JPH0421553A - ポリマーコンクリート用合成樹脂組成物 - Google Patents

ポリマーコンクリート用合成樹脂組成物

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JPH0421553A
JPH0421553A JP12454990A JP12454990A JPH0421553A JP H0421553 A JPH0421553 A JP H0421553A JP 12454990 A JP12454990 A JP 12454990A JP 12454990 A JP12454990 A JP 12454990A JP H0421553 A JPH0421553 A JP H0421553A
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JP
Japan
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ethylenically unsaturated
component
acid
weight
unsaturated carboxylic
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Pending
Application number
JP12454990A
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English (en)
Inventor
Shizuo Hashino
橋野 静夫
Koji Ishizaki
孝治 石崎
Takeshi Ogino
荻野 豪
Taizo Igarashi
泰蔵 五十嵐
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポリマーコンクリートを製造するだめの単量
体混合物を含む合成樹脂組成物に関し、さらに詳しくは
、骨材との密着性が良く、混練り性と成形作業性にすく
れ、寸法安定性が良く、強靭なポリマーコンクリートを
得ることのできる合成樹脂組成物に関する。
〔従来の技術〕
従来より、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂など
に骨材を混練りしたポリマーコンクリド、レジンコンク
リート、レジンモルタルなどと称されるポリマー含有構
造物の製造用合成樹脂組成物が知られ、無機系セメント
のコンクリートあるいはモルタルの代替に用いられてい
る。
この種の組成物は、セメントに比較して力学的強度、耐
食性、耐摩耗性、耐凍害性などの点ですくれた構造物を
製造することができるため、道路、橋梁、ダム護岸など
の補修用や、耐酸槽、側溝、ケーブルや配管の埋設用構
造物などの各種構造物製造用に利用されている。
しかし、上記従来のポリマーコンクリート組成物のうち
、不飽和ポリエステル樹脂系のものは硬化の際の収縮1
発熱などにより硬化物にクラックが発生しやすいという
欠点があった。また、エポキシ樹脂系のものは粘度が高
く、充分な混練りができないために、期待される強度が
でないという欠点があった。
一方、本出願人の先行発明である特開昭6076502
号公報では、上記の欠点を解決しうるちのとして、多価
アルコールとアクリル酸またはメタクリル酸との部分エ
ステルを主成分とするエチレン性不飽和単量体混合物に
少量の熱可塑性樹脂を配合したポリマーコンクリート組
成物が開示されている。
ところが、本発明者らのその後の研究により、上記組成
物は耐水性が劣り、雨水や地下水などによって機械的強
度が徐々に低下する場合があることが判った。また、臭
気の点で環境周辺に与える問題が多少残っており、この
点の改良が市場において要望されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上記従来の事情に鑑み、混練り作業性、成形
性、臭気などの環境周辺に与える影響、成形物の外観・
強度、経時的な耐候性などの問題点をすべて解決しうる
実用価値の高いポリマーコンクリート用合成樹脂組成物
を提供することを目的としたものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記の目的を達成するために鋭意検討し
た結果、三成分ないし四成分からなる特定の単量体混合
物と少量の油性樹脂とを組み合わせ使用することにより
、前記問題点をすべて克服しうる実用価値の極めて高い
