JPH04215463A - ガラス封止パッケージ端子へのメッキ方法 - Google Patents

ガラス封止パッケージ端子へのメッキ方法

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JPH04215463A
JPH04215463A JP40213490A JP40213490A JPH04215463A JP H04215463 A JPH04215463 A JP H04215463A JP 40213490 A JP40213490 A JP 40213490A JP 40213490 A JP40213490 A JP 40213490A JP H04215463 A JPH04215463 A JP H04215463A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
acetic acid
external terminals
plating
ammonium acetate
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP40213490A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Ishikawa
石川 豪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Publication of JPH04215463A publication Critical patent/JPH04215463A/ja
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  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガラス封止パッケージ端
子へのメッキ方法の改良に関する。半導体素子の外装と
しては樹脂封止のものとガラス封止のものとがある。
【0002】すなわち、半導体素子に対するパッシベー
ション技術の進歩と封止用樹脂組成物の改良により樹脂
モールドパッケージが普及してきたが、高い信頼性を必
要とする用途にはガラス封止パッケージが使用されてい
る。
【0003】図2はガラス封止パッケージの断面構造を
示すもので、アルミナなどのセラミックスよりなり、複
数の外部端子1が封止ガラス2により融着されている基
板3の凹部に半導体チップ4を金・シリコン(Au−S
i) や金・錫(Au−Sn)などのゝ共晶合金5ある
いは接着剤などを用いて接着した後、半導体チップ4の
周辺に設けられている複数のボンディングパッドと複数
の外部端子1とをアルミニウム( Al )やAuの細
線6を用いてワイヤボンディングして回路接続している
【0004】次に、アルミナなどのセラミックスよりな
り、封止ガラス2が予め接着してある蓋7を不活性ガス
雰囲気中で当接し加熱することでガラス封止が行われる
。次に、パッケージをメッキ浴に浸漬して外部端子1に
電気メッキを施し、洗浄乾燥した後にリードフレームよ
り切り離すことでガラス封止パッケージが完成している
【0005】
【従来の技術】ICやLSI のように高度に集積化さ
れた半導体素子を実装するパッケージはこの特徴を活か
すために小型化したものが用いられている。すなわち、
図1は図2に示したパッケージの側面の構造を示すもの
で、リードフレームに他端が接続している外部端子1は
蓋7と基板3の間に封止ガラス2を介して存在し、封止
構造を構成しているが、従来の外部端子1の相互間の間
隔(ピッチ)dは2.54mmが基準であり、これを実
現するために幅が0.46mm( ガラスとの熔着部分
は1.2 mm),厚さが0.25mm程度のものが用
いられており、そのためガラスとの熔着位置においては
相互間隔が1.3 mm程度と接近している。
【0006】さて、外部端子1の材料としては鉄・ニッ
ケル(Fe−Ni)合金などが多く用いられているが、
パッケージ組立にあたって半導体チップ4の基板3への
融着,蓋7と基板3との融着などの熱処理を受けて表面
が酸化している。そのため、メッキに当たっては多数の
パッケージの付いているリードフレームをメッキ用の治
具に取り付けた(ラッキング)後、硫酸(H2SO4)
浴などに浸漬して外部端子1の表面にある酸化膜を溶解
除去した後に電気メッキを行っている。
【0007】然し、メッキ処理に当たっては外部端子1
と接する封止ガラス2の部分にもメッキが行われ導電性
付着物8が析出すると云う問題がある。この導電性付着
物8の析出は従来から問題であったが、最近パッケージ
の小型化が更に進行し、外部端子1のピッチが0.5 
mmと小型化し、外部端子として0.2 mm幅の実用
化が必要となるに及んで導電性付着物8による端子間の
絶縁不良が問題となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】半導体パッケージには
ガラス封止タイプのものと樹脂封止タイプのものとがあ
り、それぞれ用いられている。
【0009】こゝで、パッケージの小型化は益々進行し
ており、最新のデュワルインラインパッケージにおいて
は外部端子のピッチが0.5 mmと小型化したものゝ
実用化が進められている。
【0010】こゝでガラス封止タイプのパッケージにお
いてはガラス封止後に行われる外部端子のメッキ処理に
おいて、外部端子と接する封止ガラスの部分にもメッキ
が行われて導電性付着物が析出すると云う問題があり、
外部端子のピッチが狭い場合は短絡の可能性がある。そ
こで、導電性付着物の発生の抑制が課題である。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題はガラス封止
パッケージの外部端子に電気メッキを施す際に、このメ
ッキの前処理としてパッケージを酢酸または酢酸塩水溶
液に浸漬することを特徴としてガラス封止パッケージ端
子へのメッキ方法を構成することにより解決することが
できる。
