
蛇口から供給される原水の水圧が低い時にも確実に閉鎖
することと、水圧がかからなくなった時の開放とがより
良好になされるようにしたものであって、ここでは水抜
弁85の弁体86の外周面とこれを囲む壁面との間に隙
間として形成される排水路の断面積をSa、水抜弁8の
上方に配された抜け止め蓋89の中央部に形成された排
水孔の断面積をSb、水抜弁85下方のチューブ88に
接続される部分の通水路の断面積をScとする時、Sa
<Sb,Sa<<Sc となるように各断面積を設定している。
【0032】このようにした場合、弁体86の外周面と
これを囲む壁面との間に隙間として形成される排水路を
通過する排水の流速Vaが、抜け止め蓋89の中央部に
形成された排水孔を通る際の排水の流速Vbよりも速く
なるために、ベルヌーイの定理により、弁体86の上面
にかかる水圧Pb、つまり水抜弁85を閉じようとする
水圧Pbが、弁体86の周囲の水圧Paより大きくなる
ものであり、この差は上記流速Va,Vbの差、すなわ
ち断面積Sa,Sbの差が大きくなるほど大きくなって
、水抜弁85が閉じやすくなる。弁体86の周囲の流速
Vaが速くなれば、弁体86が水流によって下方に引き
ずり込まれる効果も増すために、なおさら水抜弁85が
閉じやすくなる。この結果、蛇口から供給される原水の
水圧が低くとも、少しでも水圧がかかっている状態であ
れば水抜弁85が閉じた状態を保つようにすることがで
きるものである。
【0033】また、弁体85と一体に形成した弾性片8
7のばね定数の設定範囲を広くとることができることに
なるために、特に弾性片87の断面積を大きくしたり長
さを短くすることで水抜弁85の復帰性を上げることが
可能となる。これはチューブ88につながる排水チュー
ブ907の先端を浄水ユニットAの底面よりかなり下方
に垂らした際には、一旦水抜弁85が閉鎖した際に排水
チューブ907内に密閉された滞留水によって生じる水
抜弁85を閉じようとする力が大きくなる上に、弁体8
6とこれが接する弁座との間には水の表面張力で弁体8
6の復帰を妨げようとする力が生じるが、これらの力に
抗した復帰が確実になされるようにすることが可能とな
るものである。
【0034】上記の弁体86の復帰を妨げる力に対する
復帰性を高めるには、第15図に示すように、弾性片8
7を偏った位置に設けることも有効である。弁体86に
かかる弾性片87による復帰力に偏りがあるために、復
帰力の高いところが上記力に抗して浮き上がるものであ
り、弁体86全体に復帰力が均等にかかって水平状態の
ままで押し上げられる場合よりも、上記力に抗した復帰
が容易となる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明においては、ばねが
弁体と一体の弾性体として形成されていることから、部
品数が少なくてすむものであり、ばねの組み付け忘れを
生じるようなこともなく、そして弁体と一体のものであ
るが故に、弾性片の寸法にばらつきが生じにくく、従っ
て弾性片のばね定数で決定される閉鎖動作水圧も安定す
るものである。尚、動作水圧の変更は、弁体及び弾性片
自身の材質の変更で応ずることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の断面図である。
【図2】同上を備えた浄水器の浄化ユニットの浄水吐出
時の縦断面図である。
【図3】浄化ユニットの浄水吐出時の横断面図である。
【図4】浄化ユニットの破断底面図である。
【図5】浄化ユニットの浄水吐出時の部分横断面図であ
る。
【図6】弁体の斜視図であって、(a)(b)は異なる
例を示している。
【図7】浄化ユニットの部分断面図である。
【図8】浄化ユニットにおける切換弁の弁体の斜視図で
ある。
【図9】切換ユニットの横断面図である。
【図10】切換ユニットの縦断面図である。
【図11】浄化ユニットの逆洗時の縦断面図である。
【図12】浄化ユニットの逆洗時の横断面図である。
【図13】浄化ユニットの逆洗時の部分横断面図である
【図14】他の実施例の断面図である。
【図15】弁体の他の実施例の斜視図である。
【符号の説明】
85    水抜弁 86    弁体 87    弾性片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ばねによる付勢で解放状態を保つとと
    もに水圧によるばねに抗した弁体の移動で閉鎖状態とな
    る水抜弁であって、弁体が弾性体で形成されているとと
    もに、ばねは弁体から一体に突設された弾性片で形成さ
    れていることを特徴とする浄水器用水抜弁。
JP3313291A 1990-03-30 1991-02-27 浄水器用水抜弁 Pending JPH04215884A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8552390 1990-03-30
JP2-85523 1990-03-30
JP2-406159 1990-12-25

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04215884A true JPH04215884A (ja) 1992-08-06

Family

ID=13861267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3313291A Pending JPH04215884A (ja) 1990-03-30 1991-02-27 浄水器用水抜弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04215884A (ja)

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