ポリマーコンクリド用合成樹脂組成物が得られるもので
あることを知り、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、つぎのC成分30〜55重量%、
b成分20〜40重量%、C成分10〜35重量%、d
成分0〜15重量%および油性樹脂1〜15重量%(た
だし、各成分の合計量が100重量%となる)を含むこ
とを特徴とするポリマーコンクリート用合成樹脂組成物
に係るものである。
C成分:水酸基を2個以上持つ化合物とエチレン性不飽
和カルボン酸との部分エステ ル化物であって、分子中に少なくとも 1個の水酸基を有する化合物からなる 部分エステル単量体 す成分:水酸基を1個持つエポキシド付加物とエチレン
性不飽和カルボン酸とのエス テル化物であるエステル単量体 C成分:水酸基を2個以上持つ化合物、エチレン性不飽
和カルボン酸およびエチレン 性不飽和カルボン酸以外のカルボン酸 のエステル化物である三元エステル単 量体 d成分:その他のエチレン性不飽和単量体このようなポ
リマーコンクリート用合成樹脂組成物によれば、これに
骨材を配合し、混練り後、成形して硬化することにより
、外観、寸法安定性、強度、耐候性などの諸性能にすぐ
れたポリマーコンクリートを得ることができる。
〔発明の構成・作用〕
本発明のC成分である部分エステル単量体は、水酸基を
2個以上持つ化合物とエチレン性不飽和カルボン酸との
部分エステル化物であって、分子中に少なくとも1個の
水酸基を有する化合物からなるものである。
上記の水酸基を2個以上持つ化合物としては、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、フチレンゲリコー
ル、ネオペンチルグリコール、ヘキサメチレングリコー
ル、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、
ジペンタエリスリトル、ソルビトール、ソルビタン、末
端水酸基含有ポリオレフィンポリオール、キシリレング
リコール、シクロヘキサンジメタツール、スチレングリ
コールなどの多価アルコール;ビスフェノールA、ヒド
ロキノンなどの多価フェノール;多価アルコール、多価
フェノールなどにエチレンオキシド、プロピレンオキシ
ド、ブチレンオキシド、グリシドール、スチレンオキシ
ドなどのエポキシド化合物を付加した化合物;アンモニ
ア、アルキルアミン、アルキルポリアミン、ポリアルキ
レンポリアミン、キシリレンジアミン、アミノフェノー
ル、ポリエチレンイミンなどのアミンにエポキシド化合
物を付加した化合物;多価アルコール、多価アルコール
エポキシド付加物、多価フェノール、多価フェノールエ
ポキシド付加物、アミンエポキシド付加物の水酸基の一
部をカルボン酸、スルホン酸などでエステル化した化合
物やアルコール、フェノールなどでエーテル化した化合
物;アミンのエポキシド付加物の場合にはエポキシド化
合物付加前に一部のアミノ基をカルボン酸でアミド化し
た化合物;さらにはこれら化合物に炭化水素基や各種官
能基などを導入した誘導体;これらの混合物などがあり
、これらの中でも特に水酸基を3個以上有する化合物が
好ましい。
また、上記のエチレン性不飽和カルボン酸としては、ア
クリル酸、メタクリル酸、ビニル酢酸、マレイン酸、フ
マル酸、イタコン酸、クロトン酸などのエチレン類イ以
の重合反応性を示すカルボン酸;同様な重合反応性を示
すオクタデカジエン酸、オクタデカトリエン酸などの不
飽和脂肪酸;これらの混合物などがある。
本発明のC成分である部分エステル単量体は、特に、重
合反応性を示すエチレン性不飽和結合を2個以上有し、
かつ水酸基を少なくとも1個持つ部分エステル単量体が
好ましい。
本発明のb成分であるエステル単量体は、水酸基を1個
持つエポキシド付加物とエチレン性不飽和カルボン酸と
のエステル化物であって、上記後者のエチレン性不飽和
カルボン酸としては、前記C成分の合成に用いたのと同
様の不飽和カルボン酸が用いられる。
また、上記前者の水酸基を1個持つエポキシド付加物と
しては、メタノール、エタノール、プロパツール、イソ
プロパツール、ブタノール、Sブタノール、t−ブタノ
ール、オクタツール、2エチルヘキサノール、ラウリル
アルコール、ステアリルアルコール、ヘンシルアルコー
ル、オレイルアルコール、ヘンシルアルコール、シクロ
ヘキシルアルコール、t−ブチルシクロヘキシルアルコ
ール、ジシクロペンテニルアルコールなどの1価アルコ
ール;フェノール、オクチルフエノル、ノニルフェノー