【0012】
【作用】ガラス封止パッケージの外部端子に電気メッキ
を施す際に外部端子の周辺に導電性付着物が析出する理
由は封止ガラス中へ金属の拡散が生じ、絶縁抵抗が低下
しているためである。
【0013】すなわち、外部端子の封止に使用するガラ
スの必要条件は、■  金属との密着性のよいこと、■
  封着後のガラス中の残存応力ができるだけ少ないこ
と、■  封着後のガラスの応力が圧縮応力であること
、などであり、そのためには金属とガラスの界面に遷移
層が生じ、遷移層と金属およびガラスとの間に熱力学的
平衡が維持されていることが必要である。そのために、
軟化温度が350 〜400 ℃程度と低く、作業温度
が400 〜450 ℃と低い低融点ガラスが用いられ
ている。
【0014】こゝで、低融点ガラスには各種の組成のも
のがあるが、軟化温度が上記のように低いガラスは酸化
硼素(B2O3)と酸化鉛(PbO) を主構成分とす
るガラスであり、約450 ℃で行われる封止処理によ
り金属の固溶体よりなり絶縁抵抗の低い遷移層を生じて
いる。これが、メッキに当たって外部端子の周辺に導電
性付着物を生ずる原因である。
【0015】この導電性付着物の組成はメッキを行う金
属と同じであり、何れの場合にも認められるが、この付
着は錫(Sn)メッキを行う場合、特に顕著である。こ
ゝで、従来はメッキ処理に先立ってパッケージをH2S
O4 浴に浸漬し、外部端子の表面に生じている金属の
酸化皮膜を溶解除去して後、メッキを行っていた。然し
、この酸処理では導電性付着物の析出を防ぐことはでき
なかった。
【0016】発明者は遷移層の絶縁抵抗が低下し、この
部分もメッキされる理由はPb0 と金属の固溶体によ
ると推定し、表面に存在するPb成分を除去することで
絶縁抵抗の低下を防ぐことができると推測した。そして
、酢酸と酢酸アンモンなど酢酸系の特殊な性質に着目し
た。すなわち、PbO やPbO2のような酸化物はH
2SO4 には溶解しないが、酢酸や酢酸アンモンには
溶解して酢酸鉛[Pb(CH3CO2H)] を形成す
る。そこで、本発明は外部端子の酸化膜除去処理に先立
って酢酸または酢酸アンモン水溶液への浸漬を行い、遷
移層において表面に存在するPb成分を溶解除去するも
のである。
【0017】
【実施例】外部端子の構成材としては42%Ni−Fe
 合金を用い、これを0.5 mmピッチ, 線幅0.
2 mmに打ち抜いたリードフレームを用いて図1およ
び図2と同様な構造をもつ半導体パッケージを形成した
【0018】そして従来はメッキ治具へ装着した後、酸
化膜除去→錫メッキ→中和→治具よりの除去→乾燥の処
理が行われていたのにに対し、前処理として酢酸浴浸漬
または酢酸アンモン浴浸漬を加えた。すなわち、酢酸浴
浸漬としては濃度50 ml /lの水溶液に35℃で
60秒の浸漬を行い、また酢酸アンモン浴浸漬としては
濃度50g/l の水溶液に35℃で60秒の浸漬を行
を行った。
【0019】そして、酸化膜除去処理はH2SO4 浴
を用い、Snメッキは硫酸錫(SnSO4)−H2SO
4−スルフォン酸系の硫酸浴を用いて行い、中和は酒石
酸アンモンとアンモニアとのアルカリ浴で行い、水洗洗
浄した後、100 ℃で約10分乾燥した。表1は封止
ガラスの種類を変えて試作した場合の導電性付着物の発
生数を示している。
【0020】   この表1の結果から、無処理のパッケージは殆どの
場合、導電性付着物が発生するのに対し、本発明を適用
することにより、発生を無くすることができた。
【0021】
【発明の効果】半導体パッケージの外部端子に対してメ
ッキを行うのに先立ち、酢酸や酢酸アンモンのような酢
酸塩水溶液に浸漬する本発明の実施により、外部端子と
封止ガラスの境界部における導電性付着物の析出をなく
することができ、これにより微小ピッチのパッケージに
ついても端子間の絶縁を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】導電性付着物の析出状態を示す部分拡大図、

図2】ガラス封止パッケージの構成を示す断面図、
【符号の説明】
1    外部端子 2    封止ガラス 3    基板 4    半導体チップ 8    導電性付着物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ガラス封止パッケージの外部端子に電
    気メッキを施す際に、該メッキの前処理として前記パッ
    ケージを酢酸または酢酸塩水溶液に浸漬することを特徴
    とするガラス封止パッケージ端子へのメッキ方法。
JP40213490A 1990-12-14 1990-12-14 ガラス封止パッケージ端子へのメッキ方法 Withdrawn JPH04215463A (ja)

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ID=18511954

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009299178A (ja) * 2008-03-19 2009-12-24 Rohm & Haas Electronic Materials Llc バックグラウンドめっきを抑制する方法
US9666547B2 (en) 2002-10-08 2017-05-30 Honeywell International Inc. Method of refining solder materials

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US9666547B2 (en) 2002-10-08 2017-05-30 Honeywell International Inc. Method of refining solder materials
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Effective date: 19980312