ルなどの1価フェノール;ジメチルアミン、メチルステ
アリルアミン、ジラウリルアミン、メチルベンジルアミ
ン、ジヘンジルアミンなどの第2アミン;エタノールア
ミン、イソプロパツールアミンなどのアルキロールアミ
ンと1価カルボン酸とのアミド化物;これらの混合物な
どの活性水素を1個持つ化合物に、エチレンオキシド、
プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、スチレンオキ
シドなどのエポキシド化合物やこれらの混合物などを付
加したもの、またグリシドールなどを付加したのちに余
分の水酸基を封鎖したものなどが挙げられ、いずれも分
子中に水酸基を1個持つ化合物である。これらの中でも
特に、炭化水素基の炭素数が少ない場合には、活性水素
を1個持つ化合物に対するエポキシド化合物の付加モル
数を多くし、逆に上記炭素数が多い場合には付加モル数
を少なくしたものが好ましい。
本発明のC成分である三元エステル単量体は、水酸基を
2個以上持つ化合物、エチレン性不飽和カルボン酸およ
びエチレン性不飽和カルボン酸以外のカルボン酸のエス
テル化物であって、上記前二者の水酸基を2個以上持つ
化合物とエチレン性不飽和カルボン酸は、それぞれ前記
C成分の合成に用いたのと同様の水酸基含有化合物およ
びエチレン性不飽和カルボン酸が用いられる。
また、上記後者のエチレン性不飽和カルボン酸以外のカ
ルボン酸としては、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、
ヘキサン酸、オクタン酸、2−エチルヘキサン酸、デカ
ン酸、ラウリン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、
ヘヘン酸、オレイン酸、エルカ酸、安息香酸、ナフテン
酸などの1価カルボン酸;シュウ酸、マロン酸、コハク
酸、グルタル酸、アノピン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、ドデカンニ酸、トリデカンニ酸、オクタデセンニ酸
、フタール酸、トリメリット酸などの多価カルボン酸;
前記C成分の合成に用いたのと同様のエチレン性不飽和
カルボン酸の低分子量重合物や低分子量共重合物;これ
らの混合物などのエチレン類似の重合反応性を事実上示
さないカルボン酸が用いられる。
本発明のC成分である三元エステル単量体は、特に、重
合反応性を示すエチレン性不飽和結合を2個以上有し、
かつ分子量が比較的大きな三元エステル単量体が好まし
い。
本発明のd成分であるその他のエチレン性不飽和単量体
としては、前記C成分の合成に用いたのと同様のエチレ
ン性不飽和カルボン酸;メタノール、エタノール、プロ
パツール、イソプロパツル、ブタノール、S−ブタノー
ル、t−ブタツル、オクタツール、2−エチルヘキサノ
ール、ラウリルアルコール、ステアリルアルコール、ヘ
ンシルアルコール、オレイルアルコール、ヘンシルアル
コール、シクロヘキシルアルコール、t−メチルシクロ
ヘキシルアルコール、ジシクロペンテニルアルコールな
どの1価アルコールとエチレン性不飽和カルボン酸との
エステル化物;前記C成分の合成に用いたのと同様の水
酸基を2個以上持つ化合物とエチレン性不飽和カルボン
酸とのエステル化物で水酸基を持たない化合物;アクリ
ルアミド、アクリロニトリル、グリシジルアクリレト、
グリシジルメタクリレートなどのエチレン性不飽和カル
ボン酸誘導体;スチレン、クロルスチレン、メチルスチ
レンなどのスチレン化合物;ビニルアルコール、ビニル
トルエン、ジビニルベンゼン、酢酸ビニル、塩化ビニル
などのビニル化合物;ブテン、イソブチン、ジイソブテ
ン、オクテン、オクタデセン、ブタジェン、ジシクロペ
ンタジェンなどのオレフィン;アリルアルコール、アリ
ルアルコールエポキシド付加物、ジアリルエテル、アリ
ルアミンなどのアリル化合物などがある。これらのうち
、メチルアクリレート、スチレン、酢酸ビニル、ブテン
などの非常に低分子量の単量体は臭気・引火性などによ
る作業環境の悪化や揮発による体積収縮などの問題があ
るため、これら以外の分子量ができるだけ大きな単量体
を用いるのが好ましい。
本発明で用いる油性樹脂としては、上述のa〜d成分の
中から選ばれた任意の単量体1種の単独重合物、単量体
2種以上の共重合物でランダム共重合物、ブロック共重
合物またはグラフト共重合物;多価アルコールと多価カ
ルボン酸とのポリエステル化物;多価アミンと多価カル
ボン酸とのポリアミド化物;アルキレンオキシド重合物
;ホルムアルデヒド重合物;天然高分子樹脂;これらの
混合物などが挙げられる。
これらの油性樹脂は、上述のa −d成分からなる単量
体混合物中に溶解、部分溶解、膨潤、分散、乳化などに
よって比較的容易に微細に均一混合できるものであり、
硬化物の体積収縮を抑えて寸法安定性を向上させる働き
を持つものである。
本発明のポリマーコンクリート用合成樹脂組成物は、上
述のa % d成分からなる単量体混合物と油性樹脂と
を含んでなり、その組成としては、C成分30〜55重
量%、b成分20〜40重量%、C成分10〜35重量
%、d成分O〜15重量%および油性樹脂1〜15重量
%(ただし、各成分の合計量が100重量%となる)で
あり、この範囲外となると、強度が低下したり、硬化収
縮率が大きくなるなどの弊害がある。より好ましい組成
としては、C成分35〜50重量%、b成分25〜35
重量%、C成分15〜30重量%、d成分0〜10重量
%および油性樹脂3〜10重量%である。
本発明のポリマーコンクリート用合成樹脂組成物は、一
般には骨材と混合して硬化される。この骨材としては、
ケイ砂、砂利、砕石;コンクリド;非油溶性合成樹脂;
非油溶性ポリマーコンクリート;転炉スラグ、石炭燃焼
灰;クレー、タルク、カナダマイカ、マイカ、アスベス
ト、ウオラライト、珪酸カルシウム、長石粉、酸性白土
、セリサイト (Eガラス)、ガラス粉(Aガラス)、
スレート粉、シラス、ドロマイト、ハリウムフエライト
、アルミナ、亜鉛華、カーボン、ホワイトカーボン、カ
ーボンブラック、合成珪酸塩、無定形シリカ、ケイソウ
土、グラファイト、木粉、バルブ粉、チタン酸カリウム
、ポルトランドセメント、アルミナセメント;マグネシ
ウム、カルシウム、バリウム、チタン、クロム、モリブ
デン、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、
アルミニウム、スズ、鉛、アンチモンなどの金属;金属
を主体とする合金などの金属間化合物;金属酸化物;金
属水酸化物;金属塩化物;金属炭酸塩;金属硫酸塩;金
属硫化物;金属ケイ酸塩;金属チタン酸塩;金属珪酸塩
;各種金属化合物;金属化合物水和物;これらの1種ま
たは2種以上を粉砕、焼結、接着、成形などの処理によ
り塊状、粒状、粉状、線状、板状、球状、角状、不定形
状、多孔質状、中空状、網目状などの構造に変成したも
の;これらの混合物などの粗骨材、細骨材などの1種ま
たは2種以上を組み合わせて用いる。
また必要に応じて、ガラス繊維、ポリアミドやポリエス
テルなどの合成繊維、化学繊維、天然繊維、ボロン繊維
、金属繊維などの繊維;繊維を紡績、編織、成形などの
処理によって布状、ロープ状にしたもの;これらの混合
物などを補強のために骨材として用いることができる。
さらに、これら種々の骨材の表面を、カルボン酸、カル
ボン酸塩、カルボン酸無水物;アミン、酸アミン塩;エ
ポキシ基を有するエポキシ化合物;シランカップリング
剤;チタンカップリング剤;これらの混合物などの表面
処理剤、表面改質剤などで処理し、樹脂成分との接着性
を改良した骨材も用いることができる。
本発明のポリマーコンクリート用合成樹脂組成物を上記
の骨材と混合するときの比は、強度の点から、前者/後
者が一般に40/60〜5/95(重量比)となるよう
にするのが好ましい。
また、樹脂成分の表面のみに少量の骨材を含有させて石
材状、木材状、抽象模様状などの外観を持たせることを
主目的とする場合などには、骨材は極めて少量で目的を
達成することができる。反対に、骨材の接触点のみに樹
脂成分を与えて骨材全体を硬化させた多孔質状、中空状
、網目状などの構造物の場合などには、樹脂成分が非常
に少なくてよく、また、油性樹脂が樹脂成分の大半を占
めるような組成とするのが好ましい。さらには、骨材を
使用せずに樹脂成分のみを硬化させてポリマーコンクリ
ート製品を得ることもできる。
本発明のポリマーコンクリート用合成樹脂組成物の硬化
方法としては、種々の方法を用いることができ、たとえ
ば、光、熱、高エネルギー放射線などの照射;ベンゾイ
ン、アセトフェノン系化合物などの光増感剤;水素酸、
ルイス酸、アルカリ金属などのイオン重合開始剤;ラジ
カル重合開始剤などによる方法が適用でき、1種の方法
または2種以上を組み合わせた方法によって行うことが
できる。特に、有機過酸化物、無機過酸化物、ニトリル
系化合物、アゾ系化合物、ジアゾ系化合物、スルフィン
酸化合物などのラジカル重合開始剤などを用いて硬化さ
せることが好ましい。
ラジカル重合開始剤である有機過酸化物としては、メチ
ルエチルケトンペルオキシド、1,1ビス(t−ブチル
ペルオキシ)シクロヘキサノン、t−ブチルヒドロペル
オキシド、2.2′−ビス(t−ブチルペルオキシ)ブ
タン、クメンヒドロペルオキシド、ジイソプロピルヘン
ゼンヒドロペルオキシド、2,5−ジメチルヘキサン−
2,5ジヒドロペルオキシド、ジ−t−ブチルペルオキ
シド、t−ブチルクミルペルオキシド、ジクミルペルオ
キシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペ
ルオキシ)ヘキサン、2.5−ジメチル−2,5−ジ(
t−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3、アセチルペルオ
キシド、プロピオニルペルオキシド、イソブチルペルオ
キシド、オクタノイルペルオキシド、ラウロイルペルオ
キシド、ベンゾイルペルオキシド、3.5.5−トリメ
チルヘキサノイルペルオキシド、2.4−ジクロロペン
ヅイルペルオキシド、m−)ルイロイルベルオキシド、
ジイソブロビルペルオキシジヵーボネト、ジーn−プロ
ビルペルオキシジヵーボネト、ジー2−エトキシエチル
ペルオキシジカーボネート、アセチルシクロへキシルス
ルホニルベルオキシド、t−ブチルペルオキシアセテー
ト、tブチルペルオキシジイソブチレート、t−プチル
ペルオキシピハレート、t−ブチルペルオキシラウレー
ト、t−プチルペルオキシベンソエート、2.5−ジメ
チル−2,5−ジ(t−ベンゾイルペルオキシ9ヘキサ
ン、t−ブチルペルオキシマレエート、t−プチルペル
オキシイソプロピル力ボネートなどがある。
また、無機過酸化物としては、過酸化水素、過硫酸アン
モニウム、過硫酸カリウムなどがあり、ニトリル系化合
物としては、2.2−アゾビスイソブチロニトリル、2
.2−アゾビスプロピオニトリル、2,2−アゾビスバ
レロニトリルなどがある。アゾ系化合物やジアゾ系化合
物としては、ジアゾアミノヘンゼン、ニトロソアシルア
リルアミン、p−二トロベンゼンジアゾニウム塩、アブ
チオエーテル類などがあり、スルフィン酸化合物として
は、p−トルエンスルフィン酸、p−トルエンスルフィ
ン酸ナトリウム、プロピルスルフィン酸などがある。
さらに、ラジカル重合開始剤の使用に際して、重合開始
反応を促進させたり、低温で硬化させるために硬化促進
剤を併用することができる。硬化促進剤としては、N、
N−ジメチルパラトルイジン、トリーn−ブチルアミン
、2−N−エチルアニリノエタノール、N、N−ジメチ
ルアニリン、p−N、N−ジメチルアミノベンズアルデ
ヒドなどのアミンli;2,2′−(フェニルイミノ)
ジェタノールなどのアルコール類;ヘンゼンスルフイン
酸、p−クロロヘンゼンスルフィン酸などのスルフィン
酸およびこれらのスルフィン酸塩;重亜硫酸ナトリウム
、亜硫酸ナトリウム、硫酸第一鉄などの無機化合物;マ
ンガン、コバルト、ニッケル、パラジウム、白金などの
金属、金属錯体、カルボン酸金属塩などが挙げられ、そ
の他アルギン酸ナトリウムなども使用できる。
重合開始剤の使用割合および硬化促進剤の使用割合は、
樹脂成分100重量部に対して各々0.001〜20重
量部とするのが通常であり、0.05〜10重量部の範
囲が特に好ましい。
〔発明の効果〕
本発明のポリマーコンクリート用合成樹脂組成物は、す
くれたポリマーコンクリートを形成し、製造時の作業性
も良好である。特に、低粘度のために取り扱いが容易で
骨材との混練り性、成形作業性などが改善されるととも
に、硬化時の収縮が少ないために寸法安定性にすくれ、
クラックなども発生しなくなり、かつ低温時の硬化速度
を早くできるために作業時期を選ばず、冬期などの低温
下でもポリマーコンクリート製品の製造が可能となり、
しかも硬化樹脂成分の構造や骨材とのすくれた密着性に
より、強度、耐衝撃性、柔軟性などの特性が良くなり、
そのうえ耐水性が良いために雨水などによって経時的な
強度低下も起こらないなどのすぐれた効果を示す。
また、前記d成分に係るエチレン性不飽和単量体につい
てその使用割合を減らしたり分子量の大きなものを選ぶ
などの注意をすることによって、作業環境に漏洩する臭
気を極力少なくし、事実上無臭化することができる。
〔実施例〕
つぎに、本発明を実施例によってさらに具体的に説明す
る。
なお、実施例および比較例で用いたa〜d成分からなる
各単量体および油性樹脂を以下に示すが、このうち、エ
ポキシド化合物付加物は、エポキシド化合物についてエ
チレンオキシドをE○、プロピレンオキシドをPO、ブ
チレンオキシドをBO、グリシドールをGC、スチレン
オキシドをsoと略称し、またエポキシド化合物の付加
モル数については原料化合物1モルに対する付加モル数
で示した。
〈a成分の部分エステル単量体〉 NQl:プロピレングリコールモノメタクリレト 階2:グリセリンジメタクリレート 〈b成分のエステル単量体〉 階5:メタノールEO4モル付加物メタクリレト 〈C成分の三元エステル単量体〉 くd成分のその他のエチレン性不飽和単量体〉隘12:
プロピレングリコ ルジメタクリレ ト 階13ニゲリシジルメタクリレート 〈油性樹脂〉 U、υυUノ 実施例 上記のa〜d成分からなる各単量体および油性樹脂を、
後記の第1表に示す組成でよく混合し、本発明例(試験
隘1〜6)および比較例(試験階7〜10)の10種の
ポリマーコンクリート用合成樹脂組成物を調製した。
つぎに、この各組成物のうちの50重量部にヘンシイル
ベルオキシド4重量部を加え、残りの各組成物50重量
部にp−ジメチルアミノベンズアルデヒド2重量部とナ
フテン酸コバルト1重量部とを加えて、各々を混合した
のち、この両液を合わせ、予めミキサーで混合しておい
た下記組成;ケイ砂(16〜18メツシユ)63重量%
ケイ砂(200メツシユパス)27重量%炭酸カルシウ
ム微粉     10重量%の骨材混合物730重量部
に加え、3分間混練りして、ポリマーコンクリート製造
用原料混合物を得た。
この原料混合物を直ちに直径18mmの試験管型枠、お
よび40mmX40鶴×160鶴の大きさの角型型枠に
詰め、テーブル型バイブレータ−上で2分間振動を加え
たのち、24時間室温下に静置して硬化させた。その後
、各型枠から硬化物を取りだし、105℃で2時間加熱
熟成し、冷却して試験サンプルを得た。
試験管型枠からのサンプルから直径18n×長さ36鶴
の試験片を切り出し、オートグラフによって圧縮強度を
測定した。また、角型型枠からのサンプルを用いて、A
STM  D−2566−69に準じて硬化収縮率を測
定し、その後に10BX I QmaX I OQmの
大きさの試験片を切り出し、オートグラフによって曲げ
強度を測定し、また3ON×30fl×30flの大き
さの試験片を切り出して耐水性試験を行った。
耐水性試験は、試験片の10倍量の水を入れたビーカー
中に試験片を入れ、2週間後の吸水による重量増加およ
び肉眼による表面状態の変化を観察した。判定は試験前
と変わらない場合を○、少し膨潤している場合を△、白
化〜軟化している場合を×とした。
これらの試験と合わせて、原料混合物の混練り時の臭気
を、官能試験により判定した。判定は臭気がほとんどな
く問題とならない場合を○、臭気は弱いが比較的悪臭で
ある場合を△、臭気が強いか悪臭がある場合を×とした
これらの試験結果を、つぎの第1表に示す。
上記第1表の結果から、本発明のポリマーコンクリート
用合成樹脂組成物を用いた場合、収縮率が低く、圧縮強
度や曲げ強度が大きく、耐水性と臭気にすくれた、ポリ
マーコンクリート製品が得られることが明らかである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)つぎのa成分30〜55重量%、b成分20〜4
    0重量%、c成分10〜35重量%、d成分0〜15重
    量%および油性樹脂1〜15重量%(ただし、各成分の
    合計量が100重量%となる)を含むことを特徴とする
    ポリマーコンクリート用合成樹脂組成物。 a成分:水酸基を2個以上持つ化合物とエチレン性不飽
    和カルボン酸との部分エステル化物であつて、分子中に
    少なくとも1個の水酸基を有する化合物からなる部分エ
    ステル単量体 b成分:水酸基を1個持つエポキシド付加物とエチレン
    性不飽和カルボン酸とのエステル化物であるエステル単
    量体 c成分:水酸基を2個以上持つ化合物、エチレン性不飽
    和カルボン酸およびエチレン性不飽和カルボン酸以外の
    カルボン酸のエステル化物である三元エステル単量体 d成分:その他のエチレン性不飽和単量体
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102428287A (zh) * 2009-06-04 2012-04-25 田中精密工业株式会社 滑动摩擦材料

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